蒲田 大衆酒場「晩杯屋 蒲田西口店」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第645回 2016年5月17日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 蒲田 大衆酒場「晩杯屋 蒲田西口店」


  ~ 「蒲田行進曲」の名場面のような階段をあがるとそこはハイテク酒場だった ~

  
  


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 東京で急成長を続ける激安居酒屋チェーン「晩杯屋」の一号店(本店)を紹介したのは、居酒屋探偵DAITENの生活の第254回 2009年9月2日(水)の記事であった。実に八年前のことである。その時の一号店の小さな店構えから現在の発展を想像することなど誰ができたろうか。
 晩杯屋を展開する株式会社アクティブソースさんのサイトで見ると店舗数は30店となっている。
 それを成し遂げた人、金子源社長のインタビュー記事を日刊ゲンダイに見つけた。(転載御容赦)

 

 そして、私が第254回で紹介した一号店は武蔵小山駅前の再開発に伴い、今は無く、近くに大箱の仮店舗の本店が出来ている。株式会社アクティブソースさんの公式サイトのトップ画像としても残っている、あの狭い路地奥の一号店の外カウンターが懐かしく思い出され、極寒の中、凍えながら熱燗を外で吞んだ思い出がよみがえる。

 そんな晩杯屋が東京城南地区の大衆酒場の街、蒲田に出店したと聞いてやってきたのである。
 周辺をパートナーのsakuraと探すも看板はあれども店舗を見つけられない。

 目星をつけていた立ち飲み「銀次郎」の側に行ってしまい、うろうろしている内に、並びのビルの二階に晩杯屋があることに気づくも入口がみつからない。
 「城」に雇われた測量士Kが、いつまで経っても「城」の中に入ることができずに翻弄される様子を描いたカフカ小説「城」を思い出す。

 やっと、駅側に面した方に戻ってビルの狭い入口を入ってゆくと、そこに階段を発見した。さらに、階段下のビル南側にも広い入口があったのである。その階段下周辺の一階はこれから何か入る予定らしく空店舗になっていた。暖簾の「いらっしゃいませ」の言葉がうれしい。(写真)

 

 
  ここは蒲田である。左右からたくさんの黄色い提灯に照らされ、やや急な一直線の階段を上がりながら、映画「蒲田行進曲」の名場面の階段落ちのシーンが思い出してしまったのは私だけに違いない。なにしろ、三十五年前、一九八二年公開の映画である。

 

 
  階段を上がりきると、思いの外広い空間になっていた。たくさんのテーブルがあり、すでに多くの方が吞んでいる様子。
 右手のレジにいた外国の女性の方に聞かれた。

 「立ちですか、座りですか」

 その言葉で階段の左手の空間を振りかった。そこは立ちのみ専用の場所となっていた。二十人ほど立てるL字カウンターが右手にある。その中は調理場。前述の大階段を囲むようにできた空間に四人くらい立てる立ちのみテーブルが五個。
 迷わず、立ちのみを選んだ。
 お客様もお店の方も、皆さんこちらを見ていない間に、一枚だけ店内写真を撮らせてもらう。御容赦である。

 

 
 さて、これでお願いしますと示されたのが下のタブレット端末。

 
 
 
  タブレット端末の注文を味気ないと感じる方もいるかもしれない。しかし、使ってみるとこれがよく出来ているのである。
 大手チェーンがずいぶん前に導入した頃の使い勝手の悪さとはかなり違う。
  酎ハイは二五〇円と安く、ホッピーセットバイスセットハイッピーセットはいずれも三七〇円という設定。大衆酒場ファンが好きなホッピーバイスハイッピーがいずれも用意されており、ホイスまであるのだ。
 
 


 まずは、私はホッピーセット(三七〇円)、sakuraはトマト割り(二九〇円)を選び、タブレット端末を押す。皆さん、スマートホンに慣れているので、タッチすることに抵抗は無いと思う。
 つまみは、晩杯屋といえば安いマグロ刺しである。マグロ刺し(二〇〇円)をタッチして、続いて、ブリ刺し(二〇〇円)をタッチする。

 

 タッチしてからすぐに、調理場側の小さなプリンタから注文伝票が出てくる。
 働く外国の女性たちと調理場の間でおきそうな注文ミスもこれで少なくなるに違いない。そして、本当に刺身がすぐに出てきた。

 注文が楽しくなってくる。煮込み(一三〇円)、たくあん(一一〇円)、ポテサラ(一三〇円)とつづけてタッチしてしまう。値段も安く、ついつい押してしまう自分がいる。

 二杯目はsakuraはグレープフルーツサワー(二九〇円)、私は生青みかんハイ(二九〇円)を選ぶ。揚げギンナン(一五〇円)も追加する。

 タブレット端末にもなれ、いろいろなページを見ているうちに、ホッピー外バイス外ハイッピー外が並ぶページを発見。いずれも一五〇円。外、つまり、それぞれの割り物の瓶を注文しやすくなっているのはうれしい。
 昔よくあった、ホッピーの外だけを後から追加注文したい人とお店の方との意思相通の失敗を見てきたので、これは実に便利である。
 そして、三冷ホッピーを発見、やはり、タッチしてしまった。

 「三冷ホッピーまであるよ」と私。
 「良かったわね」とsakura。
 「遠慮しながら、あの~ホッピーの氷いらないんですけど・・・と言わずにすむよ」と私。
 
 氷を断った時の怪訝そうな店員の方の顔を何度見てきたろうか。気の弱い私にとって、それはそれで苦痛なのである。

 


 うれしそうに【注文へ】という文字をタッチする私をsakuraが笑いながら観ている。

 

 そして、何も言わずとも三冷ホッピー(三七〇円)はやってきたのである。
 
 


 安くて注文する相手を探す必要もなく、注文したものがすぐに出てくるので、ついつい頼みすぎてしまうという可能性はある。
 しかし、ちゃんと、注文履歴を振り返るページもあるので、時折、内容をみてみるのがコツかもしれない。

 

