元住吉 串焼「かとりや」

居酒屋探偵DAITENの生活 第63回   2007年12月29日(土) 【地域別】  【時間順】



元住吉 串焼「かとりや」

   元住吉「かとりや」外観   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 年末の土曜の夕方、SAKURAと下車したのは東急東横線の元住吉駅である。
東急東横線沿線で川崎市内の駅は、新丸子、武蔵小杉、元住吉の3駅である。どの街も物価が安く庶民的な街である。
 元住吉で降りた最初の理由は、「吉田類の酒場放浪記」で紹介された別の居酒屋さんへ行く為であった。しかし、その店に行くと満席であった。仕方なく少し周囲を歩いて違う店を探してみることにした。ところが良い店はあっけなくも簡単に見つかった。
 その店は元住吉駅のすぐ近くである。改札を出て、左方向に行き、長いエスカレーターを降りる。エスカレーターを降りると「ブレーメン通り商店街」である。左に曲がり、商店街をの二つ目の十字路を右に曲がり、少し歩くと左手にその店はある。

 店の表には紺色に赤い文字で「串焼 かとりや」と書いてある。中をのぞくとたくさんのお客さんでにぎわっている。カウンター席の右端が2席だけ空いていたので入ることにした。
 入ってすぐ目の前にL字カウンターがある。席数は14席、満席である。カウンターの左側に4人掛けのテーブル席が3つ、計12席。テーブル席の向こう側には低い壁があり、その向こうに座敷席が見える。座敷席が4人掛けが6卓で計24席。総席数は50席である。思いの外、大きな店であった。

 メニューを見て、瓶ビール大(540円)を注文した。サッポロ赤星だったのである。
つきだしはシラス大根おろしである。つまみは、煮込み(400円)、厚揚げ(250円)を頼む。焼き物は、とり(90円)、かしら(90円)、レバー(90円)を各1本を塩でお願いする。ギンナン(130円)も2本頼んだ。

 煮込みは量、味とも満足のゆくものであった。厚揚げを頼むお客さんが多いのは、自由が丘の「かとりや」を思わせる。
 やがて、焼き物がやってきた。からしと辛味噌がついている。自家製の辛味噌であるらしい。塩は天然岩塩を使用しているという。肉が大きく、これで90円は安いと思った。

 いか刺し(380円)と、サッポロ赤星を追加する。いか刺しは大きかった。新鮮である。
 「○○○やま~」との言葉が飛ぶ。つまり、どんどん品物が売切れになってゆくのである。そして、どんどん客が来店する。本当に盛況である。
 先ほどから、次々にお客さんが来店され、皆断られている。カウンターとテーブルは満席。座敷に少し空きがあるがどうやら予約が入っているらしい。皆、残念そうに帰ってゆく。
 隣の席の5人組のお客さんの1人が焼き台前の店員の方に、「毎日こんなに混むの?」と聞く。すると、「毎日こんなだったら蔵がたっちゃいますよ」と、定番の答えが帰ってくる。

 先ほどから、丁寧にゆっくりと焼かれている「白いもの」がずっと気になっていた。焼きおにぎりである。サイズが大きく、実にうまそうなのである。焼きおにぎり2個味噌汁付(330円)である。今日は帰ってから夕食なので我慢したが、次回は必ず食べたいと思う一品である。

 さて、時間はすぐにたってしまう。1時間ほどの滞在であった。お勘定をお願いする。
2,940円である。安い。
 外に出て、外観と看板の写真を撮ろうとしてポケットを探った。無い。店内に忘れたのでとあった。急いで店内に戻ると、焼き台の店員さんが微笑みながらこちらを見ている。その手には私の携帯電話があった。画面が開いてあったのであきらかに読まれたようである。「お勘定2,940円、安い」という部分を読まれたに違いない。外に出て、外観と看板の写真を撮影をして急いで立ち去る。ちょっと恥ずかしい。


元住吉「かとりや」看板

元住吉 「かとりや 元住吉店」
住所 神奈川県川崎市中原区木月1丁目24-1
電話 044-411-6178
定休日 日曜
営業時間 17:00~23:00
交通 東急東横線元住吉駅徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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旗の台 おっちゃんの店「市蔵」

居酒屋探偵DAITENの生活 第62回   2007年12月27日(木)  【地域別】  【時間順】

 

旗の台 おっちゃんの店「市蔵」

  旗の台おっちゃんの店「市蔵」外観1      にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。


 平成19年も後5日となってしまった12月27日、ASIMO君と二人だけで「居酒屋探偵事務所」の忘年会をしようということになり、東急池上線の旗の台駅で待ち合わせた。旗の台駅の蒲田方面のホームの五反田よりに改札口がある。午後6時15分、ASIMO君はそこで待っていてくれた。

 改札を出ると左側は池上線の踏切である。踏切を渡ると、すぐに左手に五反田方面のホームへ入る為の改札口がある。まっすぐ進むと中原街道だ。
 さっそく歩き始める。蒲田方面のホームの改札口から右手に進むとすぐに十字路がある。その先に東急大井町線の高架があり、旗の台駅の改良工事に伴い、きれいになったコンクリート製の陸橋の下をくぐると商店街と交差する十字路に出る。その十字路を左に曲がり、東急大井町線と平行に続く商店街を東急大井町線の荏原町方面へと進み、二つ目の十字路に出たら右に曲がる。

 その道の左右は静かな住宅街である。50メートルほど先の左手に明るい場所が見えた。焼き肉店があり、その向こうに「ホッピー」と書かれた赤提灯が見える。店の前にはプラスチック製の看板があり、その看板には「おっちゃんの店 市蔵」という文字が書かれている。

 中をのぞくと、まだ誰も座っていない。中に入ると、目に前にはL字カウンターがある。右手に向かって5席、左手には奥に向かって5席、あわせてカウンター席に10人が座ることが出来るだろうか。カウンターの右端の席の前に焼き台がある。さらに、左手カウンター奥が小さな部屋になっていて、そこに4,5人用の小上がり席がある。しかし、色々と荷物が置いてあって、普段はあまり使っていないようである。

 坊主頭の親父さんが1人、カウンターの中でこちらを見ている。ちょっと強面の雰囲気十分の親父さんである。この人が「おっちゃん」なのかと感心する。まさに、「おっちゃん」である。もしかしたら、「おっちゃん=中年男性」の為の店という意味もあるのかもしれない。勝手な想像である。カウンター右手端の焼き台の前に二人で座った。
 私はカウンターの端が大好きである。私が小学校低学年の頃、川崎駅西口駅前でカウンターだけのとんかつ店「ぐれいん」を母親が経営していた。そのカウンター席の端で、昼と夜の合間の時間に宿題をしたり、空いていれば食事をした思い出があるからである。

 「何にしますか?」との親父さんの問いに、「ホッピー二つ」と即答する。さらに、ASIMO君が「ひとつ氷り無しで」と、私の分のホッピーについて言葉を付け加えてくれる。いつものチームワークである。

