学芸大学「浅野屋」

居酒屋探偵DAITENの生活 第35回  2007年8月24日(金)    【地域別】  【時間順】




学芸大学 大衆酒蔵「浅野屋」

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 以前書いた通り、中目黒から都立大学の間には、いつも稽古に使っている公共施設が多い、そして、同時に居酒屋としてレベルの高い店も多いのである。
 今日も、SAKURAと創間元哉と三名で、稽古の後「打ち合わせ」である。今、創間君はS.A.Pの中でちょうど生徒会長のような立場になっている。校長先生と事務長と生徒会長が呑んでいるという状態だろうか。しかし、S.A.Pは高校ではない、ましてや20代から50代まで幅広いメンバーが在籍している大人の集団である、ゆえにまったく問題はない。

 今日の目的の店、浅野屋の場所は、東急東横線の高架線の脇である。改札を出て右方向に行き、すぐに高架線沿いを都立大学方面にどんどん歩いてゆく。数えて3本目の道を左に曲がって、すぐ右に、店の入口の上に赤い派手な看板を掲げている店がある。真っ白な暖簾に「浅野屋」と書かれている。「真っ赤などぎつい電飾看板」ではあるが、実は昭和41年に開店、創業40年以上の老舗大衆居酒屋である。

 派手な看板をくぐり中に入ると、目の前に所謂「コの字カウンター」がある。20人ほどが座れるだろうか。そこは、一人客の常連さんたちが呑む場所である。店内もまた明るい照明に照らされている。最近の照明を変に落としたチェーン居酒屋とちがって実に健康的でよい。
 入って左手に、カウンター席と木の格子で区切られたスペースがあり、そこに4人のテーブル席が7個ほどある。我々三人は自動的にそちらへ向かうのである。一度一人で来て、常連席に座りたいと思うが、稽古帰りばかりで大人数の為、実現できずにいる。

 さて、まずはのどの渇きを癒すために、瓶ビール大(510円)を頼む。残念ながらアサヒスーパードライであるが一杯ならばやはり喉は喜ぶ。私はグラス一杯だけにして、すぐにホッピーセット(400円)を氷なしで頼む。出てきたホッピーのジョッキの中の焼酎を自分のビールグラスに移すと、ちょうどすり切り一杯になった。ここのホッピーセットは、咲良舎関係の役者たちの間でも「恐ろしい」と一時評判になった。役者たちだけでここに来ることが多かった頃、このホッピーを何杯も何杯も呑んで、全員が二日酔いになったそうである。コップ一杯の濃い焼酎をホッピーの味とたくさんの氷が薄めてくれ、口当たりがよい。ビールと同じつもりで飲めば痛い目を見るのである。やはり、ホッピーの飲み方は「ホッピー原理主義」に限るのである。

 鳥皮ぽん酢合え(480円)、ゴボウチップス(400円)を頼む。
2杯目は、創間君がホッピーセット(400円)、SAKURAが芋焼酎お湯割り(280円)、私は、1杯目でビールグラスにとっておいた焼酎をジョッキに入れ、ホッピー外を追加してのんだ。

ポテトサラダ(380円)、牛もつ煮込み(450円)をいただき、3杯目は梅酒(300円)、レモンサワー(300円)となる。

 丸干二匹(400円)を頼もうとした。すると、我々が三人であることを気遣って女将さんが「三匹焼きましょうか」と言ってくれる。三匹で600円になる計算である。この丸干しが実にうまかった。本当は日本酒に移行してしまうところだが店に入った時間が午後10時であり、丸干を食べた時点で午後11時を廻っていたので日本酒は断念する。最後に厚焼き玉子(400円)を頼んでシメとした。

 トイレに立つと、男子用の小便器の上に、定番のあの文章が掲げてあった。
「急ぐとも心静かに手をそえて外に漏らすな松茸の露」。
思わず笑ってしまう。そして、何か懐かしい気持ちにさせられる一言である。

 気づけば、カウンターの常連さんたちもほとんど帰ってしまい、時間は午前0時を過ぎてしまった。急いで会計をお願いして外にでる。2時間の滞在で5800円であった。


学芸大学 大衆酒蔵浅野屋
東京都目黒区碑文谷6-1-21
電話03-3715-6904
日曜祝日休
営業時間 16:30~24:00
ホッピー有


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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赤羽「まるます家」~池袋「ふくろ」

