新宿ボルガ~加賀屋

居酒屋探偵DAITENの生活 第16回 2007年3月29 日(木)   【地域別】  【時間順】



新宿 ボルガ~加賀屋



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 「もしもパンティになれたなら・・・」

 今日は、SAKURA、ASIMO君と3人で待ち合わせ、新宿はゴールデン街へ向かう。しかし、酒をのむ為ではない、咲良舎の俳優創間元哉が客演した芝居を新宿ゴールデン街劇場で見る為である。その公演とは、THE PAR★KING AREA 第1回公演【もしもパンティになれたなら・・・】である。

 当然の如く、新宿に向かう山の手線の中では、これから見る芝居の話が始まる。でも、これほど話すのに困る芝居も珍しい。場所や時間を確認しようと、ハガキ大の公演チラシを出そうにも恥ずかしくて出すに出せない。何故なら、パンティをはいた女性のヒップがアップになっている写真が大きく載っているのである。そして、題名の「もしもパンティになれたなら・・・」も困る。それで、「もしパン」という短縮名で言うことにした。キャストやスタッフたちもこの呼び名を使っているらしい。それに 「もしパン」ならば、「蒸しパンの間違い?」くらいに思ってもらえるかもしれない(?)。

 創間君から今日は楽日であり、予約している人数が多く混雑が予想されるので早めに劇場に来て欲しいと言われていた。しかし、新宿駅に向かう電車の中、急病人が出てしまい、電車が代々木駅で5分間停車した。新宿駅に着いた。たった5分の停車時間であっても、午後6時45分の新宿駅ホームは、たいへんな混雑になっていた。これでは東口まで構内を歩いていては間に合わないと判断して、迂回ルートを使い、東南口に出て新宿ゴールデン街を目指す。
 東南口から歓楽街を抜け、ビアホールの「ライオン」前を歩いて、新宿通りに出ると、目の前に「紀伊国屋書店」がある。さらに歩いて靖国通りに出て、新宿区役所交差点を渡って、ゴールデン街に至る緑道の入口に至る。緑道を歩き、路地を抜け、ゴールデン街の東端にある「ゴールデン街劇場」に到着したのは、開場時間の午後7時ちょうどであった。

 我々が最初の受付、この公演でも制作助手をしているS.A.Pメンバーの塔門あきおが忙しく働いていた。創間君からのアドバイス通り、みるみる劇場内は観客でいっぱいになって行く。

 舞台は幅5メートル弱、奥行は2メートルである。
 その舞台に向かって、五段のひな壇上の客席。客席の幅は舞台より少し狭い。1段に本来は8名程度、上の2段は調光室がある為、半分の幅しかない。ゆったり普通に座って30名の劇場といえる。それが、この日はまる椅子を1段分増設。立ち見を入れて、60名以上入っただろうか。内輪情報によれば、劇場の観客動員の記録を塗り替える盛況だったらしい。

 登場人物は5人。取り調べられる犯人役1人、所轄の刑事1人、本庁の刑事1人、婦人警官1人、被害者役1人の計5名の出演者である。5名の出演者であるためなのか、出演者の氏名はドリフターズのメンバーの名前をもじって付けてある。創間の役は、所轄の刑事、加藤茶輔刑事である。創間の同僚の婦人警官・碇谷真央役を演ずるのは、俳優原田芳雄氏の娘さんである原田麻由さんであった。

 パンティを愛し、パンティを盗む犯人を追い続ける。時にはパンティの為に涙する「まじめ?」な刑事である。創間の演技は明らかに周囲の俳優さんたちとは異質であった。テンションも違う。日常レベルの延長のような質の今時の演技スタイルより、一歩踏み込んだ「リアリティある人物」を見せて欲しいと思う。それは、「キャラクター」を作って演じて欲しいという訳ではない。「リアリティある人物」を演じて欲しいというと「日常的に存在しそうな人」を演じてしまう。私は、「本気」に見える演技が見たい、「本当に変な人」を感じされて欲しいのである。
 創間元哉は私の期待通りの怪優ぶりを発揮してくれたと思っている。いずれにしても、今回の公演は彼にとって良い経験であったと思う。この経験を今後の咲良舎の舞台で生かして欲しいと思う。


 新宿の歴史遺産ボルガへ

 ゴールデン街劇場を後にしたDAITEN、SAKURA、ASIMO君の3人は、新宿駅西口側に向かい、やきとり横町思い出横町(いわゆるしょんべん横町)からなる「新宿西口商店街」に向かう。
 モツ焼きの有名店第二宝来屋に入ろうとするが満席、小田急ハルク裏の居酒屋かんちゃん本店に向かう。途中、モツ焼き「ボルガ」の建物をSAKURAとASIMO君に見せたくて、その山小屋風の外観を見学に行く。ASIMO君が「渋いですね」と驚いている。せっかくだから中に入って少しだけ飲むことにする。話の種である。

 戦後の闇市時代(昭和20年代)には、今の思い出横町にあったらしいが、昭和30年代に小田急ハルク裏に移ったらしい。古い建物である。
 「ボルガ」とは、ロシア連邦の西部を流れる川で、ヨーロッパ最長の川、ロシア主要部を水系に含む、所謂「母なる川ボルガ」である。

 安保闘争の時代、新宿西口という場所で、当時のソビエトの川の名前をつけた店があった訳である。酒を呑み、モツ焼きを食べながら、革命と思想を語り、文学を論じた人々がいた。その時代を感じさせる数少ない場所である。30年近く前に私が来た時にも「ボルガ」は「ボルガ」であった。今も「ボルガ」は古いままそこにある。

 しかし、DAITENとASIMO君は「論じる」前にホッピーのことで頭の中はいっぱいであった。故に、すぐに移動を開始。ポテトサラダ(500円)、チューハイ(500円)2杯、ワイン(400円)、そして、モツ焼きを少々、3人で合計2500円。
 ホッピーを置いている店として調査済み、ボルガから数十メートルしか離れていない居酒屋かんちゃん本店に向かうが満席。木曜日の午後10時に満席とは、さすがは新宿駅前である。

 ホッピーが飲みたくて加賀屋へ

 ホッピーを目指して、靖国通りを渡り、小滝橋通りを少し北上してから、斜め左の裏通りに入り、少し歩いて到着したのは「加賀屋西新宿店」である。
 ホッピーが飲みたくて、特定の店が見つからないときは「加賀屋」を探す。
都内に40店舗あるというが、今時のチェーン居酒屋が苦手な私の中で、「加賀屋」に対してチェーン店という認識はない。「喜んで!」などとマニュアル然としたことも言わないし、出てくるツマミに「変な名前」もついておらず、普通に「うまい」。一軒一軒、雰囲気も違うし、ツマミも基本的な物は同じだが様々である。オヤジにとって落ち着ける独立した「居酒屋」として便利に使わせてもらっている。
 さっそくホッピー(350円)をもらい乾杯。
 つまみは、カツオ刺身(650円)、大根手羽先煮(400円)、塩らっきょ(320円)、イカ丸(570円)、せり胡麻和え(380円)、ニラ玉(420円)などをもらう。ナンコツとカシラは一人前三本で350円であった。
 さらに、レモンハイ(350円)もいただく。ここのレモンハイは、氷と焼酎の入ったタンブラーに瓶入りのサワーがついてくるスタイル。好きなタイプである。
 約1時間半の滞在で3人で5430円。一人1810円である。安い。

 芝居を見てから、居酒屋を梯子。芝居を語り、ホッピーも飲めた。居酒屋探偵DAITENらしい充実した夜であった。

新宿 ボルガ
東京都新宿区西新宿1-4-18
03-3342-4996
定休日 日曜・祝日 営業時間17:00~23:00

新宿 加賀屋西新宿店
東京都新宿区西新宿7-15-12布施ビル1F
03-3364-4194
定休日 日曜 営業時間17:00~23:00


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NHK「アクターズ・スタジオ・インタビュー」3月は凄いです

各種演劇情報 vol.01

NHK「アクターズ・スタジオ・インタビュー」 3月は凄いです。

NHKの名物番組「アクターズ・スタジオ・インタビュー〈原題 INSIDE THE ACTORS STUDIO〉」の3月のスケジュールが発表されています。俳優必見番組。3月27日(火)午後5時15分~「ジェーン・フォンダ自らを語る」、3月28日(水)午後5時15分~「ジョディ・フォスター自らを語る」、3月28日(水)深夜0時~「ダスティン・ホフマン自らを語る(前編)」同日深夜0時40分~「ダスティン・ホフマン自らを語る(後編)」、3月29日(木)深夜0時~「アル・パチーノ自らを語る(前編)」同日深夜0時47分~「アル・パチーノ自らを語る(後編)」が放送されます。守輪咲良の師匠であるリー・ストラスバーグの一番弟子といえばアル・パチーノであることは有名です。今回は特に必見です。チャンネルはすべてNHK-BS2です。

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テーマ : 演劇
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王子「山田屋酒場」十条「和田屋」「斉藤酒場」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活  第15回 2007年3月17日(土) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 王子十条 ゴールデントライアングル突入

 ~ 王子「山田屋酒場」 十条「和田屋」「斉藤酒場」 ~


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 まずは「王子・山田屋酒場」

 今日はASIMO君と東京ドームへ向かった。もちろん、野球を見る為である。
しかし、試合の内容はともかく、酒飲みの二人が東京ドームの観客席に座っていれば、当然生ビールのはず。しかし、二人とも何故かお茶で我慢。
 山手線池袋から田端を底辺として、埼京線の池袋から赤羽を左辺、京浜東北線の田端から赤羽を右辺とする三角形、東京城北地区の「居酒屋ゴールデントライアングル」への突入に心を奪われ、2人とも実は野球どころではない。

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 試合終了と同時に、東京メトロ南北線の後楽園駅から地下鉄に乗り、王子駅を目指す。
午後4時、王子駅に到着すると、まっすぐ向かったのは、王子の名居酒屋「山田屋酒場」である。開店5分後であるのに、すでに十数名のお客様が座っている。口開けに並んでいたのかもしれない。

 さっそく、瓶ビール(400円)を1本お願いする。キリンラガーである。スーパードライのような代物が出てこないのがいい。すぐにぐいぐいと飲み干す。ドームでの我慢の結果である。うまい。

 まぐろ刺身(230円)、いもサラダ(230円)、かつお刺身(360円)を頼む。高い天井のまるで小さなホールのような広い店内では、客も大声で元気に注文しなければならない。
 まぐろ刺身といもサラダはすぐにやってきた。少しあって、「かつおの方、かつお!」との声。元気に手をあげて「ハイ」と答え、受け取る。

 周囲を眺め、「この店、伝票がありませんよ」とASIMO君が言う。まるで、伊丹十三監督の映画「マルサの女」に出てくる査察官のようである。この店には伝票が無いから、何番さんに何々の注文が入るという考え方がない。頼まれた店の人はとりあえず、大声で奥に品物の名前を叫ぶ。
 品物は作られると、調理場との境の台に乗せられ、それを受け取った人は、だいたいの記憶で、そのつまみが頼まれたテーブルにあたりをつけ、やってくると、「○○の方!」と大声で言う。すると客は手をあげ、「こっち」とか「はい」とか答えるのだ。

 自分の頼んだつまみに対して責任をもって関わる気のない人、話に夢中になってしまう人はこの店には向かない。あなたのつまみは他の人に食べられてしまうかもしれない。

 名物料理の半熟卵(230円)を頼む。これは半熟卵だけではなく、汁をかけた盛りそばが一緒についてくる。これがうまいのである。ハムかつ(150円)も頼む、ハムかつはなんと4枚もついてくる、これで150円はうそのように安い。

 ここでは飲み物について、ちょっとした注意が必要である。この店にお茶割りはない。「緑茶割」を頼むと、氷の入ったサワーグラス、いいちこグラス1杯(230円)、250㎜入りの緑茶の缶(160円)がやってくる。ここでちょっとしたパフォーマンスがある。小さいグラスに入った焼酎を親父さんが「エイヤッ!」とばかりに一期にサワーグラスに入れてくれる。見事にこぼさない。これで普通の店の2杯の緑茶割をつくって飲める。緑茶割2杯で390円という計算になる、安い。しかも焼酎は本格焼酎である「いいちこ」である。ウーロンハイなども同様である。私は自家製うめ酒(230円)を頼んだ。
 さらに、とり貝(260円)、めざし(130円)を頼む。とり貝は2切れであるが、めざしは4尾ついてくる。うめ干し(120円)も頼む。

 お爺さん、親父さん、息子さんと三代で切り盛りする店という。ちょっと強面の親父さんが追加の焼酎を一気に入れる時、客が「今日はやけ酒だあ」と一言。すると親父さんが「うちは焼いた酒はねえよ、燗した酒だけだ」と言う。「うまいこと言うねえ」と和む。何か不満なことがあったらしく暗かった隣の酒席が一期に明るくなった。粋で洒落が効いている。
 その言葉に促されるように、私は酒が呑みたくなり、3杯目に純米酒「鶴齢」(360円)を頼んでしまった。
 午後5時25分に腰を上げる。約1時間20分の滞在であった。お勘定をお願いすると、親父さんが来て、皿の数を数え、大きなソロバンで計算をはじめた。2人で3940円。これだけ楽しめて一人2000円にならない。安い。外に出てから、ASIMO君が「やっぱり、皿数えてましたね・・・だから、途中で皿を片付けなかったんですね。もう少しでお皿下げてくださいとか言ってしまうところでしたよ」と言う。

 「山田屋酒場」では客も店の人も元気である。しみったれてはいられないのだ。まだ日の高いうちであったことも手伝って、明るく気分の良い一時を過ごすことが出来た。
 「山田屋酒場」を出て、JR京浜東北線の王子駅に向かう途中、大衆酒場「福一」の前に出る。居酒屋系有名サイトである「居酒屋礼賛」さんで情報をいただいていたので、この店の「特製チューハイ」(320円)がニホンシトロンの強い炭酸を使っていることも、私はすでに知っていた。

 篠原演芸場~「十条・和田屋」発見!

 王子駅から京浜東北線に乗り、隣の東十条駅に着く。南口に降りると、改札を出て右へ。少し広い通りを歩くと、左右にある気になる酒場の看板や赤提灯からの誘惑を振り切り、一路西へ。中十条二丁目という信号にぶつかると、通りは少し狭くなり、そこから十条中央通り商店街(演芸場通り商店街)」が始まる。まっすぐに埼京線の十条駅方面に歩き始めた。ASIMO君も驚いていたが、実は東十条と十条の間は500メートルしか離れていない。

sinohara.jpg


 十条中央通り商店街の中程の角に有名な大衆演劇の劇場「篠原演芸場」がある。3月の公演劇団は「劇団華月」(座長華月照師)であった。時間のある時、是非芝居を見に来たいとASIMO君と意見が一致した。
 篠原演芸場については「東京大衆演劇劇場協会」のサイトを見ていただきたい。このサイトで浅草・木馬館大衆劇場、川崎・大島劇場、立川・立川大衆劇場、十条・篠原演芸場の情報を知ることができる。

 やがて、ほどなく埼京線の踏切を発見。踏切の手前右角に、ブログ「エロ姫の飲んだくれ」で紹介されていた立ち飲み「龍馬」があった。その奥に「和田屋」という気になる名前も見えた。
 十条駅近くの超有名居酒屋「斉藤酒場」に向かうが、予想していた通り店内は満席、そこで、2番目の店として調べておいた十条駅前のモツ焼き店「かの字屋」へ行く。ところがこちらも満席。仕方なく、十条中央通り商店街へ戻り、「龍馬」の角を左に曲がり、さきほど発見したモツ焼き「和田屋」に入る。

 店内はほぼ満席、一番奥のテーブルに2人ほど座るスペースをASIMO君が発見。まずはホッピー(390円)。つきだしはエシャレット。煮こごり(350円)、カシラ、ハツ、タン、(各100円)を2本づつ頼む。
 この店には卵とじが3種類ある。サヤエンドウ、みょうが、三つ葉である。ASIMO君の選択で今回は三つ葉にした。さらに、ジャガベーコンバター(470円)も頼んだ。やがてやってきたジャガベーコンバターのボリュームに驚いていると、すぐ隣の席の常連のお二人が頼んだ、まぐろ刺身(650円)が登場。我々はさらに驚かされた。焼き魚を乗せる大振りの四角い皿いっぱいに、まぐろが山盛りにのっていたのである。
 「和田屋」はどのつまみも量が多い、酒の「つまみ」というよりも、その1品にご飯をつけて定食になるような「おかず」の量なのである。隣の人たちが「串カツ」を女将さんに頼んだ。女将さんは「串カツ? ないわよ、ちょっと待って・・・」と板場と相談すると、「出来るわよ」の答え、ASIMO君と2人でメニューを全部見るがどこにも書いていない。「裏メニューでしょうか?」とASIMO君。やがてやってきたものは大きな串カツ4本、大盛りキャベツ、ドンと盛りつけられたポテトサラダである。「いくらだろうねえ?」と気になる。次回はこの串カツを頼まねばならない。
 時折、店の裏手を走る埼京線の電車の振動が、適度に伝わってきて、実に味わいがある。
ほぼ偶然に近い状態で、実に良い店を見つけることが出来た。十条恐るべしである。
午後6時15分から7時30分までの1時間15分の滞在で、お勘定は計3400円。ここも安い。十分に満足をして、本当は帰ってもよいのだがあの店が気になり外に出る。

 斉藤酒場満席! そしてDAITEN怒る

 斉藤酒場に行ってみると、たまたま2人分だけ空いているのを発見。その席にすべりこんだ。レモンサワー(280円)、シークァーサーサワー(300円)を頼む。つまみはマグロぶつ切り(250円)、いんげんごま和え(200円)を頼む。つまみの短冊を見ると、煮込み(200円)、島らっきょう(200円)と書いてある。どれも安い。

saitou.jpg


 しかし、あまりに混んでいて、店全体の雰囲気を味わう余裕がない。女性客の比率が高い。事前に聞いていた親父たちの店という雰囲気はまったくない。カラフルな色の服を着たグループ客が多く、大声で話している。やはり土曜日に来てしまったのは失敗だったかもしれない。

 そのうち、グループ客のうち、先に帰る数人が後に残った数人に挨拶を始めた。それが延々と長いのである。斉藤酒場は広い店ではない。テーブルとテーブルの間はそれほど広くなく、客が座ると、客と客の背中の間は狭い。その狭いところに立って、長々と話し込んでいる。店の女性たちが他の客のつまみを運びながら、「先に進んでください」という。それでも立ったまま話し込んでいる。店の中心の要の場所なので、トイレに行く人も通れない。ここでついに私は切れてしまった。
 「ここをどこだと思ってんだよ、パーティ会場じゃねえんだからよ」と、私の口からいつになく強い言葉が飛び出してしまった。もちろん店中に聞こえるような声で言ったわけではない、楽しく飲んでいる他のお客さんたちを巻き込むつもりはないからである。ASIMO君に止められたが怒りはおさまらない。グループ客の一人の女性が「すみませんでした」と謝りに来た。他の連中は知らぬふりである。ここで、山田屋酒場の強面の親父さんの顔が私の頭に浮かんだ。ああ、親父さんがいてくれたら・・・。そして思う、親父さんならこの傍若無人な客達をしっかり仕切ってくれたでしょうに。そうすれば私も無駄に「本性を現す」必要もなかっただろうにと。店側も客を躾けるべきであると思う。それが店の為になり、客の為にもなる。
 斉藤酒場という素敵な店との初めての出会いは後味の悪いものになってしまった。約40分ほどの滞在で1410円であった。
 次回は、地元の親父さん達ばかりの平日に斉藤酒場に来たいと思う。それが一番落ち着くのである。それは私もまた「親父」だからに違いない。

王子 山田屋酒場
東京都北区王子1-19-6
電話03-3911-2652
定休日 日曜 営業時間 16:00~21:00

十条 和田屋
東京都北区中十条2-22-4
電話03-3907-4830

十条 斉藤酒場
東京都北区上十条2-30-13
電話03-3906-6424
定休日 日曜 営業時間 16:30~23:30


「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE


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公演情報NO.6 岡倉天心のこころ「海狐」

咲良舎関連 演劇公演情報NO.6

岡倉天心のこころ 「海狐」
作/野宮安寿  演出/ふじたあさや

2006年1月の咲良舎ランチシアター第2弾『愛のモルナールあえ2』に出演してくださった女優梶原茉莉さんの出演される公演です。

上演日時:
2007年3月24日(土)14:00~
2007年3月25日(日)19:00~

劇場:関内ホール(大ホール)
JR根岸線、市営地下鉄線「関内駅」徒歩5分
みなとみらい線「馬車道駅」徒歩5分
料金:S席/4,000円 A席/3,000円(全席指定)
お問合せ
みなみ横浜演劇祭臨時チケットセンター TEL045-252-0833


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公演情報NO.5 「聞かせてよ愛の言葉を」

咲良舎関連 演劇公演情報NO.5

アクターズスタジオ櫻会第26回公演『聞かせてよ愛の言葉を』

S.A.P.メンバーの倉多七与が芝居に出演します。
3月22日~4月1日。全13回公演。

作:エリ・プレスマン

3月22日(木)~4月1日(日)。全13回公演。

劇場:櫻会スタジオ 地下鉄丸の内線「中野新橋駅」より徒歩3分 TEL 03-3299-7161
料金: 2,000円

お問合せ アクターズスタジオ櫻会 03-3299-7230


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公演情報NO.4【赤い川の谷間】

咲良舎関連 演劇公演情報NO.4

2004年12月公演、シアターΧ提携・咲良舎久生十蘭作品第2弾「金狼」に出演してくださった胡桃沢マリさんの出演される公演のお知らせです。

かんじゅく座 第1回公演【赤い川の谷間】

 作=かんじゅく座  脚本・演出=鯨エマ
 出演=秋山輝雄、一花徹、尾野かづよ、金泉恵実子、河内雅子、岸哲利、久保田ゆみ子、胡桃沢マリ、小林千榮子、小松愛子、竹馬和子、吉田萃、山田広嗣、渡部恵美子
日時 3月30日(金)19時30分開演 3月31日(土)14時00分開演
場所 新宿村LIVE(新宿村スタジオ内) 東京都新宿区北新宿2-1-8
料金 ¥1500(前売・当日)
チケット取扱・お問い合せ 鯨エンターテイメント 03-3341-1257

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公演情報NO.3「じゃあまた昨日!」

咲良舎関連 演劇公演情報NO.3

2004年12月公演、シアターΧ提携・咲良舎久生十蘭作品第2弾「金狼」に出演してくださった吉浜直樹氏の出演される公演のお知らせです。

横浜SAACプロデュース公演【じゃあまた昨日!】

 作=大岩真理  演出=椎貝路生  主催・企画製作/横浜SAAC
日時 3月16日(金)19時30分開演 17日(土)14時開演 18日(日)14時開演
場所 横浜西口 相鉄本多劇場  料金 前売り・¥1800 当日・¥2300  高校生以下・¥1500  チケット予約/相鉄本多劇場 045-319-2150  これっきりプロデュース 045-333-5291

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野毛 「三陽」~「日の出理容院」~「トモ」

居酒屋探偵DAITENの生活  第14回  2007年3月10日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




野毛 「三陽」~「日の出理容院」~「トモ」



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四谷・上智大学にて 日本の演劇の未来を考える

 SAKURA&DAITENが本日最初に向かったのは四谷の上智大学であった。
 上智大学・新国立劇場・日露演劇会議共催の講演会を見る為である。ロシアのGITIS(舞台芸術アカデミー)ナターリヤ・ズヴェーレヴァ教授の講演会である。同教授は舞台芸術アカデミーで30年以上教鞭を取っているベテラン。今回の来日は、新国立劇場演劇研修所でのシーンスタディのためのもので、その合間をぬっての特別講演であった。開始時間は午後3時。始まってみると、講演会というよりも、参加者からの様々な質問に対して、同時通訳付で答えてゆくという質疑応答の形となった。
 日露演劇会議の事務局長で、演劇評論家の村井健氏が刺激的な言葉を投げかける。私は村井氏の著書の個人的なファンなので、口には出さないが「待ってました、村井!」と声をかけたくなる気分であった。
 昨年から、ロシアから来日した様々な演技教育者の方々の講演会に何度も参加しているが、今回もまた思い知らされたことは、日本における「演技教育」が他国よりも遅れているという事実であった。「演技力」が役者を評価する尺度ではないというこの国の現実。それは、この国のテレビや映画を見ればすぐに解る。
 いささか暗澹たる気持ちで外に出たのは午後5時過ぎであった。

横浜・赤煉瓦倉庫にて 最高級の道化たちに出会う

 SAKURA & DAITENが次に向かったのは横浜赤煉瓦倉庫であった。
横浜赤煉瓦倉庫の1号館3階にホールがある。演劇、ダンス、音楽、映画などに適した約300席のホール。今回初めて行ったのだが、思いの外良い劇場であった。
 今日の公演は「みなと横浜演劇祭実行委員会」と「財団法人横浜市芸術文化振興財団」の主催公演であり、「みなとYOKOHAMA演劇祭2007」の海外招聘作品である。作品はブルガリアの劇団クレド・シアター「オーバーコート」。ゴーゴリーの「外套」が原作である。
 咲良舎がマリヴォー作「試練」で2005年に参加した横浜の演劇祭「横浜アートLIVE」は、昨年10年間の歴史を閉じて、今年から「みなとYOKOHAMA演劇祭」として生まれ変わった。
 人気の公演であり、チケットが手に入りにくい状況であったのを、ある方からの助力によりチケットを手に入れることができたのである。
 クレド・シアターは世界33カ国の演劇フェスティバルで絶賛され、エディンバラ演劇祭で最高の栄誉を受けた作品であるという。さらに、同作品は自国語以外に既に8カ国語の上演が可能であり、今回、9カ国目として日本語で上演された。
 演ずるのはニーナ・ディミストローヴァとバジル・バジレフ-ツェークの二人。二人は日本語を話すことは出来ない。しかし、全編日本語の台詞で通した。解りにくい部分はあったが、身体的能力がそれを補ってくれた。
 装置は数本の棒を組み合わせたものがひとつだけ。この装置が2つに分かれたり、1つになってりして、ある時は主人公たちが閉じこめられた牢獄となり、ある時は外套そのものになる。その道具の使い方、二人の動きを見ていると、この作品がどれだけ長い間繰り返し上演されてきたものであるかが解る。感心しながら見てしまった。良い物を見せてもらった。彼らは最高級の「道化」であった。

野毛・三軒はしご酒

 SAKURA&DAITENは歩くのが好きである。
 横浜赤煉瓦倉庫から、横浜ワールドポートターズクイーンズスクエア横浜ランドマークタワーと歩いて、桜木町駅についた。
 ここまで来れば、行く先は他ならぬ野毛である。
 まずは、野毛小路に入り、福田フライの斜め前であり、「若竹」の隣にある中華料理の「三陽」にゆく。店内は満席の様子。入口にいた女性に、二人であると告げると、ちょうど中で帰る人たちがいて、「片付けますから中へどうぞ」と言われる。しかし、透明ビニールシートで囲まれた外の席に座りたくて、中には入ることを断った。「三陽」の店内は狭い、それよりも外の方が気持ちがいい。我々はある意味この店の特等席だと思っている。ビール大(500円)1本と焼餃子1.5人前(600円)、そしてネギトリ(600円)を頼む。壁には「当店の中央研究所開発部のおすすめメニュー バラ肉のチャーシュー」とか、「楊貴妃も腰を抜かすギャルのアイドル チンチンめん」などと書いてあり、笑わされる。餃子はやはりうまかった。お勘定は二人で1700円であった。

 野毛小路を少し歩き、次の店「トモ」を目指す。たくさんのスナックや居酒屋が入っているビルの階段をあがると、すぐ右に居酒屋「トモ」がある。SAKURAが店の中をのぞくと残念ながら満席であった。
 仕方なく、野毛小路から通りに出て左折、都橋手前の路を右折して、バー「日の出理容院」の前まで来ると、ちょうど他のお客さんたちが入ってゆくところであった。その後について店に入ると、古い床屋さんをそのまま店にした暗い照明の店内は、なかなかの良い雰囲気であった。若いママさんも静かだが一生懸命な対応が伝わってきて、SAKURAは特に好感をもった様子であった。しかし、本日は団体客の皆さんがバーである「日の出理容院」をチェーン系居酒屋の「個室」と勘違いしているらしく、大声で騒いでいる。残念であった。「一杯飲んだら出ましょうね」というSAKURAの提案通り、スコッチのハイボールを1杯づつを呑んで外に出た。ここはチャージがないので600円×2の1200円であった。

 ちょっと残念な気持ちで外に出る。熱燗が飲みたいというSAKURAのリクエストで向かったのは、先ほど入れなかった「トモ」であった。
 中をのぞくと、お客さんが帰られたばかりということでカウンター席が空いていた。L字型のカウンター席は8席、奥に座敷席があり、卓が2つ。卓にはすっかりくつろいでしまっているグループ客が二組。さっそく、ママが名刺を手渡してくださる。
 まずは、私はホッピー(300円)、SAKURAは「トモ酒」(250円)という日本酒の熱燗である。つまみは、エシャレット(100円)、にがうり醤油漬け(150円)、たこからあげ(350円)をいただく。
 店内を見渡すと、ママとマスターの似顔絵が壁に掛けられていた。常連の方が書いてくれたのだろうか? カラオケもある、出来れば誰も歌わないで欲しいと祈るような気持ちである。しかし、誰も歌う様子がない。カラオケを歌う客は歌に夢中でつまみを食べない。だんだんに店は疲弊してゆく。そこへゆくと、この「トモ」さんはつまみに力が入っている。そして安い。とても歌う気にはならない。
 また来たい店が一軒ふえた。次は、第3回「横浜を歩き、ブロードウェイを想う」でご一緒した横浜の友人、濱也耕誠氏YOUSAKU氏ともご一緒したいと思う。

 2杯目はマッコリ(300円)をいただいた。つまみはマグロステーキ(350円)、えんがわ煮をおまけにつけてくれた。
 他に飲み物はマッコリホッピー(600円)、シークァーサーサワー(400円)等がある。焼酎のボトルキープはビダンで2000円。なんとキープ期間は半年である。

 午前2時まで営業している「トモ」であるから、午後11時を過ぎても店はまだお客様でいっぱいであった。やがて、数人の常連客らしき人たちが顔を出した。ママが少し考えている。すぐに「ここ空きますよ」と言ってお勘定をお願いした。合計2,400円という、安い。その安さは聞いてはいたがやはり驚く。「愛」とは自分のいる場所を譲ること。親は子の行く末を思い、「先輩」は「後輩」に自分の席を譲る。居酒屋での身の処し方は、世間と同じである。常に周囲への「愛」を忘れないこと。もちろん、自分も「愛」が欲しいからである。
 講演会、芝居、野毛でのはしご酒。中華、バー、居酒屋の3軒のはしご酒の勘定の合計が5300円、一人あたり2650円。野毛恐るべしである。SAKURA & DAITENにとって、十分に満足のできた、充実した週末であった。

野毛 中華料理・ラーメン「三陽」
神奈川県横浜市中区野毛町1-38 電話045-231-0943
定休日 木曜日 営業時間11:30~23:30(日祝は11:30 ~22:30)

野毛 バー「日の出理容院」(ひのでりよういん)
神奈川県横浜市中区宮川町1-8 電話 045-253-3095
定休日 日曜祝日 営業時間20:00~02:00

野毛 一品料理「トモ」
神奈川県横浜市中区野毛町1-45 第二港興産ビル2F
電話045-231-5712
定休日 月曜日 営業時間 15:00~02:00(第3日は18:30~)


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世田谷 酒の高橋~豪徳寺祭邑 そして・・・

居酒屋探偵DAITENの生活  第13回  2007年3月9日(金)   【地域別】  【時間順】



世田谷 酒の高橋~豪徳寺 祭邑 そして・・・


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東急世田谷線・世田谷 居酒屋「酒の高橋」

 今日、ASIMO君と二人で向かったのは、東急世田谷線の世田谷駅の居酒屋「酒の高橋」である。世田谷駅ではOZAKI先生と7時半に待ち合わせをしていたのだが、少し早くついてしまった我々は、OZAKI先生を待たず、「酒の高橋」に向かうことにする。最近ますます人気の店となってしまった「酒の高橋」。満席で入ることが出来ないケースが多いという。まずは、OZAKI先生の席も含め、席を確保することに決定。世田谷線の2両連結の電車を降りると、踏切を渡らず左折、世田谷通り方面に歩くと、「勉強王」と書かれた赤提灯が見える。
 扉を開けると、カウンターの奥の方に4人分の席が空いていた。店での待ち合わせは混雑店ではあまりしない方が良いと思うのだが、すぐに後から1人来ることを告げると、「荷物を席に置いてとっておいてあげてね」と親切に言ってくださる。安心して荷物を置かせてもらう。感謝。
 「運がいいわ、今、5人で来たお客様をお断りしたばかりなんですよ。」とママが言う。本当に運がよい。ますば、2人ともホッピー白(\420)を頼む。
 実は、宇ち中さんのブログから情報をいただき、すでに、冬の名物「白子鍋」は、暖冬の為、今年は終わりになっていると知っていた二人。「白子鍋」のことは口にも出さない。刺身三点盛り(600円)、煮込み豆腐(420円)を頼む。ASIMO君とホッピーで乾杯をして、つまみが来たところで、OZAKI先生から携帯電話が入る。
 しばらくしてOZAKI先生登場。私としては、席に荷物を置いている後ろめたさが解消され、ホッと一息。3人でホッピーで乾杯。前回、3人で集まった「渋谷 細雪~某店~富士屋本店ワインバー」の反省会となる。この時の「某店」はOZAKI先生の知り合いのグルメ系の編集者の方のおすすめの店とのことで行ったのであるが、先生の記憶違いであることが判明。少し離れた別のビルの同じように地下に降りた店だという。「すみません」と先生が恥ずかしそうに笑う。いつもの笑顔である。
 ASIMO君はホッピーの中と外を交代に頼んで順調に「ホッピー大好きモード」へ。私は「あさ開」燗酒(\280)を頼む。OZAKI先生は、普通の人と6時間ほど生活のパターンがずれているので、いつもの晩酌の時間は真夜中午前0時らしい。ゆえに、一つめのホッピーをゆっくりとしたペースで呑んでいる。
 つまみは、平目刺身(\500)と、なんこつ唐揚(\320)をいただく。「おまけよ」の一言と共に平目がやってくる。うまい、そして、びっくりする量であった。ここの刺身類が厚切りで歯ごたえのあることを客は皆知っている。
 さらにポテトサラダをお願いしたが、予想通り売り切れ。ここのポテトサラダがうまいことも常連客は皆知っている。ゆえに、すぐ売り切れとなってしまう。
 哀れに思ったのか、ママがやってきて、手の中の葉物の漬け物をギュッと絞って水を切り、「手はきれいだからね」と微笑みながら、空いた皿に置いてくれた。こういう気づかいがうれしい。
 来店時からちょうど1時間30分たった午後9時、お勘定をお願いする。ママさんとけいちゃんが丁寧に挨拶をしてくれる。「また来てくださいね」と言われると、また来ようと素直に思う。勉強王と書かれた提灯、懐かしい雰囲気の店構え、三点盛り、白子鍋、名物は数々あるけれど、本当はこのお二人の人柄が一番の名物なんだと思い知らされた。

小田急線豪徳寺 もつ焼き「祭邑」

 世田谷駅から再び3人で世田谷線に乗り込み、山下に向かう。山下駅のすぐ近くには小田急線の豪徳寺があり、まったくバラバラの地域に住んでいる3人が、それぞれ帰りやすいのである。
 その店は豪徳寺駅前にあった。モツ焼き「祭邑」である。この店に入り、三角地に建てられた店の狭さに驚き、たとえ満席であっても、黙って帰ってはいけない。実は地下室があるのだ。この日も3人であることを告げると地下に通された。
 地下には3人席が2つ、4人席が1つ、6人席が1つある。酒類の冷蔵庫、焼酎等のボトル棚があり、流しがある。流しは壁に向いており、調理場の中にいる感じである。客は誰もいない。注文を聞きに降りてきた店員さんに、またホッピーを頼む。

 一軒目に入った「酒の高橋」は、ほぼ完璧な「ディープ系居酒屋」であるが、たった1つだけ欠点がある。超ホッピー好きのDAITENは、実は「酒の高橋」のホッピーが、業務用リターナル瓶(360ml)ではない市販用の瓶(330ml)であることを残念に思っている。気分が出ないのである。本当に残念である。
 ゆえに、2軒目の「祭邑」では、業務用リターナル瓶のホッピー(\420)をまた頼んでしまった。つまみは、レバ、カシラ、ナンコツ、鳥皮(各110円)、和牛はらみ(\280)、ればくし(\400)、煮込み(\420)などを頼む。
 「貸し切り状態ですね」とOZAKI先生の言う通り、客は我々だけで、店の人もそばにいない、3人きりで静かに地下室でのんだ。OZAKI先生が「この空間なら貸し切って、ちゃっちゃなパーティが出来ますね」という。楽器を持ち込み、ガンガンやっても近隣に迷惑にならない。そういう使い方も出来る店かもしれない。
 そのうちに、話の流れからASIMO君がカラオケ好きであることがわかった。ASIMO君とは何十軒も居酒屋を歩いてきたが、居酒屋のことに気を取られて、カラオケに行くという話にはなったこともない。ASIMO君とカラオケ。意外であった。そのうち3人で行こうかという話になった。
 2杯目は強い炭酸「ニホンシトロン」を使ったチューハイ(\380)である。うまい。実はこの「ニホンシトロン」を飲みたくて、この店を選んだのである。
 ここにきて、ASIMO君もOZAKI先生も少し眠くなってきてしまった様子。私もつられて眠くなってきた。
 酒を飲むにはやはり適度な音が必要である。うるさすぎず、静かすぎない、良い客筋というのは、そういう「環境」を自然に作り出してくれる。
 午後9時から1時間程度の滞在。再会を約束しながら、目の前の豪徳寺駅へ。下り方面に向かうOZAKI先生と別れ、ASIMO君と新宿方面の小田急線に乗り込む。さらに、下北沢でASIMO君と別れ、井の頭線、東急東横線と乗り継いで中目黒駅に到着した。

そして・・・

 また、今日も稽古が終わった後のSAKURAは、S.A.P.のメンバー増永守志、納富英生、稽古を見学に来ていた咲良舎の創間元哉の3名と「中目黒・ごっつぁん」で飲んでいた。もうすでに閉店15分前である。ビールを一杯飲んで、わずか10分の滞在で店を出る。
 お勘定の時、「すみませんねえ、来たばかりでカンバンで・・・」というママの言葉に「ママの顔を見る為だけに来ました」と言う自分。「おじょうずねえ」というママ。自然に口から「おじょうずな」言葉が出てくる時は、酔っている証拠である。我ながら調子がよい奴である。


世田谷「酒の高橋」 東京都世田谷区世田谷3-1-26 電話03-3420-5051
定休日 日曜及び第3土曜日 営業時間 17:00~23:00

豪徳寺山下) モツ焼き「祭邑」
東京都世田谷区豪徳寺1-43-2 千代田ビル 電話 03-3427-4493
定休日 日曜  営業時間 17:00 ~ 23:00

中目黒 炉ぱた焼「ごっつぁん」
東京都目黒区上目黒3-7-5 電話03-3710-7805 東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒」徒歩1分
定休日 日曜祝日 営業時間 17:00~24:00

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公演情報NO.2「もしもパンティになれたなら・・・」

咲良舎関連 公演情報NO.2

咲良舎の俳優創間元哉が客演する芝居のお知らせです。

THE PAR★KING AREA 第1回公演

【もしもパンティになれたなら・・・】


作・演出=笠井健夫 出演=荒井めぐみ、創間元哉、原田麻由、足立信彦、大瀧公三
日時 3月28日(水)19時30分開演 3月29日(木)14時開演/19時30分開演
場所 新宿ゴールデン街劇場 東京都新宿区歌舞伎町1-1-7マルハビル1F
料金 ¥1,500(全席自由)チケット取扱・お問い合せ 代表090-9230-4964
※ご希望の方は咲良舎までメールでご連絡ください。取りまとめて創間元哉に連絡します。
創間元哉のブログ「くそガキ日記」で公演情報やゴールデン街劇場の地図なども見ることができる。

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公演情報NO.1 S.A.P.試演会!

咲良舎関連 演劇公演情報NO.1

S.A.P.試演会!

 咲良舎アクティングプレイスでは、〈シーンワーク〉を中心に、演技の基本を常に問い直し、創造性豊かな演技の探求を続けております。この度、日頃の稽古場での成果をそのまま「試演会」の形にいたしました。加藤道夫、ジョン・パトリック・シャンリー、ニール・サイモン、山田太一、モルナールなど、国籍も時代も異なる様々な作家の小品を選び、二人でのやり取りをオムニバスでお届け致します。皆様のご来場をお待ちしております。

演目/キャスト
「ハルとキャシー」/千念達正・石井音夢
「オーディション」〈ニール・サイモン作「名医先生」より〉/田中杏央子・曽根万由弥・塔門あきお
「殴られ同志」〈モルナール作〉/石井勇揮・高橋健夫
「ダニーと紺碧の海」より〈パトリック・シャンリー作〉/若菜大輔・谷田貝仁美
「喜びの孤独な衝動」〈パトリック・シャンリー作「お月さまにようこそ」より〉/柴田愛奈・加藤久美子
「おかしな二人」より〈ニール・サイモン作〉/増永守志・納富英生
「水死芸人」〈ニール・サイモン作「名医先生」より〉/栗山竜治・鎌多洋平
「思い出づくり」より〈山田太一作〉/有山佳代・田島友美
「天国泥棒」〈加藤道夫作〉/中谷佑一・漆山健太郎

入場無料 ※席に限りがございますので、必ずご予約ください。

日時/2007年3月26日(月) 18:45開場  19:00開演
場所/レインボースタジオ  小田急線参宮橋駅下車徒歩2分
東京都渋谷区代々木4-11-3 レインボーコート参宮橋地下1階
お問合せ先・予約先/TEL&FAX 03-3726-6887(咲良舎) s-a-p@sakuranotayori.com   http://www.sakuranotayori.com/

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代々木青年座~渋谷「大戸屋」 そして、世間は狭い

居酒屋探偵DAITENの生活  第12回  2007年3月4日(日)   【地域別】  【時間順】



代々木青年座~渋谷「大戸屋」 そして、世間は狭い


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代々木青年座「空の耳-Big me を探せ-」 

今日はSAKURAと共に、代々木の青年座に向かった。
青年座研究所本科32期生実習公演「空の耳-Big me を探せ-」(作=永井愛 演出=黒岩亮)を見るためである。S.A.P.のメンバーで、咲良舎ランチシアター「愛のモルナールあえ2」に出演した木村夕佳は、現在、同研究所に所属しており、今回はその舞台姿を見るために「青年座劇場」に来たのである。「VOL.003 横浜でブロードウェイを思う」に登場した咲良舎の俳優創間元哉とも一緒になった。他にS.A.P.のメンバーが数名来ていた。

 S.A.P.のメンバーから様々な有名劇団や大劇場の養成機関に入る者も多い。逆に有名劇団に所属していて、S.A.P.のメンバーとなっている者もいる。S.A.P.は養成所ではない、メソード演技を学びたい俳優の為の演技のクリニックのようなものであるから、このような現象も当然といえば当然である。同時期に学んでいるメンバーの年齢差が30歳ほどというのも、いわゆる俳優養成所とは異なる存在である証拠かもしれない。

「空の耳~Big meを探せ」は、1992年7月9日~14日に下北沢本多劇場で二兎社の第19回公演として上演された作品である。もちろん作・演出は永井愛さん。出演者の中にご自身の名前もある。青年座が1997年に上演した「見よ、飛行機の高く飛べるを」では、永井愛さんは文化庁芸術祭大賞を受賞されている。この時の演出が今回の実習公演の演出をされた黒岩亮氏である。

 今回は研究生の実習公演としての無料公演であったが、十分に楽しめる内容であった。3グループ総勢50名近くの研究生を出演させ、作品としてまとめてしまう黒岩亮氏の力量を感じることができた。
 豪華客船上で行われる「自己啓発セミナー」に集まった13人の男女の葛藤を描いてゆく群像劇である。もちろん永井愛さんの台本であるから喜劇である。笑うべきシーンはたくさん用意されている。上演時間は前半1時間30分、後半1時間55分であるから、3時間半近くの大作である。その大半を占めるのが日系三世の講師テリー(鎌倉哲也)とアシスタント純代(木村夕佳)が受講生達に対して行う「エクササイズ」である。その分量の多さからか、見ている観客は、時間と空間の感覚が麻痺してきて、まるで本当に自分が「自己啓発セミナー」の見学をしているような気になってくる。
 実は20年程前に、私自身も上海までの客船内で実施される7日間の研修旅行というものに、会社命令で参加したことがある。客船という閉鎖された空間で、朝早くから夜遅くまで団体行動を強いられながら勉強をさせられるというのは、普通の状況ではない。そんな状況の中、人がどんな精神状態になってゆくか、ということを身をもって体験した。船酔いという理由で船室からまったく出てこない参加者もいた。翌年の参加者の中から入水自殺をした者が出て、船が丸1日同じ場所を周回しても死体が見つからなかったということもあった。ゆえに、この登場人物たちの気持ちはとても解るのである。

 木村夕佳は、過去にこの「自己啓発セミナー」を受けて開眼。BiG Meを見つけて生まれ変わり、この「セミナー」のアシスタントとなったという女性の役を演じている。
 どこまでも強く、したたかで、自信に満ちている。よくある表現を使って評すれば、「木村は信者役を圧倒的な存在感で演じていた」と言える。「カルト信者」の持つ「過剰さ」をよく表現していて、こういう「カルト信者」はいるなと信じさせてくれた。
 全員の前で美味しそうな食べ物の話をして、その食べ物を食べたくなりましたか? と講師に問われ、食べたくなった人間の数を競うというエクササイズのシーン。模範演技としてそれをやってみせ、本当に美味しそうな気持ちにさせてくれた。
 今回は、木村夕佳のもっている「表」の部分が十分に生かされたキャスティングであった。全員を引っ張ってゆく役柄をきちんとやって見せたと思う。さらに、人物の裏側の怖さをもっと表現できればと思う。

渋谷「大戸屋」にて

 青年座を出ると、SAKURAと創間と3人で渋谷まで歩いた。
 創間元哉は3月末に客演で芝居に出る。その稽古が午後7時からあるという。つまり酒が呑めない。稽古前に食事をとりたいというので、大戸屋センター街店に入った。ここは2階が喫煙、3階が禁煙と完全に分煙化されている。我々は3階に行った。なんと24時間営業である。
 大戸屋のホームページによれば、大戸屋は昭和33年1月、「創立者である先代社長三森栄一が、東京・池袋(現在の池袋東口店)に、「大戸屋食堂」として開店したことに始まる。 当初、先代は、「全品50円均一」と いうユニークな経営手腕を打ち出し、連日千人を越すお客様の支持を受け、「50円食堂」という愛称で親しまれる。」という。

 私もこの池袋の「大戸屋食堂」で20年以上前に何度も食事をしたことがある。学生やサラリーマンでいつも混んでいた。しかし、今の大戸屋のように女性が1人で入ることの出来るような雰囲気ではなかった。昼間から酒を呑んでいる職人風の親父がいた。その名残なのか、今でもビール、日本酒、缶酎ハイなども置いていて、居酒屋代わりに使うことも出来る。
 ある時、午前中の葬式に出席した帰り、お清めをする店に困って、高田馬場の大戸屋でSAKURAと呑んだことがあった。その時は今のようなしゃれた感じではなく、定食屋らしい雰囲気が残っていた。廻りにも同じようなことを考えている中年親父のグループが何組かいて、昼から酒盛りをしていた。

 今日は、つまみとして、野菜と豚の黒酢炒め単品(546円)と牡蠣フライ単品(598円)を頼み、創間元哉はロースとんかつ定食(714円)を頼んだ。SAKURAはキリン一番搾り生ビール(435ml 430円)を、私は冷酒 (180ml 420円)を頼んだ。
 他に酒類はキリン一番搾りミニ生ビール(200ml 210円)、日本酒一合(367円)、ワイン赤・白(90ml 189円)、キリンチューハイ氷結 レモン・梅(252 円)等がある。
 
 安いといえば安い。ただし、私が行くディープ系居酒屋に比べれば高いとも言える。いずれにしても、定食を食べる人が主であるから、長居をする店ではない。追加注文の度にレジに行かなければならないのもわずらわしい。さっと呑んで帰るならば立ちのみ店をおすすめする。しかし、酒を呑む場所として「大戸屋」という選択肢もあることは確かである。

咲良舎俳優〈創間元哉〉出演舞台情報
     

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 創間元哉が客演する芝居の情報は下記の通り。
THE PAR★KING AREA 第1回公演【もしもパンティになれたなら・・・】
作・演出=笠井健夫 出演=荒井めぐみ、創間元哉、原田麻由、足立信彦、大瀧公三
日時 3月28日(水)19時30分開演 3月29日(木)14時開演/19時30分開演
場所 新宿ゴールデン街劇場 東京都新宿区歌舞伎町1-1-7マルハビル1F
料金 ¥1,500(全席自由)チケット取扱・お問い合せ 代表090-9230-4964
※ご希望の方は咲良舎までメールでご連絡ください。取りまとめて創間元哉に連絡します。
創間元哉のブログ「くそガキ日記」で公演情報やゴールデン街劇場の地図なども見ることができる。

そして・・・世間は狭い

上記の情報をさくらの便りに掲載してから、ひとしきりネットサーフィンをしていて、ある事実を知り、とても驚いた。
 今回の芝居の創間元哉の共演者の中に女優原田麻由さんがいる。
 当ブログの2007年1月12日(金)の「VOL.004 中目黒 源~都立大学 最上そして役者の街」の回に登場したのは都立大学の居酒屋「最上」。そのご主人の息子さんが主催する劇団パラノイアエイジの公演、シアターVアカサカ「平将門 傀儡徒夢(たいらのまさかど~くぐつのあだゆめ)」に、この原田麻由さんが出演されていたのである。チラシを見た時はもちろん気づかなかった。今日、ネット上に公開されているそのチラシのpdfファイルを見て気づいたのである。
 たまたま、私たちの話を聞いていたご主人の方から、自分の息子が主催する劇団の公演の話を始めた。その芝居に出ていたギルドB所属の女優原田麻由さんと、咲良舎所属の俳優創間元哉が次の作品で共演することになっていたのである。世の中狭い。 偶然か必然か、「うちの創間をよろしくお願いします」という気持ちである。都立大学の「最上」にもまた行きたいと思う。
 しかし、題名がすごい「もしもパンティになれたなら・・・」。創間元哉の怪優ぶりを見たいものである。
 場所が「新宿ゴールデン街劇場」であるから、芝居の帰りには、OZAKI先生やJIN隊長と行くゴールデン街の「原子心母」や「スローハンド」等へ寄ってしまうに違いない。「原子心母」ではホッピーが飲める。当然飲んでしまうに違いない、いや、これは必然である。


渋谷 大戸屋・渋谷センター街店東京都 渋谷区宇田川町30-3梅よしビル2・3F 03-3476-1128 無休・24時間営業

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中目黒集合 「源」~「楽屋」~「ごっつぁん」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第11回  2007年3月2日(金)   【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


中目黒集合 「源」~「楽屋」~「ごっつぁん」


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中目黒・もつ焼き「源」にて昔話

 本日は中目黒に集合となった。参加者はOZAKI先生ともう一名、OZAKI先生と共に所属していたアマチュアバンドのリーダーだったZIN隊長が初登場。前回、ASIMO君と共に歩いた「VOL.006祐天寺ばん、中目黒七舟、そしてMASSIMO氏 」の回で「七舟」の後半から登場したMASSIMO氏がオーナーをしているライブハウス、中目黒「楽屋」に行く為である。これで、本日は、DAITEN、OZAKI先生、MASSIMO(マッシーモ)氏、ZIN隊長が集合ということになった。

 「楽屋」は7時と9時の2ステージなので、まずはどこかに軽く呑んでから、2ステージ目の少し前に「楽屋」に入ることに決定。しかし、なにしろZIN隊長は遠くまで歩くのが大嫌い。早く呑ませろと怒られそうなので、「楽屋」の近くの店にしなければならない。「ごっつあん」「七舟」とあるが、今日はOZAKI先生もZIN隊長も知らない店、前回、「VOL.004 中目黒 源~都立大学 最上 そして役者の街」の回でASIMO君と共に行った「源」に行くことにする。
 「源」には念のため予約を入れておいた。中目黒駅に到着したのは待ち合わせの6時30分の5分前、改札で待っているとZIN隊長が時間ぴったりに登場。時間感覚がちょっと独特なOZAKI先生であるので、彼には後から来てもらうことにして、先に行くことにする。
 しかし、「源」に到着して扉を開けようとしたその時、OZAKI先生から携帯電話が入る。もう中目黒駅にいるという。すごい。そこで、携帯で話しながら誘導。「源」は駒沢通りからは解りやすいが、中目黒駅側から来ると見つけにくい。マンションの裏階段を上がったところにあるからである。

 やっとOZAKI先生を店まで誘導。中に入ると、OZAKI先生が実はもう一人来ると言い出した。JIN隊長、OZAKI先生が二人で演奏活動をしていた時期があって、その時のヴォーカリストだった「うえっち」が来るという。「うえっち」が新しい楽屋に来てみたいというので「源」に呼んだらしい。彼女はバイクでこちらに向かっているという。

 とりあえず、3人で飲み始める。最初はサワーである。焼酎入りのジョッキ、レモン絞り器に2つ割のレモン、ソーダ1瓶がワンセットで出てくるいつものスタイルである。
 最初に「お新香」が出てくる。
 それから、「レバカツ」を頼む。さらに、「煮込み」をお願いすると、「豆腐入れますか?」と聞かれる。もちろん豆腐入りである。モツ焼きは「タン」「ハツ」「カシラ」は塩、「レバ」はタレを頼む。

 まず、「レバカツ」がやってきた、つまみにうるさいJIN隊長が「これはうまい」と珍しくほめてくれた。喜んでもらうと、とてもうれしい。
 やがて、ぽん酢だれの入った皿の縁にカラシをちょこんとつけた皿が人数分やってくる。「これは何?」という顔のJIN隊長に、このカラシとポン酢を少しつけてモツ焼きを食べるんだと説明する。

 2杯目はホッピーを頼んだ。JIN隊長は昔から酒飲みである。濃い酒をぐいぐいやる。今回もJIN隊長はホッピー外1で中3という配分で呑む。外1で中を2回追加していた。私はホッピー中1で外3という薄さで呑むことが多い。二人ともホッピーセット3つづつを頼んで、私が自分のセットについてきた中2をJIN隊長にあげて、JIN隊長が余った外2を私にくれれば、それで済むことになる。「ちょうどいいですね」とOZAKI先生が笑っていた。

 近くまで来ているはずの「うぇっち」がなかなか来ないので心配になってきた。そこへ、「うえっち」からOZAKI先生に携帯電話が入り、彼は店の外に出て行った。
 しばらくして、OZAKI先生は1人で戻ってきた。いつもの困ったような笑い顔である。「どうしたの?」と聞くと、「源」の店の外には駒沢通りが通っているのだが、間違えて、数キロ離れた「目黒通り」を教えてしまったという。さすがOZAKI先生である。今日も「おいしい話題」を提供してくれる。

 やがて、長身の美女が姿を見せた。現在の楽屋に移動する前の旧楽屋で行われた、彼女の結婚披露パーティ以来であるから6年ぶりになるだろうか。相変わらず若々しくお美しい。それに引き替え、我々3人の「オヤジ化」の速さにはきっと驚いたに違いない。

 6年前の暮れの忙しい時期、「忘年会に来ませんか」とOZAKI先生から電話が入った。私は少し遅れると伝えて、当時の「旧楽屋」に向かった。
 店に行くと、どうも様子がおかしい。まず人数が多い。座る席がないので、カウンター席の端にもぐりこんだ。OZAKI先生とJIN隊長もいた。MASSIMO氏は自分の店なので当然いる。やがて、2階から美しく着飾った男女が降りてきた。一人はイケメンの男性である。女性は「うえっち」であった。「うぇっち」はドレスを着ている。
 「もしかして披露宴?」
 OZAKI先生の説明不足にはいつも驚かされる。それからが大変であった。MASSIMO氏の奥様の実家であり、現在の「新楽屋」の場所にかつてあったケーキ店で「ウエディングケーキ」が出来ているという。取りに行く手が無いので、私が「ウェディングケーキ」を受け取りに行くことになった。ケーキを持って店に戻ると宴会も真っ最中となり、手が無いのでビールやワインを店の人間の代わりに運んだりした。すると、面識のないお客様たちが私に追加注文をする。それに答えて注文をMASSIMO氏に通して、出来上がったものを運ぶことになる。空いた皿を集める。完全にウェイター状態であった。なぜか最後までずっと働いていた。たしか忘年会のはずだったのでは・・・。
 やがて、OZAKI先生とJIN隊長が演奏をはじめ、私も少しバックで歌った。
 それ以来しばらく、「楽屋へ行きませんか?」とOZAKI先生に言われるたびに「またうぇっちの結婚式だったりして・・・」という失礼なギャグを言い続けてきた。

 バイクなので当然とも言えるが、「うぇっち」は酒が呑めない人なのでコーラである。私はさらにホイスを呑んだ。下町っ子であり、赤羽にも長く住んでいたというのに、JIN隊長は「ホイス」を知らなかった。私の頼んだホイスを少し呑んでみると、首をかしげていた。どうも心の琴線には触れなかったらしい。
 ひとしきり、昔話に花が咲き、午後8時30分を過ぎていた。そこで楽屋に移動。

中目黒・楽屋にてフィンランド音楽を聞く

 「楽屋」では、ちょうど2回目のライブの始まる前であった。店はすでに満席に近い状態であった。東京で「楽屋」のように、60名程度入ることが出来て、ちゃんと食事が出来て酒の呑めるライブハウスは少ないように思う。裏が公園で、ライトアップされた緑が窓越しによく見え、全体の雰囲気も良い。
 しかし、居酒屋探偵DAITENとしては、今回は例外である。まず、「楽屋」はいわゆる「居酒屋」ではない、店がとても綺麗なのもちょっと違う、ライブが終わった後のバー・タイムは別として、ライブ・タイムにはチャージが発生するので、当然1人割り勘1000円台から2000台円というわけにはゆかない。今回はあくまで番外編である。

 咲良舎はこの「楽屋」で「咲良舎ランチシアター」と銘打って2回の上演を行っている。2005年7月の「愛のモルナールあえ」と2006年1月の「愛のモルナールあえ2」の2回である。併せてシアターΧで行った21世紀のマリヴォーシリーズで第1弾、第2弾の3作品にすべて出演してくださった俳優五森大輔氏のプロデュース公演「楽屋ランチシアター~虹」も2006年5月~6月に楽屋で上演された。さらに、この5月にも第2弾を予定している。前述した通り、オーナーのMASSIMO氏は私の友人であるし、OZAKI先生、JIN隊長をはじめ、出入りしている友人、知人もたくさんいる。咲良舎の音響である寿島宅弥君の夫人も実は「楽屋」のスタッフであった。いわば、「楽屋」は「咲良舎」とその周囲にいる仲間たちにとってホームグラウンドのようなものである。

 本日のライブの出演アーティストパウリーナ・レルヒェはフィンランド・カレリア地方出身のヴォーカリスト。アコーディオン・カンテレも演奏する。日本盤発売記念ライブ!!ということで、3月1日と2日の2日間のライブであった。
Pauliina Lerche (パウリーナ・レルヒェ) (WORLD MUSIC)
Pauliina Lerche(Vo,Acc,Kantele) / Hannamari Luukkanen(Violin,Vo)
Tuomas Logren(G,Dobro) / Jukka Kyllonen(G,Perc) / Timo Pekonen(B)
7:30~/9:00~ スタート CHARGE : 前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000

 MASSIMO氏の友人で、私も昔から知っているWATANABE氏もいた。他にも色々な人がいて、いつもの常連通しの挨拶が交わされる。やがて演奏が始まった。素晴らしい演奏であった。ケルト文化の臭いである。「エンヤ」の歌にも似ている。バイオリンが印象的で、アメリカのカントリー&ウエスタンのルーツのように思えた。

 ハイペースで呑んでいたJIN隊長は、演奏途中で熟睡モードに入っていた。「I want to sleep」等と寝言を言っていた。OZAKI先生と私は手拍子、足拍子で2回のアンコールを行った。JIN隊長が帰ろうとして、彼のカバンが無いという、まさか「源」では? OZAKI先生と3人でカバンを探した。一通り探した後で、私が尾崎先生の背後を指さした。先生の椅子の背中にカバンはあった。ガブリとワインを飲んでからJIN隊長が帰っていった。パウリーナ・レルヒェさんのサイン入りのCDの購入をOZAKI先生に託して、楽屋を私が出たのは11時過ぎであった。

中目黒 炉端焼き「ごっつぁん」に少しだけ

 本日は3月26日に予定されている「咲良舎・アクティング・プレイス=S・A・P」の「試演会」に向けて、稽古が中目黒であり、その後、SAKURAは一人、中目黒駅近くの炉端焼き「ごっつぁん」に寄っているという。
 そこで、楽屋を出て、歩いて5分の炉端焼き「ごっつぁん」に向かう。今日もまた井上ひさし氏の実弟である「ごっつぁん」のマスターの独特のトークが笑えた。ママが我々にラストオーダーを告げると、脇から「無理して頼まなくてもいいですよ~、SAVE THE MONEYだから・・・」とポツリという。喜劇のDNAがやはりそうさせるのか。面白い。
 レモンサワー、ウコンハイなどを呑んで店を出たのは12時少し前であった。
 中目黒は行きつけの店が多いだけではなく、色々な意味で縁の深い場所であることに改めて気づかされた夜であった。


中目黒「源」
東京都目黒区上目黒2-10-7 アサミビル2階

中目黒「楽屋」目黒区上目黒2-5-16 電話03-3714-2607
LUNCH TIME 11:30~3:00(L.O. 2:30)
LIVE TIME  6:00~10:30 pm
BAR TIME  10:30~1:00 pm(L.O. 12:30)
基本的に年中無休 http://www.rakuya.net/

中目黒 炉ぱた焼「ごっつぁん」
東京都目黒区上目黒3-7-5 電話03-3710-7805 東急東横線・地下鉄日比谷線「中目黒」徒歩1分
定休日 日曜祝日 営業時間 17:00~24:00

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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