 ほどなく、ホッピー(400円)がやってくる。ジョッキの中の焼酎はかなり多い。私は小さなコップをもらい、その中に焼酎を移した。焼酎の量を調整して飲むためである。
 早速、暮れの挨拶を交わして乾杯をする。実にうまい。「おっちゃんの店」と書かれているが、看板には「居酒屋」とも「モツ焼き」とも書いていない。中に入ってみて、メニューを見て、はじめて焼き鳥を中心とした串焼きの店であることが解る。

 まず、つきだしが二つ出てきた。牛すじの煮込みである。牛すじ以外には大根が入っているだけであるが、これがうまいのである。塩味がきいていて、酒も進む。あまりおいしいので、一期に食べてしまった。つきだしの一期食いも珍しい。

 さっそく焼き物をお願いする。前回来て、かなり時間がかかることを承知していたので、最初に頼んでしまう。ささみわさび(150円)、とりもも(150円)、なんこつ(120円)を2本づつお願いする。さらにハムカツ(350円)も注文した。

 ここで、ASIMO君が「どうやって、こんないい店を見つけたのですか、インターネットですか?」と聞く。「実は、SAKURAと2人で、並びにある新生湯という銭湯に来た時、偶然見つけたのだよ」と答えると、ASIMO君は驚いていた。
 ハムカツがやってきた。たくさんのレタスの上に、厚く切られたハムカツが3つのっている。驚きのサイズである。このハムカツの味が懐かしいおいしさなのである。
 頼んであった焼き物がやってくる。最初はささみにわさびをつけたものである。よくあるささみのパサパサした感じがない。うまいささみであった。つづけてナンコツがやってくる。これもうまい。
 このあたりで常連らしいお客さんが登場。マスターと客の噂話が始まる。マスターは関西弁で話す。「やはり、ここはおっちゃん店なんだなあ」と思った。
 前回もそうであったが、こちらの店に来るお客さんは全員が常連であり、お互いが知り合いである。

 2杯目の飲み物は下町サワー(380円)を頼んだ。 「天羽の梅」という有名なエキスと焼酎をソーダで割ったものである。梅酒ソーダのような甘さがあるわけでなく、すっきりとして飲みやすい飲み物である。前回来た時にとても気に入ったのである。
 ASIMO君に私が別のコップに残した「焼酎」を提供すると、ホッピーの外を追加でもらう。
ここで、私が一番待っていた「とりもも」がやってきた。肉がおおぶりで実にうまいのである。

 3杯目はシークァーサーサワー(400円)を飲む。ASIMO君はホッピーをもう1杯頼んでいた。
 前回食べたいと思いながら食べなかったカキベーコン(200円)と豚ヒレ(150円)を2本づつ頼んだ。おおぶりのカキを厚めのベーコンで巻いてあるカキベーコンも、おおぶりの肉4切が串に刺してある豚ヒレ、どちらもうまかった。本当にこの店にはハズレがない。ASIMO君は安さに驚いていた。まさに、ボリューム、味、価格のバランスがとれているのである。

 4杯目は梅酒(400円)をもらった。オンザロックかソーダ割のどちらにしますかと聞かれたので、オンザロックにしてもらう。この梅酒は、マスターの奥さんの新潟の実家で作った自家製の梅酒であるという。色がとても濃く、甘すぎず、味わいのある梅酒であった。最後にマグロぶつ(500円)を頼んだ。

 入店したのは午後6時30分。ちょうど1時間45分ほどたった午後8時15分、お勘定をお願いした。ほぼ2人で6,000円と値踏みして、5,000円札と1,000円札を一枚づつ手にして待っていると、やはり、合計金額は5,950円であった。

 「おっちゃんの店 市蔵」は、裏通りにポツンとある。外にメニューがあるわけでもない、ちょっと入りにくいかもしれない。一元の客は少なく、常連の皆さんが集う店である。そのことをふまえた上で、この店には来店していただきたい。大人数で押し掛けるようなことはない方が良いと思う。

 短い時間でずいぶんと飲んでしまった。それゆえ、気が大きくなってしまい、隣の荏原中延駅に行き、もう一軒入ってしまった。その店を出て、ASIMO君と別れた後、私は一人で再び旗の台に戻った。 「市蔵」の並びの「新生湯」に行ってしまったのである。帰りに「市蔵」をちょっとのぞくと、カウンターはすっかりお客さんで一杯になっていた。再び来店して生ビールを飲む誘惑を抑え、湯冷めしないように急ぎ足で旗の台駅を目指した。


  旗の台おっちゃんの店「市蔵」看板

旗の台 おっちゃの店「市蔵」
東京都品川区旗の台4-4-18
定休日 隔週火曜
営業時間 17:00~26:00
交通 東急池上線・東急大井町線旗の台徒歩10分。東急大井町線荏原町徒歩10分。


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雪谷大塚 割烹「しぶや」

居酒屋探偵DAITENの生活 第61回  2007年12月26日(水)   【地域別】  【時間順】


お知らせ 2013年2月の放火による火災の為、営業できなくなっていた「しぶや」さんが復旧工事を済ませ、2013年8月30日(金)開店しました。詳しくは、「しぶや」さんのブログをご覧下さい。(2013.9 新岳大典)


雪谷大塚 割烹「しぶや」

   雪谷大塚しぶや外観 

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 東急池上線は多少手を入れてはあるが駅舎も古いままで、踏切を渡らなければ反対側のホームへ行くことが出来ない駅も多い。車両も3両編成、運転手のみのワンマン運転である。池上線は、蒲田駅で駅舎を共有する多摩川線と共に、まさに「東京のローカル線」と言える路線である。
 その池上線の始発駅五反田から終点の蒲田へ至るちょうど真ん中にある駅が雪谷大塚駅である。その駅の近くにある割烹「しぶや」という店を目指した。

 池上線の駅はほとんどが上下線のホームが別々になっている。その中で、一つの島ホームに上下線が発着する駅は、五反田と蒲田以外では、大崎広小路駅と雪谷大塚駅の二つだけである。そんな雪谷大塚のホームからエスカレーターを上がると改札に出る。改札を出ると正面にドトールコーヒー店があり、右方面の階段を下りると中原街道にでる。反対に左方面に歩くと階段だけではなく、エスカレーターがある。このエスカレーターは上りのみなので、階段を下りる。すると、右側に池上線の踏切がある。踏切から東側の地域は、5年程前迄古い「マーケット」がいくつかあった地域である。

 階段を降りて、左手を見るとスーパーのオオゼキがある。このオオゼキの入っているマンションが建つ前は、なかなか雰囲気のある高い屋根のマーケットの中に、居酒屋も数軒入っていて、その中のおでん屋がおいしかった記憶がある。
 オオゼキの先の十字路の角にも古いマーケットがあり、生鮮食料品が売られていた。今はそこにマンションが建っており、1階はマーケット時代の名残のような生鮮食料品の店が入っている。十字路を過ぎて、マンションの裏に20メートルほどの短い路地がある。今日の店はこの路地の奥にあった。

 店名は割烹「しぶや」である。 「割烹」というと、入る前に値段的な心配が頭をよぎる。しかし、店の表にメニューが貼り付けてあり、値段も書いてあるので、安心して入ることが出来る。
 中に入ると、明るい笑顔のマスターが迎えてくれる。女将さんらしき女性も、明るい笑顔ですぐにやってくる。この店にはずいぶん前に入った記憶があるのだが、こんな明るい対応だったような気がしない。代替わりしたのかもしれない。
 店に入るとすぐ右手に4人掛けのテーブルがあり、その奥右手に12、3人が座ることの出来るL字カウンターがあり、その中が調理場になっている。
 左手はやや狭い4人掛けの小上がり席が3つある。一番奥には二階に上がる階段があり、座敷席になっているらしい。この日は、小上がり席はすべて埋まっていた。

 メニューを見ると「ホッピー」がある。280円と書いてある。安すぎる、すぐ隣に焼酎350円という文字を見つけ納得した。「ホッピー、氷りなしで」とお願いする。すると、すぐにホッピー瓶(280円)と焼酎(350円)がやってきた。焼酎はコップ1杯である。私の量としては、所謂中(焼酎)1、外(ホッピー瓶)2で飲める量である。氷なしを頼むとホッピー瓶のみの一冷であった。
 こちらのお店でのホッピーの扱いは、あくまでボトルの麦焼酎を割る割物の選択肢の中に、お湯や水やサワーと一緒にホッピー瓶もあるという位置づけらしい。ホッピーセットを単体で売るという考え方は無いようである。

 最初に、もつ煮込み(480円)を頼んだ。もつ、こんにゃく、ごぼうが入っており、葱がたっぷりかかっている。焼き物は、たん、はつ、かしら、各110円を1本づつ塩でお願いした。

 1杯目のホッピーを飲んでしまい、次に黒ホッピー瓶(280円)を追加した。メニューを見ると、刺身類が豊富である。600円から900円程度の値段である。どうやら、 「しぶや特製カレー味若鳥半羽からあげ 2~3人前(900円)」というのが名物料理らしい。次回、数人で来た時に挑戦したいと思う。
 さらに、こちらは食事のメニューも豊富である。まず目につくのは「釜めし」だ。種類はホタテ、蟹、鮭、五目。それぞれ980円で食べることが出来る。焼き鳥丼(750円)、いそべ焼き(300円)などもある。あまり酒をのめない人でも楽しめる店といえる。

 さて、周囲の酒飲みの皆さんの様子を眺めると、どのテーブルも麦焼酎二階堂900ミリ(2,800円)、芋焼酎黒霧島900ミリ(3,200円)等を飲んでいる人がほとんどである。寒いからであろうか、どのテーブルもお湯割りの支度がされている。
 今日は二階の座敷で宴会があるらしい。すこしづつ参加者の方が訪れ、その一部が一階席で飲み始めたりしている。店内はだんだんに活気づいてきた。
 路地の奥にある為か、この店の良さをよく知っている常連客の多い店のようである。ご主人と女将さんの素敵な笑顔をみると、それも解るような気がする。

 最後にポテトサラダ(380円)とレモンサワー(380円)を頼んだ。仕事帰りに1人で軽く飲むつもりだったが、ちょっと私としては飲み過ぎである。
 お勘定をお願いする。約1時間の滞在で2,320円。この記事を書きながら計算をし直すと安い。何かつけ忘れたのだろうか。安いのは助かるがお店の方が間違ってしまったとしたら気の毒である。私のつけ間違いかもしれない。次回、もう一度メニューを見直してみよう。

 マスターが「お住まいはお近くですか?」と素敵な笑顔で聞いてくれる。また、来たいと思う店をみつけることが出来た。
 扉を開けて外に出る。寒い。熱燗を呑まなかったことを少し後悔する。

 ※  ※  ※

 追記
 「しぶや」はBSのテレビ番組「吉田類の酒場放浪記」で紹介された。2010年5月が最初の放送である。喜ばしいことである。



雪谷大塚しぶや看板

雪谷大塚 割烹「しぶや」
住所 東京都大田区南雪谷2-11-24
電話 03-3727-4177
交通 池上線雪谷大塚駅下車徒歩2分

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学芸大学「根室食堂」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第60回  2007年12月23日(日) 【地域別】  【時間順】



※残念ながら2008年6月11日に閉店。渋谷に移転、盛業中。

学芸大学 「根室食堂」 第2回


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 前回からの続きである。新丸子駅の売店で買ったヴォルヴィックを飲みながらホームに立っていると、そこへ大倉山での用事を済ませたSAKURAからメールが入った。さらに、都立大学、学芸大学の2カ所での用事がある為、まずは都立大学で待ち合わせることにした。

 そのまま、東急東横線に乗れば良いものを、隣のホームに先にやって来た目黒線に乗ってしまう。電車の中で返信メールを打ったり、先ほどの「三ちゃん食堂」で携帯に打ち込んだ情報や撮影した写真を自宅パソコンに送信したりした。東急東横線と目黒線は武蔵小杉から田園調布駅までの四駅では隣同士の線路を並走している。田園調布で降りる予定であったが、気がつくとそこは奥沢駅であった。田園調布の次の駅である。
 仕方なく、そのまま次の大岡山駅まで行き、目黒線から大井町線に乗り換え、自由が丘駅で、再び東横線に戻り、渋谷方面に一駅乗って都立大学駅に到着した。東急沿線中央のトライアングルをうまく使ったことになる。東急線は便利である。

 都立大学駅改札でSAKURAと会い、SAKURAの空腹を納める為に、駅近くのそば屋に入った。二人でそば焼酎のお湯割を飲んだ。SAKURAはそばを食べた。
 都立大学での用事を済ませた後、酔い覚ましに学芸大学まで歩くことにした。学芸大学での用事も済ませ、酔いも冷めたのでもう少し飲むことにした。向かったのは、学芸大学での稽古帰りによく入る「根室食堂」の学芸大学である。日曜日は休みであったが、確かめる為に店の前まで行ってみることにした。すると店がやっている。しかも、立ち飲みカウンター席が全て空いており、座ることの出来る座敷席にも空きがあった。

 「根室食堂」学芸大学店を紹介するのは2回目である。前回の紹介は2007年9月7日であった。前回は立ち飲みであった。今回は座敷席に座ることにした。座敷に座っていたのは子供二人と両親の4人家族、そして中年女性の二人客だけであった。
 まずは、SAKURAは生ビール(390円)、私はホッピー(400円)を氷無しでもらった。つまみは、大きいつぶ貝(650円)、根室の天然保立刺し(580円)である。突き出しも貝の酢の物であったから、今日は貝づくしである。ヒモも含め、帆立は貝一つをすべて出してくれる。甘くてうまい。
 
 日曜日にやっているのが不思議であった。実は、先週までは日曜を休みにしていたが今週から日曜日も営業するようになったという。実に幸運な巡り合わせである。
 熱燗を飲みたくなり、辛口であるという男山上撰(600円)を頼んだ。こちらでは燗酒はチロリ型の燗酒器で運んできて、グラスに注いでくれる。咲良の好きなとても熱い熱燗である。
 私は、北海道ワイングラス【ツヴァイケルト・レーベ】(390円)を頼んだ。赤ワインである。赤は普通は【常温】で飲むものだけど、このワインは冷やした方が良いというアドバイスがあった。飲んでみるとその通りだった。最後のつまみはポテトサラダ(350円)。

 早めに帰るつもりが、ついつい落ち着いてしまい1時間が過ぎていた。お勘定は二人で3,560円であった。

 新年は中目黒店は4日から、学芸大学店は5日から始めるらしい。しかし、まだはっきりとは決めていないという。新年に来店される方は電話をしてから行っていただきたい。
 今日は、新丸子で 「三ちゃん食堂」に入り、最後は「根室食堂」であった。しかし、両方とも単なる「食堂」とは違う魅力を持った店である。今日は「食堂」づいた1日であった。



学芸大学 根室食堂
東京都目黒区鷹番3-8-10
電話03-3710-0305
不定休 ※日曜日に営業する場合もあり。
営業時間 17:00~24:00
交通 東急東横線学芸大学駅徒歩1分


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新丸子「三ちゃん食堂」

居酒屋探偵DAITENの生活 第59回  2007年12月23日(日)   【地域別】  【時間順】



新丸子「三ちゃん食堂」

   新丸子三ちゃん食堂外観 
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 日曜日の午後である。SAKURAは東急東横線の大倉山で稽古があり、その稽古が終わるまでの間、私は同じく東急東横線の新丸子周辺を散策することにした。まずは駅近くで床屋に入った。それでもSAKURAの用事が終わる5時まで時間がずいぶんあった。
 新丸子の街を散策して、日曜日でもやっている居酒屋は無いか探して歩いた。実は最初に思いついた店はちゃんとあった。しかし、他にもつ焼き屋などは無いか探したかったのである。開店時間まで間があることは解っていたが「けんもつ屋」の前まで行ってみた。昨日の日付で特別に休みであるという張り紙が貼ってあった。

 ずいぶん歩いてみたが、日曜日の早い時間にやっている店はなかった。そこで、当初思いついた店に行ってみることにした。その店は、新丸子駅から3分程の裏通りにある。外観は一般的に「ラーメン屋さん」と呼ばれる、中華料理店である。入口には赤い暖簾がかかっており、「中華料理」と書かれている。この暖簾を見れば、ビールを飲みながら餃子と野菜炒めという飲み方しか思いつかない。店の名は「三ちゃん食堂」という。この店名からすると、単なる定食屋さんである。しかし、中に入ってみるとまったく違っていた。

 「中華料理」と書かれた暖簾をくぐって中に入って驚いた。予想を遙かに超えて広いのである。天井が高めで真四角の空間である。手前から奥にかけて4人掛けのテーブルが5個一列隙間無く置かれている。それが三列並んでいるのだ。一番奥の右側には7、8人が座れるカウンター席がある。全部で70人は座れるだろうか。カウンター席の左には厨房の配膳口が開いており、その前に店の女性が4人ほど客席側に向いて立っている。その左はレジである。広い店内はすでに半分ほどの客で埋まっている。客の様子を見ると、普通の中華料理屋の雰囲気ではない。日曜日とはいえ、酒を呑んでいる客の数が多いことはすぐに解った。

 見渡すと店内はグループ客が多い。今日は一人だったので、奥のカウンター席に座ることにする。カウンターに座り、目の前に貼られたメニューを見渡す。刺身から煮込み、揚げ物、煮物類が豊富である。刺身の種類は10種類ほどが用意されている。これは完全に「居酒屋」ではないか。

 まずは、モツの煮込み(300円)とレモンサワー(350円)を頼んだ。
 素早く運ばれた煮込みをつつき、レモンサワーを飲む。モツの量も多く、野菜も入っていて良いつまみになる。女性たちの対応は素早い、常に店内を見渡しており、誰かが手をあげるとすぐに飛んでゆく。戻ってくると、素早く厨房に向かって注文の品を伝える。次から次に伝えられる注文。伝票のようなものに女性たちが書く様子もない。どうやら、女将さんらしき女性が見ていて、レジ脇のメモに記入してゆくようである。厨房脇のレジの位置から店全体を見渡すことの出来るという、この店の構造があって初めて出来る技に違いない。「よく間違わないものである」と感心してしまった。

 次に、ホーレン草ごまあえ(180円)とキリン一番搾りスタウト黒生ビール小瓶(400円)を頼んだ。
 メニューを改めてながめてみた。中華メニューも普通にきつんと存在する。驚くべきはその安さである。今時、ラーメンが350円であり、餃子220円、チャーハン450円である。8割の席が埋まっている店内を見渡し、改めて、これは混むはずであると納得した。

 さらに、あじ刺し(500円)と抹茶ウーロン(350円)を頼んだ。抹茶ウーロンはやや甘い味。若者向きに考えた商品かもしれない。あじは新鮮であり、おおぶりの切り身が十切れはついてきた。生姜がたくさん添えられていた。生姜好きとしては、とてもうれしい。

 家族連れから若いグループ客、中高年の一人客まで、実に幅の広い客層である。平日の夜はサラリーマンも多いに違いない。
 この店は、本当に客をきちんと見ている。やがて、常連らしき杖をついた老人が入口近くの寒い席に座った。すると、女将さんがそれを見ていて、レジから素早くその席まで行って、老人を一番奥の暖かい席に連れていった。温かみのある対応のできない、大手チェーン居酒屋の店員に見せてやりたいと思う。この店がこのあたりで有名店であり、繁盛している理由が解ったような気がした。

 午後3時40分から4時40分まで、約1時間の滞在で、お勘定は2,130円。昼間から酒を呑みたいと思った時、そして、お腹が空いている時、実に助かる店である。今度、若いメンバーを連れて来てみよう。みんな驚くかもしれない。

 少し酔いを覚ます為、新丸子駅の改札を入った後、駅の中の売店でボルヴィックを買った。最近は、はしご酒の途中で水を飲むようにしている。良い傾向であると思う。

 (つづく)

新丸子三ちゃん食堂看板

新丸子 三ちゃん食堂
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子733
電話 044-722-2863
定休 水曜日
営業時間 12:00~20:00
交通 東急東横線新丸子駅西口徒歩3分


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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第4回/下北沢の心配

居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第4回    【地域別】 【時間順】 【がっかり集】



下北沢の心配



 先日、あるお芝居を見に行った。お芝居がはねて、出演者の1人である先輩俳優が外に出てきてくれた。どこか近くで飲みますかと言うので、場所を決め、店名を伝えて先に行くことにした。

 なかなか店が見つからない。場所を知ろうと電話をしたが、満席であるという。こちらは3人である。先輩俳優がいらっしゃると4人になる。小さい店でも大丈夫だなと判断して一軒の店を選択した。携帯電話で場所の変更を伝え、3人でその店に入った。

 ここは、コの字カウンターが素敵な老舗である。中に入ると、店内はガラガラであった。二十人近く座れるカウンターには、2人の客が座っているだけだった。奥の座敷にも誰もいない。午後9時とはいえ、今日は金曜日である。空いているのが不思議だった。

 いやに元気で威勢のいい若いお嬢さんが対応をする。その他に若い男子に、中年の男性がいる。何か違うなとすぐに気づいた。
 空いているので、カウンターの曲がり角の場所に4人座ると、ちょうど話し易いのでそこに座ろうとした。すると、若いお嬢さんに「こちらでお願いします」と、カウンター中央に4人並ぶように言われる。しかし、こちらが黙っていると、若いお嬢さんは背後を振り返った。すると、奥の中年男性が「いいですよ、後で混んできたら動いてもらうけど・・・」と、言った。

 今日は、噂に聞いている「やさしい女将さん」の姿がない。この店の「良い雰囲気」というのはその女将さんが作っているものらしい。しかし、今は、この中年男性が店を仕切っているようである。

 まずは、ビールを頼み、おでんを頼むことにした。壁にある値段表を見ると、やや高い価格設定である。おでんというものは安い店と、高い店でかなり差のある商品である。
 行きつけの大衆酒場の安いおでんの価格に慣れている私には、この店のおでんの価格はずいぶん高く感じられた。

 店の作りは古く、聞けば50年という時がたっているらしい。この古く落ち着いた店に対して、その場にいる「人間」が、なんとなくそぐわないのである。
 元気なお嬢さんと、今時風のお兄ちゃん、そしてあの店主がビートルズの曲名のことで、盛り上がっている。

 やがて、先輩俳優さんが入口から顔をのぞかせた。これで4人揃うなと思っていると、他にも人がいるとおっしゃる。なんと、若い女性を4人も連れて来たのである。
 これは困った。

 「あの店主は断るな、断られたら外に出よう、ちょうどいい」と思った。

 ところが、店が空いている為か、店主は「いいですよ、でも団体さんは1時間にして」と入ってきた女性たちに向かって言った。カウンターに、なんと8人も座ってしまったのである。

 この店に若い女性4人はなんとなくそぐわない。でも、どの女性も育ちが良いのか、品よく俳優さんのお話を聞いている。
 ただし、一度だけ、俳優さんの話に呼応して、大きな声で彼女たちが笑ってしまった。すると、すかさず店主は「他のお客さんがいるから静かにして」と彼女たちに言った。神楽坂「伊勢藤」の真似だろうか。自分たちが私語を続けているのに、客が笑うと注意する。何かちぐはぐである。

 しばらくして、かなり酒の入った男性3人組が入ってきた。店のことをよく解っていないのか。いきなり「ウーロンハイ」などと言っている。焼酎はシソ焼酎しか無いと言われる。たしかに、シソ焼酎をウーロンハイにすると、あまりうまくないかもしれない。心の中で独り笑ってしまう。さらに数人が入ってきてカウンター席は8割ほど埋まった状態になった。

 どうやら、午後10時が一つの区切りらしい。午後10時過ぎに中を覗いた客たちに、「もう今日は駄目、無理」と店主が乱暴に言う。あきらめて彼らは帰って行った。私たち3人が店に入って、ちょうど1時間たった。店側の提示した「団体さんは1時間」という設定の時間である。しかし、先輩俳優に注意する訳にもいかない。3人共に翌日が早かったので、ここで、私たち3人だけ先に外に出ることにした。一度締めてもらうと、お勘定は13,000円を越えていた。先輩俳優に私たちの飲んだ分を託して、外に出た。店に迷惑をかけたくないと思い、店側の提示した条件に合わせたのである。

 外に出て、心配になった。下北沢のこの店は名店の誉れ高き居酒屋であったはずである。しかし、その名店らしさを醸し出していた女将さんが1人いないだけで、その雰囲気は噂に聞いていたものとは、まったく違ってしまっていた。行く末が心配である。このまま「一期一会の店」にならぬことを祈るばかりである。

 (了)


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野方 もつ焼き「秋元屋」

居酒屋探偵DAITENの生活 第58回  2007年12月8日(土)   【地域別】  【時間順】



野方 モツ焼き「秋元屋」

   野方「秋元屋」  
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 前回の第57回からの続きである。
 「いこい」「丸健水産」を楽しんだ私とASIMO君は、赤羽からバスに乗った。赤羽駅東口5番乗り場からである。「国際興業バス」と「関東バス」が同一の路線を走っていて、路線名は「赤31」。土曜ダイヤで1時間に4本ほど走っている。今日のバスは午後3時10分発である。環状7号線沿いを赤羽から高円寺までバスは走る。この路線は、京浜東北線、都営地下鉄三田線、東武東上線、地下鉄有楽町線、西武池袋線、西武新宿線、中央線をまたいでいる。この路線間をつなぐ裏ルートとして使えるバス路線と言える。

 本日の三軒目がどこであるかASIMO君にはまだ伝えていなかった。ちょっとした「サプライズ」である。降車するバス停もASIMO君に伝えないままバスに乗り込み、赤羽のコンビニで買ったミネラルウォーターを飲みながら話した。ASIMO君はバスの通る途中の町に、それぞれ思い出があるとのことで、色々と昔話に花が咲いた。

 途中、豊玉北を抜けた当たりで、降車駅が野方駅北口であることをASIMO君に明かす。野方駅北口で降りたのは午後3時50分、ちょうど40分のバスの旅であった。
 環状7号線脇の道を歩き、西武新宿線のガード下をくぐった。環状7号線の上を通る陸橋を渡り、西武新宿線の線路のすぐ南側の路地に入り、公園の隣にその店を発見する。

 本日の最終目的の店は午後4時開店である。開店5分前に店の前についた。店の前には人の姿はない。4時の開店と共に、私とASIMO君は口開け一番乗りで店に入った。その店の名前は、モツ焼き「秋元屋」である。

 実は、赤羽で酒を飲み、バスで野方に移動して、「秋元屋」に入るというプランは、私のオリジナルではない、有名ブログ「居酒屋礼賛」浜田信郎氏が2004年8月のブログ中で紹介された方法である。今回はこのアイデアを真似させていただいたのである。ASIMO君は十分に驚いてくれた。効果絶大である。

 入口外に、透明ビニールカーテンが貼られ、その中に6人掛けのテーブルが二つある。あまりに混み合う為、後から増設した席らしい。
 6人掛けテーブルの向こう側からが増設前の本来の店内である。中に入ると、コの字カウンターがあり、店の入口から見ると、ちょうどカタカナの「コ」の字に見える。カウンターに15人ほどが座ることが出来る。我々は「コ」の字の下辺の左端に座ることが出来た。左側は壁、ちょうど背後に二人分の壁があり、うしろに寄りかかることが出来るのでとても楽である。この店の特等席かもしれない。カウンターのある空間の向こう、間にトイレをはさんで、奥に別の部屋があり、いくつかのテーブル席がある。

 店に入ってすぐに感じたことは、お店の皆さんが、みんな微笑みながら明るい対応をしてくれることであった。よくあるチェーン居酒屋のように、不機嫌な顔で「喜んで!」と叫ばれても何もうれしくないのである。この店は実に感じが良いのである。

 まず、二人ともホッピー赤(380円)を頼む。ここでは所謂「白」を「赤」と呼ぶのである。ASIMO君が頼んだ氷入りがすぐにやってくる。次に私の頼んだホッピー赤(380円)氷無しがやってきた。フローズン状態のジョッキのホッピーである。完璧に「三冷」である。ASIMO君が「僕も氷無しにすれば良かったなあ」と言う。早速乾杯をする。「三冷」は、やはりうまい。
 他の常連らしきお客さんは「三冷一つお願い」と言っていた。「三冷」という言葉が通じるというだけで、ホッピー原理主義者として実にうれしい。

 さっそく、焼き物を頼んだ。かしら、はらみ、レバを塩で2本づつ頼む。すべて1本100円である。ポテトサラダ(280円)も一つ頼んだ。
 やってきた焼き物を食べると、どれもうまい。質、量、価格設定ともに最高の部類といえる。

 気がつくと店内はたくさんのお客さんで一杯になっていた。やはり人気の店である。
 2杯目は特製ハイボール(300円)を頼む。これがやはり「三冷」で出てくるのである。すっきりとして実にうまい。居酒屋ファンの心の琴線に触れる一杯である。
 さらに、ウインナー(100円)を2本を追加。そして、「明日は休みだから食べちゃいますか?」とのASIMO君の言葉にうながされ、ニンニク串(120円)を2本頼んだ。ニンニク串は、串に5片のニンニクが串刺しにされ焼かれている。ニンニクはホクホクとして、ビリッとした辛みが喉に心地よく、実にうまかった。

 さらに、頼んだのは、ナンコツスライス(200円)である。お店の人が「ナンスラいっちょう!」と言っていた。このナンスラがうまい。薄くスライスされたナンコツと、上にかけられたネギが連携して実に良い味わいであった。
 ASIMO君はキンミヤ焼酎(280円)をロックで飲み始めた。赤カブ漬け(180円)、煮込み(320円)を追加した。煮込みは肉に重きをおいたタイプである。

 レモンハイは340円であるが焼酎をキンミヤにすると、プラス50円で390円になる。ASIMO君はキンミヤのレモンハイである。私はハイッピーレモン(380円)をお願いした。出てきた物は、ジョッキに氷と焼酎が入って、ハイッピーのボトルが付いてくる。瓶には「レモンビア」と書かれている。色は似ているがホッピーと全然別のものである。新しい味わいであった。

 塩らっきょ(100円)を頼み、ちれ(100円)、はつ(100円)を2本づつ追加した。
ここで瓶ビール大瓶(530円)を追加した。出てきたのは「サッポロラガー大瓶」、所謂「赤星」である。ここで「スーパードライ」が出てくれば、さぞや白けたろうと思う。最高の登場である。

 午後4時から6時までのたっぷり2時間、ずっと食べて飲んでいた。我々二人は、目の前の食べ物と酒、そして、この「秋元屋」という店に夢中になっていた。日々の愚痴を言う暇もなかった。これは素晴らしいことである。居酒屋で愚痴を言いながら、まずい酒をチビチビ飲むくらいつまらないことはない。
 お勘定は二人で5,110円であった。ずいぶん食べて飲んでしまった。赤羽での立ち飲み2軒、バスでの長距離移動、そして、「秋元屋」への初お目見え。素晴らしい土曜日の午後であった。
 二人とも満足しながら外に出た。西武新宿線沿線にASIMO君は住んでいる。「秋元屋」は野方駅から徒歩1分の場所にある。
「それにしても困った店を紹介してくれました。こんなに近くにこんなにいい店があるなんて、何度も来てしまいそうで恐ろしいです。」と笑いながらASIMO君が言う。今日の「サプライズ」は大成功であったようである。


野方 もつ焼き「秋元屋」
住所 東京都中野区野方5-28-3
電話 03-3338-6236
定休 月曜日
営業時間 平日17:00~24:00 土曜・日曜・祝日16:00~24:00



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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赤羽 おでん「丸健水産」

居酒屋探偵DAITENの生活 第57回  2007年12月8日(土)  【地域別】  【時間順】



赤羽 おでん「丸健水産」

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 今回は、前回のVOL.56からの続きである。
 立ちのみ「いこい」を出た私とASIMO君は、赤羽で一番居酒屋が集中する地域に向かった。
 鯉料理と鰻の「まるます家」が朝九時から営業している。「まるます家」をランドマークとして、その周囲には、有名店が多い。もう一軒の鰻店「川栄」、様々なもつ料理が食べられる「八起」、堀切のモツ焼きの名店「のんき」の支店も最近出来た。

 しかし、今日は時間も早く、次の予定までの残り時間も少ない。そこで、選んだ店は前回の2007年8月18日(土)にも、やはり時間が無く、前を通り過ぎただけで済ませてしまった、おでんの「丸健水産」である。店は赤羽一番街商店街の中にある。商店街のアーケードの下にあり、雨を心配せずに買い物をしたり、食べたり飲んだり出来るようになっている。

 店は角地にある。一辺はおでん種が並んでいる。もう一辺の側がカウンターになっており、カウンターの中の四角い二つのおでん鍋の中で、おでんがグツグツと煮えている。いかにもうまそうである。おでんを買って帰る人の為にカウンターは空けておかなければならない。買ったものを持って、そばに置かれた二つのテーブルに移動して食べるのである。

 飲み物を選ぶ。私は缶酎ハイの王道、ハイリキ(250円)、ASIMO君は缶酎ハイの有名商品、氷結(250円)を選んだ。
 おでんは、生あげ2個、魚つみれ1個、チクワブ1個をお願いした。さらに、「ショウガ揚げの揚げたてがある」と親切に言ってくれる。ASIMO君の好物である。こちらはおでんには入れず、そのまま食べることにした。水産庁長官賞を受賞した「はんぺん」は、すっかり食べることを失念してしまった。

 寒い外での「おでん」。実にうまい。少しすると、店から親父さんが出てきて、私たちのテーブルがガタガタするのを見て、「ワンカップ」のビニールの蓋をテーブルの足の下に入れて、高さを調整してくれた。やはり親切である。

 ここで、本日、ASIMO君の為に用意してあった「サプライズ」の内容を彼に伝えた。
これからバスに乗るのである。この時点で、時間は午後2時50分。午後3時25分発のバスに乗る予定なので、まだ時間はある。
 しばらくして、先ほどの立ち飲み「いこい」で見かけたお客さんが「丸健水産」に登場した。お酒は飲まないが、おでんを食べて、わずか5分ほどで去っていった。
 「あの人も食べ歩きのブロガーなのかな、まるでスタンプラリーのように、すぐに去って行ってしまったね。」と話す。
 すると、ASIMO君が「我々も早めに切り上げて、1本早いバスに乗りませんか。」と言う。良い提案である。

 店に入った時間は午後2時40分。外に出た時間は午後2時55分。滞在時間はわずか15分間である。「居酒屋探偵」最短かもしれない。
 先払いだったお勘定は、缶酎ハイ2個と、おでん5個で1,070円であった。実に安い。

 近くのコンビニでトイレを借りてからペットボトルの水を購入。次に店に向けて、バスの中でリフレッシュ・タイムをとることにする。バスに乗ったのは、午後3時10分である。
 行き先の降車駅はASIMO君にまだ伝えていない。彼の横顔が楽しそうに微笑んでいる。


おでん「丸健水産」
住所 東京都北区赤羽1-22-8
電話 03-3901-6676
定休 日曜日 営業時間 10:00~20:00



ホッピー原理主義者とは?
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赤羽 立ち飲み「いこい」

居酒屋探偵DAITENの生活 第56回  2007年12月8日(土)   【地域別】  【時間順】



赤羽 立ち飲み「いこい」


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 土曜日の午後である。昼間から酒を呑もうという場合、行く場所として最初に思いつく街、それは赤羽である。
 ASIMO君と二人、赤羽駅についたのは午後2時少し前であった。改札を出て右にすすみ、駅から出ると左方向に道が見える。その道を入って二つ目の十字路に出る、すると、向こう角にはキャバレー「ハリウッド」の巨大な「H」の文字が見える。その角を左に曲がり、少し行くと左手に今日の目的地「いこい」がある。

 この店は、年中無休である。しかし、前回の2007年8月18日(土)に、この店に来た時、私とASIMO君は「夏休み」の文字を店の前に貼られた紙の上に見てしまったのである。ゆえに、今回は今時の言い方をすれば、所謂「リベンジ」であった。

 店に入る入口は2カ所ある。右手の扉から入ると、入ってすぐ右側に、回りを10人程が囲みながら立つことの出来る、高いテーブルが4つほどある。そして、入って左側には、大きなコの字カウンターがある。周囲に30人程が立つことが出来るだろうか。コの字カウンターの真ん中は四角い空間になっており、その中央に店主らしき親父さんが一人立っている。六十代であろうか、矍鑠としており、目が鋭い。

 まずは、私はホッピー(360円)氷無しを、ASIMO君はレモンサワー(210円)を頼む。最初のツマミはマグロブツ(110円)を一つと、煮込み(110円)を二つ頼む。
 ASIMO君と千円札を一枚づつ出して目の前に置く。初めて入る店であるが、この店のシステムは解っている。品物をサッと出した親父さんが素早く千円札を取り、釣り銭を戻した。

 コの字カウンターの中の「親父さん」は、店の人間に次々に指示をする。「鯵を3つ作って」「それは、おばちゃんが一人でやって」「早く洗いものやっちゃって」とドンドン指示をする。
 客は次々と入ってくる。すぐに客に対応をする。常連客にギャンブルの結果を聞いたり、客の相手もサラリやってみせる。この親父さんのリズムとスピードで全体がコントロールされているのである。やや荒っぽいが「商機」を逃さない為であることは理解できる。
 今日は土曜日の午後で空いているが、混み合っている時間帯には、さぞ戦争状態であろうことが予想される。飲む方も飲ませる方も「戦い」に違いない。

 2杯目はレモンサワー(210円)と酎ハイ(180円)を頼む。イカ焼き(110円)、おひたし(110円)も追加。それからイカダンゴ焼き2本(220円)を最後に頼み、ASIMO君は3杯目のレモンサワーを頼んだ。

 ここで、入口から顔色の悪い一人の男性客が入って来た。その手には、最初から千円札が握られていた。千円札は強く握られている為に歪んでいた。その歪みにその男性客の「酒を呑みたい」という気持ちが込められているように思えた。すると、何故か心が少しうずいた。

 お勘定をお願いした。二人で1,940円であった。飲み物5杯とツマミが6品でこの価格である。一人970円。
 さて、今日は3軒廻る予定である。そして、3軒目の店の入店予定時間が午後4時である。先を急ぐことにした。午後2時から35分間の滞在であった。

(つづく)


赤羽 立ち飲み「いこい」
東京都北区赤羽1-3-8
電話 03-3901-5246
JR赤羽駅徒歩2分
定休日 日曜日
営業時間 月~土07:00~22:00 祝日07:00~21:30


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渋谷「とりすみ」

居酒屋探偵DAITENの生活 第55回  2007年12月7日(金)   【地域別】  【時間順】


渋谷「とりすみ」

 SAKURAと、SAPメンバーの創間元哉君と3人で「芝居」を見た帰りである。明朝早く活動しなければならない予定があり、本当は早く帰るつもりであったのだが、渋谷で少しだけ呑みたいということに、やはりなってしまった。

 もう、午後10時半を回っている。時間を短く、軽く呑むのに良い店、しかも帰りを考えて駅のすぐ近くが良い。この条件にぴったりの店はすぐに頭に浮かんだ。京王井の頭線西口改札から徒歩1分。改札を出て左手へ、すぐ目の前の駅脇の道ではなく、二本目の路地を右に入った右側にある。この路地は奥でL字形に右に曲り、すぐに駅脇の道に出るようになっている。京王井の頭線西口改札に近い地域は本当に、「親父たち」の為に残された最後の聖地である。

 店の名前は「とりすみ」という。何回も来たことがあるが、今までブログに書くことがなかった店である。店名が「とりすみ」でも焼き鳥屋ではない。鳥料理に力を入れている訳でもない。名物は缶詰と魚肉ソーセージである。
 中に入ると、右手に四人掛けのテーブルが二つ、どちらも満席である。その奥右手にカウンターがあり、6人ほどが座れるようになっている。さらに奥に三方を壁に囲まれた「小上がり」があり、テーブル一つに5人ほど座れるようになっている。

 カウンターの真ん中に座っていたお客さんが右にずれてくれ、私たち3人はカウンター奥に3人並ぶことが出来た。やはり、ホッピー(510円)を3つ、SAKURAは氷あり、私と創間君は氷ナシでお願いする。やってきたホッピーで乾杯。焼酎とホッピーが冷えている2冷。ちゃんとホッピージョッキであることがうれしい。焼酎の量は上の星印であるから90CCである。価格は510円と高い。私は小さなグラスをもらい、焼酎を半分に減らして1本目のホッピーを投入した。創間君も真似をしている。

 つまみは、大根漬け(280円)、エシャレット(380円)、トマト(330円)をお願いする。
この店はつまみの価格が手頃である。カウンターには缶詰が並んでいる。暖めてもらって食べるのである。店内はやはりサラリーマン率が高かった。
 早い時間は会社帰りに軽く飲むサラリーマンが多い。そして、どこかで飲んだ後、一軒目でかなり飲んでしまい、予算も使ってしまったお父さん、お兄さんが「もう1軒」と言いながら、ふらふらとたどり着く、そんな店である。また、女性の1人客を見かけることも多い。地域性だろうか。

 私は2本目のホッピー(=外)をもらい、残してあったグラスの焼酎(=中)を少しジョッキに入れて、後からホッピーを投入。「外1中2」の逆を行く、「中1外2」である。ホッピーの「味」が好きな私は、「中1外3」とか、さらに「中0外1」なんて飲み方までしてしまう時もある。この飲み方ならば、ホッピーで悪酔いすることは無いのである。また、ホッピービバレッジさんの売上に貢献してしまった(笑)。その様子を見て、創間君も真似をしている。
 さらに、このお店の名物料理。魚肉ソーセージエッグ(400円)を頼んだ。魚肉ソーセージで作った目玉焼きである。これがうまい。たしかに家でも簡単に出来る一品である。缶詰だって、スーパーで買った方が安い。でも、ここで食べるのがうまいのである。そんな店があっても良いのではないだろうか。

 最後に、私と創間君はレモンハイ(380円)を頼んだ。業界の噂話、将来上演したい演目の話、キャスティング等、話は尽きない。「演劇業界」の話にネタは尽きないのである。
 本当は早く帰るつもりが、あっという間に1時間半が過ぎ、午前0時を過ぎてしまった。お勘定をお願いする。3人で4,810円であった。


渋谷 居酒屋「とりすみ」
東京都渋谷区道玄坂2-7-6
電話 03-3464-8220
京王井の頭線渋谷駅徒歩1分
定休日 無休 営業時間18:00~25:00


ホッピー原理主義者とは?
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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第3回/煙草の煙 裏通りの某焼き鳥店

居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第3回    【地域別】 【時間順】 【がっかり集】



 煙草の煙 裏通りの某焼き鳥店



 先日、待ち合わせの時間まで少し時間があるので、東横線沿線の某駅の周辺を散策していた時のことである。路地裏に赤ちょうちんを見つけた。
 中に入ってみると、驚く程に狭い。カウンターのみで7人座れば一杯である。カウンターの中には、身体の大きな店主が1人立っており、カウンター席には常連客らしき男性が2人座っている。手をあげると手がついてしまうほどに天井も低い。

 生ビールらしき名前のものが390円とある。頼んでしまってから「発泡酒」であることに気づいた。飲んでみるとやはりそうであった。
 常連客たちと店主が盛んに話している。やがて、私の隣の男性客がチェインスモーカーであることが解った。彼は私が来店してから帰るまでの45分間、一度も手から煙草を離すことは無かった。
 「この人は、家で奥さんから煙草を吸うことを禁止されていて、禁断症状の末に、この店に来て思い切り煙草を吸っているのだろうか。」などと、勝手な想像をしてしまったほどである。とにかく、ずっと煙い。そして、店の換気も悪いのである。これだけ狭いのだから、換気扇を多用して換気をよくするべきである。

 焼き鳥を試しに少し頼んだ。部位によって、1本180円、200円、250円の価格設定である。高い。店舗に高い設備投資をした中央の高級焼き鳥店の価格設定である。銘柄鳥であることを示してあったが、食べてみると、これといって感動が無いのである。
 さらに、決定的なのはサワー類であった。大手飲料メーカーが提供している、サーバーから液体が出てくる出来合いのサワーなのである。コンビニで売っている甘いサワー類の味そのままなのである。焼き鳥店のサワーは、あまり甘くない「ハイサワー」の味が基本である。どうして、甘いサワーを店売りするのか私には解らない。

 やがて、店に新しい客が現れた。そのお客さんは、みるからに130㎏以上はありそうな人であった。その人が店に入る為に、中の客たちが全員立ち上がる必要があった。こんな狭い店にこのお客さん。店主も100㎏以上の巨漢である。そして、私も負けずに大きな身体である。まるで、昔あったドリフターズのコント番組のようだ。まさに、「もしも、焼き鳥屋の店主も客も全部相撲取りだったら・・・」である。

 
 (了)

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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第1回/がっかりは渋谷センター街から

居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第1回    【地域別】 【時間順】 【がっかり集】




 がっかりは渋谷センター街から


 「居酒屋探偵DAITENの生活」では、自分が比較的良いと思えた店だけを紹介するようにしている。ゆえに、紹介できる店を探してずいぶん飲み歩いてもいるのである。その中で、「はずれの店」も多々あり、がっかりさせられる場合も多いのである。だからといって、その店の名前を公表して、本文である「居酒屋探偵DAITENの生活」の中で酷評、逆宣伝をするエネルギーも私にはない。

 しかし、「これは考えものだな」と思う店に出会った時のやり場のない思いをなんとかしたいのである。
 私の基準は特別に高いわけではない。「比較的質の良い食材を提供してくれ、ごく普通の皆さんが気軽に寄ることが出来る雰囲気であり、価格の安い店であること。」それだけである。さらに、儲ける為だけを考えた「方法」「システム」「マニュアル」が露骨に見える店も好きにはなれない。

 今回から居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」というカテゴリーを増やさせてもらうことにした。がっかりした店について、店名を伏せて「愚痴」を言わせていただくのである。


11月某日 渋谷の某立ち飲み店

 その店の場所は渋谷で最も若者たちが集まるであろう地域である。日曜日の午後4時であるから店の前の道に会社員は歩いていない。ほとんどがカジュアルなファッションの若い男女ばかりである。
 日曜だけ午後4時からやっているという。広い店内に丸い立ち飲み用の高いテーブルが点在しており、その向こうにも、同じように胸の高さの立ち飲みL字カウンターがあり、その中が調理場になっている。70人位は入ることが出来るのではないだろうか。大箱店である。
 
 店の外にあった生ビール200円という看板に誘われて入ったのである。さっそく、生ビールを頼む。カウンターに小さなカゴが置いてあって、その中にお金を入れておくと、店の人間が値段を言いながら、精算してゆくというシステム。客の出入りを監視する必要が無いので店側としては便利である。客側も最初に金を入れておいて、今日はこの予算で飲むと決めてしまえば、それ以上飲まずに済むので良いかもしれない。

 しかし、後から小銭をカゴに追加すると、いくら払ったから解らなくなってしまうので、割り勘には不向きかもしれない。やはり、自分の呑んだものは自分で払うと決めてカゴを人数分用意するか。全部俺が払うという人が中心の飲み会に良いのかもしれない。領収書が必要な場合も不向きである。まぁ、こんな大箱の立ち飲み店で領収書をお願いする人はいないだろうが・・・。

 飲み物のメニューを見ると、ホッピーセットが500円であった。二杯目の飲み物として、実験的に「ホッピー1つ」とだけ言ってみた。すると自動的に氷と焼酎の入った小生ビールグラスにホッピーの瓶がついてやってくる。中身の焼酎を他のジョッキに移して量を計ってみると、所謂、ホッピージョッキの下の星程度の量であった。少ない焼酎の量で500円というのは、家賃の高い場所であるにしてもちょっと考え物である。

 この店は、他の飲み物も全部500円という単価になっている。最近のあまり酒を飲まない若者、1杯の甘いドリンクを前に置いて、1時間も話し続ける若者たちを相手に商売をするには、仕方がないのかもしれない。 ドリンクを500円という高い価格に統一したのは商売として、これが戦略なのかもしれない。しかし、何杯も飲みたい親父世代にはそっぽを向かれるかもしれない。事実、私たちの後に入って来たカジュアルなかっこうをした壮年男性はビール1杯を飲んだだけで出ていってしまった。

 フード関係は、300円から500円、何品か取ってみたけれど、ちゃんと量と価格のバランスを考えてあって、客側から見たお得感はない。特にうまい訳でもないが、まずい訳でもない。無難な線を出ない。
 日曜日の夕方という時間であるから、平日に来てみないと解らないけれど、若者たちが呑みながら話をするカフェの延長のような店なのかもしれない。

 今回書いたような店を私は「一期一会の店」と呼んでいる。仲間と話す時も、「今回は一期一会だったね」と話すことにしている。「こんな店、二度と来ない」などとお下劣な言い方はしないことにしている。
 
 居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」に、最後までおつきあいいただき、まことに申し訳なく思うのである。そして、また、このような「愚痴」をこれからも書いてしまうことをお許し願いたい。


 (了)


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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