大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」第4回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第551回 2014年3月8日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】





 大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」 第4回


   ~ ママさんとの久しぶりの再会 ~

 
  

    にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  blogram投票ボタン ←クリックお願いします。

 ↓電子書籍の作成と販売が出来るサイト
ブクログのパブー | 電子書籍作成・販売プラットフォーム 居酒屋短編小説を発表中。このブログの右カラムに作品別のリンクあります→


 前々回の時に西五反田のTSUTAYAで借りたパトリス・ルコント監督の映画「大喝采」を返しに五反田に行くことになった。そして、同作品がとても面白く参考になった為、再び借りて帰ったのである。もちろん、SAKURAと二人である。
 
 西五反田のTSUTAYAから5分ほど歩いた場所にSAKURAのお気に入りの酒場がある。
 しかし、お店の前まで行って、予想外のお休みにぶつかったことが最近2回ほどあったのである。
 
 山手通りと首都高速2号目黒線が交差する西五反田2丁目の角にある大崎郵便局から南に横断歩道を渡り、少し歩いた首都高速2号目黒線下の通り沿いに、そのお店、家庭料理・居酒屋「一平」はあった。
 現在の場所に移転する以前のお店を2007年11月17日(土)第54回で紹介してから7年の時が過ぎている。移転したのは2009年の12月。
 思えば、前のお店を3回、新しい移転後に3回、今回を入れて7回、記事にしていることになる。

 「今日もやってないかなあ・・・」と言いながら近づいて行く。すると、赤提灯の明かりが見えた。
 「おっ、やってる」
 「やったね、よかったよかった」

 お店の前で喜ぶ二人であった。
 入り口のガラス戸を開けて、店内に入ってゆく。

 すると、ママさんがすぐにSAKURAに気づいてくれた。

 「お久しぶりですね」とママさん。

 さっそく、右手のL字カウンター席の一番奥の方に座った。カウンター席に先客の男性一人。左手にたんさん置かれたテーブル席には5、6人の男女のグループ客の方々。

 日本酒熱燗大(550円)をママさんに頼む。まだ、従業員の女性の方はお店に来ていない様子だ。

 お通しはマヨネーズで和えたミックスサラダ。すぐに従業員の女性が来る。初めての方である。
 
 メニューの中から定番の刺身の盛り合わせは頼まず、今日はタコブツ(300円)にした。
 蛸は足だけではなく胴部分も入っており、量が多い。

 2杯目はホッピーセット氷なし(380円)である。ボーダーライン以下の価格。ボーダーラインとは、私が勝手に決めさせてもらっているホッピーセットの価格「400円」のことである。

 ホッピーセット氷なしは、ホッピー瓶、ジョッキには焼酎だけで氷は入っていない。後から従業員の女性がマドラーをくれた。

 「マドラー、いらないですよ」といって、ホッピーを逆さまにして、焼酎の入ったホッピージョッキにホッピーを投入したのである。
 「こうやって逆さまにすると、まざるんだ」とSAKURAに話す。SAKURAはどれだけたくさんこの話を聞かされてきたことか。反応はもはや無い。

  「落ち着くなあ」と店内を見回しながら言ってしまう。

 店内はだんだんに混んできて、家族連れの方々が入って来ると、その御家族だったらしいカウンターの男性が入り口近くのテーブルに移動して合流された。

 次は、トマトハイ(300円)を2杯。
 ニラ玉子とじ(300円)とニンニク丸揚げ(200円)を頼む。
 トマトハイは最近のお気に入りである。

 土曜日の夕暮れ時である。気がつけば、後から次々に合流されて、家族友人的グループ二組に囲まれている状態となっていた。
 私だけ、レモンサワー(300円)を頼んだ。

 さらに、男性一人の常連客の方々が次々に入ってこられる。杖をついたお年寄りもいらっしゃる。
 従業員の方もママさんもそれとなくちゃんと対応される。お酒と食事を楽しめる「毎日通える場所」が必要な人がたくさんいるのだ。過剰な笑顔や大声での出迎え、見送り、チェーン酒場のマニュアル的対応にはうんざりさせられる。
 ホスピタリティとは何なのか。少し前に流行した「お・も・て・な・し」についても考えさせられた。
 
 午後5時半から7時半まで2時間の滞在。

 お勘定をお願いする。ママさんが奥の調理場の方から出てきて、大きめの「電子卓上計算機」を使って計算してくれた。

 お勘定は二人で3000円ぴったりであった。やはり、今日も安い。

 ママさんと少しだけお話が出来た。
 SAKURAとしては稽古帰りに寄る当てが再び出来て、とてもうれしそうであった。
 私も独りで何度も来ているけれど、居酒屋探偵DAITENの生活 第327回の時のように、親友を連れて来たこともある。
 私にとっても一安心であった。




 ※  ※  ※

第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第327回 2010年3月10日(水)

第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第373回 2010年10月2日(土)

第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第434回 2011年6月29日(水)





  大崎広小路家庭料理居酒屋「一平」新店舗看板

大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田7-20-13 セブンスターマンション第7五反田
電話 03-3493-7730
定休日 日曜・祭日
営業時間 17:00~
交通 東急池上線大崎広小路駅徒歩7分・東急目黒線不動前駅徒歩7分



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第477回 2012年4月11日(水) 【地域別】  【時間順】





大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」 第3回



 大崎広小路たこ安暖簾
  
   ←クリックお願いします。 にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ ←クリックお願いします。

 blogram投票ボタン
 ←クリックお願いします。

   電子書籍の作成と販売が出来るサイト
ブクログのパブー | 電子書籍作成・販売プラットフォーム ←居酒屋短編小説を発表中(無料)。「新岳大典」で検索。


 2011年7月23日(土)第437回で御一緒した、WEBプロデューサーミュージシャン舞踏家という多くの顔を持ち、SAKURAの芝居では音響家としても活躍してくれた寿島宅弥氏は、今、「食」に関わる仕事をされている。その分野のあるイベントの為に東京にやってくるとのこと。久しぶりに、SAKURA3人で会うことになった。

 私がセットアップしたのは、イベント会場である武蔵小山から近い、大崎広小路の老舗居酒屋「たこ安」さんであった。寿島宅弥氏のイベントが終わるのは午後8時とのこと。
 生憎の雨の中、タクシーで会場に向かう前に寿島宅弥氏と携帯電話で話す。

 「珍しい人物を連れてゆきますよ」と言う。
 「誰かなあ?」と私。
  
 その人は、10年前の一時期、SAKURA演出の芝居の出演俳優であった八巻新氏である。寿島宅弥氏がその後、「音響」として、多くの公演に参加してくれたのも、彼の友人であったことがきっかけである。

 生憎の雨の中、大崎広小路・居酒屋「たこ安」専用エスカレーターを上がる。このエスカレーターについては、前々回に書いた。あの時、見送っていただいた大女将はお元気なのだろうか。
 途中、電話を入れて予約しておいたので、入口から一番左奥の一番おちつく四人席に座ることが出来た。
 まずは、キリンラガー中瓶(580円)を1本いただいて、飲みながら待つことにする。

 10分ほどで寿島宅弥八巻新の両氏がやってくる。
 さっそく、寿島宅弥氏はサッポロ黒ラベル中瓶(580円)、八巻新氏はレモンサワー(380円)を選んで乾杯である。
 つまみは、そらまめ(380円)を2皿、小アジからあげ(380円)、あらだき大根(550円)を頼む。

 あらだき大根がやってくる。それは凄い量であった。魚のあらを大根と煮たシンプルな料理。

 寿島宅弥氏がこう言った。

 「あらだき大根(アラダキダイコン)と新岳大典(アラタケダイテン)って、なんだか似てますね」
 
 みんなで大笑いである。

 どうやって、お二人が咲良舎と出会ったかという「そもそも話」になった。まさに、昔話で盛り上がったわけである。

 SAKURAからメールが入った。稽古場からこちらに向かっているそうである。

 そこへ、お店の方がいらっしゃった。

 「まだまだ、お席は大丈夫ですけど、飲み物と食べ物がラストオーダーなんです」とのこと。
 そこで、新じゃが(350円)、イカ丸焼き(650円)を頼み、寿島宅弥氏は締張鶴(600円)を選んだ。私は栗焼酎ダバダ火ブリ(500円)をオンザロックでいただく。沢の鶴熱燗(800円)をもらっておく。

 新じゃがイカ丸焼きが出てきたところで、やっと、SAKURAが登場。
 テーブルの上のつまみをいただきながら昔話やそれぞれの近況で盛り上がる。
 
 全員が揃い、料理がすべて出たところで、フルーツを出してくださった。

 八巻新氏は、グレープフルーツサワー(380円)。沢の鶴熱燗(800円)。

 やがて、我々以外のお客さんは帰られ、すでに閉店時間を過ぎていた。特別に待っていてくださったようだ。

 お勘定をお願いする。4人で9760円であった。

 前々回のように、お店の方が店の外まで送ってくださる。見送りを受けながら我々の為に下りに切り替えられたエスカレーターを降りて外に出た。振り返り、階段の上に立つお店の方に手を振る。再び頭を下げてくださった。

 話はまだ終わらない。そこで、近くのチェーン居酒屋に移動、かなり遅い時間まで4人で盛り上がった。
 
 それぞれがそれぞれの道、それぞれの活動の話をする。また、会いたいと思う。また、話をしたいと思う。そんな「酒の一時」もまた楽しい。



大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」(たこやす)
(五反田)
住所 東京都品川区西五反田1-24-6 タキゲンビル2F
電話 03-3491-2902
定休日 日曜・祝日休
営業時間 平日17:00~23:00
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩1分・JR山手線五反田駅下車徒歩5分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第434回 2011年6月29日(水) 【地域別】  【時間順】