居酒屋探偵DAITENの生活  第34回  2007年8月18日(土) 【地域別】  【時間順】



赤羽「まるます家」~池袋「ふくろ」


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赤羽「まるます家」

 連日35度以上の猛暑日が続くこの夏、久しぶりに暑さが一時的に弱まった土曜日の午後、私とASIMO君は、相談の上、昼酒と決め込んだ。
 山手線池袋から田端を底辺として、埼京線の池袋から赤羽を左辺、京浜東北線の田端から赤羽を右辺とする三角形、東京城北地区の「居酒屋ゴールデントライアングル」へ再びの来訪である。

 前回は、王子で山田屋酒場に行き、そこから東十条に移動、東十条から十条まで歩いて、和田屋斉藤酒場の2軒を探訪した。今回は赤羽、十条、池袋の3カ所を訪問する予定だったが、私が午後6時から渋谷で用事がある為、前回訪問した十条は断念することにした。

 埼京線に乗って赤羽駅についたのは午後2時頃であった。赤羽駅東口側に出て、駅から1分の場所にある立ち飲み「いこい」を目指す。最初に目に入ったのは、「キャバレー太郎」こと福富太郎氏が経営するキャバレー「ハリウッド」である。すでに故人ではあるが、私の友人の父親がハリウッドの重役をしていたことがあるので、なんとなく馴染みがある。ハリウッドの斜め前に、有名な立ち飲み店「いこい」はあった。ところが、朝7時からやっている筈なのに、シャッターが閉まっている。前まで行くと、夏休みの告知が貼ってある。残念な気持ちで、次の店へと向かった。

 駅前に向い、道を渡って、駅前から見て北東方面に広がる「赤羽一番街商店会」に入ってゆく。左にカーブしている道を50メートルほど進むと左側の角地に今日の目的地「まるやす家」の提灯が見えてきた。

 中をのぞくと、コの字が二つ連なっている大カウンターがある。右側の端に4席空いているのを発見。二人であることを伝えて座る。ここで、ついつい左右に席を空けて座ってしまう。すると、「詰めて座ってくださーい」と言われる。こういう混んでいる店では当然のことである。

 まず、頼んだのはチューハイである。「チューハイ二つ」と言うと、「徳用にしますか?」と聞かれる。私たちの左隣の人の前に、それらしき物が置かれている。これだと思い、「お願いします」と答えた。短冊には「チューハイ徳用(950円)」と書かれている。1リットル入りの「ハイリキ」の徳用瓶である。ドンと置かれる徳用瓶のハイリキと、氷の入ったジョッキ二つ。ジョッキで4杯から5杯は飲める量である。本当に徳用である。
 チューハイで乾杯をする。思ったよりも甘さがなくて飲みやすい。
つまみは、「鯉のあらい(400円)」と、牛すじ煮込み(450円)を頼んだ。

 やがてやってきた煮込みを食べると、「この煮込みうまいですね」とASIMO君。同感である。煮込みを食べているうちに、ビールが飲みたくなってしまった。
「珍しいですね」とASIMO君に言われる。
サッポロラガービール大瓶(500円)を頼んだ。いわゆる「赤星」である。スーパードライなら飲まない。「赤星」だから飲むのである。
 次に頼んだつまみは、「うなぎのバラ身ポン酢和え(350円)」と「里いも唐揚げ(350円)」である。
 
 この店では、二つのコの字カウンターの中に一人づつ女性が居て、我々から聞いた注文を大声で伝える。すると、それを聞いた二つのコの字カウンターの真ん中の部分に立っている女将さんらしき人が再び甲高い声で復唱するのである。そして、目の前の板の上の釘にプラスチックのプレートをさしてゆくのである。これで、伝票なしで勘定が出来るのである。
 この作業が停滞した時、「ちょいまち~」と女将さんが歌うように言った。すると、お姉さんが「まってるわよ~」と歌うように答える。楽しいやりとりである。

 「うなぎのバラ身ポン酢和え(350円)」がやってくる。これがうまい。
さらに、「里いも唐揚げ」が来た。お姉さんが「おいもちゃんおまたせ~」と歌うように言った。この「里いも唐揚げ」がまたうまいのである。酒飲みはこういう単純でうまいものが食べたいのである。

 午後3時に勘定をお願いする。50分ほどの滞在で二人で3000円ぴったりであった。


 「まるます家」を出た後、すぐそばのおでんの「丸健水産」をのぞいた後、「OK横町」に入り、昼間からやっている何軒もの居酒屋をのぞく。「吉田類の酒場放浪記」でも紹介された鰻の「川栄」も発見した。まさに、「昼酒天国赤羽スタイル」である。


 池袋「ふくろ」

 赤羽駅から埼京線に乗り込み、池袋を目指す。途中で、名居酒屋が建ち並ぶ街「十条」に降りたい気持ちをぐっと抑える。時間がないのである。
 池袋についたのは午後3時30分であった。メトロポリタンプラザ側に出て、エスカレーターで地上へ。池袋西口公園前に出る。公園のすぐ前の路地に入るとそこに三階建ての「ふくろ」のビルがある。ビルの1階と2階がカウンター席、3階はテーブル席と座敷になっている。前回は3階の座敷だったが、今回は常連が座る1階のカウンター席を狙いを定めて入った。

 中に入ると、目の前に30人ほどが座れる大カウンターが広がっていた。説明しにくいのであるが、全体が大きなLの字になっていて、Lの字の上の方はコの字になっている。Lの時の下辺に店の入口があり、L字の上の部分にも、もう一つ入口がある。
 すでにたくさんの人たちが飲んでいた。L字の上の方、左側に空席があり、そこに座る。

 やはり、ホッピーである。焼酎の入った緑色のガラス徳利の1合ビン、氷の入ったサワーグラス、ホッピーの瓶、マドラー付の氷入れの4種が出てくる。焼酎が190円。ホッピー瓶190円、併せて380円である。これは、自分のペースでホッピーを呑める、最高の組み合わせである。ASIMO君も「これはいいですね」と感心していた。
 コースター代わりに「おしぼり」をグラスの下に1枚づつ敷いてくれ、これがテーブルが濡れるのを防いでいる。実に合理的である。

 私は、サワーグラスに入った氷を氷入れに戻し、ホッピー原理主義的に一杯いただく。

次の予定がある為、ここで残りの焼酎はASIMO君に提供してしまい、自分はホッピーのみの追加、「ハイレモン(160円)」と呼ばれるアルコールの入っていないサワー類の瓶を飲むことにした。

 つまみは、「タン塩焼き(400円)」、「刺身盛り合わせ(800円)」を頼んだ。刺身はマグロ、イカ、タコ、カンパチの4種であった。さらに、小柱かき揚げ(350円)、ウインナ(350円)なども頼んだ。

 途中、私たちの斜め左前に座っていた御老人が店の女性に何か言っている。よく聞いてみると、壁の時計が15分すすんでいることにクレームをつけているのであった。

 午後5時30分までに渋谷に行かなければならなかったので、このクレームは、私にも関係のある話であった。我々も15分すすんだ状態を信じて時間配分をしていたのである。

 言われた女性も「お店の時計なので~」と曖昧に答えている。きっと、意図的に15分すすめてあるのである。周囲を見まわすと、店内で問題を起こさないようにという内容の長い文章が何カ所にも貼ってある。池袋という地域で朝からやっている居酒屋である。色々と問題も起こるのだろうなあと改めて思い知った。

 「私はバスで帰る都合があるので、時計を本来の時間にしていただきたいだけなのです」と、老人は丁寧な言葉のまま怒っている。しかし、店側が直す様子もないことに痺れを切らしてか、勘定を済ませて出て行ってしまった。千円ほど払って、杖をつきながらフラフラと店を出て行く後ろ姿に「孤独」がまとわりついていた。

 「ふくろ」の2階席も1階と同じような大カウンターがある。我々がいる間も、1階に空き席があるのに、迷わず2階に上がってゆく一人客が何人もいた。きっと、1階と2階とでは、カウンター席にも雰囲気の違いが微妙にあるのかもしれない。次回は2階席に行ってみたいと思う。
 居酒屋にはドラマがある。ASIMO君も「ふくろ」が気に入ったようであった。また、「ふくろ」には、池袋東口にも支店がある。そちらにも行ってみたいものだと話し合った。

 午後4時50分、外にでる。1時間10分ほどの滞在、二人で3570円であった。


赤羽 まるます家
東京都北区赤羽1-17-7
03-3901-1405
定休日 月曜
営業時間 09:00~21:30


池袋 ふくろ
東京都豊島区西池袋1-14-2
電話03-3986-2968
年中無休
営業時間 平日07:00~24:00(2、3階16:00~24:00)日曜祝日07:00~23:00)
JR「池袋駅」西口徒歩1分
ホッピー有

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テーマ : 居酒屋
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中目黒 串揚げ「串八」

居酒屋探偵DAITENの生活  第33回 【地域別】  【時間順】


中目黒 串揚げ「串八」


紹介する居酒屋の基準

 毎週金曜日夜と日曜日の午後に、咲良舎アクティングプレイス「MIプロジェクト」の稽古が続いている。今日もその稽古であった。これだけ細かい稽古も今までにはない。参加者にとっても指導するSAKURAにとっても実に有意義な時間であると思う。
 本日の稽古場は中目黒であった。実は2日前の金曜日も同じ中目黒の稽古場であり、帰りにメンバーの創間元哉とSAKURAと3人で飲むことになった。その店は、以前にも入ったことのある店で、決して悪い店ではない。しかし、問題点が一部にあり、この「居酒屋探偵DAITENの生活」で紹介するまでもないというだけである。居酒屋探偵DAITENは、ホッピー原理主義者であり、大規模チェーン居酒屋を好まない、居酒屋でのマナーにうるさい等、頑な傾向があると思われがちであるが、必ずしもそうではない。
 ただ単に「居酒屋ファン」の皆さんに、質のよくない情報を提供したくないだけである。私の基準は簡単である。「比較的質の良い食材を提供してくれ、ごく普通の皆さんが気軽に寄ることが出来る雰囲気であり、価格の安い店であること」それだけである。
 そんな店をまた一軒中目黒で見つけてしまった。

中目黒 串揚げ「串八」

 SAKURAと入ったその店は、中目黒駅改札を出て左側、線路沿いを祐天寺方面に少し戻った所にある。
 店の外観は一面ガラスである。左右にガラスの扉が2枚、中央も一枚ガラスである。そのガラスにはたくさんの短冊が貼られている。以前から一度入ってみたいと思っていた店である。串揚げ「串八」。以前に紹介した、作家・戯曲家の井上ひさし氏の弟さんが経営する居酒屋「ごっつぁん」の二軒隣である。

 この店は瓶ビールの種類が珍しいことに5種類もある。エビスビール大瓶が500円、他にサッポロ黒ラベル大瓶、アサヒスーパードライ大瓶、キリンラガー大瓶、キリン一番搾り大瓶がすべて450円である。瓶ビールを頼むと、「店の都合で選ばれた瓶ビール」があてがわれるのが常である。特にSAKURAと私は、スーパードライが瓶ビールであるというだけでその店に入らない場合も多い。極端なアンチスーパードライ派である。それが、5種類から瓶ビールを選ぶことができる。そんな店は本当に珍しい。この1点だけでこの店を気に入ってしまった。我々はエビスビール大瓶(500円)を選んだ。店の若い女性がお酌をしてくれた。1杯目だけお酌をしてくれるというのは、男性の一人客にとってうれしいことに違いない。男の愚かさと言うなかれ、繰り返されるささやかな気づかいに人は心動かされるのである。今日のエビスは本当にうまかった。
 (2008.9追記 仕入れ価格の高騰により、瓶ビールはそれぞれ50円ずつ値上。)

 つまみは、ホッケ焼(500円)、平政刺身(400円)、串揚げ5本セット(580円)を頼んだ。
 この店には「晩酌セット」というサービス商品がある。中身は、生ビール、酒、サワー、ウーロンハイ、ウイスキーの中から3杯を飲み、料理が3品付くというものである。それで1,280円である。晩酌セットは数多くあるが酒類3杯というのは珍しい。次回試してみたいと思う。
 (2008.9追記 晩酌セットは1,340円に値上。)

 最初に平政の刺身がやってきた。新鮮な切り身が5切れで400円である。身がプリブリとして400円とは思えぬ質である。次にやってきたのが串揚げ5本セット、玉ネギ、さつまいも、鶏モモ肉、アジ、アスパラ肉巻の5本で580円である。両方とも安くてうまい。

 二杯目に選んだ酒は、升酒(400円)である。銘柄は吉乃川、飲みやすい酒である。
 最後にやってきたホッケ焼きもうまかった。油がのっていて、追加した生レモンサワー(400円)にもよくあった。

 日曜日の午後5時の店内は、男性客でいっぱいであった。一人客も多い、常連らしき同志が会話をし、離れた席にいる客同士が帰り際には声をかけあって帰ってゆく。店の女将さんや若い女性がきちんと客の相手をしている。ちゃんとした人と人のコミュニケーションがある。
 私の大好きなオランダ人俳優ルトガー・ハウアーが主演した、エルマンノ・オルミ監督の『聖なる酔っぱらいの伝説The Legend of the Holy Drinker 』(1988年)という映画がある。
 「ルトガ・ハウアー演ずる主人公アンドレアスはセーヌ河畔に寝泊りするホームレス。ある日、老紳士から200フランを渡される。そんな大金はとても返せないと辞退するが、紳士は「返せる時が来たら聖テレーズ像のある教会に返してくれ」と言い残して去っていってしまう。この時からアンドレアスには次々と幸運が舞い込んでくるのだが・・・」という物語である。
 人生に疲れきった主人公がパリの酒場で独りきりで飲み続けるシーンが実に悲しい。閉店まで飲み続ける主人公に店の人間たちは冷たい。同じ酒を呑むにしても、日本の居酒屋だったら、アンドレアスはどれだけ救われたのではないかと思ってしまう。肉、魚、野菜とバランスの良い健康的なつまみが日本の居酒屋にはある。そして、ゆるやかなコミュニティが存在する。
 日本の居酒屋は日本が誇るべき「飲食形態」であると思う。

 1時間30分の滞在で二人で2920円。


中目黒 串揚げ「串八」
住所 東京都目黒区上目黒3-7-5 三起ビル1F
電話 03-3710-7832
定休日 無休・但し12月31日~1月3日迄は休み
営業時間 16:00~24:00(L.O.23:30)
交通 東急東横線・営団地下鉄日比谷線中目黒駅下車徒歩1分。

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居酒屋探偵DAITENの生活/地域別一覧表作成

居酒屋探偵DAITENの生活 2007年8月8日  【地域別】  【時間順】



「居酒屋探偵DAITENの生活」地域別一覧表作成

「居酒屋探偵DAITENの生活」で紹介した店の数が2007年8月8日現在50軒を越えました。これを期に「地域別一覧表」を作成しました。左記のDAITENのプロフィールからクリック一つで常時ご覧になれます。

一覧表は、東京城北地区/東京城東地区/東京城西地区・新宿代々木/東京城西地区・世田谷区/東京城南地区・恵比寿/東京城南地区・品川・大崎・大井町・立会川/東京城南地区・東急池上線/東京城南地区・東急目黒線沿線/東京城南地区・東急東横線沿線/川崎市内/横浜市内の11の地区に別れています。

「地域別一覧表」をご覧になるにはこちらをクリック!

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舞台芸術の世界

各種演劇情報 vol.04

舞台芸術の世界

ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン

場所 東京都庭園美術館
期間 2007年7月26日(木)~9月17日(月・祝)
開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
8月25日(土)~9月1日(土)は午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)
休館日 第2・第4水曜日(8月8日、8月22日、9月12日)

 20世紀初頭、ロシアの新進気鋭の美術家、音楽家、舞踊家が、カリスマ的な芸術プロデューサー、セルジュ・ディアギレフのもとに結集します。ディアギレフ率いるロシアバレエ団(バレエ・リュス)は、革新的な絵画やデザイン、音楽や舞踏などが相互に影響を及ぼし、総合芸術としてヨーロッパを席巻しました。ディアギレフのバレエ・リュスは1929年の彼の死をもって解散しますが、その斬新な舞台は、同時代の舞台芸術の世界をはじめ、アール・デコ様式の源泉のひとつとなるなど、他の分野にも多大な影響を与えます。

 本展では、ディアギレフのバレエ・リュスをはじめ、20世紀初頭から1945年までのロシアのバレエ、オペラ、演劇など舞台芸術の世界を、ニューヨーク、パリ、ロンドン、サンクトペテルブルク、そして日本国内から集められた約190点の作品と資料を通して紹介するものです。舞台や衣装のデザイン画はじめ、実際に使用された舞台衣装、ポスター、上演プログラム、写真そして再現映像などバリエーションに富んだ構成により、立体的に演出します。
(告知チラシより引用)

東京都庭園美術館
http://www.teien-art-museum.ne.jp/

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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

小石川「遠州屋」「えんまや」

居酒屋探偵DAITENの生活  第32回  2007年8月1日(水) 【地域別】  【時間順】


小石川「遠州屋」「えんまや」


小石川 源覚寺〈こんにゃくえんま様〉

 8月1日、ASIMO君と一緒に、まったく初めての地域で呑むことになった。

 水道橋でのちょっとした「用事」を済ませた我々は、東京ドーム脇を抜けて、そのまま地下鉄丸の内線の後楽園駅方面へ向かう歩道橋を渡り、後楽園駅の階段を下りて北上する。それは白山通りの西側の通りで、春日通りと交差した後、やがて北西方向へとカーブしてゆき、小石川植物園近くに出て、JR大塚駅に至る道である。しばらく歩くと「こんにゃくえんま前」というT字交差点に出た。まっすぐ行けば大塚駅方面、右に曲がればすぐに白山通りである。交差点の左には源覚寺というお寺への参道がある。この源覚寺は、「こんにゃくえんま」として知られている。今日の目的の店は、二軒共に、この交差点の近くにある。

 二軒の店が共に入っている「えんま商盛会」という商店会のホームページに「こんにゃくえんま」の由来が書かれているので、引用させていただく。
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 文京区が「文化財」として特に指定しているこの源覚寺の「閻魔木造坐像」は鎌倉期の作と伝えられ、寛文12年、今からおよそ330年前、最後の修繕をしたことが記録に残っています。

 宝暦(1751~1764)のころ、眼病を患う一人の老婆が、その好物の「こんにゃく」
をたって一心に持病の平癒を祈願したところ、大王が老婆の身替りとなってみずから片目を盲目とさせられました。すると老婆の片目は以前ににまさって視力を回復したと伝えられたことから「こんにゃくえんま」あるいは「身替りえんま」と呼ばれるようになり、特に眼を患う人たちの信仰を集めました。今日、大王の右眼だけが光を失っているのは、この故事に基づくものです。
(後略)
「えんま商盛会」http://www.d-art.co.jp/enma/enma-index.html
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 日頃、パソコンに向かう時間が多く、目を酷使している者としては、本当は祈願に行かなければならないのだが、時間も遅いので許していただくことにした。

「こんにゃくえんま」様の参道のすぐ先に店が見えた。「えんまや」である。想像していたよりもきれいな外観、外から中がよく見える。2階席もあってかなりの広さの店である。

daiado.jpg
 「えんまや」の向こう隣には、「大亜堂書店」という渋い古書店がある。なんと、看板の文字が右から左に書いてある。この街が古くから栄えた街であることが解る。

 その「大亜堂書店」の前が横断歩道になっており、信号を渡った向こう側に、今夜のもう一軒の目的の店「遠州屋」が見える。


小石川 モツ焼き「遠州屋」

enshuya02.jpg
 横断歩道を渡りながら、見上げると「遠州屋」の看板があった。ライトアップされていて、なかなか良い感じである。古い店の外観も渋くて良いが、ライトアップされた看板に店の企業努力を感じる。
 店に入ったのは、午後7時50分。入口を入ると、左手でモツ焼きを焼いている。真ん中を通路として、左右に4人掛のテーブルが8卓ほどある。すでに万卓に近い状態で、入ってすぐの4人掛のテーブルが一つだけ空いていた。運が良い。
 さっそく、生ビール。ASIMO君は生ビール大(720円)、珍しく、私もつられて生ビール中(480円)を頼んでしまった。

 この店はモツで評判の店である。モツ煮込み豆腐入り(600円)、モツ焼きはタン(100円)、ハツ(100円)、カシラ(100円)、ナンコツ(120円)を2本づつ塩でもらう。さらに、モツ焼きに合いそうなキャベツ辛味噌付(350円)を頼む。

 すぐに、生ビールがやってきた。ドンと置かれる大生、やはり迫力がある。二人ともグーッと呑む。今日は暑い日だったので、生ビールが本当にうまい。ずっと我慢していた甲斐があった。

 最初に出てきたつまみはキャベツ辛味噌付。この辛味噌が実にうまい、ASIMO君も「うまいですね」と感心している。

 次にモツ煮込みがやってきた。比較的あっさりとした煮込みである。豆腐入りと豆腐なしと両方頼めるようになっている。

 モツ焼きがやってきた。どれもとてもおいしいモツであるが、特に、ナンコツがおいしい。先ほどのキャベツに付いていた辛味噌をつけてモツ焼きを食べてみる。うまい。この店は「モツですね」とASIMO君。意見一致である。しかし、ここはモツ焼き屋さんではあるが、揚げ物、刺身など居酒屋さんにあるものは一通り置いている。モツが苦手な人でも十分楽しむことが出来る店となっている。

 2杯目は二人ともチューハイ(480円)である。追加したツマミは、谷中しょうが(400円)、小石川谷中しょうがをいただく、ちょっと「江戸っ子気分」である。

 次の目的地があるので、このぐらいにしようということになり、「遠州屋」さんとお別れである。50分ほどの滞在で、お勘定は二人で4630円。


小石川 居酒屋「えんまや」

enmaya01.jpg
「遠州屋」を出ると、横断歩道の向こう側に先ほどの「大亜堂書店」の外観が見える。
 その左手には「えんまや」が我々を待っていてくれる。さきほどの「遠州屋」と、この「えんまや」は古くからライバル関係なのだろうか、勝手な想像をしてしまう。

 「えんまや」に入ったのは、午後8時40分。すっかり、二人とも御機嫌である。ここでも、チューハイ(270円)を二つ頼む、270円とは安い。遠州屋とはチューハイに対する考え方が違うようである。 

 この「えんまや」は刺身がうまいことで周辺の皆さんから知られているようである。我々も刺身の三品盛(850円)を注文した。それから、ジャコ天2枚(480円)、ポテトの明太子チーズ焼き(500円)である。

 チューハイを飲みながら話していると、ジャコ天がやってきた、長さ15センチほどの美しい色をしたジャコ天が2枚、皿の上にのってくる。これは良いつまみになりそうである。食べてみるとやはりうまい、チューハイによくあう。

 また、話に夢中になっていると、やってきたのは三品盛。三品の構成は、まず、かなり大きく切られたカツオが3切れ、ざくっと厚く切られたマグロの中トロが4切れ、それから、活タコが3切れである。これで850円は安い。カツオもマグロもうまい、しかし、一番は活タコだった。コリコリした歯ごたえがまさに活タコそのもの、人数が多ければ、3種類ある刺し盛りを頼むべきである。

 「ここは刺身ですね」とASIMO君。またまた二人意見一致。しかし、このお店も「刺身」だけではなく、焼きものから揚げ物、様々な食べ物をおいている。やはり、「遠州屋」とはライバル関係で、相手の店に置いてあるものをどんどん追加しているうちに、両方とも何でも食べることのできる「居酒屋」に進化してしまったのだろうか、またまた、勝手な想像をしてしまう。

 すぐに、2杯目のチューハイを頼む。
 やってきたつまみは「ポテトの明太子チーズ焼き」、想像していたよりボリュームがある。ジャガイモをゆでてつぶしたものに、明太子を挟み込み、上からチーズを乗せてオーブンで焼いたものである。これは、冷たい飲み物に合う。どんどん飲んでしまう。

 生レモンサワー(380円)を二人とも頼む、さらに、生グレープフルーツサワー(380円)も飲んでしまった。
 すっかり満足をした二人。ここで、次回の「居酒屋探偵」の探偵先の話になる。次回は土曜日の午後に、池袋~十条~赤羽埼京線昼酒旅に決定。楽しみである。

 1時間30分ほどの滞在で、お勘定は5090円。

 都営地下鉄三田線の「春日」駅まで歩いて、そこでASIMO君と別れる。私は三田線に乗り、ASIMO君は都営地下鉄大江戸線「後楽園」駅まで歩くとのこと。

 また、小石川の街に来たいものである。今度は土曜の昼に周囲を散策して、夕方から一杯というのも良いかもしれない。しかし、問題が一つある。今回の店は両方とも良い店なので、とても一軒だけでは済まない。二軒とも絶対に行ってしまいそうである。飲み過ぎに注意である。


enshuya01.jpg
小石川 遠州屋
東京都文京区小石川1丁目9-6
03-3812-5678


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小石川 えんまや
東京都文京区小石川2丁目23-13
03-3811-2375

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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