矢口渡 立ち呑み「さこちゃん」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第349回 2010年6月27日(日) 【地域別】  【時間順】



矢口渡 立ち呑み「さこちゃん」 第2回


 矢口渡立ち呑み「さこちゃん」外観左側

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 前回の店を出てから東急多摩川線の南側の住宅街を歩いた。やがて、蒲田から東急多摩川線で一つ目の駅、矢口渡駅の南口から始まる商店街にぶつかった。途中には入ってみたいと思う古い居酒屋が何軒かあった。しかし、いずれも日曜日は休みのようである。
 また、駅の手前には第259回で紹介したお店があり、持ち帰りの焼き鳥が焼けるのを待つ人の列が出来ていた。
 
 駅前の改札からすぐの踏切脇の路地を覗いてみる。立ち飲み「さこちゃん」の灯りがついていた。前回来たのは6月12日(土)である。これだけ間を空けずに、一軒のお店を続けて紹介するのは「居酒屋探偵DAITENの生活」では珍しい。今まで売っていなかった「もつ焼き」を近々に売り始めると、その時にママがおっしゃっていたので気になっていたのだ。ずいぶん古くからある「店名も定かでないもつ焼き店」の後に居抜きで入ったお店なので、当然もつ焼きがあると思って入ってくるお客さんも多いに違いない。

 店の入口の暖簾をくぐった途端、外向きに作られた幅の狭いカウンターの左手に、焼き上がったもつ焼きが並んでいることに気づいた。ママさんと目が合う。覚えていてくれたようだ。
 右手の入口から入ろうとする。すると、ちょうど帰られる方がお勘定を待っているところであった。その方が出られるのを待って中に入り、入って左手すぐの場所に立った。
 目の前の「前金入れ」と書かれたプラスチックの皿に千円札を入れ、お茶ハイ(280円)とポテトサラダ(250円)をお願いした。

 店内の様子については、前回の記事を読んでいただきたい。
 左手の入口側からはいったところのカウンターに2人の方が立っておられた。右手の入口側のカウンターには私のみ。右手の入口側のカウンターに立っていると、トイレに行くのに一度外へ出て左の入口から入らなければならない。左手カウンターの方がトイレが近いので便利である。

 もつ焼きの中からカシラ(100円)とナンコツ(100円)を頼むと、焼き台で暖めてくれる。そして、白い木の葉型の皿に乗せ、辛子と共に出してくれた。おおぶりでなかなかうまいではないか。

 ママさんが常連の方に「昨日の忘れ物」を渡している。本当に毎日のように来られる常連の方が多いようだ。

 ウイスキー(350円)の水割りを頼む。ゲキ塩シャケ(350円)とホワイトボードに書いてあるのが気になった。
 「ゲキ塩シャケのゲキって何ですか?」
 「塩辛いんです」
 「激しく塩辛いからゲキ塩?」
 「そう・・・」

 ゲキ塩シャケが出てくる。キュウリが少し添えてある。食べてみた。
 「あっ」と思わず言ってしまう。ママがふりかえる。
 「塩辛い?」
 「ええ、激しく!」
 「チェイサーできゅうりをどうぞ」
 きゅうりが添えてあるのは本当に正しい。

 私の立っている場所のカウンターの上に紫陽花の入ったビールグラスが置いてある。やはり、女性が切り盛りする店は良い。

 静かに入ってきて、洗い物をしているママさんを背中からおどかす常連の方がいた。お茶目である。
 どこかで見覚えのある方だと思う。しかし、思い出せない。

 3杯目は燗酒(300円)を飲みたくなってしまった。
 「火を落としちゃったんで、ちょっと時間かかりますけど・・・」
 「待ちます、申し訳ない・・・」

 さらに別の方が入ってきて、「椅子つかっていい?」とおっしゃり、「どうぞ」と言われてから座られた。
 たしかに壁際に折りたたみ椅子は置いてあるけれど、一言声を掛けて座るのが立ち飲み店では礼儀である。
 素敵な気づかいであった。

 燗酒はチロリで出てきた。コップに注いで飲む。
 「めんどくさくてごめんなさいね、ゲキ塩シャケでお酒も飲みたくなってしまって・・・」と言い訳する。

 外から聞こえてくる多摩川線の電車の通過音、そして、踏み切りの警報音。だんだんに外は暗くなってゆく。

 先ほど入ってこられた方がどなたであるかを思い出した。私にこの「さこちゃん」が入る前の「店名も定かではないもつ焼き店」の存在を教えてくださった方である。その時のことは、第311回の記事で紹介している。
 しばらくして連れの女性もいらっしゃった。その時にも御一緒した方に違いない。

 冷奴(150円)とウーロンハイ(280円)も頼んでしまった。4杯目である。皆さん楽しそうに話されている。思いの外飲んでしまった。
 トイレに行く。和式便所の高い位置にオリハラというメーカーのハイタンクがあった。渋い。実に渋い。

 御代は「前金入れ」を使って、その都度払っている。少し記憶が曖昧であるが2,160円だと思う。

 ここでさきほどの方にお声をかけて帰ることにした。お二人とも覚えていてくださった。奇遇である。やはり、酒場には小さな物語がある。

 (了)


  矢口渡立ち呑み「さこちゃん」外観右側

矢口渡 立ち呑み「さこちゃん」
住 所 東京都大田区多摩川1-19-1
電 話 ?
定休日 なし
営業時間 16:00~22:00
交通 東急多摩川線矢口渡駅下車徒歩30秒


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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蒲田 やきとり「よしたか」

