雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」第4回

居酒屋探偵DAITENの生活 第154回  2008年10月30日(木)   【地域別一覧表へ】


雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」 第4回

  雪谷大塚とよだ外観   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加。クリックお願いします!

 店の前まで行くと、ちょうど二人のお客さんが出てきた。入れ替わりに中に入る。目の前に、三十人ほどが座ることが出来るカウンターがある。全体を上から見ると釣り針のような形に見える「変則的コの字大カウンター席」である。ちょうど、その方たちが座っていたらしき場所が空いており、さらに、その左隣の空いている2席にはおしぼりがそれぞれ置いてあった。予約が出来るのであろうか? よく解らないことも多い。帰ってゆくお客さんもいる。次々にまた入ってくる。夕方の6時から7時くらいの時間はお客さんの回転が早いのである。入口の5人程が座れる横一列のカウンター席に座ってしまった常連さんを、女将さんが奥のカウンター席に移動させる。間口が狭く、奥行きがかなり長い造りの店のであるから。入口付近だけを見て満席であると思い帰ってしまうのを避ける為かもしれない。商売上手である。

 まずは、レモンサワー(300円)を注文する。一緒に突きだしのイカゲソ煮が出てくる。突きだしはサービスで無料である。
 定番の刺身四点盛り(500円)を頼んだ。マグロ、タイ、ヒラメ、イカの刺身が少しずつ付いてくる。前よりもちょっと量が少なくなった気もする。
 連れがやってきた。すでに、恵比寿駅近くでビールを2杯飲んできたそうで、燗酒にすることにした。白鶴二合(650円)を熱燗でもらう。生干しコマイ(350円)も注文する。

 「とよだ」は一年中おでんを食べることが出来る。若い女性に大根とガンモを頼む。値段は両方とも100円である。
 おでんの鍋のところから戻ってきた女性が「ガンモ終わってしまったんですけど」と言う。
 ここのおでんは大きい。大根は普通の店の倍はある。

 最後に白鶴一合(350円)をもう一本を頼む。

 午後6時50分から約1時間ほどの滞在。お勘定は2人で2,350円であった。

雪谷大塚とよだ

雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」
住所 東京都大田区南雪谷2-15-4
電話 03-3720-3338
定休 日曜
営業時間 17:00~24:00
交通 東急池上線雪谷大塚駅徒歩1分


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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

荏原中延 もつやき「仲居」

居酒屋探偵DAITENの生活 第153回  2008年10月24日(金) 【地域別】  【時間順】



荏原中延 もつやき「仲居」

   荏原中延もつやき仲居

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 居酒屋を表現する言葉はたくさんある。店の作りもそこにいるお店の方も年季が入っており、新しい店にはとても真似の出来ない独特の雰囲気を持っている店。そんな店を表現する言葉として、「親父系居酒屋」、「ディープ系居酒屋」、「古典酒場」など様々の言葉がある。しかし、今日の店は、簡単に一言では言えない独特の雰囲気を持つ店である。

 午後6時40頃、東急池上線の荏原中延駅のすぐ脇にある古い飲屋街を歩いていた。目的の店はまだシャッターが閉まって開いていない。
 しかし、中には人の気配がある。もう少しで開店なのだなと判断して、しばらく荏原中延の街を散策する。東急池上線の荏原中延駅から東急大井町線の中延駅の近くまで中延スキップロードという商店街がある。この商店街は武蔵小山の商店街と同じように、アーケードのある商店街であり、雨の日も楽に買い物が出来る便利な商店街である。

 しばらくして、荏原中延駅前に戻った。改札口を出て右に行き、交番の前を通ってすぐ右手にある路地に入って行く。左手に古き良き時代の「中華そば屋さん」という風情の店がある。その先が何本かの路地からなる古い飲屋街になっている。荏原中延駅周辺など池上線の一部が地下化する前は、その飲屋街もホームからよく見える場所であり、電車の音が聞こえて活気のある場所であったに違いない。今はひっそりと静かである。
 さらに進むと、目的の店が右手に見えてくる。先ほど閉まっていたシャッターが開いており、古い提灯が出ていて、スッと灯りが入るのが見えた。開店したその店の名はもつやき「仲居」である。

 ガラスの引き戸を開けて中に入る。すぐ目の前はL字カウンター。カウンターには15人ほど座れるだろうか。テーブル席などは無い。カウンターの中は、かなり広い調理場である。その中からマスターがこちらを見る。新しい客であることを確認しているに違いない。少し間合いがあってから「いらっしゃい」と、笑顔になる。左端には焼き台。その斜め前の席に座る。
 カウンターの端は常連が座る場合が多いので、なるべく入口に近い、真ん中あたりの席に座ることにしている。右斜め前のカウンターには、口開けと同時に入ったのか、常連らしきカップルが座っている。

 店内にはメニューらしきものは無い。しかし、飲みたい飲み物はもう決まっている。
 「クエン酸お願いします」と言う。
 マスターがちょっとびっくりしたような顔をして、
 「前にいらっしゃったことありますか?」と言う。
 それから、初めての来店であることを告げ、マスターの質問に答えて、 交通新聞社の雑誌「散歩の達人」で見てから一度入ってみたかったのであるということを伝えた。
 この店の前を何度通ったか解らない。マスターに聞けば、午後6時30分が開店時間らしい。しかし、6時30分に前を通っても開いていたことがない。開いている時間帯に通った時も私自身に時間が無くて入れなかったのである。

 「何を焼きますか?」とマスターが言う。
 「嫌いなものもないんですが・・・」と私が迷っていると、
 「それじゃ、適当に流しますか・・・」と言う。
 「流すと何本ですか?」と聞く。
 「たいしたことないですよ・・・」とマスターが微笑む。

 店内を見まわす、「国本晴美」と書かれた提灯が下がっていた。他にも浪曲師の方の提灯が何本か下がっている。
 ちょっとピンときたので、提灯を指さしながら、
 「たしか、国本晴美さんというのは人気浪曲師の国本武春さんのお母さんですよね」と聞く。その通りであると言う。
 「私も遊びで浪花節の三味線をやっていたんですよ・・・」とおっしゃる。
 「やっぱりそうですか、外に看板が出ていましたものね」と私。
 師範として人に教えられるところまでやっていらっしゃるようで、けっして「遊び」ではないレベルに違いない。事実、一度、国本晴美さんの浪花節の三味線を弾いたことがあるそうである。
 因みに、国本武春という人は、三味線をギターのように弾く独自の奏法で有名になった浪曲師である。従来型の浪曲にとどまらずロック、R&B、ブルーグラス等様々な音楽ジャンルを取り入れて活動。テレビドラマ、バラエティ番組、アニメ番組等に出演されている。

 「まず、レバです」と言いながら、【レバ】を1本出してくれる。タレである。肉と肉の間にネギが2個入っている。「東京城南居酒屋探偵団」の団員である居酒屋ブログ「呑んでたまるか!」croquettepunchさんのおっしゃる通り、このネギ2個が可愛いのである。食べてみる。トロリと柔らかい食感の半生のレバである。うまい。
その次は【カシラ】である。
 「お口にあいますか?」とおっしゃる。「おいしいです」と答える。

 2杯目のクエン酸をお願いする。クエン酸というのはレモンサワーに「クエン酸」「季節の果物」を絞って追加する、この店のオリジナルの飲み物である。作っている所を観察していると、グラスに氷、なにやら液体、粉、焼酎、炭酸、スダチ?の順に入れている。なかなかに手間のかかる飲み物である。
 店内には、様々なものがある。「ローマの休日」のDVDがカウンターの上に置いてあったり、焼き台の脇の壁に「明治学院落語研究会推薦の店」、「立小便禁んず」などの札が掛かっていて面白い。

 次ぎに、【タン】【ハツ】の塩焼きが一緒に出てくる。
 「たんとはつは塩が合いますね。私も塩でしか焼かないんですよ。」とのこと。
 女性のお客さんが「軟骨は出ますよね」と聞く。すると、
 「軟骨は硬いので、よく噛むでしょ、噛むとすぐお腹がいっぱいになっちゃうんで、最後の方に出すんですよ」とおっしゃる。ギャグである。みんなで笑った。
 マスターによれば、銀座からわざわざタクシーで来て、一人で軟骨20本だけを食べるお客さんがいるそうである。他の物は食べないというから凄い話である。

 「次は、【おみそ】です。」と言って、シロっぽい肉の上に味噌ダレを塗ったものが出てくる。
 「シロですか?」と聞くと、そうであるという。味噌ダレのシロは初めてである。

 少しして、マスターの手元などを眺めたりしていると、
 「ごめんなさい、すぐ焼きますから」と言ってくれる。
 「いいですよ、とてもいい間合いです」と答える。
 こちらが一人客であるのに、全部一度に出してくる店が時々あるが、それに比べれば、こうやって少しずつ出してくれる方が理にかなっている。

 こんどは、【シロ】が味噌ではなく、タレで出てくる。
 さらに、【ナンコツ】【コブクロ】と続く。「これで一通りです」とおつしゃる。

 常連の方が一人、また一人と入ってくる。この辺で失礼することにした。
お勘定をお願いする。1,600円であった。
 「お粗末さまでした。また、お寄り下さい。」と言って、マスターが笑顔で送ってくださる。
 午後6時50分から7時50分頃までの1時間ほどの滞在であった。

 店内にはメニューが無い。レバカシラタンハツおみそ(シロ)シロナンコツコブクロの8本のもつ焼き、クエン酸2杯。類推すると、もつ焼きは1本100円、クエン酸1杯400円の計算になる。
 周りの常連の皆さんには出てくる枝豆や糠漬けなどは、私には出てこない。押し付けがましくならないようにしてくれているのである。出来るだけ常連にならないのが「居酒屋探偵DAITEN」のポリシーである。しかし、この店だけは常連になりたい気持ちになってしまった。

 ※  ※  ※

 追伸 店内の様子を写真で見たい方は、croquettepunchさんの居酒屋ブログ「呑んでたまるか!」こちらをご覧いただきたい。

荏原中延 もつやき「仲居」
住所 東京都品川区中延2-8-14
電話 03-3783-0371
定休日 日曜(?)
営業時間 19:00頃(シャッターが開いたら開店)~
交通 東急池上線荏原中延駅下車徒歩1分


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大崎広小路 関西即席一品料理「たこ安」

居酒屋探偵DAITENの生活 第152回  2008年10月21日(火)  【地域別】  【時間順】



大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」


   大崎広小路たこ安暖簾

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 池袋である演出家の方と打ち合わせを済ませたSAKURAは、夕方の5時前から池袋西口居酒屋「ふくろ」で「ちょいと一休み」をしたそうである。同店へは東京芸術劇場での観劇や池袋での演劇関係の会合などの帰りに寄ることが多い。
 すでに軽く呑んでいるSAKURAと東急池上線の大崎広小路で待ち合わせた。いつもならば東急池上線のガード下の店に行くのであるが、今日はいつもと違う店に行くことにした。
 大崎広小路駅改札を出ると目の前は山手通りである。左手に歩いてゆき、山手通りと中原街道が交わる大きな交差点に出る。左手前はバレエ公演で有名な「ゆうぽうとホール」。このホールが入っている「ゆうぽうとビル」の前の横断歩道を五反田方面に渡り、さらに中原街道をまたいで横断歩道を渡ると、すぐ目の前に「タキゲンビル」というビルがある。
 今日の目的の店は、この「タキゲンビル」の二階にある老舗居酒屋、関西即席一品料理「たこ安」である。即席一品料理という言葉が面白い。
 
 まず、左側に階段がある。壁を挟んで右側には別にエスカレーターがある。このエスカレーターを上がりきると、目の前に「司牡丹」の大樽が五個積んであった。その前には「お祝い」と書かれた花が飾ってある。
 左に曲がると、緑色の暖簾に「たこ安」と書かれた入口がある。町中の居酒屋の入口が、ビルのエスカレーターを上がったあまり広くない踊り場に現れるのである。上がって右にもう1軒レストランらしき店がある。しかし、このエスカレーターはほとんど「たこ安」専用のようである。まさに、エスカレーター付居酒屋だ。(下写真)

大崎広小路たこ安エスカレーター

 緑の暖簾をくぐって中に入ると、右手がカウンター席、その左にテーブル席がある。テーブル席の奥は座敷であろうか。左手のお勘定場の先の椅子に「大女将」らしき方が座っていた。我々が入ってくると、すぐに立ち上がって、自分の背後の方を促す。行ってみると、少し広くなっており、窓際に6人掛けのテーブルが3つあって、全て客で埋まっている。手前に4人掛けのテーブルが一つあり、そこが空いていた。そのテーブルの座席に荷物がたくさん乗っている。すぐに先客の皆さんが荷物をどかしてくれた。

 ややあって、「大女将」が樽酒入りのグラスを入れた真新しい升を両手に持って登場。事前に何も知らなかったが、なんと創業60周年記念の無料サービスであると言う。さらに、この升は記念の升なのでお持ち帰りくださいと、小さな袋まで持ってきてくれた。
 升には「創業60周年 たこ安 平成20年10月吉日」と書かれている。(下写真)

大崎広小路たこ安記念升

 1949年(昭和24年)から現在の場所に店を出して、その前は銀座にいて、さらにその前は大阪で商売をしていたという。大女将は昭和24年の創業当時から店に立っているとのこと。大阪から4人で出てきた家族が、ひ孫5人を含め34人に増えたそうである。誠にめでたく嬉しい話である。お酒をいただいたからではない。升をいただいたからではない。今時の重苦しい世相の中、こういう小さな慶びに立ち会うことが出来たことが嬉しいのである。

 天井近くの高い所に、開店10周年の時にお客様たちから贈られた記念品が掲げられている。今から50年前に贈られたものであり、飴色になった木枠の中に20人ほどの方の在所・社名の下に名字が書いてある。中には大崎駅前の「明電舎」の文字もあった。並びには「博愛 孫文」と書かれた書がある。誰かお客さんが持ち込んだものに違いない。まさか孫文の書の本物がこんな場所に掲げてあるとは思えないが、実に面白い。

 お通しは「むかご」であった。実に珍しい。辞書によると、むかご(零余子)とは植物の器官のひとつだそうで、栄養繁殖器官であるという。葉の腋や花序に形成され、植物体から離れ、地面に落ちるとやがて発根し新たな植物体となる。
 食材としての「むかご」は一般にはヤマノイモの「むかご」だそうである。なかなかに美味しく、滋養のありそうな食物である。地面に落ちてやがて根をはるいうのも縁起がよい。

 つまみは、新鮮生がき(550円)、丹波黒枝豆(380円)をお願いする。生かきはかきが好物のSAKURAに譲った。ニューヨーク時代、SAKURAはグランドセントラルステーションの構内にあったオイスターバーで生かきを食べるのが楽しみであったという。
 丹波黒枝豆は香ばしくしっかりとした味わいである。そらに、SAKURAはグラスワイン(450円)、私はレモンサワー(400円)を頼んだ。分厚いレモンの輪切りが入ったジョッキ入りである。

 SAKURAは池袋の「ふくろ」での瓶ビールがスーパードライであったことが残念でならないらしい。他のビールを頼もうとずいぶん迷った挙げ句、グラスワインにしたのである。
 レモンサワーの後、私は梅お湯割り(400円)にする。焼酎のお湯割りである。それに合うツマミとして、じゃこ天(380円)を選んだ。なかなか美味しいじゃこ天である。
 全体にハズレというものが無い。平日の夜らしくサラリーマンを中心とした客筋も良い。酔って騒ぐような「子供」はどこにもいない。

 1時間ほどの時が過ぎて立ち上がった。大女将に「ごちそうさまでした」と言う。マスターらしき人がカウンターの中から笑顔で送りだしてくれる。お勘定場で勘定を済ませている間に大女将の姿が消えた。ちょっと挨拶をしようと思って探す。暖簾をくぐって外に出る。帰りは階段で降りるのである。手前の階段の方に行きかけた時、背後で大女将の声がした。「こちらからどうぞ」とエスカレーターを示す。なんと、我々の為にエスカレーターの昇り降りを逆に切り替えて待っていてくれたのである。エスカレーターを降りる。何度も振り返って、頭を下げる。エスカレーターを降り切ったその刹那、上で頭を下げている大女将に「お元気で!」と声を掛けた。

 横断歩道を渡りながら目頭が熱くなった。親切にしてくれたことにだけではない。私の母親と変わらない年齢の人が60年間も同じ場所で働いてきたという事実に、心が強く動かされたのである。「居酒屋探偵」をやっていて本当に良かったと思う瞬間であった。大女将の健康を祈るばかりである。

 午後6時45分から7時45分までの1時間の滞在。お勘定は2人で3,560円であった。

大崎広小路たこ安看板

大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」(たこやす)
(五反田)
住所 東京都品川区西五反田1-24-6 タキゲンビル2F
電話 03-3491-2902
定休日 日曜・祝日休 営業時間 平日17:00~23:00
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩1分・JR山手線五反田駅下車徒歩5分


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奥沢 やきとり「さいとう」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第151回  2008年10月11日(土)  【地域別】  【時間順】



※2008年10月20日 160,000カウント通過 感謝!

奥沢 やきとり「さいとう」 第3回

   奥沢焼鳥さいとう外観

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 ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本健二先生と一緒に、前回居酒屋「八十八」を出たSAKURAと創間元哉君と私は西小山駅から再び東急目黒線に乗車した。西小山から乗ると3つ目の駅が奥沢である。奥沢駅の下り方面の改札を出ると目の前は小さな広場になっている。この駅前の感じは何十年も変わらない。この広場に降り立った途端、私がご案内するまでもなく、「いい感じの酒場がありますね」と橋本先生がおっしゃり、目的の店を見つけてしまった。流石である。

 広場の脇を通っている自由通りという通りを渡り、角にコンビニのある路地を入ると左手に今日の目的の店、やきとり「さいとう」がある。
 神楽坂の裏通りの黒板塀のように、黒く塗られた外壁の高い位置の真ん中に掲げられた「やきとりさいとう」という大きな白文字の看板が目を引く。そして、江戸時代の長屋を思わせる玄関障子が珍しい。

 我々が外観の写真など撮っていると、店の脇からお店の女性が出てきて「御予約の方々ですね、どうぞ、お入りください。右手の2番目のテーブルの奥をご用意してありますので」と言う。

 玄関障子を開けると、左手のカウンターの中の焼き台の前にマスターが立つ。
 「2番目のテーブルの奥へどうぞ」という言葉に促され、テーブルに座る。

 サッポロビール黒ラベル大瓶(550円)を2本を頼み、シロカシラレバハラミネギを4本ずつ、シロレバはタレで、残りは塩でお願いする。焼き物は1本100円である。

 店内を見まわすと、すでに最初の波が終わったのか七割ほどの入りで、奥の座敷の電灯も消えており、初めてやきとり「さいとう」を書いた第93回の記事の時のような忙しさはない。暖色の照明の為もあるのか店内は、活気がある中にも落ち着いた良い雰囲気であった。

 次々に出てくる焼き物はどれもうまい。橋本先生は「カシラ」がお好きだとのこと、とても気に入っていただいたようで、お連れした方としてうれしいかぎりである。
 この店の煮込みは金曜日と土曜日だけに作る限定の煮込みである。煮込み(300円)を2つ頼んだ。
 ワインを1本頼んだ。メルシャンの360ミリリットル瓶(800円)である。ポリフェノール2倍とラベルに書いてあった。
 ここで、ドイツワインの話になった。山梨のワイナリーの話になり、「ルバイヤートは御存知ですか?」と言うと、生徒さんたちとルバイヤートのワイナリーに行ったことがあるそうであった。ルバイヤート・ワインの正式社名は丸藤葡萄酒工業株式会社である。同ワイナリーで開かれる「蔵コン」というコンサート・イベントに、中目黒のライブハウス「楽屋」のオーナーである友人のマッシモ氏と協力して、あるジャズ・ボーカル・グループの出演をコーディネートしたことがあり、お世話になったワイナリーであった。
 思わぬところで話がつながったのである。
 なお、ルバイヤートは神楽坂にワイン・レストランの直営店を持っている。私の母方の家があった場所が神楽坂である。ルバイヤートさんとは縁がある。

 毎年10月になると始まる「さいとう」のもう一つの名物おでん(600円)を2人前頼む。
 1人前4つということで、中身は、がんも、大根、ちくわぶ、ちくわを2個ずつである。

 橋本先生が私にもっておられたイメージは、「スキンヘッズで丸顔、190センチの大男で恐い感じの人」だったそうであり、これは、私が記事やコメントに書いた「迷彩服を着た大男」である友人のGAI(本稿のVOL.124VOL125で登場)のイメージと重なっているようである。当時の二人を合体されると、「スキンヘッズで丸顔、身長190センチ、体重120㎏で白の上下を着ており、休日には迷彩服で過ごす大男」が出来上がる。なんだか危ない奴である。

 おでんと一緒に飲むのは、やはり日本酒である。こちらの店は日本酒の銘柄が多い。白鷹(350円)と千福(350円)をもらう。
 演劇畑の話をする中、俳優の緒方拳が亡くなった話になり、そこから緒方拳が印象的な役で出演した1974年の映画「砂の器」(監督/野村芳太郎・脚本/橋本忍・山田洋次)の話で一期に盛り上がった。

 映画「砂の器」には思い出がある。客のほとんど入っていない新宿の映画館の客席で、一人この映画を見た。映画に登場する「流浪の親子」と自分自身の現実とが重なり、涙が止まらなかった。
 橋本先生も「砂の器」が一番お好きな映画であるとのこと。この映画を授業で使ったそうで、見て泣くのは女子生徒よりも男子生徒の方であったとのこと。よく解る話である。

 映画に登場する死体発見現場は蒲田駅の操車場であり、刑事二人が聞き込みで歩くのは蒲田の飲み屋街である。二人が落ち合って酒を飲む場所は渋谷の井の頭線の東側の地域である。自分のよく行く飲屋街が映画に登場するのも楽しみの一つである。

 それから、先生のお薦めの1955年の映画「たそがれ酒場」(監督/内田吐夢)の話になった。酒場での一日を描いた映画であり、お話をお聞きしているうちに、舞台化出来ないかという気持ちになった。なお、「いつかA列車に乗って」(監督/荒木とよひさ)という題名で2003年にリメイクされている。詳しくは、橋本先生のブログ「橋本健二の居酒屋考現学」をご覧いただきたい。

 タン(100円)2本、おしんこ(300円)、私おすすめの豚とろ(350円)を頼み、後は冷酒(500円)やビールを何本か頼んだ。めずらしくどれだけ飲んだかは不明である。
 楽しい時間は瞬く間に過ぎて午後11時になっていた。橋本先生は本当に楽しい方であった。また御一緒できる日が楽しみである。

 午後8時30分から午後11時までの約2時間30分の滞在。お勘定は4人で11,950円であった。


奥沢 やきとり「さいとう」
(やきとん)
住所 東京都世田谷区奥沢4-27-12
電話 03-3727-6233
定休 日曜日
営業時間17:00~24:00
東急目黒線奥沢駅北口より徒歩30秒
地図や店内の様子はこちら↓
http://www.sempuku.co.jp/sagaseru/shop/shop_tokyo/setagaya/1.htm

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西小山 居酒屋「八十八」第4回

居酒屋探偵DAITENの生活 第150回  2008年10月11日(土)  【地域別】  【時間順】



西小山 居酒屋「八十八」 第4回

    西小山八十八    にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 「居酒屋探偵DAITENの生活」も回を重ねて第150回である。その記念すべき回のゲストは、ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」で有名な武蔵大学社会学部教授の橋本健二先生である。
 午後6時にJR目黒駅と地下の東急目黒線の連絡改札で橋本先生と待ち合わせた。著書の著者近影や9月24日午後10時50分から放送されたNHK教育テレビの番組「視点・論点」でのお姿を拝見しているので、こちらは先生のお顔を承知しているが、先生はこちらを御存知ない。そこで先生の著作を手にしながら待っていた。そこに稽古場からやってきた創間元哉君が現れ、6時5分前には橋本先生が改札から出てこられた。咲良舎の次回作の『愛と偶然の戯れ』のアルルカン役で使う小道具の帽子の調達に行っていたSAKURAが最後に登場、少しお待たせしてしまったが、午後6時ちょうどに予定通り集まることが出来た。その足で向かったのは、東急目黒線の西小山駅である。

 西小山駅前の再開発はまだ続いている。駅前地区の再開発に伴い、もつ焼き「三鶴」居酒屋「八十八」といった店が移転させられた。次の写真は、再開発工事が始まるのを待つその地区を写したものである。居酒屋「八十八」を予約する為にこの日の午後5時過ぎに西小山を訪れた時に撮影したものである。

    西小山再開発予定地

 写真左手前に居酒屋「八十八」の旧店舗があり、道の一番奥のT字になっている場所にもつ焼き「三鶴」があった。他にもたくさんの飲食店があった。今は、まったくの廃墟である。この路地をどれだけの酔客が歩いたことか。無惨である。

 新しく移転した居酒屋「八十八」は西小山駅改札を出て、すぐ左手に見える商店街に入ってすぐの場所にある。駅前ロータリーの工事が完全に終われば、ほぼ「駅前」といえる場所である。前回、居酒屋「八十八」に来店したのは2008年7月12日(土)であった。紹介記事は第115回である。
 店に入って左手の小上がり席の一番手前の席に「予約席」の札が置いてあった。

 まずは、キリンラガービール大瓶(550円)を2本もらい、「はじめまして」の乾杯である。一期に頼んだつまみは、刺身4品盛(1200円)、いわし梅肉はさみ揚げ(600円)、キムチ納豆豆腐(450円)、ポテトサラダ(300円)を二個、牛すじ煮込み(400円)であった。突きだしはアンキモ(150円?)である。

 橋本先生は6月から9月にかけて三ヶ月間渡欧され、お帰りを待っての飲み会である為、当然海外での話になる。創間元哉君も新婚旅行でトルコに行ってきたばかりであり、SAKURAも十年の長いニューヨーク暮らしやヨーロッパなどを一人で歩いた経験がある。世界中の酒の話になった。トルコのホテルでは、部屋の冷蔵庫のビールを前にその部屋に泊まった客が少し飲んでから水で薄めて栓をしておくという話を創間君がした。

 創間君は生グレープフルーツ割り(450円)、私はトマトジュース割(450円)。しばらくして、橋本先生は芋焼酎佐藤のおこげ(500円)に変えられた。さらに熱燗二合(800円)を追加しておちょこを4つもらった。

 持参した先生の著書二冊、『居酒屋ほろ酔い考現学』(毎日新聞社)『新しい階級社会 新しい階級闘争-「格差」ではすまされない現実』(光文社)サインをお願いした。本を読む時、興味深い箇所に線を引いたり、書き込みをしてしまう癖があるため、かなり汚してしまった本にサインを書いていただくのは、いささか心苦しかった。

 午後6時15分から午後8時までの約1時間45分の滞在。お勘定は4人で9,350円であった。
 ここで、西小山駅に戻り、再び東急目黒線に4人で乗り込んだ。次の目的地は目黒線の奥沢である。奥沢駅前に是非橋本先生をお連れしたいと思う店が一軒あるのである。

 (つづく)


西小山 居酒屋「八十八(やそはち)」
東京都品川区小山6-2-3
電話03-3725-6874
東急目黒線西小山駅下車徒歩1分
日曜休 営業時間 平日17:30~24:00(金曜・土曜は25時まで)


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

神田 大衆割烹「三州屋」神田駅前店

居酒屋探偵DAITENの生活 第149回  2008年10月9日(木)  【地域別】  【時間順】



 神田 大衆割烹「三州屋」神田駅前店

   神田三州屋外観    にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 ジャック・ルコックの演劇教育法を日本に紹介したパイオニア(第一人者)である大橋也寸氏演出による1回のみの貴重な公演、パフォーマンスグループ「マーケットプレイス」の「ニートの夜明け」を見る為に、今日もsakuraと二人、両国の劇場、シアターΧで待ち合わせた。
 公演内容は、格差問題を中心テーマに、秋葉原の連続殺傷事件を思わせる事件などの他、埋まらぬ男女間の隔たり、未成年者のセックスの問題、など様々な内容の15本のエピソードからなるパフォーマンスであった。ダンス的なシーンもありながら、基本的にはモノローグと二人芝居の連続であり、台詞は全編が関西弁また名古屋弁などで表現されていた。興味深い内容ではあった。しかし、「京浜地区のじゃん言葉」及び「江戸弁」に影響を受けていることはあっても、基本的に方言を持たない私には、長大な関西弁の台詞を一度頭の中で変換する作業が苦痛となって、話の内容をそのまま楽しむことが難しかった。ただし、関西弁による「ロミオとジュリエット」や「かもめ」の抜粋は面白かった。全体に言葉よりも身体を使った表現に興味深いものを感じた公演であった。劇場の客席で女優の山口果林さんのお姿をお見かけした。

 なお、シアターΧでは、我が咲良舎もマリヴォーの「愛と偶然の戯れ」を上演する予定である。

 両国を離れた我々が向かったのは神田であった。神田周辺には良い居酒屋が多い。まったく迷いなく選んだのは大衆割烹「三州屋」神田駅前店であった。
 神田駅北口を降りると、北西方面の斜めの道を進み、すぐに狭い路地を左に入る。次に出た道を右に曲がり、さらに左に狭い路地を入ると、すぐ右手に「三州屋」の看板が見える。
 大きなガラスの引き戸を開けて中に入ると、正面に大きなコの字カウンターが目を惹く、カウンターの中は人がやっと通ることが出来る通路になっており、コの字カウンターに座ると、反対側のお客さんの顔が思いの外近くに見える。25人ほどが座れる大きなコの字カウンターを中心に、右手に10人ほどが座れるテーブルが4卓、左手は小上がりになっており、8人ほどが座れる座卓が4卓ある。満席になれば100人近く入ることが出来るのだから大衆酒場としては大箱店である。「大越」「升亀本店」と並んで広い店である。
 
 サービスの突き出しはシーチキンとジャガ芋サラダである。まずは、ビールを飲もうと、お店の方に銘柄を聞くと、サッポロ、キリン、アサヒがあるという。サッポロ黒ラベルの瓶が多い中、斜め右のカウンターのお客さんの前に「サッポロ赤星」をsakuraが発見。さっそく、サッポロラガー赤星(590円)を注文する。
 赤星を飲みながらツマミを考える。さんま刺身(500円)、たこ酢(500円)、きゅうり糠漬(260円)をお願いする。

 白木のカウンターが銀座店や飯田橋店と同じようにツルツルに磨かれており、角が丸くなっている。白衣を着た女性たちが店内を忙しく動き回っている。午後九時を回って我々が入った時間は夕方の一回転目、二回転目が終わった後のようで、それほど混んではいない。客の年齢層は高く。ほとんどがサラリーマン風である。並びでは中高年のカップルが敬語を使いながら話している。テーブル席では、あきらかに食事の為に来た女性客二人組もいる。

 ビールの後は、酒二合(850円)を熱燗にしてもらう。店内が中高年のグループ客で混んできた。どのグループも他の店で飲んだ後、飲み直す為に来たという風情である。
 会社での飲み会も一軒目は若い社員が選んだ、やや高級店の部類の大箱和風ダイニング店に行き、二軒目から幹部の皆さんは銀座方面へ、若者たちは「カラオケBOX」洒落た作りの立ちのみ店等へ、そして、一般中高年は「三州屋」などの大衆酒場へと別れて行くのであろう。人生の先輩の意見を長々と聞く根気ある若者も、語り続ける気力のある中高年も珍しい存在になってしまったのかもしれない。
 昼の仕事の後、重いテーマの芝居を見た私自身にも、どうやら気力が残っていないようである。眠くなってきた。最後に熱燗一合(400円)と、せりおひたし(350円)をもらい、軽く呑んで帰ることにした。

 午後9時00分から10時まで約1時間ほどの滞在。お勘定は二人で3,450円であった。

神田三州屋看板


神田 大衆割烹「三州屋」神田駅前店
住所 東京都千代田区内神田3-22-5
電話 03-3252-3036
定休日 日曜日・祝日
営業時間 11:50~23:00
交通 JR神田駅北口下車徒歩1分。


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公演情報NO.27「愛と偶然の戯れ」本公演

咲良舎関連 演劇公演情報NO.27

「居酒屋探偵DAITEN」こと新岳大典が制作を務める咲良舎の公演です。当ブログの登場人物、sakuraこと守輪咲良が演出・出演、同じく創間元哉も出演します。よろしくお願いします。

シアターコレクティブ実験劇場2008


「愛と偶然の戯れ」


真実の愛を勝ち取るのに、こんなにも辛い試練が待っていたとは・・・。

恋心の裏に隠されたプライドやエゴ・・・。言いにくい愛の一言。
言わせたい愛の言葉・・・。気づいたことがありませんか?
あなたの心のうちに潜む知られたくない葛藤、ゆずれない理由・・・。

作:マリヴォー  訳:鈴木康司  演出:守輪咲良
美術:小石新八  照明:堀井俊和(せんたぁ ゐ組)
音響:寿島宅弥  衣装:荒井真弓(VERGINIA WOLF)
演出助手:岩山暁臣  宣伝美術:佐々木智子

出演者:
天崎温子 五森大輔 創間元哉 幹本彩乃 桑原洋一 志賀由美 三石美咲 守輪咲良 岩山暁臣

日時:11月23日(日)19:00~  11月24日(月・祝)14:00~/19:00~

劇場:シアターΧ  東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア内  TEL:03-5624-1181
URL : http://www.theaterx.jp/

料金:前売・当日(全席自由) 3500円 学生割引2500円(入場時に要学生証提示)

予約お申し込み・問い合わせ先:
■シアターコレクティブ事務所(シアターΧ内) TEL  03-5624-1181  FAX 03-5624-1155
■咲良舎
〒145-0065 東京都大田区東雪谷3-22-10  有限会社咲良舎
TEL & FAX  03-3726-6887
URL : http://www.sakuranotayori.com/
E-Mail : sakura-sha@sakuranotayori.com


さらに詳しくはこちらの公演チラシ(表裏)pdfファイルを御覧ください。

テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

荏原町 酒処「鳥竹」

居酒屋探偵DAITENの生活 第148回  2008年10月7日(火) 【地域別】  【時間順】



荏原町 酒処「鳥竹」

   荏原町鳥竹

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 駅前である。東急大井町線荏原町駅の新しく改装された改札口を出ると、目の前に「鳥竹」の入口がある。しかし、そこは裏口のようである。「酒処鳥竹」と書かれた黄色い看板にスポットライトがあてられていて、その右隣にサッシのドアがある。
 荏原町駅前には闇市的雰囲気を残した所謂「マーケット」がある。マーケットの中央を通るL字型の通路に面して「鳥竹」表口がある。マーケットには八百屋、焼き鳥屋、立ち飲み店、ラーメン店など様々な店が入っている。
 さきほどの「鳥竹」裏口のドアを見ながら右側の狭い路地を行くと、すぐ左に建物と建物の間に狭い隙間のような抜け道がある。抜け道の向こうにはマーケットの中央を通る通路が見える。この抜け道を使って改札口へ行く人の流れは、思いの外多いのである。

 今日はマーケットの通路側の「表口」から入った。そちら側には窓もあって店全体が外からよく見える。店内はマーケットの通路側よりも一段高くなっている。その分、天井は少し低いようである。中に入るとテーブル席が七つほどあり、奥に5、6人座ればいっぱいの短いカウンターがある。カウンターの中は調理場であり、カウンターの左手に、前述した荏原町駅改札口前に出る「裏口」がある。

 席に座ると、レモンサワーを注文した。「ジョッキですか?」と聞かれる。この店では、サワー類が400円のジョッキと350円のグラスを選ぶことが出来る。
 やがて、中ジョッキに入ったレモンサワーがやってくる。一緒に出てきたのは、もやしを炒めた付きだしである。焼き物はネギマ(100円)、つくね(100円)を1本ずつ頼み、 厚揚げ(250円)も一緒に焼いてもらった。
 焼き物を待っている間にレモンサワーを飲んでしまった。喉が渇いているのでペースが速すぎる。2杯目は何にしようかと考えた。

 この店は何よりもサワー類が豊富である。
 「セントラル焼酎合戦」いう飲み物のグループがある。野球のセントラルリーグのチーム名が付けられた焼酎ドリンクである。巨人がオロナミンC、ヤクルトがヤクルト、横浜が梅酒、広島がトマトジュース、中日がマムシドリンク、阪神がカルピス、長島という飲み物には「?」と書いてある。各400円である。
 さらに、サワー類も15種類ある。うめ、レモン、ライム、ウーロン、コーラ、グレープフルーツ、ビール、オレンジ、あんず、牛乳、すもも、巨峰、りんご、お茶、ライチとある。すべてグラスが350円、ジョッキが400円である。特にビールのサワーは珍しい。
 健康のことを考えると、ついつい「セントラル焼酎合戦」から「広島=トマトジュース」を選んでしまった。400円である。次回は「長島」に挑戦してみたい。
 「広島」を飲みながら焼き物をいただく。厚揚げは串に刺してあり、ネギとオカカがたくさんかかっている。

 マーケットの通路を通る人々を眺めながら飲んでいると、いつもながら川崎駅西口前にあった生まれ故郷の闇市的路地を思い出す。大人の通れないような路地の奥の抜け道を通り、足を滑らせて落ちたドブの汚れた水の感触が甦ってくる。くみ取り式の公衆トイレの脇で日本語のうまくないおじさんが盗品を並べて売っていた光景を思い出すのである。
 やがて、このマーケットも取り壊されて、駅前ロータリーにされてしまうのであろうか? 颯爽と車を駅に横付けする人々にとってはとても便利であろう。しかし、狭い抜け道を通り抜け、駅前に出ることが出来た時のあの爽快感も失われるのである。一杯のサワーと一本の焼き鳥に癒された人々の楽しみも失われてしまうのである。猥雑な物をちゅんと残してくれる社会であって欲しいと思う。

 帰り際、「お忘れものなく」と丁寧に女将さんが送り出してくれる。品のある女将さんである。

 午後6時50分から7時30分まで40分ほどの滞在。お勘定は1450円であった。


荏原町 酒処「鳥竹」
住所 東京都品川区中延5-2-3
電話 03-3787-3174
定休日 ?
営業時間 17:00~23:00
交通 東急大井町線荏原町駅徒歩5秒。


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武蔵溝ノ口 大衆酒場「酒蔵十字屋」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第147回  2008年10月4日(土)  【地域別】  【時間順】



武蔵溝ノ口 大衆酒場「酒蔵十字屋」 第2回


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 前回の店、焼き鳥「かとりや」新城店を出て、JR南武線の武蔵新城駅に向かう。さきほどのスケートボードの若者たちが駅脇の広場にいた。広場が空くのを待っていたのかもしれない。
 次の目的の街はJR南武線と東急田園都市線が交わる街、溝の口である。武蔵新城から武蔵溝の口までは1駅であり、乗車時間は3分である。
 武蔵溝ノ口で降りた我々は、迷わずに東急田園都市線の溝の口駅脇にある「溝の口駅西口商店街」へと向かったのである。
 しかし、「かとりや」や「いろは」もすでに外の照明が暗くなっており、閉店前の雰囲気である。さらに、商店街を抜けた先にある「ゆたか」を目指すも、すでにシャッターが閉まって暗くなっていた。
 そこで、商店街を抜けた右側にある比較的大箱の大衆酒場「酒蔵十字屋」に入ることにした。
 「酒蔵十字屋」は溝ノ口、あざみの、柿生などで業務用食品スーパーをやっている会社が出店している大衆酒場である。他に、「しんちゃん」という立ち飲み店もある。
 
 すでにもつ焼きを食べているので、この店では軽いものを頼むつもりで、私はタコ刺し(600円)を選び、OZAKI先生はちくわ磯部揚げ(390)を選んだ。飲み物は、本日はじめてのホッピーセット(420円)である。OZAKI先生は氷入り、私は氷無しである。ホッピーが飲めたことがうれしいのである。

 出てきたタコ刺しには驚いた。大きなタコである。大きな切り身が9切れもある。これでは軽いものにはならない。やはり、生鮮食品を中心に業務用スーパーを展開している店である。磯辺揚げも量が多い。両方とも普通の店の倍はあるかもしれない。小食のOZAKI先生は「量が僕には多すぎますね、この店は・・・」と言う。

 午後10時45分が食べ物のみラストオーダーである。最後に山芋の千切り(370円)を注文、さらに味噌汁(160円)も2つ頼んだ。
 午後4時から7時の間はウーロンハイ、焼酎水割り、焼酎お湯割りが200円になるサービスもある。早い時間に来た時、かなり混んでいたのが解る。
 メニューを見ると、刺身類がとても豊富である。それに、回鍋肉(720円)、麻婆茄子(650円)など中華系の食べ物もたくさんある。夕食を兼ねて飲みに来るお客さんも多いに違いない。

 壁の短冊の中に気になるものを見つけた。生メロンサワー(530円)である。生レモンではなく、生メロンなのである。お店の方に聞いてみると、メロンをミキサーにかけて、トニックウォーターを加えた焼酎入りのカクテルである。話の種に一つだけ頼むことにした。ジョッキ一杯の生メロンサワーがやってくる。お店の方がアルコール度数が強いですよと言う。飲んでみると本当である。お酒の弱い人が飲めば危険な飲み物である。

 午後10時30分から午後11時20分まで50分ほどの滞在、お勘定は二人で3,590円であった。

 いつものように、今晩も3軒のはしご酒であった。店と店の間にインターバルを空けながら移動、途中、必ず水を補給する。OZAKI先生と飲むと必ずこういうパターンになる。健康に良いかもしれない。  いや、本当は飲まないのが一番健康には良いのかもしれない。しかし、「居酒屋探偵」はそれが出来ないのである。


武蔵溝ノ口 大衆酒場「十字屋」
住所 神奈川県川崎市高津区溝口2-6-13
電話 044-822-5586
東急田園都市線溝ノ口駅徒歩2分
JR南武線武蔵溝ノ口駅徒歩3分
http://www.jyujiya.com/


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武蔵新城 焼鳥「かとりや」新城店

居酒屋探偵DAITENの生活 第146回  2008年10月4日(土) 【地域別】  【時間順】



武蔵新城 焼鳥「かとりや」新城店

   武蔵新城かとりや外観   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加。クリックお願いします


 前回の店、大衆酒場「亀勢」を出たOZAKI先生と私は、ブレーメン通りを駅とは反対に西に向かって歩いてみることにした。元住吉には昔から来ているが、長いブレーメン通り商店街の端まで二人とも行ったことが無いのである。途中、気になるもつ焼き屋さんを発見した。二人とも入ってみたい気持ちを抑え、歩き続けることにした。
 ブレーメン通り商店街が終わり、JR南武線の武蔵中原駅まで歩いてみようかという話しになった。さらに進むと尻手黒川線という街道との井田一丁目交差点に出る。
 交差点を渡り少し行くと「井田」というバス停があった。通り過ぎてから振り返ると、新城行のバスがやってきた。目的地変更である。急いでバスに飛び乗った。

 JR南武線武蔵新城駅に向かうバスの中でも楽しげな二人である。東ヨーロッパから中東などを中心に、目的地を決めず旅するのがOZAKI先生の趣味である。行き先をどんどん変え気ままに旅をするのは本当に楽しいと言う。
 バスの中から外を見るのも楽しい。武蔵新城駅に到着する直前、走るバスの車窓から路地の中に「ある看板」を発見した。
 「今、かとりやという看板があったよ」と言うと、
 「居酒屋探偵とはいえ、バスの中からよく見つけますね」とOZAKI先生。
 駅前でバスを降りると、道を戻り、その路地に入った。たしかに、「かとりや」である。中を覗くと満席のようであった。すこし周辺を歩いてからまた来てみることにする。それから30分ほど路地を巡り歩いて、様々な業態の酒場を発見した。
 「南武線沿線は期待できますね、それに川崎市の街を歩いていると、どこに行ってもなんとなく落ち着きますね」と言うOZAKI先生。同感である。

 焼鳥「かとりや」新城店の前に戻ってみる。ガラス窓とガラスの引き戸なので店内はよく見える。引き戸を開いて中に入ると、右手にL字カウンターがあり、16人程が座ることが出来る。左側には四人掛けのテーブルが五卓。通路を広くとって、余裕をもった配置である。その奥は一段高くなった座敷になっており、やはり余裕をもって座卓4卓が置かれている。天井も高く、全体に広く感じる店である。全席が埋まっていた。カウンター席もぎっしり埋まっているように見えた。お店の方に指二本を示すと、カウンター席のお客さんに移動をお願いしてくれ、席が2席出来上がった。
 土曜日の為、背広ネクタイの客は皆無である。私の右隣は足元にスケートボードを置いた若者二人組であった。

 OZAKI先生は、またウーロンハイ(350円)である。私は酎ハイ(350円)にした。短冊を見ると、肉系の焼き物は一人前5本450円と書いてある。野菜は1本単位だ。同一品目5本なのか店の女性をつかまえて聞いてみる。2種+3種で5本か、2種+2種+1種で5本のどちらかを選べるという。そこで、レバ1本、なんこつ2本、かしら2本を頼み、ギンナン(140円)とネギ(90円)を2本ずつ頼んだ。レバのみタレで焼いてもらう。

 OZAKI先生が「火を前にすると、それだけで酒が飲めますね」と言う。炭火は本当に良いと思う。シルクロード沿いのアジアの国には、どこに行ってもシーカバブーなど串焼きの食文化があるという。
 そして、火は人を和ませる。アメリカには一日中暖炉の火を映しているだけのケーブルテレビがあり、かなりの視聴率であるとはOZAKI先生の情報である。

 やってきた焼き物はどれも美味しかった。OZAKI先生はレバーのタレが気に入ったようである。タレのみ少しなめてみる。あまり甘くないタレはなかなかに美味である。
 「七味が置いてありませんね、きっと、こだわりがあるのですね」とOZAKI先生が言う。
こちらの店は、焼き物にカラシと辛味噌が両方ついてくるのである。これはカトリヤの特徴である。片方のみを付けてみたり、両方をつけてみたり、味を変えることが出来るのである。

 OZAKI先生が小学生の時、遠足のバスで友達が車酔いで吐いてしまった時のことである。彼の育った川崎市北西部の子供たちよりも、私の生まれ育った川崎市南部の子供たちの方が遠足で吐いてしまう人数が多いと、バスガイドさんが話したそうである。
 今から40年前の高度成長期の川崎市南部の環境の悪さを示す話である。

 右手のスケートボードの若者たちが勘定を済ませて立ち上がった。私の足元が動いた。知らない間に彼のスケートボードの端に足を乗せてしまっていたようである。
 「ごめんね、知らずに踏んづけちゃってました」と謝る。彼にとっては大事なものに違いない、そう思ったので謝ったのである。すると、
 「もともと踏んづける物ですから・・・」と笑って答えてくれる。気持ちが良い会話である。

 今まで私が紹介した「かとりや」は、自由が丘武蔵溝ノ口元住吉の3店であった。この新城店は4軒目である。もちろん、チェーン店ではなく、暖簾分けの店であろう。他の「かとりや」も探してみたくなった。

 午後9時00分から午後10時まで1時間ほどの滞在、お勘定は二人で1,960円であった。
 さらに、次の店へ向かうべく武蔵新城からJR南武線に乗り込んだ。

 (つづく)

武蔵新城かとりや看板

武蔵新城 焼鳥「かとりや」新城店
住所 神奈川県川崎市中原区新城5-1-7-1F
電話 044-788-0045
JR南武線武蔵新城駅徒歩1分


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元住吉 大衆酒場「亀勢」

居酒屋探偵DAITENの生活 第145回  2008年10月4日(土) 【地域別】  【時間順】



元住吉 大衆酒場「亀勢」

   元住吉亀勢外観   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加。クリックお願いします

 本日は、またOZAKI先生と新丸子のリハーサルスタジオ「studio MUGIC」で音遊びの時間である。今回が2回目、だんだんに面白くなって来る。彼は会ったとたんに「僕の顔赤いですかね」と言う。OZAKI先生は昨晩も第85回で紹介した新宿の「番番」に行き、そのまま新宿ゴールデン街で朝まで飲んでいたそうである。金曜日はそうなってしまうようである。

 スタジオを出たのは午後6時30分を少し回った時間であった。新丸子駅まで行き、東急目黒線に乗った。東急目黒線は2008年6月から日吉駅まで行くようになった。東急東横線と併せて日吉、元住吉、武蔵小杉、新丸子、多摩川、田園調布の6駅の間は複々線化されたことになる。ゆえに、今回の目的地の元住吉まで目黒線でも乗り換え無しで行けるようになったのである。目黒線は終点の日吉で横浜市営地下鉄のグリーンラインに乗り換えることが出来る。さらに将来、相鉄線との相互運転も予定しているという。

 2006年9月に新しくなった元住吉駅は、ホームおよびコンコースの屋根部分に太陽光発電システムを設置、元住吉駅全体の最大使用電力の約15%をまかなえるという。外観、機能共に従来とはまったく異なる駅に変わっている。
 改札を出て左に行き、長いエスカレーターで駅の西口側に降りてみる。しかし、「開かずの踏切」として有名だった踏切は高架になっても何故か残っている。踏切が残っている為、改札を出て右側には、駅の東側に降りるエスカレーターも別に用意されている。実はこの踏切を使って、駅の南側にある車両基地から電車が出入りするのである。ゆえに、「開かずの踏切」「あまり閉まらずの踏切」となったわけである。

 西側にはブレーメン通りという有名な商店街がある。ブレーメン通り商店街は、1991年3月にドイツ・ブレーメン州のロイドパサージュ商店街と友好提携を締結したそうである。

 そのブレーメン通りを少し歩く。十字路が二つあり、3つめは五差路になっている。この五差路を左に直角に曲がると右手に、今日の目的の店、居酒屋「亀勢」がある。以前に2回ほど来店して2回とも満席で入れなかった人気店である。また、この店は、BS放送のテレビ番組「吉田類の酒場放浪記」でも紹介されている。

 味のある外観をほれぼれと見てしまう。
 中に入って見ると、右手にL字カウンターがある。12、3人ほど座れるだろうか。左手は小上がりになっており、6人ほど座れる座卓が4卓あり、融通をして相席できるようになっている。店内の8割は男性。土曜日の為、全員がカジュアルな姿であった。

 OZAKI先生がメニューを確認せずに「ホッピーお願いします」と言う。お店の女性がびっくりしたような顔をして「ホッピー無いんですよ」と言う。
 OZAKI先生は外でホッピーという文字を見たような気がしたそうである。無いものを頼むのはOZAKI先生の得意技である。
 キリンラガービール大瓶(560円)を1本お願いした。壁の短冊メニューを見てキョロキョロしている挙動不審の我々に比べ、回りは全てゆったりとこの場を楽しんでいる常連の皆さんである。 土曜日らしく全員がカジュアルなスタイルである。年齢層は高い。
 まずは、かつお刺身(600円)を頼む。大将が「にんにくすりますか?」と聞いてくれる。今日は土曜日なのでもちろんお願いした。
 ビールで乾杯をすると、ほどなくかつお刺身がやってくる。大きな切り身である。切り身が大きく重く、カツオの脂で滑ってしまい、うまく箸で持てないのである。口に頬張る。にくにくが効いて実にうまい。切り身の数も8切れである。これで600円は安い。

 さらに、鮎のから揚げ(500円)を頼んだ。
 一人前何匹であるかOZAKI先生が店の人に聞いた。一匹であると言う。すかさず二匹頼む。
 「一人前何匹か聞くなんて失礼でしたかね」と気にしているOZAKI先生である。
 「いいんじゃない、鮎一匹は分けようがないし・・・」と私。
 出てきた鮎は子持ち鮎であった。3つに切って食べやすくしてある。これがうまかった。
 誰もが子持ちの部分を食べたいのだから分けようがない。喧嘩になるのである。やはり一人一人前を お願いして正解である。頭、胴、尻尾と3つの部分がそれぞれ違った味わいで美味であった。
 2杯目はOZAKI先生はウーロンハイ(350円)、私はレモンサワー(350円)である。
 3品目は、こはだ酢(500円)を頼んだ。「こはだ」があまいのである。本当に美味しい「こはだ」であった。つまみを3品頼んで3品とも素晴らしいということは少ない。感動的であった。
 
 OZAKI先生が壁のメニューの短冊を見て、「短冊が白くて汚れていないのが旬の食べ物ですね」という。それから「メニューはやはり手書きが良い」ということで意見が一致した。店の2代目、3代目がパソコンとプリンタを使い始めると、店の中が面白くなくなるのである。

 色々と外国を歩いているOZAKI先生は「日本に居酒屋があって本当によかった、ここまでレベルの高いものを日常的な価格で、種類豊富に食べさせてくれる業態は世界にもないでしょう。」と言う。同感である。

 午後7時から午後8時まで1時間ほどの滞在、お勘定は二人で3,360円。
 当然のごとく、次の店を探してブレーメン通りを駅とは反対の西方へ向かったのであった。

(つづく)

元住吉亀勢看板

元住吉 大衆酒場「亀勢」
住所 神奈川県川崎市中原区木月1-32-5
電話 044-411-5439
定休日 日曜
営業時間 17:00~23:30
交通 東急東横線・東急目黒線元住吉駅下車徒歩2分


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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