新馬場 立ち飲み「焼酎天国 菜花」

居酒屋探偵DAITENの生活 第326回 2010年2月28日(日)  【地域別】  【時間順】



※2010年3月1日 440,000カウント通過 感謝!


新馬場 立ち飲み「焼酎天国 菜花」


  新馬場焼酎天国菜花外観    ←クリックお願いします。  にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします。

 
 sakuraと待ち合わせたのはJR品川駅の構内であった。品川駅構内には居酒屋がある。何度か入ったことがあるけれど、今日はそこには入る気持ちになれなかった。京浜急行線沿線に行ってみたいと言うので電車に乗ろうとすると、とにかく歩きたいそうである。そこで、品川駅高輪口から外へ出て、目の前の第一京浜を南下、八つ山橋の交差点を左に曲がって、JRの線路の上の陸橋を渡り、京浜急行の踏切を渡って旧東海道を歩き始めた。
 京浜急行線と旧東海道は並んでいる。しばらく行くと左手に第165回で紹介した居酒屋「ほ志乃」があった。今日は土曜日なので休みの様子。さらに、北品川駅の東側を過ぎて、少しゆくと、右手の道を曲がってすぐの場所に第164回で紹介した居酒屋「おもや」が見えた。中に人の気配があったので、sakuraがお店の中をのぞいて聞いてみるとやはり休みであるとのこと。仕方なく旧東海道を進む。段々に京浜急行と旧東海道は離れてゆく。山手通りにぶつかり、東海道北品川という交差点を渡る。
 さらにすすんで目黒川を渡った。その先で右に曲がる。新馬場駅の南口から京浜急行に乗り、品川に戻るつもりであった。京浜急行のガードを上に見ながら右手を見ると南口の改札が見えた。その時、まっすぐ先の右手に看板の灯りを発見する。行ってみることにした。二人とも足早にその看板に近づいてゆく。看板には「立ち飲み 菜花」とある。
 あまり明るくない入口から中をのぞくと、立ち飲みテーブルに沢山の人の姿を発見した。二人とも小躍りする。まったくの偶然で立ち飲み店にたどり着いたのである。微笑みながらガラス戸を開けて中に入った。

 間口が狭い。店の真ん中には、店を左右に二分するカウンターが奥に向かって続いている。7、8人ほどの方々が立っておられた。我々が入ってゆくと、皆さんが少しずつづれてくださり、一番手前に二人分の空きスペースが出来た。お礼を言ってそこに二人で立った。カウンターの中にはマスターが一人。
 カウンター上には端から端まで焼酎の一升瓶が並んでいた。瓶に円いカラーシールが貼ってある。壁に説明書きがあって、白は300円、紺色は300円、赤は400円、黄色は400円、緑は500円と書いてある。
 sakuraは白くて円いカラーシールのさつま白波(300円)をお湯割りでお願いした。私は薩摩紅芋むら(300円)をロックでお願いする。
 つまみは、白菜漬(200円)を頼む。つまみは200円から250円の価格帯が多い。出てきた白菜漬の量はとても多く、これだけで酒が飲めてしまう。
 
 私は2杯目の焼酎を選んだ。栗焼酎おくりおくら(400円)をいただく。愛媛県の株式会社媛囃子(ひめばやし)「栗焼酎おくりおくら 地栗十割3年貯蔵」である。これが美味しかった。さらに、温とうふ(250円)をもらった。

 店内には「加地靖生遺作展」と銘打って、懐かしい感じの写真がたくさん飾ってあった。
 昨年の11月23日(月)から29日(日)には、世田谷美術館・清川泰次記念ギャラリー(小田急線成城学園から徒歩3分)という場所で「そこに笑顔があったー加地靖生遺作展」とい写真展が開かれたようである。どうやら、その時展示されていたものがここにあるようだ。
 写真の中の家族の笑顔がとても眩しい。こんどお店の比較的空いている時に来て、奥の方の写真も見たいと思う。
 
 やがて、ペリカン便でダンボール箱が届けられた。どうやら酒類のようである。マスターではなく、お客さんが代わりに受取りに行き、一本だけ抜いてマスターに渡していた。会話から「国分の前割」であることが解った。

 さらに、sakuraは芋焼酎神之川(300円)のお湯割を選ぶ。ここで、マスターが奄美大島の黒糖をくださった。これがうまいのである。ただ甘い黒糖ではない、ミネラルの苦みがちゃんと舌に残るのである。
 国分の前割の話をする。鹿児島県の国分酒造が作っているものである。前割りとは、あらかじめ焼酎と水を瓶の中で6:4とか5:5で割水をしておく方法のことである。話には聞いて知っていたけれど、目にするのは始めてだ。度数は15度くらいになる。日本酒のように、そのまま冷やして飲んだり、燗にして飲むのである。
 本当はそろそろ帰ろうかと思っていたのであるが、やはり誘惑に負けて、きたばかりの国分の前割(400円)を頼んでしまった。これがすっきりとしてうまいのである。
 
 マスターに名刺をいただいた。開店して1年半ほどとのこと。時々うまい焼酎を飲むイベントがあるそうで、常連の方々が集まるらしい。
 お勘定をお願いすると、2,150円であった。うまい焼酎5杯とつまみ2品で2,150円は安い。定休日は無いそうで、月に1回か2回土曜日に休む時があるとのことである。

 「どうやってたどりついたんですか?」とマスターがおっしゃる。「偶然です。なるべくネットとかを使わず、歩いていて偶然に見つけるのが好きなんです」と答えた。約1時間ほどの滞在。本当に偶然に良い酒場にぶつかるがあると我ながら思う。北品川の居酒屋がどこも休みであったことが結果的に良かった。
 
 近くを通る第一京浜道路に出て、「南馬場」というバス停からバスに乗り、大井町駅に向かった。

 後で調べてみると、この「菜花」さんの周囲は旧東海道品川宿だった場所らしくお寺が多いのである。列記してみると妙蓮寺、蓮長寺、本栄寺、本覚寺、願行寺、心海寺、常行寺、本光寺、清光寺、天龍寺、大龍寺、時宗海蔵寺、禅宗清光院、東海禅寺と、十四もお寺があるのだ。沢山の寺に囲まれた結界のような場所で、守られながらうまい焼酎を飲んだことになる。
 自分が居酒屋探偵でなければ、今回の店は人に教えなかったかもしれない。そんな気持ちにさせてくれる良いお店をまた発見してしまった。


  新馬場焼酎天国菜花看板

新馬場 立ち飲み「焼酎天国 菜花」
住所 東京都品川区南品川1-1-2
電話 03-5461-2339
定休 不定休 ※月に1回か2回土曜日に休むとのこと
営業時間 平日 17:00~23:00 日曜 17:00~22:00
交通 京浜急行線新馬場駅南口下車徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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石川台 BAR「ISEYA」第3回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第325回 2010年2月27日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



角打シリーズ第7弾
石川台 BAR「ISEYA」 第3回


   伊勢屋バー

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 ここのところ、角打にこっている。本当の角打とは、酒販店の店内の簡単な台の上に酒や乾き物や缶詰などを並べ、そこで客が飲む店のことである。しかし、私は酒販店が店内の一部を改造して酒場にしている場合も「角打」と呼ぶことにしている。その改造の度合いは店によって違う。酒販店の敷地に、まったく別に店を構えてしまう場合もある。
 今回は、元々酒販店であった店がエンビニエンス・ストアとなり、やがてコンビニエンス・ストアから酒販店に戻った時、店内の一部をパーテーションで区切り、立ち飲みスペースにしたという業態である。その後、客の要望により椅子を入れてカウンター・バーになった。店名はBAR「ISEYA」。紹介するのは3度目だけれど、今回は角打シリーズの第7弾としての紹介である。

 いつものように、気軽に店内に入った。なにしろ見かけがコンビニであるから入り易い。今日は数ヶ月に一回、土日の2日間だけに行われるワインとビールの100円引サービスデーである。入って右手のレジでグラスビール中・420ミリリットル・アサヒ熟撰プレミアム(380円)を頼んだ。今日は380円280円であった。お金を支払うと、お店の方がカウンター席の方へ持ってきてくれる。
 今日もいつものマリリンモンローのポスターが貼ってある席に座った。「モンロー前」と呼んでいる。

 少し遅れて登場のsakuraもグラスビール中・420ミリリットル・アサヒ熟撰プレミアムを頼んだ。因みにグラスビール小・350ミリリットル(330円)230円になる。
 つまみは思いの外豊富で、チーズ三種盛り合わせ(350円)、生ハムの盛り合わせ(350円)、チーズたっぷりピザ(380円)、ピクルスとオリーヴ(300円)など10種類ほどある。

 赤ワインがポリフェノールを摂取できるので身体に良いことは解っている。しかし、ついつい、白ワインを飲んでしまうのである。白ワインからフォンデュースソーヴィニオンブラン(380円)を選んだ。380円が100円引きで280円である。

 sakuraは赤ワインが好きである。そこで、赤ワインからカンタルナ・カルメネール(300円)を1杯、マクギガンシラーズ(380円)を1杯、それぞれ頼んで分けあって飲むことにした。それぞれ、300円が200円、380円が280円になる。

 約50分ほどの滞在。ビール2杯、ワイン3杯で合計1,320円であった。角打ち感覚でワインを飲める住宅街の貴重な店といえる。また、明るいコンビニ風の酒販店の一角であるから女性も入りやすい。土曜日の夕方などは特に女性のグループを見かけることが多い。

 時折、若いマスターと色々な酒販店や立ちのみ店の噂話などをすることもある。外国人の方と一緒になってしまい、sakuraと3人で盛り上がったこともあった。時には、パソコンを持ち込み一人窓際で仕事をさせてもらうこともある。本当は角打ちではないけれど、角打ち感覚で気軽に使わせてもらっている日常店である。


  伊勢屋バー本日のワイン ← 本日のワイン・メニュー

 
  ※  ※  ※

 2011年9月6日 追記

  石川台伊勢屋BAR

 久しぶりにうかがった。若いマスターにも会うことが出来た。上の写真を見れば解るように、コンビニとしての看板が変わっていた。ちょっとびっくりである。でも、このBARは変わらず落ち着くスペースだった。




 第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第239回 2009年8月1日(土)
 第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第179回 2009年2月10日(火)


  伊勢屋バー看板

石川台 BAR「ISEYA」
住所 東京都大田区東雪谷3-27-1
電話  03-3729-1484
定休 年中無休
営業時間 平日 17:00~23:00 休日 11:00~23:00
交通 東急池上線石川台駅下車徒歩8分。希望ヶ丘商店街沿い。


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大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第324回 2010年2月25日(木) 【地域別】  【時間順】



大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」 第2回


   大崎広小路たこ安暖簾

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 東京に春一番ぶ吹いた日である。昨年に比べて12日も遅い春一番であったそうだ。

 専用のエスカレーターがある珍しい居酒屋さんが大崎広小路駅の近くにある。 
 前回、こちらのお店に伺った時は、ちょうど創業60周年記念の時期であり、記念の升をいただいた。紹介したのは第152回、日付は2008年10月21日(火)であった。

 お互いの用事を済ませた後、風が強いので、近くの大きな書店でsakuraと待ち合わせをした。大崎広小路の大きな交差点の北側角に立つタキゲンビルの二階にある関西即席一品料理「多幸安」さんに向かった。
 入口の黄緑色の暖簾の上には、右から表記されている古い看板が掲げてあり、歴史を感じさせる。入ってすぐのカウンター席や、その左手のテーブルにはお客さんがいらっしゃる。左手の別の部屋に入って、すぐ右手のテーブルに座った。思えば、この席は前回座った席とまったく同じ席であった。

 東急池上線の五反田駅と次の大崎広小路駅の間は300メートルしか離れていない。池上線が全線開通する前、昭和2年の開業時には大崎広小路駅が池上線の始発駅であったという。窓から外に目をやれば、五反田駅から来た池上線の電車が大崎広小路駅にゆっくりと入って行く陸橋上の姿がよく見える。何故かニューヨークを思い出した。窓をそのまま切り取れば絵画のように思える風情である。

 まずは、キリンクラシックラガー中瓶(580円)をいただく。お通し(400円)も二人分やってくる。中身はホタルいかとやっこ豆腐ときゅうりである。
 つまみとして、やりいか刺身(480円)を頼むもすでに終わってしまっていた。残念である。そこで、たこ安さんの店名に因んで、たこぶつ(680円)を頼んだ。おおぶりの切り身が13個も入っていた。もし一人だとすれば多すぎる。

 二つ目のつまみとして、さつま揚げ(450円)も頼む。これが揚げたてで美味しかった。
 sakuraは司牡丹本醸造土佐淡辛(550円)に切り替える。私は栗焼酎が飲みたくなった。

 「ダバダは、普通、ロックですよね?」と、お店の女性に聞いてみる。
 「そうですね、ロックの方が多いですけど、水割りやお湯割りの方もいらっしゃいます」とのこと。

 私は栗焼酎ダバダ火振(500円)をお湯割にしてもらった。すると、直後に近くの席の方が同じものを頼んだ。私の質問は聞こえていない距離である。なんとなく安心する私がいる。栗焼酎ダバダ火振は香りが良い。いつもロックで飲んでいたけれど、お湯割りにするとさらに香りがたつ。栗焼酎ダバダ火振を始めて飲んだのは、家の近くにあった今は無きある居酒屋だった。10年ほど前であろうか。それは「ひとめぼれ」に近い出会い。遠い記憶を辿るように、ゆっくりとダバダ火振を楽しむことが出来た。

 午後8時45分から1時間の滞在。お勘定は3,560円であった。

 今日も店の外のホールのエスカレーターの前でお店の男性の方が待っていてくれた。私達が行くと、昇りで動いていたエスカレーターを下りに切り替えてくださる。
 「ありがとうございます」と言って、下りエスカレーターに乗る。エスカレーターから降りてから振り返り、手をあげる。お店の方は、さらに深々と頭を下げてくださった。
 前回大女将が見送ってくださった。実は店に入ってすぐから大女将のことが気になっていた。しかし、お店の方には何も聞けずじまいだった。風はまだ冷たい。大崎広小路駅を目指して急ぎ足で歩いた。


  五反田多幸安看板

大崎広小路 関西即席一品料理「多幸安」(たこやす)
(五反田)
住所 東京都品川区西五反田1-24-6 タキゲンビル2F
電話 03-3491-2902
定休日 日曜・祝日休 営業時間 平日17:00~23:00
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩1分・JR山手線五反田駅下車徒歩5分


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大崎広小路 串焼「ぽっぽ」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第323回 2010年2月24日(水) 【地域別】  【時間順】


 2010年4月、立ち退きの為閉店。


大崎広小路 串焼「ぽっぽ」 第2回


   大崎広小路串焼ぽっぽ外観   ←クリックお願いします。  にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします。

 東急池上線の大崎広小路駅前のガード下辺りが耐震工事の為、立ち退きになるという噂は前から聞いていた。その場所には、好きな居酒屋が4軒も固まってあった。第53回第65回で紹介した大衆料理「朝日屋」第54回第66回第232回で紹介した居酒屋「一平」第98回で紹介した呑み処「さわらび」、そして、第26回で紹介した串焼「ぽっぽ」さんである。どの店も紹介した時以外にも何度もうかがって、楽しませてもらってきた店である。
 すでに、一平朝日屋さわらびの3軒は閉店となり、店の外にはベニア板が貼られてしまっている。唯一、串焼「ぽっぽ」さんのみが営業している。建物の裏側には3月1日より解体工事の予定と書かれていた。

 そんな串焼「ぽっぽ」に、やや躊躇う気持ちをおしやって入ったのは、五反田でのある用事を済ませた後の午後8時頃であった。
 中に入ると、右手のテーブル席には、男女のサラリーマンらしき方々が座って仕事に関する議論で盛り上がっていた。カウンター席は、4、5人の方が座っておられる。カウンターの一番手前の席に座り、荷物はレジ脇の台に乗せるように、マスターに促された。斜め左にテレビが置いてあり、一番テレビが見やすい一人客には良い席である。テレビの脇には何故かやや斜めになった焼き台があって、そこで焼き物が焼かれるのである。

 マスターに、ウコンチュ(470円)をお願いする。ジョッキで出てきた。最近、お酒が残る傾向があるのでウコンをとることにする。しかし、根本的に本当に酒が弱くなっているのである。ウコンを飲んだからといって何も変わらないのである。

 いいだこ煮(420円)を頼む。どんぶり程の鍋の濃い出し汁の中でいいだこが5個入っている。これが美味しかった。本当は日本酒であるが我慢する。日本酒に手を出すと必ず記憶が飛ぶのである。
 
 マスターの手が空いたところで、「ポッポサラダって何ですか?」と聞いてみる。今まで頼まなかった品物である。
 「きゅうりと鳥肉の千切りですよ」とのこと。

 ポッポサラダ(320円)を頼んだ。きゅうりと鳥肉の千切りにすっぱい胡麻たれがかかっていて、胡麻や酢を多くとりたいと思っている私としては、なかなかによいつまみである。。

 2杯目はホッピー氷なし(470円)をお願いする。いつもそうであるがこちらのお店ではホッピー氷り無しを頼む方があまりいないようで、ちょっとびっくりされる。それでも冷えたジョッキに焼酎を多めに入れたものと、冷えたホッピー瓶が出てきた。さらに、手をわずらわせてビールグラスを一つもらう。多めの焼酎を半分ビールグラスに移して、ホッピーを投入。同じ濃さで均等に飲みたい工夫である。焼酎はビールグラス一杯あった。
 ホッピーを飲む。電車の振動が伝わってくる。ガード下の風情が良い。きっと2階席はもっと震動が伝わってきて良いに違いない。しかし、一度も試したことはない。

 メニューを見ると、野菜、メゴチ、キス、ゲソ天ぶらが各470円。メゴチやキスが特に食べたい。揺れる気持ちをやっとのことで抑えた。
 「ボッボ巻(210円)って何ですか?」と聞いてみる。今まで一度も食べなかったものである。
 「つくねを油あげで巻いたものです」とのこと。
 聞いておきながら、結局はいかしそ巻(210円)にすることにした。
 こちらのお店の焼き物は肉巻きが特徴的である。ポッポ巻は時間がかかるそうだ。じっくりと焼く。やや斜めの焼き台がしぶい。

 手の空いたマスターと少し話すことができた。やはり、あと数カ月で立ち退きとなり、お店が無くなるという。四十年以上の歴史とのこと。
 立ち退きの際には、代わりの場所を提供するべきではないだろうか?。この場所にある四店それぞれが良い店だった。歴史ある東京急行鉄道である。歴史を大事にして欲しいと思う。中目黒、学芸大学、都立大学、五反田、大崎広小路、大井町、下神明・・・ガード下の文化を残して欲しいと思う。ガード下の豊かな味わいを残して欲しいとお願いしたい。

 お勘定は2,100円であった。8時10分から9時20分の1時間と少しの滞在。
 マスターとママさんが静かに片付け始めている。「頑張ってください」等と浅薄なことを言う気持ちにはなれない。お勘定をお願いして、支払いを済ませ、静かに外に出る。この大崎広小路のガード下、四十数年の歴史が閉じてしまうのである。


   ※   ※   ※

 〈追記〉

 実は、閉店してしまう前に是非行きたいというsakuraのリクエストにより、3月2日(火)にも串焼「ぽっぽ」さんに行ってしまった。菜の花からし和え(350円)、アボガド刺身(350円)、わらびおひたし(350円)、いさきなめろう(450円)などをいただく。ホッピー氷無しをママさんにお願いすると、前回とは違い少し大ぶりのグラスに半分の焼酎。冷えたホッピー瓶が出てきた。私には濃い。マスターにお願いした時と違うというのは面白かった。
 あと何回、こちらのお店に来られるだろうか。淋しさが深まる。

   ※   ※   ※

 2010年4月、建物の取り壊しが行われ、閉店となってしまっていた。



大崎広小路 串焼「ぽっぽ」
住所 品川区西五反田1-22-6 池上線ガード下
電話 03-3491-9247
定休日 日曜
営業時間 17:00~24:00
交通 東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分


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新宿 酒蔵「かんちゃん」西口2号店

居酒屋探偵DAITENの生活 第322回 2010年2月23日(火) 【地域別】  【時間順】



新宿 酒蔵「かんちゃん」西口2号店


  新宿酒蔵かんちゃん西口2号店外観     ←クリックお願いします。  にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします

 初台の新国立劇場の小ホールで行われた新国立劇場演劇研修所(NNTドラマ・スタジオ)の3期生修了公演「友達」を見た。同公演にはsakuraの以前からの教え子である若菜大輔君が出演している。作品は安部公房が1967年に発表した不条理劇「友達」「友達」は、我がs.a.pの前身である桜塾として上演したこともある作品である。因みに、同公演の上演劇場は新国立劇場が面している甲州街道を西に少し西に向かった場所のキッド・アイラック・ホールであった。
 3年間の研修生活を終えた今、これからの彼の活躍に期待したいと思う。

 昨年の6月、同じく新国立劇場演劇研修所(NNTドラマ・スタジオ)の発表会公演「美しきものの伝説」を見た時もそうであったように、芝居を見た後、新国立劇場から新宿方面に向かって甲州街道を歩くことにした。その時のことは、第224回の記事に書いている。

 約1キロメートルほどの距離を歩いて、新宿の飲食店や居酒屋などが集中している地域に向かった。実は、十数年前、この地域の一階と二階が居酒屋が入っている雑居ビルの3階に稽古場があったのである。その雑居ビルには今でも一階にその居酒屋が入っている。しかし、二階と三階はずいぶんと洒落たバーになっていた。
 我々がそんな洒落たバーなどに行くわけもない。向かったのは稽古帰りに役者たちと行った居酒屋、酒蔵「かんちゃん」西口2号店であった。

 酒蔵「かんちゃん」は、古い雑居ビルの中二階のような場所にある。店の様子を下から見あげると、「酒」「蔵」「か」「ん」「ち」「ゃ」「ん」という風に、文字ごとに別れた提灯が下がっており、「かんちゃん」と書かれた赤提灯もある。主だったメニューも掲げてある。何やり、お祭りの山車を見上げるような雰囲気だ。その脇にある少し急な階段を上がり、引き戸を開けて中に入る。目の前に大きなテーブルがある。その奥にテーブルがいくつかあり、さらに奥に店は続いている。右手はカウンター席が十席ほど、その左手は座敷席になっている。

 入ってすぐのテーブルに二人並んで座った。
 まずは、瓶ビール大(580円)を頼む。銘柄はスーパードライ。私はレモンサワー(350円)にする。しかし、一杯目のビールは二人で飲んだ。突き出し(150円)は蓮の煮物である。
 つまみは、なす田舎煮(370円)と、さつま揚げ(370円)。最近は淡泊なものばかり頼んでしまう。

 飲みながら昔のことを話す。新宿のど真ん中に稽古場があるというのは、はたして役者にとって良い環境だったのか? 稽古帰りの誘惑が多すぎるのである。当然、打ち合わせは居酒屋になる。演劇人は議論好きだ。もりあがり過ぎて毎回深夜になる。ただでさえ金が無いのに酒代がかさむ。少し金が入るとまた飲んでしまう。稽古が続くのでバイトも出来ない。借金が増える。そういった話しは枚挙にいとまがない。
 「どうしてあんなに飲んだのかなあ」というsakuraの一言が面白い。店一軒で、大瓶の瓶ビールを二人で10本飲むなんてこともあった。
 昔の役者たちは酒をよく飲んだ。ある日、「かんちゃん」で飲んでいた時、近くのサラリーマングループが大声で話すので、こちらの会話が成り立たないことがあった。すると、役者たちは声を切り替えた。舞台モードである。すると、サラリーマングループの声は聞こえない。しかたなく黙ってしまっていた。長く続けばケンカになる。そばで見ている私は冷や冷やであった。
 酒の失敗話、ケンカ沙汰、武勇伝も多い。今はそれがあまりない。若い役者たちは稽古の後もちゃんと帰ってゆく。たとえ飲んだとしても終電に間に合うように帰るのだ。

 私はホッピーセット(360円)。sakuraは白波お湯割(340円)にした。芋焼酎は甘さが良い。店内に流れる「若者避け」演歌が心地よい。演歌をかけておくと若者が店にあまり入ってこないと聞く。「演歌バリア」という言葉を思いついた。
 午後9時半から10時15分まで45分ほどの滞在。お勘定は2,350円であった。春近し。来週はもう3月である。



  新宿酒蔵かんちゃん西口2号店前 ← 酒蔵「かんちゃん」西口2号店前の道



  新宿酒蔵かんちゃん西口2号店看板

新宿 酒蔵「かんちゃん」西口2号店
住所 東京都新宿区西新宿1-15-1 さくらぎビル
電話 03-3342-5328
定休日 ?
営業時間 ?
交通 JR新宿駅西口下車徒歩3分 


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五反田 酒蔵「あさり」

居酒屋探偵DAITENの生活 第321回 2010年2月20日(土) 【地域別】  【時間順】



五反田 酒蔵「あさり」


  五反田酒蔵あさり外観     ←クリックお願いします。  にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします。

 ここのところ毎日のように五反田にゆく用事がある。その用事を済ませて帰宅前に少しだけ飲みたいと思い向かったのは、五反田駅東口から品川駅方面へ続いている通称ソニーと呼ばれる道である。品川方面に少し歩くと、右手に赤提灯暖簾が見えてくる。暖簾には「あさり」と書いてあり、店の上の「沢之鶴酒蔵」と書かれた明るい看板が眩しい。この店こそ、安心して「親父酒場」と呼べる店「酒蔵あさり」である。

 暖簾をくぐり中に入ると、右手に10人が座れる長いテーブル席がある。その向こうに6人席と4人席のテーブルが並んでいる。その向こうに縦に8人掛けテーブル席が置かれ、その脇には大型の生ビールサーバー。さらに奥が調理場である。生ビールサーバーの右手のコの字形にひっこんだ場所に円卓があり、5人が座ることができる。そこが店の中で一番落ち着けるテーブルかもしれない。
 入って左手には帳場のような囲まれた場所があり、レジもそこにある。レジ下に冷蔵ケースがあり、きれいに焼き鳥が並べられている。また、煮込みも火に掛けてあった。その向こうの左手の少し引っ込んだ場所に8人席テーブルがある。その奥はトイレ。店の中心にある縦方向の8人テーブルの一番手前角に座った。店全体を観察できる良い場所である。

 まずは、お酒を熱燗でもらうことにした。女将さんらしき方にお願いする。
 「お酒、熱燗で一合お願いします」
 「二合しかないんですよ・・・」
 「じゃ、二合で・・・」
 一人で二合はつらいので、他の飲物にすれば良いものを・・・本音を言えずそのまま流されてしまう私がいる。

 お酒の銘柄は「沢の鶴」である。熱燗を呑みながら店内を見回す、入口近くの10人テーブルの端に男女カップルが一組、その隣の6人テーブルに男性二人、4人テーブルに男性一人の先客がおられる。しばらくして、男性二人客が「沢の鶴」の熱燗を頼んだ。
 「飲みきれないので、この熱燗半分飲んでくれませんか」と言いたい。でも言えないのである。
 
 店内にジャニーズ系のジャパンポップスが不自然に流れている。やはり演歌がよいと思う。イカ刺し(630円)と揚げ出し豆腐(420円)を頼んだ。
 男性の一人客の方が入ってきた。生ビールと一緒にきゅうりチーズの盛り合わせ(399円)と、きゅうりの漬物(399円)を頼まれた。どうやらきゅうり好きの方らしい。関西系の人なら「どんだけきゅうりが好きやねん」と、いわゆる突っ込みを入れるのであろうか。

 私の右手のテーブルの男性一人客の方は、ホッピーの中焼酎をたのんだ。その焼酎に残りのホッピーを注ぎ、飲み終わるとお勘定をされた。この方はとても言葉や態度が丁寧な方で、女将さんに何度も頭を下げながら「ごちさうさまでした」と言って帰ってゆかれた。大衆酒場とホッピーと律儀で丁寧な男性。その場の雰囲気が面白かった。
 メニューや店の作りから本来の客筋のプロファイリングをすれば「酒とギャンブルを好み、喫煙者で、にんにくや馬刺しを食べればスタミナがついて身体に良いと考える中高年の男性」という感じになる。そこから考えれば、さきほどのホッピーの紳士はまったく違う雰囲気の人物である。

 メニューの中で気になったのは、煮込み(473円)、馬刺し(840円)など。次回は頼んでみたいと思う。
 左隣のきゅうり好きの方に携帯電話が入る。律儀に外へ向かわれた。騒ぐ人もいない。みんな静かな紳士ばかりである。インターネットで検索した時、こちらの店が脳学者の茂木健一郎氏が来る店であることを知った。茂木健一郎氏は、東京工業大学大学院連携教授の肩書きを持ち、同時に株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員である。五反田のソニー関連のオフィスビルが並ぶソニー通り沿いの居酒屋にいらっしゃるのはごく自然なことのようだ。
 
 やっとのことでお酒を飲み終え、トマトサワー(360円)を頼んだ。トマトサワーがあると、健康を気にする私としてはついつい頼んでしまう。本当に健康を考えれば、トマトジュースだけにすれば良いのであるが、やはりそうはいかないのである。
 トイレに行きたくなった。トイレに入る時、トイレの先の奥の方に掘ごたつ式の席があることが解った。今日は電気が消してあったので気が付かなかったのである。20人くらいは入れるスペースと見た。こちらの店は、外から見るよりも大人数を収容できる店である。居酒屋での情報収拾はやはりトイレタイムが重要である。無駄にトイレに行ってはいけないのだ。

 午後5時35分から6時30分まで、1時間近い滞在である。支払った金額は2,089円であった。
 


  五反田酒蔵あさり看板

五反田 酒蔵「あさり」
住所 東京都品川区東五反田2-4-5
電話 03-3441-0839
定休日 ?
営業時間 ?
交通 JR五反田駅下車徒歩5分。東急池上線五反田駅下車徒歩4分。都営地下鉄浅草線五反田駅下車徒歩6分。 


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第16回/地獄耳であることの不幸・・・

居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第16回    【地域別】 【時間順】 【がっかり集】



 地獄耳であることの不幸・・・・



 居酒屋における不幸な話を書きたいと思う。
 ある某有名大学近くの居酒屋に入った時のことだ。寒い夕暮れ時の静かな街を歩いているうちに冷え込んでしまい、仕方なく入った店である。居酒屋にしては不思議な名前の店であった。元々は喫茶店であったのだろうか。実は入りたくないという気持ちが強かったのである。しかし、同行者が他を探すことを渋ったのでそのまま入ってしまったのだ。

 中に入ってみると、妙に不自然な作りの店であった。店内は広い。壁際はボックス席のようになっている。元々はちょっと高級志向の店であったのかもしれない。途中から居酒屋という業態に移行したような感じであった。さらに、とてもびっくりしたある特徴がある。しかし、それを書いてしまうと店を特定できてしまうので、ここには書かない。
 店内には2つのグループがいた。女性一人を含む10人ほどの頭の良さそうな学生たちが教授らしき方を囲んで集まったという感じのグループ。もうひとつのグループも8人程でこの店の常連のような男女たち。さらに、男性二人が飲んでいた。

 店の奥の調理場にママさんらしき方が一人。フロアには若い女性が一人だけであった。その女性に注文をする。外観と言葉の感じでアジア系の外国人の方であることが解った。
 
 頼んだつまみはなかなか出てこない。前述のような大人数のグループ客の注文に対応出来ないでいることがすぐに解った。
 若い女性が注文をとる。それを奥のママさんに通す。しかし、あやふやな部分がある。すると、ママさんが叱るのである。
 自分の耳が特別に良いことが恨めしかった。調理場でのやり取りが全部聞こえてしまうのである。
 生ビールの注文が入った。タイミングが悪いことに生ビールのタンクが空になってしまった。若い女性はどうして良いか解らない。ママが調理場から走って出てくる。すると、常連らしき男性が酔った声で「ママ、焼酎あったっけ?」と、のんきなことを言う。ママさんの笑顔が引きつっている。この焼酎を探すのにまた時間がかかる。
 
 優等生グループのおぼっちゃまたちは、議論に夢中で、一番端の若い女性一人に全てをまかせ、氷が無くなろうが品物が出来て来ようが、少しも助けようとしないのである。将来、そのままエリートコースを歩んだ末、晩年になって妻から突然に離婚を突きつけられ、その理由がわからない、そんな男性の典型となるのではないだろうか等と心配してしまう。

 若い女性は調理場の中でも働いている。ママは切れそうだ。いや、すでに切れている。若い女性は引きつった笑顔で私達の頼んだ品物を持ってくる。彼女なりに頑張っているのだ。
 同行者も、他の皆さんも調理場で起きていることが聞こえていないようだ。それが私には聞こえてしまう。
 簡単に言えば、許容量を超えた顧客の受け入れをして、それを処理できず、その責任を仕事に慣れていない新人の外国人女性に押しつけているように見えた。そうではないのかもしれない。しかし、少なくともそう見えたのである。

 酒飲みは勝手なもの。でも勝手になれない自分がいる。怒っても仕方がない。とにかく、大人しく待ち続けた。数種類のつまみが全部出てくるのに1時間以上かかった。それぞれに事情があると思う。でも、全居酒屋経営者のみなさんに申し上げたい。「客は調理場で起きていることに気付いています。気をつけてください」と。

 くつろいで酒を飲みたいと思って居酒屋に入った。懸命に働く外国人女性がかわいそうで不愉快になっている自分がいる。でも、何もしてあげられないのである。せめて、怒って帰ってしまうようなことはしなかった。
 そして、学問的議論に夢中で空気の読めない頭の良い青年たち。不条理は身近にあるのである。

 久しぶりの「がっかり録」であった。調理場の険悪な空気を感じて、その店に行かなくなってしまう。そんな経験をしたことがある方も多いに違いない。それは、客の側にとってもお店にとっても不幸なことだ。何よりも人間が一番大切だということ。勉強になった夜であった。

 
 (了)


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武蔵小山 立呑み「晩杯屋」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第320回 2010年2月19日(金) 【地域別】  【時間順】



武蔵小山 立呑み「晩杯屋」  第2回


    武蔵小山晩杯屋外観    ←クリックお願いします。  にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします。



 人気が出てしまい、混み合って入りにくくなってしまう店がある。その原因の一つを創り出しているのが、特に頼まれた訳でもないのに、感想を述べることで結果的に宣伝をしてしまう我々居酒屋ブロガーである。
 前回の店を出た私とSAKURA武蔵小山駅近くのそんな店のひとつにやってきた。その店とは、立ち呑み「晩杯屋」である。前にこちらのお店を紹介したのは、2009年9月2日第254回であった。SAKURAは今回が始めてだったので、その外観を見ただけで喜んでいた。狭い角店の中を覗くと店内は一杯の様子。店の外側の2方向に突きだして狭い棚のようなカウンターが二つある。周りを囲んだビニールのカーテンが雨風を避け、寒さを和らげてくれている。しかし、今日は特別に寒い。時間も午後11時を15分ほど過ぎた深夜である。ビニールの中に入り、窓を開ける。お店の方が「12時までですがいいですか?」とおっしゃる。そういえば、以前は午後10時くらいで閉店のはずだった。いつ見ても一杯の人気店となってしまい、仕方なく営業時間を延長したのかもしれない。以前の開店時間、午前7時は午前8時に変えたとの噂であるが、それにしても長い営業時間だ。なんとなく、お店の方も疲れている様子である。
 
 お疲れのところ申し訳ない・・・等と思いながら、私はホッピーセット(350円)を氷り無しで、SAKURAは赤ワイン(250円)をお願いした。小銭を窓の縁に並べて、そこから必要なだけお金をとってもらう形式である。
 それにしても寒い。この気温の中、ホッピーを氷有りで飲む人は、よほどのホッピー逆原理主義者であると思う。

 つまみは、まぐろ刺し(200円)と、たこぶつ(200円)を選んだ。まぐろはこちらのお店の名物である。これで200円は安い。これだけ寒い中でも生魚を選んでしまったのである。
 さらに、あさりとさつまいもの煮物(130円)と、おでんからちくわぶ(60円)、大根(100円)をもらった。
 ホッピーを飲んでいるうちに、やはり冷えたのかトイレに行きたくなった。こちらの店でトイレを借りるのは始めてである。これが面白かった。お店の方に聞くと、隣のバーとの間の狭い隙間の前まで連れて行かれた。屋根もない完全な外である。「手前から2つ目のドアがトイレです」と説明される。隙間を奥まで行くとドアがある。中はなかなか綺麗な作りの水洗トイレであった。
 「大雨の日はトイレに行くのもたいへんだなあ」と思う。

 深夜である。やはり、さらに寒くなってきた。お酒(190円)を熱燗でもらう。これも安い。さらにもう一杯もらうことにしてしまった。
 午後11時15分から12時まで。支払った金額は1,670円。午前0時に外に出る。いや、最初から外にいたのであるからそれは間違い、店から離れるが正しいのかもしれない。水滴で曇ったガラス窓越しに温かい店内で楽しそうに飲んでいるお客さん達の顔が見えた。まるで『クリスマスキャロル』のワンシーンのようである。

   ※   ※   ※

 追記 その後、営業時間が変わったようです。詳しいことはお問い合わせを。また、2号店が近くに出来ました。(2010.6)


武蔵小山 立呑み「晩杯屋(ばんぱいや)」
住所 東京都品川区小山3丁目
電話 03-3785-7635
定休日 無休
営業時間 11:00~22:00
交通 東急目黒線武蔵小山駅下車徒歩1分。


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不動前 立ち呑み「坂や」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第319回 2010年2月19日(金) 【地域別】  【時間順】



角打シリーズ第6弾
不動前 立ち呑み「坂や」 第2回


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 東急目黒線の不動前駅の北西側に東急目黒線と平行するように「かむろ坂」というなだらかな坂がある。品川区のホームページからかむろ坂の名称の由来について次のような文章を見つけた。

 白井権八・小紫伝説にからむ名称で、遊女小紫の使っていた禿(かむろ)が付近の池に身を投げたことから、この名が起こったという。いつとはなしに、地域の人びとから通りの名称として呼ばれるようになった。

 禿(かむろ)とは、遊郭に住み込み花魁(おいらん)の身の回りの世話をしながら、遊女としての見習い生活を送る童女をのことである。そんな艶やかな感じを受ける名称を持ちながら実際の「かむろ坂」は静かで地味である。でも、毎年の桜の季節には桜の名所として華やかな場所に変貌する。 
 五反田での用事を済ませた後、山手通り(環状6号線)を目黒不動交差点まで歩いて来た。ここから始まるのがかむろ坂である。午後9時を過ぎたかむろ坂は通る車も少なく特に静かである。

 かむろ坂を登ってゆくと左手に一軒の立ち飲み店がある。周囲には他に店はなく、明るい照明の付いた看板も無いので本当に目立たない店である。名前は立ち呑み「坂や」。前回、来店したのは2007年2月2日第8回であるから居酒屋探偵DAITENの生活としてもごく初期である。その時の記事にも書いた通り、安藤酒店という「酒屋」さんがリニューアル時に現在の形になった。現在でも酒屋として営業を続けている。角打シリーズの一軒として紹介したけれど、正確にいえば、角打ちというより立ち呑みの居酒屋が酒の持ち帰り販売もやっているという業態に近いのかもしれない。立ちのみ側には、「酒屋の商品を持込む事はご遠慮下さい」と書いてあるので注意が必要である。

 店に入ると右側に冷蔵庫が並び、酒を売っており、左側が立ち飲みとなっている。左奥側に10名分程度のカウンターがあり、左手前には大きなガラス窓に向かってカウンターテーブルが二つ、こちら側にも8名ほど立つことが出来る。入って右手の冷蔵庫の手前にも円いテーブルがあって、4人ほどが立てるようになっている。すでに先客の皆さんがカウンターにいらっしゃったので、窓側に立つことにする。店内に「酒屋の呑み屋坂や」という札が下がっていた。まさに、坂の途中にある酒屋のやっている呑み屋なのである。

 実は、大鳥神社近くでの稽古帰りのSAKURAと待ち合わせである。メールで何度かやりとりをして場所を知らせてあるのだ。歩くことが好きな人なので、どんなに遠くてもどんどん歩いてやってくるのである。「良い居酒屋を探したい人は歩くことを嫌ってはいけない」というのが私の持論である。
 まずは、レモンサワー(300円)を頼み、たこときゅうりとトマトのサラダ(300円)を頼む、実際に出てきたものを見ると茄子も入っていた。併せてしめさば(300円)をお願いする。

 山岳家のように髭を蓄えたマスターがカウンター越しに料理を渡してくれる。おでんもあって、値段は80円から120円。店内は常連の皆さんがほとんどであり、カウンターの中で働く三名のお店の方とよく話している。目立たない店なので、当然常連の方が多いことは解るけれど、さらに一歩踏み込んだ御近所さんの集会所的雰囲気かもしれない。

 やがて、SAKURAがやってきた。サッポロ黒ラベル大瓶(500円)を注文して、グラスも二つもらった。大瓶でこの価格は安い。
 この他に、発泡酒であるサッポロ麦とホップが小ジョッキで200円、中ジョッキで300円、ピッチャーで1000円で飲めるのがおもしろい。ギネスも550円で飲むことが出来る。グラスワイン(400円)もあった。
 カクテル、ウイスキー、日本酒、焼酎などもあり、どんな酒好きの要望にも対応しているのは、さすが酒屋さんの立呑みである。

 前回も飲んだ酔鯨純米(400円)を頼んだ。升に小さめのグラスが入っていて、升にこぼしてある。土佐の酔鯨は好きな酒である。
 午後9時45分から11時まで1時間15分ほどの滞在。お勘定は後払い。二人で1800円であった。

 「かむろ坂」を登り、武蔵小山方面へと向かった。次の店はいつも混んでいる店である。気温も下がっている。あの場所で飲むのはちょっと辛いかもしれない。身体を暖める為、歩みを少し早めた。


 (つづく)


不動前 立ち呑み「坂や」
住所 東京都品川区西五反田4丁目27-7
電話 03-3491-9830
定休日 ?
営業時間 17:30~22:30(L.O)
交通 東急目黒線不動前駅徒歩7分


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五反田 居酒屋「さくら水産」五反田西口店

居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第1回 2010年2月14日(日) 【地域別】  【時間順】 ←今回はこれらの一覧には未掲載。



居酒屋探偵DAITENの生活 番外編
五反田 居酒屋「さくら水産」五反田西口店



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 基本的に〈居酒屋探偵DAITENの生活〉では、大規模居酒屋チェーン店は取り上げない。この点ではブレがないつもりでいる。新興中小チェーンの店や古くからあるフランチャイズ色の薄い暖簾分け店は取り扱うことにしている。具体的に書けば「加賀屋」「太平山酒蔵」などは記事にする。
 そんな中、今回は〈居酒屋探偵DAITENの生活・番外編〉として、日本全国どこにでもあるチェーン居酒屋の支店を取り上げることにした。今回の店は、さくら水産五反田店である。
 こちらの店は、珍しいことに、あの有名な居酒屋ブログ「居酒屋礼賛」の2005年12月12日の記事に取り上げられているのである。

 この「さくら水産五反田西口店」は、五反田駅周辺で行き場に困った時に入ることにしている店である。始めて「さくら水産」チェーンに入ったのは西新宿店であった。十数年前、お世話になっている音響・照明関連会社の社長で舞台監督のH社長に「凄く安い店があるんだよ」と言われ、稽古帰りに連れて行ってもらったのである。当時は「さくら水産」の店舗も少なく、始めての訪問だったので、その安さと店の作りの珍しさに驚いたことをよく覚えている。

 五反田駅から5分程歩いた通り沿いのビルの2階へ上がる。店内には何故かクールジャズが流れている。コの字カウンターに男性が一人座っているだけで他にお客さんはいなかった。「コの字カウンター」は二つ。「コの字カウンター」複数作り、従業員がコの字の狭い中側を歩くことでサービスをし易くして、従業員の数を減らすという方法は、ここの支店も同じである。もっと広い支店ではコの字が4つ以上ある店もあった。この「複数のコの字カウンター」は、「さくら水産」の大きな特徴である。昼のランチ営業に必要であるという理由もあるだろうけれど、独りで酒を飲むことの多い人にとっては、「さくら水産」のカウンター席の存在は、とても大きいと言える。カウンターの周囲に四人用のボックス席が六つほど、奥には広い座敷があった。私は上がったことが無いけれど、3階席もある。

 「さくら水産」は働いている人がほとんど外国の人たちである。ゆえに、飲物だけを頼んでから、「お助けまんメモ」というメニューが書かれた紙の商品名の脇に数量を記入、従業員に渡して注文をするのである。私は昔から外国の方にはメニューを見せて、はっきりと指さしてから自分の指で個数を示すことにしてきた。外国人の店員さんの間違いに対して酷く怒ったりしている人を見ることがあるけれど、私はそういうことはあまりしたくない。

 1杯目の飲物は、私が角ハイボール(280円)、sakuraが日本酒一合小(144ml)熱燗(210円)にした。つまみは、しめさば(280円)、北海道産いか旨味焼(150円)、特製ねぎさつま揚げ(280円)である。いつもながら安い価格で抑えられている。必要以上に量を多くして、高い価格をとる居酒屋があるけれど、種類を多く食べたい一人客にとっては、とても助かると言える。お通し(400円)が二つ。ちょっと高めである。安い価格で提供している酒だけを飲んで帰ってしまう客に対する対策と思われる。そういえば、インターネット上でお通しを断ることについて書いている記事を発見、その時は断ることが可能であったそうである。

 日曜の夜10時半である。店内にはグループ客はいない。やがて、もう一人男性客が入ってきて、女性従業員に注文がし易い調理場に近いカウンター席に座った。
 2杯目は私は焼酎豆乳割り(350円)、sakuraは芋焼酎白波黒麹仕込お湯割り(300円)を選ぶ、お湯割りは大きめのジョッキに入って出てくる。豆乳割りは、ジョッキの中に氷と焼酎。口を切ったマルサン調整豆乳が一箱ついてくる。
 こはだ酢(150円)、魚肉ソーセージ(50円)、焼きうどん(380円)を注文。sakuraは魚肉ソーセージは焼かないと食べられない。私は「さくら水産」に来ると、自分への戒めのつもりで、最安値50円のつまみ、魚肉ソーセージを食べることにしている。

 特筆すべきは、「さくら水産」が他のチェーン居酒屋よりかなり早くからホッピーを売ったことである。しかも、当初は驚異的な安さで提供してくれていた。今の390円という価格も「400円ボーダーライン」を守っており、好感が持てる。行く店に困った場合、長年、我々が「さくら水産」を選んできたのには、このホッピーセットの存在に大きな理由がある。

 午後10時から11時まで、1時間ほどの滞在。お勘定をレジで払う。支払いは税込みで2,971円であった。

五反田 居酒屋「さくら水産」五反田西口店
住所 東京都品川区西五反田1-17-1 第2東栄ビル2F・3F
電話 03-5434-6951
定休日 無休
営業時間 ランチ11:00~14:00/居酒屋タイム16:00~24:00
交通 JR五反田駅下車徒歩5分/東急池上線大崎広小路駅下車徒歩3分


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立会川 やきとり「鳥勝」

居酒屋探偵DAITENの生活 第318回 2010年2月13日(土) 【地域別】  【時間順】



立会川 やきとり「鳥勝」



    立会川やきとり鳥勝外観    ←クリックお願いします。  にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします。

 
 前回の店を出て、鮫洲駅から京浜急行に乗った私は隣の立会川駅で降りた。改札を出て階段を降りると、目の前に幅の狭い小さな商店街がある。右手に歩いて行くとすぐに第一京浜国道に出る。横断歩道を渡った向こう側はアーケードのある短い商店街になっている。その商店街は駅名にもなっている立会川の川沿いにある。商店街の入口を見ながら左に行き、立会川にかかる橋を渡ってからすぐ、川沿いを右に入ってゆく。周囲に飲食店などは無い。完全に住宅街の一部である。左手に赤提灯がぼんやりと見えた。本当に入口付近が暗いのである。小さな白いアクリルの看板が高い位置にあるだけだ。「鳥勝」と書いてある。明るく大げさな看板など無くても良い店ならば人は集まるということの証明かもしれない。

 肉好きにとっては昔から垂涎の店である「鳥勝」さんのことは第46回の記事に少し書いた。その時は、ASIMO君と一緒で、満席で入れなかったのである。「鳥勝」の前の立会川沿いの道を歩いて、別の店に行った。立会川はやがて地下にもぐり、大井町駅付近まで行ってからJR西大井駅近くを通って、大井町線の荏原町駅から旗の台駅の先へと続く。

 暗い入口にかかる暖簾をくぐり店の中に入った。入ると右手に焼き台がある。そこからカウンターが奥に向かって続いている。調理場の中に大将と女将さんがいらっしゃる。15人位が座れるカウンター席はほぼ満席であった。カウンター席の端に椅子が一つ余っていた。そこに座らされるのかと思えば、その向こうの六人テープルに通された。さらにその先に四人掛テーブルが二つあり、右手にみ四人掛テーブルが二つあった。六人席の脇にトイレのドア。その脇の壁に短冊が貼ってある。短冊の適度な汚れ具合に味わいがある。

 ホッピーセット(340円)を氷無しでもらう。焼酎は上の星より上である。多い。いつものようにビールグラスを貰い原理主義的に1杯目を飲む。ビールグラスの残りは2杯目用としてとっておく。
 やはり、定番の煮込み(300円)を頼み、焼き物は、かしら、なんこつ、てっぽう各80円を1本づつ頼む。

 煮込みがやってくる。それを食べようとして、箸立てから箸を抜くと、一本だけであった。六人掛けの斜め向こう端に座る先輩の御常連と目があい、お互いに笑い合ってしまう。

 2杯目、ホッピー瓶(外)をもらって、ビールグラスの焼酎を投入。ちょうどよいホッピーを飲む。
 観察を続ける。レモンサワー、ウーロンハイ等はWは320円、シングルは270円という価格。やはり安い。
「毎日芝浦食肉市場直入」という言葉が書いてある。この言葉に影響されてしまった。
 「刺しは何がありますか?」と聞いてみる。
 牛とレバは終わり、ガツ(230円)、コブクロ(230円)、センマイ(230円)、ミノ(280円)からミノ選んだ。ミノ刺しというのは珍しい。これがうまかった。生姜と醤油で和えてある。この生姜醤油で和えるというのが正解であった。
 3杯目はレモンハイ(270円)である。ホッピービバレッジのサワー瓶が1本ついてくる。独り飲みならカウンターが良い。一見おとなしそうな大将と女将さんが楽しそうにお客さんたちと話している。カウンターの常連の皆さんが楽しそうに飲んでいる姿がうらやましかった。
 テーブル席ならばちょうど良い四人位で座り、源氏焼酎の一升瓶をとって飲み、次々に様々な部位の肉を食べ続け、短時間で帰るというのがよいかもしれない。やがて、身体の大きな数人のグループの方々が入ってきた。きっと、一升瓶焼酎に大量のお肉を食べるのだろうなと思う。席を譲って外に出ることにした。

 午後6時15分から7時15分頃まで1時間ほどの滞在。お勘定は1640円であった。

 再び、立会川駅から京浜急行線に乗り、品川駅でJR線に乗り換えた。京浜急行沿線にはまだまだ紹介すべき店が多いことを再認識した土曜日であった。


    ※  ※  ※

 追記 あの雑誌FRAIDAY1月24日号の記事「ホルモンが空き」第10回「鳥勝」さんが紹介されたことを後から知った。そんなことを知らないまま、たまたまの訪問であった。雑誌片手の方が増えるであろう。私自身がそうであったように、満席で入れない時の多い人気店である。雑誌片手の方々には大人数での長時間滞在だけは避けていただきたいとお願いしたい。ブログで紹介している上に、地元民でもなんでもない私がそう書くのも変であるが、ネットに意見を述べることもない人生の先輩たちの代弁のつもりである。


  立会川やきとり鳥勝看板

立会川 やきとり「鳥勝」
住所 東京都品川区南大井4-4-2
電話 03-3766-6349
定休日 日曜・祝日
営業時間 16:30~22:00
交通 京浜急行立会川駅下車徒歩2分


ホッピー原理主義者とは?
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鮫洲 立ち飲み「飯田酒店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第317回 2010年2月13日(土) 【地域別】  【時間順】


角打シリーズ第5弾
鮫洲 立ち飲み「飯田酒店」



   鮫洲飯田屋酒店外観    ←クリックお願いします。  にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  ←クリックお願いします。


 ある用事を済ませた後、今日も何の情報も無いまま五反田周辺を歩いていた。午後4時過ぎである。第308回で紹介した五反田の名店の前も通った。まだ営業していない。

 基本的に酒場を探す時は、出来る限り徒歩で移動すると決めている。しかし、時々「ワープ」という手法を用いるのである。突然、京浜急行沿線に行こうと思った。手を上げる。目の前に止まった車に乗り込んだ。「ワープ」とはタクシーに乗ることである。

 「京浜急行沿線に行きたいのですが・・・」
 「京浜急行の品川駅ですか?」
 「そうではないんですが・・・京浜急行沿線の駅へ」
 「品川の次だと北品川なんですが・・・」
 「北品川でもいいんですが・・・その次だと・・・」

 本当は「いい酒場はどこかにありませんか?」と聞きたいのである。

 「その次というと・・・青物横丁では・・・」
 「青物横丁・・・ええ、そこでお願いします」
 
 北品川の次は新馬場、その次が青物横丁である。運転手さんは一駅飛ばしている。しかし、そんなことは構わない。何しろ目的地が決まっていないのであるから、話がかみ合わないのも当たり前である。第一京浜道路を走る。左に北品川駅が見え、次に新馬場駅が見えた。やがて、青物横丁駅前で左に曲がり、車はそこで止まった。
 「この辺りで商店街はありますか?」
 「この先に、線路と平行に旧東海道が通っているんですけど・・・」
 背後の大型ダンプにクラクションを鳴らされながら、大急ぎで支払いを済ませ車を降りた。
 運転手さんが言う通り、旧東海道を下った。しかし、商店の数は減り、寂しくなってゆく。少し広い通りを渡る。その道を右に行けば大井町駅に出るようだ。後で調べたところによると、私が渡った道の下にはりんかい線が通っているそうである。
 
  鮫洲商店街龍馬が行く

 気が付けば、鮫洲商店街に入っていた。道端の街路灯に「東海道 龍馬がゆく」と書いてある(写真)。かつて、土佐藩の下屋敷があり、黒船来航の際は坂本龍馬も警護の為、一兵卒として配属された。ゆえに、かつて坂本龍馬が歩いたに違いないということで「龍馬がゆく」という言葉になったようである。

 さらに、しばらく歩くと左手に小さな団子屋さんがあった。海苔巻きかいなり寿司などでも食べようかと考えたのである。ふと、ふりかえると団子屋さんの前に酒屋さんがある。「酒・飯田屋」と看板に書いてある。 きれいなサッシのガラス扉を通して、店の奥まで覗くことが出来た。そこに高いテーブルを発見した。その瞬間、この辺りに酒屋さんのやっている立ち飲みがあるという記憶が蘇った。まったくの偶然である。

 よく見ると、店の前の足元に移動式の看板を見つけた。「毎週土曜日 生ビール酎ハイ半額デー」(写真)と書いてあった。喜んで中に入ってゆく。

 鮫洲飯田屋酒店外看板

 そこは、棚に商品が並べられ冷蔵庫がある普通の酒屋さんである。その「酒屋さん」スペースを抜けると、「立ちのみ」スペースになっているのである。入って右手に手前から向側に回り込むようにL字カウンターがある。カウンターの中は調理場、カウンターの上の部分が壁になっていて、コルクの掲示板が二つほどぶら下げてある。そこにおすすめの地酒やつまみ類の短冊が貼ってある。おすすめの地酒はポラロイド写真付で紹介。本醸造浦霞本仕込(290円)、純米酒土佐鶴(340円)、本醸造一ノ蔵(290円)、久保田碧寿(690円)その他。

  鮫洲飯田屋酒店店内2 ← L字カウンター

 カウンターの向こう側には特製の大きなコの字テーブルが置かれている。左側に縦、その向こうに続いて横、さらに右側に縦というコの字テーブルである。こういう立ち飲み専用コの字テーブルは珍しい。テーブルの縁が円くなっていて年月を感じさせる。このテーブルの背後、壁の高い位置に大きな液晶テレビがとりつけてある。

  鮫洲飯田屋酒店店内1 ← コの字テーブル

 コの字テーブルの右側奥には酒用の冷蔵庫が置かれている。そこに入っている缶の飲物などはセルフサービスであるらしい。冷蔵庫の隣奥にトイレへのドアがあった。

 「毎週土曜日、生ビール、酎ハイ、半額デー」と表に書いてあったように、今日は生ビール390円が195円に、酎ハイ290円が145円になる。
 さっそく生ビール(195円)を頼んで飲んだ。「酒屋さん」の方にお客さんが来た。マスターは接客をしている。立ち飲みスペースには私一人。独りきりで誰にも迷惑がかからない様子なので、めずらしく店内の写真を撮影させてもらった。

 ちょこっとおつまみ日替わり(150円)というのがあって、今日は【塩から】と【豆もやし】であるという。豆もやしを選び、それとは別にワカサギごま合え(320円)も頼んだ。

 2杯目は自分で冷蔵庫から出した宝焼酎ハイボールドライ(230円)。お店の方に値段を聞くと、すべて、80円が元値に足してあると説明してくれた。この辺のことを考慮すると、正確にいえば、こちらのお店は角打ちではなく、角打ちに近い立ち飲みであろうか。

 メニューを見ると、まぐろネギトロ(470円)、大とろシメサバ(530円)という風に刺身類もあり、焼きそば(430円)、ナポリタン(430円)など食事メニューも豊富である。
 酒類もやはり豊富である。ウイスキー角(260円)。キンミヤ焼酎の小瓶やホッピーも冷蔵庫の中に入っていて、グラスをもらって氷り無しでキンミヤ・ホッピーを飲むことも出来る。

 少し前から登場された女性に3杯目をお願いする。伏見の新米新酒しぼりたて(260円)である。マスターとはご夫婦でママさんであろうか。伏見の新米新酒しぼりたての銘柄は富翁だった。

 5時25分になって、あきらかに常連と解る男性の方が登場された。黙ってキリングリーンラベルを冷蔵庫からとり出し、グラスをとって飲み始め、少し考えてから「イカの一夜干し」とだけおっしゃる。イカの一夜干しは380円。
 しばらくして、再び冷蔵庫へ向かい、6Pチーズの円い箱から1個だけ取り出し、「チーズねえ」と言って席へ戻る。「常連ってカッコイイなあ」と思う。テレビはオリンピック中継。マスターやママさんと常連さんの酒場の話題もオリンピックであった。

 午後4時45分から5時35分まで50分ほどの滞在。お勘定は最後にまとめて払う方式。酒3杯、つまみ2品で1,155円は安い。遠くから来られる方は土曜日の夕方をおすすめする。

 外に出る。少し暗くなっていた。さらに、旧東海道を150メートルほど下り、右に曲がり、少し歩くと鮫洲駅を見つけた。まだ、午後5時45分である。
 ここで次の店のことが頭に浮ぶ。鮫洲駅から京浜急行に乗った。目的の駅前の光景が目に浮かぶ、右手に行き、商店街を抜けるとすぐに第一京浜国道がたしかある。正面に商店街があって、その左手を見ると川、その川沿いを行くと・・・。

 (つづく)



鮫洲 立ち飲み「飯田酒店」
住所 東京都品川区東大井1-2-7
電話 03-3474-7308
定休日 日曜・祝日
営業時間 17:00~23:00
交通 京浜急行鮫洲駅下車徒歩3分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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大岡山 居酒屋「ゑび壽屋」

居酒屋探偵DAITENの生活 第316回 2010年2月10日(水) 【地域別】  【時間順】



大岡山 居酒屋「ゑび壽屋」



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 前回の店を出て、街を彷徨った後、都営地下鉄三田線で向かったのは、都営地下鉄三田線が乗り入れている東急目黒線の大岡山駅であった。駅の改札では、稽古帰りのsakuraが待っていた。寒いと言う。いつも行く店ではなく新規開拓をしたいと思い、大岡山駅の南側にあるストアやカラオケ店等が入ったビルの地下にある大岡山地下飲食店街」に降りてみることにした。
 因みに、2009年5月23日放送のテレビ東京「出没!アド街ック天国 大岡山」では、この「大岡山地下飲食店街」は第5位になっていた。

 「大岡山地下飲食店街」には、中を一周出来るように廊下があって、左右に居酒屋、スナック、定食屋、沖縄料理店などお酒の飲める飲食店が並んでいる。建物の西北側角にある駅に近い側の入口と、西南側の入口と二つ入口がある。寒さから逃れるように、駅に近い側の階段から地下に降りてみた。
  
   大岡山地下飲食店街 ← 大岡山地下飲食店街

 地下を巡ってみて、一番奥の方に、開店祝いの花が飾られた店があった。 店名は「ゑび壽屋」である。ちゃんこ鍋を食べることの出来る居酒屋という雰囲気のようだ。
 草色の暖簾をくぐる。入って左手に四人掛テーブルが二個、右手に小上がり座敷席があって、四人掛け座卓が三つある。座敷の左手、店の中央にも四人掛テーブル席が一つあった。さらに、一番奥の壁の右半分はカウンター席が6席、左半分は調理場への配膳口になっている。左手の高い位置に、真新しい大型液晶テレビがあるのは、新規開店の店らしい。店内は座敷に二人のお客さんが座っていらっしゃるのみ、静かである。考えてみれば、すでに午後10時半を回っていたのだ。 

 まずは、お酒千寿舞(辛口)一合(400円)をいただく。もちろん熱燗。ほっけ一夜干(500円)とにんにく丸揚(500円)を頼んだ。
 お酒もすぐに無くなってしまい、にんにく丸揚にあわせる為、キリン一番搾り中瓶(550円)を追加する。。

 ちゃんこ鍋は、味噌ちゃんこ、醤油ちゃんこ、塩ちゃんこがあり、各一人前2000円となっていた。大人数でないとちゃんこは無理である。

 ナンコツ(120円)を2本だけ追加して、千寿舞生酒300ミリ(800円)を飲む。ナンコツがうまい。しかし、sakuraは「あごが疲れる歯ごたえ」だと言った。
 店内にはカップルが一組と女性の一人客が増えていた。

 午後9時という私にしては遅い時間から飲み始めたこの日、たまったストレスの為もあり、ついつい飲んでしまった。予想通りである。しかし、歳を重ねてもなおずっと長く飲み続けるには、なにより節制が大切である。
 帰りがけに定休日を聞くと「まだ開店から間がないので決めてないんですよ」と女将さんが言う。

 午後10時45分から12時までの滞在。お勘定は3,590円であった。

 

大岡山 居酒屋「ゑび壽屋」
住所 東京都大田区北千束3-26-12 諸星ビルB1F 大岡山地下飲食店街内
電話 ?
定休日 無休 ※開店して間がないのでまだ決めていないとのこと(2010.2.10)
営業時間 17:30~23:30
交通 東急大井町線・東急目黒線大岡山駅下車徒歩2分

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三田 立ち飲み「河米伊藤酒店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第315回 2010年2月10日(水) 【地域別】  【時間順】


※2010年2月14日 430,000カウント通過 感謝!


角打シリーズ第4弾
三田 立ち飲み「河米伊藤酒店」



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 いろいろと大変な出来事のあった日である。その場所からタクシーに乗った。
 「三田の慶応大学の先の辺り、赤羽橋の手前まで行ってください」と告げる。
 何故か、わざわざタクシーに乗って角打に向かうのである。角打の安さから考えればバランスが悪い。桜田通りを走って、まるで教会のような外観の慶応大学東館ホールの前で降りると目の前に東京タワーが見えた。

  東京タワー ←東京タワー

 桜田通りを東京タワーの方向へ少し歩く。美しくライトアップされた東京タワーを久しぶりに見た。桜田通りの東側の地域に入り、裏通りを歩いてゆく。何本目かの十字路に出たところで左側を見た。遠くに明るい場所が見えた。あそこだと直感して歩いて行く。やはりそうであった。

 店の前に立ったのは午後9時である。店名は「河米伊藤酒店」。私としては比較的遅い時間から飲むことになった。こういう日は深酒になるものである。
 正面から見て左側半分が「立ちのみスペース」になっているようだ。外から覗くとかなり広い。右側半分は普通の「酒屋スペース」だ。その酒屋さん側から入った。「こんなことできますか?」と言いながら酒を口に持っていって飲む得意のジェスチャーをする。
 レジに立っていたマスターが「奥の冷蔵庫からお好きな飲み物を選んでこちらに持ってきてください。」とおっしゃる。奥の冷蔵庫からのどごし生(137円)を出して、その並びの冷蔵ケースからタマゴといんげんのサラダ(200円)を取り、レジに持って行く。合計337円を払う。それからレジ脇の衝立の向こう側の立ちのみスペースに移動した。マスターが後ろから「そちらの小さいテーブルへどうぞ、箸はカウンターにあります」とおっしゃる。

 店内は思いの外広く、天井も高い。簡単なカウンターと棚が立ちのみスペースを二つに区切っていて、向こう側の見えない場所が調理場のようである。立ち飲みテーブルは大小8個。さきほどのレジのある「酒屋スペース」の入口とは別に「立ちのみスペース」側にも目立たない入口がある。常連はそちらから入ってくるようだ。その入口の高い位置にブラウン管テレビがある。調理場の中から何かを炒める美味しそうな音がする。ここは食べ物が評判のお店である。卵とインゲンのサラダも美味しかった。

 店の一番奥に「立呑み終了時間9時30分」と大きく書いてある。お客さんはほとんどが近隣のサラリーマン風のグループの皆さんである。女性も多い。一人客は私以外にもう一人いらっしゃるだけであった。その一人客の方は常連のようである。しばらくすると、カウンターに自分の皿やグラスを運び、律儀にママさんに声をかけて帰っていかれた。

 入口付近の8人のグループにジャンボなオムレツが届けられた。びっくりサイズだ。次の飲み物を買う為にレジに行った時、マスターに聞いてみると、コンビーフオムレツ(800円)だそうである。本当に大きくて安い。他に納豆オムレツや焼きそば、唐揚げもあるそうだ。飲み物は白角水割り(210円)を選んだ。

 隣の8人グループが10人に増えた。マスターに頼まれ、私の立っていたテーブルを譲った。「旦那さんすいません」とマスターが何度もおっしゃる。このあたりのサラリーマンのみなさんは本当に幸せだ。
 酒屋さん側の壁の高い位置に月桂冠池内淳子さん、黄桜三浦文子さんなどの懐かしいポスターが飾ってある。ビールの宣伝であろうか。高倉健さんのポスターもあった。
 天井が高いのでタバコの煙りも比較的気にならなかった。午後9時から25分までの滞在。払ったお金は547円であった。マスターに挨拶をして酒屋さん側の入口から外に出た。
 
 三田の街を彷徨い歩く。今後取材予定の何軒かも確認した。歩いているとストレスが消えてゆくような気がする。30分ほど歩いた頃、sakuraからメールが入った。稽古が終わったのである。都営地下鉄三田線に乗り込む。次の店はまだ決めていない。

 (つづく)


  三田伊藤酒店看板

三田 立ち飲み「河米伊藤酒店」
住所 東京都港区芝2-4-8
電話 03-3451-2072
定休 日、祝日
営業時間 17:00~21:30
交通 都営地下鉄三田線・浅草線三田駅下車徒歩8分、都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅下車徒歩5分。


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戸越銀座 唐揚げ専門店「とりあん」

居酒屋探偵DAITENの生活 第314回 2010年2月8日(月) 【地域別】  【時間順】




戸越銀座 唐揚げ専門店「とりあん」



   戸越銀座とりあん

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 品川区には商店街がたくさんある。その中でも最も歴史ある商店街として戸越銀座商店街がある。東急池上線の戸越銀座駅の改札を出ると、目の前が戸越銀座商店街である。その改札を出て左手に行く。五反田方面の改札なら踏切を渡り、蒲田方面の改札ならば踏切を渡らずに行く。やがて、国道一号線に出たらそれを渡り、商店街をさらに進むと、左手の手前角に、今日の目的の店唐揚げ専門店「とりあん」がある。

 鶏の唐揚げの立ち飲みが出来るという噂は聞いていた。実は私は鶏の唐揚げ好きなのである。若い頃は居酒屋に行くと、「たまには唐揚げでも・・・」というギャグを言いながら毎回頼んだものである。そんなことで笑ってもらえるほど、唐揚げを毎回頼むことを周囲の人たちが知っていた。今、そんな私も健康の為と称して揚げ物は控えており、唐揚げを頼むことは少ない。

 狭い間口の正面側に「唐揚げ専門店とりあん」という暖簾が掛かっている。その暖簾をくぐると左手が受付のようになっている。そこに立ち、持ち帰りなのか立って飲むのかを告げ、つまみを頼む。
 シンプルな飲み屋さんといえば、これだけシンプルなものも少ない。とにかく、つまみとしてあるのは鳥の唐揚げ自家製御新香のみである。

 鳥の唐揚げの種類は、骨付きぶつ切り、骨なしもも、骨なしむね、手羽先、すなずり、なんこつである。
 注文をしようとすると「お名前ちょうだいします」と言われる。
 「○○です」と名前を告げると、その後は店内の人間が○○様と呼び始める。混み合った時も確実に品物が届く工夫かもしれないが、酒場では匿名でいたいという人には向かないかもしれない。まあ、そういう人は「木村拓哉です」とか「ヨン様です」とか、適当なことを言っても面白いかもしれない。「ヨン様、骨付きぶつ切りおまちどおさまです」とか言う言葉が飛び交うのも面白いではないか。
 ・・・などと書きながらも結局のところ本名を告げてしまう気弱な私であった。

 今日のところは「骨なしむね100グラム、3ケくらい(240円)」と角ハイボール(350円)を頼んだ。入って右手に5人ほどが立てるカウンターがあり、入って左手奥に7人ほどが立てるカウンターがある。そのカウンターの中は調理場である。店が角地にあるので、側面側から店に入ることも出来る。その店の外には酒やビールのケースで作った座り席が二つ作ってある。ここで飲めば道端飲みになる。
 同じ戸越銀座商店街の一角に、やはりたこ焼きだけを売る立ち飲み店がある。しかし、少なくともたこ焼きよりは鶏の唐揚げの方がずっとつまみになると思う。生ビールなどには特に相性が良い。

 骨なしむねの唐揚げがやってきた。揚げたては本当にうまい。チェーン居酒屋の宴会などで冷め切った状態でテーブルに並べられている鳥の唐揚げとは次元の違うものである。自分が鶏の唐揚げ好きであることを再認識してしまった。

 飲み物は他にホッピーセット(350円)、サントリープレミアムモルツ生ビール(400円)など。
 持ち帰りのお客さんも多くやってくる。唐揚げ弁当を買う人が目立った。

 午後7時から20分ほどの滞在。支払ったのは590円。たとえば、3人で来て3種類の唐揚げを頼み、生ビールを一杯ずつ飲んで他の店へ行く。そんな使い方も良いかもしれない。


