尻手 角打「有限会社新川屋酒店」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第501回 2012年12月22日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】





尻手 角打「有限会社新川屋酒店」 第2回

  ~ いいなあ、のりちーず ~

  

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 三連休の初日の土曜日、JR川崎駅の西口へ行ってみた。クリスマス商戦で賑わうショッピング・モール「ラゾーナ川崎プラザ」は、家族連れやカップルでいっぱいだった。
 そんな群衆の中を独りで歩いていると、妬みとか嫉みとは違う、淡い疎外感のようなものが脹らんでくる。そして、やがて心に浮かぶのは、未来に起こるかもしれない大きな災厄の光景であり、悲しみに近い感情である。

  ←「ラゾーナ川崎プラザ」

 それは、子供の頃からずっと持ってきた心の動きであった。

 「ラゾーナ川崎プラザ」と駅前ロータリーを挟んだ反対側にあるのがコンサートホールと高層のオフィス・ビルとショッピング・モールからなる「ミューザ川崎」である。
 「ラゾーナ川崎プラザ」の南西角部分に現在建設中の高層ビルがあり、そのビルの全フロアを「東芝」が借り上げて、スマートコミュニティ事業体制の強化を目的とする「スマートコミュ二ティセンター」という施設を作るそうである。
 「ミューザ川崎」が建つ前にあった小さな飲食街に私の生まれた家はあった。ちょうど、「スマートコミュニティセンター」の建つ場所には「東芝堀川町工場」の5階建てほどの建物が建っていて、私は部屋の中からいつも工場の壁ばかり見ていた記憶がある。

  ←「ミューザ川崎」

 さらに、「ミューザ川崎」の南側に残っていたJRの土地には、羽田空港の国際化に併せて、ホテルや国際会議場をもった複合施設が出来るそうである。上の写真でいえば左手側。

    ※    ※    ※

 酒を飲みたいと思う。でも、どこのお店にも入ろうという気持ちになれなかった。

 そのまま、川崎駅前から大通りをどんどん歩いて、いつの間にか、JR南武線の川崎から一つ目の駅、「尻手(しって)駅」についていた。

 尻手駅の改札を出ると、右手に狭い商店街があり、入ってゆくと左手のストアーの先に「新川屋酒店」という酒屋さんがある。

 
 
 前述の巨大ショッピング・モールの飲食街よりも、このようなお店に心引かれるのである。
 
 左側の普通にお酒を買う入口と自動販売機を挟んで反対側、右側にもう一つ入口がある。

 前回、こちらのお店を紹介したのは2010年4月10日第335回である。もちろん、その後も何度かうかがっている。

 ガラス戸を開ける。左手のL字カウンターの中央辺りに空間が空いていた。入ってすぐの左角あたりに場所が空いていたのでそこに立つ。カウンターの中には、マスターとママさんの二人。

 まずは、ホッピーセット(410円)を飲みたいと思う。

 「ホッピー、氷無しでお願いします」とカウンターの中のママさんに伝える。

 つまみは、さつまあげ(250円)をお願いした。

 店内奥右手の入口辺りからは見えない場所のテーブル席では、今日も御宴会の様子である。

 八海山(350円)を飲みたいと思う。でも、「一人二杯まで」という文字につられてしまい、
にごり酒(250円)にしてみることにした。

 無造作にカウンターの上に置かれたビアタンブラーに一升瓶からにごり酒が注がれた。カウンターが斜めなので、当然のようにこぼれる。手を触れることも出来ず口から迎えにゆく。うまい。

 奥の方の冷蔵庫の上にブラウン管テレビが乗っている。カウンターのお客さんは、みんなこのテレビに目をやりながら飲んでいるのだ。

 ニュースが始まった。時計を見れば、午後6時になっていた。すると、帰ってゆかれる方が二人ほどいらっしゃった。時間を決めて飲んでいるのかなと思う。
 
 「ごちさうさま」とお客さん。
 すると、飲んだ飲み物と食べたものを正直に自己申告される。
 それからママさんが計算をしてお金を支払うのである。

 いつも思うのだけれど、みんなきちんされているのだ。そして、えばるような人もいない。

 6Pチーズ(70円)の品書きが目に入った。

 「6Pチーズのり・・・お願いします」と私。
 「のり何枚ですか?」とママさん。
 「ええ・・・どうしますかねえ」と私。
 「のりサービスだから、適当に出しますね」とママさん。
 
