洗足池 やきとり・焼肉「ごん」第3回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第489回 2012年7月25日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


※2012年8月1日 1,010,000カウント通過。感謝!
※2012年8月23日 1,020,000カウント通過。感謝!

洗足池 やきとり・焼肉「ごん」 第3回


 洗足池やきとり・焼肉「ごん」

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 午後10時を過ぎていた。とにかく蒸し暑い。
 周辺には商店は何も無い。事務所などもすべて閉まってしまっている。
 そんな住宅街の中のバス通り沿い。
 近くにある大規模な救急病院、荏原病院へ向かうタクシーが何台も走り抜けてゆく。
 その道を痛む足を引きづり、病院とは反対の洗足池駅方面へと歩いて行く。

 独りである。

 疲れ切っている。本来はどこにも寄らずに帰るつもりだった。

 「これは肉を少し食べないとダメかもしれないな・・・」

 時間が無い中、病院の中のコンビニで買ったおにぎりやサンドイッチで済ませてしまっていることを思い出す。
 炭水化物と野菜ばかり食べている。
 
 暗い夜道。ひらがなで「ごん」と書かれたアクリル看板が光り輝いて見えた。
 入口の白い提灯の下、時を経た茶色の暖簾をくぐり中に入る。涼しい。
 店の奥の方にマスターが立っておられた。カウンターに先客の男性の方一人。カウンターの中に女性の方。

 「外は暑いですか?」とマスター。
 「暑いですね、この時間でも、まだまだ・・・」と私。
 「やっぱり」
 「暑いだけでなく、湿気が・・・」
 「そうですよね。」

 良い会話である。

 まずは、レモンサワー(350円)を頼んだ。
 このレモンサワーがレモンたっぷりでとてもすっぱく、疲れた身体にうれしい。

 店内をひところ眺める。焼き台に戻られたマスターに焼き物をお願いする。

 カシラ(80円)を2本、タン(80円)を2本である。

 先客の常連の方がレバ(80円)を2本、私の注文にのせておっしゃる。

 これは、常連客のお店への気づかいである。常連の方が集う、小さな店らしい良さである。

 「塩で良いですか?」とマスター。
 「塩でお願いします」と私。

 一日、汗をかいて塩分が欲しくなっている。「塩で」という言葉に力を込めてしまう。

 店内には、高校野球ゴルフ相撲などスポーツ関係のポスターがたくさん貼ってある。

 レモンが濃いレモンサワーをぐびりと飲む。

 塩らっきょう(自家製)(400円)も頼む。

 食べる。

 「うーん、うまい」と言ってしまう。そんな塩らっきょうである。

 カシラとタンが2本づつ乗った皿が焼き台のマスターから渡される。

 カシラを食べる。

 「うーん、うまい」

 タンを食べる。

 「うーん、うまい」

 そして、

 「すいません、ホッピーを氷なしで」と頼む。

 出来上がった状態で出てくるのは、「完全3冷」の一杯である。

 また、「うーん、うまい」である。

 テレビではNHKの番組「歴史秘話ヒストリア」を放送していた。

 今日の特集は、【やじ・きたと“ブラ旅”に出よう!~「東海道中膝栗毛」魅惑の旅テク~弥次喜多】

 『東海道中膝栗毛』は、江戸時代270年で最大のベストセラーだったそうである。思えば、居酒屋探偵DAITENとして歩くのも「小さな旅」である。ゆえに、弥次喜多の二人には共感してしまう。最近はあまりに次々に起こる事件の為、旅をあまり出来ないでいる。また、独りで歩きたいと本当に思う。歩くことで癒されている。


 焼肉メニューは、骨付きカルビ(900円)、ハラミ(900円)、牛タン(800円)、上ミノ(650円)、ホルモン(500円)などがある。カウンターやテーブルの上に、ガスコンロが並んでおり、自分で焼いて食べるのである。

 「ホルモンはここで焼いて食べるんですか?」と聞いてみる。
 「こっちで焼いてもいいですよ・・・」とマスター。
 「それじゃ、ホルモン焼いてください」と私。

 自分で焼く焼肉、自分で焼くお好み焼き・・・実は苦手である。
 料理が嫌いなのではない、その食材と火口の火力を御存知のプロに焼いてもらうほうがうまいに決まっているのである。
 まして、今日は疲れている。焼くことに集中する自信がない。助かるのである。

 ホルモン(500円)も美味しくいただいた。

 「うーん、うまい」と言いながら、ちょっと甘めのタレのホルモンをいただく。

 3杯目は、姉妹店の「てん」さんにもあるトマト割り(500円)を頼んだ。

 いつもの締めのトマト割りである。
 
 「うーん、うまい」と、言いながら飲む。そして、舌鼓が思わず出た。

 今日は同じことばかり、独りで言っている。

 今日も美味しいいただけた。
 そのことに「感謝」である。

 因みに、ボトルキープはいいちこボトル900ミリ(2500円)、吉四六ボトル(3700円)などがある。

 御勘定をお願いする。2470円であった。

 「ごちそうさまでした。やっと元気がでました。」と言う。
 「そうですか」とマスターの笑顔。

 マスターと女性の笑顔に送り出され、外にでる。

 体調不良も心の憂いも少し去ったような気がした。



   ※  ※  ※


 数日後、姉妹店の石川台・串揚げ「てん」さんにうかがった。

 「ごんさんへ数日前に行ってきました」と私。
 「そうですか」とママさん。
 「おいしかったです」と私。
 「ありがとうございます」とママさん。

 


洗足池 やきとり・焼肉「ごん」
住所 東京都大田区東雪谷1-13-5
電話 03-3720-9559
定休日 月曜
営業時間 平日 17:00~23:00 土日 16:00~23:00
交通 東急池上線洗足池駅・石川台駅 徒歩10分



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

御徒町 やきとん「まーちゃん」

居酒屋探偵DAITENの生活 第488回 2012年7月21日(土) 【地域別】  【時間順】



御徒町 やきとん「まーちゃん」


  御徒町 もつやき「まーちゃん」
   
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 スカイツリーの登場により、墨田区台東区など、城東地区が話題になっている。久しぶりに、その台東区に、ちゃんと足を踏み入れた。
 北海道に出張するsakuraを見送り、上野駅に行ったのである。
 
 上野駅から広小路口を使って外に出る。目の前の信号を渡り、御徒町方面へ。
 「肉の大山」、周辺に3店舗ある立ちのみ店「たきおか」、タモリクラブでも紹介された「カドクラ」といった立ち飲み店の集中する最も賑やかな場所を歩いてみる。ちゅうど、上野駅から見て「丸井上野店」の裏辺りのこの地域の店は、まるで祭りの日のように人で埋め尽くされていた。
 しばらく歩き、御徒町駅の北口辺り、上野広小路方面を見て、その理由がすぐに解った。
 まさに、この日は「夏まつりパレード」の開催日であった。人が多いのは当たり前であった。
 
 パレードが通る上野中央通りから離れ、JR線の線路を挟んた反対側の昭和通りの方へ向かう。上を首都高速1号上野線が通る昭和通りは静かであった。
 台東三丁目の交叉点には、地下鉄日比谷線仲御徒町2番出口が通りのこちら側にあり、昭和通りを渡ると向側に仲御徒町1番出口が見える。交叉点を渡り、住宅街の方を遠目で見ると、セブンイレブンがあり、その先に「赤提灯」を発見した。目を細めてみると「やきとん」の文字が見えた。
 そばまで言ってみる。看板には「やきとん まーちゃん」と書いてあった。店の前に置いてあるベンチに二人ほど人が待っている。中を見れば、店内は狭い。満員盛況の様子であった。
 どうも、待つのが苦手な私は、周辺を歩いてからまた来てみることにした。

