鶴見 もつ焼き「幸太」

居酒屋探偵DAITENの生活 第449回 2011年9月22日(木) 【地域別】  【時間順】





鶴見 もつ焼き「幸太」


  鶴見もつやき幸太外観
 
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 RAM元帥と二人で前回のお店を出てからJR川崎駅へ向かって歩き始めた。しかし、銀柳街通りに出てから右折、京浜急行の京急川崎駅まで行った。たまには京浜急行にも乗ってみようと思ったのである。来た電車は各駅停車。八丁畷、鶴見市場と乗って、三つ目の京急鶴見で降りる。
 京急鶴見駅改札を出て西側に出てみた。そこから2012年秋に開業予定の新駅ビル「シァル鶴見」の建築現場をRAM元帥に見せたかったのである。
 因みに、老朽化の為、2008年に閉鎖されていた旧駅ビルの名前は「カミン」である。

 京急鶴見駅の東側に出た。目の前の通りを渡って、右手に見える道を入って行く。まっすぐ行けば第一京浜。3つ目の十字路まで行き左に曲がった。第一京浜に平行して一本手前の路地である。そこに入ってみたい居酒屋を発見した。
 しかし、今回は目的の店が決まっていた。実は第403回の記事で書いた通り、お店の前まで行ってみて、臨時休業だったことがあったのである。いつか行かなければとずっと思っていたのだ。若い人の言い方を借りれば、今回は「リベンジ」である。
 さて、次の十字路を右に曲がると、第一京浜が再び見えた。すぐ右手に目的の店、もつ焼き「幸太」があった。
 店の左手に黄色いケースが積み上げてあり、「もつ焼」と書かれた赤提灯が下がり、「幸太」と書かれた紺色ののれんがさがっている。入口は開け放ってあった。入って左側のL字カウンター8席のみ、テーブル席はない。カウンターの手前に男性と女性、奥の方に男性が二人座っていた。間の辺りにRAM元帥と二人で座った。

 やはり、こちらのお店の定番は煮込みである。煮込み(450円)をお願いした。
 飲み物は、瓶ビールキリン一番搾り中瓶(450円)。スーパードライでないことがうれしい。やはり、直線で2キロほどの場所にキリンビール横浜工場があるこの街で呑むのは、キリンビールが似合う。「1本450円、2本900円」と書いてあるのが面白い。
 グラスを二つもらい、ビールで乾杯の後、煮込みをいただく。
 土鍋の入れ物に入れられたたくさんのモツと豆腐の煮込みである。ネギもたくさんのっている。やはり、噂に聞いていた通りの加賀屋系の煮込みである。
 
 さらに、オニオンスライス(400円)も頼んだ。オニオンスライスには生玉子の黄身とかつおぶしがたっぷりかかっている。

 私はホッピーセット(350円)をお願いする。氷無しで頼むと、ホッピー瓶のみが冷えた「1冷」が出てきた。RAM元帥ハイサワーのグレープフルーツ(350円)である。

 私は次に、ハイリキ(350円)。氷が入ったサワーグラスとハイリキ瓶がついてくる。一杯半は飲めてお得である。

 なにしろ一軒目で、二人で計15本も焼き物を食べているので、こちらのお店では食べることが出来なかった。それだけが残念である。次回は是非もつ焼きをいただきたいと思う。
 午後9時20分から10時20分までの1時間程の滞在である。お勘定は2人で2350円であった。

 RAM元帥とJR鶴見駅まで行き、帰る方向が逆である為、ホーム上で別れた。

  ※   ※   ※

 さて、いつもRAM元帥と飲む時より酒量が少なかった為、城南地区にもどってから「探偵事務所」へ寄ってしまった。

 第446回第447回で御一緒した時のことについての反省会は、すでに今週月曜の早い時間に「探偵事務所」に寄った時に済ませている。

 「今日は珍しい時間ですねぇ」
 「川崎と鶴見に行ってきたんですよ」
 「それじゃ、ここは4軒目くらいですか?」
 「いいえ、3軒目です」

 また、今日の報告会が始まるのであった。
 
 (了)



  鶴見もつやき幸太看板

鶴見 もつ焼き「幸太」
住所 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-20-3 中島ビル1F
電話 045-511-0973
営業時間 17:00~24:30
定休日 日曜日
交通 京浜急行京急鶴見駅徒歩3分/JR鶴見駅徒歩5分



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

川崎 味処「陣屋」仲見世店

居酒屋探偵DAITENの生活 第448回 2011年9月22日(木) 【地域別】  【時間順】





川崎 味処「陣屋」仲見世店

  
  川崎陣屋外観

 
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 川崎駅東口にやってきた。ちょっと来ない間に街はどんどん変貌してゆく。川崎まちづくり局のページを見ると、平成18年4月に策定された「川崎駅周辺総合整備計画」が平成23年3月26日に完成したそうである。東西自由通路がバリアフリー化したり、モニュメントが立ったり、バスターミナルもずいぶんと変わっていた。
 従来、川崎駅東口のバスターミナルは、地下街アゼリアから階段で上がる「バス島」が7つもあって、乗り換えが難しく、高齢者や身体の不自由な人には利用が難しいバスターミナルだった。それが、北側と南側の2つの「バス島」に集約され、東口駅前から歩いて、2つの「バス島」の間まで伸びる歩道を歩き、そこから横断歩道を渡ってゆくことが出来るようになった。
 なお、北側の「バス島」を羽田空港をイメージして「空島(そらしま)」と呼び、南側の「バス島」を川崎市臨海部をイメージして「海島(うみしま)」と呼ぶそうである。因みに羽田空港行の京浜急行バスは、この「空島(そらしま)」の18番バス停に発着するようである。