 のりは、四枚ついてきた。のり好きにとってはうれしいのである。

 「いいなあ、のりちーず」と心の中で思う。和風であり同時に洋風のつまみ、究極のツマミかもしれない。

 炒め物が始まる。すると、入口近くのお客さんにママさんが声をかける。
 
 「換気扇のスイッチ、お願いします」

 カウンターの中から換気扇のスイッチに手が届かないのである。お客さんも笑顔でスイッチを入れてあげる。

 「いいなあ、たすけあい」と心の中で思う。

 「天ぷら四点280円ミニです」というメニューもある。よい。

 出先のSAKURAからメールが来た。

 待ち合わせすることになった。

 「天ぷら、最後の分がありますよ」とママさんが言う。
 「そう、それちょうだい」と常連さん。
 「最後っていえばさ、確か、今日、世界が終わったよね」と常連さんがおっしゃる。
 
 一瞬、びっくりして、すぐに「マヤ文明の暦が終わっているので世界が終わるのではないか」という流行の終末論の話であることに気づいた。

 「全然終わらないよね・・・たしか、今日で終わって、また始まるんだよね。あけましておめでとうだ。」とのこと。

 「世界は終わらない・・・ただ、私は終わるかもしれない」等と思う。

 常連の方が焼酎とお湯を頼むと、ボトルではなく紙パック焼酎が出てきた。ボトルキープではなく紙パックキープである。。

 「お勘定お願いします」と私。ママさんがやってくる。私も自己申告である。

 「何を呑みましたかあ?」とママさん。
 「ええと、ホッピーセットです」
 「氷なしですよね・・・ホッピーが360円」
 「えっ、410円じや」
 「氷の分50円引きますから」

 すっかり、氷代50円が別になっていることを忘れていたのである。実に正直な商売である。

 「ホッピー、さつまあげ、にごり酒、海苔四枚のチーズです。」と私。
 「海苔はサービスですから・・・930円」とママさん。

 安い、実に安く飲めるのである。

 「ごちそうさまでした、よいお年を」と私。

 「よいお年を」とママさんとマスターも笑顔で言ってくれた。

 たったの930円で身体も心も温まった。

 そして、すぐ目の前の尻手駅からJR南武線に乗った。

 待つ人がいる次の酒場へ向かうためである。


 (つづく)


尻手 角打「有限会社新川屋酒店」
住所 神奈川県川崎市幸区南幸町3丁目104
電話 044-522-4830
定休日 不定休(休む時は日曜日とのこと)
営業時間 17:00~22:00
交通 JR南武線尻手駅下車徒歩10秒



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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尻手 立呑処「酔舎本店」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第430回 2011年6月4日(土) 【地域別】  【時間順】




尻手 立呑処「酔舎本店」 第3回


   尻手酔舎本店外観

 

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 省エネライフ一歩前進の前に偶然にもまたちょっと「酔舎」


 6月に入った最初の土曜日、東急東横線の綱島駅近くにある「綱島ラジウム温泉~東京園」SAKURAと行った帰り、JR川崎駅西口のラゾーナ川崎にあるビックカメラに行くことになった。
 綱島駅で東横線に乗り武蔵小杉でJR南武線に乗り換えるつもりであった。
 「そうだ、もしかしたら川崎駅までのバスがあるかもしれない」と思いつく。 
 ガード下にあるバスターミナルに行ってみると、6番のりばから臨港バスの川51系統・川崎駅西口行があることが解った。急いで近くのコンビニで缶ビールを買い込み乗車。川崎駅西口へと向かった。

 綱島駅を出たバスは、綱島街道を南下、鶴見川を渡ると樽町という交叉点を左に曲がった。一ノ瀬、駒岡十字路などのバス停を通り、上末吉の交叉点を左に曲がり、再び鶴見川を渡った。末吉橋という交叉点を右に曲がると、矢向西町というバス停に止まる。