大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」 第3回

 
  大崎広小路家庭料理居酒屋一平
 
   ←クリックお願いします。 にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ ←クリックお願いします。

blogram投票ボタン
 ←クリックお願いします。


 親友のRAM元帥から連絡が入り、彼の東京での仕事が終わった後、二人で飲もうかということになった。会う直前に場所を指定して、携帯電話で連絡を取りながら、山手通りと首都高速2号目黒線が上を通る道が交叉する大崎郵便局の角で待ち合わせた。
 この交叉点から数十メートル南下したところに、過去に2回紹介している家庭料理・居酒屋「一平」がある。こちらのお店は、私よりも最近はsakuraの行きつけのお店となっている。

 ちょうど、お店の近くにカップルの方がいて、我々よりも少し先に店内に入った。入って右手のカウンター席も左手のテーブル席も目の前に焼酎ボトルを並べた常連の皆さんで一杯の様子であった。
 カップルの方々は入ってすぐの二人席に座り、続いて入っていった我々二人もその隣の二人席に座る。
 すると、我々の左手にいらっしゃる壁側席の「焼酎ボトル常連組」の方が我々を側面から見ているような形になり、まるで3人で同じテーブルに向かっているような雰囲気になったのである。

 最初の1杯である。RAM元帥生ビール中(400円)、私はプリン体をやや恐れて、生ビールミニ(250円)を頼んだ。
 一平さんと言えば安い刺身である。メニューは刺身盛り合わせでも刺し盛りでもなく盛刺と書かれている。盛刺(350円)、厚揚げ焼き(250円)、ニラ玉(300円)と一期に頼む。RAM元帥は、体育会系であり、なかなかの健啖家なのである。
 しかし、こちらのつまみは、どれもおかずになる量である。独りでの来店の時は頼み方を考えなければならない。
 
 テレビでは郡山で行われた巨人対ヤクルトの試合を放送していた(ようである)。酒場で初めて会った同志、隣の方と自然と野球の話で盛り上がる。特にRAM元帥は営業畑の人であり、爽やかな笑顔とおおらかな笑い声、そして、誠実な人柄で、初めての人とでもすぐに仲良くなってしまうのである。それから3人でいろいろとお話をした。
 
 2杯目は、私がホッピーセット(380円)、RAM元帥チューハイ(300円)である。
 ホッピーセットは400円ボーダーラインを下回る安さを保ってくれている。チューハイの300円も安い。

 RAM元帥がさらに焼きビーフン(400円)を頼んだ。この焼きビーフンが美味しかった。RAM元帥もお気に入りである。しかし、やはり量がありお腹が一杯になってしまった。
 お隣の方はT氏という方であった。T氏は話題豊富な方で、文学や演劇の話にもなった。

 3杯目は、チューハイ(300円)とレモンサワー(310円)。

 話は盛り上がる。T氏べらんめえ口調は我々二人とも合う。

 4杯目は、チューハイ(300円)を2杯。

 話はさらに盛り上がる。
 
 5杯目も、チューハイ(300円)を2杯である。RAM元帥はガンガンゆくのである。

 まだまだ話は盛り上がる。

 ここで、またもRAM元帥定番の2品、お新香(100円)と冷や奴(150円)も頼んだ。

 RAM元帥「あとチューハイ2杯」と、注文するのを脇から止めて、キリンラガー大瓶(500円)とグラスを2個もらう。
 「そろそろ、ビールで締めにしないと遅くなるので・・・」と言う。

 時間は午後8時半を過ぎていた。2時間近く滞在したことになる。お支払いは二人で5,290円であった。飲み物10杯と瓶ビール大瓶1本、つまみは6品であった。いくら安くてもこれだけ飲んで食べればこの金額になるのであった。

 「一平」からJR五反田駅まで歩き、RAM元帥を見送った後、買い物をして帰宅。

 初めての方、T氏と楽しくお話が出来た。この日はいろいろとあって、二人だけなら愚痴になってしまうところであった。こういう酒もたまには良い。T氏に感謝、酒場に感謝である。


 ※  ※  ※

第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第327回 2010年3月10日(水)

第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第373回 2010年10月2日(土)



  大崎広小路家庭料理居酒屋「一平」新店舗看板

大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田7-20-13 セブンスターマンション第7五反田
電話 03-3493-7730
定休日 日曜・祭日
営業時間 17:00~
交通 東急池上線大崎広小路駅徒歩7分・東急目黒線不動前駅徒歩7分







ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第373回 2010年10月2日(土)  【地域別】  【時間順】




大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」 第2回

 
  大崎広小路家庭料理居酒屋一平
 
   ←クリックお願いします。 にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ ←クリックお願いします。

blogram投票ボタン
 ←クリックお願いします。


 前回の店を出たsakuraと私の二人は路地から目黒通りに出る為、小さな階段を上がった。もう少し散歩を続けることにする。右に行けば目黒川があり、そのまま権之助坂を登れば目黒駅に出る。
 左に歩いて、大鳥神社交差点に出て、山手通りを五反田方面へ歩くことにした。少し歩いて羅漢寺という二股の交差点に出る。そこを斜め右に歩いて行けば、五百羅漢寺があり、さらに向こうには、「泰叡山瀧泉寺」という、不動明王を本尊とする関東最古の不動霊場がある。いわゆる目黒不動。私もsakuraも何度もお参りにきたことがある。
 さらに歩けば林試の森公園という大きな公園もある。元々あった林野庁の「林業試験場」が筑波研究学園都市に移転した跡地を整備して、平成元年から「都立林試の森公園」として開園したものである。この辺りは緑も多く、住みやすい地域である。
 山手通りを歩いて、かむら坂下の三叉路に出た。ここを右に曲がれば、第8回という「居酒屋探偵DAITENの生活」の黎明期の記事で紹介した2軒、ホルモン道場「大田屋」さんと、立ち呑み「坂や」さんがある。

 目黒線の大きなガードの下をくぐった。ガード脇を右に行けば不動前駅であり、しばらく歩くと右手に全国のワンカップ酒を置いていることで有名な内藤酒店がある。ビルの建て替えも終わり、立派な構えの酒店となっている。
 首都高速2号目黒線が見えてくる。交差点を渡り、山手通りから逸れて右に曲がった。すると一軒のマンションの1階に、私が最も気に入っている店の一軒、家庭料理・居酒屋「一平」がある。
 第327回の記事に書いた通り、同店は大崎広小路駅前から現在の場所に移転してきた新店舗である。旧店舗には何度も二人で行っているけれど、sakuraをこの新店舗へ連れてくるのは初めてであった。
 
 ちょうど、同店の入っているマンションが改修工事らしく、建物の外側に足場が作られ、ネットが貼られていた。工事現場然とした雰囲気の中に突入するのである。(写真)
 右手のL字カウンターにはお客さんの姿は無く、左手の壁際に男性と女性が壁を背に座っているだけだった。以前に見かけたことのある方々だった。土曜日のこの時間はサラリーマン風の姿は無く、静かである。
 いつもの女将さんともう一人、美しい顔立ちの女性が立ち働いてた。初めて見る方である。女将さんは前述のお客さんたちと楽しそうに話していた。

 L字カウンターの右手の端に二人で座った。ちょうど飲み物メニューが見えない位置なので、一度席から離れたりしながら、sakuraは瓶ビール大瓶(550円)を選び、私はホッピーセット(380円)をお願いした。
 オクラとモズクの酢の物が二つ、突き出しとして出てきた。(後で計算してみると一つ200円であった)

 二軒目なので、つまみは軽めにして、冷や奴(150円)と、しめあじ(300円)にした。私の2杯目はレモンサワー(300円)であった。
 他の方が選んだ刺身盛合わせが運ばれて行く。あいかわらず凄い盛りである。やってきたしめさばならぬしめあじも量がある。

 だんだんに常連の方々が集まり始めた。男性が二人やってきて先程の壁際の皆さんの前に座った。男性と女性の二人客、女性二人客とお客さんが増えてゆく。壁際や入口から席がうまってゆく。どうやら、メニューが見やすく、店の奥の方の冷蔵庫の上に置かれた大画面テレビが見やすい場所を選ぶようである。カウンター席はテレビが見にくい。それでも、次の男性一人客の方はカウンター席に座られた。一人の場合、やはりカウンター席の方が座りやすいと思う。

 店全体に、ゆるい時間が流れてゆく、殺気だった雰囲気や大声で自己を主張する人もいない。土曜日や休日の酒場が特に好きなのはこの点である。お店の方が女性である為か、女性客の姿を多く見る。いわゆる「こじゃれた店」ではないけれど、マスコミがよく使う表現、「女性一人でも安心して入れるお店」であるといえる。基本的には「食事処」なので食事だけ済ませる人もいるようだ。

 最後にもう一杯、レモンサワー(300円)をいただいた。
 sakuraに、新しい店の印象を聞くと、「マイルドの一言」だそうである。実際、数日後の夜10時過ぎに、sakuraは一人でこちらの店に来たそうである。マイルドな雰囲気がよっぽど気に入ったようである。

 御勘定は2人で2,380円であった。午後7時30分から8時15分まで45分ほどの滞在。

 再び、山手通りに出て歩き始める。今日のところは探偵事務所には寄らず、大人しく帰ることにしよう。しかし、数日後、探偵事務所で面白い実験に立ち会うのであった。

 (了)

 ※  ※  ※

 実際には池上線の大崎広小路駅よりも目黒線の不動前駅に近いのかもしれない。しかし、元々の旧店舗が大崎広小路駅近くのガード下にあったので、そのまま大崎広小路駅の分類に入れることにした。
 
 


第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第327回 2010年3月10日(水)