 今日は、川崎駅東口のエスカレーター下で、親友のRAM元帥と待ち合わせである。
 さっそく、地下に降りて、地下街アゼリアを通り抜けた。
 地上に出ると、東口駅前からはじまり、アーケード商店街の銀柳街通りと交叉してから第一京浜まで続く長い飲食店街に入った。川崎駅前仲見世通商店街である。
 この商店街の真ん中過ぎの左手に今日の目的の店があった。味処「陣屋」仲見世店である。
 
 こちらのお店の本体は川崎市大島にある総合食肉卸株式会社まつみ食品である。直営飲食店として、居酒屋「陣屋」仲見世店居酒屋「陣屋」大島店があり、他に焼肉「陣屋」も大島で開業されている。

 明るく派手な「酒道場陣屋」の文字が入口の上でまぶしく輝いている。その下には「陣屋」と書かれた小さめの提灯が6つ程並び、入口の左右に同じく「陣屋」と書かれた大きめの赤提灯が二つかかっている。その赤提灯に「ニラモヤシ玉子」とでっかく書いてあるのが面白い。名物料理だから提灯に書いてあるのだろうか。炒め物なのであろうか。ニラ玉にモヤシが入っているのか。

 縄のれんを左右にわけてガラス戸をあけ中に入る。左手に調理場があり、調理場を3方向から囲むようにカウンターがある。昔流行った「炉端焼き」のカウンターを思い出した。右手手前と奥の方にあわせて10個ほどのテーブル席がある。全体の席数は70席とのこと。

 調理場を囲むようなカウンターの奥側の角辺りに、RAM元帥と並んで座った。
 まずは、RAM元帥生ビール中(500円)、私は生ビール小(420円)を頼む。
 生ビールで乾杯の後、メニューを見る。やはり、肉の卸店のお店だけあって、焼き物の安さには驚かされた。
 焼き物は基本的には3本180円からである。つまり、1本60円だ。タン3本(180円)、カシラ3本(180円)、シロ3本(180円)、豚なんこつ3本(180円)を頼む。
 さらに、ツナサラダ(420円)、若鶏の唐揚(420円)、イカ刺し(420円)を追加した。最近は少し控えているとはいえ、やはり健啖家のRAM元帥である。
 RAM元帥の勢いにおされ、ニラモヤシ玉子のことは、この時点ですっかり忘れてしまったのである。
 一期に頼み、それを食べ、飲み、話す。まさに体育会系である。

 お互いの様々な状況、様々な問題点を語り合った。彼のようにお互いの仕事のことをきちんと話せる友人がいてくれることが何よりも頼もしい。様々な年代、様々な職業の多くの友人たちがいてくれることが何よりも私の財産であると思う。
 何の為に酒を飲むのか、人と話をする為である。そして、人と出会う為である。新しい出会いを求めて、新しい酒場を探し続ける小さな旅。それが「居酒屋探偵daitenの生活」の本来のコンセプトなのである。

 二杯目は酎ハイジョッキ(450円)をニ杯。
 これをゆっくり飲みながら、つまみをいただく。どれも量が多め。たくさん来てしまった焼き物を食べる。
 鳥、もつ、ツナ、イカとタンパク質を多くとっている。野菜もちゃんと食べて、疲れをとる日であった。

 午後7時45分から8時45分まで1時間の滞在。文中の単価は税抜価格。御勘定は二人で4,240円であった。

 外に出て、再び赤提灯を見る。「ニラモヤシ玉子」を頼んでみなかったことを思い出した。

 さて、川崎駅に再び向かうことにした。川崎駅からJR京浜東北線に乗って、RAM元帥を違う街へと案内するため南下しようと思ったのである。私の周辺の友人たちは歩くのが好きな人が多いので、居酒屋探偵としては助かるのである。RAM元帥もまたその一人。やはり、面白い出会いを求めるなら「足」である。
 
 (つづく)


  川崎陣屋看板

川崎 味処「陣屋」仲見世店
住所 神奈川県川崎市川崎区東田町3-1 小玉ビル 1F
電話 044-244-8929
営業時間 17:00~24:00
定休日 無休
交通 JR川崎駅徒歩5分/京浜急行京急川崎駅徒歩6分



ホッピー原理主義者とは?
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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

新丸子 もつやき処「立ち呑み番長」

居酒屋探偵DAITENの生活 第447回 2011年9月18日(日) 【地域別】  【時間順】



※2011年9月21日 820,000カウント通過。感謝!

新丸子 もつやき処「立ち呑み番長」

  
  もつやき処「立ち呑み番長」外観

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 BAR「OVAL」Mマスターと歩く、日曜昼間の梯子酒ツアー。その2軒目を探す為、突然思いついた行き先は、Mマスターがかつてお店をもっておられた街、川崎市の新丸子である。

 前回のお店を出て、千鳥町駅から再び池上線に乗り蒲田駅へ向かう。蒲田駅には、4本の線路が並んでいる。改札から見て右側の2本が池上線、左側の2本が東急多摩川線である。
 池上線を降りてみると、ちょうど多摩川駅行の東急多摩川線が入ってきた。急いで飛び乗り、終点の多摩川駅を目指す。東急多摩川線は全長5.6キロ、駅数は7駅の短い線である。ゆえに、わずか10分で多摩川駅に到着。多摩川駅では東急多摩川線は地下ホームになっている。そこからエスカレーターを使い、地上2階の部分を走っている東急東横線へ乗り換えることが出来るのだ。
 東急東横線に乗り横浜方面へ。次の新丸子駅では降りず、まずは一つ横浜寄りの駅、武蔵小杉に降り立った。
 当然、Mマスターも馴染みの街である。東急東横線武蔵小杉駅南口から出て、まずは、目の前のセンターロード小杉に入る。

