目黒「鳥ぐし」武蔵小山「釧路食堂」

居酒屋探偵DAITENの生活  第20回 2007年4月26日(木)   【地域別】  【時間順】



目黒「鳥ぐし」・武蔵小山「釧路食堂」


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目黒「鳥ぐし」

 今日は、asakanこと、俳優麻加関壱君と目黒駅で待ち合わせした。
しかし、少し遅れるとのメールが携帯に入ったので、目的の店に先に行っていることにした。目黒駅中央改札口を出て右方向へ、東口を出て目の前のロータリーを渡り、目黒通りを50メートルほど歩いて、2本目の路地を左に曲がる。30メートルほど歩いた左側にきょうの目的の店「鳥ぐし」がある。
 店に入ると右側に10名ほどが座れるカウンター席があり、左奥は20名程の小あがりがある。午後6時すでに七分ほどの入り、店は焼き方の男性と女将さんの二人で切り盛りしている様子。後からもう一人来ますと女将さんに告げ、カウンターの中央あたりの席に座る。
 まずは、生ビール(700円)と、みぞれ合え(400円)を頼む。生ビールを飲みながら、麻加君に携帯でメールを打ち、駅からの道順を知らせる。彼は方向音痴ではないので、安心して待っていると、15分ほどで麻加君がやってきた。
 さっそく生ビールで乾杯。次に頼んだ、焼き鳥盛り合わせ(400円)は小ぶりながらうまかった。ひな皮白焼(300円)は香ばしい。冷酒(300円)をもらって杯を酌み交わす。
 実は現在、彼は能楽の勉強をしている。勉強を初めて間もないのだが、大抜擢で能楽公演への出演が決まった。今年の6月17日に杉並能楽堂で上演される「杉並能楽鑑賞会・能 敦盛」にツレ(草刈男)役で出演する。
 詳しくはこちらを見ていただきたい。

 色々と近況を聞いたり、居酒屋話をしているうちに、SAKURAからメールが入る。SAKURAは2軒目から参加するという。そこで次の店へ移動することにした。
 勘定は二人で3600円であった。

武蔵小山「釧路食堂」

 目黒駅から東急目黒線に乗り込んだ。武蔵小山駅に向かう為である。ところが、麻加君と話に夢中になっていて一駅乗り過ごし、「西小山」についてしまった。
 もつ焼きの「三鶴」や居酒屋「八十八」など、この西小山にもいい店がある。
そのまま西小山で飲んでもよかったのだが、今回はゆっくり話したいということで、武蔵小山「釧路食堂」の二階をねらって、武蔵小山駅に向かった。
 武蔵小山と西小山の二つの駅の間は近いので、目黒線と平行して通っている道を武蔵小山駅方面に歩くことにした。その道は武蔵小山パルム商店街の短い側「パルム-G」につながっており、武蔵小山駅前に至る。
 この道沿いに「釧路食堂」がある。食堂といっても、定食屋ではなく居酒屋である。
 麻加君がホッピーを飲んだことがないというので、まずはホッピーをセットでもらい、乾杯をする。麻加君のホッピー初体験は良好の結果、どうやら気に入ったようである。後日、別の飲み会の時、麻加君が繰り返しホッピーを飲んでいたことで、そのことは証明された。しかし、こちらのホッピーは、ホッピー中身(260円)とホッピー液(310円)とからなっている。セットにすると570円というのはいささか高い。
 最初のつまみは、この店の名物である骨なしザンギ(710円)と、氷下魚の一夜干し(400円)であった。骨なしザンギとは平たく言ってしまえば「鳥の唐揚げ」である。しかし、普通の唐揚げよりも油っこくなく、上品な味である。前回、ASIMO君と来た時にも二人共気に入った一品であった。氷下魚の一夜干しはSAKURAの好物なので頼んだのである。

 やがて、SAKURAからメールで連絡が入る。なんと、SAKURAも武蔵小山で降りなければならないのに、西小山駅で降りてしまったという。SAKURAは初めてなので誘導が難しく、武蔵小山駅に麻加君が迎えに行ってくれた。

 SAKURAが来て、再びホッピーで乾杯。レバ刺し(420円)、手羽先ビリ辛煮(420円)、焼たらこ(530円)などを注文した。
 「釧路食堂」に入ると、奥に向かってカウンターが店を左右に振り分けており、左側に十数名が座ることができ、右側が調理スペースとなっている。
 カウンター席の背後を通って奥にゆくと、一段高くなっていて、奥がトイレ。左に2階に上がる階段がある。階段を上がってゆくと、本当に何もない六畳の和室が二つある。一つ目の部屋の座卓に座る。奥にもう一部屋ある。
 2階に上がってしまうと、店の人間は何か持ってきてくれる時以外は、まったく上がってこない。まるで民宿に泊まっている気分である。ゆっくりと話をすることができた。当初の思惑通りであった。

 約3時間の滞在で、3人で8000円くらいであったように思う。

 ※  ※  ※

 追記 2011.3.30

 「釧路食堂」の支店が高田馬場に出来たとのこと。是非、行ってみたいと思う。


 

目黒 鳥ぐし
東京都品川区上大崎2-14-3 三笠ビル1F
電話 03-3447-3397
定休日  営業時間 17:00~21:30

武蔵小山 釧路食堂
東京都品川区上大崎2-26-5 メグロードB1F
電話 03-3493-1435
定休日 年中無休 営業時間 16:00~24:00


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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

公演情報№7 杉並能楽鑑賞会

咲良舎関連 演劇公演情報NO.7

S.A.P.メンバーの麻加関壱が能楽公演に出演します。

杉並能楽鑑賞会
 平家の公達敦盛の風雅と哀れを語りと能で描く

 金剛流 能 『敦盛』 工藤 寛  高橋正光  大蔵教義   語り 久保厚子

 大蔵流 狂言 『呼声』 大蔵吉次郎

 解説 三浦裕子(武蔵野大学講師)

公演では、最初に狂言「呼声」が上演され、休憩の後、語り「敦盛」があり、さらに能「敦盛」が上演されます。ここでツレ(草刈男)役として麻加関壱が登場します。

日時:6月17日(日)午後2時開演(開場1時30分)
杉並能楽堂 杉並区和田1-55-9  地下鉄丸の内線「富士見町駅」より徒歩5分 TEL 03-3299-7161
料金: 一般8,000円 (杉並区民は一割引) 高校生以下5,000円 チケット発売中。

お申込・お問合せ 能楽天地人(工藤) TEL/FAX 03-5378-1205
E-mail:k2-nougaku-dsk@mug.biglobe.ne.jp

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テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

大井町「大山酒場」

居酒屋探偵DAITENの生活 第19回 2007年4月19日(木)   【地域別】  【時間順】



※2009年3月27日 惜しまれつつ閉店。

大井町「大山酒場」


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 いつも忙しいRAM元帥がある仕事がらみの飲み会の帰り、時間を特別に作ってくれたので、ASIMO君と3人で向かったのは大井町であった。今ブログ初登場のRAM元帥は終電近くまで働く超多忙な管理職。仕事がらみの飲み会ばかりで、楽しく居酒屋タイムを満喫する時間がないとのこと。昨年、RAM元帥と二人で品川駅港南口の有名居酒屋に行って、あまりの混雑の為入れず、仕方なく品川駅構内の居酒屋で済ましたことがあった。
 その有名店には、ASIMO君と二人で行った時にも入れなかった経験があった。過去にこの店に入れたのはOZAKI先生と二人、賄い食を店の人たちが食べる少し前のような閉店間際の遅い時間だけであった。因みに店名は「あかねや」である。美人で恐い有名ママがいる魚のうまい店である。

 JR大井町駅東口改札を出て、左脇の道に入ると、すぐ目の前に2本の路地へと続く入口が並んでいる。中は「東小路」と呼ばれる飲み屋街である。この「東小路」は、今はもう様変わりしてしまった生まれ故郷の川崎駅西口の路地の風景に似ている。ゆえに、ここに来るたび「故郷」に戻ってきたような気持ちにさせられるのだ。

 この「東小路」の2本の路地の北側に、一人がやっと通ることの出来るような細い3本目の路地がある。路地の入口上に看板が出ているが、そこに入口はない。暗いその路地を5メートルほど進んだ左手に、古い理髪店のような扉がある。それが今日の店「大山酒場」の入口である。前回、品川の「あかねや」に入れなかった時、ASIMO君と来たのもこの「大山酒場」であった。「あかねや」にふられた同志であるRAM元帥とASIMO君が「大山酒場」で、今回飲むわけである。

 3人で店に入る。店に入って、左右を見ると、左手にカウンターが続き、右手にもカウンターが連なる。右手カウンターの背後には、4人掛けの小さなテーブルが並んでいる。その先に二階席への階段が見える。その階段の前には、前回は無かった大画面テレビを発見。昔はここに15インチ程度の小さなテレビがあった。レトロな雰囲気の店にちょっと不似合いな新参者ではあるが、野球などを見ながら酒を呑む常連の皆さんには評判が良いに違いない。

 3人で座った席は、木製の座面の小さな丸椅子になっていて、長居するようには出来ていない。しかし、居心地が悪い筈のこの椅子に、今日はなんと2時間あまりも落ち着いてしまうことになった。

 まずはレモンサワー(300円)を3つもらい乾杯をする。この店はオムレツやハムエッグスなど卵料理が有名であるが、その中から、しらすオムレツ(550円)を選び、まぐろぶつ(550円)をとる。

 そこから3人共ずいぶん呑んだ。会話はRAM元帥のリードでまじめな話題、仕事に関わるシビアな話で終始した。しかし、有意義な一時ではあった。
 ASIMO君はレモンサワーダブル(520円)を繰り返し飲んでいた。RAM元帥と私は途中からウイスキーオールド(380円)の水割りをいただいた。ウインナー(400円)、トマト(300円)、味たまメンマ(300円)、煮込み(400円)、焼肉キムチ炒め(550円)、塩から(280円)などのつまみを食べた。
 
 店内では、白衣を着て三角巾を頭につけた女性たちが一生懸命働いている。その姿は、私が子供の頃、川崎駅西口で店を開いていた頃の母の姿と重なる。酔いも手伝って、時が40年前に戻ってしまったような懐かしさがこみ上げた。

 いつの間にか閉店時間をかなり過ぎていた。2時間ほどの滞在時間。「大山酒場」は、つまみも酒も、どれも単価は安い。しかし、3人で9000円を越えるお勘定となってしまった。ずいぶん飲んだものである。
 あの木製丸椅子よりも私の尻は遙かに面積がある。長居の為に尻に残った痛みは、翌日もしばらく続いた。次回は、一度も上がったことのない2階席に行ってみたいと思う。懐かしい「昭和の酒場」であった。

大井町 「大山酒場」
住 所 品川区東大井5-2-13 電話03-3474-4749
定休日 土曜・日曜・祝日 営業時間17:00~22:30

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

武蔵溝ノ口「ひさもと」「十字屋」

居酒屋探偵DAITENの生活 第18回 2007年4月13日(金)    【地域別】  【時間順】




武蔵溝ノ口「ひさもと」「十字屋」


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溝の口リングワンダリング

 リングワンダリングとは何か?
ウィキペディアフリー百科事典を読んでみると、「リングワンダリング(ring wandering 英)、或いはリングワンデルング(ring wanderung 独)、輪形彷徨(りんけいほうこう)、環形彷徨(かんけいほうこう)とは、人が方向感覚を失い、無意識の内に円を描くように同一地点を彷徨い歩く事を言う。」と書かれている。

 今日のOZAKI先生と私はまるでリングワンダリングのような状態であった。
 OZAKI先生と待ち合わせたのは東急田園都市線の溝の口駅であった。改札が複数あるので「一番大きい改札」で待ち合わせることにした。携帯電話を全員が持っているという状態に慣れすぎれてる現代人は、きちんと待ち合わせ場所を指定しない傾向にある。現地で携帯電話でやりとりをして、なんとなく会えてしまうからである。
 この日の我々もそうであった。

 東急田園都市線の溝の口駅には「正面口」「南口」の二つの改札がある。待ち合わせ時間は8時40分であったが、8時20分に正面口についてしまった。そこで、駅周辺を調査することにした。正面口改札を出て右斜め方向に行くと、西口へ降りる階段がある。階段を降りると、南武線を渡って南口方面へ行ける歩道橋が目の前にある。歩道橋の下に取り付けられた「お買い物は西口商店街へ」という看板の下をくぐり、線路沿いにある懐かしい昭和の雰囲気が残る「西口商店街」に足を踏み入れた。そこに有名な立ちのみ店が2軒ある。

 商店街に入ってすぐ右手に、CSやBSデジタルで放送されている「吉田類の酒場放浪記」でも紹介された「かとりや」があり、その先の分岐を左に行くと、「いろは」がある。2つの店の間は10メートルほどしか離れていない。両店とも店内に十数名分の席はあるが、客のほとんどが店の外で立って飲んでいる。西口商店街は50メートルほどの商店街全体に屋根があるので、雨を気にせずに立って飲むことが出来るのである。

 焼き台を囲むように立つ客の数は、店の収容人数の数倍であろうか。「いろは」などは隣の空き店舗にも仮設のテーブルを並べ、そこにも客が立っており、本来の店内に座っている客の7、8倍の客がいただろうか。商店街全体が大きな立ちのみ屋で、飲み物とつまみを受け取る受付が2カ所あるような状態とでも言おうか。客の総数は2店合わせて50名程だろうか。常連客に違いないこの集団の中に入ってゆくのは、ちょっと気後れがする。驚いたのは女性客の多さだった。手にハンドバッグや買い物袋を持ったまま、グラスを片手に飲んでいる女性たちもいた。

 人と人の間を抜け、商店街を出ると、JR南武線の踏切を渡って、少し歩く。百メートルほど先の交差点の向こう角に、今日の目的地「ひさもと」の赤ちょうちんが見えた。店の前まで行って中の様子を見る。10名ほどが座れるカウンターはほぼ満席。入口の焼き台の前に数名が立てる立ちのみカウンターがあり、二人ほど飲んでいる人がいた。

 それから、東急田園都市線の溝の口駅南口に至る道を歩く。そこから、さきほどの西口へ行ける歩道橋に至る路地に入る。その路地には、店の外に二人掛けのテーブルが5つ程あるもつ鍋店が右側にあり、左側には、店の外壁に取り付けられたカウンターに向かって飲んでいる人たちがいる。両店とも繁盛している。
 「かとりや」「いろは」を含め、この溝の口という街では、外で飲むことがひとつのスタイルとなっているようである。

 狭い路地を抜け、さきほどのJR南武線の踏切を渡って、「西口商店街」を通り、元の正面口改札に戻る。しばらく待っていると、OZAKI先生から携帯電話が入った。
 「あの、南口にいるんですけど、今どこですか?」と先生。
 「こちらは、正面口って大きい改札口にいるよ」
 「では、そっちに行きます。」電話はすぐに切れた。

 しばらくして再び電話が入った。
 「あの、駅構内を通って正面口に行こうと思ったんですけど、駄目なんで、外側から行きます。」
 「それじゃ、西口商店街という古い商店街に来てくれ。南武線の線路沿いだからすぐに解ると思うよ。」
 私は、すぐに西口商店街に行き、「かとりや」の近くの線路沿いに佇んでいた。
 なかなか先生は来ない、10分ほどして携帯が鳴った。
 「あの、今、南口から歩道橋を渡って来たんですけど、正面口が見あたらなくて・・・」

 それから、OZAKI先生が西口商店街にやってきたのは、最初の電話から20分後であった。目的の店、「ひさもと」に向かう途中、「かとりや」「いろは」の前を通りながら、先生が言った。
 「あっ、ここさっき通りました。」

 よく聞いてみると、先生の経路がやっと解った。OZAKI先生は、一度、駅構内を通って南口から正面口に来ようと改札に戻ったという。しかし、改札には「午後8時以降は無人となります」と書かれていたのだ。仕方なく、南口から南武線の上を渡る歩道を渡り、西口前に降りて、立っている私の背後を通り、西口商店街を抜けて、踏切を渡らず右に曲がり、東急田園都市線の下をくぐって、ちょうど溝の口駅全体をグルっと一周して、東側から正面口を発見。西口商店街に戻ってきたことになる。まさに、溝の口リングワンダリングであった。

カウンターとベンチのモツ焼き屋「ひさもと」

 気を取り直して、さきほど私が一人で通った経路をたどって、「ひさもと」に向かった。
 十字路に赤い提灯が見えた。入口の立ちのみ部分のお客さんはもう誰もいなかった。
店に入ると、女性が二人で迎えてくれた。L字型のカウンターがあり、カウンターの前には木製のベンチが置かれ、客はそのベンチをまたいで座るようになっている。
 お客さんたちが左右に動いてくれ、私たち二人の席が確保された。
 まずは、ホッピー(400円)を2つ頼む。氷を入れないでくれるように言うと、氷は最初から入っていないという。やってきたホッピーには小さなレモンが一片入っている。これは、以前に入った川崎駅西口の「味よし」と同じスタイルである。

 ホッピーが来て、まずは焼き物を頼もうとする。
 私が「鳥精肉とカシラ(各100円)を2本ずつ」と言い、店の女性に勧められるままに、合鴨つくね(150円)2本も頼んだ。
 「先生は?」と聞くと。
 「合鴨つくね1本と、レバー1本と鳥皮1本と・・・」
 お店のお姉さんが困った顔をしている。鳥皮はメニューに無い。さらに、「合鴨は結局何本ですか?」と言う。
 先生は私が頼んだ内容をまったく聞いておらず、自分の分だけを頼んでいるのである。店の人にとっては、一人づつ頼まれても困るのである。
 もう一度、話を整理して、店のお姉さんに理解してもらい、ホッピーで乾杯。

「実は、腰を痛めててね。あんまり飲まない方がいいんだけど」と私。
「それはよくないですね。どうしたんですか?」と先生。
「この間、みんなで飲み会(研修会)の時、ホッピーを飲んだでしょ、その後に、ホッピーの瓶を持ち上げて運ぶ時、ギクッてやっちゃったらしいんだよ」と私。
「でも・・・ホッピーの瓶て、そんなに重くないですよね」と真顔で言う先生。
 ホッピー1本片手で持って腰を痛める奴はいない。私は両手でホッピーのケースを持ち上げるジェスチャーをしながら「ホッピーの瓶」と言ったつもりだったのだが、先生は見ていなかったようである。思わず笑ってしまう。
「だってホッピーの瓶て言ったじゃないですか・・・」と、言い訳する先生。今日も楽しい。

 シシトウ(90円)、合鴨つくね(150円)、トマトバラ肉巻(150円)。焼き物以外では、ワケギの酢味噌和え(300円)、竹の子とフキ煮(300円)を追加する。
 「以前にトマトバラ肉巻を食べたことがありますよね」と先生。
 「武蔵小杉の文福でしょ」と私。
 合鴨のつくねがうまかった。2本追加注文する。
 今日はOZAKI先生は珍しくよく食べた。
 今日の閉店時間は午後10時らしい。
1時間ほどの滞在で二人で3850円であった。

人気居酒屋 酒蔵「十字屋」

 再び西口商店街に入ると、「いろは」「かとりや」の間の分岐を左に曲がる。
 新しく出来たばかりと思える安い居酒屋を発見。しかし、どうもセンスが違う。すると、すぐ隣に「十字屋」という看板を発見した。
 居酒屋「酒蔵十字屋」に入ると、左側に15人ほど座れるカウンターがあり、右側にはテーブル席が15個、席数で50席ほどあるであろうか、さらに奥の方には30人ほど座れる座敷が広がっていた。テーブル席に空き席を1つ発見。我々が座ってから続々とお客さんがやってくる。人数の多いグループは断られていた。人気店である。

 私は、ここでもホッピー(420円)を頼み、OZAKI先生は紫蘇焼酎お湯割り(390円)を頼む。つまみは、おまかせ刺身盛り合わせ(700円)、めかぶ酢(300円)、春野菜の天ぷら(520円)をお願いする。
 やがて、刺身盛り合わせがやってきた。マグロ、イカ、白身魚など6点盛りでそれぞれ数切れずつのっており、すごいボリュームであった。これで700円は安い。
 これからは川崎市を探索しようと、OZAKI先生と衆議一決した。
 RAM元帥から聞いた川崎駅近くの超激安モツ焼き店の情報、京急大師線の終点である小島新田駅近くの刺身の安い居酒屋など、すでに情報が入っている。

 最後に、日本酒を呑もうということになり、上ししゃも(680円)と土佐鶴(450円)を2杯頼んだ。
 二人で約1時間15分ほどの滞在。お会計は4600円だった。

 外は春の嵐の模様、強風が吹いていた。OZAKI先生はタクシーで帰るという。私は武蔵溝ノ口から南武線に乗った。ホームを風が吹き抜けてゆく。


武蔵溝ノ口 ひさもと
川崎市高津区下作延308
定休日 日曜、第2第3土曜 営業時間 17:00~21:30

武蔵溝ノ口 酒蔵 十字屋
川崎市高津区溝口2-6-13
電話 044-822-5586
定休日 日曜祝日 営業時間 16:00~24:00

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「居酒屋探偵事務所」第1回研修会

居酒屋探偵DAITENの生活  第17回 2007年4月6日(金)   【地域別】  【時間順】



「居酒屋探偵事務所」第1回研修会



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 本日は「居酒屋探偵事務所」の研修会である。しかし、研修会とは名ばかりの飲み会。
 まずは、DAITEN、ASIMO君、SAKURA、創間元哉、可久鼓桃の6名が集合。後からOZAKI先生も参加する予定である。

 この日の為に、ホッピービバレッジより取り寄せた「ホッピー専用ジョッキ&タンブラー」のセットを冷凍庫より取り出し、「いいちこ」でホッピーをつくり、ビールとホッピーで乾杯。(下の写真はホッピータンブラー2個、ホッピージョッキ2個、黒ホッピー、白ホッピー)

IMGP1208.jpg


さらに、ASIMO君が持ってきてくれた芋焼酎「黒伊佐錦」と私の用意した芋焼酎「さつま黒若潮」を飲む。(写真 左よりトルコの地酒RAKI、若潮酒造協業組合「さつま黒若潮」、大口酒造協業組合「黒伊佐錦」、小牧醸造株式会社「黒一刻」 焼酎はすべて鹿児島産)

IMGP1204.jpg


 8時過ぎになって、OZAKI先生が赤ワインと芋焼酎「黒一刻」を持って登場。これで参加者7名が揃った。何ひとつ相談もしないのに3人がバラバラに用意した酒が黒麹の芋焼酎なのも面白い。ここで、創間君のトルコ旅行のおみあげ、トルコの酒「ラク」を飲む。「ラク=RAKI」はトルコの庶民のお酒で、アニス(ういきょう)入りの独特な香りのする蒸留酒。「ライオンのミルク」と呼ばれ、水を加えると乳白色に変わることからこの名前が付けられたという。

 OZAKI先生は、外国旅行が好きで、仕事に区切りがつくとすぐに外国に行ってしまい、連絡がとれなくなることがある。彼は、特に東欧圏や旧ソビエト連邦の共和国が好きで、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、カザフスタンといった国の話が出る。我々は勝手にこれらの国々を「スタン系」と呼んで話のにしている。OZAKI先生は、以前にトルコのイスタンブールにも行ったことがあるそうで、新婚旅行でトルコに行ってきたばかりの創間君と、トルコ話で盛り上がっていた。

 吉田類さんのBS-Iの番組「吉田類の酒場放浪記」を録画したDAD-RAMを見る。
 まずは、世田谷線世田谷駅「酒の高橋」。DAITEN、ASIMO君、OZAKI先生はこの店に行ったことがある。3人ともお気に入りの店である。「勉強王」と書かれた謎の赤ちょうちんが映る。テレビカメラが入ったせいか、登場する女将さんの義妹ケイちゃんのお化粧がいつもより濃く、素敵な服を着ているのがかわいかった。「酒の高橋」は常連に愛されている本当によい店である。

 次に、渋谷「富士屋本店」。DAITENとASIMO君はこの店に行ったことがある。常連である俳優大滝秀治さんの色紙が飾ってある。吉田類さんが富士屋本店の大カウンターを一周する様子が凄い。ここのカウンターは東京の立ちのみ店としては最長に違いない。同店のビルの一階部分にある「富士屋本店ワインバー」もいい。この2店は渋谷の貴重な立ちのみ店である。

 さらに、学芸大学の「浅野屋」。私がこの店を紹介してから、咲良舎の公演の際、役者たちが学芸大学駅近くでの稽古帰りにこの「浅野屋」に寄ることが多くなった。しかし、「浅野屋」のホッピーはセットで頼むと、氷が入った状態ではあるが、ジョッキの上から3センチまで焼酎が入ってくる。これを繰り返しまともに飲んでしまうとかなり酔う。「ホッピー恐るべし」である。因みに、私は、ビールグラスをもらい焼酎を待避させ、ホッピーそのもの(外)を追加しながら、薄めにして飲んでいる。

 最後が板橋の「明星」である。この店は凄い、何が凄いといって、常連客が凄いのである。コの字カウンターに一杯の客。一杯なのにどんどん客が入ってくる。まったく身動きがとれないほどに座り、毒舌をとばしながら楽しく飲む。さすがの吉田類さんもたじたじである。そして、クライマックスは、常連客の女性の一人がカウンターを乗り越えるシーンである。どこへ行くかというと店の奥のトイレに行くのである。
 今回見た4本の中では、唯一行ったことのない店である。行ってみたい。しかし、この常連の皆さんを前に、どのように振る舞えば良いか。ちょっと考えてしまう。

 楽しい時はあっと言う間に過ぎてしまった。全員がよくしゃべり、よく笑った。何しろ居酒屋さんではなく自宅なので、大声で笑っても誰にも迷惑をかけない。本当に楽しい一時であった。

 この飲み会については、創間元哉君のブログにも書かれています。

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メソード演技・7日間集中ワークショップ開催!

各種演劇情報 vol.02

※すでに募集は終了しております。

メソード演技・7日間集中ワークショップ

「メソード演技・7日間集中ワークショップ」が開催されます。実施日は2007年4月29日(日)・30日(月)・5月2日(水)~5月6日(日)の7日間。今回は入門編2日、基礎編2日、応用編3日から選択して受講できます。なお、7日間全日受講した場合特別割引価格となります。興味のある方はぜひこちらをクリック!


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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新岳大典作小説リンク
ブクログのパブー発表中の「居酒屋短編小説シリーズ」
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