吉祥寺 蔵元居酒屋「清瀧」吉祥寺店

居酒屋探偵DAITENの生活 第440回 2011年8月15日(月) 【地域別】  【時間順】




吉祥寺 蔵元居酒屋「清瀧」吉祥寺店



  吉祥寺蔵元居酒屋清瀧

 
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 30年後の街

 終戦記念日である。
 今年に入って、親友のGAIと二人、私の父の墓の修復を行い、その帰りに酒場に寄ることが続いている。
 記事としては、4月2日の第410回第411回第412回、4月16日の第414回、4月30日の第419回第420回であり、今回の第440回がその最終回である。

 最後の作業を終え、タクシーと電車を乗り継いで降り立った街はJR中央線の武蔵境駅であった。
 武蔵境駅から西武多摩川線という路線が出ている。武蔵境、新小金井、多摩、白糸台、競艇場前、是政の6つの駅があり、競艇場前は多摩川競艇場の最寄り駅であり、終点の是政からは府中東京競馬場に行くことも出来る。いわやるギャンブル路線の一つである。
 ギャンブル場に近い駅には古い居酒屋が多くある。そこで、武蔵境駅で降りてみることにしたのである。
 また、昔、この街にはGAIが住んでいた。30年ほど前の話である。商店街を抜け、市場で枝豆を大量に買い茹でて食べた。
 いつもお互いの家で、様々な料理を作って呑むことが多かったのである。二人とも大食いで大酒飲みで、麦焼酎二階堂の一升瓶を2時間ほどで空けて平気な顔をしているという状態だったので、居酒屋へ行く金がもったいなかったのである。
 
 北口駅前のコンビニで燃料(缶ビール)を仕入れて歩き始めた。
 武蔵境駅周辺も他の中央線沿線の駅と同じように様変わりしていた。
 駅は改修工事中で、巨大なクレーンの姿がそこにあった。本当に巨大である。

 武蔵境散策1 ←武蔵境駅脇の巨大クレーン

 駅周辺の再開発図を見てみると、まだどんどん変わってゆくのが解る。
 味わいある居酒屋など残っていないだろうと思いながら、駅前のコンビニで缶ビールを買って、駅北側の商店街周辺を歩いてみることにした。

 武蔵境すきっぷ通り商店街 ←「武蔵境すきっぷ通り商店街」

 いずれにしても毎年お盆前後は、中小の居酒屋さんはお盆休みでやっていない場合が多いのである。これはチェーン居酒屋とは違う点である。それでも中には開けてくれているお店もあるのではないかと、そこに期待して歩いてみることにした。しかし、様々なお店の前に白い「お知らせの紙」が貼ってあった。

 武蔵境散策3 ← 武蔵境駅北口側にて

 駅の西側にある自由通路をくぐって、南口側に移動する。南口側はさらに変化していた。西武多摩川線の線路脇に若干古い飲み屋街の名残が残っていた。しかし、やはりお盆休みのお店がほとんどであった。

 武蔵境散策4 ← 武蔵境駅南口側にて

 南口側を聞き込みをしながら散策するも情報を得ることは出来なかった。駅の東側のガードをくぐり再び北口側へ。少し歩くと銭湯の煙突を発見。銭湯の周辺に古いアパートや住宅が残っている地域があった。それらもきっと建て直されてしまう可能性が高いに違いない。何もかもが変わってゆく。

 武蔵境散策5 ← アパートの向こうに銭湯の煙突

 歩き疲れたので、駅から少し離れた某店で軽く飲んだ。良いお店ではあるが特に特徴が感じられない。ゆえに記事にはしない。

 GAIと二人、夢を語り合った時代から30年の時が経った。さらに30年後に自分たちが生きているかどうかは解らない。30年後の街はどうなっているのだろうか。そんなことを考えながら再び中央線に乗り、やはり変化しつづける街、吉祥寺へと向かった。

 

 蔵元居酒屋「清瀧」吉祥寺店

 吉祥寺の街は、第412回の時にずいぶん歩いた。もうハモニカ横丁に行く気持ちもおきない。まっすぐ目的の店へと向かった。
 目的の店とは、第420回で紹介した蔵元居酒屋「清瀧」チェーンの吉祥寺店である。
 GAIは、高田馬場店に二人で行った後、とても気に入って吉祥寺店にも通っているそうである。実際に連れていってもらい、思いの外、駅の近くにあることに驚かされた。吉祥寺駅北口のロータリーに面したダイヤ街の入口のビルの地下である。お店の入口はダイヤ街側。地下に降りると広い空間はたくさんのお客さんで一杯だった。

 GAIは日本酒の清龍大徳利(284円)にする。解っていても、やはり大徳利が税込284円というのは驚異的な値段である。私はホッピーセット(399円)にした。お通しは158円である。なお、価格は全て税込
 本日の特別サービス品は何かとホワイトボードを見れば、まぐろブツが190円であった。
 まぐろブツ(190円)を2つと、ハゼのてんぷら(294円)を一つもらった。

 ホッピーの値段は店によって様々である。特に外(ホッピー本体)中(焼酎)の値段は違う。こちらのお店では、は350円、は242円となっていた。セットが399円なのに、中と外を合わせると592円になる。面白い。きっとこの中焼酎はかなりの量に違いない。とても私には無理である。

 ハゼのてんぷらを食べながら、今の若者たちはハゼなど食べないのではないかという話になった。
 そして、周囲を見ると客の年齢層が高いことに改めて気づかされた。
 「これだけ安い値段で飲めるのに、若いグループ客とかいないのが不思議だ」とGAIが言う。同感である。
 若者の街となってしまった吉祥寺にあって、こちらの店は親父たちのオアシスではないかと思う。
 そして、ここにいる年輩の人たちにはパワーがある。このパワーが若者たちを寄せ付けないのではないか、などと話し合う。

 蒸し鶏親子サラダ(399円)も頼む。大きなお皿にのってきて量も多い。

 さらに、清龍大徳利(284円)をもう一本と、うなぎ玉子焼き(399円)を頼んだ。
 私はレモンサワー(242円)を頼む。お猪口も追加して、さらに、3本目の清龍大徳利(284円)を追加する。
 
 茄子の1本漬け(315円)は最後の締めの1品。

 考えてみれば、歩きながら缶ビールを飲み、1軒目で焼酎を飲んでいる。私としては、ずいぶんと飲んでしまったようである。私の本拠地である城南地区はやはり遠い、急いで帰ることにしよう。

 午後6時30分から午後9時まで2時間半ほどの滞在。お支払いは二人で3,596円(税込)であった。

 いつものように、GAIと井の頭線の改札前のエスカレーター下で別れた。

 「一難去ってまた一難の人生だよ」と自分が話した言葉が再び頭に浮かぶ。一期に酔いが回った。
 始発駅である吉祥寺で井の頭線に乗って、座席に座ってしまい、終点の渋谷駅で目を覚ますことが出来たのは、まさに奇跡であった。

 

吉祥寺 蔵元居酒屋「清瀧」吉祥寺店
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-12 小野山ビル地下1階
電話 0422-21-4406
営業時間 16:00~24:00
定休日 年中無休
交通 JR吉祥寺駅徒歩1分




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吉祥寺 焼鳥「いせや総本店」本店

居酒屋探偵DAITENの生活 第412回 2011年4月2日(土) 【地域別】  【時間順】




吉祥寺 焼鳥「いせや総本店」本店


  吉祥寺いせや総本店


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 GAIと二人、父の墓参りをした後、西武池袋線の新秋津まで行き、前々回前回の2店を巡り、「西のホッピー通り」を堪能した。
 その後、新秋津駅からJR武蔵野線に乗った。新秋津の次は新小平。その次の西国分寺でJR中央線に乗り換え、吉祥寺へ向かった。

 十代から二十代まで、吉祥寺の街ですごす時間が多かった。青春の思い出というものが自分にもあるとしたら、この吉祥寺での出来事が大半である。何人もの人々との出会い、そして、別れ。街も変わり、私自身も変わった。

 吉祥寺に到着したのは午後3時半。例年ならば花見で賑わうはずの井の頭公園の様子を見に行ってみようということになった。

 「自粛ムード」の中、男二人で静かに飲むのも良いと考え、吉祥寺駅の近くのストアで、安い赤ワインと紙コップ、6Pチーズ、クラッカー等を買い込み、井の頭公園へと向かった。

 井の頭通りを渡り、丸井本館の東側の道を通って、井の頭公園に入った。「宴会自粛を呼びかける看板」がある。我々は宴会をするつもりはない。静かに飲むのである。野外ステージ前のベンチに座り、チーズとクラッカーを食べ、ワインを飲む。

 土の上にレジャーシートを敷いた若者たちのグループが車座になって飲んでいる。一部に大きな声を出す者がいたり、奇妙な格好に着替えて奇声をあげる者もいたのだけれど、それもあまり盛り上がらず、すぐに落ち着いてしまう。

 そこへ、時折、自粛を求める放送が流れる。これは、お花見自体を禁止しているわけではなく、「宴会」の自粛のお願いのようである。

 30分ほど静かに話をして、午後4時頃に立ち去った。もちろんゴミを放置したりなどはしない。
 大人数で集まり、大騒ぎをしたり、大量のゴミを出し、それを放置したままにするような花見は、近隣住民へ大変な迷惑がかかり、片付ける為の公的なお金を費やしてしまう。自粛ムードとは関係なく、近隣の方々の為に花見宴会は考えるべき時が来ているのかもしれない。また、電力を使ってライトアップをしてまで花見をするまでもないような気がする。

   ※   ※   ※

 井の頭公園の敷地のすぐ脇に焼鳥「いせや総本店」公園店がある。
 本来はこちらの古い方の焼鳥「いせや総本店」に入ってみたいと思っていたのだけれど、公園管理事務所側も公園内での花見を済ませてからの近隣のお店での宴会(飲食)をすすめている為もあるのか、いつも通り、今日も外に列が出来ていた。盛況である。

 吉祥寺の南口側の街を歩き、焼鳥「いせや総本店」本店の様子も見に行く。外に列を作って待っている人がたくさんいた。並ぶのは苦手である。すぐにその場を離れて、東急百貨店吉祥寺店の南側を歩き、ダイヤ街に入って、ハモニカ横丁を散策した。
 そこは私が知っているハモニカ横丁とは、まったく違う街になっていた。20年前、この横丁の仲見世小路の入口に小さな居酒屋があった。
 そこの親父さんはいつも酔っていて、GAIと二人で飲みに行くと、わざと「入れ歯」を口から出して見せたものである。「きたねえなあ、親父、やめろよ」と笑いながらお客さんたちが言っていたことを覚えている。
 
 さらに、北口の大通りに出て、コンビニで缶ビールを買い込んでから昔は近鉄デパートがあったヨドバシカメラのビルの手前から裏路地に入った。缶ビールを飲みながら話をする。まっすぐに行くとそこに噂に聞いていた劇場があった。公益財団法人 武蔵野文化事業団が運営する吉祥寺シアターである。
 さらに、吉祥寺の裏街を散策して、何軒かの店を訪ねた。しかし、どこもまだ開店をしていなかったり、休みであったりして入ることが出来なかった。そこで、再び焼鳥「いせや総本店」を目指すことにした。

   ※   ※   ※

 焼鳥「いせや総本店」は井の頭通りと吉祥寺通りの交叉点から南側に少し歩いた場所、吉祥寺通りがカーブを始める手前辺りにある。
 1階の客席に座りたい方々の列がまだ出来ていた。我々は2階の座敷に座りたかったので、その列の後ろから2階席への階段を上がった。少し待てば、座れるそうで、実際に5分と待たずに座ることが出来た。

 明るい座敷席の真ん中に一つだけ空いていた座卓に座る。それぞれまったく違う髪型や年齢層の従業員が白衣を着て働いている。若い女性の従業員に声をかけ注文をした。私はレモンサワー(320円)、GAIは焼酎(220円)である。

 焼酎には、梅シロップがコップ半分だけついてくる。この梅シロップを焼酎に少しだけ入れて飲む。三十年前、GAIと二人でこの梅シロップ入りの焼酎をあおってから他の店に行ったことを思い出す。

 マグロのブツ切り(380円)と自家製シューマイ(330円)を頼む。シューマイは大きなものが3個出てくる。

 前回のお店の焼き物が目に焼き付いて離れない。それでも、レバー(80円)を2本焼いてもらった。2本縛りになっていて、2本づつ頼むことになっている。

 私の2杯目は、カチ割りワインの白(320円)。GAIは焼酎の2杯目。
 
 カチ割ワインはビールジョッキに氷と白ワインを入れたものである。これにはびっくりした。かなりの量である。

 1階と2階の外側には装飾的な瓦屋根があり、周囲に赤提灯がたくさん下げてある。夜間などは、3階から上が14階建ての高さのマンションになっているとは気づかない人も多いかもしれない。ここの座敷に座っていると、昔の「いせや総本店」の座敷にそのまま座っているような気持ちになってくる。

 GAIは焼酎の3杯目を頼んだ。彼は酒が強い。

 それからサッポロ黒生大瓶(500円)とグラス2個をもらって2人でゆっくり飲んだ。大瓶で500円というのは今時としては安い。

 午後8時20分から9時50分まで1時間半ほどの滞在。御勘定は2,670円であった。

 GAIが京王井の頭線の吉祥寺駅まで送ってくれた。改札下のエスカレーター前で握手をして別れた。
 
 様々な過去が甦ってくる。あまりにも多くの思い出が押し寄せてきて、現在の私の心は流されそうである。

 ただ、今はその比喩はとても使えない。



吉祥寺 焼鳥「いせや総本店」本店
住所 東京都武蔵野市御殿山1-2-1
電話 0422-47-1008
定休日 火曜日
営業時間 12:00~22:00
交通 JR中央線、京王井の頭線井の頭駅南口下車5分
公式サイト→http://www.iseya-kichijoji.jp/



ホッピー原理主義者とは?
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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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