雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」第5回

居酒屋探偵DAITENの生活 第205回  2009年4月30日(木)  【地域別】  【時間順】


雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」 第5回

   雪谷大塚「とよだ」外観   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。


 午後6時45分。連れと「とよだ」で待ち合わせた。
 30人程が座れる「変則的コの字大カウンター席」は七割方埋まっていた。入って左側、カウンターの手前よりに連れが座っていた。すでにキリンラガービール中瓶(500円)を飲んでいる。するめイカ刺し(420円)、おでんからチクワブ(100円)、大根(100円)がそこにあった。相変わらず大きなおでんである。

 集めると焼酎のボトルがもらえる「ボトル交換補助券」がついに集まったのである。このボトル交換補助券は20枚集めると焼酎ビダン1本と交換、25枚集めると焼酎いいちこ1本と交換してくれる。この券は1回の会計金額2000円ごとに1枚くれることになっている。25枚を集めることが出来た。つまりこちらの店で50000円を使ったということである。思えばかなりの金額である。
 店の女性に「ボトル交換補助券」を25枚渡して、焼酎いいちこの900ミリリットル瓶をお願いした。炭酸水(250円)と氷(200円)で飲むことにする。

 焼酎いいちこをグラスに入れ、氷を入れて炭酸をそぞく。シンプルな酎ハイである。
 昔、現在の場所に移る前の「とよだ」は、焼酎のボトルを目の前に置いて飲み続ける常連の親父たちばかりであった。お互いに仲良く話をしているのでグループ客のように思えたが、焼酎いいちこのボトルがそれぞれの目の前に立っているので、バラバラに来ている一人客同士であることが解るのであった。
 それが、今は焼酎のボトルをとらず飲むお客さんも多くなっている。周囲にチェーン居酒屋もたくさん出来て、選択肢が増え、同一の店で毎日飲む人が減った為であろうか。年代も若くなっており、アベックも多い。店全体も静かになった。だんだんに普通な店になりつつある。狭い店内でみんな仲良くわいわいやっていた昔の「とよだ」が懐かしい。

 出来るだけ「常連」にはならず、多くの居酒屋を回ろうと思っている私である。その私が書くのもおかしいかもしれないが、どうもこの「常連」という感覚が変わってきているような気がする。より安く良い店が出来れば客は動く。あまり「常連面」をするような人も少なくなっているような気がする。

 チヂミ(300円)を頼んだ。sakuraは最後にキリンビール生グラス(300円)を飲む。

 午後6時45分から7時45分まで約1時間の滞在。支払った金額は2,670円であった。今日もまた「ボトル交換補助券」を一枚もらった。再び25枚を集める日は遠い。


  雪谷大塚とよだ

雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」
住所 東京都大田区南雪谷2-15-4
電話 03-3720-3338
定休 日曜
営業時間 17:00~24:00
交通 東急池上線雪谷大塚駅下車徒歩1分


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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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西小山 焼き鳥「とりき」

居酒屋探偵DAITENの生活 第204回 2009年4月24日(金)  【地域別】  【時間順】


※記事の一部を訂正しました(2009.5.5)

西小山 焼き鳥「とりき」

   西小山「鳥喜」外観      にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加。クリックお願いします!

 武蔵小山商店街パルムは、武蔵小山駅前から東南の方向に伸びる全長六百メートルほどもあるパルム1から4と、同じ起点から西南方向に伸びる二百メートルほどのパルムGの二つの街路からなっている。
 前回の店の後、少し歩いて、パルムG沿いに出たGAIと私。パルムGにも、入ったことのある「釧路食堂」があったり、他に気になる店もあった。しかし、結局は商店街パルムGの道をそのまま歩いて、商店街が終わってからも西小山駅方面に向かって歩くことにした。住宅街の中をどんどん歩いて行くと左手に薄暗い赤提灯が見えた。店名もよく解らないまま、何回も前を通りながら入りそびれていた店である。赤提灯には「やきとり」と書いてある。黒っぽく汚れてしまった赤テントには平仮名で「とりき」と書いてある。
 後で領収証を見ると、「鳥」という文字と、七を三つ寄せたような「喜」の草体文字が並んでいて、「とりき」と読むことが解った。

 一間間口の小さな店の左側が焼き台、右側が木の扉になっている。その戸をガラガラと音をたてて開ける。目の前には5人ほど座れば一杯のカウンターがひとつ。その奥に小上がり席がある。
カウンターの奥の方に2名のお客様が座っていらっしゃる。小上がり席にも女性を含んだ数名のお客さんが座っている。手前の二人分の席が空いていた。
 カウンターの中には、高齢の大将が忙しく働いていらっしゃっていて、我々が入ってきたことにも気づかないようである。お客さんの一人が「お客さんだよ」と言ってくれた。
 すると、大将が私の方を見て満面の笑顔を向けて、「いらっしゃい」と言う。この笑顔に我々二人は一発でやられてしまったのである。GAIが「この親父の笑顔がいいね」と小声で言う。私も同意する。この日飲み過ぎてしまった一因として、この親父さんの笑顔があるのかもしれない。