 センターロード小杉 ←センターロード小杉

 そこには、右手に第354回で紹介した割烹「こすぎ」があった。手前の路地を右に曲がり、さらに右手に曲がると、現在東急東横線の西側、JR南武線の南側の場所に建設中の高層ビルの工事現場が見えた。完成すれば、東横線武蔵小杉駅と一体となった高層ビルとなる。

 高層ビルの脇には、有名店の居酒屋の支店があり、ラーメン店などもある。そこから南武線の線路沿いに出て、ガード脇の道を西へ。一時的に仮店舗に移転しているアイリッシュバー・マッキャンズの位置を確認する。
 そこから、北へ向かい、南武線の武蔵小杉駅北側を通る道を渡り、武蔵小杉タワープレイズの前を通ってから左折、スポーツクラブ東急オアシスの前を右に曲がりまっすぐ行く。そこには、ちょっと変わったお店、第5回で紹介した居酒屋「まるみ」があった。新丸子に詳しいMマスターもよく知っている店である。このお店の前の本当に細い路地を抜けて、東横線のガードの西側に出た。左に曲がり、少しゆくと、Mマスターが目的の店として考えていたもつやき処「立ち呑み番長」があった。しかし、日曜日の開店時間午後4時までまだ時間があった。ちょっと声をかけて、後で来ることにする。
 それから、二人で新丸子の街のおさらいである。第425回で紹介したもつ焼き「けんもつ屋」の前を通り、川崎フロンターレ後援会の事務所を発見。

 川崎フロンターレ後援会事務所 ←川崎フロンターレ後援会事務所

 第396回でも紹介した「三ちゃん食堂」の脇の十字路を左に曲がって、Mマスターの師匠のお店を訪問してみる。まだ時間が早いのでもちろん開店前。ちょっと御挨拶をしただけである。
 「三ちゃん食堂」の前を通って、左に曲がり、黒湯銭湯丸子温泉の角を右へ。東横線のガード下をくぐり、何度か角を曲がって、第424回で訪問したやきとり「おしどり」の前を通る。この後、新丸子周辺のMマスターが御存知のお店を何軒も教えてもらい、いろいろと地元情報を聞いた。ネットで書くような内容ではないのでここには記さないことにする。
 前から知っていた街も、違う人の視点で案内してもらうと実に面白い。盛り場というのは、やはり興味深い場所である。

 再び、東急東横線のガード下をくぐってもつやき処「立ち呑み番長」の前まで戻ってきた。
 小さな店である。丈の短い藍色の暖簾には「ホルモン番長」と書いてある。店の前に置いてある手書き黒板には、「元祖ホルモン番長の姉妹店立ち呑み番長と申します」と書いてあった。さらに、「ホルモン番長」は、近くの居酒屋「味のしんや」のお店であると、Mマスターから教えていただいた。入口の上に掲げられた看板は、映画「男はつらいよ」のペンキ看板に似せたものになっている(下写真)。まさに、あちらこちらにある昭和レトロ系酒場の典型である。
 開け放たれた入口を入ると、右手に奥行きの短い立ち呑みL字カウンター。カウンター前には8人ほど立てばいっぱいかもしれない。左手の奥の方に立った。

 まずは、番長ハイボール(400円)を2杯注文。今日2回目の乾杯である。
 注文したのは、ポテトサラダ(200円)と、上州豚ホルモンのカテゴリーから番長ホルモン(400円)である。ねぎ塩バター味と書いてある。
 ポテトサラダがすぐに出てきた。カウンターの中の男性に、割り箸の在処を聞いてみる。
 「カウンターの下の引き出しにあります」
 カウンターの下の部分が引き出しになっていて、その中に割り箸や爪楊枝が入っていた。
 「おお、面白いですね~」
 「狭いんで、すいません」
 ポテトサラダが美味しかった。ジャガイモの食感が残っているポテトサラダは私好みである。
 番長ホルモンも美味しかった。ねぎ塩バター味という言葉だけで惹かれてしまう自分がいる。太るはずである。

 やがて、女性の方が買い物を済ませて帰ってこられ、男性と交代でカウンターの中に入った。こちらのお店は、すでに何度もネットで紹介されており、若い女性が一人でやっているという情報は知っていた。
 
 二人ともずいぶん歩いたので、喉が渇いているのか、すぐにハイボールを飲み終えてしまった。
 Mマスターが壁を指さした。
 「ホッピー始めましたって書いてありますよ」
 確かに「ホッピー始めました350円」と書いてある。
 「おお、それでは、ホッピー黒を氷り無しでお願いします」と女性に伝える。
 「それじゃ、僕も氷りなしで・・・」とMマスター
 すると、我々の並びにいたさきほどのお店の男性が「通ですねえ」とおっしゃる。
 「いえ、通ってことはないんですけど・・・」
 自分にとっては普通であることが・・・何やら気恥ずかしい。

 三品目は黒毛和牛ホルモンというカテゴリーからレバ(550円)。
 このレバが美味かった。

 トイレに入ってみる。Mマスターと私の二人がともに知っているお店、東急多摩川線矢口渡立ち呑み「さこちゃん」と同じようなハイタンクのトイレである。しかし、こちらは懐かしい陶器製のものではない。新しいタイプの陶器ではないものである。

 Mマスターは、ホッピー用に中焼酎(100円)を追加。
 私は、ホッピーセット(350円)氷無しの「白」を頼んだ。久しぶりに、ホッピーを楽しむことが出来たような気がする。

 午後4時から午後5時30分まで1時間半ほどの滞在。お勘定は2人で3,100円であった。

 新丸子駅まで歩いて行く。祭の日である為であろうか、Mマスターの知り合いの方々と何度も会う。新丸子駅から二人で目黒線に乗った。今日は、まるで聞き込みに歩く二人組の刑事のようであった。Mマスターの足の速さにも驚いた。また、聞き込みに歩きたいと思う。

 ここで、稽古場帰りの役者たちからメールが入り、祐天寺まで行くことになった。Mマスターは地元のお祭りへ行くとのこと。田園調布駅で停車した電車の中でMマスターとお別れである。
 東横線に乗り換え、祐天寺駅で下車、先ほどの武蔵小杉の割烹「こすぎ」と同系列のお店、第253回で書いた大衆割烹「大樽」祐天寺店で待つ、SAKURAGAI蓮池奈緒と合流することになったのである。

  ※  ※  ※

 追記

 東急東横線の新丸子駅と武蔵小杉駅の間は本当に近い。東急電鉄公式サイトで見ると駅間は500メートルとなっている。「立ち呑み番長」さんも実際には武蔵小杉駅寄りにあるので、武蔵小杉のお店として認識されている方も多いと思う。しかし、私として住所表記通り、新丸子のお店に加えることにした。

 


  もつやき処「立ち呑み番長」看板

新丸子 もつやき処「立ち呑み番長」
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子町915
電話 044-711-5553
営業時間 月曜~土曜/17:00~23:00 日曜16:00~23:00
定休日 火曜日
交通 東急東横線新丸子駅西口徒歩3分/東急東横線武蔵小杉駅北口徒歩3分



ホッピー原理主義者とは?
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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

千鳥町 居酒屋「じゃんぼ」

居酒屋探偵DAITENの生活 第446回 2011年9月18日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



千鳥町 居酒屋「じゃんぼ」

  
  千鳥町居酒屋「じゃんぼ」外観

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 探偵事務所で捜査会議

 探偵事務所と呼んで週に何回か顔を出している東急池上線の雪谷大塚駅近くのBAR「OVAL」Mマスターとは、毎回、城南地区の居酒屋やBARの情報を交換している。
 現在上映されている映画「探偵はBARにいる」が作られる前から居酒屋探偵BARにいたのである。
 先日も、毎回食べるので勝手に「定食」と呼んでいるある食べ物(写真)を食べ、うまい生ビール(レーベンブロイ)を飲みながら常連の皆さんを交えて、城南地区のいろいろなお店の話になった。

 オーバル「定食」写真 ←「定食」と勝手に呼んでいる食べ物。因みにピザではない。
 
 そのうち、お互いに一度行ってみたいと話し合いながらまったく訪問が実現できなかったお店の話になる。Mマスターも私も、過去に何度もそのお店の前までそれぞれ行ってみたのである。
 春の気候の良い頃に、入口が少し開けてあって、中をのぞくことが出来た。午後の2時頃の話である。ところが昼間から満席で入れそうもなかったのである。Mマスターも同じようなことがあったと聞いていた。
 「千鳥町に日曜日の昼間からやっている居酒屋がある」という話は、ずいぶん前から聞いていた。
 ついに、その現場へ行ってみることになったのである。


   ※  ※  ※


 そして、現場へ

 数日後の日曜日である。Mマスターと待ち合わせたのはBAR「OVAL」の最寄駅雪谷大塚の改札であった。

 池上線の蒲田方面の電車に乗り、三つ目の千鳥町駅で降りた。蒲田方面の改札を出ると、踏切を渡らず、前の道を渡り、次の池上駅に向かって大きく左にカーブする線路沿いを歩くと、すぐ左手にその店はあった。
 黄色いテントの下に「味自慢居酒屋」と書かれた青い暖簾。「呑み処、食べ処、居酒屋」と書かれた赤提灯。外の白いアクリル看板には「酒処じゃんぼ」とある。

 思い切って表の戸を開けてみた。L字カウンター席が左手前から右手奥にかけてある。9人くらいが座れるだろうか。カウンターの左端2人分空席があった。右手の方の席にたくさんの方が座っていらっしゃる。さらに、右手の壁際に二人用テーブル席が二つ。そのテーブル席も満席であった。
 カウンターのカップルの方が右に一つ動いてくださり、カウンターの左端にMマスターと二人並んで座った。

 L字カウンターの中は調理場。そこにママさんらしき方がいらっしゃる。さらに、もう一人の女性。その女性がおしぼりを出してくれた。

 飲物は、私がレモンサワー(350円)、Mマスター生ビール(450円)を頼んだ。お通し(300円?)は事前情報の通り、「カレー」であった。ジャガイモや人参が入った家庭的なカレーである。御飯を別に注文したくなる。壁を見るとライス(200円)という短冊が貼ってあった。
 
 入って右手の液晶テレビの下辺りにホワイトボードのおすすめメニューがある。その中から選んだ。

 「豚バラチャーシューなすみそ、お願いします?」とMマスター
 「なすみそ?、そんなのあったかなあ」とママさん。
 「書いてありますよ」
 「あっ、本当だ。」

 店内大爆笑である。ここからママさんの調理をしながらの「トーク・ショー」が始まった。
 豚バラチャーシューなすみそも価格は350円であった。
 豚バラチャーシューがすぐに出てくる。量もあってよいつまみになる。

 さらに「ああ、あったわ」といいながら見せてくれたのは「しろなす」というナスであった 
 巨大である。コダマスイカくらいのサイズであろうか。
 ビニール袋に入ったそのしろなすをテーブル席の常連の方が立ち上がって手にとる。
 「すごいねえ」といいながら他の常連の方々に見せ、手元に置いて、そのまま話に夢中になってしまう。

 すると「返してよ!」とママさん。また大爆笑である。
  
 調理が始まった。鍋の中で炒められているのが解る。

 「どんな感じに出来るの、みせてよ」
 「だめ~」
 「注文すればいいんだよなあ」
 「だって、1個しかないもん」。また大爆笑である。

 「にんにく入れますかあ?」と聞かれる。
 「どうします?」とMマスターが私に聞いてくれる。
 「今日は休みの前の日なので、是非入れてください」と私。
 「キスしないんなら大丈夫だよ~」。どなたかが定番ギャグをおっしゃる。

 「日曜日は何時くらいからやってるんですか?」とMマスターママさんに聞く。
 「8時くらいからかなあ」
 「すごいですねえ・・・」。Mマスターと二人で顔を見合わせる。
 
 女性が私の手元を見ていて、私がカレーで少し手を汚すと、追加のおしぼりを出してくれる。
 ママは「カレー辛くなかったですか?」と気にしてくれる。

 常連客同志の会話も面白い。
 Aさん「明日はどうするの?」
 Bさん「明日はCちゃんとデート」
 Cちゃん「そうなんだあ、知らなかったあ~」
 また、爆笑が起きる。こんな感じである。

 2杯目として、シークァーサーサワー(350円)を頼んでみると、ちょうど切らしてしまったそうで、かぼすサワー(350円)にした。Mマスターは、うめサワー(350円)である。

 チューハイに生の「かぼす」が付いてくるのだが、これがもしかしたら「すだち」かもしれないそうである。
 「どっちだか解らないよ~」とママが言うと、また爆笑である。

 なすみそが出てきた。お皿に山盛りのすごい量である。
 皿をもちあげて、店内の皆さんに見せた。また盛り上がるのである。
 「そりゃ、量が多すぎるよ」
 「半分でいいんじゃないの」
 なすみそ一皿でずいぶんと盛り上がった。 
 普通のなすとは違い、ウリに近い感じである。食べごたえがあって美味しかった。
 残念なのは、量が多すぎて他のものが食べられなくなってしまったことだろうか。
 こちらのお店のメニューは全体的に量が多いようである。
 「それで、店名がじゃんぼなんですかねえ?」とMマスター

 午後3時近くなった。お店の女性の方が帰る時、「また、どうぞ~」と声を掛けてくれる。
 そこへ、こちらのお店のマスターが帰ってこられた。大きな人である。因みに常連の女性は、パパさんと呼んでおられた。

 何しろ、今日は朝8時からやっていたのである。ママさんはここで交代だ。

 「今度きたら、また頼んでくださいねえ」と声をかけてくれる。
 ここで、ママさんのトークショーは終了。
 すると、それまでいた方々が区切りをつけて帰ってゆかれる。

 静かなマスターと、後からやってくる常連の方々とで、また違う雰囲気のお店となった。
 
 3杯めは、Mマスターがウイスキーのハイボール(400円)、私はマッコリ(350円)にした。

 2時15分から3時30分まで1時間15分ほどの滞在。お勘定をお願いすると、2人で3,550円であった。

 また、日曜朝の楽しい「ママさんのトークショー」に来てみたいと思う。

 外に出た、お店の外でMマスターが言った。

 「マスターがでかいので、店名がじゃんぼなんですかねえ?」
 「どうですかねえ・・・」
 「本人に聞けませんよね」
 「そりゃ、聞き難いでしょ」
 
 さて、それから向かったのは、Mマスターの馴染みの街であった。
 

 (つづく)


 千鳥町居酒屋じゃんぼ看板


千鳥町 居酒屋「じゃんぼ」
住所 東京都大田区千鳥1-19-10
電話 03-3752-6188
営業時間 月曜・火曜・木曜~土曜/17:30~24:00 日曜 朝方~24:00
定休日 水曜日
交通 東急池上線千鳥町駅より徒歩1分




ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

椎名町 魚料理居酒屋「正ちゃん」

居酒屋探偵DAITENの生活 第445回 2011年9月10日(土) 【地域別】  【時間順】





椎名町 魚料理居酒屋「正ちゃん」

  
  椎名町魚料理居酒屋正ちゃん外観

 
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 前回のお店を出た私とSAKURAは、池袋駅西口前のロータリーを越え、東京芸術劇場前のバスロータリーの左に見て、西に向かって歩いてみた。
 SAKURAが昔の池袋モンパルナスの雰囲気を味わいたいというのである。
 大正時代末期から昭和20年の敗戦の頃にかけて、西池袋、椎名町、千早町、長崎、南長崎、要町周辺にはアトリエが点在して、多くの芸術家が暮らし、芸術活動の拠点としていた。この地域及び活動を池袋モンパルナスと呼んだのである。画家、音楽家、詩人などさまざまな種類の芸術家がこの地域に移り住んだのである。この地域に住んだ芸術家が集まって酒を飲み、語り合った場所が池袋の繁華街であった為に、どうやら池袋モンパルナスという名前になったようである。
 65年以上前の名残が残っているとは考えられないがまずは行ってみることにした。 

 後で調べてみると、創形美術学校があり、様々なアート系の教室なども多い。
 演劇関係では舞台芸術学院があり、SAKURAも関係しているJOKOも近くにある。

 実際に歩いてみると、美術教室の看板を出しているアトリエなどに多く出会った。
 さらに、西池袋の住宅街の中に、戦後すぐに建てられたのではないかと思える建物が並び、古い飲み屋さんやバーのある路地を発見した。これが池袋モンパルナスの名残であろうか。