 「なんだか、頭の中にうっすらと浮かぶ地図があの場所に行くことを示しているよ」と私。
 「あの場所って?」とSAKURA
 「たしか矢向なんだよ・・・」と私。完全に独り言である。
 
 遠くに電車のガードが見えた。

 「あっ、あのガードは尻手の駅だ!」と私。
 
 バスが矢向南町というバスに到着。よく解っていないSAKURAを連れてバスから降りる。

 「ほら、あった、やっぱりそうだ」と私。

 遠くを見れば、立呑処「酔舎本店」の暖簾が見える。まったく偶然に近くまで来てしまったのである。足早にお店に到着。因みに綱島方面への矢向南町のバス停がちょうどお店の前にある。ということは、川崎駅西口から川51系統・綱島駅行に乗って矢向南町で降りれば、立呑処「酔舎本店」の前で降りることが出来るのである。バス定期券をお持ちの方には特におすすめである。

 お店に入る。先客は2名。カウンターの中は、マスターとお店の女性が一人。前回の来訪を覚えてくれていた。
 最初の一杯はSAKURA吉乃川新酒(500円)、私はレモンサワー(270円)である。

 つまみは、スルメの漬焼き(250円)と醤油豆としらすジャコ(250円)。どちらもお酒にあうつまみである。

 私はレモンサワーをすぐに飲んでしまい、ホッピーセット(380円)を氷無しで頼む。
 さらに、たまこん(300円)も頼んだ。
 この「たまこん」というのが、実はたまこんにゃくだけではなく、若竹煮豚の角煮がセットになっているものであった。これは、びっくりだ。こちらのお店にはいつも驚きがある。素晴らしい。

 ついつい、お酒を呑みたくなってしまい、菊水の辛口(500円)を呑んでみることにした。

 マスターやお店の女性の方と楽しくお話をすることが出来た。良いお店であることを再確認。

 午後5時30分から6時30分まで、1時間ほどの滞在。支払った総額は二人で総額2,450円であった。

 ラゾーナ川崎ビックカメラ・ラゾーナ川崎店サーキュレータを購入。夏のエアコン補助の省エネ対策の為である。

  ※   ※   ※

第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第426回 2011年5月14日(土)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第407回 2011年3月5日(土)


  尻手酔舎本店暖簾

尻手 立呑処「酔舎本店」
住 所 神奈川県横浜市鶴見区矢向2-13-14 MYビル 1F
電 話 ?
定休日 日曜日
営業時間 16:00~23:00
交通 JR尻手駅下車徒歩3分



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尻手 立呑処「酔舎本店」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第426回 2011年5月14日(土) 【地域別】  【時間順】





尻手 立呑処「酔舎本店」 第2回


   尻手酔舎本店外観

 

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 省エネライフ実現の前にちょっと立ちのみ


 JR南武線の尻手駅から10分ほどの場所に家具を中心とした品物を販売している量販店、ニトリ横浜鶴見店がある。「尻手」は横浜市鶴見区の地名である。このニトリに行く為、尻手駅でSAKURAと待ち合わせた。本来は買い物を済ませてからの方が良いのであるが大きな荷物を持って長く移動するのは嫌なので、先に飲みたいというのだ。なお、尻手駅の駅舎は川崎市幸区にある。

 二人で向かったのは、尻手駅から近い、午後4時から営業している立ち飲み店、立呑処「酔舎本店」である。前回、一人でうかがったのは、「3.11」の6日前の2011年3月5日であった。
 
 まずは、キリンラガー中瓶(480円)を1本頼み、グラスを2つもらう。本来あるはずのサッポロラガーは今は入らないとのこと。これも「3.11 東日本大震災」の影響である。
 
 つまみは、板ワサ(300円)とモツのコテツ君(300円)を選んだ。モツがそれほど好きではないSAKURAがこのモツ料理は気に入ったそうである。

 「こういうモツ料理は始めてだわ、私でも美味しいと思うもの・・・」という。

 私は、ビールを少し飲んで、早々に黒ホッピーセット(380円)を氷無しで頼んだ。さきほどのピアタンブラーにジョッキに入った多めの焼酎の半分を移して、ホッピーと焼酎を均等にまぜながら飲むのである。