 まずは、ホッピーをお願いした。すると、親父さんは我々に何も聞かず、黙って作ってくれたのは、霜のついたホッピージョッキに入った完璧な「3冷ホッピー」であった。価格も380円と安い。黙っていても「3冷ホッピー」が出てくる店、これが私の理想の店である。こちらのお店に行って「あれ、氷入ってないの?」等と聞かないでいただきたい。「氷り入れると、ジョッキを冷やす手間が無くなって楽だよ、おやじさん」などとも教えないでいただきたい。今のままで良いのである。これは他の店でも同じである。せっかくの原理主義者の気持ちを揺るがさないで欲しいのである。おいしい3冷ホッピーで、GAIと機嫌良く再度乾杯をする。

 店内には、野球のナイター中継のラジオが流れている。同時に奥の方のテレビにはNHK総合テレビの画面が見える。もちろんアナログである。
 タン(100円)とカシラ(100円)を2本ずつ頼んだ。にら玉(300円)も頼む。
すると、親父さんが「やわらかいの?硬いの?」と聞いてくれる。こういう質問をしてもらったのは始めてである。やわらかい方をお願いした。しかし、実際に親父さんが笑顔で出してくれた「にら玉」はどう見ても硬い方である。思わず笑ってしまう二人であった。

 ホッピーを2杯また頼んだ。うまい。そして、また、ホッピーを2杯。うまい。

 煮込み豆腐(380円)を頼んだ。さらに、いかやき(350円)も頼む。

 また、また、ホッピー2杯。

 笑顔は人生のヒントである。すばらしい。

 最後に、博水社のお膝元であることに敬意を表して、ハイサワー(370円)を2杯頼んだ。つまみは、マグロみそづけ(350円)である。

 隣の常連客の方と、昔の飛行機の話になった。それから、その常連の方が「頭上の敵機」という1950年公開のアメリカ映画の話をされた。主演はグレゴリー・ペックである。のちにこの映画がテレビでシリーズ化されたのがドラマ「爆撃命令」である。「名犬ラッシー」「コンバット」など1950年代のアメリカドラマの話にもなった。

 GAIとも久しぶりに色々と話をすることが出来た。共に成さなければならないこともある。またの再会を約束して店を出た。ホッピーをずいぶん飲んでしまった。うまい3冷ホッピーが自分の最も好きな酒類であることを改めて感じた夜であった。

 さて、お勘定をお願いする。すると、今まで奥の小上がりで話していた年配の女性客が「はい、6120円ねえ」とおっしゃる。なんと女将さんであったのだ。驚くGAIとDAITENであった。

 午後8時05分から9時45分頃まで1時間40分ほどの滞在。お勘定は2人で6,120円であった。

西小山 やきとり「とりき」(本来は鳥と七を三つの「喜」の草体文字)
住所 東京都品川区小山5-13-18
電話 03-3786-5637
定休日 ?
営業時間  ?
交通 東急目黒線西小山駅下車徒歩5分・武蔵小山駅下車徒歩7分

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武蔵小山 居酒屋「愛酒酒場」

居酒屋探偵DAITENの生活 第203回 2009年4月24日(金)  【地域別】  【時間順】



武蔵小山 居酒屋「愛酒道場」
 
   愛酒道場外観   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。

 東急目黒線の武蔵小山駅は再開発整備の途中である。品川区のホームページを見ると、3800㎡の駅前広場がここに作られることになっている。駅前まで車を寄せることが出来るようになり、タクシーや路線バスの乗り場も作られるという。パルム1から4とパルムGの五つからなる大規模な商店街があり、「武蔵小山といえば武蔵小山商店街」と言われる程、有名である。駅前広場が完成すれば新しい商業地域としてさらに武蔵小山は伸びるに違いない。

 また、一般の商業地域としての「武蔵小山」の顔とは別に、「飲み屋街」としての「武蔵小山」の顔もある。武蔵小山駅前の「飲み屋街」は広大で、狭い路地が何本も縦横に通っており、馴れないうちは、迷ってしまうに違いない。
 新しく出来た地下の改札を出ると右手と左手の両方に、階段及び上下エスカレーターがある。左手のエスカレーターを上がると、すぐ目の前に路地が口を開けている。路地には入らず、右に少し歩けば立ち食いのやきとり店として有名な「鳥勇」がある。
 