 気がつけば、池袋から出ている西武池袋線の一つ目の駅、椎名町駅近くまで来ていた。どうやら祭りのようである。街に祭り装束の人を見かける。
 椎名町駅前の狭い道は人でいっぱいであった。

  椎名町長崎神社祭礼

 「長崎神社」は椎名町駅のすぐ駅前にある。こんなに駅の近くにある神社というのも珍しい。

  椎名町長崎神社祭礼2

 神社の境内を歩く。神社に参拝したいのだけれど、あまりにも長い列が出来ている。氏子とすれば地元の神社に参拝するのが一番正しい道である。そこで、ここでのお参りは断念した。
 
 駅前は、たいへんな人だかりである。
 椎名町北口改札を出た左手に狭いアーケード商店街がる。そのアーケードを抜けて行った。なにやら良さそうな店が続く。短い商店街を抜けるとサミットストアがあった。ここで右に曲がり、そこにあった十字路に立つ。遠くに神輿が見えた。そこで右手を見てみると、なにやら気になるお店があった。右に曲がり、正面に立つ。狭い間口の店を正面から見る。入口は地味なサッシの扉。扉の上に「魚料理・居酒屋正ちゃん」とある。
 扉の右脇にあるショーケースの中にうまさそうな煮魚、焼き魚が入っている。「煮魚」sakuraの好物。これは入るしかない。

 サッシの扉を開けて中に入る。右手にカウンター席が七席ほど。そこには祭装束の男女の皆さんがいる。そこに入り込むのは無理がある。女将さんらしき方にうながされるまま、2階席に上がった。上がって右手にテーブル席がいくつかあった。そこも満席の様子。照明が落としてあった別の空間に通してもらった。電灯がつくと、そこは、5人ほどが座れるカウンターと四人分の小上がり席が二つの空間だった。まるで別の一軒の店のようである。その小上がり席から商店街の様子がよく見えた。良い席だ。

 まずは、sakuraクワ茶割り(380円)、私は瓶ビール大瓶を頼む。突出しさんま煮とイカ、これがうまい。突き出しからうまいのは期待がふくらむ。お店の方が手書きのホワイトボードを持ってきてくれる。選んだのは、ぶり刺身(650円)ときんめ煮(530円)。両方とも美味かった。sakuraは特にきんめ煮に感動。

 女将さんのお話によれば、近くの別の場所で、鮮魚店魚正として商売を初めて、のちに現在の形の居酒屋となったそうである。お店は約70名が収容可能とのこと。3階にはカラオケ設備もあるらしく、宴会も出来るようである。

 やがて、御神輿が来た。窓から通り過ぎるのが見えた。
 「御神輿は上から見てはいけないらしいですけどね」と女将さん。
 「申しわけないけど、今日は勘弁してもらって」と私。

 さらに、手作りのポテトサラダ(450円)。玉葱、ニンジン、きゅうりも入っている。

 女将さんとたくさん話をした。元々、大将も女将さんも千葉銚子の出身、川崎市鹿島田から横浜市戸塚へ。それから現在の椎名町に開店をされたとのこと。

 最後に、明日のことを考えてウコンハイ(420円)を頼む、そうやって、少し気を紛らすのであった。

 我が家のある城南地区から遠い。そろそろ帰ることにして、お支払いをお願いする。午後5時30分から7時まで1時間半の滞在。金額は3,950円であった。

 実は、「正ちゃん」午前10時から飲める貴重なお店。昼酒の出来る池袋の隣にあって、最強の昼酒店を発見したのである。
 
 お祭りの皆さんの圧倒的パワーの店内であった。このお店もまた地元の皆さんの店であることを確認。それなりの覚悟をして、地元の皆さんに溶け込む楽しさを次回は味わいたいと思う。


 (了)



椎名町 魚料理居酒屋「正ちゃん」
住所 東京都豊島区長崎1-3-7
電話 03-3972-9198
営業時間 10:00~24:00
定休日 木曜日
交通 西武池袋線椎名町駅徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

池袋 やきとん・やきとり「豊田屋・1号店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第444回 2011年9月10日(土) 【地域別】  【時間順】





池袋 やきとん・やきとり「豊田屋・1号店」


  池袋豊田屋1号店外観

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 東京の繁華街で「昼酒」を楽しむなら、開いている店を探し回るよりも、迷わず電車に乗って池袋に行くのが良いかもしれない。
 土曜日の午後3時半、池袋駅近くでの仕事を終えたSAKURAと待ち合わせたのは、池袋駅西口のロータリーであった。
 向かったのは池袋駅の北側に広がる歓楽街である。西口ロータリーの北の端の車道を渡ると、すぐ目の前の比較的広い道に入り、西一番街中央通りと書かれたアーケードをくぐる。左手には「池袋演芸場」が地下にあるビルがあった。「池袋演芸場」は、1990年から3年間は改築の為に休んでいたそうである。私がこちらの街にお世話になっていた時代とは違い、すっかり建て替えられてきれいになってしまっていた。

 隣の桝本ビルは、1階に入っている桝本屋酒店さんの持ちビル。のぞいてみれば、すでに立ち飲みカウンターには、たくさんの皆さんが立って飲まれている様子。
 「入ってみる?」とSAKURA。最近は角打にも女性は多いので問題は無いけれど、座って飲みたいと思っていたので通り過ぎた。次の十字路を右に曲がると、右手の2軒目に有名な「豊田屋・1号店」があった。こちらに入ることを決めておいて、次の十字路を左に曲がり、二つ目の十字路の左手前角に、立呑亭帆立屋を発見。こちらは24時間営業とのこと。ちゃんと営業中の札が出ている。
 角を左に曲がる。左手の2軒目には、さきほどの豊田屋の系列、「豊田屋・2号店」があり、斜め向こう、右手に「豊田屋・3号店」がある。1号から3号までどのお店も4時開店である。
 さきほどの立呑亭帆立屋の角を右に行けば、次の広い通りに出た角にも角打「三兵酒店」がある。
 前述の桝本屋酒店に行き、三兵酒店に移動、さらに、池袋東口側の豊島区役所近くにある「笹屋」で完結するという角打三軒梯子ツアーも楽しそうである。

 「豊田屋・1号店」に戻ると、外観をしみじみと見る。お店の上の赤い地に黒い文字の豊田屋の看板が目立つ。店名の左に「やきとん」、右に「やき鳥」とある。
 二間間口のお店の幅いっぱいに掛けられた暖簾の竿は少ししなっていた。紺色の地に白い抜き文字で「豊田屋」と書かれたその暖簾の店名の左には「やきとん、やきとり」、右端には「一号店」とある。この暖簾の汚れ具合がお店の歴史を示している。
 ガラスサッシの戸は四枚、右端と左から二枚目が入口になっている。右から二枚目はビールケースや生ビールの立看板があるので入れない。よりによって、SAKURAは左端の一枚を開けてしまった。
 すると、お店の中から
 「そこに入口はこちらって書いてあるのになあ、みんな間違って入ってきちゃうんだから・・・」
 と大将の冗談めかした言葉で迎えられる。
 左端の戸を入ると目の前は急な階段があって入りにくいのである。一度閉めて、左から二枚目の戸を開けて入った。
 「このあいだなんか、そこから出ようとする人もいるんだから・・・出られないよねえ」と、ビールケースが積み上げてある場所の戸を指して笑う。

 カウンター前の椅子と階段の途中に大きな猫が座っていた。椅子の猫は階段の方へ自分から移動。猫の座っていた席に座った。
 左奥から右にかけてのL字カウンター。カウンターの中にはさきほどの強面の大将が一人。カウンターの右端で先客の方がホッピーを飲んでいらっしゃる。

 まずは、サッポロの瓶ビール大瓶(570円)とグラスを二つ。赤星である。
 焼き物は、たん(130円)、かしら(130円)、れば(130円)を各2本。いわゆる「2本縛り」である。

 突然、マスターがカウンターの角の部分の天井から下げられたマイクを手にとって、プロレスの「リング・アナウンス」昔の「パチンコ店」の店内放送のように、「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」と言う。すると、男性客の方が入ってこられ、カウンターの左手奥に座った。そして、ホッピーセットの黒を頼んだ。ホッピーは中が270円、外が150円である。セットは420円であろうか。

 れんこん包みあげ(300円)を頼む。

 階段の途中で猫二匹がおとなしく並んで座っている。ちょうど我々と顔が合う。2匹とも目を細めて眠そうだ。
 「君は眠そうだねえ」と猫に声をかける。あくびをする。肉の焼ける美味しそうな香りがしていてもまったく何も反応しない。
 「日常ですから・・・」と猫が言っているように思えた。

 焼き物がやってきた。普通より長めの串にささっていて大ぶりである。美味しい。
 れもんハイ(250円)を頼んだ。

 右端の先客の方がお勘定をされた。

 「ありがとうございました」リングアナウンスが入る。この声は店外にも聞こえるようになっている。帰りがけ外の換気扇の下にスピーカーを発見した。

  池袋豊田屋1号店スピーカー ←「換気扇の下にスピーカー」

 さらに、生酒(670円)を追加。

 男性の方、男女二人連れと席がうまってゆく。その度に「リングアナウンス」である。だんだんに店内が盛り上がってゆく。

 男性が外からのぞいた。後ろに女性の姿。すかさず、マスターがマイクをとる。
 「いらっしゃいませ~」
 男女二人連れの方が入ってこられ、私達の右隣に座った。
 男性が「呼ばれちゃったから入ってきちゃったよ」とのこと。
 大将が「のぞいたから、声かけたんですよ、道ばたの人にはいいませんよ」と切り返す。
 
 メニューを見て、女性の方が「御惣菜コーナーで買うくらいに安いわねえ」とおっしゃる。

 こちらのお店では、鳥なんこつをかっぱと呼ぶ、他の方々が食べているのを見て食べたくなった。1本190円。
 
 満席に近い状態になった。開店は4時であるが実際には、ずいぶん前から開けていたようである。

 お勘定をお願いする。3時45分から4時30分まで45分の滞在。二人で2,700円であった。

 店を出る。外のスピーカーからリングアナウンスが聞こえた。

 「はい、ありがとうございました。ありがとうございましたあ~。」

 酒も入り、元気が出てきた。隣町まで歩いてみることにする。そして、また発見をしたのだった。

 
 (つづく)

 






  池袋豊田屋1号店看板

 
池袋 やきとん・やきとり「豊田屋・1号店」
住所 東京都豊島区西池袋1-34-5
電話 03-3985-8415
営業時間 16:00~23:30
定休日 日曜日
交通 JR池袋駅北口改札より徒歩3分




ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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戸越銀座 戸越銀座バル「NEKO NO HITAI」

居酒屋探偵DAITENの生活 第443回 2011年9月7日(水) 【地域別】  【時間順】



※2011年9月8日 810,000カウント通過。感謝!

戸越銀座 戸越銀座バル「NEKO NO HITAI」

  ~戸越銀座に禁煙・立ち飲みバル開店~

  NEKONOHITAI外観
 
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 戸越銀座駅から戸越銀座の東の端まで歩いてみた。端までいってみて、途中に3軒ほど気になるお店を発見。
 しかし、時間が足りなかったので今回はどこにも入らず、駅まで再び戻ることにした。行きは左側を注意を向けて歩いていた。帰りは行きと反対側に注意を向けて歩いてみる。第314回で紹介した立ち飲みが出来る唐揚げ専門店「とりあん」が右手向こう角にある十字路まで戻ってきた。
 すると、左角に小さな立て看板を発見した。その看板を見て左に曲がる。戸越銀座駅からくれば右である。路地を入ると右手には2007年春にリニューアルオープンした黒湯の銭湯戸越銀座温泉がある。
 その斜め前に、そのお店はあった。以前、沖縄そばのお店があった場所である。

 戸越銀座バル「NEKO NO HITAI」

 名前がおもしろい。入ってみることにした。右手の入口から入ると左手側にL字カウンターがあるのみ。ざっと見て7人位が立てるスペースであろうか。カウンターの中は調理場。左手奥にIH調理器。奥に冷蔵庫。右手の奥にトイレがある。
 まだ、店内にはお客様はいない。カウンターの中で女性が微笑んでいる。

 まずは、生ビール(500円)をお願いした。1杯目の生ビールは美味い。
 お通し(200円)は、はんぺんとチーズと豆乳をあえたもの。バケットの小片ですくって食べる。
 メニューを眺める。入口を入ってすぐ右の高い位置にある黒板メニューの中からトリッパのトマト煮込み(500円)を選んだ。

 この時は失念していたがトリッパとは牛の胃の一部のこと。確かめてみると、牛の四つある胃袋のうち、第2番目の胃袋のことで、ハチノスと呼ばれるものである。モツの煮込み料理は下処理がたいへんである。美味しくできていた。

 ママさんといろいろとお話をする。私が今日の一人目。
 なんと、9月3日の土曜日開店したばかりだそうである。ちょうど5日目。周辺のお店のことや立ち飲みという業態についてなど、いろいろお話をすることが出来た。

 「立ち飲みが出来ると、椅子があったら毎日来るのになあ、というお客さんがいますけで、それは嘘だから本気にしない方が良いですよ」とお伝えする。

 そうやって、せっかくの立ち飲み店が椅子を置いてしまい、半立ちになり、ただのカウンターの居酒屋になってしまう。そういう様子を何度も見てきた。それは独自性を失うことである。

 2杯目は、グラスワイン(500円)をいただく。スペインのヌヴィアナの赤。
 トマト料理に赤ワインがあう。

 ざっと見て、7人くらいが入れるだろうと書いたけれど、実際には9人が入った日があったそうである。
 年齢の高い立ち飲み好きの方なら知っている用語「ダーク状態」のお話をする。身体を斜めにしてカウンターに向かって、多くの人が立てるようにすることである。昔、人気のあった四人組コーラス・グループ「ダーク・ダックス」がステージで歌う時、身体を斜めにして立ったことからきている。それなら10人は立てるのではないだろうか。
 さらに、知り合い同志ならば、二人がやや斜めに向き合い、二人の間の後ろ側に一人が立つというトライアングル状態を作って、それを5組作れば、15人はいけるのでは? こうなるとギネスブックに乗せるという話になってくる。
 ただし、トイレに行く時は全員が出なければならない。そんな笑い話である。

 実際、第303回で紹介した立ち飲み店で、もっと狭い場所に11人が入っていた時、トイレに行く為、みんなで一度外に出たものである。

 3杯目は、再び生ビール(500円)にする。

 店内が禁煙と聞いて、とても素晴らしいと答えた。灰皿がない。店名の由来であるお店の広さからいって、この場所で煙草を吸うのは、ためらいがあるはずである。
 品川区は、平成15年10月に「品川区歩行喫煙および吸い殻・空き缶等の投げ捨ての防止に関する条例」を施行し、区内全域における歩行喫煙、ポイ捨て防止の啓発活動を進めている。

 「煙草が吸えるなら毎日来るのになあ、というお客さんが来ても、本気にしない方が良いですよ」とお伝えする。自分でも言いながら笑ってしまう。

 次回はゴルゴンゾーラのペンネ(900円)を食べてみたい。因みに私はペンネ好きである。
 
 男性の方が来訪、続いて、カップルの方々がいらっしゃった。小さなお店では長居は無用である。
 帰ることにしよう。

 午後7時から7時45分までの滞在。お勘定は2,200円であった。

 土曜日にでも昼から商店街を散策、第257回で紹介した焼鳥「エビス」で焼き鳥をつまみに1杯だけ飲んでからワインを飲みに来るのもよい。
 
 戸越銀座商店街の一角に、禁煙立ち飲みバルが出来たということが素晴らしい。
 後は、戸越銀座の地域性とのすり合わせである。
 

  ※  ※  ※

  戸越銀座フォトカノン

 帰り道にフォトカノンというお店があった。
 まったくそのようには見えないのだけれど写真屋さんである。

 さらに、並びには、日本香堂直営店「香ぎゃらりぃ 香粋(こいき)」が出来ている。

 戸越銀座には、最近ちょっと面白い店が増えている。



 

  NEKONOHITAI看板

戸越銀座 戸越銀座バル「NEKO NO HITAI」
住所 東京都品川区戸越2-5-1
電話 ---
営業時間 平日17:00~23:00/土日15:00~23:00
定休日 火曜日
交通 東急池上線戸越銀座駅徒歩5分・都営浅草線戸越駅徒歩3分




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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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