雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第103回   2008年5月30日(金)  【地域別】  【時間順】



※2008年5月29日夜 90000カウント通過 感謝!


雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」 第2回

   雪谷大塚とよだ外観    にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 この店には、1回の会計金額2000円ごとに1枚くれる券がある。集めると焼酎のボトルがもらえる「ボトル交換補助券」である。20枚集めると焼酎ビダン1本と交換、25枚集めると焼酎いいちこ1本と交換してくれる。
 前回、この店を紹介したのは2007年9月6日であった。記事にはしないが、それからずいぶん通っている。なにしろ、今回でボトル交換補助券が20枚貯まりそうなのである。
 中に入る。昨日と同じく30人程が座れる「変則的コの字カウンター席」は満席に近い盛況である。入って右側の角に二人分の席があり、そこに滑り込むように座った。こちらの店では、自分で積極的に席を探して座らないとだめである。お店の方はみんな忙しいのでなかなか対応してもらえない場合が多い。

 白鶴二合熱燗(650円)をもらう。さっそく杯を重ねる。どんどん身体が暖まってゆく。いかげそ揚げの突き出しが出てくる。
 つまみは、鮪中落ち(400円)をもらう。本日のサービス品である。昨日は、定番のマグロ、平目、鯛、あじからなる刺身四点盛(500円)にしたが今日はマグロのみにした。実は昼食にも刺身を食べたからである。
 周囲を見れば、今日も「いいちこ」とアイスペールと、水、ウーロン茶、緑茶、ソーダ、サワー、トマトジュースなどの様々な割物をそばに置いたお客さんが多い。焼酎ボトルは常連客の証である。昨日いらっしゃった常連の方がちゃんと、そばに座っておられる。次々にお客さんが入ってくる。常連の一人客や二人客に対しては、お店の人が周囲の客に声を掛けて席を作ってくれる。奥に座敷席やテーブル席があるのでグループ客でも入りやすいのだが、今日は4人、5人といった大人数のグループ客が断られて帰って行った。

 燗酒は連れに任せ、私はトマトハイ(400円)にする。トマトジュースを呑んで身体に良いリコピンを摂取、同時に焼酎で身体を痛める訳である。
 さらに、おでんも注文した。今日はハンペンが無いそうで、がんも、あつあげ、ちくわぶ(各100円)を頼んだ。昨日は焼き物を食べた。かしら、軟骨、ハツを一本ずつ、各120円である。ここの焼き物は肉が大ぶりでなかなかリーズナブルである。しかし、今日はこれから夕飯なので、焼き物は食べなかった。レモンサワー(300円)をもらい、ゆっくりと飲んだ。午後7時半を回り、最初の波が去ったのか、カウンターに空席が出来はじめた。
 
 約50分位の滞在であったろうか。料金は二人で2050円。別に狙ったわけではないが、ボトル交換補助券がもらえる2000円に手がとどく。これで20枚が貯まったことになる。次回、「ビダン(720ml)」と交換するか、もう少し通って「いいちこ(900ml)」にするか迷うところである。

 雪谷大塚とよだ

雪谷大塚 大衆割烹 とよだ東京都大田区南雪谷2-15-4
電話03-3720-3338
日曜定休 営業時間 17:00~24:00
東急池上線雪谷大塚駅徒歩1分





ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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池上 もつ焼き「福ちゃん」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活  第102回  2008年5月26日(月)  【地域別】 池上線】 【時間順】 【がっかり集】


池上 もつ焼き「福ちゃん」


  池上福ちゃん

 
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 大田区には呑川(のみかわ)という川が流れている。水源は東急田園都市線桜新町付近であるという。そこから、目黒区八雲、東急東横線都立大学駅付近、目黒区中根、東急目黒線緑が丘駅の裏側あたりまで地下を流れている。東急目黒線と東急大井町線の線路の下をくぐった直後、東京工業大学のグラウンド近くで地上に出る。さらに、大田区石川町、雪谷、久が原、池上、蒲田、糀谷を経て東京湾に注ぐのである。

 この川の名前を聞いた時、最初に浮かんだのは「酒呑みの川」という言葉だった。酒にまつわる伝説が特にある訳でもない。しかし、私は「酒呑川」と勝手に呼んで、缶チューハイ片手に川沿いを散歩することも多い。都立大学駅の近くの暗渠の上に作られた桜並木では、若い役者たちと花見の酒宴を開いたりすることもある。

 そんな呑川に掛かる橋のたもとに、以前からずっと訪問したいと思っていた店がある。最寄りの駅は東急池上線の池上駅である。しかし、最寄りと言っても10分以上かかる場所である。でも、実は東急バスの「反01」という「五反田駅」から「川崎駅西口北」まで行くバス路線を使い、「池上橋」というバス停で降りれば、徒歩5分の近さである。