  大崎広小路家庭料理居酒屋「一平」新店舗看板

大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田7-20-13 セブンスターマンション第7五反田
電話 03-3493-7730
定休日 日曜・祭日
営業時間 17:00~
交通 東急池上線大崎広小路駅徒歩7分・東急目黒線不動前駅徒歩7分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」

居酒屋探偵DAITENの生活 第327回 2010年3月10日(水) 【地域別】  【時間順】



復活再開店シリーズ 第1弾
大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」


   大崎広小路家庭料理居酒屋「一平」新店舗外観    ←クリックお願いします。  にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします。


 ブログ「居酒屋探偵DAITENの生活」をやっていて本当に良かったと思う時がある。第323回の記事に書いた通り、大崎広小路駅前のガード下の居酒屋が3軒耐震化工事の為に閉店になった。その中でも一番古い作りの店が居酒屋「一平」であった。
 ところが、その後、同記事へ読者の方からコメントの書き込みがあり、閉店した「一平」が新しい場所で既に営業を再開しているとの情報を得たのである。最初のコメントをいただいて、すぐにその晩のうちに行ってみた。下調べもせず、コメントを見ただけで出かけてしまった為、なかなか見つからない。なんとか辿り着くまで30分近くかかってしまった。

 今回はずいぶん迷ってしまったけれど、同じ読者の方から場所を示した2つ目のコメントもいただき、後から地図を見てみると思いの外、店までは簡単な道順であった。大崎広小路駅を出て山手通りを不動前方面に向かって歩く。大崎広小路、西五反田1丁目の2つを交差点を渡り、三つ目の大崎郵便局前の交差点に出たら左に曲がる。すると、一つ目の道の向こう角にセブンスターマンション第7五反田というマンションがある。そのマンションの1階が家庭料理・居酒屋「一平」の新しい店舗であった。黄色い看板(写真)が目印。お店の入口の上のあまり目立たない看板や入口のガラス戸には「御食事処一平」と書いてあった。

 着いたのは午後6時半頃。店の前面はサッシのガラス張りである。しかし、曇りガラス風のシートが貼ってあるので中は丸見えではない。店の前に黒板になっている簡単なメニュー看板も立っており、その左手には観葉植物。観光地でよく見る喫茶店のようである。
 ガラスサッシの引き戸を開いて中に入る。入って右手には7人掛けのL字カウンター。カウンターの奥は調理場になっており、客席との間には壁がなく、以前より広くなっていた。

 お客さんの間を通って奥の方へ行き、女将さんに向かって人差し指一本を立て、「1人なんですが・・・」と言ってみた。女将さんは黙ってうなずかれる。そのまま、左手のテーブル席の一つに座った。もう1人の女性が出てきて、2つくっつけて4人掛けになっていたテーブルを2つに別ける。その方にレモンサワー(350円)を頼んだ。青菜のおひたしにシラス干しをのせたものと白菜のお新香がお通しであった。

 店内を見廻す。店に入って左手には二人掛けテーブルが四つと後から置いたらしい簡易テーブルが二つある。その向こう側に大きな冷蔵庫があり、上に32インチの液晶テレビが乗っている。冷蔵庫の上にテレビが置いてあるのは旧店舗と同じである。カウンターには女性1人と男性4人のお客さんが座っておられる。テーブル席にも女性1人と男性2人が座っておられた。まだ静かである。ここで座り方から見て全員が一人客であることに気づいた。
 私はお客さん全員が一人客であるのに、静かな店内で「1人なんですが・・・」と言ったのである。じわじわと恥ずかしさがこみ上げて、独り笑ってしまった。

 私が座ったのは、左の壁際のトイレの前の席、テレビも見えてトイレにも行きやすく、メニュー全体もよく見えるし、品物を運ぶお店の方が前を通るので注文もし易い。そんな席であった。
 最初のつまみは、刺身盛り合わせ(350円)にした。ここの刺身盛り合わせがお得なことを私は知っている。刺身がやってきた。マグロ、たこ、あじ、ほたるいかである。これで350円というのは実に安い。

 カウンターの常連の方と、入口の簡易テーブルに座る初の来店らしいお客さんが話しておられる。
 「こんなに量があって、こんなに安くていいのかねえ」とのご発言。
 常連の方が楽しそうに大崎広小路のガード下の旧店舗の店内の説明をされている。この気持ちはとてもよく解る。
 
 追加のつまみは、ホタテいかバター炒め(300円)を頼んだ。メニューを見るとボトルキープは二ヶ月。鏡月ボトル(1,800円)、焼酎甲類一升瓶(3,500円)、焼酎芋一升瓶(4,000円)など。
 第232回の記事で、並んでいる一升瓶の中から一本を引き抜き、自分の席に持って行き飲み始めた常連の方がいて、とても格好良かった。その時の一升瓶がこれであった。
 
 2杯目はホッピーセット(380円)をお願いすることにした。
 「ホッピー、氷無しでお願いします」
 「うちは、ホッピー冷やしてないんですけど・・・」
 「はい、知ってます。それでいいです」と答える。旧店舗の時も同じ会話をした記憶がある。

 ホタテいかバター炒めは、帆立とイカだけではなく、レタス、トマト、ブロッコリー、玉ねぎのサラダがついている。このつまみと刺身の盛り合わせだけで十分に飲める量である。

 店も小綺麗になり、女性二人で切り盛りしているので、女性客も入りやすい。事実、今日のお客さんの中にも一人客の女性が二人おられた。
 
 カウンター席では、色々な地方の食べ物のことで常連の皆さんが盛り上がっていた。楽しそうである。

 18時25分から19時25分まで一時間程の滞在。お勘定をお願いすると1,530円であった。新しいお店も良い店であった。情報をいただいた読者のミカドさんに感謝したい。

 ※  ※  ※

 追記 2011.2.24

 久しぶりに「一平」さんに行ってみた。でも、sakuraは常連さん的に通っている様子。
 この日は、それぞれの仕事帰りに待ち合わせ。頼んだのは、イカニラチヂミ(300円)、ほっけ(300円)、キリンビール大瓶(550円)、レモンサワー(300円)、チューハイ(300円)。南瓜煮(150円)、イカ刺し(250円)
合計2150円。いつもながら、その安さには驚かされる。並びの人の食べていた300円のロースカツの大きさにびっくり。今日も皆さん楽しく飲んでいる。
 


「一平」旧店舗に関する過去の紹介記事

第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第232回 2009年7月7日(火)
第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第66回 2008年1月7日(月)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第54回 2007年11月17日(土)



  大崎広小路家庭料理居酒屋「一平」新店舗看板

大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田7-20-13 セブンスターマンション第7五反田
電話 03-3493-7730
定休日 日曜・祭日
営業時間 17:00~
交通 東急池上線大崎広小路駅徒歩6分・東急目黒線不動前駅徒歩7分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第324回 2010年2月25日(木) 【地域別】  【時間順】



大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」 第2回


   大崎広小路たこ安暖簾

   ←クリックお願いします。 にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ ←クリックお願いします。

 blogram投票ボタン
 ←クリックお願いします。

   電子書籍の作成と販売が出来るサイト
ブクログのパブー | 電子書籍作成・販売プラットフォーム ←居酒屋短編小説を発表中(無料)。「新岳大典」で検索。


 東京に春一番ぶ吹いた日である。昨年に比べて12日も遅い春一番であったそうだ。

 専用のエスカレーターがある珍しい居酒屋さんが大崎広小路駅の近くにある。 
 前回、こちらのお店に伺った時は、ちょうど創業60周年記念の時期であり、記念の升をいただいた。紹介したのは第152回、日付は2008年10月21日(火)であった。

 お互いの用事を済ませた後、風が強いので、近くの大きな書店でsakuraと待ち合わせをした。大崎広小路の大きな交差点の北側角に立つタキゲンビルの二階にある関西即席一品料理「多幸安」さんに向かった。
 入口の黄緑色の暖簾の上には、右から表記されている古い看板が掲げてあり、歴史を感じさせる。入ってすぐのカウンター席や、その左手のテーブルにはお客さんがいらっしゃる。左手の別の部屋に入って、すぐ右手のテーブルに座った。思えば、この席は前回座った席とまったく同じ席であった。

 東急池上線の五反田駅と次の大崎広小路駅の間は300メートルしか離れていない。池上線が全線開通する前、昭和2年の開業時には大崎広小路駅が池上線の始発駅であったという。窓から外に目をやれば、五反田駅から来た池上線の電車が大崎広小路駅にゆっくりと入って行く陸橋上の姿がよく見える。何故かニューヨークを思い出した。窓をそのまま切り取れば絵画のように思える風情である。

 まずは、キリンクラシックラガー中瓶(580円)をいただく。お通し(400円)も二人分やってくる。中身はホタルいかとやっこ豆腐ときゅうりである。
 つまみとして、やりいか刺身(480円)を頼むもすでに終わってしまっていた。残念である。そこで、たこ安さんの店名に因んで、たこぶつ(680円)を頼んだ。おおぶりの切り身が13個も入っていた。もし一人だとすれば多すぎる。

 二つ目のつまみとして、さつま揚げ(450円)も頼む。これが揚げたてで美味しかった。
 sakuraは司牡丹本醸造土佐淡辛(550円)に切り替える。私は栗焼酎が飲みたくなった。