 メニューの中に晩杯屋の有名なメニュー、ロマネコンティもタッチパネルに存在。
 値段は二〇五万七〇〇〇円である。
 これを間違って押してしまった時、何かが起こるようにプログラミングされているのだろうか。すんなり、出てきてしまうとは思えない。
 
 三冷ホッピーがストレスなく頼めるのがうれしかった。
 そして、安さ。

 飲み物五杯、つまみ、六品で税込み二五三〇円であった。一人一二六五円。

 立ち吞み店として成長した晩杯屋チェーンの中で、祐天寺、秋葉原、そして、この蒲田西口にと増殖する大衆酒場を冠した晩杯屋は、周辺の居酒屋にとって驚異であり、安く吞みたい大衆酒場ファンにとっては助かる存在である。

 追記 2017.7.28
 
 2017年7月27日の日本経済新聞ネット版の記事によると、うどん店「丸亀製麺」を運営する株式会社トリドールホールディングスが「晩杯屋」を運営する株式会社アクティブソースの株式を取得し、グループ化するとのこと。ハイテク酒場化は、これから始まる「晩杯屋」の全国展開への布石だったのか。なお、「晩杯屋」は外食アワード 2016を受賞とのこと。



蒲田 大衆酒場「晩杯屋 蒲田西口店」
住所 東京都大田区西蒲田7-29-5 ニューカマタビル2階
電話 03-6428-7479
定休日 年中無休
営業時間 平日15:00~23:30/土日祝13:00~23:30
交通 東急池上線・東急多摩川線蒲田駅下車徒歩1分、JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩2分




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二俣川 国民酒場「じぃえんとるまん」二俣川駅前店

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居酒屋探偵DAITENの生活 第644回 2016年4月22日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 二俣川 国民酒場「じぃえんとるまん」二俣川駅前店


  ~ ついつい生ホッピー16通りの価格早見表を作ってしまった  ~

  

  
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 国民酒場「じぃえんとるまん」は、上大岡本店新杉田店三ツ境店二俣川天王町桜木町等に展開する激安地域立ち飲みチェーンである。次は横須賀中央に出店予定とのこと。

 「じぃえんとるまん」は、どのお店も駅から3分以内の近さの出店。仕事帰りにちょっと寄ることが出来るようになっている。
 そして、安い。とにかく安い。さらに、午後二時、三時といった早い時間から営業してくれているので、リタイアされた方にもぴったりである。
 
  

 二俣川に用事があり、急遽行かなければならなくなった。すぐに用事を済ませ向かったのである。
 相鉄線二俣川駅改札を出て、右手へ。コンコースを抜けて街道沿いへ向かい左手へ。すると、そのまま歩道橋につながっているので、それを渡った。渡った先の階段を下りたところの路地をそのまままっすぐ行くと左手に国民酒場「じぃえんとるまん」二俣川駅前店はあった。たそがれ時の赤提灯が美しい。

  
 
 過去に数回来ており、一度は臨時休業、もう一度は映画の撮影の為に貸切になっており、入れなかったことがあり、一度はあまりの盛況ぶりに躊躇したこともあった。
 縄のれんをくぐり店内へ。正面中央に大きな立ち飲みテーブルがあり、そのままカウンターにつながっている。右手にも壁カウンター、左手にも壁カウンター。左手に奥へ向かってカウンターがあり、右手は調理場になっている。
 左手の奥の方へ入ってゆくと真ん中辺りの調理場への入口脇に立つことができた。

 まずは、茨城の地酒白菊(三五〇円)と小肌(三〇〇円)、そして、白菜(一六〇円)を頼んだ。茨城の地酒白菊「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」でも時々吞むお酒である。

 入口に近い立ち飲みカウンター席辺りはグループ客が楽しそうに話している。こちらのカウンター席は一人客が並んで静かにのんでいる。
 
 二杯目はホッピーを吞むことにした。しかし、普通のホッピーセットではない。国民酒場「じぃえんとるまん」チェーンの中でも二俣川駅前店だけで飲める樽生ホッピーを選ぶことにした。

 その生ホッピーにはハーフアンドハーフがある。
 ハーフアンドハーフを半分ずつ注いだもの。
 値段は中ジョッキは三二〇円、大ジョッキは四二〇円、ジャンボは五二〇円、メガは七二〇円という価格設定。さらに、氷無しの場合はプラス五〇円、焼酎にキンミヤに替えるとプラス五〇円とのこと。

 ついつい、「生ホッピー早見表」を作ってしまった。こんな感じになる。
 

 私は中ジョッキで普通焼酎の白樽生ホッピー氷無し(三七〇円)を選んだ。
 あくまで、自分用に個人的に作った表である。間違いがあったら教えていただきたい。
 一度、キンミヤ焼酎を使った氷無しのメガ生ホッピー(八二〇円)を一度吞んでみたいものである。

 つまみは、ポテトサラダ(二〇〇円)。値段の割りに多めのポテトサラダである

 店内にいらっしゃるお客様が楽しい。素敵な帽子の熟年カップル。着ておられるファッションが横浜らしく明るいのだ。
 なんとなく、大箱の天王町店とは店内の雰囲気が違う。店の広さや作りの為かもしれないが本来の立ち呑み店に近い。
 並びの方は瓶ビール(三八〇円)で、「サクッ」という表現を使いたくなるほど、吞んですぐに帰られた。

 さて、私も帰ることにしよう。
 お酒二杯、つまみ三品でお勘定は一三八〇円であった。



  


二俣川 国民酒場「じぃえんとるまん」二俣川駅前店
住所 横浜市旭区二俣川1-5
電話 045-392-2286
定休日 無休
営業時間 月曜日~金曜日 14:00~23:00 土曜日 14:00~22:00 日曜・祝日 12:00〜22:00
交通 相鉄線二俣川駅下車北口より徒歩1分
公式サイト http://otsumami.webcrow.jp/index.html



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武蔵新田 居酒屋「べーやん」 第5回

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居酒屋探偵DAITENの生活 第643回 2016年4月12日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 武蔵新田 居酒屋「べーやん」 第5回


  ~ まるで回遊魚のように大きな円を描いて戻ってくる場所 ~


  