  戸越銀座とりあん

戸越銀座 唐揚げ専門店「とりあん」
住所 東京都品川区戸越1-16-8 戸越銀座商店街内 
電話 03-3782-1170
定休 無休
営業時間 11:30~20:00(売り切れ次第終了)
交通 東急池上線戸越銀座駅徒歩3分・都営浅草線戸越駅徒歩2分
公式サイト http://www.torian-tokyo.com/


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新丸子 「三ちゃん食堂」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第313回 2010年2月6日(土) 【地域別】  【時間順】



新丸子 「三ちゃん食堂」 第3回


  新丸子三ちゃん食堂

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 土曜日の夕暮れ時である。バレエのレッスンの帰りのsakuraと待ち合わせた。駅は東急東横線の新丸子駅である。新丸子駅に着いてから店を決めるつもりであった。しかし、店はすでに決まっていたのである。東横線に乗っていると、先に着いてしまったsakuraからメールが来た。

 「今、三ちゃん食堂に入ったところ。駅のコーヒーショップは部活帰りの中学生に乗っ取られて一席も空いていなかった」

 今日はとても寒い、改札口で待っているのも辛かったに違いない。新丸子駅に着くと、改札を出て、右に行き線路脇の道を渡って、2本目の道を斜めに入って行き、すぐ左の道に入ると右手に「三ちゃん食堂」の明るい看板が見えた。強風の為に竹竿にからみついてしまっている暖簾をくぐり、中に入る。今日も盛況である。三列並ぶテーブル席の一番左の壁際でsakuraが携帯電話を見ている。手前のお客さんたちの背後を通らせてもらい、席についた。このお店では、三列のテーブルは全部つなげて置かれているので、全て相席が基本だ。そんなことを気にしているようでは、このお店を楽しむことは出来ないのである。

 数人のお姉さんたちが忙しく動き回って接客をしている。目のあったお姉さんに向かって手を上げて来て貰い、キリンラガー(550円)とギョーザ(240円)を頼む。
 こちらのお店を記事にしたのは今回が3回目である。こちらの店に初めて来た時の感動については、第1回訪問の記事を読んでいただきたい。
 
 カレイの煮ざかな(350円)をもらう。甘い味付けである。ハイボール(350円)を頼んだ。使うウイスキーが「角」だと350円、「山崎」だと500円とのこと。私は「角」で十分である。sakuraは焼酎お湯割り(350円)。

 甘い味付けのカレイの煮付けを食べていると、酸っぱいものが食べたくなった。好物のこはだ酢(350円)を頼む。
 「本当にこはだスキねえ・・・」とsakuraに感心される。

 やってきたこはだは大ぶりなものが二枚。こはだのにぎり寿司にしたとしたら10貫ほどになるだろうか。

 最後に菜の花おひたし(250円)をいただく。考えてみれば、中華食堂なのに中華料理は最初の餃子のみ、あとは煮魚、刺身、おひたしといった居酒屋メニューである。「三ちゃん食堂」は本当に面白い中華料理店である。

 1時間ほどの滞在。支払った金額は二人で2,790円であった。

第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第94回 2008年4月20日(日)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第59回 2007年12月23日(日)


新丸子「三ちゃん食堂」
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子733
電話 044-722-2863
定休 水曜日
営業時間 12:00~20:00
交通 東急東横線新丸子駅西口徒歩2分


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雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」第6回

居酒屋探偵DAITENの生活 第312回 2010年2月2日(火) 【地域別】  【時間順】



雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」 第6回



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 仕事帰り、連れと待ち合わせた。待ち合わせ場所は雪谷大塚駅近くの大衆割烹「とよだ」である。「やきとり」と大きく書かれた暖簾の脇から中を見る。30人程が座れる「変則的コの字大カウンター席」は、ほぼ満席の様子。このカウンター席を上から見ると、アルファベット「J」の字を左右反転させたような形である。もちろん、「J」の下の部分は丸まっておらず、二つの角がある。入って右側のカウンターの角辺りに連れが座っていた。キリンラガービール中瓶(500円)を飲んでいる。

 ビアタンブラーをもらい、まずは一杯飲む。チヂミ(300円)を頼んであって、付きだしはなす味噌煮。サービスである。
 後から来られたお客さんの為に席を譲ったり移動したりして、カウンター席はどんどん満席になってゆく。店内をよく見ると、完全にカウンター席は満席であり、奥のテーブル席や座敷席も一杯のようだ。次々にやってきた何組かのお客さんたちが満席を理由に入店を断られていた。

 2杯目にチューハイ(300円)を頼んだ。ここのチューハイは炭酸が強く美味しい。
 やがて、テーブル席に大人数のお客さんを入れる為、テーブル席の方から移動させられたカップルの方がおられた。御高齢であるけれど、とても元気な様子。年齢を教えてくださった。御夫婦ではないそうである。お二人の年齢を聞いて驚いた。八十歳を越えてなお、大衆割烹で楽しくお酒が一緒に飲めるということは、私たちにとって理想の姿である。贅沢は言わない。健康でほんの少しのお酒を飲みたい。できれば、自宅ではなく大衆的な酒場カウンターで飲むことが出来たらそれでいいと思う。お二人とも本当に楽しそうである。面白い話をいろいろとうかがった。

 白鶴熱燗(650円)を頼む。家へのおみあげとして、おでん各100円、大根、がんも、ちくわぶ、こんにゃく、はんぺんの5種を頼んだ。
 しばらくするとコンビニエンスストアのおでん用カップとは違う、薄いビニール袋に入れた「おでん」が渡された。薄いビニールが破れるのではないかと、帰り道がちょっと恐かった。
 
 素敵なカップルに「お先に失礼します」と声をかけて外に出た。
 午後6時30分から7時30分まで、1時間ほどの滞在。支払った金額は二人で2,250円であった。


  雪谷大塚とよだ

雪谷大塚 大衆割烹「とよだ」
住所 東京都大田区南雪谷2-15-4
電話 03-3720-3338
定休 日曜
営業時間 17:00~24:00
交通 東急池上線雪谷大塚駅下車徒歩1分


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洗足池 立呑酒場「道楽」

居酒屋探偵DAITENの生活 第311回 2010年2月1日(月) 【地域別】  【時間順】



洗足池 立呑酒場「道楽」洗足池


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 新しい「酒場」を見つけるには色々な方法がある。夜、街を歩き回り、赤提灯を探しながら彷徨い、見つけたら飛び込むストレートな方法。そして、酒場などで周りのお客さんから地域情報を入手する方法もある。さらに、特に駅周辺などを中心に小規模な工事現場などに注意を向けておき、現場を見つけたら職人さんに「何が出来るんですか?」と聞いてみる方法もある。商店街などでお店が閉店してしまった場合、その後に何が入るかを気に掛けておくのもよい。特に不動産関係の皆さんの裏情報などが聞けたら何よりである。

 2009年2月9日第178回で紹介した立ち喰い・立ち飲みの店「より道」さんが2009年秋にひっそりと閉店していた。しばらくして行ってみると、何も無いいわゆる「スケルトン」の状態になっていた。元々、並びの比較的広めのラーメン専門店「道楽」の脇にへばりつくようにあった店だったので、きっと壁を取り払って、全部を「道楽」さんが借りるのではないかと思っていた。
 それからしばらくして、夜遅くに前を通ってみると、工事現場になっていた。やがて看板が上がり、開店日も店の前に貼ってあった。開店日は2月1日であるという。予想とは少し違っていてラーメン道楽さんが立呑の店を始めたのであった。

 新規開店日の午後7時頃、立呑酒場「道楽」に入ってみた。東急池上線洗足池駅の改札を降りる。目の前は中原街道。歩道橋を渡ると洗足池が広がっている。改札を出て左を見ると、駅前の小さな広場に面してラーメン道楽の大きな看板が見える。その左手に立呑酒場「道楽」がある。角地の店で、間口5メートル、奥行きが3メートルほどの狭い店である。入り口は建物の左脇にあって、ガラス戸越しに中を見ると、左手に三人ほどが立てる壁に向いたカウンター、右手に中が調理場になっているカウンターがあり、そこには8人ほどが立てるようになっている。左手の前が壁になっているカウンター前に立つ。並びの奥に男性1人、右手のカウンター前は6人ほどの男性客が並んでおられた。

 白ホッピーセット(380円)を氷り無しで頼んだ。中身焼酎は200円とのこと。生のキャベツ(200円)は味噌と塩だれから味を選ぶようになっている。味噌を選んだ。牛串からマルチョウ(160円)とシビレ(160円)を一本ずつ。味付けは、塩、たれ、味噌だれの3種類ある。指定しないとオススメだれになるそうだ。店内に流れる音楽はジャパンポップス。

 2杯目はマッコルリ(390円)。最近はこの飲み物が完全に日本に定着したようだ。左手奥の男性が帰られ、やがて男性と女性がいらっしり、私の背後を通って奥に立たれた。
 3杯目はチューハイ(350円)。牛すじ煮込み(390円)も頼む。この牛すじ煮込みを見た左奥の男性客の方が、その量が少なめであることに「つっこみ」を入れられて、それをきっかけにお二人と話すことになった。
 話題は城南地区の様々な酒場の話である。なかなかの辛口のご意見だ。参考になる。その話の中で東急多摩川線の某駅某酒場の情報を得た。その方も長年通っていながら店名も解らないという。一緒にいた女性も連れていってもらったことがあるそうだ。その店の噂はずっと以前に聞いており、探しに行ったこともある。しかし、そのお店の短い営業時間を聞いて驚いた。探しに行っても見つからないはずである。
 お話が面白いので、4杯目も飲んでしまった。生ビール(390円)である。一緒にさっぱり豚耳ポン酢(250円)も頼む。豚耳、くきわかめ、たまねぎをあえたものだ。生ビールは他に男前生ビール(990円)もある。内容量は1リットルだ。

 午後7時から8時まで1時間ほどの滞在。お勘定は2670円であった。お店の方に定休日を聞いてみる。無休であるという。営業時間は平日は午後4時から11時30まで。日曜日昼の12時から営業しているという。洗足池に散策に来て、昼から飲めるということだ。桜のシーズンなどは、さぞ盛況になるに違いない。


洗足池立呑酒場「道楽」
  
洗足池 立呑酒場「道楽」洗足池店
住所 東京都大田区東雪谷1-1-5-1F
電話 03-6425-6719
定休日 無休
営業時間 平日 16:00~23:30 日曜 12:00~23:30 
交通 東急池上線 洗足池駅下車徒歩10秒

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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