武蔵小杉 酒場「玉や」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第136回  2008年8月30日(土)  【地域別】  【時間順】



武蔵小杉 酒場「玉や」 第2回

   武蔵小杉玉や    にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 新丸子のやきとり「けんもつ屋」第135回)を出ると外は雷雨であった。もともと傘が嫌いなOZAKI先生は今日も傘を持ってきていない。仕方なく、OZAKI先生と二人で小さな傘に入りながら次の店を探して歩き始めた。
 「けんもつ屋」の前の通りを武蔵小杉方面に歩くと、すぐ左手は東横線の高架になる。高架脇の道の先にはJR武蔵小杉駅の灯りが見えた。東横線の新丸子と武蔵小杉の間は本当に近いのである。
 濡れながら路地を右に曲がると、右手に「文福パート2店」がある。しかし、土曜日は休みである。さらに先に進むと左手に「文福本店」がある。中を覗く。1階の半分以上が空席であった。OZAKI先生が入ってゆく。しかし、すぐに戻ってきてしまった。
 「予約で一杯だそうです。」と言う。
 「有名になりすぎて、予約優先の店になってしまったんだねえ。もう本当の意味の地元の皆さんの店じゃないねえ。」と私。
 豪雨に濡れながらやっとたどり着いた客を予約優先で入れずに返してしまう。フランス料理店でもなければ、高級割烹料理店でもない。しかし、今や思いついてブラリと寄る「大衆酒場」ではないようである。名を売るということは、それまでの過去を捨て、何かを失うことでもある。

 それから、JR武蔵小杉駅の橋上改札の前を通り、東横線への連絡通路の脇の階段を降りて南口側に出る。雨足はますます激しくなってきた。OZAKI先生が「傘を買ってきますので、ここで待っていてください。」と言う。私の傘を渡して、10分ほど待っていると、OZAKI先生がビニールの雨合羽を着て戻ってきた。
 「傘は全部売り切れで、この雨合羽が3つだけ残ってたんです。」と言う。
 ふたたび、激しい雨の中、次の店を探して彷徨う。「文福南口店」まで行くが、中は満席のようで、中に入って聞く気力もない。仕方なく、東横線の武蔵小杉駅南口を出たすぐ前にある中華料理店に入ることにした。餃子でビールを飲みながら雨宿りである。途中、OZAKI先生が濡れたTシャツの替わりを買いに出る。強い冷房の為、濡れた身体の体温が奪われてゆく。雨あしがすっかり弱くなったところで、時間は午後9時近くなっていた。お勘定をして外に出る。

 OZAKI先生は、すっかり身体が冷え切ってしまったと言う。熱燗でも呑もうと思い、すぐ近くの「玉や」に向かった。武蔵小杉駅南口からすぐの場所に酒場「玉や」はある。「玉や」の前回の記事は2007年5月11日第22回である。

 店を入って左側には四人と二人のテーブル席がある。右側にある8人ほど座れるカウンターは、テーブル席と同じ高さである。一度、左側のテーブルに座ったが冷房の風が身体に当たるのでカウンターに移動させてもらうことにした。火の気があるのでそちらは温かい。
 本来は「玉や」うなぎの店である。しかし、まずは、メニューの中から湯豆腐(600円)をお願いする。夏である。当然、湯豆腐を頼む客はいない。
 「本当は無いけど、作りますよ」とマスターが笑って言った。
日本酒の熱燗(600円)もいただいた。熱燗が身体にしみて、体温が上がってゆくのが解る。やがて湯豆腐が出来てきた。作った小鍋のまま出てくるので暖かさがさらに高まる。
 「熱いですよ。食べて熱いと言ったら罰金100円ですよ。」とマスターがギャグを言う。
 「八月の湯豆腐・・・いいですね」とOZAKI先生。
 「〈八月の湯豆腐〉という短編小説が書けそうだね。」と私。

 テレビのチャンネルはNHKである。懐かしい歌ばかりの歌番組をやっている。常連の皆さん数人と盛り上がる。
 やがて、お勘定をして帰るお客さんがいた。雨はまだ降っている。お店の方が置き傘をお客さんに渡している。
 ガツの味噌(380円)をいただく。しばらくして、アスパラベーコン巻き2本が出てきた。「頼んでいませんけど・・・」と言うと、サービスであるという。実にありがたい。
 森光子さんがテレビに出ていた。SAPメンバーの俳優西村雄正君はここ数年、森光子さん主演の舞台「放浪記」に出演している。森光子さんの「でんぐりがえし」「万歳」に変わった、あの有名なシーンにも彼は出ているのだ。森光子さんのように、自分の好きな道でいつまでも働けることは本当に幸せだと思う。

 雷雨の為に来店客も少なく、静かな空気が流れている。午後10時を過ぎたので帰ることにする。傘の無いOZAKI先生にお店の方が傘を差しだしてくれる。しかし、傘が苦手なOZAKI先生は丁重にそれを断って、雨合羽を着ていた。有名店に断られ、武蔵小杉の町を彷徨い、たどり着いたのは優しい空気の流れる店であった。

 午後9時から10時15分までの1時間15分の滞在。お勘定は二人で2,360円であった。

武蔵小杉 酒場「玉や」
住所 川崎市中原区小杉町3-430
電話 044-722-5680
定休日 日曜祝日
営業時間17:00~23:00
東急東横線武蔵小杉駅南口徒歩1分



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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新丸子 やきとり「けんもつ屋」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第135回  2008年8月30日(土)  【地域別】  【時間順】  【がっかり集】


※すでに閉店・移転

新丸子 やきとり「けんもつ屋」 第2回


   新丸子けんもつ屋外観 

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 今日はOZAKI先生新丸子で会うことになった。待ち合わせ場所は2007年5月11日第22回で紹介したことのある、新丸子駅近くの東横線ガード脇の音楽とダンスのリハーサルスタジオ「studio MUGIC」である。OZAKI先生は15年ほど前に素人バンドを組んでいた時の仲間の一人なのだ。
 「studio MUGIC」は五つのスタジオを持ち、広いロビーにはバー・カウンターまであって、ロビーやスタジオ内で飲むことも出来る。午後4時から6時までの2時間、ビートルズの曲を中心に、先日書店で購入した「歌本」等を片手に様々なコピー曲及びOZAKI先生のオリジナルをやってみた。OZAKI先生は初見でもエレクトリックピアノでどんどんアレンジをつけながら弾いてゆく。あくまでも試しにやってみただけであるが、初日にしては上出来であった。今後もこの場所で繰り返し練習をしてゆくことに決めた。
 外に出てロビーに座っていると、次々に楽器を持った人たちが入ってくる。その年齢層の高さに驚いた。我々と同じ、またはそれ以上の方々がたくさんいるのである。15年ほど前にOZAKI先生達と音楽スタジオに出入りしていた時とは、まったく状況が違う。当時は、音楽スタジオに来るのは若い人たちばかりであった。三十過ぎの我々は、すでに浮いていたのである。今が「親父バンド・ブーム」であることを再認識してしまった。

 午後6時である。歌を唄ってのども乾いた。新丸子駅前を通り、東横線のガード沿いを歩いて、右手に酒屋さんを発見。そこを右に曲がると、やきとり「けんもつ屋」が正面に見える。以前にこの店を紹介したのも、やはり2007年5月11日第22回である。
 曇りガラスの引き戸を開いて店に入ると、すぐ右手にL字カウンターがある。L字の手前の短い側に3席、奥側の長い側に8席ほどが座ることができ、カウンターの中は調理場、その先に焼き台が見え、今日も親父さんが黙って焼き物を焼いている。左側の壁に2人席が。その右手奥には6人ほどが座ることの出来るテーブルがある。しかし、たくさんの折りたたみ椅子が壁際にあって、満席の場合は次々に席が増えてゆくに違いない。
 我々はいつもの左側壁際の二人席に座った。一番落ち着く席である。

 ホッピー(480円)を二つお願いした。 焼き物はレバ(70円)、ネギマ(90円)、鳥皮(90円)を2本ずつ注文。
 氷無しのホッピージョッキに焼酎を入れたものが出てくる。ビアタンブラーをもらい、焼酎全量を移した。焼酎の量はビアタンブラーにぴったり1杯であった。そこから適量をジョッキに戻し、ホッピーで満たす。この焼酎は、ホッピー外を追加せず、氷有りでホッピーを飲むOZAKI先生に進呈してしまう。
 焼き物は以前よりそれぞれ10円ずつ値上がりしていた。しかし、やってきた焼き物の肉のサイズは前より大きくなったような気がする。
 まずは、鳥皮に感動した。レバは半生焼きで柔らかく甘いのである。テーブルに唐辛子らしき瓶が二つあるのでお店の方に聞くと、七味と一味の両方から選べるようになっているという。
 ハツサシ(500円)を追加する。豚の心臓である。私はよほど良いものでないと肉の刺身系は食べないことにしている。しかし、このハッサシが絶品であった。サクっとした軽い歯触りがあり、新鮮であることが解る。

 OZAKI先生は、前日、編集者の方とゴールデン街で飲んだそうである。日本酒神鷹(350円)を燗酒でいただく。これも以前より20円値上がりしていた。
 焼き台のお父さんが目の前をゆっくりと通ってゆく。かなりの高齢に見える。カウンターの中で働く青年との年齢差は40歳以上であろうか?