居酒屋探偵DAITENの生活 第348回 2010年6月27日(日) 【地域別】  【時間順】



蒲田 やきとり「よしたか」


  やきとりよしたか外観

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 日曜日である。蒲田駅に降り立ったのは午後5時過ぎであった。それから蒲田駅西口側の路地裏を巡り歩き、さらに西に向かった。右にカーブする東急池上線の踏切を渡り、直角に左に曲がると、今度は東急多摩川線の踏切を渡った。
 やがて、環状八号線に出た。新蒲田一丁目という交差点である。交差点の向う側に小さな商店街が見え、しばらく歩くと右手に豆腐店があった。豆腐店の前辺りで少し先の赤提灯に気づく。赤提灯の場所に行ってみると、そこは六叉路になっていた。六叉路の一角の三角地に3階建のビルがあり、その一番鋭角になっている部分の一階にその店はあった。2階部分に付けられた看板に「炭火やきとり よしたか」と書いてある。店主の方の名前であろうか。

 東側の右手に入口があり、左手の窓口から持ち帰りのやきとりを売っている。私が通り掛かった時もちょうど男性の方が一人やきとりが焼き上がるのを待っている様子であった。そこで、周辺を散策してみることにした。近くには洋食屋やたこ焼き店などもあった。もどってみると、店の中も外もお客さんがいなかった。
 暖簾をくぐって中に入った。左手に6席の一直線カウンターがある。一番奥から2番目の席に座った。カウンターの端にもう一つ椅子が置いてあり、本来は7人掛けのようである。
 カウンターの中は調理場。壁に面して焼き台があり、冷蔵庫が置いてあった。店の一番奥、建物の西南側に裏口があり、そこから良い風が入り込んでくる。冷蔵庫の上のテレビでは、ちょうど日本テレビの「笑点」が始まっていた。

 何を飲もうかと思案していると、年輩のご常連の方が入ってこられた。常連の方とマスターのお話の間をぬって生ビール(450円)をお願いする。最近は、「プリン体」が恐いのでビールは出来るだけ止め、プリン体の少ない発泡酒や第3のビールを飲むことが多い。しかし、暑い日にはついつい「生」を飲んでしまうのである。
 焼き物をお願いした。なんこつ(120円)、ぼんじり(150円)、やきとり肉(120円)、はつ(100円)を各一本ずつ頼んだ。
 やきとりの文字の下の「肉」の文字が謎であった。

 「笑点」ではWヤングの漫才をやっていた。懐かしい。漫才ブーム以前に活躍したWヤングは本当に面白かった。「やすしきよしが最も恐れる漫才コンビ」と呼ばれたそうである。ある理由から現在はメンバーが一人代わっている。この時のことはよく覚えている。
 外はまだ明るい。日曜日、テレビで「笑点」をやっている時間に酒場にいられることが楽しい。今日の「笑点」第2222回であるという。福岡市からの中継であった。

 御夫婦が入ってこられた。御主人がハーフサイズの白ワイン(1,000円)を頼み、馴れた様子でよどみなく次々と食べ物の注文をしてゆく。様々な店を探して彷徨い歩く居酒屋探偵には出来ない技である。

 2杯目は清酒(400円)をお願いした。親父らしく「ひや」のコップ酒を飲んでいる。それなのに、何故か今日は赤いカラージーンズに赤いTシャツを着て、フード付のパーカーを羽織り、野球帽も被っている。いつもと違う妙な変装だった。

 御夫婦の焼き物が次々に運ばれてくる。
 「ししとう、辛いのが当たったらごめんなさいね」とマスター。
 奥様の方に辛いものが当たってしまった。
 「当たったわ・・・」と辛そうである。
 串焼きのお店ならではのやりとりであった。

  「笑点」の大喜利を見終わって、お勘定をお願いした。

 午後5時30分から6時まで30分の滞在。1,540円であった。

 住宅街を歩いてゆく。しばらく歩くと蒲田から六郷土手行きのバスが通る道に出た。そこに、味わい深い外観の古い「食堂」を発見した。入ってみたいという衝動を抑え、再び歩き始めた。自分の「分野」とは少し違うと思ったからである。


 (つづく)


蒲田 やきとり「よしたか」
住 所 東京都大田区新蒲田2-1-13
電 話 ?
定休日 ?
営業時間 ?
交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩10分。JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩10分。


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吉田類氏公式ホームページ「吉田類の類工房」完成

その他各種情報



「吉田類氏公式ホームページ 吉田類の類工房」完成

BS-TBSの人気番組「吉田類の酒場放浪記」のパーソナリティー吉田類氏の公式ホームページが出来ました。

吉田類氏は、あちらこちらの酒場をただただあてもなく巡り歩いていた私をこの道(笑)へと導いてくれた憧れの方です。
フォトエッセイや句会のことなど、吉田類氏の多彩な面を包括的に見ることが出来ます。
イベント告知なども行われています。

吉田類氏の公式ホームページ
「吉田類の類工房」 http://rui-kohbow.com/

番組ホームページ
「吉田類の酒場放浪記」 http://sakaba.box.co.jp/

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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第17回/こんな夢を見たような・・・

居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第17回   【地域別】 【時間順】 【がっかり集】



 こんな夢を見たような・・・


 ある用事を済ませた後、横浜の住宅街をあてもなく歩いていた。
 気がつくと、青く塗られた大屋根が目の前にある。
 屋根の一番高い位置に「神奈川スケートリンク」という看板があった。建物の裏側である。表側まで回り込んでみた。5歳くらいの頃の記憶がよみがえってくる。父親と母親に連れられて、このスケートリンクに来たことが何度かあった。満州生まれの父は、満州での学生時代、アイスホッケーの選手であったという。若くして死んだ父の広いリンクを高速で滑る雄姿は、本当の記憶なのか、私の脳が創り出してしまった夢の記憶なのか、もはや定かではない。スケートリンクの建物を見あげながら短い追憶の時を過ごした。

   神奈川スケートリンク ←「神奈川スケートリンク」

 神奈川スケートリンクの前は第二京浜国道(国道1号線)であり、その向こう側にはJR線の線路が通っている。やがて、京浜東北線の青い車両が通り過ぎていった。
 道の向こうを眺めていると、そこにあろうはずのない水辺が見えた。不思議に思い、道を渡ってみると、第二京浜国道の下の暗渠になっているところから川がちょうど地上に出てきていた。そこから川が始まっていたのである。川沿いを少し歩いてみることにした。
 川沿いの道はJR京浜東北線と東海道線のガード下を抜け、さらに京浜急行線の下もくぐった。

 ここで思った。
 「あの酒場は、たしか第一京浜国道と細い川の交わる場所にあったのではないだろうか」
 しばらくして橋を渡った。川沿いに遊歩道が造られている。
 
   滝の川 ← 滝の川

 どうやら、滝の川という川のようである。遠くに高速道路が通っているのが見えた。そこまで歩いてみる。気が付けば大通りに出てしまっていた。第一京浜国道である。少し戻ってみる。すると、角地の古い建物の高い位置に看板を発見した。「市民酒場みのかん」と書いてある。

   みのかん ← 市民酒場「みのかん」   「暖簾が出ていない・・・」

 以前から行ってみたかった「市民酒場みのかん」にたどり着いたのである。しかし、暖簾が出ていない。休みであろうか。だが・・・人の気配がする。

 しばらく躊躇ってから入口の引き戸に手を掛けた。中をのぞいて驚いた。満席である。左手の4人掛けテーブル席三つ。右手のカウンター席10席ほど。全て満席の様子。カウンターの一番奥の中側に大将らしき方が立っている。特に何も言う様子もない。しかし、こちらのお店の接客については承知しているので気にしなかった。

 カウンターの中央辺りに一席だけ椅子を発見した。左右の方にお願いして、ずれてもらいそこに座った。
 左隣の白いシャツにネクタイの方が「今日は、出てくるの遅いですよ」とおっしゃる。
 「そうなんですか、びっくりするほど混んでいますね」と答えた。
 大将が近づいて来て、
 「今日はどういう訳か混んでしまって、何も出来ないんですよ」とおっしゃる。
 手でグラスを飲み干す仕草をして「これだけでもダメですか?」と言ってみる。
 大将は奥に行って、調理場の中の女将さんと相談をしていた。
 少しして、女将さんが調理場の中から顔をだした。
 「今日は、もう何も無くなってしまって、お出し出来ないんですよ」と申し訳なさそうに言う。
 これ以上の無理強いをしても仕方がないので、「それじゃ、帰ります」と言い、左右の方に礼を言ってから外に出た。
 すると、店の外で男女二人連れの方に出会った。
 「あれ、終わりかなあ」とおっしゃる。
 「私も今、入ってすぐに出されちゃったんですよ」と答えた。
 常連の方らしく「珍しいなあ・・・」とおっしゃりながら中に入って行かれた。
 その方々もまた断られて出てきた。すると、中から鍵が掛けられてしまった。
 閉店前の野毛は「武蔵屋」のようである。

 こちらのお店に関する情報はインターネット上にたくさん掲載されている。味わいのある建物で、これだけ安く飲める店は他になかなか無い、午前中から営業しているのも利点である。ゆえに土曜日ともなると遠くから多くの方々が訪れるに違いない。私もそんな一人であった。その為、夕方になって地元の常連の方々が来てみると入れないということになってしまう。

 お店の存続の為にお客様は必要である。しかし、あまりにも集中して混み合ってしまい、お店の方々が消耗してしまっては元も子もない。痛し痒しの問題である。

     ※   ※   ※

 仕方なく第一京浜国道を川崎方面に向かって歩いてみた。しばらくして、左手に曲がると京浜急行の仲木戸駅についた。仲木戸駅の東側にはJR京浜東北線の東神奈川駅があり、二つの駅は150メートルほどしか離れていない。
 ここで、仲木戸駅から京浜急行に乗ってみることにした。電車は500メートルほど離れた次の神奈川新町駅で長い間止まった。急行の通過を待つ為である。京浜急行の各駅停車に乗っていると、こういう通過待ちは当たり前である。しかし、今日はなにやら酷く損をしたような気がした。

 やっと走り出した電車は、やはり500メートルほどしか離れていない次の子安駅まで妙にゆっくりと走っていった。少し苛立った私は、その次の京急新子安駅で降りてしまうことにした。こちらの駅前には有名な大衆酒場、市民酒蔵「諸星酒場」があるのだ。

 京急新子安駅の改札を出て、右手の階段を降りてみた。すると、目の前にJR京浜東北線の新子安駅が見えた。左手には京浜急行の踏切がある。この踏切を渡って来なければJRの新子安駅前に入ることは出来ない。
 この踏切を渡ると、京浜急行、JR線、第一京浜の上を渡る神奈川産業道路の陸橋が右手に見え、そこが駅前ロータリーになっていた。陸橋の上から回転しながらロータリーに降りることが出来、そのまま第一京浜に出ることが出来る。
 その駅前ロータリーに面して市民酒蔵「諸星」はある。前述のお店が市民酒場でこちらのお店は市民酒蔵、横浜市民は「市民」という言葉が好きである。店の前に立った。

   諸星 ← 市民酒蔵「諸星」   「シャッターが閉まっている・・・」
   
 シャッターが閉まっていた。土曜、日曜、祝日が定休日であった。土曜は営業していると思いこんで来てしまったのである。

 なにやら悪夢のようだ。

 そのまま、新子安駅からJR京浜東北線に乗りこんだ。沿線にある様々な酒場が頭に浮かんだ。候補は10軒以上ある。
 蒲田駅で降りると、駅周辺の何軒かの酒場の前まで行ってみた。しかし、どこにも入る気持ちになれない。
 最後にある店の前に立った。名前が気になってずっと入りたいと思っていた店である。曇りガラス越しに外からお客さんの背中が見えた。しかし、すでに午後7時近いというのに暖簾が出ていない。見知らぬ人の背中が恐かった。

 しばらく考え、店に入ることが出来ぬままその場を離れた。ついにその夜はどこの酒場にも入ることが出来なかったのである。

 ずっと以前、こんな夢を見たような・・・そんな気がした。

 
 (了)


 前回の居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」へ 

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鶴見 立ち飲み「とっちゃん」鶴見店

居酒屋探偵DAITENの生活 第347回 2010年6月17日(木) 【地域別】  【時間順】



鶴見 立ち飲み「とっちゃん」鶴見店


 立ち飲みとっちゃん鶴見店外観
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 城南地区の有名立ち飲み店になりつつある京急蒲田の立ち飲み「とっちゃん」。こちらのお店は私も過去3回紹介している。その「とっちゃん」鶴見店2010年6月12日に開店した。この出店の話は京浜地区及び東京城南地区を歩く居酒屋ブロガーさんの間でも話題となっているようである。
  
 横浜での用事と飲み会を済ませた後、京浜東北線で鶴見に向かった。JR鶴見駅の東口に出ると目の前にロータリーがある。そのロータリーを左手に回り込むように歩いて、左手の最初の道を入ってゆく。すると、十字路があり、その少し先の左側に立ち飲み「とっちゃん」鶴見店はある。
 この先には古典酒場の「三策」があった。今はその姿は無い。店のあった場所が更地になってしまっていた時は、とても寂しい気持ちになったことを覚えている。

 立ち飲み「とっちゃん」の外にはどこにも「鶴見店」という文字はない。小さな店が好まれる今、チェーンであることを前面に出すのは得策ではない。チェーン店恐怖症の私などは「○○店」と書いてあるだけで入店を避けてしまう。

 入口を入り、左手のカウンターの焼き台に一番近い場所に立つ。やや暑い。お店の方に、蒲田のお店と同じフローズンホッピー(395円)とマカロニサラダ(200円)をお願いする。両方ともこちらのお店の名物商品である。
 「胡椒かけてもよいですか?」と聞かれる。
 「はい、たっぷりで・・・」と答えた。

 さらにささみの刺身(300円)と焼き物の中からはらみ(80円)となんこつ(80円)を塩でお願いする。
 「ささみの刺身は、ゆず胡椒、ニンニク、ワサビのうち何で食べられますか?」と聞かれる。
 「ワサビでお願いします」と答えた。300円という価格でこういうものを食べられるのはうれしい。次回はレバ刺しを食べてみたいと思う。

 フローズンホッピーをいただきながら店内を観察する。
 全体に「工事現場」デザイン・コンセプトになっていて、店の一番奥には工事現場を囲う為のオレンジと黒の仮設フェンスが立ててある。さらに、入ってすぐ右手にドラムカンの上に板を乗せた席もある。廃材を燃やし、周りを囲んで暖を取る工事現場のあの風景のイメージだろうか。

 入って左手に焼き台。その先に私が立っている一直線のカウンターがあり、8人くらいが立てる。その奥に、出入り口を挟んでさらにL字カウンターがあり、そこにも8人ほどが立てる。さらに奥の右手には、8人ほどが立てるテーブルが二つ。同じく入口のドラム缶の隣にも8人テーブルがある。このテーブルはどれも足場で組まれていて面白い。
 全体で50人近くは入れるかもしれない。立呑みとしては大箱店と言える。混んでいる時間帯でもとても入りやすいに違いない。

 壁に「明日もがんばろう。今日も一日ごくろうさまでした」という工事現場風の標語が貼ってある。
 
 2杯目はキンミヤハイボール(280円)を頼んだ。ハイボールやサワー類の値段が280円というのは安い。良い価格設定である。

 流れるのは懐かしいニューミュージックである。
 午後9時も過ぎて、店内は空いている。お店の方々を見ていると、それぞれがちゃんとお客さんの相手をしている。立ち飲みの場合、接客はあまり過剰であってもよくない。だからといってマニュアル的な接客もよくないと思う。ちょうど良い距離というのはなかなかに難しい。

 蒲田店と同じように、ホッピーを全面に押し出しているお店である。「ホッピービバレッジの新社長ホッピーミーナさんにも是非一度ご来店を」と思う店である。
 ここでトイレに入ってみた。居酒屋のトイレには情報がある。普段ならば文章だけで描写するのだけれど、このトイレに関しては写真を使わせてもらった。トイレの中なので写真を写して他のお客さんに嫌な思いをさせる心配もない。
 
 立ち飲みとっちゃん鶴見店トイレ ← 一度は入ってみてください。

 入ってみて驚いた。工事現場の土などを運ぶ為の一輪車を改造した洗面台なのである。写真を見ると鏡があるので2台並んでいるように見えるが実際は一台である。中にはちゃんと砂利も入れてある。

 私はアミューズメントパーク的な居酒屋は好きではない。しかし、この工事現場コンセプトだけは気に入った。面白いと思う。

 午後10時近くなっている。帰ることにしよう。お勘定をお願いすると、1,035円と言われた。安すぎる。気になって調べてもらうとやはり間違い。実際は1,335円であった。開店間もないお店では、こういうことはよくある。

 「定休日と営業時間は蒲田のお店と同じですか?」と聞いてみる。
 「はい、同じです」とのこと。

 午後9時5分から55分まで50分の滞在。

 駅前周辺を少し歩いてみた。東口駅前に戻り、ロータリーを右手の方に回り込んで見る。そこにあった古い建物は消え、そこにあった古い立呑み店も無くなっていた。その先の右手に前からある大規模立ちのみ店が営業していた。しかし、店の外にテーブルを置いてしまっていた。立ち飲み本来の魅力が半減してしまって損であると思った。

 駅の階段で、連れているお母さんとそっくりな三歳くらいの幼女が泣き叫んでいた。凄い勢いである。さらに、若い祖母に連れられた三歳くらいの幼女にも出会った。こちらはとても機嫌が良い。家に帰る途中であろうか。ここには人の流れがあり、生活がある。すでに午後10時を過ぎていた。私も帰ることにしようと思う。急いでホームへ向かい、東京方面へ向かう京浜東北線に乗り込んだ。


  立ち飲みとっちゃん鶴見店看板

鶴見 立ち飲み「とっちゃん」鶴見店
住 所 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-8-11 日鋼ビル
電 話 ?
定休日 日曜・祝日
営業時間 16:00~23:00
交通 JR京浜東北線鶴見駅下車東口より徒歩2分・京浜急行京急鶴見駅下車徒歩3分


ホッピー原理主義者とは?
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矢口渡 やきとり「とりぎく」

居酒屋探偵DAITENの生活 第346回 2010年6月12日(土) 【地域別】  【時間順】


2010年閉店

※2010年6月16日 510,000カウント通過 感謝!

矢口渡 やきとり「とりぎく」


 矢口渡やきとり「とりぎく」外観

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 前回の店を出ると、東急多摩川線の矢口渡駅脇の踏切を多摩川駅方面の改札側から蒲田駅方面の改札側へと渡った。そのまま踏切脇の十字路を過ぎて歩いてゆくと、広い道に出た。その道は環八通りである。環八通りと東急多摩川線は新丸子武蔵新田矢口渡の三つの駅の間では、ほぼ平行に並んでいる。
 環八通りを渡り、そのまま歩くとバス通りに出る。そこには、蒲田駅前田園調布駅前をつなぐ東急バスの「蒲12」系統が通っている。その通りを右に曲がり、三角地の角のガソリンスタンドの向こう隣、矢口渡というバス停手前に今日の二軒目の店、やきとり「とりぎく」がある。前回のお店は、元々やきとり店であった店舗に居抜きで入りながら、焼き台があってもやきとりは出さないお店であった。ゆえに、やきとりは別のお店で食べてみようと思い立ったのである。

 オレンジ色のテントに平仮名で「やきとり とりぎく」と書いてある。格子状になっているガラスの引き戸を開け、中に入った。右手に10人程が座れるL字カウンターがあった。一番右手前が焼き台になっている。年輩の大将が黙って焼き鳥を焼いている。店の一番奥には四人掛のこあがり席がある。左手の手前の方はトイレである。カウンターの中の調理場には小柄な女将さんが一人。
 カウンター席の一番手前の焼き台に近い席に座った。私の並びに男性の方が一人。その向こう側、2席ほど空けて男性客一人。L字カウンターの向こう端に年輩の男性客の方が座っておられる。
 
 「何を食べようか・・・」と考えながら、目の前の高い位置に貼ってある短冊メニューを見て驚いた。やきとり60円なのである。今時60円というのは珍しい。全体に安い価格である。長い間、常連客の皆さんの為に値上げをせずに頑張ってきてくれたに違いない。
 やきとり(60円)3本を塩焼きで、それからいか刺し(300円)をもらった。飲物は御酒(200円)を常温で頼む。濱小町という銘柄の150ミリリットル入りのかわいい瓶である。

 やきとりを大将が丁寧に焼き始める。焼き物はやきとりのみというのが潔くて良い。大田区の西側地区はもつ焼きよりも若鶏焼という看板を上げた鳥料理の店が多いように思う。
 
 テレビではさだまさしが歌っていた。フジテレビの音楽番組「MUSIC FAIR」の今日のゲストである。「私は犬に叱られた」「片恋」「主人公」と曲は続く。
 やがて女性客が一人登場。並びの先客の男性の隣に座った。酔っておられる様子の奥の年輩の男性が「かわいいね」と声をかける。すると、女将さんがやんわりとたしなめる。

 やきとりがやってくる。皿に添えられた辛子でいただく。焼き加減が最高に良い。これで60円は安い。

 2杯目は酎ハイ(300円)にした。
 カップルとなった左隣のお客さんが玉子焼き(300円)は頼んだ。大将が材料を取り出し、静かに玉子焼きを作り始める。その様子が良い。かっこいいのである。やがて、美しい色の玉子焼きがお隣の方々の前に出された。すぐには食べない。
 「もったいないなあ、熱々なうちに食べれば良いのに・・・」などと思う。大きなお世話である。
 今日のところは注文するのを控えたけれど、次回は絶対に食べたいと思わせる一品であった。

 短冊メニューとは別に小さなホワイトボードにも何品か書いてあった。その中にあった焼餅(200円)を大将にお願いした。昔、焼き台のある店ではよく餅を焼いて食べさせてくれた。しかし、最近は珍しい。丁寧に焼いてくれる焼餅は最高である。
 出てきた焼餅はなんと3切れもあった。海苔で巻いてある。これは究極の締めの一品かもしれない。

 店全体に流れる静かで緩い空気は土曜日ならではのものであろうか。普段は違うのかもしれない。私は土曜の夕方の早い時間、日が落ちる前の静かな酒場が好きである。お店の方もリラックスしていてお話もしやすい。しかし、今日のところは何も話さなかった。それが一番良いと思ったからである。
 
 最後の一個の餅に、いか刺しで残ったわさびをつけて食べてみた。これがまたうまい。

 心もお腹も満たされた。

 午後6時から6時50分まで50分の滞在。お勘定は1,180円であった。

 常連客の皆さんの為に長年やってきた貴重な店、「ブログに書くことを躊躇わせる店」をまた一軒紹介してしまった。少し後悔している。
 ただ、私はグルメ探偵ではなく、味わいある店物語のある店を探し回る居酒屋探偵であることを言い訳として付け加えておきたい。


 ※  ※  ※

 追記 2011年1月13日

 2011年の新年、蒲田から田園調布を結ぶ東急バスの車窓からお店が変わってしまっていることに気づいた。そこで、この日、用事で矢口渡駅に行った帰り、お店の前まで行って、まったく違うお店になってしまっていることを確認した。残念である。



矢口渡 やきとり「とりぎく」
住 所 東京都大田区東矢口2-19-2
電 話 03-3757-4856
定休日 日曜祝日
営業時間  17:00~22:00
交通 東急多摩川線矢口渡駅下車徒歩3分・東急バス蒲12系統矢口渡駅下車徒歩5秒。


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

矢口渡 立ち呑み「さこちゃん」

居酒屋探偵DAITENの生活 第345回 2010年6月12日(土) 【地域別】  【時間順】



矢口渡 立ち呑み「さこちゃん」


 矢口渡立ち呑み「さこちゃん」外観左側

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 土曜日の午後である。ある用事を済ませて戸越銀座からバスに乗った。五反田を起点として国道1号線を走り、川崎駅西口北ラゾーナ前というバスターミナルに向かうバスである。東京都から多摩川を渡り、神奈川県の川崎市に至る珍しい路線である。その多摩川の手前に矢口小学校というバス停がある。そのバス停から300メートルほどの場所に東急多摩川線矢口渡駅があるのだ。本来ならば東急池上線の戸越銀座駅から蒲田駅に行き、蒲田駅で東急多摩川線に乗り換え一つ目が矢口渡駅である。しかし、今日はバスに乗ってみたかった。
 
 矢口小学校のバス停から国道1号線を少し南下、左に曲がってまっすぐ行くと、矢口渡駅前商店街に出る。出たところを右に曲がれば、第259回で紹介した名店があり、左に曲がると目の前に矢口渡駅の多摩川方面の改札口がある。
 多摩川方面の改札口に立つと、右手に多摩川線を南北に渡る為の踏切がある。その踏切に向かって立ち、左手を見ると踏切脇から左に入る細い路地があった。その路地を入るとすぐ左側に今日の目的の店がある。店名は「サコちゃん」
 蒲田の女王ことkimimatsuさんからもおすすめのあった店であり、ここ1ヶ月ほど機会を狙っていたのである。
 やはり、噂だけでついに訪れることの出来なかったあの「やきとり店」の場所ではないだろうか? そう思いながら店を眺める。味わいある外観である。写真を撮らないわけにはいかない。左側に入口があり(写真左)、右側にも入口がある(写真右)。

  矢口渡立ち呑み「さこちゃん」外観左側 ← 外観左半分 矢口渡立ち呑み「さこちゃん」外観右側 ←外観右半分

 右半分の側にある入口から中を覗いた。誰もいない様子である。私が最初の客であろうか。4時からの営業と聞いているので、すでに開店と同時に来て帰られた方がいるかもしれない。
 左入口から奥にかけて5人ほどが立てるカウンターがあり、その奥はトイレ。右側入口から入ると奥に向かって7人ほどが立てるカウンターになっている。店の外側の左右の入口の間にも奥行きの狭い外カウンターがあって、店の内外で大きなコの字カウンターを形成している。さらに右側カウンターの背後の壁際にも狭いカウンターがあった。中央の調理場スペースに細身の女性が一人たっている。このママさんが「さこちゃん」に違いない。右側カウンターの一番奥に立った。

 まずは、生ビール(300円)をお願いする。ママさんが向側のビールサーバーに向かう。
 店内の様子を見て、第311回の時に、お店にいらっしゃったお客さんから勧められたお店であることを確信した。向かって右側のカウンターは「常連客専用のカウンター」であると言われたことを思い出し、右側カウンターの奥から一番入口に近い場所に素早く移動する。店の経営は変わったけれど、そのまま新しいお店に通っておられる常連の方もいるに違いないと思ったのである。

 ママさんがふりかえると私がいない。
 「そっちですか・・・」と少し驚いている。
 「ちょっと暑かったので・・・入口の方へ」と嘘をついた。  
 「前金入れ」と書いてあるブラスチックの皿が置いてある。財布を出すタイミングを逸してしまう。
 「前金です」と言われる。
 「知って・・・ます」と答え、財布から千円札を出して「前金入れ」に入れる。小銭が「前金入れ」に戻される。
 「ここ、やきとり屋さんだったですよね」と聞いてみる。
 「ええ、やきとり屋さんでした」とのこと。

 つまみは、もつ煮込み(350円)とポテトサラダ(250円)を頼んだ。煮込みが美味しい。ポテトサラダも好きな味付けである。両方とも居酒屋で頼みたくなる定番のメニューである。

 「お持ち帰りできます?」と、外から年輩の女性の声がした。
 「お持ち帰りはできますけど・・・やきとりですか?」と、ママさん。
 「ええ、やきとり」
 「やきとり無いんですよ」
 
 やきとりが無いことに驚いた様子で女性は帰っていった。
 このことで少しお話をした。ママさんには、なにやら秘策があるらしい。

 2杯目はレモンサワー(280円)にする。ゆでたまご(50円)を一緒に貰った。
 殻入れとあじ塩が出された。
 卵の殻を剥く。小さな殻も指先で丁寧にとった。

 「ずいぶん丁寧ですね」とママ。
 ニコリと笑って、煮込みの汁に剥いた卵をポイと入れた。 
 「染み込む?」
 「染み込まない・・・気分・・・」というやり取り。
 でも、実はゆで卵の黄身が少し溶けた煮込みの汁は美味いのである。

 左手カウンターに次のお客さんが入ってこられ、生ビールを頼んだ。
 さらに、2人目の方が同じく左手カウンターへ。さらに3人目の方が外側カウンター前に立たれる。それぞれ好きな場所があるに違いない。
 4人目の方は、入店時に私が立とうとした、右手カウンター奥に立たれた。色々と話されている。店内が急に賑やかになった。
 全員が常連である。皆さん、キャラクターの濃い方ばかりである。

 3杯目はお茶ハイ(280円)とさけ中ぼね缶詰(150円)をいただく。
 缶詰といってもそのまま出てくるのではなく、ちゃんとレタスと共に小皿に乗せて出される。量もちょうど良い。
 鮭の缶詰が改めて良いつまみになることを再確認する。

 燗酒を頼んでいる方もいる。お酒はチロリで出される。今日は暑い。夏日和である。しかし、夏の燗酒は江戸っ子の粋であるという。

 午後4時50分から5時50分まで1時間の滞在、支払った金額は1,660円であった。老舗の外観を持った新店舗。
 また、さらに進化する様子である。「さこちゃん」ママの笑顔におくられ外に出る。

 まだ時間は早い。次の一軒はすでに決まっている。それは数年前からずっと気になっていた店である。
 
 (つづく)


  矢口渡立ち呑み「さこちゃん」外観右側

矢口渡 立ち呑み「さこちゃん」
住 所 東京都大田区多摩川1-19-1
電 話 ?
定休日 なし
営業時間 16:00~22:00
交通 東急多摩川線矢口渡駅下車徒歩30秒


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神田 大衆割烹「大越」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第344回 2010年6月9日(水) 【地域別】  【時間順】



神田 大衆割烹「大越」 第2回



  神田大衆割烹「大越」第2回外観

 
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 前回と同じ、東京・両国のシアターΧ(カイ)で行われているチェーホフ生誕150年記念・第9回シアターΧ国際舞台芸術祭・IDTFに参加している芝居を見にいった。演目はロシアのモスクワにあるエトセトラ劇場の「人物たち」。チェーホフの短編小説を舞台化した作品である。
 とにかく役者が凄い。エトセトラ劇場の主宰者、アレクサンドル・カリャーギンは国家勲章を受章したロシア屈指の名優。日本ではミハルコフ監督の映画『機械仕掛けのピアノのための未完成の戯曲』のプラトーノフ役で有名。ロシア共和国演劇人同盟議長でもある。相手役はモスクワ芸術座、ワフタンゴフ劇場、スタニスラフスキー劇場ほかで活躍した経験豊かな名優ウラジミール・シーモノフ。ロシア功労俳優でもある。
 とにかく、動きが違う。テンションが違う。それでいて、繊細で端々にまで気を配られている。こういう一流の物を見せられると、日本の現状を見て考え込んでしまう。

 良い芝居を見た時は劇場を早く立ち去りたい。共に芝居を見た友人で俳優のGAIと共に、両国駅近くでタクシーに乗り込み、向かったのは神田駅である。なぜ、わざわざ両国から神田なのかといえば、ここには2008年8月9日第124回で紹介した大衆割烹「大越」があるのだ。その時、GAIと十数年ぶりの再会を果たしたのである。
 「神田へ向かってください。居酒屋で飲みたいんですけど・・・」と言っただけなのに、タクシーの運転手さんは、大衆割烹「大越」から20メートルくらいの場所でちゃんと止めてくれた。

 「大越」と書かれた白い暖簾をくぐって中に入る。盛況だ。入ってすぐ目の前の8人掛けのテーブルに座った。まずは、ハイボール(300円)とビール大瓶(500円)をもらう。「瓶ビールください」と言っただけなので、やはりスーパードライが来てしまった。壁を見ると「サッポロラガー」の文字がある。お通しは細切り大根の煮物のようなものであった。一人120円であろうか。ハイボールとビールで乾杯。
 「失敗したなあ」と言いながらスーパードライを急いで片付けてしまうことにした。
 つまみは、あら煮(350円)とホタルいか(300円)である。どちらもうまい。
 さらに、大好物のあなご天麩羅(400円)も頼んでしまった。職人さんの技で衣に花が咲かせてある。サックリと揚がっていて美味しい。しかし、どちらかといえば、衣が少なめで身が分厚くしっとり感のある穴子天が好きである。

 2杯目はホッピーセットを2つもらった。今日は黒を選んだ。ホッピーがやってくる。飲み始めてからホッピーの値段はどこにも書いていないことに気づいた。こういうケースはよくあるのである。ホッピーのポスターはあるのに値段が書いてないのである。お店の方にGAIが聞いてくれた。ホッピー瓶(外)が250円、ホッピー焼酎(中)が300円とのこと。セットで550円。こちらのお店では高価な飲み物である。

 さらに、蛸ぶつ切(350円)をお願いする。ホッピーの中焼酎は半分以上GAIに進呈してしまい、緑茶割り(350円)を頼んだ。

 さきほどのスーパードライの余韻を払拭する為、サッポロラガービール大瓶(500円)をもらう。やはりこちらがうまいと意見一致。

 小あじ唐揚げ(280円)をもらう。小あじも大好物である。煮魚、ほたるいか、穴子、蛸、小あじと魚介類をたくさん食べることが出来た。最後にサッポロラガーをもう一本飲んで締めることにする。

 午後9時30分から11時まで1時間半の滞在。お勘定は二人で5,170円である。

 2年近く前に再会できた友人GAIと良い芝居を見て、良い居酒屋で楽しい時を過ごすことが出来た。今日も幸せな夜であった。

  ※    ※    ※

 因みにGAIは、6月10日に放送されたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第64回に出演していた。あと2回ほど出演シーンがあるらしい。ここのところ、長い間中断していた俳優としての生活を彼は再び始めたのである。お互い頑張らなければと励まし合う親父たちであった。


神田 大衆割烹「大越」
東京都千代田区鍛冶町2-14-3
電話03-3254-4053
定休日 日曜祝祭日
営業時間 平日 11:00~23:00 土曜 11:00~22:00
交通 JR神田駅徒歩1分。JRガード下。


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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秋葉原 立ち飲み「アキバの酒場」