 「ダバダは、普通、ロックですよね?」と、お店の女性に聞いてみる。
 「そうですね、ロックの方が多いですけど、水割りやお湯割りの方もいらっしゃいます」とのこと。

 私は栗焼酎ダバダ火振(500円)をお湯割にしてもらった。すると、直後に近くの席の方が同じものを頼んだ。私の質問は聞こえていない距離である。なんとなく安心する私がいる。栗焼酎ダバダ火振は香りが良い。いつもロックで飲んでいたけれど、お湯割りにするとさらに香りがたつ。栗焼酎ダバダ火振を始めて飲んだのは、家の近くにあった今は無きある居酒屋だった。10年ほど前であろうか。それは「ひとめぼれ」に近い出会い。遠い記憶を辿るように、ゆっくりとダバダ火振を楽しむことが出来た。

 午後8時45分から1時間の滞在。お勘定は3,560円であった。

 今日も店の外のホールのエスカレーターの前でお店の男性の方が待っていてくれた。私達が行くと、昇りで動いていたエスカレーターを下りに切り替えてくださる。
 「ありがとうございます」と言って、下りエスカレーターに乗る。エスカレーターから降りてから振り返り、手をあげる。お店の方は、さらに深々と頭を下げてくださった。
 前回大女将が見送ってくださった。実は店に入ってすぐから大女将のことが気になっていた。しかし、お店の方には何も聞けずじまいだった。風はまだ冷たい。大崎広小路駅を目指して急ぎ足で歩いた。


  五反田多幸安看板

大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」(たこやす)
(五反田)
住所 東京都品川区西五反田1-24-6 タキゲンビル2F
電話 03-3491-2902
定休日 日曜・祝日休 営業時間 平日17:00~23:00
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩1分・JR山手線五反田駅下車徒歩5分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 串焼「ぽっぽ」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第323回 2010年2月24日(水) 【地域別】  【時間順】


 2010年4月、立ち退きの為閉店。


大崎広小路 串焼「ぽっぽ」 第2回


   大崎広小路串焼ぽっぽ外観   ←クリックお願いします。  にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします。

 東急池上線の大崎広小路駅前のガード下辺りが耐震工事の為、立ち退きになるという噂は前から聞いていた。その場所には、好きな居酒屋が4軒も固まってあった。第53回第65回で紹介した大衆料理「朝日屋」第54回第66回第232回で紹介した居酒屋「一平」第98回で紹介した呑み処「さわらび」、そして、第26回で紹介した串焼「ぽっぽ」さんである。どの店も紹介した時以外にも何度もうかがって、楽しませてもらってきた店である。
 すでに、一平朝日屋さわらびの3軒は閉店となり、店の外にはベニア板が貼られてしまっている。唯一、串焼「ぽっぽ」さんのみが営業している。建物の裏側には3月1日より解体工事の予定と書かれていた。

 そんな串焼「ぽっぽ」に、やや躊躇う気持ちをおしやって入ったのは、五反田でのある用事を済ませた後の午後8時頃であった。
 中に入ると、右手のテーブル席には、男女のサラリーマンらしき方々が座って仕事に関する議論で盛り上がっていた。カウンター席は、4、5人の方が座っておられる。カウンターの一番手前の席に座り、荷物はレジ脇の台に乗せるように、マスターに促された。斜め左にテレビが置いてあり、一番テレビが見やすい一人客には良い席である。テレビの脇には何故かやや斜めになった焼き台があって、そこで焼き物が焼かれるのである。

 マスターに、ウコンチュ(470円)をお願いする。ジョッキで出てきた。最近、お酒が残る傾向があるのでウコンをとることにする。しかし、根本的に本当に酒が弱くなっているのである。ウコンを飲んだからといって何も変わらないのである。

 いいだこ煮(420円)を頼む。どんぶり程の鍋の濃い出し汁の中でいいだこが5個入っている。これが美味しかった。本当は日本酒であるが我慢する。日本酒に手を出すと必ず記憶が飛ぶのである。
 
 マスターの手が空いたところで、「ポッポサラダって何ですか?」と聞いてみる。今まで頼まなかった品物である。
 「きゅうりと鳥肉の千切りですよ」とのこと。

 ポッポサラダ(320円)を頼んだ。きゅうりと鳥肉の千切りにすっぱい胡麻たれがかかっていて、胡麻や酢を多くとりたいと思っている私としては、なかなかによいつまみである。。

 2杯目はホッピー氷なし(470円)をお願いする。いつもそうであるがこちらのお店ではホッピー氷り無しを頼む方があまりいないようで、ちょっとびっくりされる。それでも冷えたジョッキに焼酎を多めに入れたものと、冷えたホッピー瓶が出てきた。さらに、手をわずらわせてビールグラスを一つもらう。多めの焼酎を半分ビールグラスに移して、ホッピーを投入。同じ濃さで均等に飲みたい工夫である。焼酎はビールグラス一杯あった。
 ホッピーを飲む。電車の振動が伝わってくる。ガード下の風情が良い。きっと2階席はもっと震動が伝わってきて良いに違いない。しかし、一度も試したことはない。

 メニューを見ると、野菜、メゴチ、キス、ゲソ天ぶらが各470円。メゴチやキスが特に食べたい。揺れる気持ちをやっとのことで抑えた。
 「ボッボ巻(210円)って何ですか?」と聞いてみる。今まで一度も食べなかったものである。
 「つくねを油あげで巻いたものです」とのこと。
 聞いておきながら、結局はいかしそ巻(210円)にすることにした。
 こちらのお店の焼き物は肉巻きが特徴的である。ポッポ巻は時間がかかるそうだ。じっくりと焼く。やや斜めの焼き台がしぶい。

 手の空いたマスターと少し話すことができた。やはり、あと数カ月で立ち退きとなり、お店が無くなるという。四十年以上の歴史とのこと。
 立ち退きの際には、代わりの場所を提供するべきではないだろうか?。この場所にある四店それぞれが良い店だった。歴史ある東京急行鉄道である。歴史を大事にして欲しいと思う。中目黒、学芸大学、都立大学、五反田、大崎広小路、大井町、下神明・・・ガード下の文化を残して欲しいと思う。ガード下の豊かな味わいを残して欲しいとお願いしたい。

 お勘定は2,100円であった。8時10分から9時20分の1時間と少しの滞在。
 マスターとママさんが静かに片付け始めている。「頑張ってください」等と浅薄なことを言う気持ちにはなれない。お勘定をお願いして、支払いを済ませ、静かに外に出る。この大崎広小路のガード下、四十数年の歴史が閉じてしまうのである。


   ※   ※   ※

 〈追記〉

 実は、閉店してしまう前に是非行きたいというsakuraのリクエストにより、3月2日(火)にも串焼「ぽっぽ」さんに行ってしまった。菜の花からし和え(350円)、アボガド刺身(350円)、わらびおひたし(350円)、いさきなめろう(450円)などをいただく。ホッピー氷無しをママさんにお願いすると、前回とは違い少し大ぶりのグラスに半分の焼酎。冷えたホッピー瓶が出てきた。私には濃い。マスターにお願いした時と違うというのは面白かった。
 あと何回、こちらのお店に来られるだろうか。淋しさが深まる。

   ※   ※   ※

 2010年4月、建物の取り壊しが行われ、閉店となってしまっていた。



大崎広小路 串焼「ぽっぽ」
住所 品川区西五反田1-22-6 池上線ガード下
電話 03-3491-9247
定休日 日曜
営業時間 17:00~24:00
交通 東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 居酒屋「一平」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第232回  2009年7月7日(火)  【地域別】  【時間順】


2010年冬 東急池上線大崎広小路駅高架耐震工事に伴い閉店


大崎広小路 居酒屋「一平」 第3回

   大崎広小路 居酒屋「一平」

   ←クリックお願いします。 にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ ←クリックお願いします。

 blogram投票ボタン
 ←クリックお願いします。


 五反田駅から8分ほどの場所にあるTOCビルの中のオフィス・デポで、sakuraが赤い背もたれの派手な椅子を買った。その椅子を持って、最寄りの大崎広小路駅まで一緒に歩いた。椅子はプラスチック製で軽い。ただ、大きく、何よりもとても目立つのである。まだ通勤時間であったので、帰りの電車が少し空くのを待つことにした。当然、ただ、駅で待っている訳にはいかない。久しぶりに大崎広小路で一杯飲もうということになった。

 向かったのは、居酒屋「一平」である。この辺りでは最も安く、本当の意味での「大衆酒場」と言える店である。店としての派手さはどこにもない。変わった食べ物も無い。普通の家庭的なツマミで、酒、焼酎、ビール、サワー類、そして、ホッピーが飲める。ただそれだけである。いや、それが良いのである。
 店の外には左右に二つの入口がある。左から入ると左側カウンターに8人、右から入ると右側カウンターに8人、左右のカウンターの真ん中に調理場。調理場の奥に大きな冷蔵庫。右手カウンターの後ろに四人分の小上がりがある。トイレは右手奥。左カウンターのお客さんは冷蔵庫の後ろを通ってトイレに行くようになっている。二つのカウンターがあるので「二の字カウンター」と呼べばよいのかもしれない。以前はカウンターの中の女将さんだけであった。今日は女性の従業員の方が増えていた。

 赤い背もたれの派手な椅子を右の入口脇の邪魔にならない場所に置いて、右手入口から中に入った。右手カウンターの一番手前に座る。右手カウンターには男性の先客が一人、左カウンターには先客の男性が三人いらっしゃる。
 まずは、sakuraは生ビールミニ(250円)。私は、ホッピー白(380円)を氷り無しでお願いする。前にもそうであったように、「うちのはホッピーを冷やしてないんですよ」と言われる。それでも、前がそうであったように、ジョッキだけは冷えたものを出してくれた。380円という価格はうれしい。因みに外=ホッピー瓶は200円、中=焼酎も200円である。