 ネギマの注文が入るが終わってしまったそうである。別のカウンターに座るお客さんが品書の札を裏返す。すると、品物の下に書いてあった「ラッキー」の文字が「打ち止め」に変わる。やがて混んできた。すると、忙しそうな青年の代わりに、カウンターのお客さんがテーブル席のお客さんに焼き物を運ぶのである。
 カウンター右端の常連客の方が酔い潰れてしまっている。他のお客さんに起こされ、おみあげを持って帰っていった。勘定を済ませたことも忘れてしまうほどの酔い方である。
 ここは、お客さん全員が名字で呼ばれる常連の店である。店内には、懐かしいジャパニーズポップスが流れている。鉄道関係の品物が壁にたくさん飾られていて、天井に古い電車用らしき扇風機が二つ取り付けてあった。なによりも店全体に流れる緩い雰囲気がとても心地良い。

 午後6時15分から7時30分までの1時間15分の滞在。お勘定は二人で2,310円。
外に出てみると強い雨になっていた。


新丸子けんもつ屋看板

新丸子 やきとり「けんもつ屋」 すでに閉店・移転
住所 川崎市中原区新丸子町766
電話 044-733-0475
営業時間 17:30~22:00
(22:00までに退店してくださいとのこと)
東急東横線新丸子駅徒歩5分


新丸子 「studio MUGIC」
住所 川崎市中原区新丸子町734-2
電話 044-744-4994
休業日 年中無休
営業時間 AM10:00~AM6:30
公式サイト http://www.mugic.jp/


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テーマ : 居酒屋
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五反田 焼鳥「竹の子」

居酒屋探偵DAITENの生活 第134回  2008年8月29日(金)   【地域別】  【時間順】


 2010年、立ち退きの為閉店。

五反田 焼鳥「竹の子」

  五反田竹の子    にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 用事を済ませたSAKURAと五反田で待ち合わせ。小綺麗な立ち食い寿司の店で軽く食べてから、もう少し飲もうかということになり、大崎広小路界隈をめざして歩き始めた。しかし、立ち食い寿司の入っているビルの真ん中の通路を裏側に抜け、そこにある東急池上線駅ガード下の小さな飲み屋街を見学することにした。そこには、以前、吉田類の酒場放浪記で紹介された昭和41年創業の焼鳥屋「五幸」がある。「五幸」には以前にASIMO君と入ったことがあった。あらかた席も埋まっており、わざわざ詰めて席をあけてもらうのも悪いので、当初の目的通り大崎広小路方面に歩き始めた。しかし、その場を離れてから振り返ってしまった。前々から気になっていた店を思いだしたのである。その店とは「五幸」の建物と電信柱の間の隙間のような場所に建つ、透明の厚手のビニールシートに囲まれた、移動しない屋台のような店である。店名らしきものもない。いつもはお客さんで一杯の場合が多いが今日は誰も座っていなかった。
 SAKURAと話し合い、この名前も解らない店に思い切って入ってみようということになった。

 L字の狭いカウンターがある。電信柱に邪魔されて、1人分は座れない。電信柱の左側に6人ほど、右側に4人ほど座れるように折りたたみ式の簡単な椅子が置かれている。真夏に前を通った時、外側のビニールが全て締め切ってあった。「もしかして、屋台なのに冷房があるのかなあ」と思ったことを思い出す。今日はビニールは半分ほど開けられている。
 芝居のスタッフのような黒いTシャツを着たマスターが1人中にいる。私はレモンサワー(450円)、SAKURAは瓶ビール中瓶(500円)にする。ビールはスーパードライである。
 SAKURAが蚊に刺されたという。するとマスターが「刺された? 足元に蚊取り線香が二つあるんだけど。かゆみ止めありますよ。」と言って、親切にもかゆみ止めを貸してくれた。SAKURAはチューブから少しもらって塗っていた。
 店の壁に絵が飾ってあることを気付いたSAKURAが、マスターにそのことを聞くと、ご本人が描いた絵とのこと。油絵を二十年以上描いているそうで、過去に二回、個展も開いたこともあるという。焼き鳥店主にして芸術家であったのである。SAKURAがマスターのことをロック歌手の忌野清志郎さんに似ているという。そういわれて見ればそうである。伺った実年齢よりもずっと若く見えるところも同じである。

 ここで、やっと焼き物をお願いした。もも肉(150円)とナンコツ(150円)を2本ずつお願いする。
 マスターに「このお店は長いのですか?」と聞くと、「もう26年ですね」と言う。このガード下界隈では、2番目に古いそうである。ここでお店の名前を初めて聞く。何しろ、店の外側のどこにも店名が見あたらないのであるから聞くしかないのである。店名は焼鳥「竹の子」であった。よく見ると左奥の壁に「竹の子」という看板が見えた。
 店内には油まみれの小さな三度笠やセロテープの台がある。楊枝入れも年期が入っている。
 目の前の壁に小さく「おしぼりでカウンターをふかないでください。」と書いてある。テーブルの上には小さな陶器製のコップに台拭きが入っているので、そちらで拭くようにということであろう。

 しばらくして、男性客が1人、また1人、そして、女性客が1人という風に常連らしき皆さんが入ってきた。男性客がホッピーを注文している。私もホッピーをお願いした。ホッピー瓶はリターナル瓶ではないコンビニなどで売っているタイプである。ホッピーのみで250円と書いてある。ホッピーに使う焼酎は「三楽」であった。瓶が別になって、ホッピージョッキに焼酎が入って出てくる。計算すると焼酎が350円であった。
 ホッピージョッキに焼酎の氷入りをも受け取り、すこしたってから空いたレモンサワーのグラスに焼酎を待避させた。その冷えたジョッキに焼酎を少し入れ、ホッピーを足してちょっとずつ飲むのである。そうまでして、氷無しのホッピーが飲みたいのだから我ながら馬鹿である。
 しかし、しばらくすると、生ビール用のジョッキが冷えていることを発見する。常連になれば冷えたジョッキでホッピーを飲ませてもらえるかもしれない等と勝手なことを思う。
 飲み物の中に発泡酒(400円)というメニューもあった。銘柄は麒麟の「ゼロ」であった。 プリン体やカロリーを気にする方々の為であろうか。

 焼鳥「竹の子」は、目黒川を渡る東急池上線の鉄橋の脇にある。目黒川の川風が時折吹いてくる。それがとても心地よいのである。終点である五反田に到着した電車が減速しながら橋を渡る音。出発した電車の加速する音。その全てが心地よいのである。
 池上線の五反田の次の駅、大崎広小路駅の近くのガード下の店で感じる音や振動とは微妙に違うのである。鉄道ファンの皆さんにとって、「竹の子」はどこよりも楽しい店ではないかと思われる。

 並びの常連の女性のお客さんがSAKURAに「女性だけね」と言って、「力饅頭」をくれた。ありがたいことである。帰り掛け、その女性客にお饅頭のお礼を申し上げると、「女性だけでごめんなさいね」と言ってくださる。私が「いいえ、お菓子は食べちゃいけない身重な体なもんですから・・・」と言い、続いてSAKURAが「その分、お酒のんじゃってますけど・・・」と言う。
 このようなやり取りが楽しいのである。良い店である。

 7時20分から8時まで40分の滞在。お勘定は二人で2,500円であった。

 この後、大崎広小路駅の近くの「あおい書店」に入った。明日のあることで使う「歌本」を買う為である。すると、程なく外は雷雨となってしまった。本当に夕方から雷雨となる日が続いている。足止めは30分以上であった。
 焼き鳥「竹の子」のさきほどの常連の皆さんが激しい雷雨で濡れてしまっているのではないだろうかと心配になる。


五反田 「竹の子」
住所 東京都品川区西五反田1-8-2
電話 03-3490-2728
定休日 日曜祝日休
営業時間 月曜から金曜17:00~23:00 土曜日 17:00~21:00
交通 JR五反田駅下車徒歩2分・東急池上線五反田駅下車徒歩3分。東急池上線ガード下・目黒川沿い。


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洗足池 居酒屋「とんちゃん」

居酒屋探偵DAITENの生活  第133回  2008年8月27日(水) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



洗足池 居酒屋「とんちゃん」


  西馬込とんちゃん外観  


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 東京城南地区の地図を見ると、東急池上線が五反田から蒲田まで弧を描くように走っているのが解る。特に洗足池から池上の間は完全にその軌跡は半円である。その半円の中心の辺りに都営浅草線の終着駅西馬込駅がある。
 その西馬込から西に1㎞程離れた辺りに〈上池上〉というバス停があって、このバス停には〈大森〉から〈池上駅前〉と〈上池上〉を通って大森に戻る【森06系統】・上池上循環バス外回り、その逆に走る【森07系統】・上池上循環バス内回り、そして、〈大森〉から〈池上〉と〈上池上〉を通って〈洗足池〉に至る【森05系統】の3本の東急バスが通っている。
 〈上池上〉のバス停の場所は、半円を描く東急池上線の特性上、洗足池、石川台、雪谷大塚、御嶽山、久が原の五つの駅からほぼ等距離の1,500mずつ離れている。さらに、西馬込からも1㎞以上離れているから、言葉は悪いが上池上は所謂「陸の孤島」的な場所といえる。
 今回の居酒屋「とんちゃん」について、本来なら「上池上」という区分けをするべきであるが、洗足池駅前からバスに乗れば5分で行けることを考慮して、東急池上線の洗足池の店として扱うことにした。

 この日、東急池上線の「洗足池」で降りた私はある店に向かった。前々から気になっていた店である。昔から「銭湯」の前には、必ず良い大衆酒場が多いと信じており、今回もそんな店の一軒を目指したのである。
 しかし、前まで行くと店全体が暗くなっている。貼り紙がしてあるので読んでみる、「当分の間、お休みいたします(腰痛)」と書いてある。店主の方が腰痛なのであろう。括弧付で「腰痛」と書かれている。まさに、常連に向けて書かれた貼り紙といえる。

 追記/その後上記のお店は再開、2009.5.1第206回で紹介している。(2009.5)

 もう少し散歩をしたかったので、さらに歩くことにした。頭の中には、洗足池から流れている水路沿いを歩いた先にある「上池上」があった。この水路は農業用水として利用されていた「洗足流れ」を整備復元したものである。途中、鯉が飼われていたり、休息所があったり、流れに降りることの出来る場所があったりと親水公園としての機能をもった水路である。

 「上池上」に近づくと「洗足流れ」は地中に入ってしまう。上は整備された小道となって、やがて、「東雪谷5丁目」という三叉路の交差点に出る。この先、「洗足流れ」は、そのまま地下を流れて呑川に至るのである。
 三叉路の南側には「東海道新幹線」「横須賀線」の大きなガードが見える。このガードの下に「上池上」のバス停があるのだ。
 三叉路とガードの間に位置する十字路の角にある東雪谷五郵便局を右に曲がると、すぐ右手に、今日の店「とんちゃん」がある。この「とんちゃん」の前の道をどんどん北上すると、「希望ヶ丘商店街」という商店街となり、東急池上線の石川台駅脇のガードをくぐった先で中原街道に至る。

 先日S.A.P.メンバーのA君が我が家に来た時、地元民である彼が以前から「とんちゃん」に出入りしていて、マスターや女将さんのことを懐かしそうに話していた。ゆえに、彼からの情報でとても良い店であることを知ったのである。
 私も「とんちゃん」の事は数年前から知っていた。しかし、なかなか店に入るには至らなかったのである。今まで入らずにいて損をしたようである。

 外から店の外観を見ると、右手には焼き台、中央に自動販売機があって、左側が入口である。少し開けてある入口から中に入ると、右手に8人座れるカウンターがあり、中は調理場。右手に少し壁があり、焼き台は見えないようになっている。左手の壁際には二人用のテーブル席が二つ。さらに奥に進むと、右手に座敷があり、四人掛の座卓が五つあって、20人ほどが入れるようになっている。ちょっとした宴会も可能だ。

 調理場の中に女将さんがいて、外側で白衣を着たマスターが飲み物を運んだりしている。カウンターには5人ほどのお客さんが座っており、二人席の一つに1人のお客さんが座っていた。入ってすぐのカウンターが一席空いており、そこに座るように促される。常連の多い店では、この入ってすぐの席が空いている場合が多い。実は私の一番好きな席である。
 カウンターの先の高いところにブラウン管テレビがあり、チャンネルはお定まりの野球中継である。

 マスターの「何にしますか?」の言葉に、「ホッピーを氷無しでお願いします」と言う。すると、「ホッピーは何ですか? 普通のですか? 普通と黒とあるんですけど」と言う。「白をお願いします。」と答える。そして、ジョッキとホッピーを持ってきてくれた時、「ホッピーを氷無しだなんてお客さん「通」だね」とおっしゃる。少し照れながら「この方が好きなんで・・・」と答える私。
 ホッピー(450円)は、ジョッキとホッピー瓶がちゃんと冷やされており、「やや3冷」に近い状態で出てきた。
 ホッピーと一緒に出てきたお通し(300円)は、茹でたもやしの上にレバーを煮たものがのっている。このお通しがとても美味しかったので、ホッピー1杯目はこのお通しで飲んでしまった。

 常連の皆さんは、野球中継を見ながら野球とオリンピックの話で盛り上がっていた。居酒屋では、当然のごとく政治や宗教の話は禁物である。やはり、スポーツやギャンブルの話が一番良い。ただし、阪神ファンの集まる店で巨人の話はしないほうが良い。
 2杯目はホッピー黒(450円)をお願いする。ホッピーが来ると同時に、ニラたま(350円)も注文した。
 ニラ玉は、ゆるいスクランブルエッグのような感じであり美味しかった。
さらに女将さんの手が空いたところで、つくね一人前(300円)を注文すると、「お味は、どうしますか?」と聞かれた。「タレでお願いします」と答える。
 常連の方々が帰ると、別の常連の方が入れ替わりに入ってくる。他のお客さんに何か届ける為だけに寄り、帰っていった方もいた。ひとつのコミュニティが出来ているのである。
 定番の飲み物は生ビール中が450円、ビール大瓶が550円、レモンサワーは350円である。
 焼き物、刺身類などの他、炒めものも多くあり、食事メニューも揃っている。やきうどん、やきそばが500円であり、雑炊などもある。モツ鍋二人前(800円)もあり、はつ刺し(400円)も気になった。
 最後にウコンサワー(350円)をいただく。ウコンを飲むのは、酒飲みの小さな抵抗である。御夫婦二人で営業している常連の為の店。食物の種類も豊富であり、今後の再訪必至である。

 7時10分から8時まで約50分ほどの滞在。お勘定は2,200円であった。

洗足池(上池上)とんちゃん看板

西馬込 居酒屋 「とんちゃん」
住所 東京都大田区東雪谷5丁目9-6
電話 03-3728-6949
交通 東急池上線洗足池徒歩20分・バス5分・都営地下鉄浅草線西馬込徒歩15分
東急バス(系統/森06・森07・森05)上池上バス停より徒歩1分
※大田東雪谷五郵便局並び
森05系統=大森~池上~洗足池
森06系統=大森~上池上循環(外回り)
森07系統=大森~上池上循環(内回り)


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テーマ : 居酒屋
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蒲田 大衆酒場「鳥万」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第132回   2008年8月24日(日)   【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



蒲田 大衆酒場「鳥万本店」

    鳥万外観 

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 大衆酒場「鳥万」は、蒲田駅西口の一角にそびえるように建っている。大衆酒場としては大型店と言える。駅徒歩2分の立地であり、飲み物、食べ物共に安く、まさに大衆酒場である。年中無休で、平日は午後4時から営業、休日には午後3時から営業しているので、早い時間から三階建ての店内はいつも一杯である。
 店に入り、指を1本立てて一人客であることを示すと、店の方が近くのカウンター席を指さして、「そこか・・・2階ですね」と言う。1階席のカウンターが1席だけ空いていたのである。常連席である。本当は「鳥万」の本来の姿を取材するにはこの1階席カウンターが良いと思うのだが、今日のところは遠慮して2階カウンター席に向かう。
 このカウンター席は10席ほどしかない。1階の喧噪に比べると比較的静かな席と言える。ここが好きで座る常連もいるに違いない。「鳥万」の混雑時にやってくると1階、2階、3階、4階と空席を求めて店内を彷徨うことになる。本当にいつも混んでいるのだ。

 カウンター席には、二人客一組、一人客が二人座っているだけである。角の空いている席に座った。席にはビニールの小袋に入った渇きものが小さなプラスチックの醤油皿の上に置いてある。寿司を買うと時々ついてくるあの小さなトレーである。どうやらこれがお通し代わりのようである。逆算すると価格は50円だった。
 まずは、ホッピー(350円)を氷無しでお願いする。「ホッピー瓶は冷えたものでいいですか」と聞かれる。ホッピーがまったく冷えていない方が好きな人もいるのかもしれない。「冷えたのにしてください」と答える。
 出てきたのは、冷えていないジョッキに焼酎が上星印まで入っているもの。焼酎も冷えていない。そこへ冷えたホッピーを投入する。ホッピーは早く酔いたい人たちの飲み物であると勘違いされるが、これだけ濃いホッピーを生ビールのようにグビグビと飲めば、本当に早く酔えるに違いない。

 かつお刺し(350円)とサービス品の甘えび刺し(200円)を頼んだ。サービス品と書かれ、350円という文字に×印がついて200円と書いてある。
 しばらくして、「サービス品の甘えびがトロ中落ちになっちゃうんですけど」と言われた。断る理由もない。「それでいいですよ」と答える。

 やがて、かつお刺し、トロ中落ち刺しが同時にやってきた。かつおは、大きな切り身が5切れついてきた。これで350円は安い。トロ中落ちは少な目であるが200円なのであるから仕方がない。
 カウンター席のお客さんとお店の女性が二言三言話をする。しかし、忙しいのですぐに言ってしまう。
 前の店から数えて3杯目である。どれも焼酎濃い目の為、ずいぶん酔ってきている。それでも、カツオ刺身が残っている為、ウコン茶割り(280円)をお願いしてしまった。
 ウコンが身体によいという気持ちからか、少し飲みすぎるとウコン茶割りを飲む。飲まなければ身体に良いと解っているのに飲んでしまう。焼酎の入っていないウコン茶を飲めば、よっぽど良いのに焼酎入りを飲んでしまうのである。ウコン茶割りは、酒飲みの小さな抵抗である。

 最近は「大衆酒場」と称していながら大衆に顔が向いていない店が多い。そんな中、蒲田という土地柄もあるのか「鳥万」大衆酒場の神髄を見たような気がする。

 午後3時45分から25分まで約40分の滞在。お勘定は1,230円であった。

 ※   ※   ※

 蒲田を歩き回って感じたことは、新しく外からやって来た立ち飲み屋やもつ焼きの店が増えていることである。二軒並んでいても旧勢力の店は満杯なのに、新勢力の店はガラガラということがある。蒲田のお客さんは厳しいに違いない。蒲田で成功すれば「大衆酒場」としてその店は本物かもしれない。

鳥万看板

蒲田 大衆酒場「鳥万本店」
住所 東京都大田区西蒲田7-3-1
電話 03-3735-8915
定休日 年中無休
営業時間 月曜~金曜16:00~23:00 土曜・日曜・祝日1500~22:00
交通 JR京浜東北線蒲田下車徒歩2分・東急池上線・東急多摩川線蒲田駅下車徒歩2分



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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蒲田 立ち飲み「銀次郎」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第131回   2008年8月24日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



※2008年8月24日午後 130000カウント達成。感謝!

蒲田 立ち飲み「銀次郎」

  立ち飲み銀次郎外観

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 用事があり、蒲田にやってきたのは日曜日であった。普通の街では日曜日の場合、居酒屋や立ち飲み店は休みの場合が多い。
 しかし、ここ蒲田では心配ない。日曜日でも早くから営業している古い大衆酒場や立ち飲み店が多くある。
 まず、東口側を歩いてみた。まだ午後3時前なので開いていない店も多い。店が開くのを待つ気持ちもあったが、今日は西口側に行ってみることにした。
 JR蒲田駅の東口を出て左側の地域にはピンクキャバレーなどを含む、いわゆる「歓楽街」が広がっている。そこを抜け、東海道線や京浜東北線の下をくぐる自由通路をくぐり西口側に向かう。久しぶりに、日本工学院の建物が建ち並ぶ地域にやってくると、そこも大規模な再開発が始まっていた。
 右側に再開発地域を見ながら2008年1月3日の第64回で紹介した「升本」の前に出る。店は閉まっている。そこから裏通りを通って駅前に戻り、アーケード街から東急線脇の飲屋街を散策する。日曜日で休みの店も多い。平日夜の再訪の準備の為の散策である。間口の狭い店が狭い路地にひしめき合っている。生まれ故郷である昭和40年代の川崎駅西口に雰囲気が似ている。
 こういう場所が再開発によって消えてしまうのは寂しい。東急沿線の各駅ですすんでいる耐震工事に伴う再開発の波がここにもやってくるのであろうか。

 再び、駅前ロータリーに戻り、向かったのは立ち飲み「銀次郎」である。蒲田でも最も古い店の一つかもしれない。実は先ほど「升本」のそばを通った時、裏通り側から「銀次郎」を見た時、「銀次郎」の親父さんの姿が見えたのである。いつものように、鋭い目で外を見ていたのである。
 以前は、入口の外に焼き鳥の焼き台が別に出ていた。焼き鳥の注文だけは外に出てしたのを覚えてる。しかし、今はそれもない。

 古い縄のれんをくぐり中に入る。正面右手にL字カウンターがあり、そこには10人ほどが立てる。左手の壁は入口から奥まで長いカウンターがある。そこにも10人位が立てるであろうか。すぐ右手には高い立ちのみテーブルがあり、その回りにも6人位は立てるかもしれない。立ちのみ店としては規模が大きいと言える。
 左壁際カウンターに御老人が一人。右手テーブルにも御老人が一人。L字カウンターには中年の女性と男性が立っている。全員が離れた場所に立っているのである。

 「前金でお願いします」と壁に書かれている。レモンサワー(300円)と煮込み豆腐(350円)をカウンターの中の白衣を来た女将さんにお願いをして、千円札を目の前の灰皿の中に入れた。品物と一緒にお金を払い、釣り銭を受け取るのである。
 レモンサワーがやってくる。焼酎は濃いめである。煮込み豆腐もすぐにやってきた。これに卵が入ると50円増額で400円になる。 様々な部位が入った濃い味つけの煮込みである。

 私服を来た強面のマスターが店内を歩きながら、配膳と同時に勘定を徴収する。初めて来た時には他のお客さんと一緒に飲んでいたので、お客の一人と勘違いしてしまった。
 マスターが携帯電話を持ったお客さんとずっと競馬の話をしている。携帯で馬券のエントリーをしているようである。
 私以外は全て常連である。店内の話題は全て競馬パチンコの話であった。パーティー会場のように、少しずつお互いに関わり合う。しかし、席は全員が離れてギャンブルに集中している。後からやってきたお客さんもちゃんと離れた場所に立っていた。
 老人のお客さんの一人は、ずいぶん量を飲んでしまっているのか、呂律が回らず、注文していない物を注文したと思いこんでみたり、払っているのに払っていないと思ってしまっていたり、マスターも面倒を見るのが大変である。

 レモンサワーのグラスを持ち上げてマスターに示す。お代わりである。しばらくしてエシャレット(300円)を女将さんにお願いする。
 壁を見ると「割るならハイサワー」と書かれた女性のTバック水着のポスターが貼ってある。この店の中で新しい物、若々しい物はそれくらいである。
 ここは若い女性が白ワインのグラス片手に飲んでいるような「今時の立ち飲み」では絶対にない。

 午後3時から3時40分までの40分の滞在。支払った金額は1,250円であった。


 ※追記 価格は2008年8月取材時点の価格。


立ち飲み銀次郎看板

蒲田 立ち飲み「銀次郎」
住所 東京都大田区西蒲田7-29-3 久保井ビル
電話 03-3731-3086
定休日 ? 営業時間 ? 
交通 JR京浜東北線蒲田・東急池上線・東急多摩川線蒲田駅下車徒歩2分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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学芸大学 炭火焼鳥「串善」

居酒屋探偵DAITENの生活 第130回   2008年8月17日(日) 【地域別】  【時間順】


学芸大学 炭火焼鳥「串善」

    学芸大学串善外観   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加。クリックお願いします!

 日曜日の夕暮れ時である。SAKURAと二人、学芸大学駅近くで用事を済ませた後、いつものように軽く呑んで帰ることにした。
 午前中、テレビの「笑っていいとも増刊号」「テレホンショッキング」のコーナーを見た。ブラザートムさんがゲストであった。まずは、なぎら健壱さんの経営する学芸大学の「もんじゃ焼き」の店での話があった。それから次のような会話があった。
 ブラザートム「今、僕、学芸大学に住んでいるんですけども、ほとんど学芸大学の全部網羅したんじゃないですかね? 何百軒か」。
 タモリ「学芸大学って、皆さん知らないと思いますけど、もの凄く多いですよ。飲み屋。」。
 この後、東横線で渋谷と横浜の次に飲み屋が多いのは、学芸大学であるか自由が丘であるかで、ちょっとした笑いをとる掛け合いがあった。
 この話でも解る通り、学芸大学は居酒屋やバーが本当に多いのである。

 学芸大学駅改札を出て右に行くと商店街がある。商店街からは左右に路地が何本も伸びていて、そこには居酒屋やバーなどがたくさんある。
 商店街を歩いて、右側の二本目の路地に入った。初めて入る路地である。左右に、小さな店が何軒もある。しかし、日曜日で開いていない店がほとんどであった。吉田類さんの番組で紹介された店もそこにあった。休みの店の中に入ってみたいと思う店が4軒ほどあった。

 開店したばかりに違いない小綺麗な焼き鳥店「炭火焼鳥串善」を見つけた。チェーン店は記事にしないと宣言しているが伸び盛りの小さな居酒屋チェーンは応援したいと思っている。
 「炭火焼鳥串善」は新丸子に事務所を持ち、新丸子、中野新橋、明大前、永福町、学芸大学の5店舗を持つ小規模チェーンである。

 大きなガラス窓が印象的な外観を眺め、中央の扉を開いて中に入ると、我々が最初の客であった。
 入って正面には15人ほどが座れるL字カウンターになっており、右手にテーブル席。左側は木製のパーテーションで区切られたテーブル席が8卓ほどある。カウンターの背後の通路が広いのがとてもよい。カウンターの頭上に液晶テレビが2台つけられていて、オリンピック中継を放送していた。カウンターの手前側に焼き台があり、その奥は調理場となっている。店内の照明が明るめなのが好印象である。

 まずは、ビールが飲みたいというSAKURA。しかし、瓶ビールは無く、あるのはアサヒスーパードライ生だけである。そこで、SAKURAはレモンサワー(300円)にして、私がホイス(320円)を頼んだ。

 しかし、お通しのバイ貝煮付け(280円)二人分と共にやってきたのは、レモンサワーとアサヒスーパードライ生(420円)であった。間違いを指摘してから、そのままアサヒスーパードライ生をもらうことにする。作り直させるほどのこともない。同じスーパードライでも「生」は飲める。そのまま、SAKURAがビールを飲み、私がレモンサワーを飲むことにした。

 飲みながらゆっくりと何を食べるか考えた。やっと決まったのは、トンミソ(カシラ)2本(240円)と、タン2本(240円)、厚焼き玉子(丸武・テリーさんの御実家)(380円)である。テリー伊藤さんのお兄様が経営している築地の玉子焼き店「丸武」の厚焼き玉子である。
 さらに、今月のキャンペーン商品として、唯一の刺身類である〈生タコ刺し〉(300円)も頼んだ。

 玉子焼きは普通に美味しかったが、生タコ刺しは特にうまかった。これで300円は本当に安い。もうひとつ頼もうかと話し合ったほどであった。

 最初にタン2本がやってくる。一緒にバジルソースというのが出てきて、それをつけて食べるのである。このバジルソースがなかなか良かった。トンミソ(カシラ)は、備え付けの特製みそで食べるようにとのこと。どちらも肉も大ぶりであり、1本あたり120円は手頃な値付けといえる。

 SAKURAは、明後日から8日間、北海道に出張。札幌市教育文化会館で開催されている「教文演劇フェスティバル」http://kyobun-festival.seesaa.net/ にワークショップ講師として招聘されたからである。
 美味しい北海道の食べ物を旨いビールと一緒に飲むことができるに違いない。羨ましい限りである。

 最後に、SAKURAが熱燗が呑みたいと言うので、天法のみしよ本醸造大どっくり(780円)を熱めの燗でお願いした。夏場はついつい冷たい飲み物を飲み続けてしまうので、真夏でも最後は燗酒に切り替えた方が身体に良い。昔から江戸っ子は、真夏に熱燗を呑むのが粋であったというが、江戸っ子特有のやせ我慢ではなく、案外身体のことを考えたことなのかもしれない。

 午後5時30分から1時間ほどの滞在。お勘定は二人で3,402円であった。



学芸大学 炭火焼鳥「串善」
住所 東京都目黒区鷹番3-3-19 MKビル1F
電話 03-3793-0677
定休日 年中無休
営業時間 月曜~土曜17:00~04:00 日曜16:00~24:00
交通 東急東横線・東京メトロ日比谷線学芸大学駅下車徒歩1分
オフィシャルサイト http://www.kushizen.com/




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蒲田 立ち飲み「とっちゃん」

居酒屋探偵DAITENの生活 第129回   2008年8月13日(水) 【地域別】  【時間順】



蒲田 立ち飲み「とっちゃん」


   京急蒲田立ち飲みとっちゃん

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 京浜急行小島新田駅で、居酒屋「立ち呑みコーナー」を出たのが6時50分頃であった。それから、京急川崎駅まで行くと、ちょうど京浜急行本線の特急に乗ることが出来た。特急の次の停車駅は京急蒲田駅である。京急蒲田についたのが7時10分くらいであったろうか。
 京急蒲田駅からJR蒲田まで歩き、東急池上線で帰宅することにした。しかし、京急蒲田駅とJR蒲田駅の間には、たくさんの居酒屋や立ち呑み店がある。ここをどこにも寄らずに帰るのはかなり難しい。
 蒲田周辺の立ち呑み店や居酒屋に詳しいブロガー〈エロ姫様〉がよく行かれる立ち呑み店が京急蒲田駅近くにはある。ここには、ホッピー原理主義的にはレベル3に分類されるフローズン3冷のホッピーがあることは前から知っていた。その店でフローズンホッピーを呑んで帰ることにした。

 京急蒲田駅の小さな西口改札を出ると、ストアのライフ京急蒲田店がある。
 目的の店、立ち飲み「とっちゃん」は、このライフ京急蒲田店の右側の路地を入って行き、二つ目の十字路を右に曲がると、目の前の十字路の斜め左手にある。「とっちゃん」の向こう側には「呑川」が流れており、店の裏手にはちょうど橋が架かっている。川の向こうの人達もこの店にやって気やすいに違いない。

 引き戸を開けて、中に入ると目の前にL字カウンターがあり、12人くらい立つことが出来る。壁際にも小さなテーブルがあったりして、そこにも立つことが出来るようになっている。今日は、カウンターに4人のお客さんが立っていた。奥には、ひとつだけテーブル席がある。

 何の迷いもなく、フローズンホッピー(395円)をお願いした。
 「白にしますか、黒にしますか」の定番の質問に「白でお願いします」と答える。
 すると、若いマスターが一升瓶ごと凍らされた「焼酎キンミヤ」を取り出し、大きくふりだすようにして氷った焼酎をジョッキに入れる。そこに、冷えたホッピーが投入され、完成されたホッピーの状態で出てくる。
 さっそく、フローズンホッピーを口にする。「うまい」の一言である。395円という価格に、ホッピー値上げに伴う苦労がにじみ出ている。思い切って400円にしてしまわないところに、店側の「努力」と「愛」がある。

 つまみは、とりかわポン酢(280円)を頼み、焼き物からつくね(80円)と、 ねぎま(80円)を選んだ。「塩にしますか?」の質問に「塩で」と答える。1本ずつでも大丈夫であった。2本や3本ずつしか頼めない「縛り」というのは店側の都合である。特に一人客の多い立ち呑みのもつ焼き店では無理がある。こういう小さなことで、客は店を選ぶのである。客を縛るつもりで、自分を縛ることになりかねない。
 壁の短冊を眺める。280円中心の安い値付けがうれしい。酒飲みの心をつかむ定番の品物が揃っている。この主人は頭が良いなと思った。
 とりかわポン酢はうまかった。焼き物もきちんと丁寧に焼かれている。

 2杯目は、フローズンホッピーの黒(395円)をお願いした。このフローズンスタイルはもしかしたら白ホッピーよりも黒ホッピーの方が合うかもしれないと思う。
 ホッピー原理主義者の私には関係無いが、「お代わり焼酎」、いわゆる中は195円であった。

 ちょうど音楽好きのお客さんたちが多くいらっしゃったようで、ギターやライブの話で盛り上がっていた。カウンターの中のお客さんから「とっちゃん」と呼ばれている若いマスターもギターに強いらしい。そして、自分でもライブもやるという。

 お勘定をお願いする。とっちゃんに「因みに、立ち呑み屋さんはよくいらっしゃるのですか?」と聞かれた。「いやって言うほどね・・・」と答え、とっちゃんのさわやかな笑顔に見送られて外に出た。噂通りの良い店であった。ただし、嫌煙家のエロ姫様のお膝元の店としては、喫煙率が高かった。私も狭い店での喫煙には問題があると思っている。

 午後7時15分から約30分ほどの滞在。お勘定は1,230円であった。


京急蒲田立ちのみとっちゃん看板

蒲田 立ち飲み「とっちゃん」
住所 東京都大田区蒲田4-3-4
電話 03-3734-0709
定休日 日曜・祝日
営業時間 17:00~23:00
交通 京浜急行京急蒲田駅下車徒歩3分


ホッピー原理主義者とは?
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小島新田 居酒屋「立ち呑みコーナー」

居酒屋探偵DAITENの生活 第128回   2008年8月13日(水) 【地域別】  【時間順】



小島新田 居酒屋「立ち呑みコーナー」

   小島新田立ち呑みコーナー   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加。クリックお願いします!

 前回「味の鶴岡」を出た後、小島新田までせっかく来たのだからもう1軒寄ってみようと思った。
 最もこの町らしい店はどこであろうかと考え、選んだのは居酒屋「立ち呑みコーナー」という店であった。何か特別な固有名詞はないようである。外側からよく観察してみたが、「立ち呑みコーナー」という言葉以外はどこにもない。店の入っている建物の脇にプレハブのような建物が増設してあり、そこにも入口があって、曇りガラスの窓に居酒屋「立ち呑みコーナー」と書かれている。
 プレハブではない本体の建物の方のサッシの引き戸を開け中に入った。左手に逆L字カウンターがあり、逆L字の中は調理場になっていた。調理場では、ベテランの女将さんが一人忙しそうに働いている。カウンターには5、6人のお客さんが立ち呑んでいた。
 逆L字の右手奥から壁に作りつけたL字カウンターが続いている。カウンターはさらに、その先で左に折れ、隣のプレハブの方へと続いている。プレハブの方はテーブル席になっていて、かなりの人数の人たちが飲んでいる様子であった。
 入ってすぐの左手には階段があり、近くの壁に「上に上がる方、品物お買いあげ下さい」と書いてある。二階席でも呑むことが出来るようである。立ち呑みとテーブル席で、おそらく40人以上が飲めるに違いない。さらに、二階席に客が入ればもっと多くなる。女将さん一人では無理であろう。

 テレビではオリンピック女子柔道が放送されていた。
 財布を手に、女将さんのいるカウンターの一番左端まで行き、レモンサワー(300円)と、やっこ(100円)をお願いする。レモンサワーはジョッキに入っている。これで300円は安い。お金を払い、品物を手に右手のプレハブ側に近い壁際カウンター前に立った。

 お客さんがどんどん入ってくる。プレハブ側テーブル席のお客さんたちはカウンターで支払いをして、自分で品物を運んでゆく。壁側カウンターのお客さんたちも飲み終えると、女将さんが運び易い場所に器やジョッキを持ってゆく。まるで、お客さんが従業員なのである。100パーセント男性客である。家では奥さん任せに違いない親父たちが、自分たちで片づけ、テーブルを拭く。そして、さっと帰るのである。ここには秩序がある。

 生ビールは400円である。 煮込みも200円と安い。女将さんは長い水商売経験を感じさせる接客である。やさしく、シャープで、そして鋭い目。やはり、川崎で酔客相手に酒を売るということは、そういうことなのかもしれない。

 払った金額は400円であった。一軒の店での過去最低の総額であったかもしれない。ジョッキと器を女将さんの近くまで持ってゆき外に出る。

 小島新田の駅に向かう。それぞれの常連の店にまっすぐ入って行く人々と何組もすれ違った。駅につくと電車が来ている。次々に乗ってくる工場労働者らしき人達。川崎大師駅で途中下車したい気持ちを抑えて京浜急行川崎駅へと向かった。


小島新田 居酒屋「立ち呑みコーナー」
住所 神奈川県川崎市川崎区田町?
電話 ?
定休日 ?
営業時間 ?
交通 京浜急行大師線小島新田下車徒歩10秒



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小島新田 居酒屋「味の鶴岡」

居酒屋探偵DAITENの生活 第127回   2008年8月13日(水) 【地域別】  【時間順】



小島新田 居酒屋「味の鶴岡」

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 今から5年ほど前、若い頃からお世話になったていた方が亡くなった。ここでは、A先生としておく。この先生に京浜急行大師線の小島新田駅前に、刺身が安くてうまい店があるから行ってみろと言われた。10年以上も前の話である。
 前回「立ち飲み天下」を出た後、京急川崎駅の改札を入った。京急蒲田まで移動しよう思ったのである。東京方面や横浜方面に行く京浜急行本線は高架上を通っているが、京急大師線は改札を入ってすぐ右手の地上のホームに入線してくる。
 ホームの時計は午後5時半を回っていた。目の前に小島新田行きの電車が入ってきたのを見て、10年前のA先生の言葉を思い出した。
 お盆の時期である。店が休みである可能性もあるので、携帯電話で営業しているかどうか確認をした。お盆の間も営業しているという。すぐに、赤い電車に乗り込んでしまった。初詣などで川崎大師前まで行くことはあっても終点の小島新田まで今まで行くことはなかった。

京浜急行大師線小島新田駅

 京浜急行大師線には京急川崎駅、港町駅、鈴木町駅、川崎大師駅、東門前駅、産業道路駅、小島新田駅の7つの駅があり、京急川崎駅から小島新田まで9分間で結ばれている。
 思いの外、小島新田は近かった。ホームを降りると、電車の先頭のすぐ先に改札があった。電車の終点の駅には、なんとなく哀愁を感じる。改札を出ると目の前に黒いタクシーが数台客を待っており、その向こう側に公衆トイレがあった。左手には、JR塩浜操車場の北側の一部をまたぐ陸橋が見える。陸橋を歩いて渡ってくる人影がたくさん階段を降りてくる。陸橋の向こう側は広大な工場街である。小島新田の駅舎の周辺を少し歩いてみた。驚いたことに、駅の回りにある店舗は、立ち飲み店と居酒屋ばかりである。コンビニエンス・ストアも無い。この辺りの人はどこに買い物に行くのであろうか。

 改札を出て右手に行くと、大師線の線路に平行して川崎方面に戻るように道が続き、そこが飲み屋街になっている。目的の居酒屋「味の鶴岡」はその入口左手にあった。
 「味の鶴岡」に入る前に、少し歩いてみた。まさに、そこは大衆酒場と立ち飲み店の宝庫である。さすがは工場の町である。私の小さい頃の工場の町、川崎がそこにある。
 「味の鶴岡」に入ると、すぐ左手の短いカウンターは酒瓶等で埋まっており、座ることは出来ない。右手にテーブル6卓に約24人が座れ、奥には座敷があって6卓に30人程が座れる。先ほど歩いた時に知ったのだが、すぐ近くに支店(写真)もある。

小島新田味の鶴岡支店

 店内には数組の先客がいるだけで空いていた。壁際中央の4人掛けのテーブルに通される。若い女性が近づいてきて注文をとる。マニュアル的なちゃんとした接客である。大きな居酒屋で働いた経験のある女性なのであろうか。
 レモンサワー(350円)を頼み、A先生の言葉通り、鮪ぶつ切り(380円)、 いか刺身(450円)など刺身類を注文した。
 レモンサワーを飲み、周囲を観察する。メニューを見て思ったのは、どうやらこの飲屋街の中では高級店ではないかということだった。
 しかし、酔っ払ってしまい、口の回らないおじさんもちゃんといる。これが川崎である。どんどんお客さんもやってきた。上司が部下を数人連れてやって来たという雰囲気のグループ客もいる。どこかホッとした顔をしている。明日からお盆休みであろうか?
 鮪ぶつ切り、いか刺し、共にうまかった。そして、刺身のツマの大根がシャキッとして美味しかった。

 奥の座敷に、130キロはある巨体のA先生が座っているような気がする。体重が重いので、先生は蒲田あたりの居酒屋で会う時、いつも広い座敷にしか座らなかった。本人は飲まない。ウーロン茶を飲んで、私たちに酒を飲ませると、車で家まで送ったくれることも多かった。先生が亡くなったのは、今の私の年齢である。若すぎる死であった。様々な思い出が甦ってくる。普通なら日本酒に切り替えるのだがそれを止め、外に出ることにした。

 午後5時45分から6時15分まで約30分程の滞在。お勘定は1,180円であった。

 ※  ※  ※

 川崎市建設局の広報によれば、 京浜急行大師線連続立体交差事業の中で、大師線が一部ルートを変更、ほぼ全線を地下化する連続立体交差事業を進めているとのこと。
 この工事が完成すると沿線の14個の踏切が無くなり、渋滞が減って利便性が高まるという。しかし、小島新田以外の駅は全て地下駅になってしまうそうであるから各駅周辺の雰囲気は、ずいぶん変わってしまうに違いない。


小島新田 居酒屋「味の鶴岡」
住所 神奈川県川崎市川崎区田町2-14-5
電話 044-277-5489
定休日 不定休
営業時間 16:00~24:00
交通 京浜急行大師線小島新田下車徒歩10秒


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川崎 立ち飲み「天下」

居酒屋探偵DAITENの生活 第126回   2008年8月13日(水)  【地域別】  【時間順】



川崎 立ち飲み「天下」

  川崎立ち飲み天下   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 夏休みの連休の初日である。JR川崎駅西口にあるラゾーナ川崎のビックカメラで買物を済ませた後、普通に蒲田方面に戻るのではなく、京浜急行の乗り、京急川崎から京急蒲田に向かうことにした。京急川崎のすぐ近くに、以前から知っていながら入ったことがなかった立ち飲み店があった。その店が立ち飲み「天下」である。

 京急蒲田駅改札を出て、目の前の十字路を右に進むとすぐ左手に「立ち飲み天下」と書かれた暖簾が見える。本当に駅前の立ち飲みである。
 午後5時頃であった。暖簾をくぐり、中に入ると左側に変則的な逆L字カウンターがある。逆L字カウンターの下の部分は、狭くなっていて3人ほどしか入ることが出来ない。夏場以外は扉を開け放って、ゆったり立つことが出来るのかもしれない。そこからまっすぐに7人ほど立てるようになっていて、カウンターの中は調理場である。カウンターの中に、男性と女性二人が働いていた。大将と女将さんであろうか。
 さらに、カウンターは調理場の先で左に斜めに折れ、それから先は壁際カウンターに変わるのである。全部で20人くらいが立つことが出来る。入って右手の壁際にも8人ほどのカウンターがある。カウンターの下に荷物を入れて、そこに立つことにした。目の前を見ると人影がガラス越しに見えた。実はこの店は狭い路地との角地に立っていたのである。いままでまったく気づかなかった。

 まずは、ウーロン割り(300円)と牛煮込み(390円)をお願いする。支払いは品物と交換にする先払いである。けっして「キャッシュ・オン・デリバリー」等とは言いたくない。
 ウーロン割りをグイっと呑む。のどが渇いていたのでうまい。カウンターの中を見ると、営業時間が14:00から21:30と書いてある。さらに、定休日については「日曜定休 競輪、場外開催日の日曜祝日は営業、日曜祝日のナイター競輪は休業。」と書かれている。「やはり、ここは川崎だなあ」とつくづく思う。
大きく書かれているメニューは、「けんちん汁(300円)、湯豆腐(240円)、牛煮込み(390円)」で、この3つがメインのようである。出された牛煮込みの量は、かなりのものであった。この1品で十分つまみになる。

 さらに、アサヒ黒生小瓶(300円)を頼んだ。そこへ、店の奥から人が入ってきた。裏口があったのである。どんどんお客さんが入ってきた。千円札を手に持ちながら入ってくるお客さんもいた。何か懐かしい気持ちになる。
 約20分ほどの滞在である。支払った金額は合計990円。まさにセンベロ酒場である。vol.118水道橋 飲み処喰べ処「旅」の時のように、グラスや器を運び後片付けをして外に出た。



川崎 立ち飲み「天下(てんか)」
住所 神奈川県川崎市川崎区駅前本町10
電話 非公開
定休日 日曜日
※競輪、場外開催日の日曜祝日は営業、日曜祝日のナイター競輪は休業。
営業時間 14:00~21:30
交通 京浜急行川崎駅下車徒歩1分・JR川崎駅下車徒歩5分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

神田 酒処「升亀本店」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第125回   2008年8月9日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


※2013年12月閉店

神田 酒処「升亀本店」


 

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 大衆酒蔵「大越」を出た私と旧友のGAIは、すぐ隣の酒処「升亀本店」へ入った。升亀本店は大越とほぼ同じ位の広さである。営業時間もほとんど同じであり、我々と同じように梯子する人も多いに違いない。午後5時半の店内は客で一杯であった。少し奥まったところに4人掛けのテーブルが1つだけ我々を待っていてくれた。
 実は隣の大衆酒蔵「大越」から酒処「升亀本店」に移動したのには、ホッピーを飲みたいという理由もあったのである。 大衆酒蔵「大越」には無いホッピーが酒処「升亀本店」にはあるのである。

 とてもフレンドリーな感じの女性(おばさま)がすぐに注文を取りに来る。「何します?」と言う。
さっそくホッピー氷無し(380円)を私は頼み、GAIホッピー氷入り(380円)を注文した。今はホッピーの氷有が普通になってしまっている。
 それに、今の店内はとても忙しそうである。
 「ちゃんと氷無しで持って来てくれるか・・・みものだね」という話になった。すると、やはり、お店の女性はホッピー氷有りを二つ持ってきてしまった。
 しかし、ホッピーをテーブルに置いた瞬間、こう言ったのである。
 「入れて来ちゃった氷!」。それから「ちょっと待ってね」と言って、行動を開始した。
 「自分で気がついたのは偉いね」とGAI
 女性はジョッキを持ってくると、私のジョッキから空のジョッキに箸で氷を移してくれ、「この氷は後で使ってね」と言う。素早い対応である。

 お通し(100円)を持ってきてくれたので注文を開始する。「土曜サービス」と書かれた、げそ天(100円)を二つ頼むと、お店の女性が「1つで大丈夫」と言う。この忠告は正しかった。それから「おすすめの一品」と書かれた小アジ唐揚げ(380円)も頼んだ。
 やがて、げそ天と小アジ唐揚げが次々にやってくる。げそ天は、げそを揚げて汁につけたものである。皿に6個ほど乗って100円というのは驚異的な安さであった。さらに、小アジも大ぶりの小アジが7匹ほどのっている。
 ここから本格的に飲んでしまった。私はホッピー(380円)を計3杯、GAI焼酎(外)単品(280円)を3杯飲んだ。さらに、生レモンサワー(330円)を2つもらう。

 焼酎類でやめておけば良かったのだが、二人ともスイッチが入ってしまっている。
二合徳利(580円)を頼んでしまった。私はずいぶんといい気分になって、はまち刺身(600円)も頼んだ。
 最後に、再び二合徳利を追加。やはり、若い頃二人で飲んだ頃に気持ちだけは戻ってしまったに違いない。でも、私は身体がついてゆかないのである。

 しかし、GAIは、やはり強かった。

 SAKURA、ASIMO君、OZAKI先生、マッシモ氏、JIN隊長、RAM元帥、YOUSAKU氏、濱也耕誠氏などに加え、「居酒屋探偵DAITENの生活」に強力な登場人物GAIが増えたのである。

 午後5時30分から午後8時20分までの2時間50分の滞在。
 これだけ長居をするのは私としては珍しい。思い出話を肴に飲むと、ついつい長くなるのである。お勘定は二人で合計5,080円(税込5,344円)であった。

 ※   ※   ※

 神田駅前の立ち食い蕎麦屋に二人で入った。旧友に久しぶりに会い、若い頃の大食のスイッチも入ってしまったようである。
 神田駅改札を入り、ホーム下で再会を約束して別れた。山の手線に乗って、五反田駅で降りなければならないのに、気がつくと恵比寿駅であった。
 「2駅ならまだましじゃないか・・・いや、一周したのか?」 
 そんなことを独り思った。


神田 酒処「升亀本店」
住所 東京都千代田区鍛冶町2-14-2
電話 03-3254-1639
定休日 日曜祝祭日
営業時間 11:00~23:00
交通 JR神田駅徒歩1分。JRガード下。


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神田 大衆酒蔵「大越」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第124回   2008年8月9日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



神田 大衆酒蔵「大越」

  神田大衆酒蔵「大越」外観

  
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 「居酒屋探偵DAITENの生活」の「第119回 神楽坂 居酒屋まつや」の回の記事を読んだ旧友GAIがメールで連絡してきてくれた。この記事に登場する迷彩服を着た大男というのが彼なのである。彼は高校時代のクラスメートであり、私が芝居の世界に足を踏み入れるきっかけを作ってくれた人物である。何度かのメールでのやりとりの後、どこかで飲もうということになった。
 この日、東京ビックサイトで展示会に参加する仕事があった為、終わった後に神田駅近くで飲むことにした。「ゆりかもめ」の国際展示場正門駅から新橋までは23分である。新橋から山の手線で5分。約束の午後4時ちょうどに到着したのは、神田駅のガード下にある有名な大衆居酒屋「大越」である。今まで、何度か入ったことがあるが記事にすることはなかった。

 店に入ると、一番奥で大きく手をふる人がいる。GAIである。当時よりもずいぶんスリムになっていたがやはり大きい。握手をする。こみあげてくるものがあった。
 すでに、彼は生ビール(600円)を飲んでいる。お店の人が寄ってきて、私に「生?」と聞く。すぐにうなずいた。
 お互い歳を重ねると自分や家族の病気の話になってしまう。「やだねぇ」と笑いながら、互いの近況報告である。話に夢中になり、生ビールで乾杯をしてから最初のつまみを頼むまで、ずいぶん時がたってしまった。刺身三点盛り合わせ(880円)、ニラ玉子とじ(280円)、枝豆(300円)をお願いする。

 2杯目は、GAIシソサワー(350円)、私は酎ハイ(300円)にした。ここで、サワーのボンベが空になってしまい、取り替える間だいぶ待たされた。なにしろ、午前11時から営業している店である。まだ午後4時30分なのに、すでに開店から5時間半が経過しているのである。さすがに毎日12時間も営業している店である。
 店全体に流れているこの緩い雰囲気が良い。お店の人たちもフレンドリーである。待たされている間に、3回も4回も「お待たせしてすみませんね」と何人もの人が言ってくれる。

 GAIはイベントや舞台の大道具関係の仕事をしている。やはり、当然のごとく劇場での仕事の話になった。大劇場の裏の仕事の進め方など、私の知らない興味深い話を聞かせてくれた。舞台は表よりも裏話が面白いのである。

 昔は、焼酎の一升瓶を2時間足らずで飲んでしまった二人である。焼酎のボトルをとろうかという提案もあったが断った。今はそれほど飲むことの出来ない私である。
 3杯目は、どうも冷房の為に身体が冷えてしまったので、私は焼酎お湯割り(300円)を、GAI酎ハイ(300円)を飲んだ。
 
 「大越」は、やはり良い店であった。GAIも気に入ってくれたようである。しかし、居酒屋探偵DAITENとしての虫がうずき始め、そろそろ店を移動したくなってしまった。すぐ隣の「升亀本店」へ移動することにする。
 午後4時から午後5時30分まで、1時間半の滞在。お勘定は二人で3,910円であった。

神田 大衆割烹「大越」
東京都千代田区鍛冶町2-14-3
電話03-3254-4053
定休日 日曜祝祭日
営業時間 平日 11:00~23:00 土曜 11:00~22:00
交通 JR神田駅徒歩1分。JRガード下。



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学芸大学 大衆酒蔵「浅野屋」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第123回   2008年8月7日(木) 【地域別】  【時間順】



学芸大学 大衆酒蔵「浅野屋」 第3回


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 今日はSAKURAと二人で咲良舎アクティングプレイス(S.A.P)の基礎クラスを見学することにした。同クラスはSAKURAの一番弟子である創間元哉君が講師を務めている。
 日本のテレビや映画を見ていると、台詞を口にする前に自然に動くことの出来ない俳優があまりにも多いことに気づくのである。カメラは長廻しをせず、カットでつないでゆく、役者は常にアップで台詞を言う。
 基礎クラスでは演技に入る前の「リラックス」、そして、演ずる上での「歩く」「走る」「立つ」といった基本的な動きから始め、〈art of living〉の考え方を基本に、自然な演技について学ぶのである。今回は演ずることを始めたばかりの人たちの伴走者として、同じ目線で話をしようとする創間君の努力を垣間見ることが出来た。
 
 クラス終了後、SAKURAと私と創間君、そして、メンバーのうちの3人が参加して、学芸大学のガード際にある大衆酒蔵「浅野屋」で飲み会になった。
 大衆酒蔵「浅野屋」学芸大学での稽古の帰りによく使う店である。特徴的なコの字カウンターとは別に、4人掛けテーブル席が6個ほどあるので、少し人数が多くても座ることが出来る。
 店に入ると、カウンターに2、3人のお客さんがいるだけで、テーブル席は空いていた。
「6人です」と言うと、テーブルを2つ付けて広い席を作ってくれた。
 大衆酒蔵「浅野屋」を紹介するのは今回が3回目である。前回、記事を書いたのは2008年2月29日であった。

 暑い日が続いている。やはりビールで喉を潤したくなるのである。創間君は琥珀恵比寿生ビール(530円)を頼んでいた。ここで、ビールの銘柄で二派に別れた。アサヒスーパードライ大瓶(530円)とキリンクラシックラガー大瓶(530円)の両方をもらうことにした。どちらが好きかを挙手で示してみると、2対4でキリンクラシックラガー派が多かった。
 さらに、それぞれ1本ずつを追加。私は通風の再発を心配して、ホッピー氷無し(420円)である。ホッピージョッキの上の印まで焼酎が入っているジョッキと冷えたホッピーが出てきた。中の焼酎を半分ビールグラスに移しておいて、後から創間君に進呈する。

 つまみは、枝豆(400円)、 チーズ(400円)、 特別に作ってもらったグリーンサラダ(?円) 、エイヒレ(価格失念)、いか焼き450(円)などを複数個頼む。
 一緒に来たメンバーは、基礎クラスが終わった後、いつも飲むメンバーであるという。それぞれ世界中を飛び回った元商社マンであったり、現役の歯科医であったり、SAPで役者の勉強をする人には様々な経歴の人も多い。やはり、それぞれに人生の引き出しが多いのか、話が面白かった。

 牛煮込み(480円)を2個とって、レモンサワー(310円)に切り替えた。SAKURAは梅酒(300円)、ざくろロック(310円)、 レモンサワー(310円)、 スーパードライ大瓶(530円)、ライムサワー(310円)、巨峰サワー(310円)など、みんな色々と飲んでいた。

 午後10時から11時45分頃までの滞在。あっという間に時間が過ぎていった。夢を持ち前に進んでいる人たちと酒を飲むと愚痴話は出ない。みんな元気である。実に楽しい一時であった。お勘定をお願いすると10,470円であった。急いで学芸大学の駅に向かう間も笑顔と笑い声が絶えなかった。


学芸大学 大衆酒蔵「浅野屋」
住所 東京都目黒区碑文谷6-1-21
電話 03-3715-6904
定休 日曜祝日
営業時間  16:30~24:00
ホッピー有


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新宿 酒処「十徳」新宿本店

居酒屋探偵DAITENの生活 第122回   2008年8月3日(日) 【地域別】  【時間順】



新宿 酒処「十徳」新宿本店

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 今日は新宿村LIVEという西新宿の小さな劇場でシェイクスピアの「真夏の夜の夢」を見た。今回の「愛と偶然の戯れ」公開ゲネプロを始め、過去のシアターΧで上演したマリヴォー作品「奴隷島」「いさかい」「試練」全てに出演してくださった俳優・五森大輔氏の御紹介により、御一緒させていただいた。劇場空間を見てみたいという理由もあったが「シェイクスピア作品」を久しぶり見たかったのである。
 主催団体は演劇倶楽部〈O’s オーズ〉である。
 俳優たちの演技もしっかりしており、台本を今風に書きかえるようなこともせず十分に楽しめる舞台になっていた。しかし、この新宿村LIVEという劇場空間の欠点がすぐに露呈した。劇場の真ん中に柱が2本建っている為、席によってこの柱が邪魔で舞台が見えないことも多いのである。といっても、今回は展開が早く動きのある芝居なのでイライラさせられることも少なかった。
 俳優陣では、ニック・ボトム役のベテラン大門正明さんの客を楽しませるツボを心得た演技が光っていた。また、ハーミア役の吉川玲さんがライサンダーに愛されている時の前半のハーミアと、やがて魔法の力でライサンダーから拒絶され、ヘレナと対立するようになる後半のハーミアをきちんと演じ分けており、実力を感じた。
 たくさんの子役たちが妖精役として出演している為かダンスシーンが多かった。狭い劇場でこれだけ動いてみせるにはずいぶんと練習を重ねたに違いない。実に健気であった。
 最初と最後に歌とダンスが入るのはミュージカル風のよくある構成である。それは良い。しかし、パックの台詞の前にソロの歌が入るのではなく、そのまま有名なパックの台詞(口上)をじっくりと聞かせて終わって欲しかった。心残りはそれだけである。

「我ら役者は影法師(かげぼうし)、皆様方のお目がもし、お気に召さずばただ夢を、見たと思ってお許しを。拙い芝居ではありますが 夢に過ぎないものですが 皆様方が大目に見、お咎めなくば身の励み。私パックは正直者、幸いにして皆様のお叱りなくば私も励みますゆえ、皆様も見ていてやってくださいまし。それでは、おやすみなさいまし。皆様、お手を願います、パックがお礼を申します。」(W・シェイクスピア「夏の夜の夢」/小田島雄志訳より)

 役者であるなら読んでいるだけで涙が出てくるような台詞ではないだろうか。 

 ※   ※   ※

 今回はなにやら劇評めいたことを書いてしまった。ここから居酒屋探偵としての本題にら入る。
 新宿村LIVEは新宿駅西口から15分ほど歩いた場所にある。SAKURAと二人、新宿駅近くの小田急ハルクの前まで来て、そこにあるカメラ店でデジタルカメラのプリントを依頼、出来上がるまで時間がある為、近くの居酒屋に入ることにした。
 新宿といえば十数年前から通っている銘酒居酒屋がある。酒処「十徳」新宿本店は小田急ハルクのビルの裏側の一角、地下1階と2階にある。他にも新宿に十徳二葉店、とく一、焼酎バー徳利、淀橋再生市場、十徳渋谷店などの系列店があるが新宿本店と渋谷店が特にSAKURAも私の好きな店である。

新宿十徳本店階段

 銘酒居酒屋らしく、丸い杉玉(酒林)が天井からぶら下げられた階段を地下に降りてゆく、扉を開いて、そのまままっすぐ行けば地下一階、左手の階段を降りれば地下二階になる。
 今日は地下一階が空いていた。右手の調理場や配膳スペースを見ながら通路を進むと、奥が広くなっている。左手には20人近くが座れる長い座敷席が見え、中央の広い空間にテーブル席が7つほどあり、入ってすぐ右手には壁に向かって6席のカウンター席がある。
 客の入りは半分程度、入ってすぐ右手の4人掛テーブルに座ることが出来た。まずは、キリンクラシックラガー中瓶(520 円)で喉を潤す。

 マグロぶつ切り刺身(380円)、島らっきょ岩塩漬(550円)、しまホッケ一夜干(500円)と一期に注文をする。私としてはつまみの注文が早い。早く酒の選択に入りたいからであった。
 ビールを少し口にして、すぐに、高知の酒「美丈夫吟醸(500円)」をお願いする。
 黒い升に大きめのグラスが入ったものが目の前に置かれ、よく冷やした一升瓶から酒が注がれる。かなり多く升にこぼしてくれる。この入れ物が二重になっていて、内側の入れ物に注いで外側の入れ物にわざとこぼして提供するという酒類の出し方は世界でも「酒」だけではないだろうか? 外国の人は不思議がるに違いない。

 3月に川崎の地酒専門店「地酒や たけくま酒店」さんで、高知の濱乃鶴酒造の酒「美丈夫 吟醸 うすにごり(微発砲)」を購入して飲んだ時のことを書いた。今回は「美丈夫」のうすにごりではない吟醸酒である。「美丈夫」とは幕末の土佐の英雄である坂本竜馬をイメージしてつけられた名前だそうである。今日も「美丈夫」には感動させられた。
 
 SAKURAは山口県の旭酒造の「獺祭(だっさい) 純米吟醸(600円)」を飲む。これはSAKURAがいつも選ぶ酒である。いつもながらうまい酒である。とは「かわうそ」である。かわうその祭りとは野趣を感じさせる名前である。かわうそは捕った魚を川岸にならべる習性があるそうで、その様子が祭をしているようであり、このことから詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす様子を「獺祭」と呼び、そこからこの名前がつけられたそうである。正岡子規は自らを「獺祭書屋主人」と号したという。

 私の2杯目は和歌山県の㈱九重雑賀の「雑賀(さいか)吟醸本生無濾過(500 円)」である。ここで、つぶ貝柳川(580円)も追加した。「雑賀」は、知り合いの舞台照明関連の社長さんの名字と読み方は違うが文字が同じであった為、手にとったのが始まりであった。青や緑の菱形がちりばめられた白いラベルに大きく「雑賀」と書かれている。その潔いラベルにも惹かれた。飲んでみると、どんな食べ物にも合う酒で、実に飽きが来ないのである。1杯ずつ銘柄を変えながら飲むのではなく、一升瓶を買い込み、数人で食事をしながら飲むのに最適な酒ではないだろうか。

 酒を飲むと最後に口をさっぱりとさせたくなる。キリンクラシックラガー中瓶(520円)をもう1本もらい、これを飲んで締めとした。
 午後6時40分から午後8時10分の1時間半の滞在。お勘定は二人で5,610円であった。他の日本酒を飲む居酒屋と比べて酒も安く、こだわりや蘊蓄を長々と聞かされることもないので、酒入門の店として最適である思う。酒について何も解らないうちに、色々と聞かされても何が何だか解らない。色々と試してみて、自分の舌と身体にあう酒に出会ってから学問をすれば良いと思うのである。
 良い酒場には物語がある。良い酒にも物語がある。ゆえに、酒について語り始めると長くなる。今回も長文になってしまった。最後まで読んでいただいた方に感謝したい。


新宿 酒処「十徳」新宿本店
住所 東京都新宿区西新宿1-5-12
電話 03-3342-0339 03-5325-1779
定休日 無休(年末年始を除く)
営業時間 月~木16:00~24:00 金・土・祝前 16:00~04:00
交通 JR新宿駅下車徒歩2分。東京メトロ丸の内線新宿駅下車徒歩2分。
公式サイト http://www.juttoku.com/
他にも新宿に十徳二葉店、とく一、焼酎バー徳利、淀橋再生市場、十徳渋谷店などの系列店がある。詳しくは公式サイトへ。


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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新岳大典作小説リンク
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