旗の台 炭火焼鳥「八鳥」

居酒屋探偵DAITENの生活 第370回 2010年9月24日(金)  【地域別】  【時間順】





旗の台 炭火焼鳥「八鳥」

  ~「4時から酒場」がまた一軒~


 旗の台炭火焼鳥「八鳥」外観
 
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 私が勝手に「4時から酒場」と呼んでいる種類のお店がまた一軒増えた。第362回で記事にした、隣の東急池上線荏原中延駅近くに出来たばかりの大衆酒場「栄」さんに続いて、旗の台駅近くにも午後4時から開店するお店が出来たのである。
 店を早く開ければ、お時間のある「人生の先輩たち」が来るに違いない。4時から6時までの2時間をこの皆さんが楽しみ、その後の6時から8時に会社帰りのサラリーマンの皆さんが来る。さらに、8時から10時は、夕食兼用で飲みにくる家族連れの皆さんという風に、ピークが3つに分散できるのではないだろうか。そんな風にうまくゆくわけもないけれど、早い時間に開けてくれるお店が増えるのは良いと思う。日がまだ高いうちに「酒場」で飲むのは楽しい。少なくとも私はそうである。
 時間のある方には早い時間に飲み始めて、早めに切り上げることをおすすめする。奥様からのご批判をかわし、軽く飲んでおいて「何食わぬ顔」で夕食の食卓につくのである。

 旗の台に出来たそのお店、炭火焼鳥「八鳥」sakuraと二人で行ってみた。7月6日の開店日から2ヶ月半以上の時間がたっている。ちょうど良い頃合いである。新規開店のお店を見つけても、すぐには入らないようにしているのだ。場所は、旗の台駅の東急池上線蒲田方面ホームにある東口改札を出て、踏切を渡らず右方向に30メートル程歩いた左手である。

 「八鳥」「はっとり」と読むようである。定番の「オロナミンC」の看板など「レトロ風」の小物を飾ってあり、カウンターの前の部分には波形トタン板が貼ってあり、全体に昭和の雰囲気を出している。20年程前は、この「レトロ風」がとても斬新に感じられたものである。それが、馴れてしまって、今や「普通」にしか感じない。こちらのお店は、うるさくない程度の「レトロ風」なので良いと思う。

 間口はあまり広くない。入ってすぐ右手に焼き台がある。それに続いて、右手にカウンター9席、入ってすぐ左手に4人テーブル1つ。左手中央の階段を上がると、二階は4人テーブル4つと2人テーブルが3つあり、大人数での宴会も可能なようである。トイレは二階にある。焼き台には男性、調理場に女性、もう一人、フロアで働く男性がいた。

 一階のカウンター席の中央に座った。最初に、小皿に入れた玉葱の醤油付けがほんの少しサービスで出てくる。東急目黒線西小山やきとん道場「三鶴」を思い出す。
 まずは、SAKURAはプレミアムモルツ生ビール(430円)、私はトリスハイボール(300円)を頼んだ。
 焼き物は、もも(100円)、レバー(100円)を1本ずつ、プチトマト(100円)は2本頼み、モツ煮込み(300円)、黒枝豆(250円)も頼んだ。

 メニューを見ると、定番の鳥のから揚げ(430円)以外に、鳥ザンギ(430円)もある。武蔵小山の「釧路食堂」の看板メニューが「ザンギ」であった。ザンギとは、北海道風の唐揚げで、普通の唐揚げよりもニンニクや生姜を効かせた味付けである。普通の唐揚げと両方がメニューにあるのは珍しい。

 煮込みが出てきた。コボウ、人参、こんにゃく、シロモツの煮込み。味付けは薄味である。
 2杯目はホッピーセット(450円)にした。「氷なしで」と言うと、冷えていないジョッキに焼酎を入れ、ホッピー瓶のみを冷やした1冷のセットが出てきた。氷無しの原理主義ホッピーを飲ませるという方針は無いようである。

 トイレに行くため、二階に上がってみた。思いの外広い。トイレも広くて奇麗である。テーブルを組み替えて、人数に合わせることが出来るようになっているようだ。ちょうど6人グループの方々が来て、席の移動とテーブルの組み替えをしていた。

 メニューには、焼き鳥丼(500円)、から揚げ丼(500円)等の食事メニューもある。家族連れの方の夕食兼用での来店にも良いかもしれない。
 
 いずれにしても、駅前の「4時から酒場」は便利である。
 
 午後6時45分から7時30分まで、45分ほどの滞在。お勘定は二人で1,930円であった。
 

  旗の台炭火焼鳥「八鳥」看板
 
旗の台 炭火焼鳥「八鳥」
住所 東京都品川区旗の台3-11-11
電話 03-3782-5388
定休日 水曜
営業時間 16:00~23:00
交通 東急池上線・大井町線旗の台駅東口下車徒歩30秒


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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旗の台 居酒屋「まるちゃん」

居酒屋探偵DAITENの生活 第275回 2009年11月02日(月) 【地域別】  【時間順】



旗の台 居酒屋「まるちゃん」

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 月曜日はなるべく呑まないようにしているのだが、翌日の11月3日の火曜日は文化の日で休みである。改めてそのことに気づいてしまうとすっかり安心してしまい、東急池上線の旗の台駅で降りてしまった。駅周辺を歩く。このあたりもどれだけ歩いたであろうか。歩いていない路地は無いかも知れない。新しい店が出来れば行ってみる。しかし、なかなかここに記事を書く気持ちになる店が増えないのである。
 今日は、ずっと以前に何度か入ったことのある店が無くなって、そのあとに居抜きのまま入った店に行ってみることにした。場所は東急池上線旗の台駅の蒲田方面の東口改札を出て右へ、十字路を抜けて、東急大井町線の下をくぐり、次の十字路を過ぎた先の右手に小さな飲食店が数軒並んでいる。その一番手前の店が今日の目的の店である
 入口は暗めだ。大げさな看板もない。入口脇にあるアクリルの白いシンプルな看板のみが新しい。
 店名は居酒屋「まるちゃん」である。入口の左手の縦型の黒板に「レディースディ、女性の方5%引き、女性同伴のグループ5%引き」と書いてある。

 中を入ると4人掛けテーブルが左手に2つ、右手に一つある。その間を通ってゆくと、奥の右手に7人掛けのL字カウンターがある。奥に長い店だ。
 カウンターの中に身体の大きなマスター。先客の男性と女性がカウンター席の手前から奥の長い側に座っていらっしゃる。私はカウンターの短い側の右端の席に座った。
 まずは、レモンサワー(320円)をいただく。ツマミは、釣りスズキ(300円)を頼んだ。
 切り身は7切れ、これで300円は安い。淡泊でおいしい。これは日本酒にするべきだったのではないかと思う。

 壁のおすすめメニューを見ると、冷凍枝豆(300円)と書いてある。「冷凍」とわざわざ書くとは、実に正直である。
 手元のメニューを見ると、焼きうどん、焼きそば、もりそば、そうめん等がある。どれも480円だ。全体に食事メニューが充実しているようだ。その上、火曜、木曜、土曜はお寿司の日として、にぎり寿司が一貫100円とのこと。

 ちょっと肌寒く感じたので、2杯目は焼酎お湯割(320円)にする。昨日の日曜日、東京は25度を越えた。11月としては記録的暑さである。それが、今日は10度気温が低くなったという。急にお湯割りや熱燗が恋しい季節が東京にやってきたわけである。

 メニューに「とりたま」とあった。
 「とりたまって何ですか?」と聞く。
 「親子丼の上です」と頬笑むマスター。明解である。
 「それ、お願いします」と言って、とりたま(480円)をお願いした。

 とりたまがやってくる。キャベツが下に敷いてあって、一緒に食べるとうまい。やはり、ご飯が欲しくなるおかずメニューである。
 3杯目はお湯割をおかわりした。常連の皆さんと話しながらマスターが気を使ってこちらにも話しかけてくれる。マスターは身長が180センチあるそうだ。ちょっと強面に見えて、目の奥がやさしい。そんなマスターである。モトクロスをされたり、バイクでツーリングをするのが趣味であるとのこと。
 楽しく話を聞いているうちに時が過ぎていった。もう帰る時間である。
 お勘定をお願いして、「楽しかったです、また来ます」と言って外に出た。

 午後7時から8時30分まで1時間半の滞在。お勘定は2,040円であった。

  旗の台まるちゃん看板

旗の台 居酒屋「まるちゃん」
住所 東京都品川区旗の台5-8-7-101
電話 03-3783-6155
定休日 水曜
営業時間 18:00~25:00
交通 東急池上線・大井町線旗の台駅東口改札口下車徒歩3分


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旗の台 おっちゃんの店「市蔵」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第258回 2009年9月10日(木) 【地域別】  【時間順】



旗の台 おっちゃんの店「市蔵」 第2回


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 旗の台から荏原町界隈の商店街周辺を歩いている時、面白い名前の店のことを思い出した。その店とは旗の台と荏原町の間辺りの住宅街の中にある「新生湯」という銭湯の並びにある焼き鳥の店である。【おっちゃんの店「市蔵」】という。
 旗の台駅からの道順などは、前回紹介した2007年12月27日(木)の第62回を見ていただきたい。

 中をのぞくと、坊主頭のマスターがカウンターの中でこちらを見る。お客さんが一人、L字カウンター左手の奥に向かってのカウンター席に座っている。そちらが常連席のようである。私は右手の焼き台前の席に座った。

 1年半ぶりの訪問だが店内は変わらない様子。
 まずは、ホッピーセット(400円)を氷無しでお願いする。冷やしたプレミアムモルツのビールジョッキに半分の焼酎が入っている。そのジョッキに、冷やしたホッピー瓶を添えて出してくれる。突き出しはオカラの煮た物。

 焼き物は、鳥もも、鳥レバ、つくね(各150円)を一本ずつ頼んだ。ホッピーを飲みながら、じっくりと焼いてくれるのを待つ。もう一人、お客さんが入ってきた。常連の様子。
 レモンを添えた鳥もも、鳥レバ、つくねの3本が美しい姿で並んで出てきた。

 2杯目は角ハイボール(400円)にする。路地裏のこんな渋い店にまで、サントリーの角ハイボール戦略が浸透している。下足揚げ(350円)も注文した。ちょっと強面の〈おっちゃん〉が「はーい」とちょっと優しく答えてくれる。常連の方は、マスターを〈おっちゃん〉と呼ぶ。

 で焼いてもらったレバが実に美味かった。常連の方がまた一人やってこられ、左手の常連席に3人の方が座ったことになる。〈おっちゃん〉と常連のみなさんの話を聞いていると、この国の未来を考えてしまう。居酒屋では、様々な社会的問題を耳にする。これも居酒屋の持っている側面かもしれない。様々な苦労話がそこにある。

 下足揚げと一緒に温かいてんつゆがついてきた。ちゃんとしている。太い下足が6本、一人で食べるには多い量である。揚げたては本当にうまい。
 詳しいことは書かないけれど、〈おっちゃん〉は優しい。待ってあげる優しさ。話を聞いてあげる優しさ。お勘定を済ませて帰ってゆく人に、「ゆっくりと休んでね」と声を掛ける優しさ。ここはやはり、〈おっちゃん〉がいてこその店に違いない。

 「ごちそうさまでした」と言って店を出る。1時間ほどの滞在。お勘定は1,800円であった。


第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第62回 2007年12月27日(木)


  旗の台おっちゃんの店「市蔵」看板

旗の台 おっちゃの店「市蔵」
住所 東京都品川区旗の台4-4-18
定休日 隔週火曜
営業時間 17:00~26:00
交通 東急池上線・東急大井町線旗の台徒歩10分。東急大井町線荏原町徒歩10分。


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旗の台 若鶏焼「鳥樹」本店

居酒屋探偵DAITENの生活 第110回   2008年7月1日(火) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】





旗の台 若鳥焼「鳥樹」本店
 

 
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 今日降り立った街は、東急池上線の旗の台駅である。
 前回のVol.109で紹介した焼き鳥「むらい」で、自分が鳥肉好きであることを再認識した私は、今日も焼き鳥が食べたくなってしまった。旗の台駅周辺には、古くからやっている小さな居酒屋さんがかなり残っている。その中でも、旗の台駅の蒲田方面の改札を出て、すぐ正面の路地の中に看板が見えるという好立地の店、若鳥焼「鳥樹」本店が有名である。同店は、同じ旗の台五反田方面改札口から1分程の場所に「東口店」、蒲田駅東口に「蒲田店」の全部で3店舗がある。その中でも、こちらの本店は、「吉田類の酒場放浪記」でも紹介されている有名店である。

 店の入口は開け放たれていた。入ると左側には6人のみ座れるカウンターがあり、入ってすぐのカウンターの中に、大きな網で鳥を焼く、串焼き中心の一般の焼鳥店とは異なる焼き台がある。入って右手には8人ほど座れるテーブル席が二列、奥へ行くと小上がり座敷があり、そこには、10人位が座れるであろうか。けっして大きな店ではない。

 店に入ると、焼き台の前に立っている大将と目があった。指を一本出して、自分が一人であることを伝える。テーブル席には誰も座っていなかったが、予想通りカウンター席の隙間に入ることになった。しかし、6個あるはずの椅子が5個しかないという。左側の二人連れのお客さんが立ち上がる、すると、一人のお客さんの前に1つ隠れていたのが見つかった。若い男性の店員がメニューを持ってくる。生ビール小(440円)をお願いした。
 その時、左側の隠れた椅子の前に座っているお客さんが赤いオワンに入った鳥スープをこぼしてしまった。大将が「熱いでしょ、だいじょうぶ、ズボンを脱いで冷やした方がよいのでは?」などと、しきりに心配している。それから、女将さんがこぼしてしまった人に、新しい鳥スープを出している。湯気がたっており、本当に熱そうである。

 生ビールをいただく。うまい。そこへ、お通しとして鳥スープ納豆のセットがやってくる。熱いという様子を目の当たりにしていたので、注意しながら鳥スープをすすった。本当に熱いのである。このお通しのセットは300円である。
 女将さんがメニューを持ってくる。店内におもだったもののメニューが貼ってあるが、どれも品名だけで単価は書いていない。焼きとりトリワサもも焼き等を勧められる。こちらの大将も女将さんも滑舌よく早口である。トリワサ(480円)と、焼き鳥(550円)をお願いする。

 やがて、トリワサがやってきた。小さな器に、表面を軽く炙った鳥のささみが7、8片入っている。ハリのある食感でうまい。
 ここで、稽古帰りのSAKURAからメールが入る。実は、稽古帰りに、「居酒屋探偵DAITENの生活」のVOL.50でも紹介した大岡山の「三鶴」で一人軽く呑んでいるという。旗の台の「鳥樹」にいることを知らせるメールを送った。
 大将は、焼き鳥を焼きながら予約電話を受けている。東口店に何人、こちらに何人と予約状況を話している。大人数の予約が入ったようである。熱心な対応である。

 一人でカウンターに座り、次に何を頼もうかと思案する。右隣の男性二人組のお客さんがメニューを開いて見ているのを覗き込む。
 酎ハイ(360円)を頼んだ。すぐに、酎ハイがやってくる。「トリワサ」をつまみに、身体を小さくして、狭いカウンター席に座る。私を含め、身体が大きめの男性客が3人もいるので狭いのである。

 入口を見ると、SAKURAの姿が暖簾の外に見えた。大将の方を見て、もう一人増えたことを伝える。「どうぞ」と、誰も座っておらず空いているテーブル席を示す大将。はじめて来た店であるがメールに「蒲田方面改札の正面から見える」と書いてあったので、すぐに解ったそうである。

 トリワサと酎ハイを持って移動する。若い男性がメニューを持ってくる。SAKURAが梅酒を頼んだ。すると、商売熱心な女将さんが再びメニューを持って登場。もも焼き(710円)を勧める。SAKURAは、あまりたくさん食べられないと言う。そこで、煮込み(480円)を1つ頼んだ。少しして、先ほど頼んだ焼き鳥がやってくる。鳥肉と葱を串に刺したものが5本である。鳥料理店は5本単位の店が多い、1本単位で焼き鳥を売らないのである。所謂、「5本縛り」ということになる。
 こちらの「鳥樹」は大将も女将さんも商売熱心である。それがカウンターの中から伝わってくる。これが3店舗に店を増やすことができた所以であろうか。
 煮込みがやってきた。大根と鳥モツのさっぱりした煮込みである。豚モツ系の煮込みを好む人には、あっさりしすぎて物足りないかもしれない。しかし、味は良い。

午後6時30分から7時30分までの約1時間の滞在である。お勘定は二人で3,320円であった。


旗の台「鳥樹」看板

旗の台 若鳥焼「鳥樹」本店
住所 東京都品川区旗の台3-11-13
電話 03-3785-8472
定休 日曜・月曜・祭日
交通 東急池上線・大井町線旗の台駅 徒歩15秒


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旗の台 おっちゃんの店「市蔵」

居酒屋探偵DAITENの生活 第62回   2007年12月27日(木)  【地域別】  【時間順】

 

旗の台 おっちゃんの店「市蔵」

  旗の台おっちゃんの店「市蔵」外観1      にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。


 平成19年も後5日となってしまった12月27日、ASIMO君と二人だけで「居酒屋探偵事務所」の忘年会をしようということになり、東急池上線の旗の台駅で待ち合わせた。旗の台駅の蒲田方面のホームの五反田よりに改札口がある。午後6時15分、ASIMO君はそこで待っていてくれた。

 改札を出ると左側は池上線の踏切である。踏切を渡ると、すぐに左手に五反田方面のホームへ入る為の改札口がある。まっすぐ進むと中原街道だ。
 さっそく歩き始める。蒲田方面のホームの改札口から右手に進むとすぐに十字路がある。その先に東急大井町線の高架があり、旗の台駅の改良工事に伴い、きれいになったコンクリート製の陸橋の下をくぐると商店街と交差する十字路に出る。その十字路を左に曲がり、東急大井町線と平行に続く商店街を東急大井町線の荏原町方面へと進み、二つ目の十字路に出たら右に曲がる。

 その道の左右は静かな住宅街である。50メートルほど先の左手に明るい場所が見えた。焼き肉店があり、その向こうに「ホッピー」と書かれた赤提灯が見える。店の前にはプラスチック製の看板があり、その看板には「おっちゃんの店 市蔵」という文字が書かれている。

 中をのぞくと、まだ誰も座っていない。中に入ると、目に前にはL字カウンターがある。右手に向かって5席、左手には奥に向かって5席、あわせてカウンター席に10人が座ることが出来るだろうか。カウンターの右端の席の前に焼き台がある。さらに、左手カウンター奥が小さな部屋になっていて、そこに4,5人用の小上がり席がある。しかし、色々と荷物が置いてあって、普段はあまり使っていないようである。

 坊主頭の親父さんが1人、カウンターの中でこちらを見ている。ちょっと強面の雰囲気十分の親父さんである。この人が「おっちゃん」なのかと感心する。まさに、「おっちゃん」である。もしかしたら、「おっちゃん=中年男性」の為の店という意味もあるのかもしれない。勝手な想像である。カウンター右手端の焼き台の前に二人で座った。
 私はカウンターの端が大好きである。私が小学校低学年の頃、川崎駅西口駅前でカウンターだけのとんかつ店「ぐれいん」を母親が経営していた。そのカウンター席の端で、昼と夜の合間の時間に宿題をしたり、空いていれば食事をした思い出があるからである。

 「何にしますか?」との親父さんの問いに、「ホッピー二つ」と即答する。さらに、ASIMO君が「ひとつ氷り無しで」と、私の分のホッピーについて言葉を付け加えてくれる。いつものチームワークである。

 ほどなく、ホッピー(400円)がやってくる。ジョッキの中の焼酎はかなり多い。私は小さなコップをもらい、その中に焼酎を移した。焼酎の量を調整して飲むためである。
 早速、暮れの挨拶を交わして乾杯をする。実にうまい。「おっちゃんの店」と書かれているが、看板には「居酒屋」とも「モツ焼き」とも書いていない。中に入ってみて、メニューを見て、はじめて焼き鳥を中心とした串焼きの店であることが解る。

 まず、つきだしが二つ出てきた。牛すじの煮込みである。牛すじ以外には大根が入っているだけであるが、これがうまいのである。塩味がきいていて、酒も進む。あまりおいしいので、一期に食べてしまった。つきだしの一期食いも珍しい。

