神楽坂 居酒屋「あまくさ」

居酒屋探偵DAITENの生活 第69回   2008年1月30日(水) 【地域別】  【時間順】


神楽坂 居酒屋「あまくさ」

 ある会合の帰り、ASIMO君と待ち合わせたのは神楽坂である。
JR飯田橋駅西口改札を出ると、目の前を通るのは早稲田通りである。右に曲がり、外堀通りを渡ると、早稲田通りはそのまま神楽坂を登ることになる。
 第二次世界大戦の東京大空襲で一面焼け野原になる前、私の曾祖父と祖父の代には、この神楽坂で「時計眼鏡貴金属」の店を出していた。
 今日の目的の店、居酒屋「あまくさ」は、その祖父の店があった場所に建つビルの2階にある。この店には何度も来たことがあるが、来る度に何故か悪酔いをしてしまう自分がいる。「先祖の霊がこの土地を失ったことにお怒りで、末孫である私にそれを知らせているのだろうか」などと思ったものである。

 外堀通りから神楽坂を150メートルほど登った右側に〈万平ビル〉はある。この場所には戦後、「万平」というすき焼きを食べさせる店が建った。入口に柳の木が立っており、とても風情のある店で、私も二十数年前に何度か入ったことがあった。小さな古い木のカウンターがあり、そこにおばあさまが一人いて客の相手をしてくれる。あの有名政治家故田中角栄氏が常連であったそうで、国会の帰りにここで軽く呑んでから裏手の神楽坂の料亭街に向かったとのこと。
 「その席に角さんがいつも座っていたのよ」と、おばあさまがカウンターの端の席を指さして言っていた。
 神楽坂は、午前と午後で一方通行の方向が逆転する逆転式一方通行となっている。午前中は「坂上から坂下」(早稲田から飯田橋)へ。午後は「坂下から坂上」へと一方通行が逆転するのである。
 午前中、田中角栄氏が目白台の自宅から永田町方面に車で出勤し、帰宅する午後に神楽坂で酒を飲んでから帰る。その便宜をはかる為に逆転式一方通行となり、現在に至っているという説がある。
 自分のルーツの神楽坂のこの場所が「居酒屋」や「バー」の入っているビルになっている。生誕の地は川崎駅西口の闇市的飲屋街であり、今は飲食店が多く入っている高層ビルになっている。つくづく酒を飲ませる商売に縁のある身の上であると思う。

 〈万平ビル〉の2階に小さなエレベーターで上る。エレベーターを出ると、目の前に茶色の暖簾がかかっていて、「あまくさ」と書いてある。暖簾をくぐり、細かい格子になっているガラス扉を開いて中に入ると、右手に「くの字カウンター」が続いている。カウンターには10名ほどが座れるだろうか。カウンターの中が調理場になっており、親子であろうか顔のよく似た板前さんが二人仕事をしている。接客や配膳などは女性が一人でやっている。きびきびとよく動く人である。

 すでに、会合の席でビールなどを飲んでいたので、レモンサワー(330円)を頼んだ。他にも青りんごサワーやウーロンサワーなどもあるが、神楽坂としてはこのサワーの価格は安い。
つきだしは、あじの叩き(400円)である。これがうまいのである。チェーン居酒屋でよく出てくる売上げを上げる為の〈冷め切ったきんぴら煮〉等とは大違いである。
つまみは、煮込み(350円)、あつあげ(250円)、たこ刺し(500円)の3品を頼んだ。
どれも安くて、ちゃんとしている。

 レモンサワーの後は、新潟・吉乃川 燗酒大(550円)を呑む。寒い夜である。熱燗が身体にしみてゆく。
 ASIMO君と、旅行の話が出た。SAKURA と、可久桃鼓こと私の母、そして、OZAKI先生、ASIMO君、創間君の5人の「居酒屋探偵事務所」メンバーで、旅行に行こうという話である。以前に我が家で開いた「居酒屋探偵事務所研修会」の後で話が出たまま、立ち消えになっていた企画である。
 次の土曜日の午後に計画している「川崎昼酒ツアー」の際、その旅行の目的地に一番詳しいOZAKI先生と打ち合わせをしなければならないということになった。
 この日、世田谷線の世田谷駅近くの居酒屋「酒の高橋」で鍋を食べるという計画であった。その日がたまたま地元のお祭りの方々18名で店が貸し切りとなったという事実を知り、代替案として浮上したのが「川崎昼酒ツアー」である。

 さらに、とまと(350円)、しいたけ焼き(300円)をいただく。そして、レモンサワーをもう1杯づつ頼んだ。
 約1時間30分の滞在、2人で4,420円であった。つまみ5品、あじの叩きのつきだし2つ、サワー4杯、酒二合でこの価格である。神楽坂という場所にしては安く飲むことができたと思う。

 今回は悪酔いすることもなく、自身のルーツである場所を十分に楽しむことが出来た。お店の方々は大きな声を出すようなこともなく、全体にもの静かで、押しつけがましいところが無い。店全体が良い雰囲気をもっている。これは居酒屋にとって必要な美点である。
 心が疲れた時、静かに飲みたい時は、またこの店に来ようと思う。きっと先祖の霊が何かを教えてくれ、癒してくれるに違いない。


神楽坂 居酒屋「あまくさ」
住所 東京都新宿神楽坂3-2-4 万平ビル2F
電話 03-3260-9872
定休日 不定休
営業時間 17:00~25:30
交通 地下鉄有楽町線、南北線B3出口より徒歩2分・JR線飯田橋駅西口より徒歩3分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

洗足池 やきとり・焼肉「ごん」

居酒屋探偵DAITENの生活  第68回   2008年1月23日(水) 【地域別】  【時間順】



洗足池 やきとり・焼肉「ごん」

  ごん外観    にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 東急池上線の洗足池駅から10分ほどの場所に今日の目的地の店はある。中原街道から少し入った荏原病院のある通りに面しており、並びにラーメン店があるだけで、周囲には飲食店は何もない住宅街の中である。以前、赤ちょうちんの灯りに引き寄せられるように、何度か入ったことあるが、ここ数年はご無沙汰であった。当時はホッピーをおいていなかったのか、私が気づかなかったのか、ホッピーは飲まなかったように記憶している。

 実は、ホッピービバレッジのホームページ「飲める店」の中に掲載されていることに1年ほど前に気づいて、再訪してみたいと思いながら、なかなか来ることが出来なかったのである。店の前をよく通るのだが、カウンターはいつも常連客の皆さんで満員であり、1人で入るのがなんとなく気後れしてしまう雰囲気なのである。

 店内を覗くと、雪の降った寒い日であった為か、お客さんは2名のみであった。思い切って扉を開け、中に入った。
店に入ると右手に9人ほどが座れるカウンター席がある。カウンターの中は調理場になっており、入口を入ってすぐに焼き台がある。左手には4人が座れる小上がり席が3卓。20人入れば満席になってしまう。カウンターの中には、眼鏡をかけ短髪のマスターと女将さんらしい女性が一人。店内にはカウンターの入口近くに1人、一番奥に1人の2名の先客が座っている。店の奥の高い位置にテレビがあり、音声は抑えてある。

 まず、店の中を見回してからホッピー(400円)という短冊を確認して、
「ホッピーを氷なしでお願いします」と女性に伝えた。
 すると、「グラスは冷えていないほうがいいですか?」と聞かれる。
 不思議そうな顔をしている私の様子を見て、その女性は
 「グラスが冷蔵庫で冷やしてあるんですけど・・・」と言う。
 私は思わず微笑んで「冷えていた方がいいです。」と答えた。

 やってきたのは、うっすら霜のついたホッピージョッキに入ったそれである。一口飲む。ジョッキこそ氷らせてはいないが、程良い冷たさで、「3冷」の部類に入る。想定外の「3冷」のうまさに、独りうきうきとしている自分に気づく。

つまみは、牛煮込み(500円)を頼んだ。
 入口近くのお客さんが焼き物を2本づつ頼んでいる。一緒に焼いてもらう方が手間をかけないと思い、焼き物を頼んだ。
  「カシラ、ナンコツお願いします。」
いわゆる「2本縛り」があるのかなと思い、さらに、
「1本でもいいですか?」と聞くと、
「いいですよ」と答えてくれる。
 カシラ(80円)、ナンコツ(120円)を1本づつ。
 「塩ですか?」と聞かれ、「塩でお願いします」と答える。
 煮込みがやってくる。内容を箸で確認する。野菜類は入っていない、すべてモツ肉である。この煮込みがうまかった。そして、この肉の量であれば、500円という価格も納得できると思った。

 入口の先客の方はマスターと、奥の先客の方は女性と、それぞれずっと話している。毎日のように来ている常連さんらしい。その話の中で、女性は従業員の方で、女将さんではないことが解った。