 久しぶりに親友のGAIと会うことになった。普段、彼とは私の自宅で飲んだり、若い俳優たちを交えてチェーン居酒屋などで飲むことが多い。ゆえに、当ブログにGAIが登場するのは、第124回神田「大越」第125回神田「升亀本店」のみである。
 武蔵小山駅の地下改札口で待ち合わせたのは午後6時20分であった。出会ってすぐに左手のエスカレーターを上がり、すぐ目の前の路地に入る。右手に今日の最初の店、居酒屋「愛酒道場」がある。

 入口のサッシを開けて中に入ると、店内はL字カウンターのみ。8人ほど座れば一杯であろうか。L字の手前下の部分に、一人の先客の方がいらっしゃる。L字の縦側の一列には誰も座っておられない。これ幸いと一番奥の常連席ではないかと思われる場所にGAIと二人並んで座った。

 まずは、ビールの銘柄を確認、サッポロ黒ラベルとキリンラガーが選べるようになっている。まずは、サッポロ黒ラベル大瓶(520円)をいただく、大瓶でこの価格というのはかなり安い方に違いない。GAIのリクエストで塩豆(250円)と、きゅうり糠漬け(350円)を頼んだ。どちらかと言えば、揚げ物や洋食系のボリュームのある料理を出す店に入ったのに実に淡泊な選択であった。
 ビールの後は、「愛酒酒場」の看板商品、生レモンサワーシングル90CC(410円)を2杯頼んだ。焼酎が90CC入っているということである。この生レモンサワーはダブル180CC(530円)もある。ダブルは焼酎が一合入っているということである。これは効くに違いない。
 さらに、マグロフライタルタルソース(440円)も頼んだ。やはり、揚げ物系が美味い店である。次の店のことも考え、日本酒などには手を出さず、ビールをもう一本飲むことにした。今度はキリンラガー大瓶(520円)である。ビールに合わせて揚げ物を選び、野菜天(400円)も追加した。この野菜天が美味かった。壁に書いてある営業時間が「午後5時から終電まで」というのが面白かった。

 第161回やきとん道場「三鶴」第162回で〈ホルモン道場「みやこや」〉を紹介した。その後、第163回で愛酒道場を連続で紹介するつもりであった。それが都合により出来なかったのである。ついに、やきとん道場ホルモン道場愛酒道場と、三道場を紹介することが出来た。三店とも住所は品川区小山であるから「小山三道場・道場破り」をついに達成することが出来たのである。

 午後6時30分頃から7時45分頃まで1時間15分程の滞在であった。お勘定は2人で3,410円であった。

 さて、「愛酒道場」を出たGAIと私は、駅前から26号線方面に歩き、そこを渡ってから、第139回で紹介した「牛太郎武蔵小山店」の前まで行ってみた。暖簾はすでに仕舞われていた。「ずいぶん早く閉めてしまうんだね」とGAIは驚いていた。
 さらに、第162回で紹介したホルモン道場「みやこや」をのぞくと、満席で断られてしまった。商店街パルム2に入り、周辺を散策した後、西小山方面へ歩いてみることにした。以前から気になっていたある店を目指したのである。

 (つづく)

  愛酒道場看板

武蔵小山 居酒屋「愛酒道場」
住所 東京都品川区小山3-19-12
電話 03-3785-4961
定休日 日曜・祝日
営業時間 17:00~終電まで
交通 東急目黒線武蔵小山駅下車徒歩10秒


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蒲田 大衆酒場「鳥万」第3回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第202回 2009年4月18日(土)   【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



※2009年4月25日 260,000カウント通過 感謝!

蒲田 大衆酒場「鳥万」 第3回

   蒲田「鳥万」
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 前々回第200回前回第201回に続き、ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本健二先生と歩く蒲田探索である。
 JR京浜東北線の蒲田駅の北側にある車道の立体交差に隣接する歩行者用の連絡通路をくぐってJR蒲田駅の東側から西側に渡った。そのまま京浜東北線の脇を南下する。すぐにあるT字路を右に行くと十字路に出る。左に行けば蒲田駅前である。その十字路の少し先の左手に左に入る路地がある。この路地の左手前角に今日の三軒目の店、大衆酒場「鳥万」がある。

 「鳥万」は五階建てのビルの一階から四階までが居酒屋になっている。一階に入ると、混み合う店内は満席状態であった。ただ一カ所、中央の六人掛けの一部が二席空いていた。一瞬、橋本先生に「鳥万」の雰囲気を楽しんでいただくには一階席が良いと思った。しかし、周囲がかなりうるさかったので二階に行くことにする。螺旋状の階段を上がり二階へ行くと、上がってすぐ正面のL字カウンターの右端の二席がうまい具合に開いていた。
 人の流れを背後に感じながらも、この店としては意外に落ち着く場所である。すぐ前のカウンター内で従業員の女性が飲み物を作っているので注文し易いのもいい。「鳥万」で下手に店内の奥の席に行くと、注文を聞いてもらうのにも一苦労するのである。

