自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 第4回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第631回 2016年10月29日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」   第4回


  ~ 自由が丘の今昔 ~


  
 


  
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 自由が丘はのある街である。私が始めてこの街に来たのは小学校四年生。当時は世田谷区民だった。親から離され、三浦半島にある身体の弱い小学生が健康になる為の学校、「養護学園」に入る為、荷物をもって自由が丘駅前に集められた。親とは改札口で別れ、教員たちに引率されて三浦海岸へ向かったのである。自由が丘は私の目に明るく眩しい場所に映った。しかし、十歳の少年が一ヶ月に一回の面会日の数時間しか親に会えない場所へ向かうのだから、まるで「刑務所」へ入所するような気分であった。
 その後も何かというと、印象に残る出来事がこの街で起こるのだった。

 SAKURAと一緒である。自由が丘のロータリー側正面口改札を出て右手へ、東横線の線路沿いに建つ細長いビル、「自由が丘デパート」の入口が見えた。入ってすぐ右手のエレベーターに乗る。
 エレベーターを三階で降りると、右へ長い廊下が続いている。一軒目が焼き鳥「やっちゃん」。廊下側にいくつか四角い小窓があって、中の気配が解るようになっている。
 左手の赤い暖簾をくぐって、入口から中に入ると目の前にカウンターがあり、右の方で奥へ曲がったL字カウンターになっている。

   ← 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」

 入ってすぐの辺りに二人で座る。右手に先客の男性が一人。まだ、午後五時前なので空いているのだ。
 
 「どうも、お久しぶり・・・赤星ください」
 
 まずは、サッポロ瓶ビール赤星大瓶(六〇〇円)である。

 すぐに焼き物である。
 かしら(一二〇円)、たん(一二〇円)、はつ(一二〇円)を各二本。

 今日も焼き物がうまい。飾り立てるようなことはものは何も無い、ただ、うまいのである。

 ビールの後は、定番のトマト割り(四〇〇円)である。

 マスターと城南地区の様々な居酒屋の話をする。
 
 「新しく△△に出来た○○はどうですか」
 「○○は元々は□□に本店があって、それが増えて今は・・・」

 といった話である。

 三杯目に、やはり、レモンサワーを頼んでしまった。
 いつもながら焼酎が濃い。危険である。
 キンミヤ焼酎がホッピーグラスの上下二個ある星印の上の星印よりさらに上まで入っている。
 うまい。そして、強い。

 おつまみ南部せんべい(四〇〇円)も頼んだ。

 並びに女性の常連客らしき方がいらした。
 なんとなく、マスターとの会話に加わる。

 「以前にお会いしたことありますよね」とSAKURAが相手の方に伝えると、やはり正解であった。

 自由が丘の隣の駅、都立大学の立ち飲み「ホームラン」で、やはり、五年ほど前にお会いしたことがあるそうだ。
 そこから東横線沿線の立ち飲みや居酒屋さんの話になる。これぞ酒場ファンの口コミネットワークだ。
 ネット上では話せない裏話などが次々に出てくるのが面白い。

 それから、長年自由が丘にいらっしゃるマスターも加わって、一九八〇年代にまで自由が丘にあったジャズ喫茶「ファイブスポット」の話になる。
 ジャズ喫茶「ファイブスポット」は自由が丘駅の西口側の南風ビルの地下、現在はカラオケになっているところにあった。ジャズ評論家いそのてるお氏が経営、 昼間は音楽喫茶、不定期にジャズのライブ演奏があった。ジャズ評論家だった大橋巨泉氏も出入りされていたそうである。

 日本盛生貯蔵酒(六〇〇円)と塩辛(三五〇円)で締めにすることにした。

 午後五時から六時半まで一時間半ほどの滞在。
 お勘定は二人で三四〇〇円であった。

 外に出る。
 「やっちゃん」の入っているのは自由が丘デパート
 当時、母親に連れられ、その中のスポーツ用品店に行き、買い物をしたことを思い出す。
 運動靴か何かを「養護学園」へ行く前に買ってもらったような気がする。
 浮き立つ気持ちの買い物ではなく、気分が落ち込んでいたことを思い出す。
 あれから四十八年が過ぎた。






自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 
住所 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 
電話 090-2627-6333
営業時間 16:00~24:00
定休日 水曜日
交通 東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩1分


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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」第3回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第587回 2015年03月14日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



 ※2015年3月14日 1,360,000カウント通過。感謝!

 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 第3回

  ~ 自由が丘改札より徒歩1分 ~


 


 
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 待ち合わせに便利な店である。なにしろ、自由が丘のロータリー側正面口改札を出て右手、東横線の西側に張り付くように建っている「自由が丘デパート」の3階、しかも階段を上がって廊下を歩き始めて、すぐ右手にあるのだ。徒歩1分と表題に書いたけれど、徒歩三十秒かもしれない。
 そのお店、焼き鳥「やっちゃん」の廊下側にいくつか四角い小窓があって、L字カウンターの角あたりに座っているSAKURAの姿が見えた。今日も盛況の様子である。
 カウンターに座る皆さんの背後を通られてもらい、L字カウンターの角に滑り込むように座った。

 SAKURAの飲んでいたサッポロ赤星大瓶(600円)を少しもらう。
 焼き鳥はネギマ(100円)、カシラ(100円)、なんこつ(120円)を頼む。二本づつだ。

 選んだ飲み物はいつものトマト割(400円)。並びの方の中でもトマト割を頼んでいる方が多い。
 作っている様子を見れば、キンミヤ焼酎をサワーグラスの中ほどまで入れて、かち割り氷を投入。その上にトマトジュースが少し入る。焼酎が濃いので、自分の箸でよく混ぜてから飲む。氷を溶かして薄くしたくなるほど焼酎が濃いのである。

 「何か変わったことありませんか?」とのマスターの一言。
 「いや、特には・・・」と、なにやら気の利いたことも言えないでいる私。疲れているのである。

 伝説の厚揚げ(300円)をマスターに頼む。(何故伝説なのかは前回の記事へ。)

 SAKURAはお酒熱燗(300円)に切り替える。
 「ここの熱燗はレンジではないのでいいのよ」とSAKURA

 煮込み(400円)もうまい。
 楽しそうな店内の様子である。会話が弾んでいるがうるさくはない。
 「ここは観光地化していない自由ヶ丘の地元のお店なんだなぁ」と思う。
 飲み物にドライゼロ(400円)もある。カルピス(300円)もある。アルコールが苦手な人も焼き鳥が楽しめる。
 流れる音楽はサンタナシカゴカーリーサイモン、そして、サイモンとガーファンクル
 SAKURAがニューヨークに住んでいた時代、サイモンと、ガーファンクルニューヨーク・セントラルパーク・フリーコンサートに行った時の話を楽しそうにしている。音楽は思い出をかきたてる。

 生貯蔵酒日本盛(600円)を最後に飲んでしまう。
 隣の方が「国盛」の濁り酒を飲んでいらっしゃる。私の濁り酒の最初のイメージは「国盛」かもしれない。
 大きなボールに入った氷が美しい。サワーを作ってくれる時の氷の音まで美味しそうである。
 「焼酎は標準でお願いします。」という常連の一言と笑顔。
 久しぶりに来てみて、安心して飲めるお店という印象は変わらなかった。

 「本当に良い雰囲気のお店になったね」とSAKURA。同感である。

 お勘定をお願いする。二人で三二二〇円であった。
 流れる音楽は、ジグソーの「スカイ・ハイ」
 なにやら、二人とも楽しくなってしまっていた。



自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 
住所 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 
電話 090-2627-6333
営業時間 18:00~24:00
定休日 水曜日
交通 東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩1分



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 実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

自由が丘 もつ焼き「四文屋」自由が丘店

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第586回 2015年02月28日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】




 自由が丘 もつ焼き「四文屋」自由が丘店

  ~ 城南地区に登場 ~


  


 
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 「女性に人気のおしゃれな街」というレッテル付けが自由が丘にはある。
 その自由が丘には古くから「親父に人気の渋い街」もあった。
 東急東横線と東急大井町線の自由が丘駅北口、東横線のガード下へ向かって改札口を出る。右手に行き、ガード下をくぐり出るとすぐに左へ曲がる。すると、左手に鰻串焼き「ほさか」があり、外に並ぶ人たちの列が出来ていた。その先に老舗居酒屋「金田」が見える。その手前の右角には美人女将の店、やきとり「かとりや」は今日も満席だ。その並びのもつやき「阿波の里」は歴史ある老舗。自由ヶ丘のこの一画は有名な居酒屋横丁だ。
 もつやき「阿波の里」の先に、数年前から次々にもつ焼き・やきとりの店が増えていっている。

  

 西武新宿線の新井薬師に本店があり、新宿、中野、秋葉原、神戸、札幌等に出店が続いているもつ焼きチェーン「四文屋(しもんや)」が最近になって自由が丘にも出店したと聞いていた。

  

 間口は並びの他店と同じ一間間口。
 カウンター席数席に入口にテーブル席。二階はテーブル席、三階はほりごたつ形式の席となっているとのこと。
 一階のカウンターの奥から二番目の席に座る。
 まずは、ハイサワー(三五〇円)ともつ煮込み(三五〇円)とポテトサラダ(二〇〇円)を一期に頼んだ。
 入店したのは、午後五時、それでも入口のテーブル席に二人とカウンター席に一人、先客の方がいらっしゃる。
 ハイサワーを呑んでいると、次々に来店される方が二階席、三階席に向かう為、背後を通ってゆく。
 
 焼とんメニューからタン(100円)、カシラ(100円)、ナンコツ(100円)、ハラミ(100円)を各1本を頼む。

 土曜日である為か、客の年齢層は若い。私だけが「親父世代」である。働く店員も若い。
 若い女性店員さんがアニメ声なのに、マニュアル通りに「はいよ~」と受けるのがかわいい。
 しかし、並びの老舗店の美人女将の発する「はいよ~」のちょっとどすの利いた感じには及ばない。

 英語で会話するカップルも入店している。いつも、自由ヶ丘のこの通りは外国の方に会う確率が高いのである。
 焼きとんはどれも美味しいが、特にナンコツが良かった。
 焼きとんや焼きとりの店でいつもり思うけれど、炭の爆ぜる音は気持ち良い。

 前述したような強烈な個性の他店の中に、後から出店するのはなかなか大変であろう。メニューを眺めながらそんなことを考える。
 煮込みライス(300円)が面白い。店内のフチョウでは「ニコライ」というらしい。まるで、ロシア人の名前である。
 栃尾あぶらげ大(四〇〇円)、栃尾あぶらげ小(二〇〇円)などもある。
 梅割焼酎金宮25度(三五〇円)は一人三杯まで。

 「黒ビール(三五〇円)お願いします。」と言ってみる。
 銘柄は何かなと思っていると、出てきたのはエビスプレミアムブラックであった。

 焼きとりメニューからさらに、手羽ねぎ(一〇〇円)ともも(一〇〇円)を追加。

 焼きとん焼きとり、それ以外に焼ぎゅうもある。シマチョウギアラサンドミノなど。
 次回は焼ぎゅうも食べてみよう。

 焼きとりを食べて、黒ビールを飲み干し、お勘定をお願いした。支払いは税込で二一〇六円であった。

 土曜日の午後五時から五時四十五分まで、四十五分の滞在。
 自由が丘での選択肢がまた増えた。



自由が丘 もつ焼き「四文屋」自由が丘店
住所 東京都目黒区自由が丘1-12-4
電話 03-3723-1567
定休日 無休
営業時間 17:00~24:00。
交通 東急東横線・東急大井町線自由が丘駅下車徒歩1分。

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自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第550回 2014年3月2日(日) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



 ※記事の後半に3月16日再訪の追記あり


 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」第2回

   ~ 焼き鳥店で「私はカモメ」 ~


 


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 日曜日にSAKURAの芝居の稽古やワークショップが行われることが多い。
 (因みに、2014年3月30日にもSAPのレッスンを公開で実施。)

 仕事帰りにちょっと一杯というのは、誰でもよくあること。それには、やはり駅の近くのお店が良い。
 焼き鳥「やっちゃん」である。

 2013年11月25日第535回で紹介した時も日曜日の訪問であった。 
 東横線と大井町線の交叉するターミナル駅、自由が丘のガード下側の北口から左斜めを見ると、すぐそこに「自由が丘デパート」の入り口がある。入ってすぐの階段またはエレベーターで3階まで上がって、廊下を歩いた右手最初のお店である。
 (自由が丘北口改札で息を止め、そのままお店まで行ける近さといえる。因みに南口側からこの実験をやると、途中で倒れるのでやめた方がよい。)

 「自由が丘デパート」3階の廊下から小さな四角いガラス窓がいくつかあって、そこから店内が少し見える。窓からのぞくとマスターが気づいてくれた。手前カウンター側だけを見るとお客さんがいっぱいである。一瞬、「満席かな?」と思うが中からマスターが手招きをしてくれた。
 SAKURAと二人、入口のボタンを押して、自動ドアから中に入る。
 前回の時、帰り際に「また、奥さんともどうぞ」と言ってくれた通り、二人での訪問である。
 
 L字カウンターの手前側一直線の席に、たくさんの皆さんが座っていらっしゃる。その方々の背後を通らせてもらい、右手奥に回り込み、一番奥の席に座らせてもらった。
 まずは、サッポロビール赤星大瓶(600円)で軽く乾杯である。

 最初に頼んだのは、かしら(100円)、たん(100円)各2本。

 ビールはSAKURAに任せて、私はレモンハイ(380円)に切り替える。
 レモンハイを作るマスターの手元を見る。氷の入ったハイサワーグラスの真ん中まで金宮焼酎が入る。
 私には濃いので「チビチビ飲まなければ」と思う。でも途中から忘れてしまう。

 この位置から店内を見るのは初めてである。ロイ・リキテンスタインの有名な絵のポスターが貼ってある。ビートルズに関するグッズがあったり、店内に流れる音楽は懐かしいポップミュージックやロックであったりする。

 厚揚げ(280円)とコンブの煮物(280円)をお願いする。
 すぐに出てきたコンブの煮物は、味付けが濃すぎずちょうど良い。SAKURAのお気に入りとなった。 
 SAKURAの次の飲み物はグラスワイン赤(400円)である。
 マスター「勝手にやってね」とボトルとグラスを渡してくれる。
 2杯目を飲む時は自己申告をすることにしよう。流れる歌は、ジャニスジョプリンとなった。

 トマト割りを飲んでいるお客様がいるので真似をしてみることにした。
 メニューに無いので、マスターに値段をこっそり聞いてしまった。トマト割りは380円。
 カルピス割り(380円)やお茶割り(380円)もあるとのこと。

 厚揚げが懐かしい。昔、以前のお店でマスターが毎回のようにすすめてくれた厚揚げである。
 「かつぶしがのっているのが昔と違うでしよ」とマスター。進化しているのだ。
 かつぶし、ネギ、しょうががこんなにたくさん乗った厚揚げをあまり見ない。美味しい。

 演劇のプロであるSAKURAチェーホフ戯曲「カモメ」からとった言われた、有名な女性宇宙飛行士テレシコワの言葉「私はカモメ」「私はアヒル」と言ってしまい、なぜかツボに入ってしまったのか、彼女は笑い続けていた。
 因みに、当時、テレシコワのコードネームが「チャイカ(かもめ)」であり、「ヤー・チャイカ」(こちら、チャイカ)と事務的に言った言葉を日本では、チェーホフの戯曲「かもめ」と結びつけて考えてしまったそうなのである。面白い。

 おつまみ南部せんべい(250円)というものをSAKURAが発見する。柿の種と混ぜた味付してある南部せんべいである。塩分が強めなので酒がすすんでしまう。

 チューハイ(380円)をいただき、「私はアヒル」の笑い話が続く。
 店内を見れば、びっくりするくらい若いカップルが多くなっている。日曜日の自由が丘らしい瞬間かもしれない。
 手元の赤ワインのボトルから自己申告でチェックしてもらい、グラスワイン赤(400円)を私も飲む。

 午後6時から7時半までの1時間半ほどの滞在。私としては、ちょっと飲み過ぎである。お勘定は二人で3,120円。

 「また来ます」。マスターの合掌で送られ、外に出る。

 お店を出ても建物の中なのである。3月に入ってもまだまだ凍えるほど寒い街中に急に出ないですむのが良い。
 自由が丘駅改札まで近いのも助かる。急いで、帰ろう。
 しかし、息を止めて一期に走るのは危険である。
 そんな歳ではないのだ。


   ※   ※   ※

 追記 2014.3.16 再々訪問記

 日曜日の夜10時である。
 自由が丘改札前の焼き鳥「やっちゃん」で稽古帰りのSAKURAと待ち合わせた。
 5分ほど先に到着していたSAKURAは、入口を入って右手側に座って、サッポロビール大瓶・赤星(600円)とセロリイカマリネ(280円)で先に飲んでいた。

 実は、私は日曜日の早い時間ばかり来るのでお会いしたことは無いのだけれど、今日はいつもの女性の方が休みとのことで、ピンチヒッターの元気な女性がカウンターの中におられた。ビールのグラスをもらい、さっそくサッポロ赤星で乾杯である。
 
 「おすすめボード」が右の壁から一番カウンターの長い部分からよく見える場所にかかっていた。
 マスターによれば、お客さんからの要望に応えたとのこと。

 セロリイカマリネは、干したイカとセロリをマリネしたもので、なかなか良いツマミである。自宅でもやってみたいと思う。

 トマト割り(380円)は、グラスの真ん中より上まで焼酎である。

 「濃いなあ、今日も・・・」と、一口飲んで言ってしまう。
 
 「おすすめボード」を再びよく読むと次のようなことが書いてあった。

 「3月26日から4月5日まで店主留守の為、焼き鳥のみお休みします」

 マスターが不在でも、焼き鳥以外のつまみで留守の間も営業するのである。

 お酒も熱燗で2本飲んだ。
 マスターやお店の女性、そして、常連の方々お二人と楽しくお話をした。
 女性は、いつもはお客様の方とのこと。その方の普段の「お仕事」の話で盛り上がった。実は凄い人なのである。

 グラスワイン赤(400円)をいただく、すると今日もボトル1本まるまる口開けで出してくれた。

 でも、話が面白くなってしまい、結局、自己申告で5杯をいただき、ぴったり5杯目でボトルは空になった。
 
 最初からボトル1本で頼めばよかったのである。結局、1本1,800円のお値段にしてくださった。

 午後10時10分から午後12時10分まで2時間の滞在。お勘定は2人で4,260円であった。

 今日も楽しい時間を過ごすことができた。

 
 (了)

 
 お知らせ 3月26日から4月5日までマスターが留守の為、焼き鳥のみお休み、お店は営業とのこと


     ※   ※   ※

 追記 2014.3.21

 こちらにも訪問記があります。

 追記 2014.5.6

 こちらにも訪問記があります。


自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 
住所 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 
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 ブログを書き続けていると、時々感じることがある。それは「孤独感」だ。
 今回で第535回、足かけ8年の時を費やしていったい自分は誰に向かって書き続けているのだろう。長く同じブログを書き続けているブロガーならば誰でもそんな気持ちになる時があるに違いない。
 そんな中、読者の方から居酒屋情報などのコメントをいただくことがあり、実はこれが癒される瞬間なのだ。このことは今までもなんども書いてきた。

 今回も自由が丘のやきとり「かとりや」で働いていた従業員の方が独立して、すぐ近くに出店したという情報をいただいた。感謝である。
 そこで、日曜日の夕方、自由が丘での用事を済ませた帰り、寄ってみることにした。
 場所は東横線と大井町線の交叉するターミナル駅、自由が丘の西側、正面口を出て、右手を見るとすぐそこにある「自由が丘デパート」の3階であった。駅に一番近い入口を入り、すぐ右手の階段を上がって3階へ。廊下を歩いてすぐ右手である。前にマスコミで取り上げられることが多かった餃子のお店があった場所である。廊下の左右にあるお店はスナックが多い。
 店名は焼き鳥「やっちゃん」である。

 牡丹色の暖簾をくぐり中に入る。当時のような白衣ではなくTシャツを着て立っておられたのは、見覚えのある方であった。
 左手から右手へ、右端から奥に曲がるL字カウンターのみのお店である。15人ほど座れるであろうか。店内には先客の男性が一人だけいらっしゃった。
 入ってすぐの席に座り、レモンサワー(380円)を頼んだ。サワーと一緒に出てきたお通しは塩昆布キャベツである。

 焼き物は2本縛り。
 ナンコツ(100円)とネギマ(100円)を2本ずつお願いする。

 レモンサワーを飲みながら店内を見回す。右手の方に冷蔵ケースがあり、これがユンケル黄帝液と書かれたものであるのが面白い。いわゆる男所帯の店だ。
 焼台は左手の方にある。マスターが焼いた焼き物を持ってきてくれた。 

 「うちのお店は、どなたかから聞いて来られたんですか?」とマスター。
 自分のブログの話をしたり、正体を自分から現すようなことはしないことにしている。
 「お会いしたことのない方から・・・聞いたんですけど・・・」と変な言い方をしてしまった。
 でも、嘘はついていない、本当のことである。
 〈居酒屋探偵のブログ読者の方から・・・〉とは言えなかったのである。
 「独立されたんですね・・・」
 「はい、初めて独立しました」
 「あちらのお店にいらっしゃった頃はよく行っていたんですけどね」
 「いつもお一人ではなかったですよね」
 「はい、かみさんと二人が多いですね」

 ずいぶん前に会ったのに覚えていてくれたよいだ。長く酒場をやっている方の記憶力にはいつもながら驚かされる。

 焼き物は、辛味噌と辛子がついてくる。やきとり「かとりや」さんと同じである。

 2杯目は梅酒ソーダ(400円)をもらう。それと、高級玉子焼(280円)。

 「ここは、餃子屋さんだったですよね・・・」
 「そうです、そうです、ずいぶん長くやってましたね」
 「マスコミにもよくとりあげられてましたね」
 「そうですね」
 
 さらに、かしら(100円)2本を追加する。
 ここで、やはり、ビールが飲みたくなった。

 「瓶ビールお願いします」
 「ビールは何します?」
 「何っていうと・・・」
 「サッポロの赤もあるんですけど」
 「素晴らしい、是非、それお願いします」

 赤星最高である、スーパードライが苦手な私にはうれしい話である。それも大瓶だ。

 サッポロ赤星大瓶(600円)をいただく。
 うまい。サッポロラガービールである。
 正面の曇りガラスの窓の外から東急東横線の通る音がきこえる。

 午後6時を過ぎると常連の方々が次々に入ってこられた。どの方も一人で、男性も女性もいる。
 中には、やきとり「かとりや」さんに行った帰りという方もいた。面白い。

 ゆっくりとビールを飲み、独りで考えるこの時間が貴重である。

 5時20分から6時40分の1時間20分ほどの滞在。お勘定は2,260円。

 「また、奥さんともどうぞ」と言ってくれ、手を合わせる独特のスタイルでおくってくださった。当時と同じである。


自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 
住所 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 
電話 090-2627-6333
営業時間 18:00~24:00
定休日 水曜日
交通 東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩1分





ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

自由が丘 やきとり「かとりや」第4回

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居酒屋探偵DAITENの生活 第490回 2012年9月8日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



自由が丘 やきとり「かとりや」 第4回


 
  


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 久しぶりに、東急東横線の自由が丘へ行った。
 自由が丘駅から東急目黒線の奥沢駅方面に5分ほど歩くと奥沢駅の手前にある奥澤神社のお祭りに行く為である。
 SAKURAと祐天寺での用事を済ませ、自由が丘駅で降りると、ガード下の北口改札を出て右手へ向かう。
 ガード下を抜け、すぐ左に曲がると、そこは言わずと知れた自由が丘に唯一残る「居酒屋好きの聖地」とも言える一画である。

 その中でも最近はSAKURAの行きつけのお店となっている「かとりや」に入ってみることにした。
 
 開け放たれた入口から中に入る。L字カウンターには、すでに多くのお客さんが座っていらっしゃる。
 その中で、右手の焼き台前と、目の前左手、手前から奥に連なるカウンターにも空きが少しあった。
 美人のママさんが右手の焼台右手の辺りを示す。
 「二名さんですか・・・そちらへどうぞ」
 
 カウンターのお客様の後ろを通って、焼台右手の空席に滑り込む。右手はカップル。左手は白人男性二人である。
 「瓶ビールください」
 「アサヒ、サッポロ、どっちにします」
 「サッポロお願いします。」
 
 「焼き物どうしますか?」
 「かしら、なんこつ、はつ、お願いします」
 「なんこつは鳥ですか?」
 「鳥で・・・やげんでお願いします」
 「タレですか?、塩ですか?」
 「塩で」
 「はいよ~」

 ママさんの「はいよ~」を聞くのも久しぶりである。
 
 注文したのは、かしら(100円)、鳥軟骨(100円)、はつ(100円)が各2本づつである。

 サッポロの瓶ビール大瓶(600円)と、グラスが無造作に渡される。ついで、飲む。うまい。

 左隣は大きな身体の白人男性の二人組である。二人の会話はもちろん英語または米語である。
 しかし、ひとたび、お店の皆さんとの会話になると、驚くほどうまい日本語で話される。

 「ママ、酎ハイ二つレモンなしね・・・」と一人の方がおっしゃる。
 「酎ハイ二つ~」とママ。
 「(自分たちのグラスを示して)入ってるレモンそのままでいいから」とその方。
 「セツヤク、セツヤク・・・でもグラス間違えないでね」と隣の方がジョーク。
 「あと、生レバね」と、さらに最初の方がジョーク。
 
 さらに、

 「生レバ、まだ、だめかねえ・・・」と、ちょっとしみじみした口調。
 「駄目ですね・・・」とお店の方。

 やはり、日本を本当に味わうには、外国の方も「居酒屋」に来るのが一番である。

 「トマト割り、あるわよ」とSAKURA。
 「うん、次に頼もうと思ってた」と私。

 私の2杯目は、好物のトマト割り(380円)である。

 5時を過ぎた頃から、どんどん、お客さんが入ってくる。

 「お兄さん、左にずれてね・・・旦那さんはこっちへねえ・・・」

 ママの仕切りは、今日も的確である。

 ママが煮込みの鍋へ。その様子を見て、すかさず、煮込み(380円)もお願いする。

 ちょっと甘口、量が多い煮込みである。

 やはり、お祭りを見に行く前には、御神酒をいただかなければならない。

 冷酒二合(580円)を頼む。

 御神酒を飲んでしまい、5時半になった。

 「お勘定お願いします」

 「こちらの店は長いんですか?」とSAKURAが隣の白人男性たちに聞く。
 「2メートル35センチです。」と、またジョークが返ってくる。

 素晴らしい。

 午後4時45分から5時30分まで45分ほどの滞在。お勘定は2,540円であった。


   ※   ※   ※

 奥澤神社へ。写真のみの掲載である。


 ← 奥沢神社入口


 ← 奥沢神社鳥居上の大蛇


 ← 神楽殿


 ← 奥沢駅前の神輿


 ← 奥沢駅前の神輿

 
第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第379回 2010年10月30日(土)
第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第91回 2008年4月13日(日)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第38回 2007年9月9日(日)


自由が丘 やきとり「かとりや」
住所 東京都目黒区自由が丘1-12-9
電話 03-3718-5505
定休日 日曜・祝日
営業時間 17:00~23:00
交通 東急東横線・営団地下鉄日比谷線自由が丘駅北口下車徒歩1分。

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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自由が丘 たちのみ「あつまり」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第478回 2012年4月13日(金) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



自由が丘 たちのみ「あつまり」 第2回


  自由が丘「あつまり」
  
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 久しぶりに、「居酒屋探偵DAITENの生活」の主要登場人物であるozaki先生から電話があった。

 「いや、なんだかいつも急で申しわけないんですが・・・ちょっと、いきませんか?」

 今日は夕方から大雨の予報である。

 「今晩は大雨の予定だけど・・・ちょうど、行きたい場所もあるので、自由が丘あたりではどうかな?」
 
 結局、午後9時に自由が丘の駅前ロータリーで会うことになった。

 自由が丘駅前に行くと、人待ち顔の若者たちの中に、ozaki先生が立っていた。

 「傘は?」
 「いや、傘は・・・これです」と言って、着ていた薄手のジャンパーを示す。

 駅前ロータリーから左手に行き、大井町線の踏切を渡らず手前の道を右に入り、まっすぐに進んでバス通りを渡った。渡って次の左手の路地を入る。すると、右手に古い雑居ビルがある。その2階に、目的の店、「あつまり」があった。
 前回、こちらの店を紹介したのは、2008年7月5日(土)第114回である。
 実に4年近く前であった。そして、2006年8月22日の開店から5年半以上が過ぎている。とにかく、城南地区の小さな立ち飲み店がこれだけ長続きしているという点だけでも、その店が良い店である証拠だ。

 急な階段を上がり、右手のすぐに終わってしまう狭い廊下を入ると右手に「あつまり」さんはある。そこは、立ちのみ店である。薄布の暖簾をくぐって中に入ると、思いの外、多くの若いお客さんでいっぱいであった。まるで、立食パーティである。なんとか、左右に場所をづれてもらって、奥のカウンターテーブルに場所を確保する。

 生ビール(350円)を2杯頼む。
 つまみは、マカロニ(200円)、ジャガイモとアンチョビチーズ焼き(350円)である。

 生ビールを飲み終えてしまう。そこで、やはり、こちらの店はワインを中心の立ちのみ店であるから、ハウスワインのデカンタワイン赤(1300円)を1本もらった。それは、チリワインである。

 ここで、二人で様々な社会的問題について語り合った。「怒り」が次々にこみ上げてくる。

 森野さんのお漬物(150円)をいただく。2008年7月5日(土)の時もこの森野さんのお漬物をいただいた。本日の内容は、うり、山芋、ラディッシュである。どれも美味しかった。4年たっても続いているのが素晴らしい。

 デカンタは飲んでしまった。oazki先生は、グラスワイン(380円)を追加した。
 
 1時間ほどの滞在の後、御勘定をしてもらう。二人で合計3,080円である。

 急な階段を降りて外に出た。雨はまだ降り続いている。傘を持たないoazki先生を私の傘に入れて、バス通りに出ると、右手に歩いて、大井町線の踏切を渡った。
 
 踏切を渡って、大井町線沿いを九品仏駅方面へと歩いた。
 そして、雪谷大塚駅近くにあったバー「オーバル」さんが移転して、骨董店の店内に設置された美しい屋台で、営業再開された、自由が丘・屋台「オーバル」へと向かった。

 第451回のクエルヤさんの第3回の時に自由が丘・屋台「オーバル」さんを紹介している。
 
 この続きは、屋台「オーバル」オフィシャル・ブログ「楕円生活の方法」へと続く。是非ご覧いただきたい。

 屋台「オーバル」は、その後、雪谷大塚駅近くに再び移転しました。


  自由が丘「あつまり」

自由が丘 たちのみ「あつまり」
住所 東京都目黒区自由が丘2-14-19 2F
電話 03-3724-1199
定休日 日曜・祝日 営業時間 17:00~26:00
交通 東急東横線・東急大井町線「自由が丘」駅 正面口より徒歩5分
http://muraccho.exblog.jp/

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自由が丘 やきとり「かとりや」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第379回 2010年10月30日(土) 【地域別】  【時間順】




自由が丘 やきとり「かとりや」 第3回

  ~2010年2月新装開店後初訪問~

 
  自由が丘やきとりかとりや新店舗外観
 

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 本日の1軒目の店を出て、中目黒駅に向かう途中、sakuraからメールが入った。「自由が丘辺りで飲みたい」という。どうやら目当ての店があるようだ。いや、あの店に違いないと予想できた。実は一昨日、一人でその店に行ってきたと聞いていたのである。中目黒駅で下り線ホームに立つ。やってきたのは、中目黒から自由が丘まで4分で行ってくれる東横特急であった。

 自由が丘に到着すると、下りホームからの階段を降りて、駅前のロータリー側の改札へ向かう。ここの改札は一見一つの改札口のようであるが、実は駅の中から見て左手のロータリー側へ出る口が正面口、すぐ右手のガード下に出る口が北口なのである。正面口と北口の改札からは、大井町線の上りホームへ階段を使わず直接行けるようになっている。
 大井町から二子玉川に至る今の大井町線が田園都市線と呼ばれていた時代、小学校四年生の頃である。両親から離され、遠く離れた三浦半島の教育施設で集団生活をおくっていた。その学校から久しぶりに集団で里帰りをした時の思い出である。自由が丘の駅前に並ばされ、それぞれの親が迎えに来るのを待っていた。広い駅の構内に滑り込んでくる電車の姿を改札の外から見て、電車に向かって急ぐ人々の背中を見ながら、何故かとても興奮したことを覚えている。

 北口改札からガード下に出て、東横線と大井町線に挟まれた三角地帯に入る。その一画には、あの居酒屋「金田」を始め、うなぎ「ほさか」などの有名居酒屋が並んでいる。この二軒との居酒屋ゴールデントライアングルを構成しているもう一店、やきとり「かとりや」が今日の二軒目である。
 
 前回の記事に書いた通り、台風が接近している。午後6時を過ぎ、いつもならば、満席で入れない時間帯である。それがカウンターに空席が目立つ状態。ここ何回か入れないことが続いていたので、今日は幸運である。天候の悪さは、居酒屋好きの見方だ。

 今年の2月にお店をリニューアルしてからずっと来てみたいと思っていた。
 カウンターの位置は以前と変わらないけれど、ずっと明るく奇麗になっている。前のお店の頃からいる二人の男性に加え、ママさんが加わっていた。着物が似合いそうな細身の美人。その後のお話から経営者の奥様のようである。
 まずは、チューハイ(380円)をママさんにお願いする。
 お店の方々は3人とも胸に「焼鳥かとりや」と白文字で書かれた紺色のTシャツを着ている。

 「鳥刺し、お願いします」とママさんへ。
 「今日はレバ刺しもありますよ」と気遣ってくれる。火曜、木曜、土曜にしかレバ刺しが入らないからである。 
 「鳥刺しが食べたいのでお願いします」と言う。
 
 鳥刺し(500円)がやってくる。これが美味しかった。

 やがて、仕事帰りのsakuraが登場。
 すると、ママさんが何かを持ってきて、sakuraに渡した。
 一昨日、一人で来た時に、忘れて帰ってしまった折りたたみ傘用の傘入れだった。
 二人揃ったので焼き物をお願いした。鳥ねぎまぎんなんながいもレバーを各2本。それぞれ各100円である。
 私のグラスを見て、sakuraチューハイ(380円)を頼んだ。私も2杯目をもらうことにする。

 隣の方がママさんに「どうして、かとりやという店名なの?」と聞く。
 「うちの旦那のおじいさんが千葉の香取の出身だからって聞いてます」とのこと。
 私も初めて知ったことであった。

 6時半を過ぎて混み始めた。お店がリニューアルしてから椅子のあるカウンターとは別に、入って左手の壁に立呑み専用のカウンターが出来た。一人の男性がそこに立って飲み始めた。空席がいくつもあるのに、そこに立っている。自分のスタイルを守るのはかっこいいことだと思う。

 3杯目は冷酒二合(580円)を1瓶もらう。日本酒を飲むと昔のことを思い出す。そんな歳になってしまったようだ。
 鳥刺しを食べながら、今はもう亡くなった横浜の焼き鳥屋の親父さんのことを思い出した。メニューに鳥刺しと書いてあるのに、よほど良い肉が入らないと作ってくれない。しかも、かなり機嫌の良い時、常連でも気に入った相手にしか作ってくれなかった。家族ぐるみの付き合いをしていた私でさえ、2回しか食べたことがなかった。
 その人は自分の作る料理にとても自信を持っており、発言が過激なので、料理のことで客とよくぶつかった。強面の風貌で周囲を寄せ付けない雰囲気を持っている。飲み過ぎて人に迷惑をかけるような客がいると、牛刀片手にたたき出してしまう。それでいて、お茶目な一面も持っている人だった。時折、私と二人きりの時など、身振り手振りで様々な武勇伝を話してくれた。ブラジル移民であった若い頃の話。週に2回透析を受けている人なので、その透析の現場での話。最初の奥さんがラテン系の美人、したがって御長男はハーフのイケメン青年だった。そして、二人目の奥さんも娘さんのように若い女性だった。ずいぶんと世話にもなった。正直言って困ったこともあった。
 やがて、私が引越をしてから店をやめてしまい、入院をしたと人づてで聞いた。会いにゆこうと思っているうちに亡くなってしまった。私の人生にとって「台風」のような人であった。

 お店に人が入ってくる。その度に外を見た。雨はほとんどあがっている。「台風」は去ってしまったようである。厚揚げ(280円)を頼む。
 ママさんが柔らかく「はいよ~」と言う返事が艶っぽい。
 第91回の記事で書いた頃は、店に入るといきなり「生?」と聞かれ、直後に「厚揚げ焼く?」と言われたものである。
 その度に、私はよほど厚揚げが好きそうな顔なのか?と心の中で笑ったものである。しかし、実際には厚揚げは足が速いので、その日のうちに使いきりたいというだけに違いない。

 エビスビール中瓶(500円)を頼む。
 若いお客さんが次々に入ってくる。女性だけの二人連れやカップルが多い。土曜日である為かもしれないけれど、以前とはまったく違う店内の雰囲気であった。二本目のエビスビール中瓶(500円)を追加。さんざん飲んでもエビスはうまいのである。
 第38回の記事に書いたような「男酒場」がずいぶんと様子を変えていた。居酒屋にとって、やはり、女将さんやママさんの存在は大きい。
 午後6時10分から7時30分まで1時間20分ほどの滞在。お勘定は2人で4,300円であった。

 今週もまた飲み過ぎの土曜日となってしまった。

 (了)


   ※  ※  ※

 2011年9月4日 再訪

 SARAKUと二人、日曜日の夕方に再訪。自由が丘はお祭りである。入口が開け放たれていた。
 SAKURAは一人であったり、女優たちをつれて何度か来ているようだけど、私は久しぶりである。メインのL字カウンターは20人が座っていて満席。左手の壁に作られた立ちのみ用カウンターに立つ。顔の前に扇風機があって涼しい。カウンターの高さは、やはりもう少し高いほうが良いかもしれない。
 たる酒(330円)2杯。鳥ねぎま(100円)、かしら(100円)、鳥つくね(140円)を各2本、牛煮込み(380円)。
 お通しはキャベツ浅漬け
 「お通しはサービスです。いらない方は言ってください」という紙が冷蔵庫に貼ってあった。
 残されたくない気持ちのあらわれである。良いことである。
 ママさんは相変わらず美人でテキパキ。
 牛煮込みはジャガイモが汁に溶けていて美味い。焼き物も美味しかった。
 トマト割(380円)を2杯追加。
 二人連れの若者たちの連れがやってくる。
 「お兄さんたち動かないでね」とママさん。
 やはり、ママさんのオペレーションは素晴らしい。
 最後に抹茶割(380円)を1杯だけいただいて、締める。2420円であった。



第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第91回 2008年4月13日(日)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第38回 2007年9月9日(日)


自由が丘 やきとり「かとりや」
住所 東京都目黒区自由が丘1-12-9
電話 03-3718-5505
定休日 日曜・祝日
営業時間 17:00~23:00
交通 東急東横線・営団地下鉄日比谷線自由が丘駅北口下車徒歩1分。

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自由が丘 たちのみ「あつまり」

居酒屋探偵DAITENの生活 第114回    2008年7月5日(土) 【地域別】  【時間順】


※2008年7月10日午後 110000カウント達成。感謝!

自由が丘 たちのみ「あつまり」

  自由が丘たちのみ「あつまり」

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 稽古帰りのSAKURAと都立大学駅で待ち合わせ、そのまま向かったのは自由が丘である。少しだけ呑みたいというので、以前に何回か行ったことのある店へ向かう。
 今回の店はちょっと見つけにくい。自由が丘駅のロータリー側には、実は二つ改札口がある。構内から見て、右手のガード下に向かって出ることが出来るのが「北口」であり、北西方向のロータリーに面した改札口が「正面口」である。その「正面口」を出て、ロータリーの左側の歩道を歩いて、大井町線の踏切方面に行く。踏切のすぐそばがT字路になっている。踏切を渡らず、道を右に入り直進すると信号に出る。田園調布へ行くバスの通るバス通りである。信号を渡り、そのまま直進、すぐ左手に路地がある。この路地は中で左に曲がり、再び先ほどのバス通りに出てしまう短い路地である。路地を入ってすぐに右手、足元に小さな白看板があり、店名が平仮名で書いてある。あまり目立たない看板である。その看板の左手に急な階段がある。階段の天井にアンティーク調の電灯がある。急な階段を登り切り、右に曲がると、すぐ右手に今日の目的の店「たちのみ あつまり」があるのだ。

 入口は開け放たれている。中に入ると正面に7人ほどが立てば満席になりそうなカウンターがある。右手に小さなコンポーネントステレオが置かれた小さなテーブルがあり、そこにも立てるようになっている。入って左手にも壁際に狭いカウンターがあり、数人が立つことが出来る。足元には荷物を入れるバスケットがたくさん置かれていて、この店が自由が丘という場所がらか女性を意識していることが解る。

 まずは、生ビール小(300円)を二つ注文する。私は前の店で食べてきているし、これから夕食も食べなければならない。本当はラザニアなどイタリア系のボリュームのある料理もあるが、今日は軽いものにする。まずは、 森野さんのお漬物(150円)を頼む。
 ビールを飲みながらゆっくりと店内を見まわす。いわゆる「バール」の作りであろうか。料理を担当する店長と酒を担当する店長の二人の店長で経営している店である。今日は料理担当のちょっと無口な店長お一人であった。公式ブログによれば2006年8月22日開店したというから、もうすぐ2周年ということになる。

 今回は頼まなかったが特にオードブル三種盛(350円)がお得である。また、ワインに力を入れていて、350円から500円程度で色々と飲むことが出来る。小さなグラスなのでテイスティングをしているような感覚である。SAKURAは、バルモンという南仏ワイン(350円)を頼んだ。
 真あじマリネ(350円)も追加する。箸はテーブルのバスケットに入ったリターナル箸である。マイ箸を出す必要がないので助かる。
 私はギネスドラフト(550円)を頼んだ。うまい。しかし、ここで、最近になってビールをよく飲むようになっている自分に気づく。プリン体の量をコントロールしなければいけない。やはりホッピーが一番である。でも、ギネスはうまい。
 最後に、SAKURAがおせんべい(25円)二枚を手にとった。カウンター上にジャイアントコーンやおせんべいなど軽いつまみが置かれているのである。

 午後5時45分から6時30分まで、約45分の滞在。お勘定は2,050円であった。チャージなどはまったくない。最近時々ある高いチャージをとるお洒落系立ち呑み店とは違い、好感が持てる態度である。

※こちらの店は、姉妹店として自由が丘南口側のグリーンストリート(久品仏緑道)で「バール・ムラッチョ」という車を改造したカフェもやっている。


自由が丘 たちのみ「あつまり」
住所 東京都目黒区自由が丘2-14-19 2F
電話 03-3724-1199
定休日 日曜・祝日 営業時間 17:00~26:00
交通 東急東横線・東急大井町線「自由が丘」駅 正面口より徒歩5分
http://muraccho.exblog.jp/


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自由が丘 やきとり「かとりや」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第91回   2008年4月13日(日) 【地域別】  【時間順】


※2008年4月16日午前 70000カウント通過 感謝!

自由が丘 やきとり「かとりや」 第2回


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 桜も散り、街で薄着で歩く人の姿を日々見るようになった4月中旬。ところが、急に真冬並の寒気が関東平野に入りこんできた。そんな、寒い夕暮れ時となれば、やはり熱燗が呑みたくなってしまう。
 今日も咲良舎のMIプロジェクトの帰りである。SAKURAと2人、自由が丘唯一の「親父酒場地帯」へ向かった。広い駅前ロータリーのある出口に降り立ち、ロータリー側に向いている改札ではなく、右手のガード下に向いている改札を出て右に進み、すぐ左に曲がる。そこが名店「金田」を中心に、鰻の「ほさか」 、もつ焼きの「かとりや」 「阿波の里」など、わずか数メートルの狭い範囲に、「古典酒場」が集結している「親父酒場地帯」である。

 日曜日にやっているのは「ほさか」「かとりや」である。今日は「かとりや」に入ることにした。前回記事にした2007年9月9日の後も「かとりや」には何度も来ている。15人ほどが座れるL字型のカウンターは、今日も満席に近い状態であったが、運の良いことに、入ってすぐの角に2つだけ席が空いていた。

 中心に立っている白衣を着た細身の男性が「生?」と聞いてくる。いつもと同じである。「寒いから熱燗ください」と答える。さらに、白衣の男性は「適当に焼く?」と聞いてくる。これも同じである。しかし、「たん、はつ、つくね、しいたけをお願いします」と答える。だいぶ慣れてきたのでちょっと抵抗してみたのである。

 「かとりや」と書かれたお銚子が2本。日本酒(300円)である。さっそくおちょこに注ぎ、乾杯をして1杯、2杯と飲み干す。身体がどんどん暖まってゆく。
 たん(100円)、はつ(100円)、つくね(100円)、しいたけ(140円)をTシャツ、短パン、坊主頭の僧侶然とした親父さんが丁寧に焼いている。焼けるとさっと差し出す。こちらもさっと受け取る。このタイミングが大切である。「2本縛り」なので全て2本ずつやってくる。紀州備長炭を使って焼かれた焼き物は、どれも実にちょうど良い焼き加減である。

 私は調理場のやり取りを見ているのが好きである。仕事をしている人の姿は実に興味深いのである。Tシャツの「僧侶」が「コブクロ後2本分ね」と言う。「白衣」が冷蔵庫から「コブクロ」を取り出し、処理をしてから「僧侶」に渡す。その瞬間、そのすぐ前に座っていた男性客が「コブクロお願いします」と言った。
 「僧侶」「白衣」が同時に苦笑いを浮かべる。タイミングが悪いのである。再び「白衣」が冷蔵庫から2本分のコブクロを取り出して再び処理を始めた。
 このような小さなやり取りが面白いのである。
 小さな「古典酒場」の常連はこの注文のタイミングをよく知っている人が多い。何かが注文されると、店の側の手間を考えて自分も注文する。手間のかかる物は、忙しい時には頼まず、手の空いたところを見計らって頼む。さらに、「後で手が空いた時に作って」と言葉を添え早めに頼んでおく。そういうやり取りを何度も見たことがある。

 身体が暖まってきたのでレモンサワー(380円)をお願いした。サワーグラスに氷が入る。そこにキンミヤ焼酎が大まかに注ぎこまれる。氷と焼酎で8割方一杯のグラスに申し訳程度に「サワー」が注がれる。まるで、焼酎のオンザロックのレモンテイストである。ここのレモンサワー1杯は、チェーン居酒屋のサワー2杯と思って飲んだ方がよい。

 SAKURAがビールを飲みたいと言うので、瓶ビール(大)580円をお願いする。サッポロ赤星である。本当にうれしい銘柄である。世間の値上げラッシュの中、まだ値上げせずに去年と同じ価格のままがんばってくれている。
 厚揚げ(280円)と煮込み(340円)も頼んだ。さらに、瓶ビール大を追加。
 午後7時近くなって、混んでいた店内には空席が目立つようになった。
 隣に若いカップルが座った。「適当に焼いていい?」という言葉に「はい」と言ったので、どんどん焼き物がやってくる。しかし、2人ともに小食なのか、話に夢中なのか、食べるのがひどく遅い。山盛りの焼き物がどんどん冷めてゆくのが傍目にも解るのである。他人ごとながら「もったいない」と思う。

 SAKURAと咲良舎の今後について色々と話をする。思いの外、時がたってしまった。
 約1時間40分の滞在。お勘定は4300円であった。


 ※  ※  ※

 追記 2010年2月に新装開店。ずいぶんと雰囲気が変わっている。(2010年10月30日)



自由が丘 やきとり「かとりや」
住所 東京都目黒区自由が丘1-12-9
電話 03-3718-5505
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自由が丘 鰻串焼き「ほさか」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第40回  2007年9月16日(日)  【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



自由が丘 鰻串焼き「ほさか」



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 日曜日のプロジェクトの稽古が中目黒で終わり、少しだけどこかに寄ろうかということになり、SAKURAと向かったのは、また自由が丘である。
 駅前ロータリーのある側の出口に出てから、右手のガード下に出る方の改札を出て右方向に行く。すると、自由が丘に唯一残された「親父空間」に出る。
 そこには、 「金田」「かとりや」「阿波の里」「ほさか」という有名店が存在する。
 今回もまずは「かとりや」を覗いた。今日は満席の様子。仕方なく店の前を離れ、道の真ん中で考えていると、「かとりや」から一人客が出てきた。ここで、躊躇しているうちに、背後からやってきた二人連れが我々を追い越して中に入ってしまった。優柔不断の結果である。

 残っている選択肢は一つ。鰻の串焼きを食べさせる店、「ほさか」である。
 中を覗くとコの字カウンターがある。コの字カウンターの中の女性に指を2本出して、二人であることを示すと「どうぞ」という声が聞こえてきた。
 中に入ると、コの字カウンターの左の中央辺りにちょうど二つだけ空き席がある。左右の皆さんに頭を下げながらすべりこむ。
 まずは、瓶ビール大(600円)を頼む。「キリンですか、アサヒですか」と聞かれる。周囲を見るとスーパードライの瓶が並んでいる。即座に「キリンお願いします」と答えた。

 つまみは鰻である。といっても、お新香以外には、鰻しかない店なので当たり前である。
 からくり焼き(280円)と塩焼き(280円)を2本づつお願いする。
 運ばれてきたキリンラガーをグラスに注ぎ、二人で飲む。うまい。
からくり焼きは甘辛いタレがおいしかった。塩焼きは山葵をつけて食べる。どちらもうまかった。

 店内を見回すと、ほとんどが男性客である。
 その中でも、コの字カウンターの真ん中の部分に並んでいる男性3人組に興味をそそられた。ちょうど祖父、父、息子という年代構成である。顔が似ている。やはり親子三代であろうか。
 やがて、焼酎のウーロン割を頼んだ様子。すると、コップを受け皿に乗せたものが3つ3人の前に運ばれてきた。そこに焼酎「金宮」の一升瓶からなみなみと焼酎が注ぎ込まれ、受け皿の上にこぼれる。次にウーロン茶の350ミリリットル缶が渡され、氷の入ったジョッキが3つやってきた。カウンターの上は、グラスとジョッキと缶で一杯になってしまっている。少し戸惑った様子の「親子三代」。奥行きのあまり無いカウンターなので、一生懸命、皿等をかたづけている。本当に親子三代だとしたら、それは実に幸せであり、微笑ましい光景である。私は幼少期に父親を亡くしているので、父親と杯を酌み交わすようなことも無かった。ましてや、両方の祖父も早く無くなっているので、親子三代で飲むことなど望むべくもない。うらやましい光景であった。
 
 かしら焼き(220円)を追加する。これもおいしかった。ビールも無くなったので、店を出ることにする。25分程の滞在であった。二人で2,150円。
 やはり自由が丘は客筋が良い、新しい客が入ってくれば、自分から席を譲る。大声を出すような者もいない。短い時間だが良い一時を過ごさせてもらった。
 以前は日曜日が休みであったが、店内に「日曜祝日も営業しております。よろしくお願いします」と書いてあった。年中無休になったようである。
 風邪気味の時や、ひどく疲れた時に、焼酎を一杯飲んで鰻を数本食べてさっと帰る。そんな使い方が一番良い店かもしれない。


自由が丘 鰻串焼き「ほさか」
東京都目黒区自由が丘1-11-5
電話03-3717-6538
無休  営業時間 16:30~21:00


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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ホッピー情報
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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

自由が丘「かとりや」

居酒屋探偵DAITENの生活 第38回  2007年9月9日(日)    【地域別】  【時間順】



自由が丘 「かとりや」

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 都立大学駅近くの稽古場での「プロジェクト」の稽古が終わり、SAKURAと東急東横線に乗る時、SAPメンバーの創間君から「今日は大人しく帰るんですか?」と聞かれる。
「そういう訳ではないけど、都立大学のいい店は日曜日は休みのところが多いからねえ」と答えた。創間君とは別れ、少し自由が丘の街をぶらつくつもりで、自由が丘駅でSAKURAと二人下車した。
 すると、まだ少しも歩かないうちに、SAKURAが「金田はどう?」と言う。しかし、金田は日曜定休である。

 自由が丘には古い居酒屋が集結している地域が一カ所ある。駅前ロータリーのある側の出口に出てから、右手のガード下に出る方の改札を出て右方向に行く。すると、名店と呼ばれる「金田」をはじめ、古い居酒屋が残っている場所に出る。前回、記事を書いた時は、一人で「金田」「阿波の里」に顔を出した。
 しかし、「金田」「阿波の里」も日曜日は休みである。うなぎを食べさせる「ほさか」にも惹かれたが、以前より入りたいと思いながら満席だったりして機会のなかった「かとりや」に入ることにする。場所は「阿波の里」の右隣である。

 午後5時20分頃入店。店は角地に立っており、地形は三角形。店内に入るとL字型のカウンターが目の前にあり、カウンターの中が三角形の調理場になっている。カウンターに15人くらい座れるだろうか。

 三角形の中心に立っている白衣を着た細身の男性が「生?」と聞いてくる。
 一瞬、考えてからSAKURAと二人だったので、瓶ビール大(580円)を一本頼むことにする。
 次に白衣の男性が「適当に焼く?」と聞いてくる。一瞬考えてから「まかせます」と答えた。居酒屋で楽しく過ごすには、まずは店の流儀に合わせ、少しづつ自分を主張してゆくのが一番である。
 さらに、「奴とか厚揚げとか?」と聞かれる。
 周囲を見ると常連さんらしき人々はみんな「奴」を頼んでいる。この店では、「奴」か「厚揚げ」を頼むのが定番らしい。そこで、厚揚げ(280円)をお願いした。

 残暑厳しい夕暮れ時、ビールがうまい。
しばらくして、「おまかせ」の焼き物が出てきた。最初は、たん、はつ、かしら(各100円)が出てくる。続いて鳥ねぎ、砂肝(各100円)である。焼き物は基本的に100円、一回に2本から頼む約束事「二本縛り」になっている。

 焼き物はどれもうまかった。肉は小ぶりだが焼き加減が良い。どれも一本百円である。計算をするのが面倒だからみんな同じ値段なのかもしれない。
 店の右端の方の焼き台の前には、坊主頭で口ひげのTシャツ短パンの親父さんが火に向かって一心に焼き物を焼いている。どこか護摩を焚く僧侶の風情である。

 ビールを飲んでから私はサワー(380円)にした。SAKURAは梅酒サワー(380円)である。この店の焼酎サワーに入れる焼酎はあの「金宮」である。「金宮」といえばホッピーであるが、この店にホッピーは無い、ホッピーを売り物にしている隣の「阿波の里」との棲み分けであろうか。「ダイドー」も置かれていて、どうやら割り方によって銘柄が変わるようである。
 さきほどの白衣の男性はパーマをかけている。焼き台の前の坊主頭の親父さんとは、一見するとまったく違うタイプに見えるが、よく見ると顔が似ている。身体の動きや雰囲気も近いものがある。ご兄弟だろうか。

 完全に男所帯の店内には独特の緊張感が流れている。白衣の男性は常連とギャンブルの話をしている。しかし、少しもうるさくはない。焼き方の親父さんは無口である。カウンターには一目で「水商売」のママさんと店の女性と解る二人客が飲んでいる。サングラスをかけているママさんらしき人は、往年の美人女優淡路恵子さんに似ており、静かな独特の雰囲気を周囲に漂わせている。
 やがて、そのママさんが坊主頭の親父さんに生ビールを振る舞った。親父さんはジョッキを持ち上げ、静かに「礼の形」を示し、少しだけ口をつける。

 エリンギ(100円)と、しいたけ(100円)を2本つづ頼んだ。
飲み物は、チューハイ(380円)を頼んだ。氷が入っているとはいえ、8分目まで「金宮」が注がれる。そこにソーダが少しだけ入れられる。この店のサワー類は濃い。サワーグラスの半分は焼酎に違いない。よくある混ぜる前の上澄みのみが濃く、割り箸で混ぜると、とたんに薄くなってしまうような軟弱なサワーではない。混ぜても焼酎の味が舌を刺激する。

 最後に「かとりや」と書かれたお銚子で出てくる日本酒(300円)をぬる燗にしてもらった。
 SAKURAがこの店を評して「無駄が何もない店ね」と言った。まさに、その通りである。焼き物は100円、サワー類はどれも380円という値段設定といい、カウンターだけの客席、店側は男性二人だけ、必要最低限の接客しかしない。年中無休。実に無駄がない。
 常連客もほとんどが一人客でみな静かである。私たちの隣に座った男性客の前には、何も言わずともチューハイが出てきた。男性客は「レバ、ハツ、タン」と焼き物の名前を口にする。白衣の男性が黙って、「レバ、ハツ、タン」を2本づつ取り出す。黙って親父さんがそれを焼く。しばらくして「レバ、ハツ、タン」と言いながら親父さんが客の目の前に皿を置く。無駄のないやり取りである。

 この店には軽い気持ちで入ってきて欲しくない。独特のこの雰囲気を壊されたくない。店の人も常連客たちもそう思っているに違いない。「子供」には不向きの店である。
 午後6時30分頃に外に出た。1時間15分ほどの滞在、二人で3700円であった。
日曜日の夕方の自由が丘に、ひとつ楽しみが出来た。


 ※  ※  ※

 追記 2010年2月に新装開店。ずいぶんと雰囲気が変わっている。(2010年10月30日)


自由が丘 かとりや
東京都目黒区自由が丘1-12-9
電話03-3718-5505
無休 営業時間 17:00~24:00



ホッピー原理主義者とは?
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自由が丘「金田」「阿波の里」

居酒屋探偵DAITENの生活  第24回 2007年5月29日(火)   【地域別】  【時間順】




自由が丘「金田」~「阿波の里」


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城南地区の名居酒屋「金田」

 今日は珍しく独り酒である。
 自由が丘駅のロータリー側、ガード下に出る改札を出て右に行くと、左手の角にスターバックスコーヒー店がある。そのスタバの角を左に曲がって10メートルほど行った左手に、今日の目的の店、城南地区の名居酒屋、自由が丘「金田」がある。

 店に入ったのは午後8時頃であった。中に入ると、大小2つのコの字カウンターがある。2つのコの字カウンターの間の引っ込んだ部分の奥に席を見つけ、左右のお客さんに頭を下げながら入り込む。落ち着く場所である。子供の頃、我が家がカウンター席だけの「とんかつ店」をやっていた。ゆえに、カウンター席の端が一番落ち着くのである。

 今日は何かデリケートなものを食べたいと思い、「金田」に来たのである。やはり、燗酒がそんな気分には合う。菊正(420円)の燗酒をいただく。つまみは、自家製胡麻豆腐(530円)と豆アジ唐揚げ(450円)をお願いする。

 店内は、この店独特の上品な雰囲気が流れている。大声で注文を叫ぶ者もいないし、大声で笑う者もいない。隣の男女客が食べ物について店の人に質問をしている。それに店の人はきちんと答えている。
 胡麻豆腐がやってきた。一口食べてみて、その舌ざわりに驚く。しっかりとした舌ざわりである。本当にこの舌ざわりが心地良い。久しぶりにうまい胡麻豆腐を食べた気がする。
 次に、豆アジ唐揚げがやってきた。3センチほどの豆アジが30匹以上もある。油っこくなくて、良い酒のツマミである。これは酒がすすむ。常温の白鷹(480円)を追加した。

 酒がいい具合に身体に染み渡ってくる。煩わしさとか、うるささを感じることなく、独り静かに酒を飲むことの出来る「金田」は、本当に貴重な大人の店と言える。
 会計をお願いすると合計1,880円。「ありがとうございました」という言葉と店主の笑顔に見送られ、外に出たのは午後9時頃であった。
 

自由が丘 もつ焼き「阿波の里」

 すっかり良い気分になってしまっているので、そのまま帰る気にはなれない。もう一杯だけ飲みたいのである。他の街ならば、しばらく店を探して歩くのだが、自由が丘ではそうしない。私が好むような店がこの地域辺りに限定されていることを知っているからである。

 次の店は金田から5メートルほどしか離れていない。もつ焼きの「阿波の里」である。店を入ると右側に10名ほど座れるカウンター席がある。左側には4人掛けのテーブルが5つほど並んでいる。

 ホッピー(550円)を注文する。自由が丘値段であろうか、ホッピーの価格としては高い。それでも、一杯だけと決めて入った店である、ホッピー好きは飲んでしまうのである。
 「上品なもの」の後に、煮込み(500円)を食べたい気持ちになった。焼き物は、たん(100円)、はつ(100円)。若鳥(120円)を一本づつ頼む。
 やがて、煮込みが出てきた。「大大大満足」とタンザクに書いてある通り、一人で食べるには多すぎる量であった。大根、豆腐が主体の味噌仕立て、「白飯にかけて食べたらうまいだろうな」と思う。
 焼き物には、辛味噌と辛子の両方がたっぷりついてきた。そして、肉もおおぶりであった。今回は30分ほどの滞在で、会計は1,350円。

 今日の独り酒は、「上品なもの」と「猥雑なもの」、2つのセンスを味わうことができた。自由が丘のこの一角は不思議な場所である。
 「親父に残されたオアシス」と、つい〈ありふれた表現〉を使ってしまいたくなる。この残されたオアシスが、下北沢のそれのように消えてしまうことのないように願うばかりである。



自由が丘 居酒屋「金田」
東京都目黒区自由が丘1-11-4
03-3717-7352
日曜祝日休 営業時間17:00~21:30


自由が丘 もつ焼き「阿波の里」
目黒区自由が丘1-12-9 自由が丘センタービル1F
日曜休 営業時間15:30~23:00


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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