2杯目に、レモンサワー(350円)を選んだ。大きなジョッキである。レモン4分の1が入っている。350円という価格は安い。甘くなくすっきりとしてうまい。
 カシラとナンコツがやってきた。弾力のある食感で両方ともおいしかった。今回は塩だったが、次回はタレも食べてみたい。

 テーブルやカウンターには、自分で焼いて食べることが出来るように、焼き肉用のコンロが置かれている。焼き物だけではなく、上ミノやホルモンなど焼き肉も食べることができるのである。

肉の質を知りたいと思い、もう1品、ガツ刺し(400円)を頼んだ。

 常連の方が、自分は焼き肉は食べたことがないと言う。とてもうまそうだけれど、健康を気にして食べないのだとマスターに言っている。ここは刺身類がうまい、いつか食べた中トロは最高だったとおっしゃる。更に、
 「マスターはいい知り合いをいっぱい知っているよね、仕入れがいいものね、魚の仕入れはどこなの?」と言う。
 「築地です」との答え。
 まるで、あまり見かけない私のような客のために、わざわざ代わりに聞いてくれているようである。

 【居酒屋探偵という自分の正体は店で絶対に明かさない】
 【店のことを根ほり葉ほり聞かず、質問はさりげなくする】
 【周囲の常連に迷惑がかかり、正体がばれるので、店内の写真は撮らない】
 【1時間半以上は店に滞在しない】


 等をモットーとしている私としては、このような常連さんと店の方の会話は、情報源としてとても助かるのである。

 ガツ刺しがやってきた、韓国風の辛いタレで和えてある。量も多い。この店の食べ物はやはり二人以上で来て食べた方が良いと思った。ガツ刺しは、しっかりとした触感である。

 そろそろ帰ろうと思っていた。しかし、ガツ刺しがかなり残っている。さらに、ホッピーに黒があるのかどうか知りたかった。
 「ホッピーは黒もあるんですか?」と聞く。
 「ありますよ」との答え。
 「それじゃ、お願いします」と、頼んでしまう。
 すぐに黒の「3冷ホッピー」がやってきた。黒もうまい。

 有名店ではない。東京のローカル線と呼ばれる東急池上線沿線である。「東雪谷」という住所は静かな住宅街である。そして、駅からずいぶんと歩いた場所でもある。そんなところで「3冷」をいただけるとは思わなかった。解っている人はどこにでもいるのである。

約1時間の滞在、1人2250円であった。良い店を再発見することが出来た。

ごん看板

洗足池 やきとり・焼肉「ごん」
住所 東京都大田区東雪谷1-13-5
電話 03-3720-9559
定休日 月曜
営業時間 16:00~23:30
交通 東急池上線洗足池駅下車徒歩10分・石川台駅下車徒歩10分

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目黒 居酒屋「蔵」

居酒屋探偵DAITENの生活 第67回   2008年1月18日(金)  【地域別】  【時間順】


目黒 居酒屋「蔵」

 様々な街で、再開発により古い飲み屋街が消えていった。そんな飲屋街の一つが平成6年まで目黒駅の西側にもあったのである。それは目黒通りの権の助坂と放射3号支線と呼ばれる道に挟まれた三角地帯にあった『三幸横丁』である。

 再開発された場合、新しい店にとって変わられ、「横町」の雰囲気がまったく失われてしまう場合が多い。しかし、ここは、新しく立て直した建物の中に、かなり多くの店が移転できたのである。ビルの名前は「サンフェスタ目黒」という。地下1階から地上2階までの3つのフロアにひしめき合うように店が並んでいる。中には、間口が両手を広げた幅しかないような店が並んでいて、看板を見て店に入ろうとして、間違えて隣の店の扉を開けてしまいそうな所もあり、それが「横町」の雰囲気を残してくれているのである。

 S.A.Pの選抜メンバーによる特別プロジェクトのワークショップが昨年の夏に続いて、今年も1月から3月までの毎週金曜と日曜に開かれている。私はビデオとスチルカメラで記録をとり続けている。帰り道、SAKURAと二人、打ち合わせと称して飲みに行ってしまう場合がやはり多い。

 この日も、上記のサンフェスタ目黒ビルの中をうろうろと店を探して歩いた。新しい店に入ろうと考えながら、結局、目黒での稽古帰りにメンバーと寄ることが多い居酒屋「蔵」に入ることになった。

 居酒屋「蔵」はサンフェスタ目黒の1階にある。目黒通りに面した入口から覗くと、ちょうど路地のようになっている通路の左手に赤提灯が見える。店の入口は間口が狭く、中に入ると広くなっている。入ってすぐ左手に10人程が座れる大テーブルがあり、右手の壁に向かって10人程が座れるカウンターが続いている。大テーブルの向こう側、店の中央にコの字カウンターがあり、ここには15人ほどが座れるであろうかと思われる。その向こう側には、4人掛けのテーブル席が6卓ほど並んでいる。店全体で60人位入ることが出来るのではないだろうか。

 コの字カウンター席に空きがあったので、SAKURAと二人で座った。天井が低いため、椅子が高いカウンター席に座ると圧迫感がある。私たちが座る席からは、ちょうどテレビがよく見えた。以前、ある日の午後6時前に来店した時、ちょうど朝青龍対高見盛戦の中継が流れていた。有名な朝青龍が高見盛に負けた試合である。その瞬間、店中が沸きに沸いたことを覚えている。

 客筋の年齢層は高い。金曜日の午後10時である。当然のごとく仕事帰りのサラリーマンが多いのである。この店に来るといつも思うのは、しっかり酔っている客が多いことである。価格が安く、入り易い場所にあるので、2軒目、3軒目として来る人も多いのであろう。

 まずは、私はホッピー白(378円)の氷り無し、SAKURAは芋焼酎薩摩白波のお湯割り(336円)を選んだ。つまみは、鳥皮ポン酢(347円)、ポテトサラダ(210円)、アジたたき(420円)を頼んだ。

 奥の厨房の中は見えなかったが、コの字カウンターの中で酒類を作る女性、フロアで働く女性、そして、店を仕切る女将さん的な立場らしい女性も、すべて中国系の人たちであった。中国語が飛び交い、ケラケラという笑い声がひびく。酔っぱらった男たちは、「また明日来てね」と言われ、喜んで帰ってゆく。

 2杯目の酒としてマッコリ(315円)を頼み、スパムの卵焼き(368円)も頼んだ。このスパムの卵焼きがうまかった。
 日本料理である「あじの叩き」をつつき、アメリカ産で沖縄料理に使われるスパムの卵焼きを食べ、中国語を耳にして、韓国のマッコリを飲んでいる自分に気づく。世界中の食べ物と人が集まる場所、ここは現代の東京である。

 スパムの塩味が強い為、のどが渇いてしまった。瓶ビール大サッポロ黒ラベル(452円)を頼み、二人でもう一度乾杯をする。大瓶でこの値段は安い。

 約1時間の滞在で2人でお勘定は3150円であった。目黒駅からも近く、価格も安く、一人でも二人でも、数人のグループでも気軽に寄ることの出来る便利な店である。


目黒 居酒屋「蔵」
品川区上大崎2-27-1 サンフェリスタ目黒 1F
03-3491-1098
無休  月~金 12:00~04:00  土・日・祝 16:00~23:00

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テーマ : 居酒屋
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公演情報NO.20  あさひ座公演「しあわせな日々」

咲良舎関連 演劇公演情報NO.20

あさひ座公演『しあわせな日々』

2002年12月に東京・両国のシアター×(かい)で上演した咲良舎・久生十蘭生誕100年記念公演「湖畔」に主演してくださった木山事務所の水野ゆふさんと内田龍磨さんが出演される公演です。

あさひ座第一回公演
『しあわせな日々』
サミュエル・ベケット作  安堂信也・高橋康也訳 白水社刊
製作=あさひ座  演出=岡田照男

出演 水野ゆふ(木山事務所)・内田龍磨(木山事務所)

1月29日(火)【19:00】  1月30日(水)【19:00】  1月31日(木)【14:00】
2月1日(金)【19:00】  2月2日(土)【19:00】  2月3日(日)【14:00】

劇場:下北沢「楽園」 東京都世田谷区北沢2-10-18 藤和下北沢ハイタウンB棟地下1F 本多劇場地下  tel/03-3466-0903

3500円(前売)  4000円(当日)

お問い合せ  090-1815-4359
詳しくはこちらへ→ http://members3.jcom.home.ne.jp/otwo/

テーマ : 演劇
ジャンル : サブカル

居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第5回/その伝説は継承されず

居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第5回    【地域別】 【時間順】 【がっかり集】


その伝説は継承されず



 友人と「1軒だけ飲もう」ということになった。他にも候補はいくつかあったが、最終的に選んだのは、一年以上前に、数回行ったことのある五反田の店であった。
 その店は、レモンサワー発祥の地として伝説の店となっている某有名店と同じ名前である。フランチャイズや直営で様々の業態の店をたくさん経営している会社が「伝説の店」のノウハウを踏襲して作った店であるという。

 午後7時少し前、かなり混んでいることを想定して店に入った。しかし、思いの外、空いている。中央に大きなコの字カウンターがあり、20人ほどが座れるようになっている。左手には、4人掛けのテーブルが7つほど並んでいる。
 コの字カウンターには、3人ほどのお客さんが座っていた。テーブル席も半分程度の入り。私たち二人はすぐに一番奥の方のビールケースを積み重ねて、板を乗せた席に座った。

 私は、ホッピー氷なしを頼んだ。友人は、麦焼酎お湯割りを頼んだ。つまみは、マカロニサラダたこぶつを頼んだ。焼き物は、たん、はつ、かしら各2本を塩である。
 しかし、どうも注文がうまく通らないのである。アジア系外国人の女性従業員がよく解らないというのは仕方ないと思うので、あまり気にならない。しかし、日本人の若い男性もメニューの内容をまったく理解していないようであった。

 ホッピーをすぐに飲んでしまい、私はレモンサワーに移行した。
 「伝説の店」の名物飲み物は「サワー」である。250円という安い価格で、氷と焼酎の入ったジョッキに、炭酸1瓶、二つ割のレモン1個、搾り器がセットでやってくるのである。

 しかし、ここには、「サワー」というものはメニューに無い。焼酎200円、炭酸100円、レモン100円というバラで売られている。合計すれば400円になる。一般的な居酒屋での「生レモンサワー」の価格からすれば安い方ではある。
 250円という価格に、インパクトを受け、店の誠意と努力を感じていた私のような人間からすれば、これは大きな違いである。この1点だけで気持ちが萎えるのである。
「ここは、別のお店なんだ」と思い知らされた。
 
 レモンサワーの後は、ホイスである。つまみは、あつ揚げ(180円)、もつ煮込みを頼んだ。180円のあつ揚げは安い。しかし、壁に「価格破壊」と大きく書くほどのことはない。

 クエン酸サワーという飲み物を頼んだ。酸味が強く私は好きな味であった。友人は、ホッピーと、焼酎(中)を繰り返し飲んでいた。生キャベツ、穴子煮も頼んだ。この穴子煮は、妙な酸味があり不思議な味であった。

 電波の状態が悪く、画面が荒れた状態で放送内容がまったく解らない「白黒テレビ」が付けっぱなしになっていた。誰も見ていない。内容が解らないので見る人はいないのである。「昭和レトロ」な雰囲気を作るためであろうか。しかし、地球温暖化の時代、電力の無駄としか思えない演出である。

 約1時間半ほどの滞在。二人で5,410円であった。価格的にもインパクトはない。もつ焼きや煮込みの味にもこれといって特筆するべきものはない。何も知らず入れば、町中にある普通の店として客は入ると思う。しかし、伝説のあの店の名前とノウハウを継承する店としては力不足となってしまっていた。

 「そうだ、伝説のあの店に近々に行こう」、店を出てすぐにそう思った。


 (了)

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大崎広小路 居酒屋「一平」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第66回   2008年1月7日(月)  【地域別】  【時間順】


2010年冬 東急池上線大崎広小路駅高架耐震工事に伴い閉店


大崎広小路 居酒屋「一平」 第2回

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 居酒屋探偵事務所の2008年の行動計画の続きを話す為、というよりもホッピーが飲みたくなってしまった為、ASIMO君と二人、「朝日屋」の真裏の居酒屋「一平」に行く。移動時間30秒である。
 
 まずは、私はホッピー氷無し(380円)をお願いした。前回(2007年11月17日)はホッピーが冷えておらず、ジョッキも冷えていなかった。それが、今回はホッピーもジョッキも焼酎も冷えている「3冷」になっていたのである。単にその時だけ冷えていなかったのか、それとも進化したのか。定かではない。
 ASIMO君はレモンサワー(300円)を頼んでいた。サワーグラスではなく、生ビール用のグラスに入って出てきた。

 飲み物のすぐ後に、付きだし(200円)が出てきた。厚く切った赤いカマボコが二切れ、それからナマスが出てきた。正月だからであろうか。正月にナマスを食べなかったので、今年初めてのナマスである。うれしい。
 さらに、つまみはチーズオムレツ(350円)と、めざし(150円)をお願いした。この店は単価の低いつまみがたくさんある。独り客にとっては色々と選べるので便利である。

 「一平」は、女将さんが料理から酒、配膳、お勘定、洗い物まで一人で切り盛りしている。ゆえに、常連客の皆さんは無理なことは言わない。女将さんの動きを見ていて、手の空いた時に何か頼んでいる。女将さんは大声を出すこともない、大声を出す客もいない。ゆったりとした店の雰囲気に慣れてくると、だんだんに心地よくなってくる。気が短かったり、冗談を言って大声で騒ぎたい方には向いていない店である。

 2杯目は、レモンサワー(300円)にした。ゆっくりとレモンサワーを飲みながら、以前に行った居酒屋の話をたくさんした。
 ASIMO君は、暮れ(2007年12月27日)に二人で行った、旗の台の「市蔵」をずいぶん気に入ったようである。ただし、遅い時間になると常連の皆さんが痛飲する店となる様子なので、我々のような新参者は早い時間に行くべきであるという話をした。
 店主と常連の皆さんの話はちゃんと聞いておくべきである。それで、その店の様子が見えてくる。そして、自分勝手な行動は慎むべきである。常に「郷に入っては郷に従え」の精神が大事である。

 すぐに1時間の時が過ぎていた。お勘定をお願いすると、二人で2,180円、一人当たり1,090円であった。


大崎広小路居酒屋「一平」看板

大崎広小路 居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田1-22-2 池上線ガード下
電話 03-3493-7730
交通 東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分


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大崎広小路 大衆料理「朝日屋」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第65回   2008年1月7日(月) 【地域別】  【時間順】


2010年冬 東急池上線大崎広小路駅高架耐震工事に伴い閉店


大崎広小路 大衆料理「朝日屋」  第2回

   大崎広小路「朝日屋」   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 居酒屋探偵事務所の2008年の行動計画を立てる為、ASIMO君と二人、大崎広小路の「朝日屋」に行った。ここは、SAKURAのお気に入りの店である。前回紹介した昨年の11月16日の時よりは店内は空いていた。
 入って右手のL字カウンター席は半分ほどのお客さんが座っていた。3つある六人掛けテーブルのうち、手前の二つにそれぞれ二人客と三人客の皆さんが座っていた。
 空いていた一番奥の六人掛けテーブルの左奥に二人で座る。

 まずは、いいちこの300ミリリットル入り携帯ボトル「いいちこパーソンズ」(1,000円)をもらい、ソーダと氷を頼んで、ゆっくり飲み始めた。
 つまみは、肉豆腐(530円)、ポテトサラダ(300円)、めかぶ酢(300円)を頼む。「朝日屋」は、刺身メニューが豊富である。一品単価は700円台から900円台の価格設定が多い、今日は新年でもあるので、盛り合わせ刺身小(1,900円)を頼んだ。
 やってきた刺身は、マグロ赤身、カツオ、カンパチ、金目ダイの四品がそれぞれ五切れほどと玉子焼きが二切れのっていた。単品をとるよりもずっとリーズナブルである。

 さて、今年の居酒屋探偵事務所の「行動計画」の話である。
ASIMO君の提案により、まずは、鍋料理を目当てに、過去数回行っている東急世田谷線の世田谷駅近くの名店「酒の高橋」へ1月中に行きたいという話になった。さらに、三軒茶屋の某モツ焼き店への再訪も予定に入れた。また、中野、阿佐ヶ谷、高円寺といった総武線沿線の魅力的な店も候補に上がった。

 私からは、池上線沿線ホッピーマラソン京浜急行沿線の古い居酒屋巡り、川崎市全域の開拓などを提案した。まずは、土曜日の午後。川崎駅東口側の午後3時から営業している某モツ焼き店、川崎駅西口側のASIMO君が行ったことのない居酒屋「味よし」を梯子酒することに決めた。

 出来るだけ、あまり紹介されていない街の良い店を見つけたいと思う。行きたい場所は、まだまだたくさんある。「古典酒場以外の業態は出来るだけ紹介しない」という方針の「居酒屋探偵事務所」である。守備範囲が狭い。しかし、それでも、行きたい店は本当にたくさんある。実際にその街に行き、足で探すことの楽しさは格別だ。ただし、悪い店ではないが、ブログに紹介するほどでもない店にも出会う。さらに、「DAITENのがっかり録」に書く候補になってしまう「一期一会の店」もある。

 居酒屋について二人で話すと、本当に話が尽きない。ゆえに、もう一軒行くことになった。
 お勘定をお願いした。約1時間の滞在でお勘定は5,030円であった。
 


大崎広小路 大衆料理「朝日屋」
住所 東京都品川区西五反田1-22-6 池上線ガード下
電話 03-3494-1579
交通 東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分

ホッピー原理主義者とは?
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公演情報NO.19 無名塾公演「ドン・キホーテ」

咲良舎関連 演劇公演情報NO.19


無名塾公演『ドン・キホーテ』

咲良舎の前身である劇団櫻花舎の公演「変装の王子」に出演してくださった無名塾の菅原あきさん、そして、2006年12月の青年座スタジオ公演「COLORSⅡ シャンソンと愛のモルナールあえ」(守輪咲良演出)に出演された、同じく無名塾の本郷弦さんが出演される無名塾の公演です。

無名塾公演
『ドン・キホーテ』
演出=丹野郁弓
原作=ミゲル・デ・セルバンテス 上演台本=岡山 矢

出演 仲代達矢、山谷初男、野崎海太郎、友居達彦、長森雅人、松崎謙二、赤羽秀之、中山 研、本郷弦、森岡弘一郎、鎌倉太郎、川村 進、須賀 力、西山知佐、菅原あき、江間直子、樋口泰子、渡部晶子、篠山美咲

劇場 東京芸術劇場・中ホール 東京都豊島区西池袋1-8-1 03-5391-2111

日時 2008年1月6日(日)~20日(日)

チケット予約お取り扱い
 無名塾 TEL03-3709-7506(平日10:00~18:00)
 チケットぴあ TEL0570-02-9988(オペレーター10:00~18:00)
 チケットぴあ TEL0570-02-9999(自動受付 Pコード376-701)
 東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707(平日10:00~19:00)
S席(1階)8,000円 A席(2階)6,500円 学生割引(A席のみ、無名塾扱いのみ)3,200円

詳しくは無名塾ホームページへ http://www.mumeijuku.net/

テーマ : 演劇
ジャンル : サブカル

公演情報NO.18 Mon Famille公演「ふるさと」

咲良舎関連 演劇公演情報NO.18

Mon Famille 公演

『ふるさと』

咲良舎公演・シアターコレクティブレパートリー2005で『いさかい』『奴隷島』の両作品に出演、シアターコレクティブ・レパートリー2006・21世紀のマリヴォーシリーズ第2弾「試練」にも出演してくださった俳優五森大輔氏が作・演出する芝居の情報です。S.A.P.元メンバーの松本麻琴も出演します。

作・演出 いつもりだいすけ

劇場 東京キネマ倶楽部 東京都台東区上野1-1-1 03-3874-7988

日時 2008年1月16日(水)
第1回公演 16:00開場 16:30開演
第2回公演 19:00開場 19:30開演


チケット予約・問い合わせ TEL090-9314-1238
一般3,000円 シニア1,000円 親子ペアチケット3,500円

テーマ : 演劇
ジャンル : サブカル

公演情報NO.17シアタークリエ「放浪記」

咲良舎関連 演劇公演情報NO.17

公演情報です! S.A.P.メンバー西村雄正君が芝居に出演します。
リニューアルされ、芸術座から生まれ変わったシアター・クリエでの上演です。西村雄正君の師匠である山本學さんが出演されます。

『放浪記』

上演期間 2008年1月7日(月)~2008年3月30日(日)
前売開始 〈1.2月分〉2007年11月24日(土) 〈3月分〉2008年1月19日(土)
劇場 シアター・クリエ
料金 13,500円(全席指定・税込)
出演 森光子 高畑淳子(1/7~2/6) 黒柳徹子(2/7~3/30) 米倉斉加年 有森也実  斎藤晴彦 大出俊 山本學 他
詳しくは公式サイトで→http://www.tohostage.com/hourouki/index.html
西村雄正個人ブログ→http://nishimurau6.blog98.fc2.com/

テーマ : 演劇
ジャンル : サブカル

蒲田 居酒屋「升本」

居酒屋探偵DAITENの生活 第64回   2008年1月3日(木) 【地域別】  【時間順】



蒲田 居酒屋「升本」



  蒲田「升本」外観

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 新年を迎えて1月3日、久しぶりに地元を離れて散歩をした。川崎駅周辺を歩き、居酒屋を探して歩く。さらに、買い物をしてから蒲田に移動した。ここで横浜での用事を済ませたSAKURAと待ち合わせである。二人で向かったのはリニューアルオープンしたとの噂を聞いた蒲田「升本」である。

 新しくなる前の「升本」には何度も来たことがある。
 それは、ある土曜の午後4時であった。口開けの最初の客が私であった。高い位置にテレビがあり、テレビに一番近い席についてテレビを見上げ、巨大な升の真ん中に乗せて出てくるコップ酒を飲み始めました。やがて、15分ほどしてから、何気なく背後をふりかえって驚かされた。そこには10名近いお客さんが座っていたのである。全員が独り客で、バラバラに座っている。常連ばかりの為か大声を出す人など一人もいない。私の気づかぬうちに、本当に静かに10名ものお客さんが入ってきていたのである。なんだか、不思議な気持ちになったことを覚えている。

 新しい「升本」は、まず外観に驚かされる。大きな透明のガラス窓から中がよく見える。そこに大きく「全品300円」と書いてあるのだ。「300」という数字は赤文字である。赤い幟にも「全品300円」と書いてある。
 店内に入る。以前より客層は随分若くなっている。大声で話す人も多い。
店で働く人々もまったく以前とは違う皆さんである。もちろん、いつもニコニコ顔で有名な旦那さんの顔もない。やはり、あの方の顔を見ないと寂しい。当時使われていた「酒燗器」も使われいない。そして、店内には「ロック・ミュージック」が流れている。さらに、一番驚いたのは店員の方が注文を受ける時、ファミリーレストランや大手居酒屋にあるハンディ・ターミナルを手にしていることであった。使われている皿は名入りの古いものがそのまま使われている。「全品300円」の文字以外は店内もあまり変わってはいない。しかし、ここはまったく別の店であった。

 最初にホッピーセット(300円)を二杯を頼んだ。もちろん、私は氷無しである。焼酎の量は300円という値段に見合う量である。この量は私にとってはちょうど良い量である。ちゃんとホッピー瓶もついてきて、おいしく飲むことが出来た。
 お通しはマグロ甘露煮(300円)。注文は、長芋千切りかれいの煮付けにら玉ハンペン焼きの4品をお願いした。すべて300円である。

 つまみは、どれもちゃんとしている。カレイの煮付けなどは、特に驚かされた。あの頃の「升本」ではない、しかし、この店は300円で良い物を出してくれる、安く飲める良い店である。何も無くなってしまうよりはずっと良い結果であった。

 ホッピーセットを追加した。さらに、北の誉(300円)を1杯頼み、二人で分け合った。
 それは、ちゃんと懐かしい巨大升の真ん中にコップがあり、そのコップからなみなみとつがれた酒が升の中にこぼしてあった。なにやらうれしかった。両手で巨大升の縁をさすってみる。人は去った。しかし、その人たちが手にしていた「道具」は残ったのである。

 滞在は午後7時から7時45分までの約45分間。お勘定は二人で3,000円ちょうど。
また、来てみようと思う。あの「升」に会うために。



蒲田 居酒屋「升本」
住所 東京都大田区西蒲田7-6-1
電話 03-5710-2318
定休日 日曜日
営業時間 16:00~24:00
交通 JR京浜東北線蒲田駅・東急池上線蒲田駅、東急多摩川線蒲田駅徒歩3分



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


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謹賀新年

あけましておめでとうございます。

「居酒屋探偵DAITENの生活」も3年目に突入しました。
高いお金を出せば、本当においしい食物を食べることが出来るのでしょうか。
立派な建物の中にある、贅沢な造りの飲食店が私たちを癒してくれるのでしょうか。
私はまったくそうは思いません。
夕暮れ時の混み合った古い居酒屋のカウンターが私は好きです。
ものみな値上がりする今の世の中、少しでも安い価格で提供してくれようとする
小さな店の努力に頭が下がります。
そして、ホッピーの瓶と焼酎の入ったジョッキを差し出してくれる人の「笑顔」が私を癒してくれます。

ささやかな癒しを求めて、今年も良い店を探して「探偵」を続けるつもりです。
そして、読者の皆さんの少しでも役に立てればと思います。

今年もよろしくお願いします。

居酒屋探偵DAITEN


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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