 さっそく焼き物をお願いする。前回来て、かなり時間がかかることを承知していたので、最初に頼んでしまう。ささみわさび(150円)、とりもも(150円)、なんこつ(120円)を2本づつお願いする。さらにハムカツ(350円)も注文した。

 ここで、ASIMO君が「どうやって、こんないい店を見つけたのですか、インターネットですか?」と聞く。「実は、SAKURAと2人で、並びにある新生湯という銭湯に来た時、偶然見つけたのだよ」と答えると、ASIMO君は驚いていた。
 ハムカツがやってきた。たくさんのレタスの上に、厚く切られたハムカツが3つのっている。驚きのサイズである。このハムカツの味が懐かしいおいしさなのである。
 頼んであった焼き物がやってくる。最初はささみにわさびをつけたものである。よくあるささみのパサパサした感じがない。うまいささみであった。つづけてナンコツがやってくる。これもうまい。
 このあたりで常連らしいお客さんが登場。マスターと客の噂話が始まる。マスターは関西弁で話す。「やはり、ここはおっちゃん店なんだなあ」と思った。
 前回もそうであったが、こちらの店に来るお客さんは全員が常連であり、お互いが知り合いである。

 2杯目の飲み物は下町サワー(380円)を頼んだ。 「天羽の梅」という有名なエキスと焼酎をソーダで割ったものである。梅酒ソーダのような甘さがあるわけでなく、すっきりとして飲みやすい飲み物である。前回来た時にとても気に入ったのである。
 ASIMO君に私が別のコップに残した「焼酎」を提供すると、ホッピーの外を追加でもらう。
ここで、私が一番待っていた「とりもも」がやってきた。肉がおおぶりで実にうまいのである。

 3杯目はシークァーサーサワー(400円)を飲む。ASIMO君はホッピーをもう1杯頼んでいた。
 前回食べたいと思いながら食べなかったカキベーコン(200円)と豚ヒレ(150円)を2本づつ頼んだ。おおぶりのカキを厚めのベーコンで巻いてあるカキベーコンも、おおぶりの肉4切が串に刺してある豚ヒレ、どちらもうまかった。本当にこの店にはハズレがない。ASIMO君は安さに驚いていた。まさに、ボリューム、味、価格のバランスがとれているのである。

 4杯目は梅酒(400円)をもらった。オンザロックかソーダ割のどちらにしますかと聞かれたので、オンザロックにしてもらう。この梅酒は、マスターの奥さんの新潟の実家で作った自家製の梅酒であるという。色がとても濃く、甘すぎず、味わいのある梅酒であった。最後にマグロぶつ(500円)を頼んだ。

 入店したのは午後6時30分。ちょうど1時間45分ほどたった午後8時15分、お勘定をお願いした。ほぼ2人で6,000円と値踏みして、5,000円札と1,000円札を一枚づつ手にして待っていると、やはり、合計金額は5,950円であった。

 「おっちゃんの店 市蔵」は、裏通りにポツンとある。外にメニューがあるわけでもない、ちょっと入りにくいかもしれない。一元の客は少なく、常連の皆さんが集う店である。そのことをふまえた上で、この店には来店していただきたい。大人数で押し掛けるようなことはない方が良いと思う。

 短い時間でずいぶんと飲んでしまった。それゆえ、気が大きくなってしまい、隣の荏原中延駅に行き、もう一軒入ってしまった。その店を出て、ASIMO君と別れた後、私は一人で再び旗の台に戻った。 「市蔵」の並びの「新生湯」に行ってしまったのである。帰りに「市蔵」をちょっとのぞくと、カウンターはすっかりお客さんで一杯になっていた。再び来店して生ビールを飲む誘惑を抑え、湯冷めしないように急ぎ足で旗の台駅を目指した。


  旗の台おっちゃんの店「市蔵」看板

旗の台 おっちゃの店「市蔵」
東京都品川区旗の台4-4-18
定休日 隔週火曜
営業時間 17:00~26:00
交通 東急池上線・東急大井町線旗の台徒歩10分。東急大井町線荏原町徒歩10分。


ホッピー原理主義者とは?
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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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