上野 やきとり「文楽」

居酒屋探偵DAITENの生活 第334回 2010年4月4日(日) 【地域別】  【時間順】




上野 やきとり「文楽」


  写真準備中  ←クリックお願いします。    にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします。



  
 地方から帰ってきたSAKURAを迎えに上野駅に行った。ここのところ忙しい日々が続いている。偶には上野の桜でも見ないかというので出かけたのである。
 上野駅の公園口改札で待ち合わせ。改札周辺も駅構内も今日はとても混んでいた。桜の花見といえば上野である。東京文化会館前の入口から上野恩賜公園に入り、東京文化会館の北側を廻って左折、公園の中央を南北に通っている一番広い道を歩いた。道の左右両方に桜の木が並んでおり、桜の花のアーケードのようになっている。ビニールシートを敷きつめた上で花見酒を楽しむ人が沢山いる。場所取りらしい人が一人で座っているシートもある。その様子を眺めたり、桜の花を見あげたり、写真を撮ったりしながら多くの人が流れてゆく。

 群衆から離れ、不忍池の側に降りる。不忍池の畔の「桜木亭」で燗酒のワンカップを飲んだ。さらに少し歩いて「下町風俗資料館」の前を通って左折、上野中央通りを渡ってアメ横に入ってゆく。ちょうどアメ横センタービルの西側に出た。アメ横の商店街は今日もは人でいっぱいである。JRガード下の商店街の狭い通路を通り、ガードの東側にでた。ガード脇の道を北上。すると、左手にガードの西側と東側をつなぐ通路があった。上野駅から御徒町駅に向かって歩いた1つ目のガード下通路である。上野公園前の交差点からガードの下をくぐり、マルイシティの裏に至る、もっとも混み合う場所である。

 そのガード下の通路に面して、2軒の老舗もつ焼き店が向かい合っている。南側にあるのが「吉田類の酒場放浪記」でも紹介されている有名店「大統領」である。そのすぐ前、通路を挟んで北側には、やきとり「文楽」がある。二軒のもつ焼き店の間の狭い通路を人が通り過ぎてゆく。左手の「大統領」を見ると人でいっぱいの様子。諦めて通り過ぎようとすると、やきとり「文楽」で人が立ち上がる様子が見えた。sakuraがその席を指さす。すぐに反応して二人で席についた。

 まだ、午後2時前であった。後々やきとり「文楽」の営業時間を調べてみると、平日の月曜から金曜は14:00から23:00までの営業。土曜は12:00から21:00。日曜は12:00から20:00である。つまり土日は昼から飲めるということになる。
 店内を見回すと妙に新しい造りであった。(実際には店内ではなく道端に置かれたテーブルに向かい合って座っている状況である)。調べてみると、やきとり「文楽」は、2009年1月下旬に、約40年前の創業以来初の改装を行ったそうである。店が新しくなっているはずであった。

 まずは、大瓶ビール(550円)、塩キャベツ(300円)、文楽盛り合わせ6本(900円)を頼む。盛り合わせは、もも、なんこつ、たんが各2本づつである。道行く人の身体が私の背中に何度も当たる。それほど混み合っているのだ。まるで、大晦日のようである。
 sakuraがデジタルカメラで周囲を何回も撮影している。ここは、店内ではなく、人がたくさん通る道端である。ゆえに店内は撮影しないという私のポリシーから外れてはいないのである。実際、道行く外国人観光客たちが写真を撮っている姿が目立った。ぶつかり合うほど混んでいる場所に座り、小さくなって酒を飲み、もつ焼きを食べている様子は、彼らから見ればとても不思議なことかもしれない。

 さらに、日本酒文楽(300円)を2杯もらった。燗酒はポットからコップに注がれる。コップ酒を飲み、混み合うアメ横の道端に座っていると、進駐軍(アメリカ軍)からの横流し品等を売っていたという昭和20年代の闇市・アメ横の様子が頭に浮かんでくる。物の無い時代、このガード下で物を売り買いしていた人々の熱気。肩で風を切って歩く男達。ギラギラとした目線。洋酒やタバコを密かに持ち込んでくる米兵たち。乗り付けられたジープから横流し物資が運びこまれる。チョコレート。缶詰。様々な電気製品。それを電気関係の町工場の人間が買い込み、改造をして売り払う。生きる為の意志と工夫を持つ人々がいた。そして、失われた昨日を取り戻すように、明日を信じる力がそこにはあったに違いない。

 午後2時30分から3時00分まで30分ほどの滞在。支払った金額は2,350円であった。 

  ※  ※  ※

 追記

 この後、上野を離れ、地元城南地区蒲田へ行きいろいろと買物をした。そのまま帰ればよいものを、ついつい足が向いてしまったのは、こちらのお店。今日は店内が花見バージョンとなっており、常連の皆さんが楽しく飲んでおられた。様々な差し入れやサービス品をいただく。心苦しいと思いながらも酒類だけ飲み、1時間ほどで失礼する。何も知らず知り合いのパーティの日に突然うかがってしまったような気持ちである。並びに当ブログの読者の方がおられ、私達二人の話の内容から正体を露呈してしまった。まことに恐縮である。


上野 やきとり「文楽」
住所 東京都台東区上野6-12-1 JR高架下
電話 03-3832-0319
定休日 無休(年末年始休み)
営業時間 月曜~金曜 14:00~23:00 土曜 12:00~21:00 日曜 12:00~20:00
交通 JR上野駅下車不忍口より徒歩3分・京成電鉄京成上野駅下車正面口より徒歩2分

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

FC2カウンター
プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

地名タグ
↓【地名をクリックするとその地域の記事だけが表示されます】

星川 菊名 蒲田 二俣川 元住吉 武蔵新田 保土ヶ谷 平沼橋 天王町 吉田町 黄金町 所沢 自由が丘 野毛 横浜 桜木町 雪谷大塚 藤沢 戸部 西横浜 東神奈川 中目黒 下北沢 池上 日吉 多摩川 田園調布 千鳥町 洗足池 新丸子 新橋 蓮沼 石川台 長原 緑が丘 大岡山 矢口渡 下丸子 大崎広小路 五反田 沼部 祐天寺 鵜の木 大井町 奥沢 渋谷 高円寺 武蔵小杉 尻手 川崎 鹿島田 向ヶ丘遊園 御徒町 東京 浜松町 学芸大学 御嶽山 雑色 中延 荏原中延 荏原町 二子新地 登戸 関内 鶴見 椎名町 池袋 戸越銀座 吉祥寺 戸越公園 目黒駅 平間 久が原 高田馬場 下高井戸 三鷹 大崎 秋津 新宿 大森 旗の台 恵比寿 都立大学 石川町 日ノ出町 綱島 武蔵小山 神田 秋葉原 上野 三軒茶屋 新馬場 不動前 立会川 鮫洲 三田 東銀座 西馬込 西小山 浅草橋 両国 笹塚 西大井 馬込 武蔵新城 新川崎 神泉 北品川 新小岩 武蔵溝ノ口 小島新田 神楽坂 水道橋 日暮里 西日暮里 野方 赤羽 大倉山 飯田橋 小石川 代々木 王子 十条 豪徳寺 世田谷 山下 深川 

新岳大典作小説リンク
ブクログのパブー発表中の「居酒屋短編小説シリーズ」
カテゴリー
ブログ内検索
居酒屋探偵団関連リンク
おすすめサイト ◎新岳大典が管理しているブログ、サイト、facebook
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
最近のトラックバック
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる