武蔵新田 居酒屋「べーやん」 第5回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第643回 2016年4月12日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 武蔵新田 居酒屋「べーやん」 第5回


  ~ まるで回遊魚のように大きな円を描いて戻ってくる場所 ~


  

  
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 まるで回遊魚のように、大きな円を描いて戻ってくる。居酒屋探偵はそんな風にお店にあらわれる。
 そんな理想で居酒屋をめぐりたい。
 今日も武蔵新田の禁煙酒場「べーやん」に寄ってみた。
 ご無沙汰である。

 東急多摩川線武蔵新田駅から環状八号線側に出て、信号を渡り、精肉店と蕎麦店の間を抜けて、環状八号線と平行に走る裏通りを渡って右斜めの道に入った右手に禁煙酒場「べーやん」はある。「居酒屋べーやん 店内禁煙」と入口左手に書いてある。

 

 「禁煙じゃなければもっと来るのに」というお客さんがいるそうだ。でも嘘である。
 「立ち飲みの店に行って、椅子を置いてくれたら毎日来るのに」と何度も言って、お店の側がついつい椅子を置き始めてしまうと、最初は少し来てもすぐに飽きてしまい来なくなる人と同じである。
 禁煙を止めてしまったら「べーやん」ではなくなる。禁煙であることが「べーやん」らしさなのである。
 今年に入って営業時間が変わった。午後五時半から午後十時半まで。定休日が日曜、月曜、そして祝日となったのである。

 

 「あれですね」とマスター。「お願いします」と私。
 ホッピーセットを冷えたビールジョッキで出してくれるのである。

 まずは、煮卵(一〇〇円)をいただく。
 
 

 マスターとお互いの近況について話すのは毎回のこと。
 それから新作つまみの研究のお話。これが楽しいのだけれど企業秘密でもあるのでここではあまり紹介はしない。

 「くるみとクリームチーズのカナッペというのはどんな感じですか」と私。
 「ジャムがちょっと効いてまして・・・」

 くるみとクリームチーズのカナッペ(二八〇円)を頼む。たしかに、ジャムが効いている。

 やがて、女性のお客様が登場される。
 そして、ホッピーセットを頼まれた。
 居酒屋をいろいろと巡っているとのこと。なかなか渋いご発言が続く。居酒屋ファンである。

 「すみません、中、お願いします」と慣れた様子の一言。かっこいい。

 居酒屋「べーやん」は禁煙である為か、一人客の女性率が高いような気がする。

 チューハイ(二五〇円)を二杯目に選んだ。二五〇円のチューハイというのは安い。
 居酒屋「べーやん」は、元々お寿司屋さんだった時のままの奥行きのあるカウンターが渋くて素晴らしい。寿司や割烹のようなので高いお店のように思えるが本当に安く飲める店である。

 屋久島芋焼酎三岳が今は安くだしてくれている。
 三杯目は芋焼酎 三岳(四五〇円)をロックでお願いする。

 つまみは、素揚げピーナツ(一〇〇円)。三岳がうまい。

 居酒屋「べーやん」は居酒屋の姿をした禁煙居酒屋風バーのようでもある。

 四杯目は健康を考えて、どくだみハイ(二三〇円)。

 さきほどの女性客の方に、さらに、他のお客様もまじえて、武蔵新田の様々な酒場の話で盛り上がる。まさに、地元酒場である。
 
 午後六時から七時半まで一時間半の滞在、お支払いは一七六〇円であった。

 また、回遊魚のように大きく円を描いて戻ってこよう。次はいつだろうか。



武蔵新田 居酒屋「べーやん」
住所 東京都大田区千鳥2-36-1
電話 080-3313-8164
定休日 月曜日・日曜日・祝日
営業時間 17:30~22:30(ラストオーダー22:00)
交通 多摩川線武蔵新田駅下車徒歩1分。




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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第642回 2016年3月5日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」


  ~ 保土ヶ谷のギャラリーのあるスタンディングバー ~


  


  
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 保土ヶ谷駅東口側には間口の狭い店が並ぶ、いわゆる「ハモニカ横丁」的な商店街がある。
 しかし、そこは横丁ではない。東海道=国道一号線沿いなのだ。
 JR横須賀線の保土ヶ谷駅改札を出たら左手へ。国道を渡る歩道橋方面には行かず、その向こう側の階段を下りる。まっすぐ行き、コンビニの入口を見ながら左へ曲がると東海道=国道一号線沿いに出る。そこは歩道になっている。
 道の向うまで駅側から歩道橋が渡っており、その先にバスやタクシーが停まるロータリーがある。保土ヶ谷駅には西口にも東口にもバスロータリーがあって、実は横浜中の各所にバスで行くことが出来る。

 東海道=国道一号線沿いの歩道は、人がすれ違える程度の巾。左に五十メートル、右に百五十メートルほど、歩道には屋根があって、雨に濡れずに買い物ができるのだ。右に歩いてゆく。すると、右手に小豆色の暖簾と「大蛇堂」と書かれた提灯を発見する。「大蛇堂」という名前の居酒屋さんかと思うが、実は暖簾に書かれた「あるこーるすたんど」の方が店名である。「大蛇堂」提灯の由来は後述。

 

 小豆色の暖簾をくぐって店内へ。右手に立ち呑み用L字カウンター。十人程度は無理なく立つことが出来るだろうか。
 カウンターのビールサーバーの美しい金色が目に入る。左手の壁は全面赤色でなかなか斬新だ。そこにはレトロ調のポスター。奥に階段が見え、階段の上に液晶テレビがある。カウンター内の壁際にたくさんの焼酎の瓶が並んでいる。

 

 入口を入って右手前にウイスキーの樽が置かれ、周りを囲んで立つことができる。グループ客にはこの場所が良い。

 

 カウンターの奥の方に立つ。カウンターの中にはマスターらしき男性が一人。
 お酒類は泡盛、焼酎、ワイン、ビールと多くの種類を扱っているけれど、つまみは「沖縄料理」に特化している。

 セットメニューが三種類ある。
 ビールセット(一〇〇〇円)は、レーベンブロイとエーデルピルスの二杯とミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくのつまみ。
 ワインセットは、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインの中から二杯選び、オリーブとクリームチーズのつまみ。
 日本酒セットは、日本酒二杯を選んで、チラガーとワタガラスのつまみ

 その中からビールセットを頼んだ。最初にレーベンブロイが出てくる。私の好きなビールである。
 そして、ミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくが出てくる。

 ビールを飲みながらマスターと話をする。
 二階と三階は「ギャラリー」になっているとのこと。

 「だいじゃどうっていう提灯が下がっていたので、お店の名前かと思いました」と言う。 
 「大蛇堂と書いて、おろちどうと読むんです。店の名前ではなくて、二階のギャラリーに出店しているアーチストの方のアーチスト名なんです」とのこと。

 二階のギャラリーは3月5日の時点では工事が残っていたのだけれど、養生シートが残っている中、見せてもらった。
 ギャラリーとしての広さもちゃんとあって、これからが楽しみである。出来上がった頃に再訪してみよう。

 この後、「かたびら・スペース・しばた。」の柴田代表が合流。
 
 ハイボール(四〇〇円)、スパークリングワイン(三〇〇円)、レーベンブロイ(五〇〇円)等を飲みながら、二階を再び見せてもらったり、マスターと三人でお話をする。

 合計金額の記録をとらず、この日はアバウトに終わる。

     ※       ※       ※

 2016年4月1日(土) 再訪 追記

 さて、前回よりほぼ一ヶ月がたった土曜日、スタンディングバー「あるこーるすたんど」に再訪してみることにした。

 午後二時半くらいである。
 暖簾をくぐって中に入ると、早い時間なので先客はいない。
 そして、今日はマスターではなく、若くて笑顔の可愛い女性であった。

 今日は日本酒セットにしてみることにした。
 日本酒二杯を選んで、チラガーワタガラスのつまみのセット。

 選んだのは、四季櫻特別本醸造
 お酒はブランデーグラスに足の無いようなおしゃれなグラスで提供される。想定外の形状。
 いわゆるマスにグラスを入れるセットより香りが立って良いかもしらない。
 さらに、大ぶりのグラスで水も一緒に出してくれるのが助かる。
 チラガーとワタガラスが出させる。

 「うち、二階がギャラリーなんですよ、良かったら見ていってください」と女性。
 「前回来た時はまだ工事が残っていたので、是非、今日も見せてもらいます」と私。

 二階はすっかり綺麗に出来上がっていて、作品の展示も始まっていた。 

 

 さらに、三階も雰囲気のある照明の独特なギャラリー空間になっている。
 
 

 日本酒セットを頼んだ人には、韓国海苔をワンパックプレゼントとのこと。良いツマミになる。

 二杯目は岩手の月の輪純米酒を選ぶ。

 単品ツマミのメニューを見る。韓国のり(一〇〇円)、キムチ(三〇〇円)、チャンジャ(三〇〇円)、もずく酢(四〇〇円)、豚タンスモーク(五〇〇円)などがある。

 テレビでは「孤独のグルメ」のシーズン6の宣伝番組をからめたスペシャルな内容。北海道が舞台。旭川。三四郎と自由軒が紹介されていた。自由軒の名物味噌汁がすごい。お店の女性も時々見るそうである。

 店内にはジャズが流れている。

 最後に樽生スパークリングワイン(三〇〇円)をいただく
 樽が気になったので話すと。これです樽型のサーバーを見せてくれる。
 さわやかな味であった。

 土曜日の午後のアートと音楽と酒。なかなか、良い時間をすごすことができた。
 午後二時半から三時十五分まで四十五分ほどの滞在。お支払いは一三〇〇円であった。



スタンディングバー「あるこーるすたんど」
住所 横浜市保土ヶ谷区岩井町53
電話 045-315-4563
定休日 無休
営業時間 月曜~金曜 19:00~25:00 土曜日 13:00~25:00 日曜日 13:00~24:00 
交通 JR保土ヶ谷駅東口から徒歩2分




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平沼橋 やきとり「たにむら」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第641回 2016年3月3日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 平沼橋 やきとり「たにむら」


  ~ 横浜環状一号線浅間下バス停前の焼き鳥店 ~

  

  
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 横浜駅周辺を散歩することが多い。
 横浜駅西口側に出ると高島屋デパートの北側を歩いて、帷子川(かたびらがわ)から分流する新田間川(あらたまがわ)が横浜駅前の手前で直角に曲がる辺りの内海橋を渡り、そのまま岡野交差点を渡って、次の岡野公園交差点へ至り、交差点を右へ曲がった。
 しばらく歩いて、再び新田間川(あらたまがわ)にかかる橋を渡って、浅間町郵便局の交差点を左に曲がり環状一号線の歩道を歩いていると浅間下バス停があった。
 今日の目的地はそのバス停近くにあるやきとり「たにむら」

 

 やきとり「たにむら」さんを知ったのは、第613回で紹介した天王町の焼き鳥「とりいちもんじ」さんの本店が浅間下辺りにあって、店名をやきとり「たにむら」というらしいと人から聞いたのである。

 今まで二回ほど店の前まで来てみたのだけれど、いつも満席の様子。入れずにそのままバスに乗って移動した。

 

 入ると右手に十人ほどが座れるL字カウンター。今日は不思議と空いていて、店内に先客は二名。
 カウンターの真ん中辺りに座らせてもらう。カウンターの中にお店の方が二人。いずれも男性だ。

 まずは、茅ヶ崎の酒、天青(六五〇円)の熱燗を頼む。

 チロリで温めた燗酒。少し吞むと、チロリに残った分もぐい呑に入れてくれる。

 やきとりを頼む。もも(一六〇円)、ぼんじり(一六〇円)、せせり(一八〇円)、なんこつ(一八〇円)を各一本。

 母さんのポテトサラダ(三〇〇円)はきゅうり玉ねぎが多く入っている。健康を考えてくれるから「母さんの」なのだろうか。

 やきとりを食べていると、「塩加減大丈夫ですか?」と笑顔で聞いてくれる。
 気を使っていろいろと声をかけてくれるのは支店と同じである。

 カウンターに座っていた先客の方が立ち上がる。
 そして、「時刻見てくる」と外へゆき、すぐに戻ってこられた。
 浅間下バス停はたくさんの系統のバスが通るので便利である。


 鶏肉専門店「梅や」というシールが焼き台側に貼ってある。

 先日、「かたびら・スペース・しばた。」の柴田オーナーが買ってきてくれた焼き鳥も「梅や」だった。鶏肉専門店「梅や」野毛都橋の近くにある有名な鶏肉専門店である。

 ささみ(一四〇円)はうめみそわさびゆずから選ぶ。うめにすることにした。ねぎ(一四〇円)も塩で頼む。
 
 少しのどが渇いた。ちっちゃいビール(三五〇円)で締めることにした。

 さあ、バスが来る。帰ろう。お勘定をお願いする。
 午後七時から七時四〇分まで四〇分ほどの滞在。お勘定は二六二〇円であった。

 因みに、やきとり「たにむら」さんは環状一号線沿いの浅間下バス停そばにあり、支店の「とりいちもんじ」さんも同じく環状一号線沿いの大門通りバス停前である。




平沼橋 焼鳥「たにむら」
住所 横浜市西区浅間町2-101-3
電話 045-313-0094
定休日 火曜日
営業時間 月曜・水曜~土曜 18:00~07:00 日曜日・祝日 18:00~23:00
交通 相鉄線平沼橋駅から徒歩8分/JR横浜駅西口から徒歩15分




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元住吉 立ち呑み処「夢や」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第640回 2017年2月17日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】

 元住吉 立ち呑み処「夢や」 第2回


  ~ 久しぶりに「夢や」訪問 ~




 
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 元住吉駅の西口側の商店街、ブレーメン通り商店街はテレビで取り上げられるので御存知の方も多いかもしれないが、駅の東口側のオズ通り商店街は御存知ない方も多いかもしれない。
 そのオズ通り商店街側を歩いてゆくと、五差路になっている部分がある。その五差路を右へ。次のT字路を右に曲がるとすぐの右手に今日の目的の立ち呑みのお店がある。呑み処「夢や」さん。すぐ前には、串カツのチェーン酒場、串カツ田中元住吉店がある。

 

 紺色の暖簾をくぐって中に入る。以前は縄のれんであった。
 左手には手前から奥へ、そして、左に曲がるL字カウンター。手前から奥にかけて七人ほど、一番奥で入口を見る側に三人ほど立てるだろうか。カウンターの入口を入ってすぐの辺りに二人ほどの先客。一番奥に壁際カウンター。そこに一人の方。
 奥の左手の壁際の液晶テレビがちょうど見やすい場所に立った。カウンターの中には男性の従業員の方、二人。前回のママさんはいらっしゃらない。 
 入れ物は無く、小銭を上カウンターに置くシステムでのキャッシュオン。さっと飲んで、さっと払って帰ることが出来る。
 まずは、レモンサワー(三〇〇円)とマグロぶつ(三五〇円)を注文。
 短冊メニューが背後の壁にたくさん貼ってある。メニューが豊富なのは頼もしい。

 隣の方が「白ください」と一言。
 すると、白ホッピーセットが出てくる。

 ホッピーセットは三八〇円、ホッピー中焼酎は一五〇円、ホッピー外は二五〇円。
 因みに瓶ビールは五四〇円。
 ホッピーセットはやはり四〇〇円ボーダーライン以下で頑張ってくれている。

 やはり、酒場での常連の皆さんの会話で多いのは、近隣の居酒屋さんの噂である。
 こういう話には、私はいつも聞き耳を立ててしまう。
 お店にとってもこういう話は参考になるのでお店の方も聞き耳をたてているに違いない。

 まずは、同じ沿線の新丸子に出店する立ち呑「晩杯屋」新丸子店の話。
 この取材の日、2月17日が開店とのこと。
 平日は午後3時から開店、土曜日曜祝日は午後1時から開店。年中無休とのこと。
 煮込み百三十円、まぐろ刺し二〇〇円といった値段設定。新丸子店が晩杯屋チェーンの神奈川県進出一号店とのこと。
 しかし、後で調べてみると、この晩杯屋新丸子店、関西串カツチェーン「まるりゅう」を展開するマルリュウフードサービスさんがフランチャイズに参加して出店したお店なのである。「まるりゅう」さんのサイトに開店を知らせるチラシが載っていた。

 祐天寺のもつ焼きの有名店「忠弥」の話題も出る。皆さん、いろいろと飲み歩いていらっしゃる。

 二杯目はトマトジュース割(三五〇円)を注文。

 やがて、入口からお年寄りの方が登場した。

 「あの、なかの会はこちらでやってませんか」とおっしゃる。
 何かの飲み会だろうか。
 「なかの会ですか、うちじゃないと思います」とお店の方。
 それからしばらく、「なかの会って何だろう」という話題が続く。
 後で調べてみると、元住吉駅の西、ブレーメン通り商店街の先は井田中ノ町商栄会という商店街であり、井田中ノ町という地名となるのである。その関係ではないだろうかと勝手に思う。

 トマトジュース割に合うのは、マヨネーズ味のマカロニサラダマカロニサラダ(二〇〇円)を注文した。

 常連の重鎮の方が入ってこられ、みなさんお互いに「お疲れ様です」と言葉を交わす。
 
 「中野会こないね」と一言お客様が言うと、笑いが起きた。

 そんな中、若い人が「ごちそうさま」とも言えずに黙って静かに出てゆく。
 清算が済んでいるのでかまわないのかもしれないけれど、店を出る時の「ごちそうさま」の一言は必要に違いない。

 さて、私も帰ることにしよう。
 「お先に」と並びの方々にいい、「ごちそうさま」とお店の方に言って外に出る。
 「どうも~」「ありがとうございます」と言葉がかえってくる。

 二杯二品で一二〇〇円。

 午後六時三五分から七時五分まで三〇分の滞在。

 




元住吉 立ち呑み処「夢や」
住所 神奈川県川崎市中原区木月2-5-10
電話 044-455-3328
定休 年中無休(2014年5月11日より日曜営業)
営業時間 平日16:00~22:45 土曜・日曜・祝日14:00~21:00
交通 東急東横線・目黒線元住吉駅下車徒歩2分。




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蒲田 立ち飲み「炙り安」第6回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第639回 2016年1月11日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 蒲田 立ち飲み「炙り安」 第6回


  ~ 立ち呑み激戦区で人気の立ち呑み店  ~

  

 

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 蒲田に用事があった時、ちょっとだけ寄る立ち呑み店といえば駅からすぐの立ち呑み激戦区にある「炙り安」さんである。2009年3月1日の第1回から数えて、今回で6回目の紹介。時折寄らせてもらうお店だ。

 

 店内は1階がカウンター席。手前からはじまって奥で左に曲がるL字カウンター。十人くらいが立てるだろうか。
 やはり、常連の皆さんは奥の店の入口が見える場所が落ち着くようだ。我々は入口に近い方に立たせてもらう。
 皆さん、入ってきてお互い声をかけあい、帰る時も挨拶をしてゆく。ここは常連の皆さんの集う楽しい酒場である。

 栄川原酒(五〇〇円)を発見。福島のお酒で、この銘柄を見つけると吞むことにしている。
 SAKURAサッポロラガー中瓶(五〇〇円)。

 珍しいツマミがあった。くわいの素揚げ(三〇〇円)である。
 さらに、タコのお刺身(三五〇円)も頼む。

 クワイは縁起の良い食材として、煮物にしておせち料理で食べられる。
 ちょっと調べてみると、クワイの食する部分は「塊茎(かいけい)といって、短縮した地下茎自身が肥大化し球状になったもので、薄皮で包まれていないもの」とあった。
 素揚げしてあるのでホクホクとして美味、ビールに合う。

 さらに、おでん。
 ちくわぶ(一〇〇円)、大根(一〇〇円)、牛すじ(一〇〇円)を選んだ。
 私がちくわぶを選ぶのは毎回のこと、最近はSAKURAは牛すじを頼むことが多い。

 

 二杯目はトマトサワー(三五〇円)を二つ。
 焼酎をトマトジュースで割ったトマト割りではなく、焼酎にトマトジュースを入れて炭酸で割るトマトサワーである。

 以前に来た時にも見かけた男性お二人が登場。数ヶ月前のことなのによく覚えているのは、その方々のホッピーの飲み方の為である。
 お二人はホッピーセットを頼む時、黒ホッピーセット白ホッピーセットを一つづつ頼んで、お互いの黒ホッピーと白ホッピーを半分づつ注ぎ、黒白ハーフホッピーにして吞むのである。
 淡色麦芽で造られるのがホッピー、濃色麦芽で造られるのが黒ホッピー、これをハーフにする飲み方もなかなか良いのである。
 この飲み方は私もやったことがあるがこれはこれで美味しい。二人で来て、仲良くハーフホッピーセットを吞む。これはもっと普及しても良い飲み方だと思う。
 
 サッポロラガー中瓶(五〇〇円)の二本目を頼む。ハーフホッピーに影響され、二人でビールをハーフでのんだのである。

 立ち呑み激戦区のこの通りにあって、人気の立ち呑み店は今日も盛況であった。

 午後六時四十五分から七時半までの滞在。この日は二人で三一五〇円であった。
 お勘定もハーフにすると一人一五七五円。


蒲田 立ち飲み「炙り安」
住所 東京都大田区西蒲田7-67-12
電話 03-6313-1657
定休日 第2第4日曜日
営業時間 17:00~23:00
交通 東急池上線・東急多摩川線蒲田駅下車徒歩1分、JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩2分




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吉田町 立ち飲み「蔵人」

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 吉田町 立ち飲み「蔵人」


  ~ 新年の横浜を歩く ~


  



  
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 横浜市中区に吉田町という町がある。横浜市民でなければ知らない方も多いかもしれない。
 JR根岸線の桜木町駅の東側を流れる大岡川と、同路線の関内駅の西側の商店街、伊勢佐木モールに挟まれた町で、有名な野毛にも近い位置でありながら地味な印象があるけれど、最近はBARの街として注目されている。

 今回は吉田町を目的地として念頭に入れ、正月の横浜の街をsakuraと二人で歩いてみた。
 相鉄線の天王町駅を出発点として東へ。おなじく相鉄線の西横浜駅の歩道橋を渡り、藤棚の交差点に出て、長いだらだら坂を上がって行くと、ここには、昔市電が通っていたという。やがて、関東学院高等学校が右手に見えてくる。
 京浜急行の黄金町駅が遠くに見えてきた頃、左手の道に入って行き、京浜急行の線路の下をくぐり、大岡川沿いに出て、末吉橋という橋を渡ると、伊勢佐木モールに出た。

 歌手の青江美奈さんの「伊勢佐木町ブルース」のピアノの形をしたモニュメントがあった。その向こうに青江美奈さんのイラスト看板が見える。

 

 モニュメントには「伊勢佐木町ブルース」の譜面と歌詞が刻まれていた。

 

 正月らしく獅子舞が店から店へと巡ってゆく。
 イセザキモールには「美喜屋獅子舞工房」という獅子頭専門店があるのだから、当然といえば当然。
 久しぶりに良いものを見せていただいた。

 

 伊勢佐木モールをさらに関内駅方面へと歩いてゆく。そして、伊勢佐木モールの関内側の入口の巨大モニュメントの下に出ると左に曲がった。交番が見えてくる。
吉田町本通りといい、野毛方面へ抜ける道だ。交番を過ぎればそこは吉田町である。

 

 地面に照射された文字は「吉田町」、そして、ローマ字表記で「YOSHIDAMACHI」であった。
 ここは、よしだちょうではなく、よしだまちなのである。

 

 吉田町本通りの左手には、昭和三十年代初頭に建てられた吉田町第一名店ビルというビルが建っている。
 骨董店やBARが立ち並び、近年は「おしゃれな街」として認知されているようだ。
 そのビルが途切れた角を左に入ると左角に「立ち吞み処 蔵人」の文字。様々な雑誌やメディアで紹介されている看板である。

  

 吉田町 立ち飲み「蔵人」に入ってみた。
 こちらのお店は年中無休。正月の4日でも営業をされていた。
 
 入ると左側の柱を囲むように立ち飲むカウンターがある。左手の奥に調理場があり、その前もカウンター。角店なので左手側にも入口がある。右手の壁際にもカウンター。
 こちらは、テーブルの上のカゴにお金を入れて、そこから清算される方式。

 SAKURA生ビール(四〇〇円)、私は菊水辛口(五〇〇円)を頼む。

 新年会の流れの方々か。だいぶ元気で、酔って酒をこぼしたりしている。

 「愚痴こぼすな、酒こぼすな」というある美人女優さんの口癖を思い出す。

 つまみは、鎌倉ウインナ(三〇〇円)

 カップ酒(五〇〇円)の文字。今日は越後杜氏の里という銘柄である。

 酔っていたお客さんの差し入れのシューマイ二個を我々にマスターがくれる。

 帰る方もあり、酒屋さんがお酒やビールのタンクなど持ち込み、店内はリセット。
 我々も散歩のリセットが出来た。また、平日に来てみたいと思う。

 さて、散歩の続きである。
 お支払いは二人で千二百円。たぶん。 

 外に出ると再び吉田町本通りに戻り、再び野毛方面へ。都橋の向う河岸にあったのは都橋商店街。
 カーブした独特な形状の二階建ての飲食店が入るビルである。一階の店舗には道沿いから入り、二階の店舗へは、川側の二階廊下から入るようになっている。その二階側にあるのは有名なホッピー専門のBAR、ホッピー仙人さん。
 前回、おじゃましたのは、真夏の2016年8月1日、その時のことは、第621回で紹介している。
 二階廊下へ上がってみた。

 

 ホッピー仙人さんは正月休みなのでまだ開店していない。

 

 それから、都橋から野毛の辺りを歩いてみた。開けていない店も多い。
 古くからある寿司店「秀吉」さんで軽く夕食。

 

 新年4日目の比較的静かな正月の横浜散歩、獅子舞を見たり、なかなか楽しい散歩になった。



 

吉田町 立ち飲み「蔵人」
住所 横浜市中区吉田町3-11 1F
電話 045-261-3357
定休日 年中無休
営業時間 17:00~23:00
交通 JR関内駅下車徒歩3分。



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天王町 立ち飲み「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」第3回

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居酒屋探偵DAITENの生活 第637回 2016年12月11日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 天王町 立ち飲み「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」 第3回


  ~ 横浜に増殖する国民酒場 ~

  天王町 立ち飲み「じぃえんとるまん」天王町店


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 天王町の駅改札から三十秒の大規模立ち飲み店、「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」は、このブログでも過去に第594回第608回の2回紹介している。そして、個人でも仲間でも日常的にお世話になっているお店である。本日もパートナーのSAKURAと訪問。なにしろ、駅前なので寄りやすいのである。

 天王町 立ち飲み「じぃえんとるまん」天王町店

 相鉄線の天王町駅の改札を出て左手へ。線路際の道を入って行き、すぐ右手の飲食店が何軒か入るビルの二階へ。エレベーターもちゃんとあるのでお年寄りにもやさしい店である。外観や看板は第608回で写真入りで紹介した。

 いつもの入って左手の壁際の席に二人で立つ。近くの横浜ビジネス・パークで働く方々も仕事帰りに多くより、休日の日曜日は比較的空いている。休日のスポーツを楽しんだ帰りのグループ客もいて、早い時間からにぎわっていることも多い。

 いつものように、脅威的な価格の瓶ビール大瓶(三八〇円)を頼む。
 つまみは、イカ刺し(三〇〇円)。
 ビールでのどを潤すこの時間が楽しい。

 SAKURAはお湯割りの芋焼酎さつま司(二〇〇円)に切り替える。

 やはり、今日は日曜日なので、日曜祝日限定の自家製餃子(揚げor焼き)五個(一八〇円)を焼きでお願いした。この一八〇円という価格も驚異的である。

 トイレに行く時に入口脇のポスターに気がついた。
 なんと、国民酒場じぃえんとるまん桜木町店が来年オープンとのこと。
 お店の方に聞いてみたけれど、この時点では開店日がはっきりしていなかった。
 
 庶民としては安い価格で日々飲むことのできる店が増えることはうれしい話である。

 餃子を食べたあとは、ちょっとさっぱりと玉こんにゃく(一〇〇円)。

 飲み物は、トマトハイ(二五〇円)を二人分二杯頼む。

 上大岡の国民酒場あさひや 「じぃえんとるまん」を始祖として、最初に出来た支店、じぃえんとるまん関内店の撤退はあったけれど、じぃえんとるまん二俣川店じぃえんとるまん新杉田店じぃえんとるまんJr.三ツ境店と増えていって、2014年12月にじぃえんとるまん天王町店がオープンするまで快進撃。
 さらに、今回は桜木町、しかも、「石松」「はなみち」など有名店がある、立ち呑み好きの聖地、ぴおシティ B2Fへの出店というのは驚く。ついつい興奮していまう酒呑み二人であった。

 トマトハイ(二五〇円)と芋焼酎さつま司(二〇〇円)を新漬たくあん(一〇〇円)で楽しむ。

 いずれにしても横浜に、かつて市民酒場が多くあったように、国民酒場じぃえんとるまんさんには、これからもますます安い価格で庶民の味方でありつづけて欲しいものである。東京に増殖していった某低価格店のような道ではなく、これからも横浜で地道な道をすすんで欲しいものである。

 午後6時から7時半まで一時間半の滞在。二人で二二一〇円。まさに、庶民の為の国民酒場である。



 追記
 桜木町 立ち飲み「国民酒場じぃえんとるまん桜木町店」は、2017年2月19日開店とのこと。少し落ち着いた頃に訪問する予定である。


 追記 2017.02.25

 2月25日、一人で訪問してみた。入って右手の短い方のカウンター前に立つ。
 回転3周年記念企画のハッピーアワーの知らせがカウンターに貼ってあった。

 

 十五時から十八時まで限定。
 「生ビール小、フリージングハイボール、サワー各種と小鉢3種を選んで五〇〇円。」
 これは安い。
 並びの方々は桜木町店に行かれた様子。
 ホッピーセット黒氷なし(三六〇円)とマグロブツ(三〇〇円)を追加。
 
 若いお客様同士が二俣川店は行ったことが無い、行って見たいと話していた。
 私が二俣川店に行った時、隣の年配のご常連がすべての「じぃえんとるまん」に行ったことがあると話してくれたことを思い出す。これが「じぃえんとるまん」さんの秘密かもしれない。まるで、地元の人たちがサッカーチームを応援するような感じをうける私の感覚は大げさであろうか。
 本日は、二杯四品で一一六〇円。安い。30分で帰ることにした。



天王町 立ち飲み「国民酒場じぃえんとるまん天王町店」
住所 横浜市保土ケ谷区天王町2-46-6 清水第一ビル 2F
電話 045-520-3651
定休日 無休
営業時間 [月~土] 15:00~23:00 [祝] 15:00~22:00
交通 相鉄線天王町駅下車徒歩1分。



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ジャンル : グルメ

天王町 ダイニング・バー「サロン・ド・ライオン」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第636回 2016年12月4日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 天王町 ダイニング・バー「サロン・ド・ライオン」


  ~ どこか遠くの外国の街に来たような ~

  
  



  
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 その不思議な外観に惹かれて一年前くらいに入ってみて、すでに、7、8回は来ているだろうか。
 店の外の壁に手書きの黒板メニューがあった。
 この位置から格子越しに店内をのぞいてみる。遅い時間は混んでいるけれど、今日はまだ早い時間なのですいている様子だった。

  


 入口を高い格子状の塀で囲まれいる。独特な外観だ。
 その左手の一部を開けると中に入ることができるが、基本的に開店時は開いている。
 格子の中の右手の外側にはカウンター席があって、ここで外を見ながら呑むこともできる。
 店の中に入ると、左手端から右手奥方向に、八人ほど座れるL字カウンターがあり、その中は調理場。L字カウンターの右側にテーブル席があり五人ほどが並んで座れるようになっている。

  

 今日は先客は一人。カウンターの右角の先に座る。いつもなんとなくこの場所が定位置。
 
 「いらっしゃい」とマスターの低音の声。
 「ハートランドの生ください。」

 ここでは、必ずハートランドビール生(五〇〇円)を毎回頼むことにしている。

 こちらのお店は食べ物、つまみ類が豊富である。 
 ツナポテサラダ(四〇〇円)はいつものメニュー。

 一時、マスターが外国への長期新婚旅行の為、お店を留守にして、従業員の女性たちだけで営業されていた頃があった。
 一年以上前のことだろうか。その時の話をマスターと少しする。

 ツナポテサラダは、作り置きではなく、その都度作ってくれる。
 これが美味しかった。中身はポテト、きゅうり、玉ねぎ、ツナ。レシピを盗みたい。

 二杯目は芋焼酎にする。

 「黒霧島ください」
 「飲み方はどうされますか」とマスターの良い声。
 「水割で・・・」
 「黒霧島、水割ですね」

 このやりとりのマスターの声がいい。

 芋焼酎黒霧島水割り(五〇〇円)。

 入口の扉が開いて、数人のお客様たちが入ってくる。にぎやかな様子。
 マスターとのやりとりで常連であることがわかる。
 「まなぶさん」とマスターのことをみんなが呼ぶ。
  
 マスターは〈まなぶさん〉である。。

 そばのお店であったイベントで飲んでいたらしく。
 その店名にはなじみがある。十時間も呑んでいるそうだ。

 「何か作りましょうか?」とマスター。

 ブロッコリーを食べたいいう青年。マスターが何かブロッコリーを使った料理を作り始める。

 どこか、ドラマの「深夜食堂」のようなやりとり。

 もう一杯、ハートランド生(五〇〇円)を呑むことにした。

 皆さんの話を聞きながら独り呑む。
 酒場を巡る人々の物語がここにはある。

 「何故、サロン・ド・ライオンという店名なんですか?」

 とマスターに聞いてみた。

 「分かりやすくしたかったんです」とのこと。

 BARという形態は居酒屋以上に客同士の関係が濃いものだ。
 やがて、入ってきた女性二人。彼らもマスターを「まなぶさん」と呼んでいた。
 まなぶさんは若い女性客のゲームの相手もしてあげる。
 まなぶさんは本当に声が良い。
 
 流れる音楽を聞く。

 「この音楽は何ですか」と聞いてみた。
 「キャプテンビーフハートです・・・」とマスター。
 フランクザッパの友達である。

 店内が混み合ってきたので退散することにした。
 これからは常連の皆さんの時間である。
 いつも混んでいる店だ。
 
 つまみ一品、酒三杯で一九〇〇円。
 
 天王町には外国人の姿が多い。様々な言語が聞こえてくる街だ。
 「サロン・ド・ライオン」は、どこか遠くの外国の街の酒場のようである。


天王町 ダイニング・バー「サロン・ド・ライオン」
住所 横浜市保土ケ谷区神戸町4-3-1
電話 050-5861-0812
定休日 火曜日
営業時間 [月~土・祝前日] 18:00~28:00 [日] 15:00~25:00 [祝] 18:00~25:00
交通 相鉄線天王町駅下車徒歩2分。



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保土ヶ谷 居酒屋「ちょい呑み屋」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第635回 2016年12月3日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 保土ヶ谷 居酒屋「ちょい呑み屋」 


  ~ 「実は流行の三〇〇円酒場」 ~

  
  

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 酒場というものはやっている人によって変わるものである。
 JR横須賀線の保土ヶ谷駅の西口側にこの建物がたってどれぐらいが経つのだろうか。
 建物を正面から見て屋根の下、入口の上の部分には「立ち呑み家」と書いてある。
 確かに店のカウンターは高めにできていて、ちょうど立って呑むのにちょうど良いけれど、すでに立ち呑みではなく、椅子を置いて久しいようだ。最初に入ったのは数年前である。特に何か特徴があるわけでもなく、特別に安いという感じもうけなかった。
 それが今年になって入ってみると、営業されている人も中身もまったく違っていたのである。派手なところは何も無いけれど、酒も料理も三〇〇円均一のリーズナブルなお店になっていたのである。
 保土ヶ谷駅西口ロータリー側に降りたり、右手のバス通り方面に斜めに歩く、目の前に変則的な信号の無い交差点がある。右手手角に洋菓子の不二家があり、その隣が家系ラーメンのほどが家、最近できたばかりの欧風料理店、そして、こちらの居酒屋「ちょい呑み屋」がある。店の前に自販機が二台、その上に大きな看板があって「ちょっと寄ってかない? ちょい呑み屋 TEL (045)442-4414」と大きく書いてあり、ライトアップされているので解りやすい。

  
 
 土曜日の夕方、買い物帰りにSAKURAと二人入ってみることにした。

 入口から中がよく見えるので入りやすい。立ち呑みだった名残として高めのカウンターが左手にまっすぐにあり、八人ほどが座れる。その奥の右手はトイレ。トイレの左側に空間があって、そこに四人が座れる席がある。カウンター席には五人ほどの先客の皆さん。
 カウンターの中に女性。前にいらした方とまったく雰囲気の違う、上品な感じのママさんである。

 「奥のテーブル席いいですか?」
 「はい、少々お待ちください」 

 すると、そこに荷物があったのか、カウンター席の端の女性客の方が片付けてくださる。

 「すみませんね」
 「いいんですよ~」と女性のお客様。

 テーブル席は低い高さの椅子である。
 壁にぶら下げられたホワイトボードの手書きメニューを見る。
 「三〇〇円均一」であることをこの時点で知った。
 
 「三〇〇円均一だったんだね、知らなかった」
 「お店の外にはどこにも書いていないものね」

 私は黒ホッピーセット(三〇〇円)を選ぶ、SAKURA生ビール(三〇〇円)を選んだ。

 まず、生ビールは凍らせたジョッキで出てくる。そして、ホッピーセットも凍らせたジョッキで焼酎もホッピー瓶も冷やした3冷であった。
 しかも、値段はやはり三〇〇円。。原価率を考えれば出血サービスであろう。

 乾杯。

 小鉢の料理が二つ出てきた。

 「お通しでございます。」とママさん。

 お通し(三〇〇円)のこのナスの煮浸しが美味い。
 そこで煮付けを頼むことにした。

 鱈の煮付け(三〇〇円)を頼むことにする。
 大きめの鉢が出てくる。

 「暑いのでお気をつけください」とママさん。

 中身は鱈と豆腐とほうれん草。
 
 「これは美味しいわ」とSAKURA

 良い冬のおつまみである。

 元々立ち呑みだったお店が店内はリニューアルせず、椅子を入れて、さらに、代が代わって進化したのである。

 二杯目は何にしようか。
 私はレモンサワー(三〇〇円)、SAKURA生ビール(三〇〇円)。

 塩サバ(三〇〇円)を頼む。
 大根おろしもたっぷりで美味しかった。

 最後に熱燗で温まってから帰ることにしよう。
 高清水(三〇〇円)である。

 高清水を燗にしてもらい、おちょこを二つもらう。

 塩サバが酒にあう。

 身体が暖まったところで帰ることにした。

 お勘定をお願いする。
 二人で、お通し二つ、料理二品、酒五杯で九品。
 九品×三〇〇円で二七〇〇円。
 明朗会計である。

 この後も何回も寄らせてもらっている。
 気軽に寄ることのできる店がまた一軒増えたことがうれしい。
 



保土ヶ谷 居酒屋「ちょい呑み屋」 
住所 神奈川県横浜市保土ヶ谷区帷子町1-38-2 
電話  045-442-4414
営業時間 17:00~23:30
定休日 日曜・祝日
交通 JR横須賀線保土ヶ谷駅下車徒歩2分



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黄金町 角打「甘粕屋酒店」 第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第634回 2016年11月19日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 黄金町 角打「甘粕屋酒店」   第2回


  ~ 酒場好きの集まる角打ち ~


  

  
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 横浜は昔から角打のできる酒屋さんの多い街であった。それがここ数年でどんどんと減っている。
 天王町の横浜洪福寺松原商店街、西横浜の藤棚商店街、それぞれ、好きな角打ち酒店が閉店してしまった。
 そんな中、久しぶりに黄金町の甘粕屋酒店さんを訪問してみた。

 前回訪問した時は、、黄金町の映画館「ジャック&ベティ」に、facebookのお友達である大崎章監督の映画「お盆の弟」「かたびら・スペース・しばた。」柴田オーナーと見た帰りであった。
 あれから一年以上の時が経っている。

  

 店内は真ん中かでお酒の棚によって仕切られていて、右側は普通の酒店、左側は立ち飲みコーナーになっている。
 立ち飲みコーナーの左側壁にカウンターがあり、右手に立ち飲みテーブル2台がある。左手の立ち飲みコーナーに入ってゆく。入って右手の立ち飲みテーブル前に先客のお二人。
 壁際カウンターの奥側に立つ。振り向けばレジなのですばやく注文して支払える。
 ここは、若いマスターとお母さんで営業されている。

 日本酒が豊富である。まずは、山形県酒田市の東北銘醸株式会社初孫樽酒(四〇〇円)、そして、レジ前に並ぶツマミの中から煮物(一六〇円)を選ぶ。

 「温めましょうか?」とお店の方。
 「お願いします」

 商店街の音、歩く人々の声が外から聞こえてくる。
 そして、独り黙って温めた酒を口にする。
 四十年近く前に亡くなった祖父は角打ちが好きだった。
 JR川崎駅西口近くのマルト酒店とう角打ちで銭湯帰りによく呑んでいた。
 当時の川崎は工場労働者の街だった。
 小学校に入る前の私はたしかラムネを飲ませてもらった。
 そして、決まって祖父はこう言った。

 「お父さんとお母さんには内緒だよ」

 思い出がよみがえり、樽酒がしみてゆく。

 小肌(一六〇円)をお願いする。

 小肌もまた祖父の好物だった。

 カウンター上に置いた小銭から料金を持っていってくれる。

 先客お二人に続いて、新規の二人。そして、カップル。

 カップルの男性が自分でサッポロ赤星中瓶を冷蔵ケースから持ってきて、左側の立ち飲みスペースへ。
 常連さんの振る舞いである。

 二杯目も山形県の酒である。山形県鶴岡市の加藤嘉八郎酒造特別純米大山(四三〇円)である。

 カウンターのところに置いてある、酒の作り方の「手書きメモ」が素晴らしい。

 「一人娘の特別純米があるけど、これオカンできますか?」とお客様。
 「純米吟醸じゃなくて特別純米だから燗できるよ。」と女将さん。
 「かんのほうがいいなあ」

 一通り日本酒談義が続き、やがて、お客様同士の話は野毛辺りの酒場情報になる。本当に皆さんよく知っている。

 「角の鳥芳は混むね」
 「なかなか入れないよ」
 「立ち飲みの寄り道はどう」
 
 桜木町ぴおシティの立ち飲みの「石松」「花道」の話もでる。

 「花道はマグロがうまいよね」
 「武蔵家は良かったよね」
 「侘助の方にウミネコが移動したよね」
 「あさひやのおでんもいいよ」
 「石川町の石川屋はどう」

 どの店名を聞いても桜木町から日ノ出町に至る野毛界隈の有名な酒場である。

 「俺はハマで呑んでいるんだなぁ」と思う。

 五時三〇分から六時まで。
 使ったお金は一一五〇であった。

 京浜急行黄金町駅から帰るか。
 このままザキを歩いて関内まで行くか。
 




黄金町 角打「甘粕屋酒店」
住所 横浜市中区伊勢佐木町7丁目152 サンヴェール伊勢佐木町 1F
電話 045-251-3509
定休日 日曜
営業時間 10:00~21:00
交通 京浜急行黄金町駅下車徒歩2分



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所沢 居酒屋「百味」プロペ店

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第633回 2016年11月13日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 所沢 居酒屋「百味」プロペ店  



  ~ 所沢の大箱地下大衆酒場 ~


  




  
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 父の墓参りに行った。
 SAKURAと二人である。横浜から東横線、東京メトロ副都心線、西武有楽町線、西武池袋線と乗り継いで所沢へ。所沢で西武新宿線に乗り換え航空公園駅まで。航空公園駅から霊園まで直通バスで往復した。
 墓掃除で疲れた身体を癒すため、やはり、少し呑んで帰りたい。そこで向かったのは所沢。昼間から営業している味わいある酒場といえば、この有名店しかない。居酒屋 「百味 プロペ店」である。 

 

  所沢駅西口を出て、目の前のロータリーを見ながら右手の商店街「所沢プロペ通り」に入ってゆく。百五十メートルほど歩くと右手のビルに、地下へ降りる階段がある。そこを降りるとビルの地下空間すべてが「百味」さんとなっているのだ。

 

 階段を下りる手前の柱に手書き毛筆で白紙に「地元密着 足かけ五十年 新鮮、味、安さで」と書かれている。

 

 さらに、階段を降りてゆくと、さきほどの「地元密着 足かけ五十年 新鮮、味、安さで」の文字の隣に、吉田類さんの「酒場放浪記」のTシャツ販売中のポスターが貼ってあった。

 

 地下に降りたところにある入口を入ると目の前に十五人ほどが座れる大きなL字カウンターがある。一人客が座る場所がちゃんとある店は良い。

 その右手に大空間が広がっている。六人席テーブルがなんと十一個、これで六十六席、その向こうにお座敷があって、八人が座れる座卓が八列あって、六十四席。だいたいの計算で百五十人近くが座れるというのは私の目測であり、間違っているかもしれない。しかし、大箱店であることは確かだ。

 SAKURAと二人、墓掃除で疲れた足を伸ばしたいのでお座敷の真ん中辺り、壁際に座った。すぐにお店のお兄さんがやってくる。

 まずは、キリン一番搾り大瓶(四三〇円)。四三〇円というのは、私の地元にある立ち飲み店の三九〇円という金額に次ぐ安さである。
 しかも、アサヒスーパードライキリンラガーキリンクラシックラガーキリン一番搾りの四種類の瓶ビール大瓶が全て四三〇円なのである。

 つまみは、魚がたべたかったので、アカイカ刺し(六五〇円)とほっけ塩焼き(五四〇円)を選び、さらに、串焼きメニューからカシラ(一一〇円)二本、なんこつ(一一〇円)二本、若どり(一一〇円)二本を頼んだ。

 もってきてくれた瓶ビールで乾杯。いわゆる精進落としである。
 しかし、我々は父の墓前にワインのボトルを持ち込み、父と乾杯をして精進落としを済ませていたのだった。
 なんという酒呑み夫婦であろうか。

 さて、ビールも早々にお酒熱燗大徳利二本入(四三〇円)に切り替えた。

 熱燗で温まったので、次は升酒(四九〇円)にする。

  ←升酒(四九〇円)

 店員さんがうるさく係わってこないのが良いとSAKURAは言う。

 「ほっといてくれる店は良いね」

 午後四時を回った。地元横浜へ帰らなければならない。おお返しだ。
 伝票を持って入口のレジへ行く、計算してもらう間店内を見回す。

 店内は広い。その広さを見渡せるのがまた良い。
 日曜日である為もあるのか、お客様が入っているのにうるさくない。
 一人客、二人客、三人客、四人客、それ以上の団体もいる。でも、みな、ある一定の音量で会話している。
 日曜日の午後を楽しむ地元の人々。ここのお客さんはみんなこのお店にフィットしている気がする。
 居心地が良い。

 「全てこれでいいのだ」と思う。良いお店だ。

 お勘定は二人で三七九〇円であった。


所沢 居酒屋「百味」プロペ店
住所 埼玉県所沢市日吉町4-3 
電話 04-2921-0100
営業時間 11:00~22:30
定休日 無休
交通 西武池袋線・新宿線所沢駅下車徒歩4分



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蒲田 大衆酒場「ビートル」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第632回 2016年11月8日(火)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 蒲田 大衆酒場「ビートル」  

  ~ 大衆酒場としての機能をそろえた新大衆酒場~

  

  
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  蒲田の有名大衆酒場のすぐ近くに大衆酒場「ビートル」が開店したのは2015年11月16日であった。その日は、私の誕生日。縁を感じるのである。こちらのお店にはすでに三回訪問している。居酒屋巡りの師匠の一人テリー氏BAR「OVAL」のMマスターSAKURAの四人で訪問、次はやはり居酒屋巡りの仲間のビリー氏他の四人で再訪、それから一人で訪問。
 今回の訪問は四回目であり、大衆酒場「ビートル」開店一周年まで一週間という日であった。

 店は白い暖簾に大衆酒場「BEETLE」の文字とカブトムシの絵。店名は横文字表記である。白い提灯に黒文字で「酒と飯BEETLE」と書かれている。こざっぱりとした外観。
  
  

 その外観とは違い、店の外に置かれた白いアクリル看板「大衆酒場ビートル」と漢字とカタカナで表記されており、まさに大衆酒場的である。

  

 白い暖簾は清潔感があって良い。しかし、随時洗濯と数年に一度のリニューアルが必要かもしれない。昔は酒場の藍色の暖簾で手を拭いてしまう人がいたものだ。これだけ白いと逆にそういったことはしにくいかもしれない。

  

 入口を入ると目の前には二十人くらいが座れる「コの字カウンター」がある。このカウンターは独り客にとって助かる席である。コの字の中を若い女性が行ったり来たりして、客の注文を聞き、酒やつまみを運んできてくれる。コの字カウンターの入口辺りの先端部分に座った。店の奥の右手の大きなテレビもよく見える席だ。

 ホッピーセット氷なし(三七〇円)を頼んだ。
 ホッピーもそうだけれど、キンミヤ焼酎とレモンサワーやバイスなど様々な割りものを自由に組み合わせる飲み方ができる。
 強炭酸ハイボール(三二〇円)というものもあって、ビートル1号 (強炭酸ハイボールとビール)(三八〇円)、ビートル2号 (強炭酸ハイボールと生姜)(三八〇円)、ビートル3号 (強炭酸ハイボールと胡椒)(三八〇円)といった変わった飲み方も提案されている。

 ホッピーセット氷なしに合わせてポテトサラダ(三二〇円)。ポテトサラダには揚げたポテトチップスが四枚刺さっている。食べる度にいつも面白いと思う。定番の一品だ。

 豚串のカテゴリーからカシラ串(一四〇円)と豚タン串(一三〇円)、鶏串のカテゴリーからぼんじり串(一三〇円)を選んで注文。

 ホッピーと一緒に大ぶりの串焼きを食べる。どんどん食べてしまう。
 私の目の前のカウンター端の大鍋で煮込が煮込まれている。時々、笑顔の若い女性が混ぜにくる。若い男性一人客が多い。彼女が来ると何かしか注文をする。コの字カウンターの威力か。

 シメサバ(三二〇円)を食べたくなり、合わせるのは日本酒。
 四四〇円均一で二十二種から選ぶ地酒のメニューを見る。
 山形県酒田市の麓井酒造麓井(フモトヰ(四四〇円)。
 
 すべて食べ終わり、帰ることにしてお勘定をお願いする。

 「ありがとうございます、締めのスープありますがどうですか?」と聞かれた。

 それはやはりいただくべきである。
 スープを飲んでいるうちに計算ができていた。
 レシートがきちんと出されるのだ。

 最後に消費税八パーセントの一四八円が付いて一九九八円、そこから消費税追加後の金額の端数八円を切ってくれたようで実際の支払いは一九九〇円であった。明朗会計である。

 午後六時十分から六時四十五分まで、三十五分の滞在。
 五反田にも支店があり、鶴見の大鶴見食堂とも同系列とのこと。
 店の奥の方の席ではにぎやかな声を発するグループ客もいるけれど、私のような独り客は手前のコの字カウンターに座れ、新興勢力の大衆酒場でありながら落ち着く店であった。
 出店場所も有名大衆酒場のすぐそば、メニューも豊富で、日本酒にも力を入れ、日常的に通いたくなるよう、大衆酒場としての機能をそろえた、「よく考えてあるお店」である。



蒲田 大衆酒場「ビートル」 (大衆酒場 BEETLE)
住所 東京都大田区西蒲田7-4-3 ソシアルプラザ 1F 
電話 03-6428-7375
営業時間 [月~金] 16:00~.24:00 [土・日・祝] 14:00~24:00
定休日 無休
交通 JR蒲田駅西口から徒歩2分/東急池上線蒲田駅徒歩2分/東急多摩川線蒲田駅徒歩2分



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自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 第4回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第631回 2016年10月29日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」   第4回


  ~ 自由が丘の今昔 ~


  
 


  
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 自由が丘はのある街である。私が始めてこの街に来たのは小学校四年生。当時は世田谷区民だった。親から離され、三浦半島にある身体の弱い小学生が健康になる為の学校、「養護学園」に入る為、荷物をもって自由が丘駅前に集められた。親とは改札口で別れ、教員たちに引率されて三浦海岸へ向かったのである。自由が丘は私の目に明るく眩しい場所に映った。しかし、十歳の少年が一ヶ月に一回の面会日の数時間しか親に会えない場所へ向かうのだから、まるで「刑務所」へ入所するような気分であった。
 その後も何かというと、印象に残る出来事がこの街で起こるのだった。

 SAKURAと一緒である。自由が丘のロータリー側正面口改札を出て右手へ、東横線の線路沿いに建つ細長いビル、「自由が丘デパート」の入口が見えた。入ってすぐ右手のエレベーターに乗る。
 エレベーターを三階で降りると、右へ長い廊下が続いている。一軒目が焼き鳥「やっちゃん」。廊下側にいくつか四角い小窓があって、中の気配が解るようになっている。
 左手の赤い暖簾をくぐって、入口から中に入ると目の前にカウンターがあり、右の方で奥へ曲がったL字カウンターになっている。

   ← 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」

 入ってすぐの辺りに二人で座る。右手に先客の男性が一人。まだ、午後五時前なので空いているのだ。
 
 「どうも、お久しぶり・・・赤星ください」
 
 まずは、サッポロ瓶ビール赤星大瓶(六〇〇円)である。

 すぐに焼き物である。
 かしら(一二〇円)、たん(一二〇円)、はつ(一二〇円)を各二本。

 今日も焼き物がうまい。飾り立てるようなことはものは何も無い、ただ、うまいのである。

 ビールの後は、定番のトマト割り(四〇〇円)である。

 マスターと城南地区の様々な居酒屋の話をする。
 
 「新しく△△に出来た○○はどうですか」
 「○○は元々は□□に本店があって、それが増えて今は・・・」

 といった話である。

 三杯目に、やはり、レモンサワーを頼んでしまった。
 いつもながら焼酎が濃い。危険である。
 キンミヤ焼酎がホッピーグラスの上下二個ある星印の上の星印よりさらに上まで入っている。
 うまい。そして、強い。

 おつまみ南部せんべい(四〇〇円)も頼んだ。

 並びに女性の常連客らしき方がいらした。
 なんとなく、マスターとの会話に加わる。

 「以前にお会いしたことありますよね」とSAKURAが相手の方に伝えると、やはり正解であった。

 自由が丘の隣の駅、都立大学の立ち飲み「ホームラン」で、やはり、五年ほど前にお会いしたことがあるそうだ。
 そこから東横線沿線の立ち飲みや居酒屋さんの話になる。これぞ酒場ファンの口コミネットワークだ。
 ネット上では話せない裏話などが次々に出てくるのが面白い。

 それから、長年自由が丘にいらっしゃるマスターも加わって、一九八〇年代にまで自由が丘にあったジャズ喫茶「ファイブスポット」の話になる。
 ジャズ喫茶「ファイブスポット」は自由が丘駅の西口側の南風ビルの地下、現在はカラオケになっているところにあった。ジャズ評論家いそのてるお氏が経営、 昼間は音楽喫茶、不定期にジャズのライブ演奏があった。ジャズ評論家だった大橋巨泉氏も出入りされていたそうである。

 日本盛生貯蔵酒(六〇〇円)と塩辛(三五〇円)で締めにすることにした。

 午後五時から六時半まで一時間半ほどの滞在。
 お勘定は二人で三四〇〇円であった。

 外に出る。
 「やっちゃん」の入っているのは自由が丘デパート
 当時、母親に連れられ、その中のスポーツ用品店に行き、買い物をしたことを思い出す。
 運動靴か何かを「養護学園」へ行く前に買ってもらったような気がする。
 浮き立つ気持ちの買い物ではなく、気分が落ち込んでいたことを思い出す。
 あれから四十八年が過ぎた。






自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 
住所 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 
電話 090-2627-6333
営業時間 16:00~24:00
定休日 水曜日
交通 東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩1分


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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

平沼橋 魚河岸料理「浜昇」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第630回 2016年10月27日(木)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 平沼橋 魚河岸料理「浜昇」 


  ~ カツオゲソ揚げポテサラな夜 ~


  

  
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 前々回、平沼橋の駅東側のお店を紹介した際に、「平沼橋駅周辺は横浜というターミナル駅の次の駅でありながらとても静かである。夜になると、駅周辺だというのに人通りも少ない。」と書いた。このことは西側も同じで、静かな住宅街なのである。
 平沼橋駅の改札階から西側にエレベーターで降り、駅脇の路地を横浜駅方面へ歩く。左に曲がり右に曲がりまっすぐ行くと小さな橋に出た。見上げれば大型車も行き交う大きな平沼橋。小さな橋を渡って、そのまま、まっすぐ歩けば、三ツ沢方面、第3京浜入口へ向かう大きな道の側道となる。三本目の道を左に入ってみる。そこに今日の目的の店、魚河岸料理「浜昇」さんがある。

  

 アクリル看板が入口の上にかかげられ、その下にかかる古い暖簾をくぐって中に入った。
 今まで、何度か中をのぞき、カウンター席に空きが無い為入らなかった店なのである。いつもなかなか盛況の様子。
 入って正面にカウンター席が六席、カウンターの中が調理場である。調理場にマスター、入口近くにママさんらしき方。
 左手には五人テーブル一つ、四人テーブル一つ、六人テーブル一つの計三つのテーブル席があった。
 四人テーブルと五人テーブルに人生の先輩たち九名様の団体。
 カウンター席手前に男性一人、カウンターの一番奥の端に座った。落ち着く場所だ。

 まずは、キリン瓶ビール大瓶(六三〇円)、ちなみに中瓶ならスーパードライもある。
 調理場の中の手書きメニューを見て、上かつお刺(六三〇円)とポテトサラダ(三五〇円)を頼んだ。お通しとおしぼりが出てきた。お通しはローストビーフと三つ葉玉ねぎなどを刻んで合えたもの。
 ビールを飲みながら店内を見回す。

  「お知らせ カウンターは禁煙です」の文字。これは助かる

 食材についてのマスターとママの会話が面白い。

 テーブル席の九名様の団体の皆さんは日本シリーズの話である。野球の話は酒場の花形。盛り上がっている。
 全員がベイスターズファン。さすがは横浜である。

 並びの常連らしき男性がカウンターの中のマスターに向かって聞いた。

 「今日のあん肝のあぶらはどう?」

 答えが無い。代わりに女性が聞く。

 「今日のあん肝はどう?」

 「いい時しか出さない。」とマスターの一言。

 「じゃ、それ」

 必要最小限の会話である。

 「失礼します、ポテトサラダどうぞ」と言って、ママさんがポテトサラダを持ってきてくれた。

 そこで、ゲソ揚げ(四〇〇円)とウーロンハイ(三〇〇円)を頼んだ。

 お客様へのママさんの静かな気遣いが素晴らしい。

 近くの大通りを渡れば、横浜駅の西側に広がる歓楽街。
 そこから逃げるように道を渡り、この静かな場所のお店にやってくる気持ちが解る気がする。
 また、男性客が入ってこられた。ボトルを自分で棚から出すお客様。その方もカツオを注文した。

 ママさんは、お客様の飲み方を覚えてくれて、何も言わなくてもいろいろと用意している。
 それが、常連酒場の機能である。

 先客の方が小声で会計を頼む。
 「○○ちゃんお会計。」とママさん。
 親密な感じが伝わる。そして、計算。
 団体の方々が帰ってゆくと、男性と女性の一組。客足は絶えない。

 ゲソ揚げをママさんが持ってきてくれる。
 「中のイカが外の衣より熱いのできおつけてください」と親切な一言。

 女性連れの男性が何か注文した。
 「れんそうバター、ひとつ」とママさん。
 「連想バターって何だろう」と思う。
 ほうれん草バターのことであることがやっと解る。
 我ながら鈍いと思う。連想力が弱くなっているのだ。

 男性客が入ってきて、さきほどの男性の座っていた席に座る。常連席なのである。
 そして、やはりカツオ刺、そして、ゲソ揚げ、さらに、ポテトサラダと頼まれた。
 私とまったく同じものを注文したのである。面白い。

「カツオを食べて元気になりたい」という気持ちは男性一人客の共通の気持ちか。

 午後七時から八時まで一時間の滞在。二六一〇円。単価は税込。

 元気が出てきたようだ。夜道を急ぐ足が軽い。



平沼橋 魚河岸料理「浜昇」
住所 横浜市西区岡野1-9-13
電話 045-312-5082
営業時間 17:00~23:00
定休日 日曜日
交通 相模鉄道平沼橋駅下車徒歩3分/JR横浜駅下車徒歩7分。




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野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第629回 2016年10月23日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」 



  ~ 野毛の動物園とリーゼント居酒屋 ~


 


  
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 日曜日に横浜を歩くのが我々にとって恒例になっている。
 そして、その目的地の最後は必ず゛「居酒屋」である。

 今回の目的地は野毛のリーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」
 平日は混みあうので、今までなかなか入れなかった繁盛店。

    リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」

 そして、目的地の手前には今まで、ずっと行きたいと思っていた場所があるのだ。
 相鉄線の西横浜駅を降りて、東海道・国道一号線を渡り目の前の水道道をまっすぐに行くと藤棚町の交差点に出る。
 この交差点は、東海道の浜松町の交差点から黄金町方面への太い道と、東海道の久保町の交差点から藤棚を通って、京浜急行の戸部駅の近くに至る商店街の道、そして、西横浜駅から藤棚交差点に至る水道道と呼ばれる道路の三本の道が交差する六差路になっている。
 水道道の交差点の先は、一番細い道が急な坂道になっていて、野毛方面へのタクシーの抜け道となっていることは地元の人は皆知っている。

 この急な坂道を歩いてゆく。上りきった場所から下り坂となり深い谷底からまた急な坂道になっている。二つ目の坂を上がりきったところに、「野毛山動物園」がある。
 
  

 「野毛山動物園」は横浜市立。入場無料の動物園なのである。
 
  

 人気のある動物はレッサーパンダである。二匹がくるくると木道を走り回り、お互いを追い掛け回している姿が愛らしかった。

  

 手が届くかもしれないと思えるような近さで見るキリンの顔。魅力的だった。

 「野毛山動物園」の中の休憩所はとてもきれいな建物で、売店があり、そこで缶ビールを買って飲んだ。我々はどこへ行っても結局飲んでいる。
  
 「野毛山動物園」のゲートを出たのは午後四時半の閉園であった。二時間ほどの滞在。楽しいひと時だった。

 「野毛山動物園」野毛山公園の中にある。公園の展望台から横浜の街がよく見える。坂を下り、横浜市中央図書館の前を通って、野毛坂の交差点を渡って、野毛3丁目交差点にでる。右に行けば京浜急行日ノ出町駅、左に行けば横浜市営地下鉄とJR根岸線の桜木町駅である。左に曲がり、平戸桜木道路を桜木町駅方面へ。二つ目の野毛2丁目交差点を右へ入り、最初の十字路の右向こう角から二軒目に今日の目的の店、リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」はあった。

    リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」

 店の入口の上の看板や入口脇に置かれたアクリル看板には、マスターのお姿をイラスト化した絵の描かれ、キャッチフレーズは「うまいよ、安いよ、ロックンロールでよろしく」である。

  
 
 暖簾をくぐり、中をのぞく。右側がカウンター席が八席、左側が四人掛テーブル席が三つ。
 手前から二番目のテーブル席が空いていたのでそこに座った。
 噂の人気店である。平日夜はいつもほぼ満席。日曜日の夜だから今日の我々はすんなり入れたに違いない。

 私はレモンサワー(四〇〇円)、SAKURAグラスワイン赤(四〇〇円)

 大粒カキフライ(五五〇円)とマグロ切り落とし(六三〇円)を注文。お通しは煮物。
 カキフライもマグロも美味かった。
 次々に常連らしき方々が来店。すぐに満席になった。

 マスターのプロフィール写真が貼ってあり、「好きに生きてく」の文字。

 二杯目は緑茶ハイ(四〇〇円)。そして、人気ランキング第1位と書かれた、ふわふわさつま揚げ(五五〇円)を頼む。メレンゲのようにやわらかくフワフワにしたさつま揚げは定番商品。

 焼酎ボトルの種類が豊富。七二〇ミリリットル入りは三ヶ月が期限、一八〇〇ミリリットル一升瓶の場合は八ヶ月が期限となっている。白霧島一升(六〇〇〇円)、黒霧島一升(七〇〇〇円)など。
 ずっと前からのこのお店の常連である友人が一升瓶ボトルを入れており、その一升瓶ボトルを飲むように言ってくれていた。
 でも、日曜であり、今日のところはやめにする。

 置かれたダルマの髪型がリーゼントなのをSAKURAが発見。お客様がマスターのけんちゃんをとにかく褒めるのが面白い。

 人気ランキング第2位けんちゃん特製オムライス(六〇〇円)を注文。
 量もたっぷりある。これが今日の我が家の夕御飯となった。

 ジムビームソーダ割り小グラス(四〇〇円)を注文。SAKURAも赤ワインのお代わりである。

 「酒蔵けんちゃん」に入る前に周囲を歩いてみた。チェーン店も増え、様々な資本が次々に入ってきている。
 野毛も変わってゆく。しかし、私は元々の本当の地元店に入りたいと思う。

 外に中に入りたい方々の人影が見える。長居は無用。お勘定をお願いする。

 午後六時から七時まで一時間ほどの滞在。お勘定は四八七〇円であった。

 動物園と酒場街。野毛の持つ二つの面をたっぷり楽しんだ日曜日であった。

 


野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」
住所 神奈川県横浜市中区野毛町2-69
電話 045-231-3169
定休日 月曜日
営業時間 17:00~24:00
交通 JR「桜木町駅」下車徒歩5分/京急「日ノ出町駅」下車徒歩5分


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平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第628回 2016年10月14日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」 

  ~ 住宅街に燈る灯りに吸い寄せられて  ~




  

 
  
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 相鉄線の横浜駅と次の平沼橋駅との駅間は横浜駅のホームの端から見るととても近く感じる。
 実際に調べてみると、距離は九〇〇メートルと近い。しかし、もっと近い相鉄線の駅間は横浜駅から二つ目の西横浜駅と三つ目の天王町駅の間の六〇〇メートルである。

 平沼橋駅周辺は横浜というターミナル駅の次の駅でありながらとても静かである。
 夜になると、駅周辺だというのに人通りも少ない。
 上下線が共に停車する島ホームからエスカレーターを上がり、改札を出て駅の東側と西側をつなぐ歩道橋を左へ。
 階段を降りて駅西側に降り立った。線路に対して平行の道を横浜駅方面へ戻るように歩くと、左手にイオングループの「まいばすけっと株式会社」が展開している都市型小型食品スーパーマーケット「まいばすけっと」の平沼橋駅前店がある。他に買い物のできるような「店」は周辺に見当たらない。

 少し先にほのかな灯りが見えた。吸い寄せられるようにして歩いてゆく。
 すし炉端焼き「家城」と書かれた白い暖簾、その上に看板が掲げられ、家紋と共に「家城」の文字に灯りが当てられていた。
 すしと炉端焼き「家城」さんである。

 

 白い暖簾をくぐり、中に入る。右手に四人席が二つ。左手にL字カウンター十二席。その背後に二人席一つ。L字カウンターの角に座った。
 右手の四人テーブルに三名、カウンター左手にカップル。それぞれ盛り上がっている。

 壁は白とベージュ。カウンターやテーブルや椅子は濃い茶色で統一されている。カウンターの中の調理場は余裕のある広さ。
 そこには忙しそうなマスターとママさん。
 
 ママさんに声をかけて、お酒をお願いした。
 銘柄は桃の滴三〇〇ml(八〇〇円)である。
 京都の松本酒造の純米吟醸酒。

 緑色にきれいな絵柄のラベルの貼られたボトルと一緒に出てきたお通しは白魚の酢の物

 つまみは、寿司も提供しているお店らしくこはだ(七八〇円)にする。

 好物のこはだを口に入れ、酒を飲む。
 良い頃合いに酢でしめてある。
 最近はますます淡白な魚ばかり食べたくなる。
 
 箸袋が洒落ている。そこには真鯛の魚拓、そして、真鯛の説明が書かれている。
 思わず持ち帰ることにした。

 「はい、上がりまーす!」と元気なマスター。
 
 常連さん達も楽しそうだ。

 貝刺身盛合せ(一二八〇円)は次回頼みたい。

 男性一人が入ってきて、カウンターの右端に座った。常連さんであることは会話でわかる。
 
 マスターが顔を出してくれたので、その笑顔にむかって、また好物を頼んだ。

 たこ唐揚(七〇〇円)。

 たこもまた好きな魚介類。

 「家城」さんは居酒屋的な雰囲気に進化したお寿司屋さんである。

 午後七時十五分から八時まで四十五分の滞在。
 お勘定をお願いする。二五八〇円であった。

 外に出ると暗い夜道である。平沼橋駅まで三分。
 来る時よりも近いような気がしたのは「酒」のせいだろうか。



平沼橋 すしと炉辺焼き「家城(いえしろ)」
住所 横浜市西区平沼1-24-8 ドム横浜101
電話 045-320-1331
営業時間 17:00~23:30
交通 相模鉄道平沼橋駅下車徒歩3分。
公式サイト http://ieshiro.web.fc2.com/



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天王町 時間限定角打「福屋」第2回

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居酒屋探偵DAITENの生活 第627回 2016年9月17日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 天王町 時間限定角打「福屋」  第2回




  ~ 有料試飲できる銘酒が三十種類以上に進化! ~


  

  
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 相鉄線の天王町駅近くからJR保土ケ谷駅西口周辺に至り、保土ヶ谷駅前ロータリーではなく、そのまま保土ヶ谷駅西口商店街のメインの道へ、JR東海道線と横須賀線の踏み切りを渡って東海道沿いの「本陣」前に至るまっすぐな道を私は勝手に「天保ストリート」と呼んでいる。
 
 前回紹介してから何度か訪問している「角打ち 福屋」さんの試飲可能銘柄が五種類程度から一期に三十種類になったということを聞いたので行ってみることにした。
 前述の「天保ストリート」に面した路地を覗くといつもの「角打ち 福屋」と書かれた手書き看板を発見。営業中の札もある。
 
 

 路地の奥まで行くと、正面の建物に「㈲福屋尾崎商店」の矢印看板がある。

  

 入口の上には「杉玉」もちゃんと飾ってあり、日本酒を呑む気持ちになってくる。

  

 さて、一杯目、まずは、増鏡かめ酒かめしずく(四〇〇円)
 光殺菌もせず、防腐剤も使っていないとのこと。

 のんでみる。実に濃い。
  
  

 

 そして、二杯目は夏どぶろっく純米活性にごり酒(一五〇円)。

 「上澄みにしますか?、混ぜてから飲みますか?」と聞いてくださる。
 
 迷っていると、上澄み半分、上下を混ぜて半分ずつ作ってくださった。
 飲み比べてみる。それぞれが全然違う。
 ここではお水を一緒にいただいた。口をすっきりさせて次へ。
 来月には一種、新酒がでるらしい。

  


  長野県 市野屋商店 造り酒屋のつくったどぶろく(一六〇円)。とろとろでまるで濃い豆乳を飲んでいるような。どぶろく系、にごり系は私の好物である。

  


 そして、四杯目。
 広島県呉市の相原酒造の純米吟醸 雨後の月(二〇〇円)

 9月30日と10月1日に、なんと一〇一〇円で飲み放題があるとのこと。これは絶対行かなければと思う。

 追記/実際に参加、素晴らしかった。

 つまみは、魚肉ソーセージ(一〇〇円)。

  


 さて、ここで五杯目は福島県会津若松市の鶴乃江酒造の純米吟醸ゆり(二七〇円)である。
 女性杜氏が作った酒であるとのこと。


  

 良い酒を六十ミリづつ五杯、三〇〇ミリをいただいた。じっさいは少しおまけ。
 魚肉ソーセージ一本たべて、しめて、一二八〇円。
 実に満足できる。良い酒を少しのんで、心も身体も満足。
 やみつきである。

  

 杉玉をふりかえり、家路についた。一時間半ほどで、ゆっくり飲むのは良い。
 水もいただきながらなので、身体にもやさしい。
 
 「角打ち 福屋」さん、やみつきである。

 
 詳しい情報は、お店のfacebookページをごらんいただきたい。



天王町 営業日時間限定角打「福屋」 
住所 横浜市保土ヶ谷区岩間町1-7-8
電話 045-331-2983
営業時間 角打ちとしては金曜、土曜日、午後十時からのみ営業。
交通 相模鉄道天王町駅下車徒歩1分。JR横須賀線保土ケ谷駅下車徒歩10分。



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蒲田 牡蠣料理・串焼き・串揚げ「牡蠣バル」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第626回 2016年9月16日(金)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】


 ※2016年9月14日 1,450,000カウント通過。感謝!


 蒲田 牡蠣料理・串焼き・串揚げ「牡蠣バル」


  ~ 牡蠣だけじゃないオイスターバー  ~


 


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 写真の持つ力に引き込まれる時がある。まさに、今日がそうだった。
 FACEBOOKの「お友達」、トランペッターの下神竜哉氏の美味しそうな写真を見て、こちらのお店に行きたくなったのである。そのお店は蒲田のバーボンロードにできた「牡蠣バル」さんである。

 バーボンロードは蒲田でも馴染みの街で、このブログで紹介したお店はバーボンロードだけで十軒ある。
 牡蠣バルさんは、その存在が最初から気になっていたが、本日がはじめての入店となった。

 

 東急池上線と多摩川線の蒲田駅改札口を出て左手へ。すぐ左脇にあるエレベーターを降りる。
 エレベータを出ると正面には駅高架下にある東急ストア。右手へ歩き、高架脇の道路沿いに作られた商店街を歩いてゆく。
 高架下は耐震化工事の際に入った比較的新しい店ばかりである。

 

 一つ目の十字路をすぎると、そこからは「バーボンロード」となる。

 

 「バーボンロード」、左手に「牡蠣バル」さんはあった。

 

 正面のガラス戸を入る、正面にカウンター席が七席。流れるのはやはりジャズ。
 前を通る時はいつも混んでいる様子が今日は早い時間なのでどなたもいない。
 カウンターの右端に座った。焼き台前である。カウンターの中には若いマスターらしき方が一人。
 外は、蒲田のディープな飲み屋街「バーボンロード」。しかし、店内の雰囲気はちょっと違う。

 お通しは、レバーペーストバケットが少し。生ビール(四八〇円)をもらう。
 
 まずは、焼き牡蠣(三〇〇円)をお願いする。
 実は私は生牡蠣よりも焼き牡蠣が好きなのである。

 そして、メニューを見れば、なんと「焼きとん」がある。やはり、ここは蒲田である。
 「牡蠣だけじゃないオイスターバー」なのだ。

 カシラ(一四〇円)、ハラミ(一四〇円)、トロタン(一六〇円)を各一本。
 普通のタンは今日は無く、数量限定のトロタンのみとのこと。運が良い。

 注文を終えて、食べ始めたお通し(三〇〇円)のレバーペーストが美味い。

 じっくりと、メニューを見る。
 牡蠣、焼きトン、串揚げ。
 三種のカテゴリーが食べられるのが良い。

 ワインリストもある。リーズナブルなワインをボトルでとるのもおすすめとのこと。

 やきとんがやってくる。ボリュームがあるやきとん。やはり、トロタンが美味かった。

 マスターから牡蠣談義を伺う。北海道釧路産の牡蠣は別名昆布森。身が大きく、濃厚とのこと。

 北海道の牡蠣、仙鳳趾(六五〇円)を選んだ。

 濃厚な、実に濃厚な。クリーミーなどという言葉は使いたく無い。濃厚なのである。

 「一枚の写真を見てきてしまったんです」と話すうちに、マスターの中で下神氏の写真につながり、私もマスターもお互い同じ地域の住人であることが解ってしまった。ここから話が弾んだ。

 仙鳳趾(せんぽうし)にはが入っているラッキーな瞬間もあるとのこと。
 毎年10月から2月がシーズン。

 仙鳳趾を特別に焼いていただいた。生牡蠣で食べるべき新鮮なレベルの牡蠣をあえて焼く。
 これが美味い。贅沢である。塩分と旨味の虜である。

 東名志津川仙鳳趾
 生牡蠣三種食べ比べセット(一三八〇円)がある。

 やがて、登場された方は、白ワインのボトルを一本とこのセットをすぐに注文されていた。よくいらっしゃる方か。

 午後6時30分から7時50分までの滞在。
 本日のお支払いは税込二七五四円。
 
 一枚の写真によって、馴染みの街の新しい面、良いお店を再発見した夜であった。


 

蒲田 牡蠣・串焼き・串揚げ「牡蠣バル」
住 所 東京都大田区西蒲田7-70-1  バーボンロード内
電 話 03-3737-5252
営業時間 11:30~14:00/17:00~23:30
定休日 水曜日
交通 交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分。JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩4分。


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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」

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居酒屋探偵DAITENの生活 第625回 2016年9月10日(土)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】


 

 天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」


  ~ ついに脅威の二十四時間営業酒場に進化  ~

 


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 相鉄線の天王町駅の改札を出て、左手へ行くと帷子川にかかる帷子橋までの間のわずか五十メートルほどの道沿いの左右に酒をのませるお店がたくさん並んでいる。居酒屋、もつ焼き、やきとり、スナック、パブ、ラーメン店があり、チェーンの外食産業の店もどんどん増えている。どこも生ビールなどを置いて、流行の「ちょいのみ」を勧めている。派手な看板の店が多く、居酒屋としても特徴的な業態が多い。 そんな中にあって、一軒だけ地味で目立たない居酒屋がついに撤退した。そして、その跡の場所に工事が入り、やがて、黄色い派手なテントの新装開店となった。(写真)

 

 店名は、串焼き・串揚げ「けんめり」。面白い名前である。
 実は、横浜市中区長者町に「遊酒家はとば」というお店があり、その近くに「めりけんはとば」というたこ焼きと焼き鳥のお店がある。その同じ系列のお店としてできたのがこちらの「けんめり」である。「めりけん」の逆が「けんめり」なのである。実に面白い。

 

 「本日の残業は当店で」というキャッチコピーがテントに書いてある。
 「午前九時から深夜二時まで」の営業というのにもびっくりした。下の写真は少し前のものである。

 

 何度か来店しているうち、
 ある日、行ってみると、店内にこのようなものが掲示されていた。
 午前九時からの営業にも驚いたが、ついに、二十四時間営業に踏みきったことにも驚いた。
 横浜や蒲田、渋谷などに最近増えている二十四時間居酒屋と同じになったのである。
 大規模チェーンではないこちらのお店が二十四時間営業に踏み切るのは大変に違いない。

 

 メリケンとは、アメリカン(American)の古い日本語表記である。
 ケンメリはその逆だ。
 私の周囲の同世代では、ケンメリと聞くと、日産自動車のテレビCM、「ケンとメリーのスカイライン」(ケンメリ)を思い出すようである。
 
 激安で呑める店が多い天王町。
 ただ安いだけのお店もある中、一見、「けんめり」の外観の派手さに惑わされるかもしれない。

 SAKURAと二人、土曜日の午後に入ってみた。
 私はキンミヤ黒ホッピーセット(四〇〇円)、SAKURAは生ビール(二九〇円)である。
 生ビールのジョッキは予想通りの小ジョッキである。この価格なら当たり前だ。
 メニューを見る。串焼き串揚げの両方をメインにしたお店だ。
 串揚げはソース、わさび塩、ポン酢、醤油を選べる。

 キッチン三人、フロア二人のお店の方。
 入って右側にカウンター席が五人。椅子はあるけれど、一番手前はレジがあるので座るのは無理な一席。
 四人テーブル席が左手に二つ。背もたれが高く個室感のある席になっている。
 さらに、奥の方に五人が座れる個室風テーブル席。

 鶏ねぎま(八〇円)、鶏手羽先(一二〇円)、各二本を頼む。
 手羽先の串の刺し方が素晴らしい。これは一度食べることをおすすめする。
 ホワイトボートに書いてある「本日の絶品」の中から白もつ塩煮(四八〇円)。
 さらに、やげん軟骨(一三〇円)を二本、追加した。

 串揚げ盛り合わせ9本セット(一二六〇円分が九八〇円)や串焼き盛り合わせ11本セット(一二六〇円分が九八〇円)が人気の様子。四人がけテーブル席の方々がそれぞれ頼んでいた。

 枝豆(二〇〇円)とマカロニサラダ(二〇〇円)も頼む。

 ホッピーについて検証してみよう。ホッピー中は二種類。普通焼酎は一八〇円、金宮焼酎は二〇〇円。ホッピー外は二〇〇円
 キンミヤ焼酎の小徳利は五〇〇円、キンミヤ焼酎大徳利は六八〇円。これをとってホッピー外を追加して飲む人もいるに違いない。

 飲みきりで、焼酎小徳利は五五〇円、焼酎大徳利は七八〇円。黒霧島芋、いいちこ麦、黒かのか芋、かのか麦、さつま白波芋、二階堂麦、銀風米、玄庵そば、など種類は豊富だ。

 ランチやっているとのこと。十一時三十分より限定20食。ワンコインの五〇〇円だ。

 トイレに入ってみる。トイレがリニューアルしてあり、美しい。
 居酒屋を出店される方に申し上げたい。トイレだけは、最新のものにリニューアルをおすすめする。
 トイレが古くて汚い店には女性と若い人はリピートしない。

 トマト割り(二九〇円)を二杯頼んだ。

 お通しなしは素晴らしい。そとの看板にも「お通し〇円」とある。わかっていらっしゃる。
 お通しというものは、やがて世の中から消えるのでは無いだろうか。

 笑顔の店長ににんにく揚げ(三五〇円)をお願いする。
 辛味噌で食べる小ぶりのにんにく揚げがうまい。良いつまみである。
 また、飲んでしまう。

 キンミヤホッピーセット(四〇〇円)氷なし。さきほどの一杯目はジョッキはそれほど冷えていなかったけれど、二杯目はジョッキを凍らせてくれていた。急いで対応してくれたのかもしれない。

 最後はやはり日本酒。大関一合熱燗(三二〇円)。

 全て税抜き価格である。

 店内には、「スマートフォン充電器あります」と書いてある。「高速無料WiFi」もある。、

 焼き鳥の持ち帰りもできる。外で焼けるのを待っている人もいた。

 平日でも9時から営業していると、タクシー関係の方の仕事明けやお年寄りの会合の後など、朝酒、昼酒に対応してもらえる。
 しかし、前述した通り、後日行ってみると午前九時開店が二十四時間営業になっていた。ますます便利である。

 お勘定は二人で三六七〇円であった。


 天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」
 住 所 横浜市保土ヶ谷区天王町2-47-2
 電 話 045-520-3934
 営業時間 24時間営業
 定休日 年中無休
 交通 相鉄線天王町駅下車徒歩1分。


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桜木町 もつ焼き「ゴールデンもつ」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第624回 2016年9月3日(土)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】



 桜木町 もつ焼き「ゴールデンもつ」


  ~ 横浜美術館~ランドマーク・タワー~ぴおシティ  ~

  


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 お店の名前というものは重要である。でも、あまり奇をてらったものもよろしくない。
 最近はどうもシンプルさに欠けた店名を見かける。字が読みづらかったり、漢字が難しかったり、面白さを越えて覚えにくい。そんな店名をみかける。これは、最近の子供の名前の付け方にもいえる。店名は解りやすいものがよい。
 
 SAKURAと二人、みなとみらい地区にある横浜美術館「メアリー・カサット展」を見に行った。
 とても興味深い女性画家であり、横浜美術館のサイト情報によれば、
 〈メアリー・カサット(1844-1926)は、米国ペンシルヴェニア州ピッツバーグ郊外の裕福な家庭に生まれました。画家を志し、21歳のときに父親の反対を押し切ってパリに渡りました。古典絵画の研究から出発し、やがて新しい絵画表現を模索するなかでエドガー・ドガと運命的な出会いをとげ、印象派展への参加を決意します。〉とある。
 アメリカ人女性でありながらパリ印象派の一人となった訳であり、その経歴の面白さに絵画そのものだけではなく、会場では展示された年表から数十分も離れることができなかった。結局、二時間半ほど横浜美術館にいたことになる。
 
 さて、十分に頭も身体も疲れた我々が向かったは、パリ印象派の絵画を見ても、フランス料理店ではなかった。もつ焼き煮込みの店である。
 
 ストレートで解りやすく、それでいて、強烈な印象を与える店名が横浜市営地下鉄桜木町駅の駅ビル、「ぴおシティ」の地下二階にある。もつ焼き・煮込み「ゴールデンもつ」だ。

 まずは、抹茶色の巨大な暖簾が強い印象を我々に与える。(写真)

   

 巨大暖簾の右手に入口があり、黄色い小さな暖簾と赤提灯。やはり、大きな「ゴールデンもつ」のアクリル看板もある。
 さらに、お店の入口の右側に、白地に金文字で「ゴールデンもつ」のまぶしい巨大ロゴマーク(写真)。

  

 黄色い暖簾をくぐって中に入る。
 店内はかなり混んでいた。
 入口から右手に長いテーブルがある。その向こう側にテーブル席がいくつか。右手に配膳口があり、その中は調理場のようだ。
 壁には何台かの液晶テレビがあり、場外馬券場が近い桜木町らしく、競馬の開催日には競馬のテレビ中継が映し出される。

 入口すぐの長いテーブル席の一角に二人で座った。

 まずは、樽生ホッピー大(四九〇円)。
 SAKURAキリン一番搾り中瓶(五〇〇円)を注文する。

 樽生ホッピーには、四一〇円もあるとのこと。は普通のホッピージョッキである。
 今日は、キリン一番搾り中瓶ではなく、キリン秋味とのこと。

 もつの煮込み(三三〇円)を注文。ちょうど良いサイズの小鉢である。
 さらに、エシャレット(二七〇円)を注文、味噌だれが良いと咲良。
 ポテトサラダ(二七〇円)も頼んだ。

 かしら二本(二七〇円)となんこつ二本(二七〇円)。
 
 なんこつは、硬めのこうこつに近いなんこつであった。久しぶりである。

 男性の一人客の方が頼んだ飲み物。
 ゴールデンボンバー(四一〇円)といって、名物飲み物であり、中身はシャリシャリに凍らせたキンミヤ焼酎に梅シロップを入れたものとのこと。次回は頼みたいものである。

 店内は混んでいるのに、うるさくない。
 どうやら、今日は早めにお店を閉める日らしく、表に椅子が一つ置かれ、そこにその旨が書かれた紙が貼られたようだ。
 残念そうに帰ってゆく人々。

 下町のハイボール(三五〇円)を一杯飲む。
 それから、日本酒二合(七五〇円)とお猪口を二つ。

 えんどう豆が無いので、枝豆(三五〇円)を頼む。

 外の貼り紙を見た女性たちが店内に入ってきた。

 「山形から来たんですけど・・・ダメですか?」とのこと。
 お店の方に断れ、実に残念そうに帰っていった。

 横浜美術館で味わった快い疲れに酒がしみてゆく。

 今回のように、良質な芸術に触れることもできる美術館があり、高層ビル郡を抜け、数分歩いた場所で大衆的な酒場に入ることもできる。それが横浜の奥深さである。

 午後六時から七時半まで、一時間十五分の滞在。お勘定は二人で三八五〇円であった。
 




 桜木町 もつ焼き「ゴールデンもつ」
 住 所 神奈川県横浜市中区桜木町1-1 ぴおシティ B2F
 電 話 045-681-2538
 営業時間 11:30~22:00
 定休日 年中無休
 公式サイト 桜木町ぴおシティサイト http://www.piocity.com/shop/motu.html



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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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