 突き出しは、ゴーヤときゅうりの和え物であった。まず、頼んだツマミは、なすピーマン炒め(300円)である。ここで酒を呑みたくなった。
 さらに、日本酒(大)(550円)をお願いすると、「お燗していいんですね?」と確認される。たしかに今日は暑い。聞かれるのは不思議はないのである。
 大とっくりと一緒に、別々のぐい呑みが出てきた。夏の熱燗が実は好きなのである。さらに、谷中生姜(150円)も頼んだ。
 常連の方々が帰って行く。お勘定のおつりを受け取らない方が二人もいた。

 しばらくして、左の入口から覗く人がいた。「四人ですけどいいですか?」と言う。カウンターに座るか小上がりに座るかで女将さんと少しやりとりがある。それから、「どうぞ」と言われて、少し狭い小上がりに座った。実は、その皆さんは、アジア系の外国の方々であった。席に座ると、中国語英語日本語が飛び交う会話が始まる。
 最も日本的であり、ディープなこの店を選んで飲んでいることが面白い。チェーンの居酒屋よりもこういう店の方が日本のことが良く解るに違いない。

 レモン・サワー(300円)を最後に頼んだ。
 反対側の左手カウンターの方に常連の方が多いようである。ある一人の男性は、黙って入って来るとカウンター一番手前に並ぶ焼酎の一升瓶の中から、何の躊躇いもなく一本を引き抜き、それを持って自分の座りたい席に行く。すると、女将さんが黙ってグラスに氷の入ったものを渡すのである。この一連の流れがかっこよかった。常連になろうとしない私のような人間には出来ないかっこよさであった。

 約1時間の滞在。お勘定は二人で2,280円であった。 


居酒屋「一平」に関する過去の紹介記事

第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第66回 2008年1月7日(月)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第54回 2007年11月17日(土)


大崎広小路 居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田1-22-2 池上線ガード下
電話 03-3493-7730
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 関西即席一品料理「たこ安」

居酒屋探偵DAITENの生活 第152回  2008年10月21日(火)  【地域別】  【時間順】



大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」


   大崎広小路たこ安暖簾

   ←クリックお願いします。 にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ ←クリックお願いします。

 blogram投票ボタン
 ←クリックお願いします。

   電子書籍の作成と販売が出来るサイト
ブクログのパブー | 電子書籍作成・販売プラットフォーム ←居酒屋短編小説を発表中(無料)。「新岳大典」で検索。


 池袋である演出家の方と打ち合わせを済ませたSAKURAは、夕方の5時前から池袋西口居酒屋「ふくろ」で「ちょいと一休み」をしたそうである。同店へは東京芸術劇場での観劇や池袋での演劇関係の会合などの帰りに寄ることが多い。
 すでに軽く呑んでいるSAKURAと東急池上線の大崎広小路で待ち合わせた。いつもならば東急池上線のガード下の店に行くのであるが、今日はいつもと違う店に行くことにした。
 大崎広小路駅改札を出ると目の前は山手通りである。左手に歩いてゆき、山手通りと中原街道が交わる大きな交差点に出る。左手前はバレエ公演で有名な「ゆうぽうとホール」。このホールが入っている「ゆうぽうとビル」の前の横断歩道を五反田方面に渡り、さらに中原街道をまたいで横断歩道を渡ると、すぐ目の前に「タキゲンビル」というビルがある。
 今日の目的の店は、この「タキゲンビル」の二階にある老舗居酒屋、関西即席一品料理「たこ安」である。即席一品料理という言葉が面白い。
 
 まず、左側に階段がある。壁を挟んで右側には別にエスカレーターがある。このエスカレーターを上がりきると、目の前に「司牡丹」の大樽が五個積んであった。その前には「お祝い」と書かれた花が飾ってある。
 左に曲がると、緑色の暖簾に「たこ安」と書かれた入口がある。町中の居酒屋の入口が、ビルのエスカレーターを上がったあまり広くない踊り場に現れるのである。上がって右にもう1軒レストランらしき店がある。しかし、このエスカレーターはほとんど「たこ安」専用のようである。まさに、エスカレーター付居酒屋だ。(下写真)

大崎広小路たこ安エスカレーター

 緑の暖簾をくぐって中に入ると、右手がカウンター席、その左にテーブル席がある。テーブル席の奥は座敷であろうか。左手のお勘定場の先の椅子に「大女将」らしき方が座っていた。我々が入ってくると、すぐに立ち上がって、自分の背後の方を促す。行ってみると、少し広くなっており、窓際に6人掛けのテーブルが3つあって、全て客で埋まっている。手前に4人掛けのテーブルが一つあり、そこが空いていた。そのテーブルの座席に荷物がたくさん乗っている。すぐに先客の皆さんが荷物をどかしてくれた。

 ややあって、「大女将」が樽酒入りのグラスを入れた真新しい升を両手に持って登場。事前に何も知らなかったが、なんと創業60周年記念の無料サービスであると言う。さらに、この升は記念の升なのでお持ち帰りくださいと、小さな袋まで持ってきてくれた。
 升には「創業60周年 たこ安 平成20年10月吉日」と書かれている。(下写真)

大崎広小路たこ安記念升

 1949年(昭和24年)から現在の場所に店を出して、その前は銀座にいて、さらにその前は大阪で商売をしていたという。大女将は昭和24年の創業当時から店に立っているとのこと。大阪から4人で出てきた家族が、ひ孫5人を含め34人に増えたそうである。誠にめでたく嬉しい話である。お酒をいただいたからではない。升をいただいたからではない。今時の重苦しい世相の中、こういう小さな慶びに立ち会うことが出来たことが嬉しいのである。

 天井近くの高い所に、開店10周年の時にお客様たちから贈られた記念品が掲げられている。今から50年前に贈られたものであり、飴色になった木枠の中に20人ほどの方の在所・社名の下に名字が書いてある。中には大崎駅前の「明電舎」の文字もあった。並びには「博愛 孫文」と書かれた書がある。誰かお客さんが持ち込んだものに違いない。まさか孫文の書の本物がこんな場所に掲げてあるとは思えないが、実に面白い。

 お通しは「むかご」であった。実に珍しい。辞書によると、むかご(零余子)とは植物の器官のひとつだそうで、栄養繁殖器官であるという。葉の腋や花序に形成され、植物体から離れ、地面に落ちるとやがて発根し新たな植物体となる。
 食材としての「むかご」は一般にはヤマノイモの「むかご」だそうである。なかなかに美味しく、滋養のありそうな食物である。地面に落ちてやがて根をはるいうのも縁起がよい。

 つまみは、新鮮生がき(550円)、丹波黒枝豆(380円)をお願いする。生かきはかきが好物のSAKURAに譲った。ニューヨーク時代、SAKURAはグランドセントラルステーションの構内にあったオイスターバーで生かきを食べるのが楽しみであったという。
 丹波黒枝豆は香ばしくしっかりとした味わいである。そらに、SAKURAはグラスワイン(450円)、私はレモンサワー(400円)を頼んだ。分厚いレモンの輪切りが入ったジョッキ入りである。

 SAKURAは池袋の「ふくろ」での瓶ビールがスーパードライであったことが残念でならないらしい。他のビールを頼もうとずいぶん迷った挙げ句、グラスワインにしたのである。
 レモンサワーの後、私は梅お湯割り(400円)にする。焼酎のお湯割りである。それに合うツマミとして、じゃこ天(380円)を選んだ。なかなか美味しいじゃこ天である。
 全体にハズレというものが無い。平日の夜らしくサラリーマンを中心とした客筋も良い。酔って騒ぐような「子供」はどこにもいない。

 1時間ほどの時が過ぎて立ち上がった。大女将に「ごちそうさまでした」と言う。マスターらしき人がカウンターの中から笑顔で送りだしてくれる。お勘定場で勘定を済ませている間に大女将の姿が消えた。ちょっと挨拶をしようと思って探す。暖簾をくぐって外に出る。帰りは階段で降りるのである。手前の階段の方に行きかけた時、背後で大女将の声がした。「こちらからどうぞ」とエスカレーターを示す。なんと、我々の為にエスカレーターの昇り降りを逆に切り替えて待っていてくれたのである。エスカレーターを降りる。何度も振り返って、頭を下げる。エスカレーターを降り切ったその刹那、上で頭を下げている大女将に「お元気で!」と声を掛けた。

 横断歩道を渡りながら目頭が熱くなった。親切にしてくれたことにだけではない。私の母親と変わらない年齢の人が60年間も同じ場所で働いてきたという事実に、心が強く動かされたのである。「居酒屋探偵」をやっていて本当に良かったと思う瞬間であった。大女将の健康を祈るばかりである。

 午後6時45分から7時45分までの1時間の滞在。お勘定は2人で3,560円であった。

大崎広小路たこ安看板

大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」(たこやす)
(五反田)
住所 東京都品川区西五反田1-24-6 タキゲンビル2F
電話 03-3491-2902
定休日 日曜・祝日休 営業時間 平日17:00~23:00
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩1分・JR山手線五反田駅下車徒歩5分


にほんブログ村 グルメブログへ ←こちらをクリックお願いします。

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 呑み処「さわらび」

居酒屋探偵DAITENの生活 第98回   2008年5月9日(金)  【地域別】  【時間順】


2010年冬 大崎広小路高架耐震工事に伴い閉店

※2008年5月9日午前 80000カウント通過 感謝!


