武蔵小山 炭火串焼「昌」

居酒屋探偵DAITENの生活 第356回 2010年7月30日(金) 【地域別】  【時間順】



武蔵小山 炭火串焼「昌」


 武蔵小山串焼き昌外観

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 のそれぞれの串焼きを全て美味しく食べさせてくれる串焼き店が東急目黒線の武蔵小山駅の近くに出来たという噂を聞いたのは冬であった。それから何度も行こうとして行けず、ついに真夏になってしまったのである。
 武蔵小山駅周辺の再開発については何度も書いているけれど、久しぶりに行ってみれば、地下駅である武蔵小山駅の上に、駅ビルが出来上がっていた。東急電鉄の発表によれば、2010年9月17日(金)にオープンの予定であるという。
 屋上部分には庭園が作られ、3階にスポーツ施設「アトリオドゥーエ武蔵小山」、2階には東急ストア、1階にはタリーズコーヒー、ドンク、無印良品など様々な飲食店や物販店等が出来るそうである。この駅ビルの完成を区切りとして、武蔵小山はさらに変化してしまうに違いない。目黒線が目蒲線だった時代、赤提灯が目立つ「線路脇の飲屋街」であったあの道が明るく新しい駅ビル前の「ストリート」になってしまうと、その道の裏側に広がる「闇市的」雰囲気をもった飲屋街の将来が心配になってしまうのである。吉祥寺駅北側のハモニカ横丁三軒茶屋三角地帯のように、うまく残って欲しいものである。
 
 武蔵小山駅の地下改札を出ると、左側に上がるエスカレーターや階段、エレベーターがある。そちらを上がれば、鳥勇の焼き鳥の焼ける匂いがただよってくるに違いない。
 今日は、改札から右側に歩きエスカレーターを上がった。目の前に広がるロータリーを左に見ながら右手に歩いてゆくと、都立小山台高校のグラウンドが広がっている。右側がそのグラウンドの壁、左側にたくさんの居酒屋や飲食店が並んでいる。この道を西に向かって進み、少し形が歪な十字路に出たら、右に曲がる。すぐに三叉路に出るので左斜めに進む。この道にも何軒かの居酒屋さんがあった。まっすぐ進み、広い通りに出る手前左側に、今日の目的の店である炭火串焼「昌」があった。

 
 小さなビルの1階の一段下がった場所、その左側に入口があり暖簾が下がっている。右側には焼き台のスペースが作られていて、換気口が付きだしている。
 中に入ると、右手にカウンターが8席、そのカウンターに3名の先客の方々が盛り上がっている。左手には、二人テーブルと四人テーブルが一つづつ、奥の板の間に四人卓が三つあった。12人から15人の宴会が可能である。そちらには、お子さんを含む家族連れの皆さんがいらっしゃる。
 カウンターの中には、白衣を着た短髪の大将が立っておられる。女将さんらしき小柄の方もいる。他に従業員の方はいない。

 まずは、女将さんにレモンサワー(380円)をお願いする、豚、鳥、牛から選べる豊富な串焼きメニューを見ながら少し考え、豚串から、かしら(120円)、ハツモト(120円)、ナンコツ(120円)を塩で1本づつお願いした。

 レモンサワーを飲む。熱い中を歩いてきたのでやはり美味い。最初はかしらであった。串焼きは焼いたそばから持ってきてくれるようだ。熱いうちに食べるのが礼儀ではないかと思う。ちょっと眺めてからすぐに食べる。焼きかげんが調度よく実にうまい、最初の一品で心を奪われた。

 次に出てきたハツモトは弾力があり歯ざわりが良い、「心地良い歯ごたえ」とメニューに書いてある通りである。
 3品目のナンコツもうまかった。好きなタイプのナンコツである。

 2杯目は、ホッピーセット(400円)にする。「氷なしでお願いします」と言うと、ちゃんと冷蔵庫で冷やしたホッピージョッキを使い、完璧3冷であった。やはり「3冷」を目の前にすると気持ちが高ぶるのである。

 鳥串からは、つくね(120円)、ぼんじり(120円)を選んだ。やはり塩で1本づつお願いする。

 つくねは牛、豚、鶏の挽き肉を合わせたものであるとのこと。2本の串に刺した状態で出てくる。

 次のぼんじりは、油分に旨みがあってこれも美味しかった。
 
 今回は、ポピュラーな選択であった。次回はおっぱい(120円)、のどぼとけ(120円)、ラッパ=産道(150円)、コブクロ=子宮(120円)、軟骨つくね(140円)など珍しいものも食べたいと思う。

 これだけうまい串焼きを比較的安く、3冷ホッピーで食べられる店は少ない。

 最後に牛ハツたたき(400円)を頼んでみた。牛のハツのたたきの上にねぎと大根おろしがのっていた。実に美味しい。関心してしまう。3杯目を呑むのを我慢して御勘定をお願いした。

 午後7時10分から8時10分まで1時間ほどの滞在時間は、食べることに集中していたのでとても短く感じた。御勘定は1,970円。幸せな気持ちになって店を出る。久しぶりに自分の中の「肉食系」の部分が動いた夜であった。


 武蔵小山串焼き昌看板

武蔵小山 炭火串焼「昌」
住所 東京都目黒区目黒本町3-5-1 シェーネ目黒1F
電話 03-3760-0489
定休日 月曜
営業時間 17:00~23:00
交通 東急目黒線武蔵小山駅下車 西口より徒歩3分

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

西横浜 居酒屋「加一」

居酒屋探偵DAITENの生活 第355回 2010年7月29日(木) 【地域別】  【時間順】



西横浜 居酒屋「加一」


 西横浜加一入口

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 横浜の友人yousaku氏と一緒に行くことなったのは、相鉄線の横浜駅から二つ目の駅、西横浜駅前にある居酒屋「加一」である。お互いに用事を済ませてから会おうということになった。待ち合わせの時間は午後8時である。まだ1時間ほどの時間があった。相鉄線の天王町から西横浜駅を目指していたのに道に迷ってしまい、ずいぶんと歩き回ってしまった。気がつけば、相鉄線の平沼橋駅と西横浜駅の間にある陸橋の上に立っていた。相鉄線の東側の国道1号線に出てからyousaku氏と連絡を取り合い、西横浜駅前の「水道道」というバス停で待ち合わせた。

 「水道道」のバス停から線路の向こうの「加一」の看板が見えた(写真)。駅周辺には他にまったく飲食店がないから看板もない。ゆえにとてもよく目立つのである。
 国道沿いを歩いて来たyousaku氏と合流。西横浜駅の東側の階段を上がり、歩道橋上に出た。相鉄線の西横浜駅は相鉄線、東海道本線、横須賀線が並んで走る場所にある。周辺に高い建物はない。何本も並ぶ線路の上の夜空に、浮かぶように駅舎は建っている。
 屋根の無い歩道橋を渡り、その駅舎にたどり着く。そこから左に曲がり、線路と平行に西側へ行くための歩道橋が延びている。その歩道橋の上からも「加一」がよく見える。さらに、歩道橋は右に折れ、次の駅に向かってカーブし始めた相鉄線の線路の上を斜めに渡って、線路と川に挟まれた地域に出る。東側にも西側にもエレベーターがついているので、この歩道橋は高齢者の方にも便利な東西地域をつなぐ自由通路となっている。
 
 歩道橋の階段を降りて、すぐ目の前に見える「加一」に向かった。地味な入口(写真)に比べ、派手な看板がとてもよく目立つ。以前は無かったものである。
 左側に「おでん」、右側に「もつ煮込み」、中央に「加一」と書かれた白い暖簾をくぐって引き戸を開け中に入る。中は思いの外広い。目の前にコの字カウンターがある。全部で20人ほど座れるに違いない。コの字カウンターの右手に、4人の小上がり席が2つほど。コの字カウンターの左側に座敷席が見える。4人卓が8卓ほどあるだろうか。右手の小上がり席に男性2人組、座敷の奥には5、6人の方々が飲んでおられた。
 
 コの字カウンターの左奥に二人で座った。yousaku氏はレモンサワー(280円)、私は炭酸サワー(280円)をお願いする。ツマミは、もつ煮(620円)を二つ、厚揚げ焼き(280円)、鮪刺身(650円)と一期に頼んだ。
 「加一」は吉田類の酒場放浪記でも紹介されたお店である。また、居酒屋礼賛浜田信郎氏も紹介されている。

 二人で店内の様子を観察する。「加一」は、昭和33年、大衆食堂として開店、やがて居酒屋となった店である。すでに50年以上の歴史があることになる。店内が味わいのある状態になっている理由が解る。 
 yousaku氏が「店の人が普通のかっこうをしているのが良い、チェーン居酒屋とは違う、のんびり感がまたいいね」と言う。

 煮込みは四角い皿に入って出てくる。濃いめの甘口の味噌味の煮込みであった。よく見かける根菜類を入れた汁物に近いような煮込みとは違っている。大阪のドテ焼きを思わせる感じであった。「煮込み」という食べ物は、本当に店によって違うものが出てくる。
 玉の光大トクリ(790円)を常温で頼んだ。「大徳利」ではなく「大トクリ」と書いてある。日本酒が入れば、やはり思い出がよみがえる。ある酒屋さんの二階で一斗樽を取り寄せ、10人で8升飲んだ時、飲み過ぎて動けない仲間を階段を抱えながら降ろした思い出話をする。

 追加のつまみは、たこ唐揚げ(560円)にした。玉の光大トクリをもう一本いただく。
 店全体に漂う無造作な感じについてyousaku氏が語る。yousaku氏は、こちらのお店をずいぶん気に入ってくれたようである。前から知っていた店であり、地元なのに今まで来る機会が無かったそうである。
 最後に玉の光小トクリ(410円)を追加。飲んでから横浜に移動することにした。

 御勘定をお願いする。二人で4,860円であった。女将さんが入口まで来て、「また、よろしくお願いします」と笑顔で送り出してくれた。
 
 西横浜駅の西側に店は何も無い。コンビニエンスストアも東側に渡らなければ無いのである。駅脇にポツンと一軒だけ存在する居酒屋。それは、まるで山奥の一軒宿のようであった。


   ※  ※  ※


 この後、西横浜駅から相鉄線に乗り、横浜駅に移動。ある立ち飲み店に入った。よくあるタイプの新しい店。明るく元気な店員さんの店である。二人ともすでに酔っている。こんな状態でお店について語るのも失礼である。ゆえに今回は記事にはしないことにした。
 yousaku氏と近いうちにまた会うことを約束して、横浜駅構内で別れた。生まれ故郷ではないけれど、私にとって横浜は、ちょうど「田舎」のような感じの場所である。


 西横浜加一看板

西横浜 居酒屋「加一」
住所 神奈川県横浜市西区西平沼町8-37
電話 045-311-6974
定休日 日曜、祝日、第2・4土曜
営業時間 17:00~23:30
交通 相鉄線西横浜駅徒歩1分

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ジャンル : グルメ

武蔵小杉 割烹「こすぎ」(大樽)

居酒屋探偵DAITENの生活 第354回 2010年7月24日(土) 【地域別】  【時間順】



武蔵小杉 割烹「こすぎ」(大樽)



 武蔵小杉割烹こすぎ外観

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 土曜日の午後である。用事を済ませた後、東横線の武蔵小杉へ向かった。酷暑の中、ずいぶん巡り巡ってからやっと入った店は、始めての訪問でありながら、どこか見覚えのある店であった。東急東横線の武蔵小杉駅南口の改札を出て、東急ストア脇の通路を行くと小さな駅前広場に出る。目の前を見ると「センターロード小杉」と書かれた黄色いアーケード看板が見える。その看板の下をくぐって路地に入り、右手のさらに細い路地との角に、その店、割烹「こすぎ」はある。
 店の外側にどこかで見た看板がある。そこには、「オールタイム大サービス、ビール(大瓶)・・・390円、レモンサワー・・・100円、チューハイ・・・100円」と書かれている。店の前には「レモンサワー、チューハイ、オールタイム100円」という手作りの大きな看板も置いてある。学祭の模擬店の看板を思い出した。
 東急東横線の中目黒あたりで飲むことの多い方は、すぐに気づかれるかもしれない。「割烹こすぎ」という店名ではあるけれど、実は中目黒祐天寺を中心に展開する地域居酒屋チェーン「大樽」の支店なのである。

 営業時間は4時30分から24時となっており、年中無休である。しかし、店に入ったのは午後3時15分であった。土曜だけかもしれないけれど、早く店を開けてしまい開店準備をしているのである。実際に調味料を入れ替えたり、割り箸を追加したりしながら注文に応えていた。
 店内に流れるのは演歌。北島三郎や藤圭子である。店内で働くのは、中目黒の店がそうであるように、インド系の女性である。中目黒の店で見たことのある顔だ。この人は日本語が上手である。

 一杯目はホッピー(400円)にする。原理主義的に飲もうと思い、氷を2、3個だけ入れてもらう。しかし、実際には冷えた生ビール用ジョッキに焼酎を入れて、冷えたホッピーと共に出してくれた。
 竹輪や野菜をマヨネーズであえたお通し(200円)が来る。もつ煮込み(330円)を頼む。シロと根菜類をよく煮たもので、量もちゃんとある。

 ほぼ正方形の店内。入って左側には大きな長テーブルがひとつ。テーブルの右側にだけ椅子を8個ならべてカウンター席のように使っている。一番奥に4人掛テーブルが2つ。中央に6人掛けテーブルが6卓、8人掛けが1卓。右側の小上がりは四人掛けが四つ。一階だけで70人以上が座れる計算になる。入って左手には二階へあがる階段もある。二階席も広いのであろうか。置かれているテーブルや椅子にバラバラなものが使われている点も含め、中目黒や祐天寺の「大樽」の各支店にとても似ている。まるで「海の家」のような簡易な作りである。

 冷やしトマト(330円)を頼んだ。
 店内には、6人席の一つにギャンブルの作戦会議中の3名の皆さん。壁際の席に男性客が1人。その方は店内の様子をデジタルカメラに納めていらっしゃった。
 しばらくして、3人連れの方が二組来られ、テーブル席とこあがり席に座られた。
 2杯目はチューハイ(100円)を頼む。ジョッキに入って出てくる。健康に良い濃さである。

 壁を見るとメニューは無数にある。安い価格のメニューもたくさんあるけれど、中にはエビと野菜のラー油炒め(680円)など700円前後の少し高めのメニューもある。

 入口に杖をついた人生の大先輩の方がやってきた。お店の女性が迎えにゆく。何か質問をされたようだ。女性がその場を離れると、私と同じ6人席の向こう端に1人で座られた。目が合うと軽く会釈をされる。私も会釈をした。
 しかし、女性が戻ってきて、大先輩を少し離れた別の席に連れて行ってしまった。その席の方が椅子やテーブルの配置からいって、帰る時も出やすいのかもしれない。
 「瓶ビールですか?」と聞く女性。常連の方に違いない。サッポロ黒ラベルは450円である。
 「(うなずいて)今日は早いね」
 「今日は3時からです・・・うなぎの蒲焼きと瓶ビールですね」
 大先輩は、うなぎ蒲焼き(530円)も頼んだようである。もしかしたら、店に入ってきてうなぎの蒲焼きの有無を聞かれたのかもしれない。
 そういえば、明日は土用の丑の日である。近くには、第22回第136回で紹介したうなぎを食べさせるお店があったことを思い出した。しかし、時間も早いのでまだ開店していないに違いない。

 お勘定をお願いする。2杯2品とお通しで1,360円であった。午後3時15分から4時5分まで50分ほどの滞在。

 外に出て、東急東横線の西側の道を歩いてみた。武蔵小杉駅周辺は大規模再開発の真っ最中である。その中でも南武線の南側であり、東急東横線の西側にあたる地区には2012年10月に地上37階地下3階のビルが建つそうである。下層階は商業施設や図書館が入り、上層階はマンションになるという。武蔵小杉駅周辺の再開発の中でも最も注目される建物ではないだろうか。この出現によって、ついに武蔵小杉はまったく違う街になってしまうに違いない。

  ※   ※   ※
 
 この後、別の街のある店に入ってみた。ずっと前から気になっていた店である。店の構えもシステムもとても変わっている。しかし、難易度があまりに高いと判断して記事の掲載は見送った。


 武蔵小杉割烹こすぎ看板

武蔵小杉 割烹「こすぎ」(大樽)
住所 神奈川県川崎市中原区小杉町3-430-1
電話 044-722-3556
定休日 無休
営業時間 16:30~24:00
交通 東急東横線・目黒線武蔵小杉駅南口徒歩1分/JR武蔵小杉駅改札より徒歩3分

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蒲田 居酒屋「佞武多(ねぶた)」

居酒屋探偵DAITENの生活 第353回 2010年7月19日(月) 【地域別】  【時間順】


※2010年7月19日 530,000カウント通過 感謝!


蒲田 居酒屋「佞武多(ねぶた)」


 蒲田佞武多外観

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 蒲田は、東京都心や川崎・横浜方面からの仕事帰りの方が東急多摩川線、東急池上線、京急羽田線、そして大田区中に縦横に伸びる路線バスに乗り換えるターミナル駅である。乗り換えついでに軽く飲みたい人も多いに違いない。また、休日には通勤定期を使って、自宅から買い物に出てくる人も多いと思われる。
 多くの旦那様は、奥様の買い物に付き合うのは疲れるとおっしゃる。奥様の方も買い物の中身についてとやかく言われたくない。買い物の荷物が多くなった頃、携帯電話で呼び出して、荷物を運んでもらえればそれで良いのである。こんな場合、旦那様には自分のおこづかいで軽く飲んでいてもらうのが一番良い。そんな方々に最適の店がある。
 年中無休であり、午後3時から営業している居酒屋。それが蒲田西口側の駅近くにある居酒屋「佞武多」である。店名は「ねぶた」と読む。その名が示す通り、青森郷土料理の居酒屋である。
 
 今日は「海の日」。そろそろ気温が落ちても良いはずの午後5時である。しかし、外はまだ暑い。店の前にたったのは午後5時10分であった。
 コバルトブルーの派手な色のテントには「佞武多」と書いてあり、「ねぶた」と小さくルビがふってある。そして、上に「立ちのみ屋」と書いてある。2010年1月10日の開店当初は立ち飲み店として始まった。しかし、その後、椅子を置くようになったようである。時間に余裕のある高い年齢層が相手の場合、立ち飲み店としてやり続けるのは難しい。客の要望に応えなければならないからである。
 「椅子があれば毎日でも来るのに・・・」とは、開店間もない立ち飲み店でよく聞く客の一言である。でも、実際に来てくれるかどうかは定かでない。

 店に入ると、目の前に20人程が座ることの出来るコの字カウンターがある。右に壁カウンターがあり、左の壁に狭い二人席が二つ作ってある。右奥にはテーブル席が1つ。コの字カウンターの内側は接客スペースになっていて、日本人を含めアジア系の女性たちが3人働いている。入口に向いた側には何故か壁状の格子があって、外からカウンターの中が見えにくいようになっている。全体に椅子の数が少なめなのは、立ち飲みであった頃の名残であろうか。

 まずは、ホッピーセット(350円)を氷なしで頼む。アジア女性はすぐに理解してくれた。来たホッピーセットは、残念ながらホッピー瓶が冷えているだけの一冷であった。厚揚げの煮物が小さな入れ物に入ってだされた。持ってきた女性が「今日のサービスです」と言う。
 続けて、かつお刺し(400円)とポテトサラダ(300円)を頼んだ。

 店内に流れる音楽は、やはり青森出身の歌手として有名な吉幾三の歌であった。

 忙しい時間ではない為かもしれないけれど、お店で働く女性たちはお客さんの相手をちゃんとする。まるで、ガールズバーのように、お客さんの話を聞いてあげるのである。
 カツオがやってくる。ニンニクの摺りおろしたものと玉葱を一緒に食べるとうまかった。ポテトサラダにはレタスなどの野菜も一緒についてくる。

 2杯目はレモンサワー(300円)にした。やはり、青森県の味を前面に押し出しているお店なので、メニューからハタハタ押しずし(350円)を頼んだ。よくあるバッテラなどの関西風の押し寿司とはまったく違う。ハタハタのなれ寿司である。昔、食べた鮒ずしを思い出した。

 メニューを見ると、焼鳥は3本300円の3本縛り。目立つのは帆立貝がいろいろあること。刺身、姿焼き、フライ、串焼きなどが300円で提供されている。

 お店の女性たち相手に楽しそうに話し続ける男性、静かに話している別の男性、そして、おしゃべりを続ける女性2人連れ。でも店内にざわついた雰囲気はまだない。

 午後5時10分から50分まで40分の滞在。
 「買い物が終わったのど来て欲しい」といった電話が携帯電話に入ってきたわけでもない。しかし、飲物の追加を聞きに来た女性にお勘定をお願いした。

 「早いですね。外暑いですよ。」と、お店の女性。

 お勘定を1,780円支払って外に出た。本当に暑い。その暑い中、蒲田、蓮沼、矢口渡の街をずいぶんと巡り歩いてしまった。



蒲田 居酒屋「佞武多(ねぶた)」
住所 東京都大田区西蒲田7-29-2 HSDビル 1F
電話 03-5711-6681
定休日 無休
営業時間 日曜~木曜 15:00~25:00/金曜~土曜 15:00~26:00
交通 JR蒲田駅下車徒歩2分/東急池上線・多摩川線蒲田駅から徒歩3分

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川崎 立ち飲み「天下」新店舗第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第352回 2010年7月8日(木) 【地域別】  【時間順】



川崎 立ち飲み「天下」 新店舗 第2回


 川崎立ち飲み天下外観

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 移転開店1周年記念

 川崎駅近くでの用事を済ませて向かったのは京急川崎駅近くのビル再開発の為に移転した立ち飲み「天下」である。前回は2010年3月13日にうかがった。紹介記事は第328回である。
 先客は、カウンター席の左端に男性が1人で静かに飲んでおられ、カウンターの中程に男性2人と奥よりに男性1人の方々が談笑されている。今日は壁際のカウンターではなく、メインのカウンターの入ってすぐの場所に立つことにした。カウンターの中には笑顔のマスターが立っておられた。

 まずは、ウーロン割り(300円)と厚揚げ煮付け(240円)をお願いした。財布から千円札を出してカウンターの上に置く。すぐにウーロン割りが出てきた。
 「厚揚げは暖めますんで少々お待ち下さいね」。マスターは変わらず丁寧な接客である。
 厚揚げがきて、「ウーロン割りと厚揚げで540円です・・・よろしいですか?」と言いながら千円札を取り、お釣りを置いてくれる。

 壁を見ると
「一周年記念感謝セール。7月12日~17日。生ビール380円→190円。清酒260円→130円」
と書いてあった。

 2杯目は八海山(360円)をお願いした。コップにいっぱいの状態で出てきたお酒をこぼさないように口に運ぶ。
 たこぶつもお願いしたけれど、
 「今日はタコが終わっちゃったんですよ・・・」とマスターが申し訳なさそうにおっしゃる。
 そこで、湯豆腐(240円)を頼むことにした。

 考えてみれば、厚揚げも豆腐である。よほど豆腐が好きな人だと思われたかもしれない。
 ここの湯豆腐は、ただ温めたものではない、薄味で煮付けた煮込み豆腐である。

 みっつ目のつまみは衣かつぎ(240円)にした。出てきた衣かつぎは量が思いの外多かった。
 壁のお知らせを見ながらマスターに話しかけた。
 「もう一年たったんですね」と言うと、
 「はい、去年の7月13日にここがオープンしたんですよ」とのこと。

 3杯目はチューハイ(300円)にした。これは微妙に甘い味のついたチューハイであった。「樽ハイ」のシリーズのようである。

 つまみは240円が中心の安い単価でありながら量もちゃんとある。酒類も300円からと安い。スーパードライの大瓶も430円である。その都度支払うので計算しながら飲めるのがよい。変わらず良い店であった。

 「ごちそうさま」
 「毎度ありがとうございます」

 マスターの笑顔におくられ外に出る。滞在したのは午後7時15分から8時までの45分間。酒3杯とつまみ3品で1,680円を支払ったことになる。

 一周年記念のサービス週間を是非おすすめしたい。ただし、「センベロ」は必至である。



川崎 立ち飲み「天下」 新店舗
住所 神奈川県川崎市川崎区宮本町2-4
電話 ?
定休日 日曜・祝日
営業時間 平日14:00~22:00 土曜14:00~21:00
交通 京浜急行京急川崎駅徒歩5分・JR川崎駅徒歩8分


ホッピー原理主義者とは?
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荏原中延 おでんの店「蒲眞」

居酒屋探偵DAITENの生活 第351回 2010年7月7日(水) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】



荏原中延 おでんの店「蒲眞」


 荏原中延蒲眞外観

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 ↓電子書籍の作成と販売が出来るサイト
ブクログのパブー | 電子書籍作成・販売プラットフォーム 居酒屋短編小説を発表中。このブログの右カラムに作品別のリンクあります→

 七夕である。今年も天候が不安定で各地でゲリラ雷雨が頻繁に起きている。今日も雨が降った後の街はひどく蒸し暑い。それなのに、何故か思いついたのは「おでんの店」であった。
 私はおでんが好きである。特に「チクワブ」は大好物。それ自体には何の味も無いのに、おでん汁と周りのおでん材料の旨みを吸い込んで時と共に美味しくなってゆく「チクワブ」に、哲学的憧憬の念さえ抱いているのである。
 しかし、高級な老舗のおでん専門店には、値段が高いので行かないことにしている。街の小さな居酒屋さんでおでんを食べるのが好きなのだ。

 こちらのお店の入口は道路から3メートルほど奥まったところにある。お店の前にテントの屋根がついた広い土間があって、左側で焼き鳥ともつ焼きを焼いており、右側でおでんを煮ている。左右に「やきとり」「おでん」の提灯がぶら下がっているのだ。ちょうど二つの模擬店の間を入ったところに店の入口がある感じになっている。
 こちらのお店は、2007年の暮れにASIMO君と来店している。その時は何故か紹介しなかった。きっと二軒目だったので、記録もとっておらず、記憶もないままになったに違いない。
 
 中に入ると左手に8人ほどが座れるカウンターがあり、右手に4人掛けのテーブル席が三つあった。
 カウンターの奥から二つ目の席に座り、まずは、一番搾り生ビール小(400円)を頼んだ。
 カウンターの中に大将、外に焼き鳥の焼き方らしき男性が1人、それから女将さんもいらっしゃった。店の内と外と両方で同時に営業をしているようなものなので、やはり3人はいないと大変である。

 冷や奴お通し(250円)として出てきた。豆腐半丁にしょうがとねぎがたっぷりのっている。豆腐好きとしてはうれしいお通しである。

 さらに、豚もつ煮込み(300円)を頼んだ。もつ肉がたっぷり入っており、コンニャクと大根もよく煮えていた。

 先客は小さいお嬢ちゃんを連れたお母さんのみである。しばらくして、カップルの方もいらっしゃった。
 お店の中に小さな音で流れるラジオの音が良い。
 
 2杯目は当店特製らっきょエキス焼酎(380円)にした。
 出してくれてから「らっきょエキス薄くないですか」とマスター。
 かわいいお嬢ちゃんが蚊に噛まれると、マスターが蚊取り線香をつけるように女将さんに言う。カップルの女性が箸を落とすと、マスターが音だけで気付き、箸を持って行く。よく気のつくマスターである。

 おでん盛り合わせは580円である。それがお持ち帰りだと470円になる。
 
 やきとりは各150円の中からなんこつつくねをタレ焼きで、もつ焼き各140円の中からかしらを塩焼きで頼んだ。いずれも組み合わせ自由で3本縛りとなっている。

 壁のメニューにライスがある。小150円、中180円、大200円となっている。たしかに食事もできる店である。焼鳥、もつ焼き、おでん、揚げ物と何でも食べることが出来る。刺身はいわしのみであったけれど、焼き魚など魚類もある。おかずには困らないのである。
 
 3杯目は、焼酎の赤ジソのソーダ割り(380円)にした。塩らっきょ(150円)。を頼むと、あまらっきょも少し出してくださる。赤ジソソーダ割りが甘かったので塩らっきょの塩分が助かった。

 お嬢ちゃんがお店のマスターとママさんの似顔絵を描いて渡す。ちょうどお孫さんのような年齢に違いない。お二人とのとてもうれしそうであった。

 ついつい、4杯目も飲んでしまった。焼酎のコーヒー割り(430円)である。水割りにするかロックで飲むか聞かれ、私が迷っていると、気を利かせて焼酎のコーヒー割りをロックで出し、水を一緒につけてくれた。これで、らっきょエキス赤ジソコーヒーと変わり種の焼酎割りを全部飲んだことになる。
 
 カップルの方は芋焼酎がお好きなようで、色々と飲んでおられた。
 黒伊佐錦(400円)、島美人(400円)、大魔王(550円)、三岳(550円)などの銘柄が並んでいる。

 マスターに聞くと、こちらのお店は開店して10年になるそうである。最後に、おでんの盛り合わせを持ち帰りでお願いしてお勘定を頼んだ。
 午後6時50分から8時まで1時間10分の滞在。お勘定は、おでんの持ち帰り(470円)も含めてお勘定は3,200円であった。

 なお、食べ物のラストオーダーは閉店1時間前、飲み物のラストオーダーは閉店30分前なので注意をされたい。

 おでんの袋を下げて家路につく。外はまだ蒸し暑いのだろうけれど、私は少し飲みすぎの状態ゆえにあまり感じなくなっていたのである。


 荏原中延蒲眞看板

荏原中延 おでんの店「蒲眞」
住所 東京都品川区中延2-15-16
電話 03-3782-2591
定休日 日曜
営業時間 平日17:00~23:00 祝日17:00~22:00
交通 東急池上線荏原中延駅下車徒歩3分。


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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中目黒楽屋「ライブ情報」

ライブ情報

女性ヴォーカリストKANABOON中目黒「楽屋」ライブ


 ライブスペースでありダイニング&バーである中目黒「楽屋」のオーナーマッシーモ氏は、居酒屋探偵DAITENこと新岳大典の友人です。同じく友人の俳優GAIマッシーモ氏に引き合わせた女性ヴォーカリストKANABOONのライブが下記の通り行われます。
 当日は、私も中目黒「楽屋」におります。是非御来場ください。なお、当日は3バンドが出演、KANABOONは最後の9時からです。因みに、前日のライブ出演者はカルメン・マキさん。

 中目黒「楽屋」 〒153-0051 目黒区上目黒2-15-6  Tel/Fax 03-3714-2607
 
中目黒楽屋アクセスマップ

 2010年7月9日(金

 PM7:00~ 山本兄妹 :山本絵里香(Vo) / 山本清人(Vo)
 PM8:00~ はりゅ:はるな(Vo) / りょう(G) / ゆう(Violin)
 PM9:00~ KANABOON :KANABOON(G,Vo)


 PM6:00 開場 PM7:00~ スタート  チャージ : 2,000円

 御予約は、中目黒「楽屋」 Tel/Fax 03-3714-2607まで。

 エスニック系の料理を食べ、お酒をいただきながらライブを楽しむことが出来ます。料理やドリンクの内容、アクセスなどは、中目黒「楽屋」のページをご覧下さい。

 なお、劇集団咲良舎は、2005年と2006年に中目黒「楽屋」で演劇上演を行いました。来年、再び上演を予定しております。そちらもよろしくお願いします。

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テーマ : 女性アーティスト
ジャンル : 音楽

奥沢 やきとり「鳥汎」

居酒屋探偵DAITENの生活 第350回 2010年7月2日(金) 【地域別】  【時間順】


※2010年7月2日 520,000カウント通過 感謝!

奥沢 やきとり「鳥汎」


 奥沢やきとり「鳥汎」外観

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 sakuraと待ち合わせたのは東急目黒線の奥沢駅である。奥沢駅の南口側には小さな広場があって、待ち合わせにはちょうど良いのである。
 この奥沢駅の駅脇を通る「自由通り」を渡った向こう側の路地に、第93回第143回第151回で紹介したやきとり「さいとう」がある。しかし、今日はそちらには向かわない。自由通りを渡って南へ、すぐに右斜めの道に入ったいった。この分岐の三角地には、私などはとても入れない高級価格の寿司店がある。その寿司店を左に見ながら小さな商店街に入る。赤提灯がすぐに左手に見えた。古い暖簾に「鳥汎」と書いてある。これは「とりひろ」と読ませるのである。本当に古くからある店であり、すでに35年以上たっているという。

 店の入口を開けた途端、右手のカウンターの端の男性と目があった。本当にすぐ目の前に座っておられたのである。私も驚いたけれど、先方の方のことも少し驚かせてしまったようである。
 カウンター席は8席ある。すでに、1席を残して7席がいっぱいであった。左手に小上がり席が三つ。手前から四人掛けが二つ、一番奥は少し広くて五人掛けが可能のようだ。そちらは全て空席であった。

 「二人なんですけど・・・」と言う。カウンター席の中の女将さんが「奥へどうそ」とおっしゃる。カウンターの椅子の後ろを「すみませんね」と言いながら通ってゆく。狭いのである。
 入って左にカラオケ装置が置かれ、ギターもある。誰か常連の方が弾かれるのだろうか。第90回第250回で紹介した中目黒のお店でマスターがギターを弾いてくれた時のことを思い出した。

 「何を飲まれますか」と女将さんがおっしゃる。メニューは特にない。ビールはsakuraが苦手な銘柄なので止め、燗酒をお願いした。
 まずは、ワカメとキュウリとカニカマボコの酢の物が出される。お通しである。
 女将さんがお銚子と御猪口をもってくると、二人にそれぞれお酌をしてくださった。
 
 「冬じゃないんで、このくらいにしました」と女将さん。
 一口飲むと、本当にちょうど良いぬる燗である。普段は熱燗好きのsakuraも喜んでいる。

 一人の男性客が入ってきて、カウンター席は男性客ばかり8人で満席になった。

 しばらくして、女将さんが来て注文をとってくれた。
 「うちはメニューがないんで・・・」とおっしゃる。調理場の壁のホワイトボードに十数品のつまみが書いてあった。その中からいたわさ(550円)を一つ。やきとりメニューは女将さんが口にされた中からネギマつくねを2本ずつタレでお願いした。

 2本目の燗酒を頼む。一人帰られ、すぐに一人が来られ、またカウンターは満席になった。

 「はい、お願いします」と言って2本目の燗酒を持ってきてくださる。

 やきとりもやって来た。円い団子状のつくねではなく串に巻くように塗りつけて焼いたものである。甘口のタレが美味しかった。

 少し疲れた雰囲気の女性の方が入ってこられた。すると、座っておられた男性が席を譲って帰られた。また満席である。

 3本目の燗酒をお願いする。ミートソーススパゲティー(750円)、焼きそば(750円)などもある。一人で来る男性客の為の夕食メニューに違いない。

 店名の「鳥汎」「とりひろ」と読ませるように、お店の中にも「謎」が用意されていた。

 カウンターの中の調理場の壁に「手書き文字」がたくさん貼ってある。単なるメニューではなく、「謎」が客に対して提供されているのである。sakuraと二人、謎解きをしながら読み始めて、止められなくなってしまった。女将さんに聞けば早いけれど、それでは面白くない。また、写真を撮影して、掲載するば良いのかもしれないけれど、こんな味わいある店で、常連の方々が楽しくお酒を飲んでいるその席で、写真を撮影するようなそんな無粋なことは私には出来ない。
 しかし、一部を紹介してみたいと思う。すべて毛筆、縦書きで書かれている。

「鮎」・・・一見「あゆ」の文字が書いてあるように見せて、実はつくりの「ト」と「ロ」の間が少し空いている。これはトロと読ませるに違いない。
「春夏冬中」・・・これは「あきないちゅう」と読むに違いない。「春夏秋冬」の秋が無いので「秋無い」、秋無いを「あきない」と読んで、「商い」とかけ、「あきないちゅう」と読ませたのである。
「鱈湖」・・・「たらこ」とすぐに読める。
「湖櫓津懸」・・・4文字のうち、「津」だけが小さい・・・答えはコロッケでは。
「鬆、破の脇に半濁音の○、夏、艇」・・・私はスパゲティーと読んだ。
「魚へんに花」・・・これはホッケ。パソコンでは文字を表示できない。
「鯵強盗」・・・これは読めなかった。
「魚信女」・・・これも読めなかった。

 読みにくい言葉ばかりではない。「もやし炒めピリ辛ソース」「酢豚」「かに玉」なども同じような文字で書いてあった。今日は思わぬ頭の体操をしてしまった。

 振り返ると古いトロフィーや不思議な置物が置かれている。壁には何かの記念写真がたくさん貼ってある。常連客の皆さんの談笑する声が心地よい。私の背後では古いラジオが交通情報などをずっと流していた。小さな音なので他の人にはよく聞こえていないに違いない。不思議な郷愁と共に、ゆるい時間が流れていった。

 午後6時45分から7時45分まで1時間ほどの滞在。お勘定は3,290円であった。

   ※   ※   ※

 なお、以前「鳥汎」さんが取り上げられた時の映像が2010年3月12日BS-TBS「吉田類の酒場放浪記」で再放送される。壁の謎の文字を確認されたい方は御覧になると良い。

   ※   ※   ※

 追記 素晴らしいことに、すぐに読者の方から読めなかった言葉についてコメント欄に書き込みがあった。

 「鯵強盗」・・・あじたたき
 「魚信女」・・・あたりめ 
 
 たしかに、警察用語で強盗のことを「たたき」という。だから、「鯵強盗」は「あじたたき」になる。釣り用語で魚がエサをつつく様子を「あたり」と言うけれど、同じことを「魚信(ぎょしん)」というそうである。だから、「魚信女」は「あたりめ」と読みかえできるのだ。とても勉強になった。読者の方に感謝である。


  奥沢やきとり「鳥汎」看板

奥沢 やきとり「鳥汎(とりひろ)」
住 所 東京都世田谷区奥沢3-31-4
電 話 03-3720-3525
定休日 第2日曜
営業時間 17:00~24:00
交通 東急目黒線奥沢駅下車徒歩2分


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【SAKURA ACTING PLACE】新ホームページ完成!

【SAKURA ACTING PLACE】
 新ホームページ完成!



居酒屋探偵daitenこと新岳大典が管理する【SAKURA ACTING PLACE】のホームページが完成、本日7月1日より公開いたしました。同じく新岳大典が管理する守輪咲良のブログ「さくらの便り」と連携。ブログが更新されるとホームページ側に自動的に更新情報が反映されます。【SAKURA ACTING PLACE】のレッスン内容、守輪咲良の詳しいプロフィール、守輪咲良の過去の演出作品、ワークショップ情報などがご覧になれます。 【SAKURA ACTING PLACE】の新しい顔として、今後ともよろしくお願いします。

【SAKURA ACTING PLACE】 http://www.sakuranotayori.com/

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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