 「前回いらしたのは2ヶ月くらい前ですね」とマスター。
 「はい、ちょうど、3.11の何日か前でした・・・あの頃も心配事はありましたけど、今の心配に比べればたいしたことはないですよねえ・・・」と私。こんな会話を巷のあちらこちらで聞く。

 醤油豆としらすジャコ(250円)を頼む、名前を聞いただけで酒飲みが好むつまみである。これが美味かった。

 午後4時半をまわって、男性のお客さんが続けて二人、入ってこられた。

 SAKURAの2杯目は美酔サワー(270円)にする。これはトマトコラーゲンを少し入れたチューハイである。私の2杯目はトリスハイボール(380円)である。

 手作りのお店であることは、前回、マスターからうかがった。今回もマスターとまたその話になった。古い民家の雨戸が壁として貼られているのである。
 その壁に古いたこ糸が残っていて、元の持ち主の方がこちらのお店を見に来られた時に自分で発見したそうである。その方はとても喜ばれていたそうだ。半世紀の長い時がたっていることに驚かされる。

 キャベツ(100円)を頼み、3杯目は白ホッピーセット(380円)を氷無しでいただく。柿の種中毒のSAKURAが短冊メニューから柿ピー(100円)を発見、注文をする。100円という安さのつまみがあるのは、酒飲みとしては助かるものである。一人客の場合、こういった軽いつまみがあると、そのつまみでもう1杯飲みたくなる。これはお店にとっても良いことではないだろうか。
 
SAKURAの3杯目はクエン酸サワー(270円)である。

 最後に旨煮付け(300円)を頼む。玉こんにゃん、大根、豚角煮、厚揚等が一緒に煮てあるものだ。玉こんにゃくが美味い。
 昔、山形県山形市山寺に行った時、立石寺の参道前で食べた玉こんにゃくの話をする。すると並びのお客さんが最近、宮城県に行ったそうで、これをきっかけに震災の話などを共にすることになった。
 私が2回目の来店であることをお伝えすると、その方も3回目とのこと。すぐに常連的な気持ちになれるのは、お店の雰囲気が良いからであろう。

 午後4時15分から6時まで1時間45分の滞在。
 酒6杯、つまみ6品。それぞれを注文して、品物を受け取る度に支払うシステムである。支払った総額は二人で総額3,510円であった。

  ※  ※  ※

 楽しくて、ついつい話し込んでしまい、長居をしてしまった。急いで、ニトリ横浜鶴見店へ向かう。
 買ったのは追加分のフロアスタンドである。天井に向かって間接照明用に1つ、読書用に下向きに1つ、合計2つ電灯がついており、それぞれスイッチがあって、価格は2900円(のちに2400円に値下げした)。消費電力6.9ワット4ワットLED電球を一緒に買った。LED電球もずいぶん安くなっている。
 天井の照明を消してこのフロアスタンドを点ければ不自由は無い。かえって目が楽になり、睡眠に入る前のゆるやかな導入にも良いらしい。これでまた100ワット以上の消費電力を少なくできるようになった。
 我が家の照明器具は、小さな保安灯もLEDであり、もはや白熱電球は1つもない。

 省エネライフ実現への道は遠い。今後もやるべきことを探してゆかなければならないと思う。 


  尻手酔舎本店暖簾

尻手 立呑処「酔舎本店」
住 所 神奈川県横浜市鶴見区矢向2-13-14 MYビル 1F
電 話 ?
定休日 日曜日
営業時間 16:00~23:00
交通 JR尻手駅下車徒歩3分



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尻手 立呑処「酔舎本店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第407回 2011年3月5日(土) 【地域別】  【時間順】




尻手 立呑処「酔舎本店」


   尻手酔舎本店外観

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 JR南武線の尻手駅を降り、改札を出ると小さな広場になっていて、左手に歩いてゆくと通りに出る。
 この道は、川崎市幸区の尻手交差点から始まり、川崎市麻生区の黒川交差点に至る尻手黒川道路(尻手黒川線)である。尻手黒川道路は、川崎市駅前から川崎市の西端までを貫いて走る川崎市にとって重要な道路といえる。この道に出て、右に1キロほどゆけばJR川崎駅西口に至るのである。
 面白いことに、尻手駅前に降り立った時、そこは川崎市である。ところが、前述の尻手黒川道路に出て、左手のJR南武線のガード下をくぐると、そこはもう横浜市鶴見区となるのである。
 そのまま、尻手黒川道路を200メートルほど歩いたところにそのお店はあった。

 間口がとても広く、入口が左右に二つあって、まるで別々のお店が二軒並んでいるように見える。二つの入口には、それぞれ、「立呑処酔舎本店」と書かれた小豆色の暖簾が掛かっている。
 ガラスの戸には、×状に白いテープが貼ってあり、戦時中に空爆からガラスを守る為に貼った白い紙を想起させる。正面から見て右手のガラス戸の入口を開け中に入った。店内は横に長く、左手が広く右手が狭い三角形である。店に入ると横に長いカウンターが左手から右手にかけてある。左の端から三角の地形に合わせて向こう側に回り込むように、カウンターが続いている。ちょうどそれは大きな矢印のようだ。

 カウンターの左の端の方に立つ。比較的広いカウンターの中の調理場にはマスターが1人。
 目の前のカウンター上に番号のついた小さな小銭入れがのっている。ここにお金を入れておいて精算するのである。まずは、白ホッピーセット(380円)を氷り無しでもらう。

 焼き物は3種類、焼きとん、焼きとり、焼きモツと書いてある。それぞれ1本ずつ、焼きとん(カシラ)(100円那)、焼きとり(正肉)(100円)、焼きモツ(シロ)(100円)を1本ずつ。たれがおいしいと書いてあるのでシロはタレ、他は塩である。
 店内を見廻す。カウンターとは別に店の左端に廻りに立つことのできるテーブルがある。グループの方々はことらに立つのが良い。

 私の中の定番の商品、ポテトサラダ(250円)をいただく。ポテサラを食べると元気が出るのだ。

 メニューを見ると、安いつまみもある。柿ピー(100円)、らっきょ(150円)、えびせん(150円)などがある。実は私は柿ピーが好きである。お店に持ち込んで飲みたいと思うがそうもゆかない。それほど好きである。

 2杯目に迷う。ビールのメニューを見ると、サッポロ赤星中瓶(480円)がある。これはうれしい。しかし、クエン酸生搾り(380円)を飲むことにした。

 マスターの手が少しあいた。
 「あの、クエン酸生搾りって、どんなものなんですか?」と聞いてみる。

 北海道生絞り(330円)をジョッキに入れて、あとからクエン酸の液を投入した飲み物であった。
 実際に造ってもらって飲む。少し酸味を感じる。川崎地区ではホッピーを頼むとレモンが一片入っていることがあるので、私的には違和感の無い味だった。

 流れるレトロな音楽が店の雰囲気にあう。「襟裳岬」「君といつまでも」そして、美空ひばりの曲が続く。

 チューハイ類はどれも270円と安い。クエン酸サワー(270円)もある。「三杯目はこれ?」と思う。
 サワーグラス一杯に梅干し8個分2400ミリのクエン酸が入っているそうである。

 しかし、実際に頼んだのは、美酔サワー(270円)。トマトコラーゲンを少し入れたチューハイである。

 「女性の気持ちをくすぐる飲みものが多いですね」と私。
 「そういうわけでもないんですが・・・」と、マスターは照れたような笑顔でおっしゃる。

 午後4時少し過ぎにお店に入ってから30分ほどたっても客はずっと私1人だった。

 最初に「あまりお客さんが来ない時間なので残った仕込みさせてもらいます」と気遣いの一言を口にして、マスターが仕込みをされている。
 
 やがて、仕込みが終わり、マスターとお話ができた。こちらのお店の場所は、何十年もラーメン店だった場所だそうで、「スケルトン状態」の空間に、内装全てをマスターと仲間の皆さんの手づくりで造ったお店だそうである。

 マスターとお話を出来て本当に良かった。このお店には物語がある。必ず再訪したいと感じるお店であった。

 午後4時から営業している点も良い。「4時から酒場」をまた一軒みつけてしまった。



  尻手酔舎本店暖簾

尻手 立呑処「酔舎本店」
住 所 神奈川県横浜市鶴見区矢向2-13-14 MYビル 1F
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定休日 日曜日
営業時間 16:00~23:00
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尻手 角打立ち飲み「新川屋酒店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第335回 2010年4月10日(土) 【地域別】  【時間順】



角打シリーズ第8弾
尻手 角打「有限会社新川屋酒店」


   新川屋酒店表入口


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 JR南武線の尻手駅から歩いた場所にあるニトリにsakuraと行った。ずっと前から気になっていた店が尻手駅改札を出て右方向へ歩いて10秒の場所にある。通りかかるのが土曜日の午後の早い時間であり、まだ営業していなかった為、今まで何度も前を通りながら入れなかったのである。その店は一見すると酒屋さんである。しかし、正面から見て右手にサッシのガラス戸があり、その中が立ち飲みになっている。所謂「角打立ち飲み」というジャンルに入るのかもしれない。サッシのガラス戸には「酔った方の入店禁止」とあり、さらに、「ホッピー1本160円、焼酎1杯200円、氷50円、セット410円」と書いてある。ホッピー好きとしては、入店時から心惹かれるプレゼンテーションである。

 狭い間口の店内に入ると、逆L字のカウンターがある。手前の横列に二人、縦列に五人も立てばいっぱいに違いない。しかし、その奥の右手が少し広くなっていて、そこには常連用らしき椅子が置かれたテーブルがある。この席が立ち呑み部長ブログで紹介されていた特別席に違いないのである。

 入って左手に男性一人、カウンターの真ん中辺りに一人の方が立っておられ、奥の特別席では、だいぶ前から呑んでいる様子の数人の先輩たちが盛り上がっておられた。
 sakuraと二人、カウンターの角辺りに立つ。まず頼んだのは、ビール大瓶(キリン)。薩摩揚げ(250円)を頼み、もつ煮込み(350円)もお願いするが残念ながら売切れであった。

 ビールに続いて、SAKURAはハ海山(350円)、私はにごり酒(250円)を頼む。よく見ればカウンターが傾斜している。お酒をついでくれると少しこぼれるのである。隣の先輩がティッシュを回してくださり、それでテーブルの上を拭く。これをきっかけにお話をすることになった。ずいぶん昔から通っておられるそうで、十年くらい前までは奥の椅子席に座って、他の社員の方々に混ざって飲んでいたそうである。どこかの会社の上の方であろうか。

 豚汁を頼むと、「肉がもうないので100円でいいです」と言って出してくれた。肉汁で味がよく出た野菜の汁物をいただいたことになる。これが美味しかった。「こちらの料理は美味しいですよ」と隣の方がおっしゃる。

 マスターに「定休日をいつですか?」と聞くと「定休日は無いけれど、休むとしたら日曜日です」とのこと。

 「白ホッピーを氷なしでお願いします」と言うと、「ホッピー、大丈夫ですか?」と笑顔でマスターに言われた。強いアルコールを多く飲みたい人の飲物というイメージがあるのかもしれない。キンミヤ焼酎を選ぶことも出来るようである。

 前述のようなシステムなので、私のように氷無しで飲む人間はホッピーセットを360円で飲めるのである。氷があっても無くても同じ値段の他店よりもお得である。たとえ、氷あり410円のセットを最初に頼んだとしても氷が残っていれば、2杯目は360円で飲めるかもしれない。良心的な価格設定である。
 一般販売用の冷えたホッピーの瓶とホッピーグラスに焼酎だけが入って出てきた。また、ハイサワーを頼むと、ホッピーと同じようにハイサワーの瓶が付いてくるようである。最後に、ほうれん草おひたし(200円)も頼んだ。

 午後6時40分から8時まで1時間20分ほどの滞在、我々としては思いの外長い滞在となってしまった。お勘定は2,300円であった。支払いを済ませ外に出る。中でつながっている酒屋さんの前を通ると、ママさんが酒屋さんの中から頭を下げて送ってくださる。また、来ようと思う。

  新川屋酒店裏入口

尻手 角打「有限会社新川屋酒店」
住所 神奈川県川崎市幸区南幸町3丁目104
電話 044-522-4830
定休日 不定休(休む時は日曜日とのこと)
営業時間 17:00~22:00
交通 JR南武線尻手駅下車徒歩10秒


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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