  
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 まるで回遊魚のように、大きな円を描いて戻ってくる。居酒屋探偵はそんな風にお店にあらわれる。
 そんな理想で居酒屋をめぐりたい。
 今日も武蔵新田の禁煙酒場「べーやん」に寄ってみた。
 ご無沙汰である。

 東急多摩川線武蔵新田駅から環状八号線側に出て、信号を渡り、精肉店と蕎麦店の間を抜けて、環状八号線と平行に走る裏通りを渡って右斜めの道に入った右手に禁煙酒場「べーやん」はある。「居酒屋べーやん 店内禁煙」と入口左手に書いてある。

 

 「禁煙じゃなければもっと来るのに」というお客さんがいるそうだ。でも嘘である。
 「立ち飲みの店に行って、椅子を置いてくれたら毎日来るのに」と何度も言って、お店の側がついつい椅子を置き始めてしまうと、最初は少し来てもすぐに飽きてしまい来なくなる人と同じである。
 禁煙を止めてしまったら「べーやん」ではなくなる。禁煙であることが「べーやん」らしさなのである。
 今年に入って営業時間が変わった。午後五時半から午後十時半まで。定休日が日曜、月曜、そして祝日となったのである。

 

 「あれですね」とマスター。「お願いします」と私。
 ホッピーセットを冷えたビールジョッキで出してくれるのである。

 まずは、煮卵(一〇〇円)をいただく。
 
 

 マスターとお互いの近況について話すのは毎回のこと。
 それから新作つまみの研究のお話。これが楽しいのだけれど企業秘密でもあるのでここではあまり紹介はしない。

 「くるみとクリームチーズのカナッペというのはどんな感じですか」と私。
 「ジャムがちょっと効いてまして・・・」

 くるみとクリームチーズのカナッペ(二八〇円)を頼む。たしかに、ジャムが効いている。

 やがて、女性のお客様が登場される。
 そして、ホッピーセットを頼まれた。
 居酒屋をいろいろと巡っているとのこと。なかなか渋いご発言が続く。居酒屋ファンである。

 「すみません、中、お願いします」と慣れた様子の一言。かっこいい。

 居酒屋「べーやん」は禁煙である為か、一人客の女性率が高いような気がする。

 チューハイ(二五〇円)を二杯目に選んだ。二五〇円のチューハイというのは安い。
 居酒屋「べーやん」は、元々お寿司屋さんだった時のままの奥行きのあるカウンターが渋くて素晴らしい。寿司や割烹のようなので高いお店のように思えるが本当に安く飲める店である。

 屋久島芋焼酎三岳が今は安くだしてくれている。
 三杯目は芋焼酎 三岳(四五〇円)をロックでお願いする。

 つまみは、素揚げピーナツ(一〇〇円)。三岳がうまい。

 居酒屋「べーやん」は居酒屋の姿をした禁煙居酒屋風バーのようでもある。

 四杯目は健康を考えて、どくだみハイ(二三〇円)。

 さきほどの女性客の方に、さらに、他のお客様もまじえて、武蔵新田の様々な酒場の話で盛り上がる。まさに、地元酒場である。
 
 午後六時から七時半まで一時間半の滞在、お支払いは一七六〇円であった。

 また、回遊魚のように大きく円を描いて戻ってこよう。次はいつだろうか。



武蔵新田 居酒屋「べーやん」
住所 東京都大田区千鳥2-36-1
電話 080-3313-8164
定休日 月曜日・日曜日・祝日
営業時間 17:30~22:30(ラストオーダー22:00)
交通 多摩川線武蔵新田駅下車徒歩1分。




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保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」

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居酒屋探偵DAITENの生活 第642回 2016年3月5日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」


  ~ 保土ヶ谷のギャラリーのあるスタンディングバー ~


  


  
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 保土ヶ谷駅東口側には間口の狭い店が並ぶ、いわゆる「ハモニカ横丁」的な商店街がある。
 しかし、そこは横丁ではない。東海道=国道一号線沿いなのだ。
 JR横須賀線の保土ヶ谷駅改札を出たら左手へ。国道を渡る歩道橋方面には行かず、その向こう側の階段を下りる。まっすぐ行き、コンビニの入口を見ながら左へ曲がると東海道=国道一号線沿いに出る。そこは歩道になっている。
 道の向うまで駅側から歩道橋が渡っており、その先にバスやタクシーが停まるロータリーがある。保土ヶ谷駅には西口にも東口にもバスロータリーがあって、実は横浜中の各所にバスで行くことが出来る。

 東海道=国道一号線沿いの歩道は、人がすれ違える程度の巾。左に五十メートル、右に百五十メートルほど、歩道には屋根があって、雨に濡れずに買い物ができるのだ。右に歩いてゆく。すると、右手に小豆色の暖簾と「大蛇堂」と書かれた提灯を発見する。「大蛇堂」という名前の居酒屋さんかと思うが、実は暖簾に書かれた「あるこーるすたんど」の方が店名である。「大蛇堂」提灯の由来は後述。

 

 小豆色の暖簾をくぐって店内へ。右手に立ち呑み用L字カウンター。十人程度は無理なく立つことが出来るだろうか。
 カウンターのビールサーバーの美しい金色が目に入る。左手の壁は全面赤色でなかなか斬新だ。そこにはレトロ調のポスター。奥に階段が見え、階段の上に液晶テレビがある。カウンター内の壁際にたくさんの焼酎の瓶が並んでいる。

 

 入口を入って右手前にウイスキーの樽が置かれ、周りを囲んで立つことができる。グループ客にはこの場所が良い。

 

 カウンターの奥の方に立つ。カウンターの中にはマスターらしき男性が一人。
 お酒類は泡盛、焼酎、ワイン、ビールと多くの種類を扱っているけれど、つまみは「沖縄料理」に特化している。

 セットメニューが三種類ある。
 ビールセット(一〇〇〇円)は、レーベンブロイとエーデルピルスの二杯とミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくのつまみ。
 ワインセットは、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインの中から二杯選び、オリーブとクリームチーズのつまみ。
 日本酒セットは、日本酒二杯を選んで、チラガーとワタガラスのつまみ

 その中からビールセットを頼んだ。最初にレーベンブロイが出てくる。私の好きなビールである。
 そして、ミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくが出てくる。

 ビールを飲みながらマスターと話をする。
 二階と三階は「ギャラリー」になっているとのこと。

 「だいじゃどうっていう提灯が下がっていたので、お店の名前かと思いました」と言う。 
 「大蛇堂と書いて、おろちどうと読むんです。店の名前ではなくて、二階のギャラリーに出店しているアーチストの方のアーチスト名なんです」とのこと。

 二階のギャラリーは3月5日の時点では工事が残っていたのだけれど、養生シートが残っている中、見せてもらった。
 ギャラリーとしての広さもちゃんとあって、これからが楽しみである。出来上がった頃に再訪してみよう。

 この後、「かたびら・スペース・しばた。」の柴田代表が合流。
 
 ハイボール(四〇〇円)、スパークリングワイン(三〇〇円)、レーベンブロイ(五〇〇円)等を飲みながら、二階を再び見せてもらったり、マスターと三人でお話をする。

 合計金額の記録をとらず、この日はアバウトに終わる。

     ※       ※       ※

 2016年4月1日(土) 再訪 追記

 さて、前回よりほぼ一ヶ月がたった土曜日、スタンディングバー「あるこーるすたんど」に再訪してみることにした。

 午後二時半くらいである。
 暖簾をくぐって中に入ると、早い時間なので先客はいない。
 そして、今日はマスターではなく、若くて笑顔の可愛い女性であった。

 今日は日本酒セットにしてみることにした。
 日本酒二杯を選んで、チラガーワタガラスのつまみのセット。

 選んだのは、四季櫻特別本醸造
 お酒はブランデーグラスに足の無いようなおしゃれなグラスで提供される。想定外の形状。
 いわゆるマスにグラスを入れるセットより香りが立って良いかもしらない。
 さらに、大ぶりのグラスで水も一緒に出してくれるのが助かる。
 チラガーとワタガラスが出させる。

 「うち、二階がギャラリーなんですよ、良かったら見ていってください」と女性。
 「前回来た時はまだ工事が残っていたので、是非、今日も見せてもらいます」と私。

 二階はすっかり綺麗に出来上がっていて、作品の展示も始まっていた。 

 

 さらに、三階も雰囲気のある照明の独特なギャラリー空間になっている。
 
 

 日本酒セットを頼んだ人には、韓国海苔をワンパックプレゼントとのこと。良いツマミになる。

 二杯目は岩手の月の輪純米酒を選ぶ。

 単品ツマミのメニューを見る。韓国のり(一〇〇円)、キムチ(三〇〇円)、チャンジャ(三〇〇円)、もずく酢(四〇〇円)、豚タンスモーク(五〇〇円)などがある。

 テレビでは「孤独のグルメ」のシーズン6の宣伝番組をからめたスペシャルな内容。北海道が舞台。旭川。三四郎と自由軒が紹介されていた。自由軒の名物味噌汁がすごい。お店の女性も時々見るそうである。

 店内にはジャズが流れている。

 最後に樽生スパークリングワイン(三〇〇円)をいただく
 樽が気になったので話すと。これです樽型のサーバーを見せてくれる。
 さわやかな味であった。

 土曜日の午後のアートと音楽と酒。なかなか、良い時間をすごすことができた。
 午後二時半から三時十五分まで四十五分ほどの滞在。お支払いは一三〇〇円であった。



スタンディングバー「あるこーるすたんど」
住所 横浜市保土ヶ谷区岩井町53
電話 045-315-4563
定休日 無休
営業時間 月曜~金曜 19:00~25:00 土曜日 13:00~25:00 日曜日 13:00~24:00 
交通 JR保土ヶ谷駅東口から徒歩2分




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平沼橋 やきとり「たにむら」

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 平沼橋 やきとり「たにむら」


  ~ 横浜環状一号線浅間下バス停前の焼き鳥店 ~

  

  
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 横浜駅周辺を散歩することが多い。
 横浜駅西口側に出ると高島屋デパートの北側を歩いて、帷子川(かたびらがわ)から分流する新田間川(あらたまがわ)が横浜駅前の手前で直角に曲がる辺りの内海橋を渡り、そのまま岡野交差点を渡って、次の岡野公園交差点へ至り、交差点を右へ曲がった。
 しばらく歩いて、再び新田間川(あらたまがわ)にかかる橋を渡って、浅間町郵便局の交差点を左に曲がり環状一号線の歩道を歩いていると浅間下バス停があった。
 今日の目的地はそのバス停近くにあるやきとり「たにむら」

 

 やきとり「たにむら」さんを知ったのは、第613回で紹介した天王町の焼き鳥「とりいちもんじ」さんの本店が浅間下辺りにあって、店名をやきとり「たにむら」というらしいと人から聞いたのである。

 今まで二回ほど店の前まで来てみたのだけれど、いつも満席の様子。入れずにそのままバスに乗って移動した。

 

 入ると右手に十人ほどが座れるL字カウンター。今日は不思議と空いていて、店内に先客は二名。
 カウンターの真ん中辺りに座らせてもらう。カウンターの中にお店の方が二人。いずれも男性だ。

 まずは、茅ヶ崎の酒、天青(六五〇円)の熱燗を頼む。

 チロリで温めた燗酒。少し吞むと、チロリに残った分もぐい呑に入れてくれる。

 やきとりを頼む。もも(一六〇円)、ぼんじり(一六〇円)、せせり(一八〇円)、なんこつ(一八〇円)を各一本。

 母さんのポテトサラダ(三〇〇円)はきゅうり玉ねぎが多く入っている。健康を考えてくれるから「母さんの」なのだろうか。

 やきとりを食べていると、「塩加減大丈夫ですか?」と笑顔で聞いてくれる。
 気を使っていろいろと声をかけてくれるのは支店と同じである。

 カウンターに座っていた先客の方が立ち上がる。
 そして、「時刻見てくる」と外へゆき、すぐに戻ってこられた。
 浅間下バス停はたくさんの系統のバスが通るので便利である。


 鶏肉専門店「梅や」というシールが焼き台側に貼ってある。

 先日、「かたびら・スペース・しばた。」の柴田オーナーが買ってきてくれた焼き鳥も「梅や」だった。鶏肉専門店「梅や」野毛都橋の近くにある有名な鶏肉専門店である。

 ささみ(一四〇円)はうめみそわさびゆずから選ぶ。うめにすることにした。ねぎ(一四〇円)も塩で頼む。
 
 少しのどが渇いた。ちっちゃいビール(三五〇円)で締めることにした。

 さあ、バスが来る。帰ろう。お勘定をお願いする。
 午後七時から七時四〇分まで四〇分ほどの滞在。お勘定は二六二〇円であった。

 因みに、やきとり「たにむら」さんは環状一号線沿いの浅間下バス停そばにあり、支店の「とりいちもんじ」さんも同じく環状一号線沿いの大門通りバス停前である。




平沼橋 焼鳥「たにむら」
住所 横浜市西区浅間町2-101-3
電話 045-313-0094
定休日 火曜日
営業時間 月曜・水曜~土曜 18:00~07:00 日曜日・祝日 18:00~23:00
交通 相鉄線平沼橋駅から徒歩8分/JR横浜駅西口から徒歩15分




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元住吉 立ち呑み処「夢や」第2回

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居酒屋探偵DAITENの生活 第640回 2017年2月17日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】

 元住吉 立ち呑み処「夢や」 第2回


  ~ 久しぶりに「夢や」訪問 ~




 
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 元住吉駅の西口側の商店街、ブレーメン通り商店街はテレビで取り上げられるので御存知の方も多いかもしれないが、駅の東口側のオズ通り商店街は御存知ない方も多いかもしれない。
 そのオズ通り商店街側を歩いてゆくと、五差路になっている部分がある。その五差路を右へ。次のT字路を右に曲がるとすぐの右手に今日の目的の立ち呑みのお店がある。呑み処「夢や」さん。すぐ前には、串カツのチェーン酒場、串カツ田中元住吉店がある。

 

 紺色の暖簾をくぐって中に入る。以前は縄のれんであった。
 左手には手前から奥へ、そして、左に曲がるL字カウンター。手前から奥にかけて七人ほど、一番奥で入口を見る側に三人ほど立てるだろうか。カウンターの入口を入ってすぐの辺りに二人ほどの先客。一番奥に壁際カウンター。そこに一人の方。
 奥の左手の壁際の液晶テレビがちょうど見やすい場所に立った。カウンターの中には男性の従業員の方、二人。前回のママさんはいらっしゃらない。 
 入れ物は無く、小銭を上カウンターに置くシステムでのキャッシュオン。さっと飲んで、さっと払って帰ることが出来る。
 まずは、レモンサワー(三〇〇円)とマグロぶつ(三五〇円)を注文。
 短冊メニューが背後の壁にたくさん貼ってある。メニューが豊富なのは頼もしい。

 隣の方が「白ください」と一言。
 すると、白ホッピーセットが出てくる。

 ホッピーセットは三八〇円、ホッピー中焼酎は一五〇円、ホッピー外は二五〇円。
 因みに瓶ビールは五四〇円。
 ホッピーセットはやはり四〇〇円ボーダーライン以下で頑張ってくれている。

 やはり、酒場での常連の皆さんの会話で多いのは、近隣の居酒屋さんの噂である。
 こういう話には、私はいつも聞き耳を立ててしまう。
 お店にとってもこういう話は参考になるのでお店の方も聞き耳をたてているに違いない。

 まずは、同じ沿線の新丸子に出店する立ち呑「晩杯屋」新丸子店の話。
 この取材の日、2月17日が開店とのこと。
 平日は午後3時から開店、土曜日曜祝日は午後1時から開店。年中無休とのこと。
 煮込み百三十円、まぐろ刺し二〇〇円といった値段設定。新丸子店が晩杯屋チェーンの神奈川県進出一号店とのこと。
 しかし、後で調べてみると、この晩杯屋新丸子店、関西串カツチェーン「まるりゅう」を展開するマルリュウフードサービスさんがフランチャイズに参加して出店したお店なのである。「まるりゅう」さんのサイトに開店を知らせるチラシが載っていた。

 祐天寺のもつ焼きの有名店「忠弥」の話題も出る。皆さん、いろいろと飲み歩いていらっしゃる。

 二杯目はトマトジュース割(三五〇円)を注文。

 やがて、入口からお年寄りの方が登場した。

 「あの、なかの会はこちらでやってませんか」とおっしゃる。
 何かの飲み会だろうか。
 「なかの会ですか、うちじゃないと思います」とお店の方。
 それからしばらく、「なかの会って何だろう」という話題が続く。
 後で調べてみると、元住吉駅の西、ブレーメン通り商店街の先は井田中ノ町商栄会という商店街であり、井田中ノ町という地名となるのである。その関係ではないだろうかと勝手に思う。

 トマトジュース割に合うのは、マヨネーズ味のマカロニサラダマカロニサラダ(二〇〇円)を注文した。

 常連の重鎮の方が入ってこられ、みなさんお互いに「お疲れ様です」と言葉を交わす。
 
 「中野会こないね」と一言お客様が言うと、笑いが起きた。

 そんな中、若い人が「ごちそうさま」とも言えずに黙って静かに出てゆく。
 清算が済んでいるのでかまわないのかもしれないけれど、店を出る時の「ごちそうさま」の一言は必要に違いない。

 さて、私も帰ることにしよう。
 「お先に」と並びの方々にいい、「ごちそうさま」とお店の方に言って外に出る。
 「どうも~」「ありがとうございます」と言葉がかえってくる。

 二杯二品で一二〇〇円。

 午後六時三五分から七時五分まで三〇分の滞在。

 




元住吉 立ち呑み処「夢や」
住所 神奈川県川崎市中原区木月2-5-10
電話 044-455-3328
定休 年中無休(2014年5月11日より日曜営業)
営業時間 平日16:00~22:45 土曜・日曜・祝日14:00~21:00
交通 東急東横線・目黒線元住吉駅下車徒歩2分。