 客筋は背広組よりもカジュアルな格好をした人が多い。JR京浜東北線で一つ隣の大森駅や京浜急行線の大森海岸の駅から「大井競馬場」に行くことが出来る。京浜急行線の平和島駅からは「平和島競艇場」までバスが出ている。多摩川を渡った隣の川崎駅には、「川崎競輪場」「川崎競馬場」がある。さらに、京浜急行線の花月園前駅近くに「花月園競輪場」もある。様々なギャンブルを楽しむ拠点として「蒲田」はとても便利な場所なのだ。ゆえに、ギャンブル帰りにこの街で飲む人は多い。土曜日の午後、競馬新聞を片手に「鳥万」のカウンターで酒を呑む人をよく見かける。

 まずは焼酎ハイボール(280円)を2杯お願いする。つまみは、はも湯引(320円)、煮貝(320円)、ガツ刺し(380円)等を注文した。
 すでに、三軒目である。しかし、ペースは落ちない。さらに、トリスハイボール(290円)を2杯頼んだ。このトリスを使ったウイスキーのハイボールが決定的に効いてしまった。なにしろ、37度あるウイスキーである。それも濃いめである。このトリス・ハイボールをダブルで頼む人もいる。
 トリス・ウイスキーの広告に登場するアンクル・トリスが生まれたのは昭和33年(1958年)である。後に小説家となった山口瞳氏が考えた「トリスを飲んでハワイへ行こう」とう昭和36年のキャッチフレーズは有名である。
 子供の頃、「トリス・バー」という看板を掲げた店もたくさんあった。当時、ビール、日本酒に次ぐ酒類は、やはり、ウイスキーであった。私がはじめて飲んだ酒類もウイスキーである。

 橋本先生はホッピーセット(370円)を頼まれ、私は焼酎ハイポール(280円)を飲んだ。途中、ビールを飲みたいということになり、瓶ビール大(490円)を一本頼んだ。それは、スーパードライであった。少々がっかりする。よく飲み、よく話した。映画、音楽など、橋本先生の話題の広さには驚かされた。
 最後に焼酎ハイボール(280円)を2杯頼んで締めることにした。

 午後9時頃から10時30分頃まで、1時間半ほどの滞在である。お勘定は2人で4,440円であった。

 それにしてもよく飲んだ。JR蒲田駅まで橋本先生をお送りしてから東急池上線に乗り込んだ。しかし、車中で寝込んでしまい、どうやら、蒲田と五反田を往復してしまったようである。反省、反省。

 橋本健二先生と巡る東京城南地区の奥座敷「蒲田」を巡るツアー。それは、実に楽しい一夜であった。次回がまた楽しみである。

 (了)

 ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」での「鳥万」の記事はこちら

   蒲田鳥万看板

蒲田 大衆酒場「鳥万本店」
住所 東京都大田区西蒲田7-3-1
電話 03-3735-8915
定休日 年中無休
営業時間 月曜~金曜16:00~23:00 土曜・日曜・祝日1500~22:00
交通 JR京浜東北線蒲田下車徒歩2分・東急池上線・東急多摩川線蒲田駅下車徒歩2分

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蒲田 立ち飲み「とっちゃん」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第201回 2009年4月18日(土)  【地域別】  【時間順】


蒲田 立ち飲み「とっちゃん」  第2回
  
 

   蒲田立ち飲み「とっちゃん」

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 前回第200回に続き、ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本健二先生と歩く蒲田探索である。
 一軒目の店を出た私たちは、裏通りの抜け道を通って、通称「あすと」と呼ばれる「京浜蒲田商店街」に出た。そのまま東へ進む。こちらの商店街は屋根があるので雨でも買い物がしやすい。商店街を抜けた場所に京浜急行蒲田の西口改札がある。現在、京浜急行蒲田駅は大規模な改修工事の最中である。2015年の完成時には、京急本線及び空港線が高架となり、駅前広場のまったくない西口側に「京急蒲田駅西口駅前広場」が出来るらしい。

 「京浜蒲田商店街」を歩いて来たら、京急蒲田駅西口の改札前に出てすぐ左に曲がる。西口改札側から見れば右手に歩く。すると、左手に東西3本と南北3本の路地が変則的に組合わさって出来た「飲屋街」の入口があらわれる。この飲屋街は、先ほどの「京急蒲田商店街」の北側に隣接しており、さらに北側を呑川の流れに閉じられ、東側を京浜急行本線で閉じられた三角地帯となっている。居酒屋、小料理屋、スナック、小規模なラブホテルなどが建ち並び、まさに「闇市的雰囲気を残す歓楽街」といえる。
 東西3本ある路地の真ん中の一本、「柳通り」という看板の下をくぐって入って行く。すると、道は左に曲がっている。この路地を行くと十字路があり、さらに三叉路があって、もう一度十字路に出る。この十字路の向こう側右手角に、今日の二軒目の店、立ち飲み「とっちゃん」がある。「とっちゃん」の裏手には、呑川沿いの道が通っており、そこに小さな橋が掛かっているのが見える。

 私も橋本先生も迷わずホッピー(395円)を氷無しでお願いした。
 「白にしますか、黒にしますか」の定番の質問に「白でお願いします」と答える。つまみは、さきほどの店では肉を食べたので、こちらでは、ほうれん草と春菊のゴマ和え(250円)とモロキュウ(250円)を選ぶ。

 前回の店にいる時から1974年の映画「砂の器」(監督/野村芳太郎・脚本/橋本忍・山田洋次)の話になった。同作品は橋本先生にとっても私にとっても一番好きな日本映画である。橋本先生のブログでも映画「砂の器」は紹介されているので是非ご覧いただきたい。
 映画「砂の器」の中での死体発見現場は蒲田の操車場である。そして、主演の丹波哲朗と森田健作の二人の刑事が聞き込みで歩くのも蒲田の飲み屋街である。
 二人が酒を飲みながら事件の話をする場所は渋谷の井の頭線の東側の地域にある焼き鳥店である。DVDを何度か見るうちに、その店の屋号が「鳥竹」であることを発見して、橋本先生にお伝えした。当時の渋谷「鳥竹」で実際にロケをしたのか、「鳥竹」をモデルにセットを組んだのか、橋本先生とのやり取りで話題になった。今回、橋本先生がビデオから起こしたスチル写真の紙焼きをお持ちになって、本来壁であるはずの方向からのショットがあること示して検証された。流石である。一致した結論はセットで撮影したということであった。

 「フローズンホッピーもあるんですね」と橋本先生。一升瓶ごと凍らされた「焼酎キンミヤ」を取り出し、大きくふりだすようにして氷った焼酎をジョッキに入れる。そこに、冷えたホッピーが投入され、完成されたホッピーの状態で出てくる。
 前回の記事でも同じことを書いたが、395円という価格に、ホッピー値上げに伴う苦労がにじみ出ている。400円にしてしまわないところがよい。

 ずっと気になっていたスパムステーキ(250円)を頼んだ。
 2杯目で店を出るつもりであったが、ホッピーセット(395円)を1杯もらい、仲良く二人で分けて飲んでしまった。これはスパムの塩味の為かもしれない。

 午後7時10分から午後8時20分頃まで、1時間10分ほどの滞在。お勘定は2,855円であった。

 この後、「とっちゃん」の裏手に出て、呑川沿いをJR蒲田駅方面に向かって歩いた。そして、JR京浜東北線・東海道線と呑川が交差する辺りまで行ったのである。そこは、映画「砂の器」の中で、丹波哲朗と森田健作の二人の刑事が事件にとって重要な場所となるスナックの前まで行くというシーンを撮影した場所である。もちろん、そのスナックの店名は、当時も今も映画の中とは異なる。このスナックは、犯人と被害者が犯行直前に寄った店であり、最大の手がかりとなった被害者の「言葉」が発せられた場所であった。橋本先生と二人、写真を撮影して、ロケの際のカメラの位置などについて話し合った。

 小さな飲屋街を抜け、蒲田駅の北側にある連絡通路をくぐって蒲田駅の西側に渡った。私がもっとも蒲田らしいと思う今日の三軒目の店に向かう為である。

(つづく)

 ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」での「とっちゃん」の記事はこちら

  蒲田立ち飲み「とっちゃん」看板

蒲田 立ち飲み「とっちゃん」
住所 東京都大田区蒲田4-3-4
電話 03-3734-0709
定休日 日曜・祝日
営業時間 16:00~23:00
交通 京浜急行京急蒲田駅下車徒歩3分

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蒲田 酒処・牛煮込み・もつ焼き「片桐」

居酒屋探偵DAITENの生活 第200回 2009年4月18日(土)  【地域別】  【時間順】


蒲田 酒処・牛煮込み・もつ焼き「片桐」

   蒲田もつ焼き「片桐」   にほんブログ村 グルメブログへ ←「東京食べ歩き」参加中。


 「居酒屋探偵DAITENの日記」もついに第200回となった。第200回のゲストは、昨年第150回第151回の時にもゲストとしてお迎えした、「居酒屋ほろ酔い考現学」の著者であり、ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」橋本健二先生である。橋本先生をゲストにお迎えして歩く蒲田一周ツアー」は今回から全3回でお贈りする予定である。
 その一軒目として選んだのがmariruuさん、croquettepunchさん、大徳寺さん、kimimatsuさん、chamiさん等、東京城南居酒屋探偵団のメンバーの皆さんが揃ってお薦めの店、酒処・牛煮込み・もつ焼き「片桐」である。

 JR蒲田駅改札で橋本先生と待ち合わせをした。すぐに歩きはじめ、松竹蒲田撮影所が昔あった場所であるアロマスクエアの高層ビルを右手に見上げながら蒲田四丁目の交差点に出て、そこから住宅街に入って行く。「片桐商店」という精肉店があり、精肉店の同じ建物の左半分が酒処・牛煮込み・もつ焼き「片桐」になっている。中はL字カウンターのみ12席の小さな店。人気店なので、すぐに一杯になってしまう可能性がある。ゆえに、前日に予約をしておいた。

 L字カウンターの角の辺りには、すでに男女四名の皆さんが座っていらっしゃる。まずは、私はホッピー白(400円)の氷なしをお願いする。こちらのホッピーはジョッキを冷やしていないので、橋本先生は氷を少し入れた準3冷ホッピーにされた。私は、ビアグラスを一つもらい、そこに焼酎を半分移して、原理主義的な量の焼酎でホッピーを飲んだ。
 さらに、こちらの名物である牛煮込み(550円)を二つ頼む。
 
 煮込みは本当にうまかった。時間をかけてトロトロに煮込まれている。焼き物が楽しみである。店内にはモダン・ジャズが静かに流れている。自然とジャズの話になった。私が一番ジャズを聴いていた時期に好きだったアーチストやアルバムを先生も聞いておられたようである。また、若い頃に入った酒場の話にもなった。1969年12月にオープンされたチェーン居酒屋「天狗」の1号店、池袋西口店に、お互い同時期に通っていたことも解った。現在、天狗チェーンはテンアライド株式会社となって、資本金52億5720万円、従業員4219名の巨大なチェーン店となっている。
 
 先生はホッピーをお代わり、私はホッピー外のみをいただき、先ほどのビアグラスの中身の焼酎をホッピーグラスに移し、そこへホッピーを注いで飲んだ。焼き物はシロ、カシラ、タンを2本ずつ、シロはタレである。

 焼き物はどれも大ぶりで美味しそうだ。シロのタレがうまい。私はシロをあまり頼まないがこちらのシロは別である。カシラとタンも肉質が上質でレベルが高い。
 ここで、先生の最新の著書『貧困連鎖──拡大する格差とアンダークラスの出現』(大和書房)を取り出した。私は読みながら線を引き、書き込みをする癖がある。そんなわけで、失礼なことに、かなり汚れてしまっている本の扉にサインをしていただいた。

  書籍「貧困連鎖」写真
  『貧困連鎖──拡大する格差とアンダークラスの出現』(大和書房)


 三杯目である。橋本先生は黒ホッピーに切替えられた。私はハイサワー(400円)にした。
 
 壁の黒板に、上カルビ(1300円)、牛タンシチュー(1350円)、ハラミ(850円)、上ミノ(950円)といった文字が並んでいる。誘惑的なラインナップである。しかし、これからあと二軒を予定している。
 橋本先生を闇市的世界へお連れしようと、肉の誘惑から逃れて店を出たのであった。
 午後5時40分から6時50分まで1時間10分の滞在。お勘定は4,670円であった。

 (つづく)

 ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」での「片桐」の記事はこちら

  蒲田もつ焼き「片桐」看板

蒲田 酒処・牛煮込み・もつ焼き「片桐」
住所 東京都大田区蒲田4-27-3
電話 03-3738-7116
定休日 日曜
営業時間 11:30~13:30(平日のみランチ営業) 17:00~24:00 
交通 京浜東北線JR蒲田駅下車徒歩7分・東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩8分・京浜急行線京急蒲田駅下車徒歩5分


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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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石川台 和風レストラン「汀」

居酒屋探偵DAITENの生活 第199回 2009年4月17日(金)    【地域別一覧表へ】


石川台 和風レストラン「汀」

   石川台「汀」外観

 長年通いながら今まで紹介しなかった店がある。「居酒屋探偵」としては中華料理店、レストラン、そば屋等、居酒屋以外の食事を中心とした業態は紹介しないことにしていた。だから、今までこちらの店は紹介しなかったのである。今回の店は「レストラン」である。しかし、私が紹介するのであるから普通のレストランではない。

 五反田方面から東急池上線に乗って石川台駅で降りる。改札を出て右手に歩き、最初の十字路を右に曲がる。まっすぐにゆるい坂を降りて行くと十字路に出る。そこに「希望ヶ丘商店街」の一つ目のアーケードが立っている。左方向に商店街がずっと続いている。この十字路を右に行くと左手に、今日の店、和風レストラン「汀」がある。「みぎわ」と読んでしまう人もいると思うが「なぎさ」である。

 暗めな外観はちょっと入りづらい雰囲気である。思い切って扉を開いて入っていただきたい。間口の狭い店内は奥に向かって長い。すぐ右手に、四人用のボックス席がある。左手は調理場。その奥にカウンター席が七席。しかし、一番奥の二席はライス・ジャーとレジスター替わりのパソコンで埋まっているので実質五席である。カウンターの右手に二人分のボックス席がある。その間を過ぎて一番奥に絨毯敷きの部屋があり靴を脱いで上がるようになっている。

 私が店に入る時、先に若い男女が入って行った。彼等は四人用のボックス席に座った。私は荷物が多かったので一人で二人用のボックス席に座る。この席が私の一番のお気に入りである。私に続いて男性客が入ってきて、カウンター席に座った。
 男性が「ビールとポテサラ」とマスターに言うと、マスターが「○○さんビールとポテサラ」と言う。すると、もう一人のフロア担当の男性が「ビールとポテサラ」と復唱する。この律儀なやりとりはこの後も続くのである。
 「黒ビールと煮込みお願いします」と私も言う。「黒ビールと煮込みです」と男性が言う。「黒ビールと煮込み」とマスターが復唱する。キリン一番搾りスタウト黒生ビールは400円、もつ煮も400円である。

 店内にはラジオが流れている。中日対巨人のナイター放送である。テレビはない。
 メニューを眺めた。飲み物の欄には「サワー、焼酎類置いてません」と書いてある。
 置いている飲み物はビール、日本酒、そして、ウヰスキーだ。「ウイスキー」ではない、「ウヰスキー」なのである。焼酎類を置かないというのがマスターのこだわりのようである。

 黒ビールと一緒に、枝豆が少しお通しとして出てくる。久しぶりに飲む黒ビールが美味かった。調理場の棚に短冊メニューが貼ってある。つぶ貝刺身(500円)、とり貝刺身(600円)といった刺身もある。金陵の一升瓶や生酒が棚に並んでいる。改めて書く。こちらの店は「レストラン」である。

 奥の絨毯敷きの部屋は以外と広い、ちょうど家族連れの皆さんが食事中であった。
 やってきたもつ煮は小どんぶり一杯、なかなかの量である。さっぱりとした味付けだ。
 男女のお客さんが入ってくる。一人客の男性も入ってきてオムライスを注文した。盛況である。
 ウヰスキー角水割り(300円)を頼んだ。ウヰスキー白は250円、オールドは350円である。角、白、オールド・・・なにやら懐かしい響きである。一緒に厚揚げ(300円)を頼んだ。

 調理はマスターが一人で担当している。食事メニューと居酒屋メニューのオーダーがどんどん入る。ビールとポテサラを頼んだ男性がお持ち帰りで数品頼んだ。お持ち帰りが出来るのである。予約の電話がさらに入る。奥の家族連れがつまみや飲み物を追加する。本当に忙しい。

 2杯目のウヰスキーは白(250円)にした。
 オムライスが食べたいと思う。「ソースカツに青海苔の香りたつ」とメニューに書かれた「かつ弁」(600円)、「ハムとドミグラのハーモニー」と書かれたハム・ステーキ丼(500円)もいい。牛煮込みスパゲッチ(650円)もある。スパゲティーではない、スパゲッチなのだ。

 晩酌をしてから夕食を済ませたい方には、こちらの店は最適である。さらに、四人家族の皆さんが入ってきた。私は帰ることにしよう。夕食は家で食べなければならないのだ。
 暖色の照明の中、揚げ油の音が心地よい。妙に落ち着き心和む自分がいる。
 「そうだ、俺はトンカツ屋の息子だった・・・」
 そう、心の中でつぶやいた。私が子供の頃、母は川崎駅西口駅前で「とんかつ屋」を経営していたのである。
 午後7時20分から8時10分まで、50分ほどの滞在。お勘定をお願いすると1,700円であった。

   石川台「汀」看板

石川台 和風レストラン「汀(なぎさ)」
住所 東京都大田区東雪谷2-11-2
電話 03-3720-1415
定休日 月曜
営業時間 17:00~26:00
交通 東急池上線石川台駅下車徒歩3分


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戸越銀座 酒喰処「ヤマニ」

居酒屋探偵DAITENの生活  第198回  2009年4月7日(水)    【地域別一覧表へ】

※2009年4月7日 250,000カウント通過 感謝!

戸越銀座 酒喰処「ヤマニ」

  戸越銀座「ヤマニ」外観

 色々ことで疲労困憊した夜である。心が疲れると何故か歩いてしまう癖があって、身体も疲れているというのに、電車には乗らず歩きはじめてしまった。五反田駅から大崎広小路駅を通り、池上線の線路の上の陸橋を渡って、暗い住宅街を戸越銀座商店街の北側の高台まで歩いた。そこに思い出深い一軒の店があるからである。
 シャーロック・ホームズに助手のワトソン博士がいるように、居酒屋探偵DAITENにも助手のASIMO君がいることは皆さんも御存知のことと思う。お互い忙しくなってしまい、最近はなかなかスケジュールが合わない。
 そのASIMO君と、はじめて二人で呑んだ店が酒喰処「ヤマニ」である。ここでASIMO君がホッピー好きであることも判明した。二人でホッピーを数え切れないほど呑んでしまったのは、四年ほど前の春であった。その前後にも何度か一人で来たことがあるが、二年降り位の来店であろうか。
 この後、ASIMO君と色々な店を巡り歩くことになった。思えば、意識的に居酒屋巡りをはじめた最初の店かもしれない。インターネットの情報を積極的に利用したのもこの頃である。

 入口を入ると、目の前に12人分の大テーブルが置かれている。カウンターも無ければ、小さなテーブルもない。あるのはこの大テーブルのみである。奥に調理場があり、静かなマスターが一人で仕切っている。
 まずは、ホッピーを氷無しでいただく。400円のボーダーラインホッピーである。小ジョッキ、ホッピー瓶、コップ一杯の焼酎のセットが来る。床にキンミヤ焼酎の一升瓶が並んでいる。ホッピーの焼酎はキンミヤに違いない。さらにサービスのごぼうキンピラが出てきた。
 つまみは、「定番酒肴380円シリーズ」の中から「牛すじ煮込み(380円)」を選ぶ。さらに、「ヤマニ」の名物料理と言われている「鶏つくね串焼き(390円)」も頼んだ。
 店内は本当に静かである。テレビでは、何故か「NHK教育テレビ」「手話ニュース」が静かに流れている。お客さんは他にいない。本当に静かである。

 「牛すじ煮込み」は、牛すじ、タケノコ、人参、こんにゃくなど入っている。なかなかうまい。ホッピーを呑んでしまったので、次の飲み物を考える。
 「カクテルヤマニって何ですか?」とマスターに聞く。
 「焼酎ベースですね」とおっしゃる。
 カクテルヤマニ(380円)を頼んだ。ヤマニカクテルではない、カクテルヤマニなのである。マスターがシェイカーを取り出し、焼酎、ライム、シロップなどを入れ、調理場から出てくると、すぐ目の前で振り始めた。シェイカーを振る姿がかっこよい。
 どうやら焼酎フィズのようである。「カクテルヤマニ」で良い気分になってしまった。
 時間をかけて作られた「鶏つくね串焼き」も変わらずうまかった。

 壁を見ると、あちらこちらに
 「当店の緑茶、ウーロン茶は水出し湯出しで冷却しています」
 「生鶏肉値上りのため、つくね串焼き390円になりました」
 「当店では席料、お通し代、消費税などいただきません」
 などと書いてある。律義である。

 自家製タマゴ焼き(380円)を追加した。タコが入っている。これは自分でも作ってみたいと思う一品であった。最後に緑茶ハイ(350円)を飲みしめることにした。
 NHK教育テレビの番組は「今日の料理」に変わった。教育テレビは静かなのが良い。どんな番組であっても、私は居酒屋さんで「テレビのチャンネルを変えて下さい」とは言わないことにしている。流されている番組もその店の「環境」だからである。

 店には誰も来ない。「今日の料理」も終わった。お勘定をしてもらおうと思い、トイレに入る。
トイレの中に「半歩前床に落とすな一滴 ヤマニ店主」と書いてある。一滴には「ひとしずく」とルビがふってあった。

 お勘定をお願いする。お勘定を済ませた後、店主とある社会問題について、熱く語りあってしまった。静かな店主が実は熱い人であった。
 以前は月曜日だけの定休日が現在は日曜と月曜になったそうである。

 午後8時45分から9時45分まで。思いの外長居してしまった。お勘定は2,280円であった。
  
  戸越銀座「ヤマニ」看板 ←看板の価格は値上げ前の価格。

戸越銀座 酒喰処「ヤマニ」
住所 東京都品川区戸越1-10-6
電話 03-3781-7073
定休日 日曜・月曜
営業時間 17:00~24:00
東急池上線戸越銀座駅下車徒歩10分・地下鉄都営浅草線戸越駅下車徒歩8分


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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