 五反田から乗ったバスは、国道一号線(第二京浜)をまっすぐに走りつづけた。20分ほどのバスの旅である。「池上橋」のバス停で降りたら、五反田方面に少し戻る。そこに、第二京浜の上にかかる「池上橋」があり、下を呑川が流れている。
 目の前に「松井病院」という病院が見えた。川沿いを歩く。気持ち良い風が吹いている。松井病院脇の久埼橋(ひささきばし)を過ぎて、やや左にカーブしながら進むと、左手に「サンキュー」という焼き鳥店がある。その後、三つ目の橋の左手に「太陽泉」という銭湯があり、今日の目的の店、もつ焼き「福ちゃん」は、そのすぐ前である。

 到着したのは午後7時であった。橋のたもとの角地に建つ古い建物には入口が三つある。川沿いの道に面して一つ。川を渡る道に面して二つ。暖簾をくぐり、二つ並ぶうちの左側の引き戸を開いて中に入った。
 店内は、外観よりも小綺麗である。大きな白いL字カウンターには15人ほどが座れるであろうか。左奥に六人がけテーブルが二つある。カウンター席の左端は二人分程を折れ曲がっており、そこに小さなテーブルが一つ連なり、四人ほどが囲むように座ることが出来るようになっている。店全体を見ると、このテーブルとカウンターによって、変則的なコの字カウンターが形成されているのである。

 入ってすぐのカウンター席に座った。カウンター席の背後の頭上に古いブラウン管テレビがある。なにしろ頭上なので、私の座った横列側からは画面が良く見えない。川添いの入口を入ってすぐ、カウンターの縦側に座るとテレビがよく見える。そこで御夫婦らしき常連客が座ってテレビを見ている。カウンターの中は調理場である。そのど真ん中に冷蔵庫や水の機械などが山のようになっていて、私の席からお店の人がいる焼き台側は完全に死角になる。座ってしまうと反対側が見えないのである。見えない相手に向かって「すみません」と声を掛ける。

 顔を出してくれたマスターらしき人に「レモンサワーください」と伝えた。レモンサワー(400円)が来ると、「煮込みの小」をください」と言う。煮込みは(500円)、(400円)、(300円)の三つの量がある。煮込みが来たところで、かしら(90円)、なんこつ(90円)を2本ずつお願いした。焼き台はよく見えなかったが、焼きものはもう一人の女性が焼いているようであった。この店でこちら側に座ってしまった客は、調理場中央の山の向こうから人が来てくれた時に、すかさず何か頼まなければならないのである。

 やがて、女性客が入ってきた。やはりテレビの見えるカウンター席に座る。それからその相手らしき男性客、さらに、男性の一人客と、次々にお客さんが入ってくる。全員がお互いに知り合いであり、店の常連客のようである。そして、黙っていても好きな飲み物がそれぞれの前に出てくるのである。
 テレビではバラエティ番組が放送されていた。スタジオ内の客席に知り合いの方がいるらしく、「今、映った」「どこどこ」などとお店の人もお客さんもみんなで盛り上がっている。駅から遠い場所にある店である。ほとんどが常連客に違いない。顔見知りでない、私のような客も珍しいであろう。
 「出船によい風は入船にわるい」という言葉が壁のカレンダーに書かれている。なにやら、色々と考えさせられる言葉である。
 女性が一人、鍋を持って店に入ってきた。どうやら「煮込み」を買いに来たらしい。鍋一杯で1200円であった。本当に地域に根ざした店であることが解る。

 緑茶サワー(400円)とジャガバター(350円)を頼む。緑茶サワーをすぐにのんでしまったので、最後にお酒を飲むことにした。「お酒お願いします」と言うと、「冷たいのですか、常温ですか」と聞かれた。すぐに「常温で」と答えた。酒升にコップが入り、コップから酒升に酒がこぼれた状態でやってきたのは、辛口大平人(350円)である。一口、二口と呑む、ゆっくりと酔いが染み込んでくる。

 約45分の滞在。お勘定は2,250円。きちんと小銭まで細かく支払った。マスターが笑顔で「また、お越しください、お気を付けて」と丁寧に頭を下げてくれた。
 呑川(のみかわ)沿いの古い酒場で酒を呑む。独りで色々と考え、良い時を過ごせたに違いない。


 呑み川の 橋のたもとの 独り酒
   出船入船 吹く迷い風



池上 もつ焼き「福ちゃん」
住所 東京都大田区池上2-18-18
電話 03-3751-4801
定休 日曜・祝日
営業時間 17:00~22:00
交通 東急池上線池上駅下車徒歩10分・ 東急バス池上橋停留所から徒歩5分




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武蔵溝ノ口 串焼き「いろは」

居酒屋探偵DAITENの生活 第101回   2008年5月17日(土) 【地域別】  【時間順】


武蔵溝ノ口 串焼き「いろは」

   溝の口 串焼き「いろは」    にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。
  

 前回の第100回に引き続き、思い出を胸に溝の口の街を歩く小さな旅である。前回入ったやきとり「ゆたか」を出て、すぐ目の前にあった道に入る。居酒屋「十字屋」の前を通り、「溝の口駅西口商店街」の中心に出た。左手の東急田園都市線溝の口駅方面には、やきとり「かとりや」がある。右手の角の八百屋さんの向こう側に、串焼き「いろは」を見つけた。「いろは」と八百屋さんの間には明確な仕切りはない。
 すでに、立ち呑む為の台は一杯であった。焼き台の近くの男性に対して指を一本立て、一人であることを示すと、近くの台の隣に折りたたみ式のテーブルを出してくれた。
 まずは「ホッピーセット」をお願いする。ホッピーセットは470円である。ここのホッピーのセット焼酎は、ドリンク剤の瓶に「燃える男の酒焼酎・串焼きいろは」と書かれたものに入って出てくる。この焼酎瓶に対して、ホッピー瓶(260円)やレモンソーダ瓶(260円)を追加するのである。瓶は冷やされていないので氷を入れてもらうしかない。氷を2個だけ入れてもらい、箸で混ぜるとすぐに溶けてしまった。

 焼き物はつくね(80円)、とりかわ(80円)、こぶくろ(80円)を一本ずつである。やきとり「ゆたか」では食べなかった焼き物を選んだのである。肉は値段に見あって小ぶりであるが、酒のつまみにはちょうど良い。

 この串焼き「いろは」や、やきとり「かとりや」のある「溝の口駅西口商店街」は、八百屋さんが今も残っているように、元々は主婦が晩の食材を購入するような商店街でもあった。ところが、2007年2月4日の午前4時半頃に起きた不審火による火災の為、鮮魚店、飲食店、洋服店など計7店の店が全焼してしまった。焼け跡はまだ再建されてはおらず、立ち退きが要求されているらしい。

 串焼き「いろは」やきとり「かとりや」等がある側は難を免れたが、最近になって、「七輪もつ焼き二の鉄」「本場博多天神もつなべ・きむら屋」等の新しい店舗が進出。また、焼け跡に隣接する場所にはマンションが建ち、その中にチェーン居酒屋の支店が入って、街全体が新しい飲み屋街に変貌しつつある。戦後闇市的な場所がまた消えてゆくのだろうか。

 しばらくして、お隣に上品な感じの年輩の方が来られた。ちょうど、亡くなった父が生きていれば近い年格好であろうか。どちらからともなく話し始めた。その方はあちらこちらの立ち呑みの店を飲み歩いているという。座る店の場合、地域の皆さんの世界に入りにくい、立ち呑みだと、そこに入り込み易いのだそうである。まったく同感である。
 常連の多い小さな店では、常連さんの座る席まで決まっていたりする。立ち呑みの場合は、もし常連さんの立つ場所が決まっていたとしても、立ち位置を少し変えるだけで対応できるのが良い。

 2杯目は、「燃える男の酒焼酎」が半分残っているので、レモンソーダ(260円)だけを頼み、ポテトサラダ(200円)を追加した。
 すると、「今日はポテトサラダ無いんですよ、マカロニサラダでもいいですか?」と言われる。断る理由も無い。マカロニサラダ(200円)をお願いした。

 父と暮らした頃の面影を訪ね歩いたその夜に、たとえ短い一時とはいえ、父と同年輩の方と酒を呑むことが出来たのである。様々な場所の酒場についてお話をした。しかし、家では母が待っている。「それではお先に失礼します」と申し上げると、「また、どこかの酒場で会いましょう」と答えてくださった。心和む一時であった。
 約40分ほどの滞在。お勘定は1,170円であった。

いろはホッピー写真

武蔵溝ノ口 串焼き「いろは」
住所 神奈川県川崎市高津区溝口2-4-3
電話 044-811-4881
交通 東急田園都市線溝の口駅徒歩1分
JR南武線武蔵溝ノ口駅徒歩2分


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武蔵溝ノ口 やきとり「ゆたか」 

居酒屋探偵DAITENの生活 第100回   2008年5月17日(土) 【地域別】  【時間順】



武蔵溝ノ口 やきとり「ゆたか」

  溝の口ゆたか    にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。


 今回は「居酒屋探偵DAITENの生活」の記念すべき【第100回】である。そして、掲載店も113店になった。自然と過去を振り返る気持ちになってくる。
 ここ数年、自分自身のルーツを探す小さな旅を時々する。以前、JR川崎駅西口の駅前、自分が生まれた場所を訪ねると、そこはミューザ川崎という高層ビルの脇にあるエスカレーター前になっていた。その時のことは【第10回・生まれ故郷にうまい店「味よし」】に書いた。

 私が十二歳の頃、父がガンで亡くなるまでのわずか1年、家族3人で住んだ家に行ってみることにした。実は、一週間ほど前にSAKURAと二人でその家を探しに行った。しかし、撮影したビデオの映像を母に見せると、場所が違うと指摘されてしまった。そこで母と共にお互いの記憶をたどり、地図を見ながら正しい場所を特定した。故に今回は二度目の挑戦ということになる。

 その家の場所は溝の口駅からバスでかなり奥に入り、さらに歩いた丘の上の住宅街である。今回はその場所をすぐに見つけることが出来た。ガンを患った身体で、周囲の忠告も聞かず、父が独りで作ったブロック塀が当時のままそこに残っていた。あれから37年の時が過ぎた。様々な思いがこみ上げてくる。家の裏の2棟の社宅もそのままで、庭には、子供が遊ぶ為のトンネルのあるコンクリート製の山も残っていた。しかし、フェンスで囲まれ、近づくことが出来ないようになっていた。何かあったのかもしれない。
 さらに、卒業した小学校まで歩いてみた。校舎も体育館もそのままの姿で残っていた。父の看病の為、母も不在だった卒業式も、当時出来たばかりのこの体育館で行われた。
 色々な思い出が蘇ってくる。たまらず、小学校の近くの街道沿いにある回転寿司店で一人ビールを呑み、心の中で亡父と乾杯をした。
 
 帰りもまたバスで溝の口駅に戻った。溝の口駅は私が子供の頃とは、ずいぶんと変わってしまっていた。駅前にファッションビルが建ち、田園都市線とJR南武線の二つの駅は、ちょうど二階の高さに作られた広い空中広場で結ばれていた。
 それから昔の面影を探して街を彷徨うことになった。前回訪ねた「かとりや」のある西口商店街には行かず、東口側を歩いた。古い飲み屋街を探して歩いてみたが、みつけることが出来なかった。それでも、「古い飲み屋を探すなら、用水やどぶ川の周辺を探せ」という自分なりの規範に従い、どぶ川に蓋をして暗渠になっている場所を見つけた。さらに、ちいさな用水路に出る。それは、美しく整備された「二ヶ領用水」であった。その用水沿いを歩く。やがて小さな街道に出て、そこを左に曲がった。自分が溝の口駅に対してどちら側にいるのか解らなくなっていた。五十がらみの迷子である。その街道をすすむ。やがて、「栄橋」という六差路の交差点に出た。

 栄橋の交差点の一角に「やきとり ゆたか」という看板と赤ちょうちんを発見した。砂漠でオアシスを見つけた気持ちである。自転車に乗った男性が店の前で降り、何の躊躇いもなく中に入って行く。常連の方に違いない。私も少しだけ間をおいて中に入った。
 店は三角地に建てられている。Lの字の縦線の上部がもう一回右斜めに少し折れた形を想像していただきたい。そんな変則的L字カウンターに15人程が座れるようになっている。カウンター中央に面した焼き台の前で、優しそうな雰囲気の女将さんが焼き物を焼いていた。

 飲み物はレモンサワー(350円)に決めた。焼き物は、たん(100円)、はつ(100円)、かしら(100円)をお願いする。本数を言わないでいると、「一本づつですか?」と聞いてくれた。この店に「2本縛り」が無いことが解る。
 先客は先ほどの男性、それから左手奥にもう一人男性客がいるだけであつた。壁に日曜祝日休という文字を発見する。土曜日に訪ねてきたのは幸運であった。土曜の夕暮れ時の酒場ほど心おちつく場所はない。
 女将さんを中心に常連の皆さんの話が弾んでいた。私はただ黙っている。探偵は観察を続けるのである。2杯目は千代菊にごり酒(380円)を頼んだ。これがなかなかにうまかった。めざし(250円)も追加する。4匹のめざしが小皿に載ってくる。めざしは最高の酒の相手である。
 やがて、女性客が一人やってきた。女性客は様々な噂話を始めた。色々な人の名前が出てくる。他の常連客も負けず劣らず話し続ける。気が付けば、私を含め7人のお客さんに増えていた。
 緑茶割り(350円)と、あつ揚げ(170円)を最後にお願いした。
本当に地元の皆さんの店である。人生の縮図を見せていただいた気がする。たっぷり楽しませていただいた。約40分で酒3杯、いささかペースが速い。お勘定をお願いすると1,700円であった。

 目の前の栄橋交差点に立ち、道を渡った向こう側に路地を見つけた。左に曲がっている。なんとなく記憶が残っている。しばらく歩くと、以前に来たことのある居酒屋「十字屋」の前に出た。このまま進めば、やきとり「かとりや」串焼き「いろは」がある西口商店街である。知らぬ間に駅に近い場所に戻ってきていたのである。偶然に見つけた「ゆたか」という店は、やはり溝の口の優良店が集まる場所にあったのである。
 
補足 やきとり「ゆたか」への一番近い行き方は次の通りである。東急田園都市線溝の口駅中央改札口を出て右へ進み、階段を下りると線路沿いに西口商店街がある。そこをまっすぐ進み、やきとり「かとりや」の前を過ぎて、串焼き「いろは」の手前のY字路を右へ。右にややカーブする道を行くと、右手に、居酒屋「十字屋」があり、その前を過ぎて広い通りに出ると、すぐ目の前に「ゆたか」の看板が見える。隣は漢方薬局である。


武蔵溝ノ口 やきとり「ゆたか」
住所 神奈川県 川崎市高津区溝口2丁目5-7
電話 044-822-2219
定休 日曜祝日 営業時間17:00~;22:00
交通 東急田園都市線溝ノ口駅徒歩3分
JR南武線武蔵溝ノ口駅徒歩2分

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五反田 やきとり「カミヤ」

居酒屋探偵DAITENの生活  第99回   2008年5月16日(金)  【地域別】  【時間順】



五反田 やきとり「カミヤ」

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 昨年の夏から実施されてきた咲良舎アクティングプレイス(SAP)の選抜メンバーによるMIプロジェクト「超長期特別ワークショップ」が先日の日曜日にひとまず終わった。毎週、金曜夜と日曜昼に同ワークショップに参加、様々な実験的な稽古風景や議論の様子をビデオ撮影してきた。撮影時間は200時間以上であろうか。
 ゆえに、毎週金曜日の夕方から酒を呑む機会もまったく無かった。

 五反田にはTOCビルがある。SAKURAとTOC入口近くの交番の前で待ち合わせ。
すぐ近くにある「カミヤ」というもつ焼き店に向かった。「カミヤ」は人形町の本店の他、様々な場所にある。(「カミヤ」の他店については、カミヤ全店制覇を目指す〈たかじろうさん〉のブログ「もつ焼き・オリジナル」に掲載されているので、興味のある方はそちらをご覧いただきたい。)
実際の最寄りの駅は東急池上線大崎広小路駅であるが、グルメ情報サイトでは五反田 カミヤ」となっているので、今回は「五反田」の店として掲載することにした。
 すでにこの場所で28年営業しているという。以前から、TOCに用事がある度に寄ってみたいと思いながら、果たせぬままであった。

 国道一号線から一本入った裏通りの角にある。すぐ目の前に小さな居酒屋が新しく出来ていたが周囲には他に店はない。
 表には「やきとり カミヤ」と店名が書かれている。しかし、売っているのは「やきとん」であり、「もつ焼き」である。入口を入ると、目の前に7人ほどが座れるカウンターがあり、中は調理場になっている。焼き台はカウンターの右端である。カウンター席には誰もいなかった。入って左側から奥に向かってテーブル席がたくさんある。店全体で40席ほどであろうか。

 カウンターの中では男性3人が働いている。一番年輩らしき親父さんが「飲み物は、ビール、日本酒、ウイスキー、芋焼酎ですね」と言う。レモンサワーもホッピーも無い。
 キリンクラシックラガー大瓶(600円)をお願いする。焼きものは何にしようかと考えていると、親父さんが「焼きものは5本の盛り合わせと、単品も5本ずつです。お二人さんだと10本ですね」と言う。一度に10本は辛い。「カミヤの5本縛り、10本縛り」を忘れていたのである。カミヤは店によって10本であったり、5本であったり多少違うが、焼きものを複数本で頼まなければならないのである。ここ、五反田の「カミヤ」は5本単位である。
 盛合せ5本(420円)。野菜焼き5本(420円)をお願いした。店の人は、「カウンターお二人さん、まぜ野菜ね」と焼き担当の方に伝えていた。他に、冷やっこ(210円)もお願いした。
 ビールを飲む、最近はキリンクラシックラガーに出会う場合が多い。うまい。
 やがて、焼き物がやってきた。しかし、ここの「盛り合わせ5本」は、串が短く、肉も小さいので一度に5本出されてもそれほど苦にならない。串物の肉の大きさは店に寄って違う。単純に一本の価格で、店と店を比べることは出来ないと思い知らされた。一緒に出てきた野菜焼きはシシトウ3本、ピーマン2本であった。
 ビールが無くなってしまったので、燗酒(420円)と、豆もやし(160円)を頼む。酒の銘柄は会津ほまれである。調理場の様子を見ていると、焼酎の水割りがよく出ているようであった。店内はネクタイのサラリーマンと地味な服を着たOLらしき方々ばかりであった。近くの大崎広小路のガード下の「一平」などとは明らかに客筋が違う。

 約40分ほどの滞在。お勘定は二人で2,230円であった。


五反田 やきとり「カミヤ」 
住所 東京都品川区西五反田7-10-9
電話 090-1656-0866
定休 土日祝日休 営業時間17:30〜22:30
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩5分、JR五反田駅下車徒歩7分、都営浅草線五反田駅徒歩7分


ホッピー原理主義者とは?
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大崎広小路 呑み処「さわらび」

居酒屋探偵DAITENの生活 第98回   2008年5月9日(金)  【地域別】  【時間順】


2010年冬 大崎広小路高架耐震工事に伴い閉店

※2008年5月9日午前 80000カウント通過 感謝!


大崎広小路 呑み処「さわらび」

   大崎広小路「さわらび」   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 金曜日の午後10時過ぎである。目黒大鳥神社近くの稽古場所での咲良舎MIプロジェクトの帰り、SAKURAと二人で渋谷駅から大井町まで走っている路線バスに、大鳥神社前という停留所から乗り込んだ。SAKURAが歯医者に通っている為、今日はあまり飲めない。少しだけ飲んでゆくことにした。

 大崎広小路のバス停で降りると、すぐそばの「ぽっぽ」「朝日屋」「一平」等の居酒屋がある東急池上線のガード下に向かった。午後10時である。東側に二軒並んでいる「ぽっぽ」「朝日屋」は既に看板の電気を消して暗くなってしまっていた。その裏側の西側にも「一平」ともう一軒の居酒屋がある。ガードをくぐりそちら側に向かう。しかし、「一平」はシャッターが閉まっており、張り紙が貼ってあった。読んでみると「都合により当分お休みさせていただきます」と書いてある。やや高齢の女将さん一人で切り盛りしていた店である。病気でもしてしまったのであろうかと心配になる。

 そこで、 「一平」の隣、残り1軒の店に入ることにした。今まで入ることはなかった店である。その店の名前は、呑み処「さわらび」という。
 外観は小ぎれいな小料理屋という感じであったが、いざ中に入ると、意外に大衆酒場然とした雰囲気であった。入るとすぐ目の前にL字カウンターがある。Lの文字の縦の一列にカウンター席7席。Lの文字の横の一列には椅子が置いていない。代わりに家庭用のダイニングテーブルが1つ。4人が座れるようになっていた。左手はやや広めの小上がり席になっている。手前の狭い部分に2人掛けの卓袱台が1つ。奥の広くなった場所に丸い卓袱台が2つ置いてある。卓袱台の回りにはそれぞれ4人程度が座れるであろうか。
 カウンターの中には、女将さんというよりママさんという感じの女性1人。他に従業員は居ない。

 まずは、キリンクラシックラガー中瓶(500円)をいただく。白和えのお通し(500円)が二つ出てきた。SAKURAは、今日は歯のことがあるのでアルコールはこれだけにするという。 ツマミはつぶ貝とわけぎ(380円)、カボチャ煮(380円)、はんぺん(380円)を選んだ。つぶ貝とわけぎは、酢味噌で和えたヌタであった。これが美味しかった。
 ビールに続いて私が飲んだのは、黒酢サワー(380円)であった。中身は焼酎と蜂蜜黒酢とハイサワーである。他にリンゴ酢サワー(380円)やトマトハイなどもあり、美容と健康に良い飲み物が多いようである。

 トイレから出てくると、カウンターにおしぼりを置いてある。そして、「おしぼりお使いください」と言ってくれる。料理の出し方などもとても丁寧である。つまみは、ほとんどが380円という安い値段である。味付けも良い。
 10時半になって、「ごめんなさいね、もうラストオーダーなんですよ」と言われた。
ママさんは店を閉めた後、毎日、JR埼京線に乗って埼玉との境まで帰るそうである。荒川のそばと言うから浮間舟渡駅であろうか。
 最後に、ウーロンハイ(350 円)をもらった。二人で45分ほどの滞在、お勘定は3,370円であった。割り勘の値段も計算してくれた。
 今回の呑み処「さわらび」を加え、大崎広小路のガード下には、奇跡的に良い居酒屋が4軒も固まっていることになる。東急沿線のあちらこちらの駅で行われている駅周辺の改良工事がここにもやってくることが無いように祈るばかりである。


大崎広小路 呑み処「さわらび」
東京都品川区西五反田1-22-2  池上線ガード下
定休日 日曜
営業時間 月曜~金曜 17:00~23:00 土曜日17:00~22:00
東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


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目黒 居酒屋「よし」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第97回   2008年5月3日(土)  【地域別】  【時間順】

目黒 居酒屋「よし」 第2回

 本日は「ゴールデンウィーク・咲良舎3日間集中ワークショップ」の初日であった。今回のワークショップは、15名の参加者の年齢の幅が広い、上は60歳から下は20歳まで、職業職歴も多彩である。これだけ多様なメンバーが集まるのは、我が咲良舎のワークショップの特徴かもしれない。次々に与えられる課題をこなしてしまう、とてもクレバーな人々の集団と感じた。明日からの残り2日が楽しみである。
 さて、ワークショップ初日終了後の午後10時。SAKURAと、本日のアシスタント創間元哉と3人で目黒駅近くで初日反省会である。

 目黒駅のすぐそばのメグロードというビルの地下1階にその店はある。ビルには目黒駅前側の裏口から入った。裏口は地上2階である。そこから地下1階に降りた。店名は居酒屋「よし」。前回、記事にしたのは2007年7月27日である。

 4人掛、6人掛のテーブルが十卓ほどあり、一番奥は20人近くが座れる畳敷きの小あがりになっている。72名まで入ることが出来るという店内には、ゴールデンウィーク中である為、お客さんは誰もいなかった。今日はお店側もマスター一人であった。
 前回、店内で怪我をされ手に大きな湿布をしていた女将さんはいらっしゃらなかった。マスターに聞くと、やはり直るのに一ヶ月ほどかかったそうである。

 サッポロ生ビール中ジョッキ(450円)を3杯頼んだ。ツマミは、イカゲソ焼き(250円)、チジミ焼き(450円)、シシャモ焼き(380円)を頼んだ。
 生ビールはすぐに無くなってしまい、SAKURAと創間君が生中を追加。私は、天羽の梅(450円)のことをマスターに聞いた。壁にへもいハイボール(450円)という短冊もある。マスターは同じ物だと言う。配合によって味が変わるとおっしゃる。さらに自分はあまり好きではないとも言った。お客さんの要望により置くようななったそうで、「へもいハイボール」という名前もお客さんが考えたそうである。
 「天羽の梅」には焼酎用の赤ラベル、ウイスキー用の黄ラベルがあること。台東区竜泉の天羽飲料まで行って買ってきたこと等、しばらく「天羽の梅」の話で盛り上がった。
 マスターによれば、このビルが建つ前の『三幸横丁』時代から数えて43年もこの場所で商売をしているという。

 さらに、肉野菜炒(550円)をお願いしてから、SAKURAはふぐひれ酒(500円)である。私は今日はやめておこうと躊躇していたホッピーセット(980円)を頼んでしまった。ここのホッピーセットはジョッキに焼酎が入りホッピー瓶が付いてくる普通のホッピーセットとは違う。宝焼酎の360ミリリットル瓶とホッピー瓶、氷の入ったアイスペール等が出てくるのである。別にホッピー瓶=外(200円)を頼み、創間君と二人で飲む。
 マスターの目の前でジョッキに焼酎を入れ、氷を足してから、氷のみを取り出してしまい、そこに冷えたホッピーを投入。ホッピー原理主義的にホッピーを作る。
 マスターはあきれて「自己満足だあ」と笑う。
 実は「ホッピー原理主義」という言葉も、この店で飲んでいる時に、私の様子を見て創間が言った一言から出来た言葉であった。
 マスターが「ゴールデンウイークは暇だけど、面白い客が来るので店を開けている」と言う。つまり、我々は「面白い客」なのである。さらにホッピー外を2本追加した。外、外、外と追加したことになる。

 1時間45分ほどの滞在。3人で6,600円であった。

  ※   ※   ※

 この2日後の5月5日は「ゴールデンウィーク3日間集中ワークショップ」の参加者の皆さんとの「最終日の打ち上げ」であった。人数が多いために別の大手チェーン居酒屋の大きめ個室で一次会を済ませ、まだ飲み足りないという男性参加者7名に、SAKURA、創間君、私が加わった計10名で、こちらの居酒屋「よし」さんで二次会をした。
 麦焼酎「樽」ボトル(1980円)が3本空になった。お勘定は一人1500円であった。

  ※   ※   ※

 さらに、5月10日(土)にも、次回のシアターΧでの公演の読み合わせの帰り、まったく違うメンバー5名で行く。目黒での稽古帰りはこちらへ行くというパターンになりつつある。


目黒 居酒屋「よし」
東京都品川区上大崎2-26-5 メグロード地下1階
03-3493-1435 
定休日 日曜
営業時間 11:30~14:00 17:00~翌3:00


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第9回/3つのがっかり

居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第9回    【地域別】 【時間順】 【がっかり集】




 3つのがっかり

 浮気をした報い

 私の場合、酒を呑んだことを「居酒屋探偵DAITENの生活」に全て書いているわけではない。疲れていて、記録をとることも面倒な時もあるのである。
 そんな行きつけの店のひとつに東急目黒線の大岡山駅近くのもつ焼き「三鶴」がある。とても良い店であるが、ホッピーは焼酎の量が多いとはいえ500円と高い。それが唯一の「がっかりな点」である。しかし、ホッピー原理主義的に氷無しのジョッキから焼酎をコップへ移動。途中で「ホッピー外」をもらって残りの焼酎を呑むのである。ゆえに、私は実際には500円より安い価格でホッピー一杯を呑んでいる。
 今日のがっかり店はこの「三鶴」ではない。 「三鶴」に入る前に、ついつい「浮気」をしてしまった店である。昔入ったことのある駅前の大箱店に入ってみたのである。

 その大箱店に入って、通された席は、周囲を囲む様に座ることの出来る巨大テーブルであった。巨大テーブル1つに20人以上が座れる。その巨大テーブルが二つ並んで置かれている。その二つのテーブル席に座らされた。問題は、客が座ってしまうと、巨大テーブルと巨大テーブルの間に通路がまったく無くなってしまうことである。従業員が奥の席まで行けない為、我々よりも奥の席に座っていた客に品物を出す時、我々のすぐ脇にきて、我々の目の前で手を伸ばして品物を渡さなければならない。さらに混んで来た場合は、手前の客に代わりに渡してもらっている。一つのグループ客なら良いが、テーブルには3組の別々の客が座っていた。小さな個人経営の店なら客同士お互い持ちつ持たれつであるから許せる。しかし、これだけ大きな店である。たくさん客を詰め込めば良いというものではない。根本的にテーブルの配置が間違っているとしか思えない。

 さらに、若いグループ客が巨大テーブルのひとつを占有していた。凄い騒ぎようなのである。通路もない、お互い背中が着いてしまうような位置で大騒ぎをされると、二人で話をすることも出来ない。
 瓶ビールを注文し、着きだしを出されて、すぐに結論を出した。「やはり、三鶴に行こう」である。荷物をまとめ、黙って立ち上がった。さすがに店の人間も解ったようである。「申し訳ありません」と謝ってくれ、瓶ビールだけで着きだしの値段は取らなかった
 急いで、「三鶴」へ移動した。ホッとした。最近は個室を持たない大箱店に入る気力が無いのである。そのことを改めて思い知らされた。


 大規模チェーン店のホッピー

 私はチェーン居酒屋の記事は出来るだけ書かないことにしている。ただし、チェーン居酒屋に行かない訳ではない。先日の日曜日も打ち合わせと称する内輪の飲み会で、「さくら水産」の都立大店に入った。
 最近、大手チェーン居酒屋でもホッピーを置くようになっている。しかし、氷を入れることが当たり前になっている店が多い。3冷など望むべくもない。また、価格も高い。
 しかし、「さくら水産」のホッピーは350円である。実は一年程前に値上げしているがそれでも安い方である。 「氷を入れない方がおいしいです」とメニューにも書いてあり、氷無しを頼むと、ちゃんと「ホッピージョッキ」を冷やし、焼酎も業務用ホッピー瓶も全て冷えた状態のホッピーが出てくるのである。焼酎もホッピージョッキの下から1つ目の星の量で適量である。実にうれしい。最近、ホッピーを出す大規模チェーン店が多い。しかし、「さくら水産」のようにきちんとした出し方で出す店は少ない。氷り入りしか想定していない場合が多いのだ。
 先日行ったモンテローザグループの「魚民」では、ホッピーは業務用リターナル瓶ではなく、一般用の容量の少ないタイプの瓶であった。この点だけでも点数は低くなる。そして、氷無しホッピーにも対応出来ていない。
 また、焼酎+ホッピー、だけではなく、巨峰酒+ホッピー、梅酒+ホッピーという飲み方をすすめていた。これも新しい提案として面白いかもしれない。しかし、こういう奇をてらったやり方以前に、「さくら水産」を見習って、「3冷」に近い状態で出す努力をするべきではないだろうか。


 名酒居酒屋閉店

 「古典酒場」編集長のブログによれば、虎ノ門の「鈴傳」が2008年4月25日で閉店したという。その様子を取材されたようで、後日、「古典酒場」で読むことが出来るに違いない。
 虎ノ門「鈴傳」には、過去何度も行ったことがある。しかし、「居酒屋探偵DAITENの生活」を書き始める前であった。ゆえに、虎ノ門「鈴傳」の記事を一度も書かぬまま終わってしまった。
 名酒酒場では私は三杯しか飲まないことにしている。それ以上呑んでも何を呑んでいるか解らなくなるからである。しかし、良い酒を安く売ってくれた虎ノ門「鈴傳」では、そうはいかなかった。ついつい飲み過ぎてしまうこともあった。良い酒を高く売る店は多い、だが、納得できる良い酒を納得出来る価格で売る店は少ない。そんな店がまた一軒無くなってしまったのである。
 
 (了)

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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