大崎広小路 呑み処「さわらび」

   大崎広小路「さわらび」   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 金曜日の午後10時過ぎである。目黒大鳥神社近くの稽古場所での咲良舎MIプロジェクトの帰り、SAKURAと二人で渋谷駅から大井町まで走っている路線バスに、大鳥神社前という停留所から乗り込んだ。SAKURAが歯医者に通っている為、今日はあまり飲めない。少しだけ飲んでゆくことにした。

 大崎広小路のバス停で降りると、すぐそばの「ぽっぽ」「朝日屋」「一平」等の居酒屋がある東急池上線のガード下に向かった。午後10時である。東側に二軒並んでいる「ぽっぽ」「朝日屋」は既に看板の電気を消して暗くなってしまっていた。その裏側の西側にも「一平」ともう一軒の居酒屋がある。ガードをくぐりそちら側に向かう。しかし、「一平」はシャッターが閉まっており、張り紙が貼ってあった。読んでみると「都合により当分お休みさせていただきます」と書いてある。やや高齢の女将さん一人で切り盛りしていた店である。病気でもしてしまったのであろうかと心配になる。

 そこで、 「一平」の隣、残り1軒の店に入ることにした。今まで入ることはなかった店である。その店の名前は、呑み処「さわらび」という。
 外観は小ぎれいな小料理屋という感じであったが、いざ中に入ると、意外に大衆酒場然とした雰囲気であった。入るとすぐ目の前にL字カウンターがある。Lの文字の縦の一列にカウンター席7席。Lの文字の横の一列には椅子が置いていない。代わりに家庭用のダイニングテーブルが1つ。4人が座れるようになっていた。左手はやや広めの小上がり席になっている。手前の狭い部分に2人掛けの卓袱台が1つ。奥の広くなった場所に丸い卓袱台が2つ置いてある。卓袱台の回りにはそれぞれ4人程度が座れるであろうか。
 カウンターの中には、女将さんというよりママさんという感じの女性1人。他に従業員は居ない。

 まずは、キリンクラシックラガー中瓶(500円)をいただく。白和えのお通し(500円)が二つ出てきた。SAKURAは、今日は歯のことがあるのでアルコールはこれだけにするという。 ツマミはつぶ貝とわけぎ(380円)、カボチャ煮(380円)、はんぺん(380円)を選んだ。つぶ貝とわけぎは、酢味噌で和えたヌタであった。これが美味しかった。
 ビールに続いて私が飲んだのは、黒酢サワー(380円)であった。中身は焼酎と蜂蜜黒酢とハイサワーである。他にリンゴ酢サワー(380円)やトマトハイなどもあり、美容と健康に良い飲み物が多いようである。

 トイレから出てくると、カウンターにおしぼりを置いてある。そして、「おしぼりお使いください」と言ってくれる。料理の出し方などもとても丁寧である。つまみは、ほとんどが380円という安い値段である。味付けも良い。
 10時半になって、「ごめんなさいね、もうラストオーダーなんですよ」と言われた。
ママさんは店を閉めた後、毎日、JR埼京線に乗って埼玉との境まで帰るそうである。荒川のそばと言うから浮間舟渡駅であろうか。
 最後に、ウーロンハイ(350 円)をもらった。二人で45分ほどの滞在、お勘定は3,370円であった。割り勘の値段も計算してくれた。
 今回の呑み処「さわらび」を加え、大崎広小路のガード下には、奇跡的に良い居酒屋が4軒も固まっていることになる。東急沿線のあちらこちらの駅で行われている駅周辺の改良工事がここにもやってくることが無いように祈るばかりである。


大崎広小路 呑み処「さわらび」
東京都品川区西五反田1-22-2  池上線ガード下
定休日 日曜
営業時間 月曜~金曜 17:00~23:00 土曜日17:00~22:00
東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」



テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 居酒屋「一平」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第66回   2008年1月7日(月)  【地域別】  【時間順】


2010年冬 東急池上線大崎広小路駅高架耐震工事に伴い閉店


大崎広小路 居酒屋「一平」 第2回

     大崎広小路 居酒屋「一平」    にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 居酒屋探偵事務所の2008年の行動計画の続きを話す為、というよりもホッピーが飲みたくなってしまった為、ASIMO君と二人、「朝日屋」の真裏の居酒屋「一平」に行く。移動時間30秒である。
 
 まずは、私はホッピー氷無し(380円)をお願いした。前回(2007年11月17日)はホッピーが冷えておらず、ジョッキも冷えていなかった。それが、今回はホッピーもジョッキも焼酎も冷えている「3冷」になっていたのである。単にその時だけ冷えていなかったのか、それとも進化したのか。定かではない。
 ASIMO君はレモンサワー(300円)を頼んでいた。サワーグラスではなく、生ビール用のグラスに入って出てきた。

 飲み物のすぐ後に、付きだし(200円)が出てきた。厚く切った赤いカマボコが二切れ、それからナマスが出てきた。正月だからであろうか。正月にナマスを食べなかったので、今年初めてのナマスである。うれしい。
 さらに、つまみはチーズオムレツ(350円)と、めざし(150円)をお願いした。この店は単価の低いつまみがたくさんある。独り客にとっては色々と選べるので便利である。

 「一平」は、女将さんが料理から酒、配膳、お勘定、洗い物まで一人で切り盛りしている。ゆえに、常連客の皆さんは無理なことは言わない。女将さんの動きを見ていて、手の空いた時に何か頼んでいる。女将さんは大声を出すこともない、大声を出す客もいない。ゆったりとした店の雰囲気に慣れてくると、だんだんに心地よくなってくる。気が短かったり、冗談を言って大声で騒ぎたい方には向いていない店である。

 2杯目は、レモンサワー(300円)にした。ゆっくりとレモンサワーを飲みながら、以前に行った居酒屋の話をたくさんした。
 ASIMO君は、暮れ(2007年12月27日)に二人で行った、旗の台の「市蔵」をずいぶん気に入ったようである。ただし、遅い時間になると常連の皆さんが痛飲する店となる様子なので、我々のような新参者は早い時間に行くべきであるという話をした。
 店主と常連の皆さんの話はちゃんと聞いておくべきである。それで、その店の様子が見えてくる。そして、自分勝手な行動は慎むべきである。常に「郷に入っては郷に従え」の精神が大事である。

 すぐに1時間の時が過ぎていた。お勘定をお願いすると、二人で2,180円、一人当たり1,090円であった。


大崎広小路居酒屋「一平」看板

大崎広小路 居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田1-22-2 池上線ガード下
電話 03-3493-7730
交通 東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」


テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路 大衆料理「朝日屋」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第65回   2008年1月7日(月) 【地域別】  【時間順】


2010年冬 東急池上線大崎広小路駅高架耐震工事に伴い閉店


大崎広小路 大衆料理「朝日屋」  第2回

   大崎広小路「朝日屋」   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 居酒屋探偵事務所の2008年の行動計画を立てる為、ASIMO君と二人、大崎広小路の「朝日屋」に行った。ここは、SAKURAのお気に入りの店である。前回紹介した昨年の11月16日の時よりは店内は空いていた。
 入って右手のL字カウンター席は半分ほどのお客さんが座っていた。3つある六人掛けテーブルのうち、手前の二つにそれぞれ二人客と三人客の皆さんが座っていた。
 空いていた一番奥の六人掛けテーブルの左奥に二人で座る。

 まずは、いいちこの300ミリリットル入り携帯ボトル「いいちこパーソンズ」(1,000円)をもらい、ソーダと氷を頼んで、ゆっくり飲み始めた。
 つまみは、肉豆腐(530円)、ポテトサラダ(300円)、めかぶ酢(300円)を頼む。「朝日屋」は、刺身メニューが豊富である。一品単価は700円台から900円台の価格設定が多い、今日は新年でもあるので、盛り合わせ刺身小(1,900円)を頼んだ。
 やってきた刺身は、マグロ赤身、カツオ、カンパチ、金目ダイの四品がそれぞれ五切れほどと玉子焼きが二切れのっていた。単品をとるよりもずっとリーズナブルである。

 さて、今年の居酒屋探偵事務所の「行動計画」の話である。
ASIMO君の提案により、まずは、鍋料理を目当てに、過去数回行っている東急世田谷線の世田谷駅近くの名店「酒の高橋」へ1月中に行きたいという話になった。さらに、三軒茶屋の某モツ焼き店への再訪も予定に入れた。また、中野、阿佐ヶ谷、高円寺といった総武線沿線の魅力的な店も候補に上がった。

 私からは、池上線沿線ホッピーマラソン京浜急行沿線の古い居酒屋巡り、川崎市全域の開拓などを提案した。まずは、土曜日の午後。川崎駅東口側の午後3時から営業している某モツ焼き店、川崎駅西口側のASIMO君が行ったことのない居酒屋「味よし」を梯子酒することに決めた。

 出来るだけ、あまり紹介されていない街の良い店を見つけたいと思う。行きたい場所は、まだまだたくさんある。「古典酒場以外の業態は出来るだけ紹介しない」という方針の「居酒屋探偵事務所」である。守備範囲が狭い。しかし、それでも、行きたい店は本当にたくさんある。実際にその街に行き、足で探すことの楽しさは格別だ。ただし、悪い店ではないが、ブログに紹介するほどでもない店にも出会う。さらに、「DAITENのがっかり録」に書く候補になってしまう「一期一会の店」もある。

 居酒屋について二人で話すと、本当に話が尽きない。ゆえに、もう一軒行くことになった。
 お勘定をお願いした。約1時間の滞在でお勘定は5,030円であった。
 


大崎広小路 大衆料理「朝日屋」
住所 東京都品川区西五反田1-22-6 池上線ガード下
電話 03-3494-1579
交通 東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」







テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路「一平」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第54回  2007年11月17日(土)     【地域別】  【時間順】


2010年冬 東急池上線大崎広小路駅高架耐震工事に伴い閉店


大崎広小路 居酒屋「一平」

  大崎広小路 居酒屋「一平」


    にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  blogram投票ボタン ←クリックお願いします。

 ↓電子書籍の作成と販売が出来るサイト
ブクログのパブー | 電子書籍作成・販売プラットフォーム 居酒屋短編小説を発表中。このブログの右カラムに作品別のリンクあります→