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【番外編】天王町 中華食堂「日高屋」天王町店

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第13回 2017年1月26日(木) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 
【番外編】天王町 中華食堂「日高屋」天王町店

   ~ チェーン飲食店は居酒屋の強敵 ~



 

  
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 前回居酒屋探偵DAITENの生活番外編中華食堂「日高屋」田園調布東口店であった。
 その時の記事にはこう書いてある。
 

 ファミリーレストランでの「ちょい飲み」や、牛丼の吉野屋での「吉呑み」などが流行っている昨今、取材をしておくべきだと思い、まずは、我々庶民の生活に根付いている中華関係の大規模チェーンの中でも、東証1部上場、年商300億円の企業となった「日高屋」に行ってみることにした。行き先は高級住宅街田園調布である。2013年の夏に「日高屋」が田園調布に出店した時は驚いた。「日高屋」「田園調布」のイメージがつながらなかったのである。
 

 その「日高屋」がもっとも安く吞める居酒屋の多い街の一つ、相鉄線の天王町駅前に出店したのである。
 今回はまさにイメージそのままの出店と言える。
 
 

 天王町駅改札を出て左手へゆくと、そこは旧東海道。道の先に流れる帷子川にかかる帷子橋までの五十メートルほどの間に、多くの飲食店と酒場が並んでいる。その中にあった新聞配達店の場所に日高屋天王町店が出来たのである。因みに二階はホルモン料理の店となっている。

 

 派手な看板の下、入口を入ると左手には、外側に向かって窓際カウンター席が三席、衝立をはさんで合い席でも気にならないように作られた六人用のカウンター形テーブル席が二つ続く。トイレへの入口を挟んで、その奥は二人席一つと四人席が一つ。
 ここは少し引っ込んでいて独立したコーナーになっている。従業員がまかない食を食べる場所か。

 右手には手前から二人席一つ。四人席が三つ。二人席が一つ。
 フロアの店員の女性が二人。調理場には男性一人しか見えない。
 
 入って右手のレジ脇の二人席、その壁側に座る。居酒屋探偵としては、出来るだけ店全体を観察できる席を選ぶようにしているのだ。
 店内を見れば、ジョッキやグラスを目の前に置いたお客様がいる。やはり、看板に「ちょい飲み」とあるように最初少し飲んでから夕食をとる一人客が多いに違いない。

 ホッピーセットを頼んだ一人客の目の前にプラスチックのマグカップが並んでいた。ホッピーの中(焼酎)追加をプラスチックのマグカップで提供、そのまま置いてゆくようだ。つみあげてゆくと、何杯飲んだかわかるようになっているのか。

 私もホッピーセット(三七〇円)を頼んだ。
 飲み物は安い。ハイボールレモンサワーウーロンハイ緑茶ハイが二七〇円。酎ハイは二五〇円。キリン一番搾り生中瓶は四三〇円、キリン一番搾り生ジョッキは三一〇円。

 つまみも安い。ポテトサラダ(一九〇円)、中華風味付けメンマ(一二〇円)、やきとりネギ和え(一七〇円)を頼む。このやきとりはセットメニューで勧めているやきとり丼(二三〇円)に使われるので無駄が無い。

 店内は一人客が多く、回転が早い。早いはずである。調理時間が短いのだ。そして、お客さんが注文を決めるのも早い。日高屋のシステムになれた常連客が多く、お客様が店のペースに合わせているように思える。
 中華そばを頼んだ人がいたので、出来上がる時間をiPhoneのストップウォッチで測ってみた。なんと1分かかっていない。中華そばが注文されてできるまで1分である。回転が早く、孤食の人が素早く食事を済ませたいというニーズに合う。
 その中で、日高屋で「ちょい飲み」だけで出てくる私のような客は少し異質である。
 生冷酒(三六〇円)を頼んでみた。
 
 アレルギーのある方がゴマ油を抜いて欲しいというニーズにもちゃんと答えている。
 
 とにかく静かである。一人客が多いからである。

 改札から三十秒の場所ですばやく飲んで、食事も済ませることが出来る。
 すぐそばのとんかつの松乃家、牛丼の松家でも「ちょい飲み」を推奨している。
 やはり、こういったチェーン飲食店は、居酒屋にとって強敵に違いない。

 すこしおなかが空いてきた。
 半ラーメン(二〇〇円)は締めに良いかもしれない。
 さきほどのホッピーセットの一人飲みの方も中華そば三九〇円を頼んでいた。
 でも、私は帰って食事をしなければいけない。

 午後七時一〇分から七時五十五分まで四十五分の滞在。食事の為に来た一人客の皆さんは十分とかかっていない。
 お勘定は一四一〇円であった。

 閉店は午前四時とのこと。これから長い夜が続く。


中華食堂「日高屋」天王町店
住所 横浜市保土ヶ谷区天王町2-46-17
電話 045-334-2700
定休日 無休
営業時間 11:00~ラストオーダー深夜3:30、深夜4:00閉店
交通 相鉄線天王町駅下車徒歩30秒。




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蒲田 立ち飲み「炙り安」第6回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第639回 2016年1月11日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 蒲田 立ち飲み「炙り安」 第6回


  ~ 立ち呑み激戦区で人気の立ち呑み店  ~

  

 

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 蒲田に用事があった時、ちょっとだけ寄る立ち呑み店といえば駅からすぐの立ち呑み激戦区にある「炙り安」さんである。2009年3月1日の第1回から数えて、今回で6回目の紹介。時折寄らせてもらうお店だ。

 

 店内は1階がカウンター席。手前からはじまって奥で左に曲がるL字カウンター。十人くらいが立てるだろうか。
 やはり、常連の皆さんは奥の店の入口が見える場所が落ち着くようだ。我々は入口に近い方に立たせてもらう。
 皆さん、入ってきてお互い声をかけあい、帰る時も挨拶をしてゆく。ここは常連の皆さんの集う楽しい酒場である。

 栄川原酒(五〇〇円)を発見。福島のお酒で、この銘柄を見つけると吞むことにしている。
 SAKURAサッポロラガー中瓶(五〇〇円)。

 珍しいツマミがあった。くわいの素揚げ(三〇〇円)である。
 さらに、タコのお刺身(三五〇円)も頼む。

 クワイは縁起の良い食材として、煮物にしておせち料理で食べられる。
 ちょっと調べてみると、クワイの食する部分は「塊茎(かいけい)といって、短縮した地下茎自身が肥大化し球状になったもので、薄皮で包まれていないもの」とあった。
 素揚げしてあるのでホクホクとして美味、ビールに合う。

 さらに、おでん。
 ちくわぶ(一〇〇円)、大根(一〇〇円)、牛すじ(一〇〇円)を選んだ。
 私がちくわぶを選ぶのは毎回のこと、最近はSAKURAは牛すじを頼むことが多い。

 

 二杯目はトマトサワー(三五〇円)を二つ。
 焼酎をトマトジュースで割ったトマト割りではなく、焼酎にトマトジュースを入れて炭酸で割るトマトサワーである。

 以前に来た時にも見かけた男性お二人が登場。数ヶ月前のことなのによく覚えているのは、その方々のホッピーの飲み方の為である。
 お二人はホッピーセットを頼む時、黒ホッピーセット白ホッピーセットを一つづつ頼んで、お互いの黒ホッピーと白ホッピーを半分づつ注ぎ、黒白ハーフホッピーにして吞むのである。
 淡色麦芽で造られるのがホッピー、濃色麦芽で造られるのが黒ホッピー、これをハーフにする飲み方もなかなか良いのである。
 この飲み方は私もやったことがあるがこれはこれで美味しい。二人で来て、仲良くハーフホッピーセットを吞む。これはもっと普及しても良い飲み方だと思う。
 
 サッポロラガー中瓶(五〇〇円)の二本目を頼む。ハーフホッピーに影響され、二人でビールをハーフでのんだのである。

 立ち呑み激戦区のこの通りにあって、人気の立ち呑み店は今日も盛況であった。

 午後六時四十五分から七時半までの滞在。この日は二人で三一五〇円であった。
 お勘定もハーフにすると一人一五七五円。


蒲田 立ち飲み「炙り安」
住所 東京都大田区西蒲田7-67-12
電話 03-6313-1657
定休日 第2第4日曜日
営業時間 17:00~23:00
交通 東急池上線・東急多摩川線蒲田駅下車徒歩1分、JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩2分




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吉田町 立ち飲み「蔵人」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第638回 2016年1月4日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 吉田町 立ち飲み「蔵人」


  ~ 新年の横浜を歩く ~


  



  
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 横浜市中区に吉田町という町がある。横浜市民でなければ知らない方も多いかもしれない。
 JR根岸線の桜木町駅の東側を流れる大岡川と、同路線の関内駅の西側の商店街、伊勢佐木モールに挟まれた町で、有名な野毛にも近い位置でありながら地味な印象があるけれど、最近はBARの街として注目されている。

 今回は吉田町を目的地として念頭に入れ、正月の横浜の街をsakuraと二人で歩いてみた。
 相鉄線の天王町駅を出発点として東へ。おなじく相鉄線の西横浜駅の歩道橋を渡り、藤棚の交差点に出て、長いだらだら坂を上がって行くと、ここには、昔市電が通っていたという。やがて、関東学院高等学校が右手に見えてくる。
 京浜急行の黄金町駅が遠くに見えてきた頃、左手の道に入って行き、京浜急行の線路の下をくぐり、大岡川沿いに出て、末吉橋という橋を渡ると、伊勢佐木モールに出た。

 歌手の青江美奈さんの「伊勢佐木町ブルース」のピアノの形をしたモニュメントがあった。その向こうに青江美奈さんのイラスト看板が見える。

 

 モニュメントには「伊勢佐木町ブルース」の譜面と歌詞が刻まれていた。

 

 正月らしく獅子舞が店から店へと巡ってゆく。
 イセザキモールには「美喜屋獅子舞工房」という獅子頭専門店があるのだから、当然といえば当然。
 久しぶりに良いものを見せていただいた。

 

 伊勢佐木モールをさらに関内駅方面へと歩いてゆく。そして、伊勢佐木モールの関内側の入口の巨大モニュメントの下に出ると左に曲がった。交番が見えてくる。
吉田町本通りといい、野毛方面へ抜ける道だ。交番を過ぎればそこは吉田町である。

 

 地面に照射された文字は「吉田町」、そして、ローマ字表記で「YOSHIDAMACHI」であった。
 ここは、よしだちょうではなく、よしだまちなのである。

 

 吉田町本通りの左手には、昭和三十年代初頭に建てられた吉田町第一名店ビルというビルが建っている。
 骨董店やBARが立ち並び、近年は「おしゃれな街」として認知されているようだ。
 そのビルが途切れた角を左に入ると左角に「立ち吞み処 蔵人」の文字。様々な雑誌やメディアで紹介されている看板である。

  

 吉田町 立ち飲み「蔵人」に入ってみた。
 こちらのお店は年中無休。正月の4日でも営業をされていた。
 
 入ると左側の柱を囲むように立ち飲むカウンターがある。左手の奥に調理場があり、その前もカウンター。角店なので左手側にも入口がある。右手の壁際にもカウンター。
 こちらは、テーブルの上のカゴにお金を入れて、そこから清算される方式。

 SAKURA生ビール(四〇〇円)、私は菊水辛口(五〇〇円)を頼む。

 新年会の流れの方々か。だいぶ元気で、酔って酒をこぼしたりしている。

 「愚痴こぼすな、酒こぼすな」というある美人女優さんの口癖を思い出す。

 つまみは、鎌倉ウインナ(三〇〇円)

 カップ酒(五〇〇円)の文字。今日は越後杜氏の里という銘柄である。

 酔っていたお客さんの差し入れのシューマイ二個を我々にマスターがくれる。

 帰る方もあり、酒屋さんがお酒やビールのタンクなど持ち込み、店内はリセット。
 我々も散歩のリセットが出来た。また、平日に来てみたいと思う。

 さて、散歩の続きである。
 お支払いは二人で千二百円。たぶん。 

 外に出ると再び吉田町本通りに戻り、再び野毛方面へ。都橋の向う河岸にあったのは都橋商店街。
 カーブした独特な形状の二階建ての飲食店が入るビルである。一階の店舗には道沿いから入り、二階の店舗へは、川側の二階廊下から入るようになっている。その二階側にあるのは有名なホッピー専門のBAR、ホッピー仙人さん。
 前回、おじゃましたのは、真夏の2016年8月1日、その時のことは、第621回で紹介している。
 二階廊下へ上がってみた。

 

 ホッピー仙人さんは正月休みなのでまだ開店していない。

 

 それから、都橋から野毛の辺りを歩いてみた。開けていない店も多い。
 古くからある寿司店「秀吉」さんで軽く夕食。

 

 新年4日目の比較的静かな正月の横浜散歩、獅子舞を見たり、なかなか楽しい散歩になった。



 

吉田町 立ち飲み「蔵人」
住所 横浜市中区吉田町3-11 1F
電話 045-261-3357
定休日 年中無休
営業時間 17:00~23:00
交通 JR関内駅下車徒歩3分。



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天王町 立ち飲み「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」第3回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第637回 2016年12月11日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 天王町 立ち飲み「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」 第3回


  ~ 横浜に増殖する国民酒場 ~

  天王町 立ち飲み「じぃえんとるまん」天王町店


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 天王町の駅改札から三十秒の大規模立ち飲み店、「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」は、このブログでも過去に第594回第608回の2回紹介している。そして、個人でも仲間でも日常的にお世話になっているお店である。本日もパートナーのSAKURAと訪問。なにしろ、駅前なので寄りやすいのである。

 天王町 立ち飲み「じぃえんとるまん」天王町店

 相鉄線の天王町駅の改札を出て左手へ。線路際の道を入って行き、すぐ右手の飲食店が何軒か入るビルの二階へ。エレベーターもちゃんとあるのでお年寄りにもやさしい店である。外観や看板は第608回で写真入りで紹介した。

 いつもの入って左手の壁際の席に二人で立つ。近くの横浜ビジネス・パークで働く方々も仕事帰りに多くより、休日の日曜日は比較的空いている。休日のスポーツを楽しんだ帰りのグループ客もいて、早い時間からにぎわっていることも多い。

 いつものように、脅威的な価格の瓶ビール大瓶(三八〇円)を頼む。
 つまみは、イカ刺し(三〇〇円)。
 ビールでのどを潤すこの時間が楽しい。

 SAKURAはお湯割りの芋焼酎さつま司(二〇〇円)に切り替える。

 やはり、今日は日曜日なので、日曜祝日限定の自家製餃子(揚げor焼き)五個(一八〇円)を焼きでお願いした。この一八〇円という価格も驚異的である。

 トイレに行く時に入口脇のポスターに気がついた。
 なんと、国民酒場じぃえんとるまん桜木町店が来年オープンとのこと。
 お店の方に聞いてみたけれど、この時点では開店日がはっきりしていなかった。
 
 庶民としては安い価格で日々飲むことのできる店が増えることはうれしい話である。

 餃子を食べたあとは、ちょっとさっぱりと玉こんにゃく(一〇〇円)。

 飲み物は、トマトハイ(二五〇円)を二人分二杯頼む。

 上大岡の国民酒場あさひや 「じぃえんとるまん」を始祖として、最初に出来た支店、じぃえんとるまん関内店の撤退はあったけれど、じぃえんとるまん二俣川店じぃえんとるまん新杉田店じぃえんとるまんJr.三ツ境店と増えていって、2014年12月にじぃえんとるまん天王町店がオープンするまで快進撃。
 さらに、今回は桜木町、しかも、「石松」「はなみち」など有名店がある、立ち呑み好きの聖地、ぴおシティ B2Fへの出店というのは驚く。ついつい興奮していまう酒呑み二人であった。

 トマトハイ(二五〇円)と芋焼酎さつま司(二〇〇円)を新漬たくあん(一〇〇円)で楽しむ。

 いずれにしても横浜に、かつて市民酒場が多くあったように、国民酒場じぃえんとるまんさんには、これからもますます安い価格で庶民の味方でありつづけて欲しいものである。東京に増殖していった某低価格店のような道ではなく、これからも横浜で地道な道をすすんで欲しいものである。

 午後6時から7時半まで一時間半の滞在。二人で二二一〇円。まさに、庶民の為の国民酒場である。



 追記
 桜木町 立ち飲み「国民酒場じぃえんとるまん桜木町店」は、2017年2月19日開店とのこと。少し落ち着いた頃に訪問する予定である。


 追記 2017.02.25

 2月25日、一人で訪問してみた。入って右手の短い方のカウンター前に立つ。
 回転3周年記念企画のハッピーアワーの知らせがカウンターに貼ってあった。

 

 十五時から十八時まで限定。
 「生ビール小、フリージングハイボール、サワー各種と小鉢3種を選んで五〇〇円。」
 これは安い。
 並びの方々は桜木町店に行かれた様子。
 ホッピーセット黒氷なし(三六〇円)とマグロブツ(三〇〇円)を追加。
 
 若いお客様同士が二俣川店は行ったことが無い、行って見たいと話していた。
 私が二俣川店に行った時、隣の年配のご常連がすべての「じぃえんとるまん」に行ったことがあると話してくれたことを思い出す。これが「じぃえんとるまん」さんの秘密かもしれない。まるで、地元の人たちがサッカーチームを応援するような感じをうける私の感覚は大げさであろうか。
 本日は、二杯四品で一一六〇円。安い。30分で帰ることにした。



天王町 立ち飲み「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」
住所 横浜市保土ケ谷区天王町2-46-6 清水第一ビル 2F
電話 045-520-3651
定休日 無休
営業時間 [月~土] 15:00~23:00 [祝] 15:00~22:00
交通 相鉄線天王町駅下車徒歩1分。



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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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