居酒屋探偵DAITENの生活 第343回 2010年6月5日(土) 【地域別】  【時間順】



秋葉原 立ち飲み「アキバの酒場」


   秋葉原「アキバの酒場」入口

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 2002年から毎年のようにSAKURA演出の芝居を上演してきた劇場、東京・両国のシアターΧ(カイ)で行われているチェーホフ生誕150年記念・第9回シアターΧ国際舞台芸術祭・IDTFの上演演目G.トフストノーゴフ記念サンクトペテルブルク アカデミー ボリショイドラマ劇場「小犬を連れた奥さん」を観劇することになった。ボリショイドラマ劇場は1919年に作家ゴーリキーらによって結成されたロシアでも人気、実力ともにトップクラスの伝統ある劇場である。その俳優たちの素晴らしい演技を間近で見ることが出来た。それは単なる「観劇」を越えて「経験」であった。
 
 SAKURAは、良い芝居を見た時は出来るだけ早く劇場を去って遠くへ歩きたくなるという習性がある。今日も両国のシアターΧを出て、浅草橋駅近くまで行き、さらに総武線のガード脇を秋葉原まで二人で歩いてしまった。
 昭和通りから総武線ガードの南側の道に入り歩いてゆく。公園があり、さらに歩いて行くと左手のピルの一階に車が8台ほど止められるくらいの駐車場がある。その駐車場の外で、海産物を入れる為の「トロ箱」や赤提灯を台車に載せて作った看板オブジェに出会った(写真)。

  秋葉原「アキバの酒場」看板オブジェ ← 看板オブジェ

 しかし、建物の上の階の方や周辺を見てもそれらしき店は無い。よく見ると、その駐車場の奥の方に地味な扉が見える。行ってみると廊下があった。神田周辺に多くある古いタイプの事務所ビルである。反対側の広い通りに面したガラス扉が見えた。その手前の左手に、駐車場入口と同じ木の看板があつた。「アキバの酒場」と書いてある。
 入口には立ち飲み店によくある透明のビニールシートがある。室内の廊下に面しているので雨のことは心配ない。冬場の防寒、夏場の冷気保持の為に違いない。丈の短い青い暖簾の下をくぐって中に入った。思いの外天井の高い空間である。左手のカウンターの中が酒を提供する為の作業スペース。さらに奥が調理場になっている。右手には壁際にカウンターが奥まで続いており、途中に少し突き出た部分がある。その突き出た部分に向かい合って座った。

 まずは、sakuraは生ビール(380円)、私はチューハイ(280円)をお願いした。壁のホワイトボードに魚介類を中心としたつまみが書いてある。基本的には定番メニューよりもその日の仕入れの内容によって変わるメニューに重きを置いているようだ。
 カウンターにはおでん鍋がある。おでんをお願いすることにした。
 おでんは3点盛でお願いすると、50円引になる。たとえば150円の大根を2個と玉子1個をお願いすると、450円のところ400円になるのである。この時は種類が少ない為、特別に大根2個と玉子2個で400円にしてくれた。豆アジの南蛮漬(380円)も頼んだ。
 大根がよく煮えている。おでんは口開けより閉店間際の方が美味しいものである。豆アジの南蛮漬も美味い。

 ポテトサラダ(280円)を頼む。これがとても美味しかった。後から入って来られた方の中で、まず一人前を食べ、後からさらにもう一人前追加をしている方もいた。

 さらに七種のモツ煮込(280円)をお願いする。七種の内訳が書いてあった。牛(大腸、ハチノス、ギアラ)、豚(大腸)、鶏(レバ、砂肝、シャモ皮)である。大盛だと480円。煮玉子は120円で追加できる。

 SAKURAはお酒が飲みたくなり、隠し酒(\480)の中から波乃音酒造「風」を選んだ。
 
 私はハイボールをお願いした。ウイスキーの銘柄を聞かれる。「白州」を勧められ、白州ハイボール(480円)にした。
 マスターのお酒のプレゼンテーションは素晴らしい。

 今日見た芝居のことは余り話さない。良い芝居を見た時はそんなものである。感動は自分の中にある。あまり良くない芝居を見た時は饒舌になる。どんなに酷かったかを語り合ってしまうものである。

 板わさ(280円)も頼む。たっぷりの本ワサビと共に出されたカマボコは濃厚な口あたりのものであった。コンビニなどで手に入るものとは違うのである。
 
 午後10時を過ぎた遅い時間の来店の為、魚介類を中心に終わってしまっているものが多かった。次回に来店する時は刺身を是非いただきたいと思う。

 クールでシャープでクレバーなマスターであるとSAKURAが言う。また、偶然に良い酒場を発見することが出来た。最近は酒を飲むことは多くても紹介するような店には出会えないでいた。たまに城南地区を出てみて収穫があった。

 午後10時30分から11時15分まで45分ほどの滞在。お勘定は二人で3,240円であった。

 11時を過ぎるとビルのセキュリティの関係で入ることが出来なくなる。ビルの入口までマスターに送ってもらい外に出た。駐車場の裏玄関から入り込み発見した店である。帰りは、薄暗い廊下をマスターに送ってもらいセキュリティを解除してもらって広い通りに出た。秋葉原らしい大きく強い照明の看板が見える。何やら不思議な気分であった。

 ロシアの芝居も素晴らしく日本の立ち飲みも素晴らしかった。幸せな夜である。


  秋葉原「アキバの酒場」看板オブジェ

秋葉原 立ち飲み「アキバの酒場」
住所 東京都千代田区神田佐久間町1-14 第二東ビル1F107
電話 03-6206-8854
定休 日曜・祝日
営業時間 17:00~23:00(L.O.22:30)
交通 JR秋葉原駅昭和通口徒歩3分。

公式ブログ 前略、ガレージの奥から~「アキバの酒場なう」


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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