 ちょっとした酒を伴う会合が戸越であり、その帰りにもう少し呑もうということになって、ASIMO君と向かったのは、前回、 「居酒屋探偵DAITENの生活 第53回」で紹介した、大衆料理「朝日屋」のちょうど裏手にある店、居酒屋「一平」である。

 外には大きな明るい看板などはない、店の前にキリンビールから提供された蛍光灯の入ったアクリル製の赤と白の看板に、素っ気なく「一平」と書かれているだけである。とにかく目立たない。
 その看板も斜め前に傾いて置かれている。ブロックか何かを下に置いて、まっすぐにしようという考えもないようである。無造作に外に出して、コンセントにつないだだけという感じで、遠くからよく見えるように置く気もないようである。

 店の外から見ると、入口は左右にある。中に入ると入口から奥に向けて、下駄の歯のように、2本のカウンターがあり、カウンターとカウンターの間が調理場になっている。客は調理場を間に挟んで向き合って座っているのである。調理場の一番奥に巨大な冷蔵庫があり、その上に大きなブラウン管テレビが乗っている。その冷蔵庫の後ろ側が狭い通路になっていて、右手奥のトイレへと続いている。二つのカウンターからカウンターに移動するには、一度外に出るか、この冷蔵庫の後ろの通路を通らなければならない。

 右側の入口から入ったカウンターに常連らしき客筋の人たちが数名呑んでいる。カウンターの奥の右側に四人掛けのテーブルがあるが、棚や様々なものがテーブルを囲んでしまっており、物置状態である。そのテーブルにも常連らしき人たちが座っている。どうやら、店に入って右側が常連さんエリアのようである。

 私たちは左側の入口から入って、左側のカウンターに座った。カウンターの上もまた、調味料や様々なものがあちらこちらに置かれている。
 店は地味で静かな女将さんが1人で切り盛りしている。大きな声を出す訳でもなければ、愛想が良い訳でもない。テレビの音量も女将さんの声に合わせたように小さい。5、6人の客が店内におり、何かしゃぺっているのだが、店全体は実に静かである。

 最初にレモンサワー(300円)を二つお願いした。普通にうまい。
 目の前でマグロのぶつが二つの小鉢にのせられ、とろろがかけられてゆく。「山かけ」である。ASIMO君が「つきだしでしょうか」と小声で言う。すぐに我々の目の前に出された。やはり「つきだし」であった。量もそこそこあってうまい。後で計算してみると値段は200円であった。これはよい。
 つまみは、色々な居酒屋で必ず頼むニラ玉(300円)と、餃子(280円)をお願いした。餃子は5つ程のっていてこの値段は安い。

 レモンサワーの次は、私はホッピーセット白(380円)を頼んだ。氷無しでお願いすると、ホッピーが冷えていないことを告げられた。焼酎も冷えていないことは、レモンサワーの時に解っていた。氷を2個だけ入れてもらうことにする。しかし、実際に出てきたホッピーを見て驚いた。ジョッキだけは、よく冷やしてあったのである。ジョッキのみの一冷というのには、あまり出会ったことがない。これなら氷は入れてもらわないでも済んだかもしれない。

 ニラ玉と餃子を食べた後は、小あじの南蛮づけ(150円)をもらう。調理場の女将さんや常連さんたちの様子を眺めていると、ただ酒を飲むのではなく、夕食を食べている人たちが多いことが解る。クリームシチューが鍋で作られており、それを御飯と一緒に出してもらっている人がいる。マグロとトロロとで、メニューに無いやまかけ丼を作ってもらっている人もいる。この常連さんたちにとって、この店は家庭料理を食べることの出来る貴重な場所に違いない。

 めざし(150円)とお新香(100円)をもらい、私は3杯目に再びレモンサワー(300円)を頼んだ。あと少し食べたい時、こんな安いつまみがあることがうれしい。ここは、独りで来るお客さんが多いのだなと改めて思う。女将さんがテーブル席に座って、客の1人に小さな声で意見をしている様子である。この目立たぬ小さな店で、毎夜、都会の孤独が癒されているのかもしれない。

 いつの間にか午後9時を過ぎていた。約1時間30分の滞在。 2人でお勘定は2,960円である。つきだし2人分、つまみ5品をとって、ドリンク5杯を呑み、1人当たり1,500円しないのである。本当に安い。
 「大崎広小路」には良い店が多い、ASIMO君のよく使う言葉を借りれば大崎広小路、恐るべし」である。


大崎広小路居酒屋「一平」看板

大崎広小路 居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田1-22-2 池上線ガード下
電話 03-3493-7730
交通 東急池上線大崎広小路駅徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路「朝日屋」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第53回  2007年11月16日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


2010年冬 東急池上線大崎広小路駅高架耐震工事に伴い閉店



大崎広小路 大衆料理「朝日屋」

    にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  blogram投票ボタン ←クリックお願いします。

 ↓電子書籍の作成と販売が出来るサイト
ブクログのパブー | 電子書籍作成・販売プラットフォーム ←新岳大典作小説発表中。「新岳大典」で検索してください。

 やや風邪ぎみの体調の中、東急池上線の大崎広小路駅から五反田駅の間を探偵してまわった。冬の気配があたりを包んでいる。やはり寒い。ガード沿いの裏通りを歩いていると、東急池上線と目黒川が交差する場所、目黒川沿のかつ割烹「とん久」があった場所に出た。そこは、再開発によって空き地になってしまっていた。裏手にあった大木が向きだしになっている。そのすぐ脇に、人が一人通れるだけの狭い路地があり、その路地に面して小さなおでん屋さんがある。この再開発に含まれていてもおかしくない位置にある。それでも赤提灯に灯がともり、営業をしているのだ。「居酒屋探偵DAITENの生活 第49回」で紹介した、西小山の「八十八」も再開発で移転を余儀なくさせられた。またここでも一軒、古い店の灯が消えてしまうのだろうか。

 五反田と大崎広小路駅の間のガード下には昔から様々な居酒屋があった。しかし、再開発によって消えていった店も多い。そんな中、大崎広小路駅前の一角には、しぶとく残っている店がある。居酒屋として営業している店は4軒。ガードの西側に串焼き「ぽっぽ」、大衆料理「朝日屋」があり、東側には大衆酒場「一平」、呑み処「さわらび」がある。

 今日の店は、その四軒のうちの一軒である。以前に「居酒屋探偵DAITENの生活 第26回」で紹介した「ぽっぽ」のすぐ隣の店である。「ぽっぽ」に来る度に気になっていたのであるが、中を覗くといつも満席で、なかなか機会に恵まれなかった。店の名前は大衆料理「朝日屋」である。
 稽古場との行き来に利用する大井町と渋谷の間を走る東急の路線バスのバス停「大崎広小路駅前」でSAKURAと待ち合わせ、バス停から10秒の場所にある「朝日屋」に行った。

 店内に入ると、右手は10名ほどが座れるL字カウンターである。左手には6人掛けのテーブル席が3つあった。午後7時30分の入店。ほぼ満席に近い状態の中、カウンター席の左右のお客さんに詰めてもらい、二人で座ることが出来た。

 まず最初にビールを頼んだ。キリンラガー大(価格失念)である。つまみは生海苔酢(300円)、ほたて刺し(740円)、ポテトサラダ(300円)、明日葉おひたし(300円)を頼んだ。
 メニューを見ると、300円程度の大衆居酒屋価格のつまみがたんさんあり、同時に700円から1200円程度のやや高めの刺身類もある。自分の懐具合で選ぶことが出来るのである。
 生海苔酢が最初に出てきた。磯の香りがして実にうまい。この店で選ぶべきは「海のもの」だなと思わせられた。次に出てきたほたて刺しもうまい。厚めのほたてが6切れ出てきた。妥当な値段である。

 SAKURAはすっかりこの「朝日屋」が気に入ったようである。大好きな芋焼酎のボトルを入れようと言う。実に珍しい。さつま白波のボトル(2,500円)をお願いして、お湯割りで飲み始める。冷えてしまった身体にお湯割りが心地よい。
 つまみをもう一品お願いする。しろいか刺し(740円)である。このいか刺しはうまかった。高級割烹店へ行けばこのくらいのものは出てくると言う人もいるだろう。しかし、ここ朝日屋の刺身類には努力の跡を感じるのである。

 5人ほどの女性のグループがいて、ひときわ声が大きく異質であったが、その他の客筋はどちらかといえば中高年の男性が主であった。店の側も全員が60代から70代、料理担当の男性一人と、配膳や洗い物などを担当する女性三人組。全員が白衣を着て、三角巾を頭につけている。顔が似ているので姉妹ではないかと思われた。白衣に三角巾は大井町の「大山酒場」の女性陣を思わせる。

 約1時間の滞在。焼酎ボトルを入れて、2人でお勘定は5,760円であった。ボトルが入っているというのは再訪ありということ。寒い冬の夜、芋焼酎のお湯割が恋しくなった時は「大崎広小路」に来てしまうに違いない。
 


大崎広小路 大衆料理「朝日屋」
東京都品川区西五反田1-22-6 池上線ガード下
電話 03-3494-1579
東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」





テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

大崎広小路「ぽっぽ」~中目黒「楽屋」

居酒屋探偵DAITENの生活  第26回  2007年6月15日(金) 【地域別】  【時間順】


 2010年4月、「ぽっぽ」立ち退きの為閉店。

大崎広小路「ぽっぽ」~中目黒「楽屋」


   ←クリックお願いします。 にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ ←クリックお願いします。

 blogram投票ボタン
 ←クリックお願いします。


大崎広小路 居酒屋「ぽっぽ」

  potupo.jpg

 今日は、OZAKI先生より突然のお誘いがあった。OZAKI先生からの誘いは、先々週が私の体調不良の時、先週が仕事関係の旅行の車中とタイミングが悪い。
 今回は、前回の「新丸子~武蔵小杉」、前々回の「武蔵溝の口」のような川崎方面ではなく東京の城南地区が良いとのこと。2軒目で、MASSIMO氏がやっているダイニング&バー「楽屋」に寄ってみたいと言うのである。
 やがて、SAKURAが仕事先から連絡を入れてきたので、ASIMO君にも声をかけて、4人で集合することにする。

 場所は、以前にSAKURAとリサーチ済の店、五反田から東急池上線で一駅の「大崎広小路」駅前のガード下にある「串焼 ぽっぽ」に決定。
 予約を入れたところで、ASIMO君が都合で来られないことが判明、さらに、OZAKI先生から、急な仕事が入ってしまい少し遅れるという連絡が入った。
 私は午後6時45分に店につく、まずはホッピー(470円)の氷無しと、みょうが玉子とじ(320円)をもらう。この店は、ホッピーにはあまり力を入れていないようである。値段も高めであるし、氷を入れない客を想定していないらしく、ジョッキも焼酎も冷えていない。予約しておいたのだが椅子席にあまり余裕はなく、店の人に促されて、一人でカウンター席を3人分占拠して坐る。こういう状況はどうもいたたまれない。だいたいにおいて、一人酒は、ほとんどしない私である。その上、店に迷惑をかけるのが嫌いな性分ときている。実に落ち着かない。

 周囲を気にしながら待つこと30分、SAKURAが7時15分に登場。やはり、ホッピー(氷り入り)を頼み、餃子(320円)、しまほっけ(450円)、アボガドとまぐろあえ(価格失念)を注文する。この店は、どのつまみも価格の割に量も多い。味も悪くない。ほっけは特においしかった。

 OZAKI先生がやってきたのは、8時少し前であった。金曜日であるにもかかわらず、今日はあまり混んでいない、席のことで後から来たお客さんに迷惑をかけることはなかった。一安心である。
 先生もホッピーの氷り入りであった。つまみは、鳥皮の唐揚げ(320円)、小アジの唐揚げ(420円)、ナス焼き(320円)である。OZAKI先生は鳥皮が好きである。焼き鳥店に行くと必ず鳥皮を頼むのである。

 カウンター席で飲んでいると、隣の人の煙草の煙が気になることが多い。何しろ、テーブル席よりも密着度が高い、すぐ隣である。中には、自分の知り合いの方に煙が行かないように、真上に向かって強く煙を吹き出す人がいる。すると煙は、こちらの頭の上あたりにかえって充満するのである。実に迷惑である。ASIMO君と行ったことがある三軒茶屋の日本酒居酒屋「赤鬼」などは、カウンター席は全席禁煙になっている。よい方針といえる。
 禁煙の店の情報については「禁煙スタイル」というサイトがあるので参考にされるとよい。

 私の酒仲間には煙草を吸わない人が多い、SAKURA、ASIMO君、OZAKI先生、MASSIMO氏、RAM元帥はまったく煙草を吸わない。煙草を吸う人も、こちらを気づかってくれる人がほとんどである。「煙草吸ってもいいですか?」と聞いてから吸えば良いという人がいるが、日本人のメンタリティにはあわない。聞かれた人間は、人間関係を考えて「どうぞ」と言ってしまうのが常である。やはり、吸う側の人間が気を使うべきである。さりげなく、店の外や喫煙所に行くべきである。
 下町の混み合うカウンターのみの居酒屋や立ち飲み店などでは、さっと飲んで、さっと帰る、正当派の大人の飲み手が多いのか、かえって煙草で嫌な思いをすることは少ない。酒飲みは酒に専念するべきである。

 OZAKI先生とSAKURAが色々な話で盛り上がっている間、建物から伝わってくる軽い振動を一人感じて物思いにふける。時折、東急池上線が真上を通ると振動が伝わってくる。この店には2階があるので、2階席はもっと音や振動が凄いのだろうと想像できる。心地よい振動は酔いを誘うのか、それほど飲まないうちに酔いが回ってきた。

 店を出たのは午後9時15分頃であったろうか、お勘定は5,570円であった。SAKURAは仕事が残っているそうで、東急池上線「大崎広小路」駅から帰っていった。
 私は少し眠くなってきていたのだが、OZAKI先生のリクエスト通り、目の前の山手通りの「大崎広小路」のバス停から渋谷行きのバスに乗ることにした。バスはすぐにやってきた。

 中目黒「楽屋」

 「渋41系統」は、JR大井町駅を出て、JR大崎駅前、東急池上線の大崎広小路駅、目黒線の不動前駅、大鳥神社前、東急東横線の中目黒駅を通って、渋谷駅に至るバス路線である。途中に良い居酒屋が多い為、個人的に居酒屋路線と呼んでいる路線の一本である。

 中目黒駅の一つ手前、「正覚寺前」で降りた我々は、「目黒銀座商店街」を少し歩いてから左折、裏通りに入る。そこは最近、店が増えている地域である。串揚げ立ち飲み店「殿金」があり、うまくて安い魚を食べさせる立ち飲み「根室食堂」がある。以前にASIMO君と行った「七舟」があり、ASIMO君やOZAKI先生と何度も行っているもつ焼き「源」も遠くない。
 今日はそれらの店には行かない、ダイニング&バー「楽屋」にMASSIMO氏の顔を見に来たからである。

 楽屋は「目黒銀座商店街」の半ばあたり、中目黒駅前郵便局の隣にある。店に到着したのは午後10時少し前であった。やはり、ライブステージは続いている。
 店の中が見えるので、こちらを見たMASSIMO氏に手を振る。すぐに彼が出てきてくれた。いつもの笑顔である。店の入口にはエントランスホールがある。ホールには、テナントとして入っているフランス料理店や楽屋の事務所のある2階に上がる為の階段がある。そのホールに4人掛けのテーブルが2つ置いてあるのだ。普段はミュージシャン側が受付としても使う席である。咲良舎ランチシアターの時もチケットを確認する為の受付であり、スタッフの仮事務所的に使った場所である。MASSIMO氏に会いに来る為に店にやってくる我々にとっては、そこは、話易く心地良い席といえる。
 「中へどうぞ」と言ってくれるスタッフの言葉を丁寧に断って、MASSIMO氏の持ってきてくれた定番のハウスワインを飲み始める。時折やってくるMASSIMO氏と3人でワインを飲んで談笑する。
 やがて、本日の2回目のライブステージが終わって、お客様たちが外に出てきはじめる。今日のステージは内容が良かったのか、余韻を楽しむお客様で店内は混みあったままであった。時折、出てくるお客様がいる。中には、外で飲んでいる我々をミュージシャン側のスタッフと勘違いしてか、「ありがとうございました」と挨拶をしてくれる。OZAKI先生が調子にのって、出てくるお客さんにみんな「ありがとうございました」と言っている。
 結局、朝までどこかで飲むに違いないOZAKI先生を残して、午前0時「楽屋」を後にした。ワインをずいぶんと飲んでしまった。明日の朝はきっと辛いに違いない。


大崎広小路 串焼「ぽっぽ」
住所 品川区西五反田1-22-6 池上線ガード下
電話 03-3491-9247
定休日 日曜
営業時間 17:00~24:00
交通 東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分


中目黒 楽屋
住所 目黒区上目黒2-5-16
電話 03-3714-2607
LUNCH TIME 11:30~3:00(L.O. 2:30)
LIVE TIME  6:00~10:30 pm
BAR TIME  10:30~1:00 pm(L.O. 12:30)
定休日 基本的に年中無休
http://www.rakuya.net/

こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

FC2カウンター
プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

地名タグ
↓【地名をクリックするとその地域の記事だけが表示されます】

天王町 保土ヶ谷 黄金町 所沢 蒲田 自由が丘 平沼橋 野毛 横浜 桜木町 雪谷大塚 藤沢 武蔵新田 二俣川 戸部 西横浜 東神奈川 中目黒 下北沢 池上 日吉 多摩川 田園調布 千鳥町 洗足池 新丸子 新橋 蓮沼 石川台 長原 緑が丘 大岡山 矢口渡 元住吉 下丸子 大崎広小路 五反田 沼部 祐天寺 鵜の木 大井町 奥沢 渋谷 高円寺 武蔵小杉 尻手 川崎 鹿島田 向ヶ丘遊園 御徒町 東京 浜松町 学芸大学 御嶽山 雑色 中延 荏原中延 荏原町 二子新地 登戸 関内 鶴見 椎名町 池袋 戸越銀座 吉祥寺 戸越公園 目黒駅 平間 久が原 高田馬場 下高井戸 三鷹 大崎 秋津 新宿 大森 旗の台 恵比寿 都立大学 石川町 日ノ出町 綱島 武蔵小山 神田 秋葉原 上野 三軒茶屋 新馬場 不動前 立会川 鮫洲 三田 東銀座 西馬込 西小山 浅草橋 両国 笹塚 西大井 馬込 武蔵新城 新川崎 神泉 北品川 新小岩 武蔵溝ノ口 小島新田 神楽坂 水道橋 日暮里 西日暮里 野方 赤羽 大倉山 飯田橋 小石川 代々木 王子 十条 世田谷 山下 豪徳寺 深川 

新岳大典作小説リンク
ブクログのパブー発表中の「居酒屋短編小説シリーズ」
カテゴリー
ブログ内検索
居酒屋探偵団関連リンク
おすすめサイト ◎新岳大典が管理しているブログ、サイト、facebook
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
最近のトラックバック
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる