西谷 角打「白井酒店」 

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第648回 2016年6月22日(木)  【地域別】 【横浜】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 西谷 角打「白井酒店」 


  ~ ホームから見える駅前角打 ~


  

  



  
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 酒屋さんで酒を買い、そのままそこで飲むこと=角打ち(かくうち)の出来る酒屋さんは本当に減っていっている。
 そんな中、横浜市にはまだまだ角打ち可能な酒店が残っている。
 ずっと以前から気になっていた相鉄線の西谷駅のホームから見える酒店「白井酒店」に行くことにした。
 何か他に用事があった訳ではない、このお店に行く為、切符を買い、相鉄線に乗って西谷駅へ向かったのである。
 西谷駅の改札を出ると左手へ。左手の階段を二俣川方面へ降りると、すぐ先に白井酒店さんが見える。
 間口の広い立派な店構えの右側に「ほまれ」と書かれた紺色の暖簾が掛かっている。
 すぐ左脇に緑色の公衆電話。昔はこの公衆電話を使って様々なギャンブルのエントリーが出来たのかもしれない。これは私の勝手な想像である。
 
  

 駅の中から見ると、本当に間口の広い立派な酒店さんであることが解る(下写真)。

  

 暖簾をくぐると左手に一直線のカウンターがあり、そのカウンターの中から酒を提供できるようになっている。
 そして、右手の壁側にも一直線のカウンターがある。カウンターの中には、お店のご主人と女将さんらしき方がいらっしゃる。
 左手の酒店側とは完全に区切られ、独立した空間となっているのだ。先客は男性の方が二人。

 まずは、ご主人にキリン一番搾りスタウト黒小瓶334ミリ(二四〇円)をお願いする。

 乾き物がいろいろと置いてある。わさびえんどう(一一〇円)も買う。
 ビールをグラスに注ぎ、飲みながらビールのメニューを見る。大瓶は三七〇円、中瓶は三二〇円、小瓶は二四〇円。
 実にリーズナブルな上に、大中小とあるので助かる。
 右手の壁カウンターに七人、左手のカウンターに八人ほど立てるだろうか。


 左手奥の男性の方と左手入口に後から来られた男性の会話が楽しい。
 純米酒(二八〇円)の文字が気になる。銘柄は書いていない。普通酒二三〇円もある。

 「純米酒お願いします」
 「ハイ、純米酒ね」
 
 すると、手前側のお客さんがおっしゃる。

 「いやだなぁ、みんな純米酒飲むんだよなぁ・・・」

 笑顔である。タイミングよく言われたので嫌な気持ちにはならない。

 この辺りから美人の女将さんが登場された。
 お客さん同士の会話に少し加わり、話の間を作っておられる。

 三杯目はレモン割(三五〇円)である。

 これが危険な飲み物であることは事前調査で知っていた。
 焼酎はサワーグラスの真ん中まで入っている。しかも氷は無し。

 「凄い焼酎の量ですね」と言うと
 「うちはチェーン店の4倍入ってますよ」と女将さん。

 やはり、危険な飲み物である。少し食べておかなければと思う。
 魚肉ソーセージ(九〇円)も頼んだ。

 常連さんから沿線の様々な飲み屋さんの話を聞く。よく知っておられる。
 やはり、じぇんとるまん各店のことは話題に出た。
 各店のスタッフのことなど、よく知っておられる。

 常連の方との楽しい会話がエキサイティングであった。
 酒場に寄ると物語をもらえる。楽しいひと時であった。
 本当にこのお店に訪問出来て良かったと思う。
 素晴らしい角打ち(かくうち)である。

 午後六時から七時まで一時間ほどの滞在。
 酒三杯とつまみ二種。これで一〇七〇円。
 本当のセンベロである。



西谷 角打「白井酒店」 
住所 神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷町1083
電話 045-381-1311
定休日 日曜日
営業時間 9:00~21:30
交通 相鉄線西谷駅下車徒歩1分。



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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

星川 小料理屋「喜喜(きき)」 

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第647回 2016年6月17日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】




 星川 小料理屋「喜喜(きき)」 

  ~ 小料理とは何? 夫婦で営むお店の店名に意味あり ~


  


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 相鉄線の星川駅の南側のバス通りを「横浜ビジネスパーク」方面へ歩いていた。
 SAKURAと二人である。二人とも手には缶酎ハイ。いつもの歩き飲みのスタイルである。
 すると、左手に駐車場があって、そこに男性が立っていた。黒板メニューもある。
 お店の軒下にはホッピーと書かれた赤提灯が下がっている。

 「小料理屋喜喜です。よろしくお願いします。」と男性。
 「小料理屋さんなんですか?」
 「うちの奥さんがつくる本場の餃子美味しいですよ。」
 「中華なんですね」
 「中華だけではなくて何でもあります。」

 明日は休みでもあるので餃子を食べたいという気持ちもあった。そこで二人でお試しで入ることにした。
 しかし、手に酎ハイの缶を持っている。躊躇う。

 「そのまま、どうぞ、どうぞ」と言ってくださるので酎ハイを持ったまま入店。店内で飲み干すことになった。
 建物左側面の入口から入ると右手にカウンターが五席ほど、左手には四人掛けテーブルが二つ。
 カウンターには男性の先客一人、カウンターの中の奥様が笑顔で迎えてくれる。奥のテーブル席に座った。

 

 そして、すぐに選んだのはSAKURAはキリン一番搾り中瓶(五〇〇円)、私は黒ホッピーセット(四五〇円)。もちろん氷無しでお願いする。ホッピーセットは、ジョッキ、焼酎、ホッピー瓶がよく冷えた完璧な三冷。好感度急上昇だ。もちろん、餃子(二五〇円)を二人前たのんだ。
 ビールはサッポロ赤星キリン一番搾りスーパードライの三種類が用意してある。ビールには好きずきがあるのでこれも良い。

 

 餃子が美味しかった。冷凍などではない家庭的な作りの餃子である。
 中華だけではない、いろいろなおすすめ料理もあり。短冊メニューをマスターが持ってきてくれる。
 中国福建省出身の奥様が料理を作ってくれる本場の中国料理もあるけれど、ポテトサラダなど居酒屋メニューもちゃんとある。

 豚足煮(三五〇円)をSAKURAが選んだ。
 これが酢味噌で食べる一般的な豚足とは違い、とても美味しかった。

 紹興酒三年(四〇〇円)温めてもらった。これが上手い。身体に染みてゆくような紹興酒だった。
 
 

 星川から天王町界隈は中華料理のお店、そして、中華居酒屋のお店が多い。私の知っているだけは九軒はある。
 マスターと少しお話が出来た。マスターは日本の方なので、よく日本の客の好みを研究されている様子。
 日本酒もきちんと有名銘柄を置いている。

 

 テレビで流れるのは徳永英明のライブ番組。哀しいニュースニュース番組よりも音楽はいい。
 SAKURAはお気に入りの豚足にかぶりつく。
 紹興酒で身も心も温まった。

 少し調べてみると、中国で結婚式を挙げる時、飾り物として、式場の窓などに『喜』の字を2つ横に並べた文字の紙を貼るそうで、『喜』は日本語でも喜び、楽しいという意味があるが、中国では『喜』の字を2つ横に並べることは、夫婦二人がこれからいつまでも、離れずに一緒だという気持ちがこもっているとのこと。
 まさに、御夫婦で営む小料理屋「喜喜(きき)」 さんにぴったりの店名である。

 一般的な「小料理屋」というイメージとは違うけれど、少しづつ楽しめる三〇〇円メニューも豊富で一人で気軽に寄ることが出来る小皿料理のお店であった。

 午後五時から六時まで一時間ほどの滞在。 お支払いは二人で二二〇〇円であった。



星川 小料理屋「喜喜(きき)」 
住所 神奈川県横浜市保土ヶ谷区星川1-5-11
電話 045-333-2377
定休日 火曜日
営業時間 17:00~23:00
交通 相鉄線星川駅下車徒歩3分。



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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

菊名 酒場「いいじ~」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第646回 2016年6月14日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 菊名 酒場「いいじ~」 


  ~  あっ回した! シャリ金が吞める店 ~


  


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 東急東横線の菊名駅で降りることはあまりない。
 JR横浜線への乗り換え駅なので、新横浜で行われるイベントや祭事に参加する為に乗り換える場合だけである。
 そんな菊名で降りてみようと思ったのは、中目黒を中心に祐天寺、武蔵小杉にも出店している激安大衆酒場の小規模チェーンに行ってみたかったのである。
 菊名駅の改札を出て東口に降りて、店の前まで行ってみると、「しばらく休業させていただきます」と書かれた紙が貼ってあった。すぐ目の前のサラリーマン・グループもその紙を見てがっかりされていた。
 そこで、しばらく駅周辺を歩いて見ることにした。まずは、東口側の通りを北上する。ところがこれといった店は無い。少し行ってから東横線を渡る駅北側の横断歩道橋を渡って西側に降り立った。
 有名な串カツの多店舗チェーンのお店が路地の入口にあった。まだ、混んでいない様子だ。
 常に新しい店を探している居酒屋探偵としては有名チェーン店に入る気持ちは起こらない。その路地の少し奥に赤提灯を発見したのである。
 前まで行ってみると、左手にホッピー赤提灯が二本下がっており、右手外に焼き台が置いてあって、「お持ち帰り承ります」という張り紙。
 
  ←酒場「いいじ~」

 引戸を開けて中に入る。左手のL字型の立ち飲みカウンターに八人、右側の大きなテーブルにも八人くらい立てるかもしれない。

 まだ早い時間なので、先客はカウンターの中心辺りに立っておられる若い男性のみ。
 カウンターの中にマスターらしき長身の方。もう一人の焼き方の男性も大きい。男酒場である。

 「ホッピーお願いします」と私。
 「はい、ホッピーですね」とマスター。
 「氷いらないんですけど。」と私。
 「当たり前じゃないですか〜」と笑顔のマスター。面白い。

 そして、持ってきてくれたのは冷えたホッピージョッキに凍らせた焼酎を入っており、冷えたホッピー瓶が一緒に来る。

 「シャリ金です。」とマスターが言う。シャリ金とは凍らせたキンミヤ焼酎のことである。

 私は、すぐにホッピー瓶を取り上げるとホッピージョッキの中に少し瓶を回転させながら投入した。

 「あっ、回した!」とマスター。
 
 野毛のホッピー仙人考案のトルネードはジョッキの側を回転させるのだけれど、それは難しいので逆にホッピー瓶を持った手首を回転して注ぐ、簡単逆トルネードである。

 シャリキンホッピーセット(四五〇円)を美味しくいただく。

 「うちは、かしら二本きゅうりは自動的に出てくるのですけど。」とマスター。

 かしら(一五〇円)二本で300円。お通しきゅうり(二〇〇円)200円。

 外の焼き台で焼いてくれたかしらが出てきて、きゅうりと一緒にいただきながらすぐに一杯目を吞んでしまった。
 
 二杯目はホッピーセット黒(四五〇円)。シャリキンに簡単逆トルネードでホッピーを注ぐ。

 焼き物を追加。こぶくろ(一八〇円)とかしら(一五〇円)。

 こぶくろタレでお願いした。疲れている時はタレを頼む。

 並びの先客の方と東横線沿線の様々な店を様子を話す、酒場の噂話になった。
 酒場の客同士の交流として、他の酒場のことを話すのは一番良い。
 お店の方は常連を逃すのではとハラハラするかもしれないが、他店の情報を得るという意味でも酒場の噂話は重要と考えている店主の方も多いに違いない。

 営業時間を聞いてるみると午後四時から十一時くらいまでとのこと。
 午後八時三〇分ころには焼き台の火を落とすので、それ以降はお酒と焼き物以外のおつまみでバー状態とのこ

 店名の「いいじ~」の由来を聞いてみる。
 マスターによれば気軽に来てもらいたいからとのこと。「easy=イージー」からの店名である。

 午後五時半から六時半まで一時間ほどの滞在。お支払いは一七三〇円であった。

 思えば、外観に何の装飾もない。それが、入った理由だった。
 私の場合、派手な看板やスローガンを見ると興ざめしてしまう。
 大衆酒場好きでそういう方は多いに違いない。

 外のスローガンよりもマスターやお店の方の人柄と接客の方が重要である。
 
 「いいじ~」の店名らしく、気軽に楽しく飲むことが出来た。




菊名 酒場「いいじ~」 
住所 横浜市港北区菊名7-2-8
電話 080-3445-1405
定休日 日曜日
営業時間 16:00~23:00
交通 JR横浜線菊名駅/東急東横線菊名駅下車徒歩3分。



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蒲田 大衆酒場「晩杯屋 蒲田西口店」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第645回 2016年5月17日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 蒲田 大衆酒場「晩杯屋 蒲田西口店」


  ~ 「蒲田行進曲」の名場面のような階段をあがるとそこはハイテク酒場だった ~

  
  


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 東京で急成長を続ける激安居酒屋チェーン「晩杯屋」の一号店(本店)を紹介したのは、居酒屋探偵DAITENの生活の第254回 2009年9月2日(水)の記事であった。実に八年前のことである。その時の一号店の小さな店構えから現在の発展を想像することなど誰ができたろうか。
 晩杯屋を展開する株式会社アクティブソースさんのサイトで見ると店舗数は30店となっている。
 それを成し遂げた人、金子源社長のインタビュー記事を日刊ゲンダイに見つけた。(転載御容赦)

 

 そして、私が第254回で紹介した一号店は武蔵小山駅前の再開発に伴い、今は無く、近くに大箱の仮店舗の本店が出来ている。株式会社アクティブソースさんの公式サイトのトップ画像としても残っている、あの狭い路地奥の一号店の外カウンターが懐かしく思い出され、極寒の中、凍えながら熱燗を外で吞んだ思い出がよみがえる。

 そんな晩杯屋が東京城南地区の大衆酒場の街、蒲田に出店したと聞いてやってきたのである。
 周辺をパートナーのsakuraと探すも看板はあれども店舗を見つけられない。

 目星をつけていた立ち飲み「銀次郎」の側に行ってしまい、うろうろしている内に、並びのビルの二階に晩杯屋があることに気づくも入口がみつからない。
 「城」に雇われた測量士Kが、いつまで経っても「城」の中に入ることができずに翻弄される様子を描いたカフカ小説「城」を思い出す。

 やっと、駅側に面した方に戻ってビルの狭い入口を入ってゆくと、そこに階段を発見した。さらに、階段下のビル南側にも広い入口があったのである。その階段下周辺の一階はこれから何か入る予定らしく空店舗になっていた。暖簾の「いらっしゃいませ」の言葉がうれしい。(写真)

 

 
  ここは蒲田である。左右からたくさんの黄色い提灯に照らされ、やや急な一直線の階段を上がりながら、映画「蒲田行進曲」の名場面の階段落ちのシーンが思い出してしまったのは私だけに違いない。なにしろ、三十五年前、一九八二年公開の映画である。

 

 
  階段を上がりきると、思いの外広い空間になっていた。たくさんのテーブルがあり、すでに多くの方が吞んでいる様子。
 右手のレジにいた外国の女性の方に聞かれた。

 「立ちですか、座りですか」

 その言葉で階段の左手の空間を振りかった。そこは立ちのみ専用の場所となっていた。二十人ほど立てるL字カウンターが右手にある。その中は調理場。前述の大階段を囲むようにできた空間に四人くらい立てる立ちのみテーブルが五個。
 迷わず、立ちのみを選んだ。
 お客様もお店の方も、皆さんこちらを見ていない間に、一枚だけ店内写真を撮らせてもらう。御容赦である。

 

 
 さて、これでお願いしますと示されたのが下のタブレット端末。

 
 
 
  タブレット端末の注文を味気ないと感じる方もいるかもしれない。しかし、使ってみるとこれがよく出来ているのである。
 大手チェーンがずいぶん前に導入した頃の使い勝手の悪さとはかなり違う。
  酎ハイは二五〇円と安く、ホッピーセットバイスセットハイッピーセットはいずれも三七〇円という設定。大衆酒場ファンが好きなホッピーバイスハイッピーがいずれも用意されており、ホイスまであるのだ。
 
 


 まずは、私はホッピーセット(三七〇円)、sakuraはトマト割り(二九〇円)を選び、タブレット端末を押す。皆さん、スマートホンに慣れているので、タッチすることに抵抗は無いと思う。
 つまみは、晩杯屋といえば安いマグロ刺しである。マグロ刺し(二〇〇円)をタッチして、続いて、ブリ刺し(二〇〇円)をタッチする。

 

 タッチしてからすぐに、調理場側の小さなプリンタから注文伝票が出てくる。
 働く外国の女性たちと調理場の間でおきそうな注文ミスもこれで少なくなるに違いない。そして、本当に刺身がすぐに出てきた。

 注文が楽しくなってくる。煮込み(一三〇円)、たくあん(一一〇円)、ポテサラ(一三〇円)とつづけてタッチしてしまう。値段も安く、ついつい押してしまう自分がいる。

 二杯目はsakuraはグレープフルーツサワー(二九〇円)、私は生青みかんハイ(二九〇円)を選ぶ。揚げギンナン(一五〇円)も追加する。

 タブレット端末にもなれ、いろいろなページを見ているうちに、ホッピー外バイス外ハイッピー外が並ぶページを発見。いずれも一五〇円。外、つまり、それぞれの割り物の瓶を注文しやすくなっているのはうれしい。
 昔よくあった、ホッピーの外だけを後から追加注文したい人とお店の方との意思相通の失敗を見てきたので、これは実に便利である。
 そして、三冷ホッピーを発見、やはり、タッチしてしまった。

 「三冷ホッピーまであるよ」と私。
 「良かったわね」とsakura。
 「遠慮しながら、あの~ホッピーの氷いらないんですけど・・・と言わずにすむよ」と私。
 
 氷を断った時の怪訝そうな店員の方の顔を何度見てきたろうか。気の弱い私にとって、それはそれで苦痛なのである。

 


 うれしそうに【注文へ】という文字をタッチする私をsakuraが笑いながら観ている。

 

 そして、何も言わずとも三冷ホッピー(三七〇円)はやってきたのである。
 
 


 安くて注文する相手を探す必要もなく、注文したものがすぐに出てくるので、ついつい頼みすぎてしまうという可能性はある。
 しかし、ちゃんと、注文履歴を振り返るページもあるので、時折、内容をみてみるのがコツかもしれない。

 

 メニューの中に晩杯屋の有名なメニュー、ロマネコンティもタッチパネルに存在。
 値段は二〇五万七〇〇〇円である。
 これを間違って押してしまった時、何かが起こるようにプログラミングされているのだろうか。すんなり、出てきてしまうとは思えない。
 
 三冷ホッピーがストレスなく頼めるのがうれしかった。
 そして、安さ。

 飲み物五杯、つまみ、六品で税込み二五三〇円であった。一人一二六五円。

 立ち吞み店として成長した晩杯屋チェーンの中で、祐天寺、秋葉原、そして、この蒲田西口にと増殖する大衆酒場を冠した晩杯屋は、周辺の居酒屋にとって驚異であり、安く吞みたい大衆酒場ファンにとっては助かる存在である。

 追記 2017.7.28
 
 2017年7月27日の日本経済新聞ネット版の記事によると、うどん店「丸亀製麺」を運営する株式会社トリドールホールディングスが「晩杯屋」を運営する株式会社アクティブソースの株式を取得し、グループ化するとのこと。ハイテク酒場化は、これから始まる「晩杯屋」の全国展開への布石だったのか。なお、「晩杯屋」は外食アワード 2016を受賞とのこと。



蒲田 大衆酒場「晩杯屋 蒲田西口店」
住所 東京都大田区西蒲田7-29-5 ニューカマタビル2階
電話 03-6428-7479
定休日 年中無休
営業時間 平日15:00~23:30/土日祝13:00~23:30
交通 東急池上線・東急多摩川線蒲田駅下車徒歩1分、JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩2分




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テーマ : 居酒屋
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二俣川 国民酒場「じぃえんとるまん」二俣川駅前店

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第644回 2016年4月22日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 二俣川 国民酒場「じぃえんとるまん」二俣川駅前店


  ~ ついつい生ホッピー16通りの価格早見表を作ってしまった  ~

  

  
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 国民酒場「じぃえんとるまん」は、上大岡本店新杉田店三ツ境店二俣川天王町桜木町等に展開する激安地域立ち飲みチェーンである。次は横須賀中央に出店予定とのこと。

 「じぃえんとるまん」は、どのお店も駅から3分以内の近さの出店。仕事帰りにちょっと寄ることが出来るようになっている。
 そして、安い。とにかく安い。さらに、午後二時、三時といった早い時間から営業してくれているので、リタイアされた方にもぴったりである。
 
  

 二俣川に用事があり、急遽行かなければならなくなった。すぐに用事を済ませ向かったのである。
 相鉄線二俣川駅改札を出て、右手へ。コンコースを抜けて街道沿いへ向かい左手へ。すると、そのまま歩道橋につながっているので、それを渡った。渡った先の階段を下りたところの路地をそのまままっすぐ行くと左手に国民酒場「じぃえんとるまん」二俣川駅前店はあった。たそがれ時の赤提灯が美しい。

  
 
 過去に数回来ており、一度は臨時休業、もう一度は映画の撮影の為に貸切になっており、入れなかったことがあり、一度はあまりの盛況ぶりに躊躇したこともあった。
 縄のれんをくぐり店内へ。正面中央に大きな立ち飲みテーブルがあり、そのままカウンターにつながっている。右手にも壁カウンター、左手にも壁カウンター。左手に奥へ向かってカウンターがあり、右手は調理場になっている。
 左手の奥の方へ入ってゆくと真ん中辺りの調理場への入口脇に立つことができた。

 まずは、茨城の地酒白菊(三五〇円)と小肌(三〇〇円)、そして、白菜(一六〇円)を頼んだ。茨城の地酒白菊「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」でも時々吞むお酒である。

 入口に近い立ち飲みカウンター席辺りはグループ客が楽しそうに話している。こちらのカウンター席は一人客が並んで静かにのんでいる。
 
 二杯目はホッピーを吞むことにした。しかし、普通のホッピーセットではない。国民酒場「じぃえんとるまん」チェーンの中でも二俣川駅前店だけで飲める樽生ホッピーを選ぶことにした。

 その生ホッピーにはハーフアンドハーフがある。
 ハーフアンドハーフを半分ずつ注いだもの。
 値段は中ジョッキは三二〇円、大ジョッキは四二〇円、ジャンボは五二〇円、メガは七二〇円という価格設定。さらに、氷無しの場合はプラス五〇円、焼酎にキンミヤに替えるとプラス五〇円とのこと。

 ついつい、「生ホッピー早見表」を作ってしまった。こんな感じになる。
 

 私は中ジョッキで普通焼酎の白樽生ホッピー氷無し(三七〇円)を選んだ。
 あくまで、自分用に個人的に作った表である。間違いがあったら教えていただきたい。
 一度、キンミヤ焼酎を使った氷無しのメガ生ホッピー(八二〇円)を一度吞んでみたいものである。

 つまみは、ポテトサラダ(二〇〇円)。値段の割りに多めのポテトサラダである

 店内にいらっしゃるお客様が楽しい。素敵な帽子の熟年カップル。着ておられるファッションが横浜らしく明るいのだ。
 なんとなく、大箱の天王町店とは店内の雰囲気が違う。店の広さや作りの為かもしれないが本来の立ち呑み店に近い。
 並びの方は瓶ビール(三八〇円)で、「サクッ」という表現を使いたくなるほど、吞んですぐに帰られた。

 さて、私も帰ることにしよう。
 お酒二杯、つまみ三品でお勘定は一三八〇円であった。



  


二俣川 国民酒場「じぃえんとるまん」二俣川駅前店
住所 横浜市旭区二俣川1-5
電話 045-392-2286
定休日 無休
営業時間 月曜日~金曜日 14:00~23:00 土曜日 14:00~22:00 日曜・祝日 12:00〜22:00
交通 相鉄線二俣川駅下車北口より徒歩1分
公式サイト http://otsumami.webcrow.jp/index.html



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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

武蔵新田 居酒屋「べーやん」 第5回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第643回 2016年4月12日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 武蔵新田 居酒屋「べーやん」 第5回


  ~ まるで回遊魚のように大きな円を描いて戻ってくる場所 ~


  

  
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 まるで回遊魚のように、大きな円を描いて戻ってくる。居酒屋探偵はそんな風にお店にあらわれる。
 そんな理想で居酒屋をめぐりたい。
 今日も武蔵新田の禁煙酒場「べーやん」に寄ってみた。
 ご無沙汰である。

 東急多摩川線武蔵新田駅から環状八号線側に出て、信号を渡り、精肉店と蕎麦店の間を抜けて、環状八号線と平行に走る裏通りを渡って右斜めの道に入った右手に禁煙酒場「べーやん」はある。「居酒屋べーやん 店内禁煙」と入口左手に書いてある。

 

 「禁煙じゃなければもっと来るのに」というお客さんがいるそうだ。でも嘘である。
 「立ち飲みの店に行って、椅子を置いてくれたら毎日来るのに」と何度も言って、お店の側がついつい椅子を置き始めてしまうと、最初は少し来てもすぐに飽きてしまい来なくなる人と同じである。
 禁煙を止めてしまったら「べーやん」ではなくなる。禁煙であることが「べーやん」らしさなのである。
 今年に入って営業時間が変わった。午後五時半から午後十時半まで。定休日が日曜、月曜、そして祝日となったのである。

 

 「あれですね」とマスター。「お願いします」と私。
 ホッピーセットを冷えたビールジョッキで出してくれるのである。

 まずは、煮卵(一〇〇円)をいただく。
 
 

 マスターとお互いの近況について話すのは毎回のこと。
 それから新作つまみの研究のお話。これが楽しいのだけれど企業秘密でもあるのでここではあまり紹介はしない。

 「くるみとクリームチーズのカナッペというのはどんな感じですか」と私。
 「ジャムがちょっと効いてまして・・・」

 くるみとクリームチーズのカナッペ(二八〇円)を頼む。たしかに、ジャムが効いている。

 やがて、女性のお客様が登場される。
 そして、ホッピーセットを頼まれた。
 居酒屋をいろいろと巡っているとのこと。なかなか渋いご発言が続く。居酒屋ファンである。

 「すみません、中、お願いします」と慣れた様子の一言。かっこいい。

 居酒屋「べーやん」は禁煙である為か、一人客の女性率が高いような気がする。

 チューハイ(二五〇円)を二杯目に選んだ。二五〇円のチューハイというのは安い。
 居酒屋「べーやん」は、元々お寿司屋さんだった時のままの奥行きのあるカウンターが渋くて素晴らしい。寿司や割烹のようなので高いお店のように思えるが本当に安く飲める店である。

 屋久島芋焼酎三岳が今は安くだしてくれている。
 三杯目は芋焼酎 三岳(四五〇円)をロックでお願いする。

 つまみは、素揚げピーナツ(一〇〇円)。三岳がうまい。

 居酒屋「べーやん」は居酒屋の姿をした禁煙居酒屋風バーのようでもある。

 四杯目は健康を考えて、どくだみハイ(二三〇円)。

 さきほどの女性客の方に、さらに、他のお客様もまじえて、武蔵新田の様々な酒場の話で盛り上がる。まさに、地元酒場である。
 
 午後六時から七時半まで一時間半の滞在、お支払いは一七六〇円であった。

 また、回遊魚のように大きく円を描いて戻ってこよう。次はいつだろうか。



武蔵新田 居酒屋「べーやん」
住所 東京都大田区千鳥2-36-1
電話 080-3313-8164
定休日 月曜日・日曜日・祝日
営業時間 17:30~22:30(ラストオーダー22:00)
交通 多摩川線武蔵新田駅下車徒歩1分。




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 演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第642回 2016年3月5日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」


  ~ 保土ヶ谷のギャラリーのあるスタンディングバー ~


  


  
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 保土ヶ谷駅東口側には間口の狭い店が並ぶ、いわゆる「ハモニカ横丁」的な商店街がある。
 しかし、そこは横丁ではない。東海道=国道一号線沿いなのだ。
 JR横須賀線の保土ヶ谷駅改札を出たら左手へ。国道を渡る歩道橋方面には行かず、その向こう側の階段を下りる。まっすぐ行き、コンビニの入口を見ながら左へ曲がると東海道=国道一号線沿いに出る。そこは歩道になっている。
 道の向うまで駅側から歩道橋が渡っており、その先にバスやタクシーが停まるロータリーがある。保土ヶ谷駅には西口にも東口にもバスロータリーがあって、実は横浜中の各所にバスで行くことが出来る。

 東海道=国道一号線沿いの歩道は、人がすれ違える程度の巾。左に五十メートル、右に百五十メートルほど、歩道には屋根があって、雨に濡れずに買い物ができるのだ。右に歩いてゆく。すると、右手に小豆色の暖簾と「大蛇堂」と書かれた提灯を発見する。「大蛇堂」という名前の居酒屋さんかと思うが、実は暖簾に書かれた「あるこーるすたんど」の方が店名である。「大蛇堂」提灯の由来は後述。

 

 小豆色の暖簾をくぐって店内へ。右手に立ち呑み用L字カウンター。十人程度は無理なく立つことが出来るだろうか。
 カウンターのビールサーバーの美しい金色が目に入る。左手の壁は全面赤色でなかなか斬新だ。そこにはレトロ調のポスター。奥に階段が見え、階段の上に液晶テレビがある。カウンター内の壁際にたくさんの焼酎の瓶が並んでいる。

 

 入口を入って右手前にウイスキーの樽が置かれ、周りを囲んで立つことができる。グループ客にはこの場所が良い。

 

 カウンターの奥の方に立つ。カウンターの中にはマスターらしき男性が一人。
 お酒類は泡盛、焼酎、ワイン、ビールと多くの種類を扱っているけれど、つまみは「沖縄料理」に特化している。

 セットメニューが三種類ある。
 ビールセット(一〇〇〇円)は、レーベンブロイとエーデルピルスの二杯とミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくのつまみ。
 ワインセットは、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインの中から二杯選び、オリーブとクリームチーズのつまみ。
 日本酒セットは、日本酒二杯を選んで、チラガーとワタガラスのつまみ

 その中からビールセットを頼んだ。最初にレーベンブロイが出てくる。私の好きなビールである。
 そして、ミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくが出てくる。

 ビールを飲みながらマスターと話をする。
 二階と三階は「ギャラリー」になっているとのこと。

 「だいじゃどうっていう提灯が下がっていたので、お店の名前かと思いました」と言う。 
 「大蛇堂と書いて、おろちどうと読むんです。店の名前ではなくて、二階のギャラリーに出店しているアーチストの方のアーチスト名なんです」とのこと。

 二階のギャラリーは3月5日の時点では工事が残っていたのだけれど、養生シートが残っている中、見せてもらった。
 ギャラリーとしての広さもちゃんとあって、これからが楽しみである。出来上がった頃に再訪してみよう。

 この後、「かたびら・スペース・しばた。」の柴田代表が合流。
 
 ハイボール(四〇〇円)、スパークリングワイン(三〇〇円)、レーベンブロイ(五〇〇円)等を飲みながら、二階を再び見せてもらったり、マスターと三人でお話をする。

 合計金額の記録をとらず、この日はアバウトに終わる。

     ※       ※       ※

 2016年4月1日(土) 再訪 追記

 さて、前回よりほぼ一ヶ月がたった土曜日、スタンディングバー「あるこーるすたんど」に再訪してみることにした。

 午後二時半くらいである。
 暖簾をくぐって中に入ると、早い時間なので先客はいない。
 そして、今日はマスターではなく、若くて笑顔の可愛い女性であった。

 今日は日本酒セットにしてみることにした。
 日本酒二杯を選んで、チラガーワタガラスのつまみのセット。

 選んだのは、四季櫻特別本醸造
 お酒はブランデーグラスに足の無いようなおしゃれなグラスで提供される。想定外の形状。
 いわゆるマスにグラスを入れるセットより香りが立って良いかもしらない。
 さらに、大ぶりのグラスで水も一緒に出してくれるのが助かる。
 チラガーとワタガラスが出させる。

 「うち、二階がギャラリーなんですよ、良かったら見ていってください」と女性。
 「前回来た時はまだ工事が残っていたので、是非、今日も見せてもらいます」と私。

 二階はすっかり綺麗に出来上がっていて、作品の展示も始まっていた。 

 

 さらに、三階も雰囲気のある照明の独特なギャラリー空間になっている。
 
 

 日本酒セットを頼んだ人には、韓国海苔をワンパックプレゼントとのこと。良いツマミになる。

 二杯目は岩手の月の輪純米酒を選ぶ。

 単品ツマミのメニューを見る。韓国のり(一〇〇円)、キムチ(三〇〇円)、チャンジャ(三〇〇円)、もずく酢(四〇〇円)、豚タンスモーク(五〇〇円)などがある。

 テレビでは「孤独のグルメ」のシーズン6の宣伝番組をからめたスペシャルな内容。北海道が舞台。旭川。三四郎と自由軒が紹介されていた。自由軒の名物味噌汁がすごい。お店の女性も時々見るそうである。

 店内にはジャズが流れている。

 最後に樽生スパークリングワイン(三〇〇円)をいただく
 樽が気になったので話すと。これです樽型のサーバーを見せてくれる。
 さわやかな味であった。

 土曜日の午後のアートと音楽と酒。なかなか、良い時間をすごすことができた。
 午後二時半から三時十五分まで四十五分ほどの滞在。お支払いは一三〇〇円であった。



スタンディングバー「あるこーるすたんど」
住所 横浜市保土ヶ谷区岩井町53
電話 045-315-4563
定休日 無休
営業時間 月曜~金曜 19:00~25:00 土曜日 13:00~25:00 日曜日 13:00~24:00 
交通 JR保土ヶ谷駅東口から徒歩2分




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平沼橋 やきとり「たにむら」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第641回 2016年3月3日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 平沼橋 やきとり「たにむら」


  ~ 横浜環状一号線浅間下バス停前の焼き鳥店 ~

  

  
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 横浜駅周辺を散歩することが多い。
 横浜駅西口側に出ると高島屋デパートの北側を歩いて、帷子川(かたびらがわ)から分流する新田間川(あらたまがわ)が横浜駅前の手前で直角に曲がる辺りの内海橋を渡り、そのまま岡野交差点を渡って、次の岡野公園交差点へ至り、交差点を右へ曲がった。
 しばらく歩いて、再び新田間川(あらたまがわ)にかかる橋を渡って、浅間町郵便局の交差点を左に曲がり環状一号線の歩道を歩いていると浅間下バス停があった。
 今日の目的地はそのバス停近くにあるやきとり「たにむら」

 

 やきとり「たにむら」さんを知ったのは、第613回で紹介した天王町の焼き鳥「とりいちもんじ」さんの本店が浅間下辺りにあって、店名をやきとり「たにむら」というらしいと人から聞いたのである。

 今まで二回ほど店の前まで来てみたのだけれど、いつも満席の様子。入れずにそのままバスに乗って移動した。

 

 入ると右手に十人ほどが座れるL字カウンター。今日は不思議と空いていて、店内に先客は二名。
 カウンターの真ん中辺りに座らせてもらう。カウンターの中にお店の方が二人。いずれも男性だ。

 まずは、茅ヶ崎の酒、天青(六五〇円)の熱燗を頼む。

 チロリで温めた燗酒。少し吞むと、チロリに残った分もぐい呑に入れてくれる。

 やきとりを頼む。もも(一六〇円)、ぼんじり(一六〇円)、せせり(一八〇円)、なんこつ(一八〇円)を各一本。

 母さんのポテトサラダ(三〇〇円)はきゅうり玉ねぎが多く入っている。健康を考えてくれるから「母さんの」なのだろうか。

 やきとりを食べていると、「塩加減大丈夫ですか?」と笑顔で聞いてくれる。
 気を使っていろいろと声をかけてくれるのは支店と同じである。

 カウンターに座っていた先客の方が立ち上がる。
 そして、「時刻見てくる」と外へゆき、すぐに戻ってこられた。
 浅間下バス停はたくさんの系統のバスが通るので便利である。


 鶏肉専門店「梅や」というシールが焼き台側に貼ってある。

 先日、「かたびら・スペース・しばた。」の柴田オーナーが買ってきてくれた焼き鳥も「梅や」だった。鶏肉専門店「梅や」野毛都橋の近くにある有名な鶏肉専門店である。

 ささみ(一四〇円)はうめみそわさびゆずから選ぶ。うめにすることにした。ねぎ(一四〇円)も塩で頼む。
 
 少しのどが渇いた。ちっちゃいビール(三五〇円)で締めることにした。

 さあ、バスが来る。帰ろう。お勘定をお願いする。
 午後七時から七時四〇分まで四〇分ほどの滞在。お勘定は二六二〇円であった。

 因みに、やきとり「たにむら」さんは環状一号線沿いの浅間下バス停そばにあり、支店の「とりいちもんじ」さんも同じく環状一号線沿いの大門通りバス停前である。




平沼橋 焼鳥「たにむら」
住所 横浜市西区浅間町2-101-3
電話 045-313-0094
定休日 火曜日
営業時間 月曜・水曜~土曜 18:00~07:00 日曜日・祝日 18:00~23:00
交通 相鉄線平沼橋駅から徒歩8分/JR横浜駅西口から徒歩15分




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元住吉 立ち呑み処「夢や」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第640回 2017年2月17日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】

 元住吉 立ち呑み処「夢や」 第2回


  ~ 久しぶりに「夢や」訪問 ~




 
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 元住吉駅の西口側の商店街、ブレーメン通り商店街はテレビで取り上げられるので御存知の方も多いかもしれないが、駅の東口側のオズ通り商店街は御存知ない方も多いかもしれない。
 そのオズ通り商店街側を歩いてゆくと、五差路になっている部分がある。その五差路を右へ。次のT字路を右に曲がるとすぐの右手に今日の目的の立ち呑みのお店がある。呑み処「夢や」さん。すぐ前には、串カツのチェーン酒場、串カツ田中元住吉店がある。

 

 紺色の暖簾をくぐって中に入る。以前は縄のれんであった。
 左手には手前から奥へ、そして、左に曲がるL字カウンター。手前から奥にかけて七人ほど、一番奥で入口を見る側に三人ほど立てるだろうか。カウンターの入口を入ってすぐの辺りに二人ほどの先客。一番奥に壁際カウンター。そこに一人の方。
 奥の左手の壁際の液晶テレビがちょうど見やすい場所に立った。カウンターの中には男性の従業員の方、二人。前回のママさんはいらっしゃらない。 
 入れ物は無く、小銭を上カウンターに置くシステムでのキャッシュオン。さっと飲んで、さっと払って帰ることが出来る。
 まずは、レモンサワー(三〇〇円)とマグロぶつ(三五〇円)を注文。
 短冊メニューが背後の壁にたくさん貼ってある。メニューが豊富なのは頼もしい。

 隣の方が「白ください」と一言。
 すると、白ホッピーセットが出てくる。

 ホッピーセットは三八〇円、ホッピー中焼酎は一五〇円、ホッピー外は二五〇円。
 因みに瓶ビールは五四〇円。
 ホッピーセットはやはり四〇〇円ボーダーライン以下で頑張ってくれている。

 やはり、酒場での常連の皆さんの会話で多いのは、近隣の居酒屋さんの噂である。
 こういう話には、私はいつも聞き耳を立ててしまう。
 お店にとってもこういう話は参考になるのでお店の方も聞き耳をたてているに違いない。

 まずは、同じ沿線の新丸子に出店する立ち呑「晩杯屋」新丸子店の話。
 この取材の日、2月17日が開店とのこと。
 平日は午後3時から開店、土曜日曜祝日は午後1時から開店。年中無休とのこと。
 煮込み百三十円、まぐろ刺し二〇〇円といった値段設定。新丸子店が晩杯屋チェーンの神奈川県進出一号店とのこと。
 しかし、後で調べてみると、この晩杯屋新丸子店、関西串カツチェーン「まるりゅう」を展開するマルリュウフードサービスさんがフランチャイズに参加して出店したお店なのである。「まるりゅう」さんのサイトに開店を知らせるチラシが載っていた。

 祐天寺のもつ焼きの有名店「忠弥」の話題も出る。皆さん、いろいろと飲み歩いていらっしゃる。

 二杯目はトマトジュース割(三五〇円)を注文。

 やがて、入口からお年寄りの方が登場した。

 「あの、なかの会はこちらでやってませんか」とおっしゃる。
 何かの飲み会だろうか。
 「なかの会ですか、うちじゃないと思います」とお店の方。
 それからしばらく、「なかの会って何だろう」という話題が続く。
 後で調べてみると、元住吉駅の西、ブレーメン通り商店街の先は井田中ノ町商栄会という商店街であり、井田中ノ町という地名となるのである。その関係ではないだろうかと勝手に思う。

 トマトジュース割に合うのは、マヨネーズ味のマカロニサラダマカロニサラダ(二〇〇円)を注文した。

 常連の重鎮の方が入ってこられ、みなさんお互いに「お疲れ様です」と言葉を交わす。
 
 「中野会こないね」と一言お客様が言うと、笑いが起きた。

 そんな中、若い人が「ごちそうさま」とも言えずに黙って静かに出てゆく。
 清算が済んでいるのでかまわないのかもしれないけれど、店を出る時の「ごちそうさま」の一言は必要に違いない。

 さて、私も帰ることにしよう。
 「お先に」と並びの方々にいい、「ごちそうさま」とお店の方に言って外に出る。
 「どうも~」「ありがとうございます」と言葉がかえってくる。

 二杯二品で一二〇〇円。

 午後六時三五分から七時五分まで三〇分の滞在。

 




元住吉 立ち呑み処「夢や」
住所 神奈川県川崎市中原区木月2-5-10
電話 044-455-3328
定休 年中無休(2014年5月11日より日曜営業)
営業時間 平日16:00~22:45 土曜・日曜・祝日14:00~21:00
交通 東急東横線・目黒線元住吉駅下車徒歩2分。




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【番外編】天王町 中華食堂「日高屋」天王町店

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第13回 2017年1月26日(木) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 
【番外編】天王町 中華食堂「日高屋」天王町店

   ~ チェーン飲食店は居酒屋の強敵 ~



 

  
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 前回居酒屋探偵DAITENの生活番外編中華食堂「日高屋」田園調布東口店であった。
 その時の記事にはこう書いてある。
 

 ファミリーレストランでの「ちょい飲み」や、牛丼の吉野屋での「吉呑み」などが流行っている昨今、取材をしておくべきだと思い、まずは、我々庶民の生活に根付いている中華関係の大規模チェーンの中でも、東証1部上場、年商300億円の企業となった「日高屋」に行ってみることにした。行き先は高級住宅街田園調布である。2013年の夏に「日高屋」が田園調布に出店した時は驚いた。「日高屋」「田園調布」のイメージがつながらなかったのである。
 

 その「日高屋」がもっとも安く吞める居酒屋の多い街の一つ、相鉄線の天王町駅前に出店したのである。
 今回はまさにイメージそのままの出店と言える。
 
 

 天王町駅改札を出て左手へゆくと、そこは旧東海道。道の先に流れる帷子川にかかる帷子橋までの五十メートルほどの間に、多くの飲食店と酒場が並んでいる。その中にあった新聞配達店の場所に日高屋天王町店が出来たのである。因みに二階はホルモン料理の店となっている。

 

 派手な看板の下、入口を入ると左手には、外側に向かって窓際カウンター席が三席、衝立をはさんで合い席でも気にならないように作られた六人用のカウンター形テーブル席が二つ続く。トイレへの入口を挟んで、その奥は二人席一つと四人席が一つ。
 ここは少し引っ込んでいて独立したコーナーになっている。従業員がまかない食を食べる場所か。

 右手には手前から二人席一つ。四人席が三つ。二人席が一つ。
 フロアの店員の女性が二人。調理場には男性一人しか見えない。
 
 入って右手のレジ脇の二人席、その壁側に座る。居酒屋探偵としては、出来るだけ店全体を観察できる席を選ぶようにしているのだ。
 店内を見れば、ジョッキやグラスを目の前に置いたお客様がいる。やはり、看板に「ちょい飲み」とあるように最初少し飲んでから夕食をとる一人客が多いに違いない。

 ホッピーセットを頼んだ一人客の目の前にプラスチックのマグカップが並んでいた。ホッピーの中(焼酎)追加をプラスチックのマグカップで提供、そのまま置いてゆくようだ。つみあげてゆくと、何杯飲んだかわかるようになっているのか。

 私もホッピーセット(三七〇円)を頼んだ。
 飲み物は安い。ハイボールレモンサワーウーロンハイ緑茶ハイが二七〇円。酎ハイは二五〇円。キリン一番搾り生中瓶は四三〇円、キリン一番搾り生ジョッキは三一〇円。

 つまみも安い。ポテトサラダ(一九〇円)、中華風味付けメンマ(一二〇円)、やきとりネギ和え(一七〇円)を頼む。このやきとりはセットメニューで勧めているやきとり丼(二三〇円)に使われるので無駄が無い。

 店内は一人客が多く、回転が早い。早いはずである。調理時間が短いのだ。そして、お客さんが注文を決めるのも早い。日高屋のシステムになれた常連客が多く、お客様が店のペースに合わせているように思える。
 中華そばを頼んだ人がいたので、出来上がる時間をiPhoneのストップウォッチで測ってみた。なんと1分かかっていない。中華そばが注文されてできるまで1分である。回転が早く、孤食の人が素早く食事を済ませたいというニーズに合う。
 その中で、日高屋で「ちょい飲み」だけで出てくる私のような客は少し異質である。
 生冷酒(三六〇円)を頼んでみた。
 
 アレルギーのある方がゴマ油を抜いて欲しいというニーズにもちゃんと答えている。
 
 とにかく静かである。一人客が多いからである。

 改札から三十秒の場所ですばやく飲んで、食事も済ませることが出来る。
 すぐそばのとんかつの松乃家、牛丼の松家でも「ちょい飲み」を推奨している。
 やはり、こういったチェーン飲食店は、居酒屋にとって強敵に違いない。

 すこしおなかが空いてきた。
 半ラーメン(二〇〇円)は締めに良いかもしれない。
 さきほどのホッピーセットの一人飲みの方も中華そば三九〇円を頼んでいた。
 でも、私は帰って食事をしなければいけない。

 午後七時一〇分から七時五十五分まで四十五分の滞在。食事の為に来た一人客の皆さんは十分とかかっていない。
 お勘定は一四一〇円であった。

 閉店は午前四時とのこと。これから長い夜が続く。


中華食堂「日高屋」天王町店
住所 横浜市保土ヶ谷区天王町2-46-17
電話 045-334-2700
定休日 無休
営業時間 11:00~ラストオーダー深夜3:30、深夜4:00閉店
交通 相鉄線天王町駅下車徒歩30秒。




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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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ブクログのパブー発表中の「居酒屋短編小説シリーズ」
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