 周辺は暗くなっていたので、静かな住宅街のように思いこんでいた。しかし、実は小さな町工場があったり、様々な業種の事務所もあり、韓国料理店、中華料理店、寿司店など飲食店もけっこうある街であった。

 30分ほどたって行ってみると、ベンチのカップルが中に入ったところであった。入口のガラス戸には、「亀甲宮」のマーク。後を追うように店内に入る。右手に手前から奥にかけてL字カウンターが続く。カウンター席は十四席である。

 「お一人ですか?」
 「はい一人です」

 カウンターの奥から2席目に座ることが出来た。奥に6席のテープル席があった。そこには若いグループ客の皆さんが座っている。

 「ホッピー白を氷なしでお願いします。」
 「ホッピー白、氷なしですね」

 ホッピー白氷なし(400円)は、もちろん3冷である。

 「焼き物いいですか?」
 「どうぞ~」
 「かしらはらみはつちれを各1本づつお願いします。」 
 「・・・はつ、終わっちゃったんですが」
 「それじゃ・・・たんした、お願いします。」

 ホッピーを飲みながら考える。やはり、もつ煮込みは食べておかなければと。

 「もつ煮込み、お願いします」

 もつ煮込み(380円)は、豆腐の入ったタイプである。味付けは、酒がすすむ濃いめの味である。

 かしら(110円)、はらみ(110円)、たんした(110円)、ちれ(110円)が焼けたそばから少しづつ出てくる。

 どれも、うまい。「他にもっと表現はないのか!」と言われるかもしれないけれど、仕方がない。うまいのである。

 2杯目は、バイスサワー(380円)であった。

 それほど広くはない店内だけれど、調理場には3人の方々が働いていらっしゃる。
 大きな身体のマスターらしき方を中心に男性2人。男酒場である。
 
 奥の壁の黒板メニューの中に大好きなものを発見してしまった。
 美丈夫(高知)(530円)である。
 
 この酒を楽しく飲んだ日のことを思い出す。まさか、ここで「美丈夫」に出会うとは?

 何かさっぱりしたものを食べたいと考え、にらおひたし(220円)も頼む。

 思いの外、うまい。さっぱりではない・・・食べ物としての力がある。もっとニラを食べようと思う。

 気持ちよくなってくる。

 「インチキレトロかあ」という誰かの言葉が聞こえた。あるチェーン店を批判する言葉をどなたかがおっしゃったようである。古いレトロ的センスで店をつくって、それがどうもしっくり来ない場合。そんな言い方をされるのかもしれない。
 もちろん、こちらのお店はそうではない。確かに古いお店に手を加えて作ったようであるが、あざとい作為は感じられない。

 マスターが焼き台前で、お店の方に焼き方を指導されている。
 肉の切り方も指導されて、とても具体的である。
 そして、「後は・・・センスだから・・・」という、マスターのお言葉が聞こえた。かっこいい。 
 
 午後7時45分から8時45分まで、1時間ほどの滞在となった。
 御勘定は2.450円であった。

 情報によれば、実は、こちらのやきとん「まーちゃん」は、あの野方の名店もつやき「秋元屋」さんの流れをくむお店とのこと。

 偶然にそんなお店にたどりつくことが出来たことに、我ながら驚くのである。

 本当に、私は「酒場運」だけは良いのである。

 近くの仲御徒町駅から地下鉄日比谷線に乗った。

 様々な心配事に突入する前に、うまいもつを食べ、うまい酒を飲み、気持ちを整え、覚悟できたような気がする。

 これから、忙しくなる。

 


  御徒町 もつやき「まーちゃん」

御徒町 やきとん「まーちゃん」
住所 東京都台東区台東4-6-1
電話 03-3835-1758
定休日 日曜休・祝日月曜休
営業時間 17:00~24:00
交通 地下鉄日比谷線仲御徒町から徒歩3分・JR御徒町駅南口より徒歩4分


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「居酒屋探偵DAITENの生活」100万カウント達成

「居酒屋探偵DAITENの生活」100万カウント達成       【地域別】  【時間順】



1,000,000カウント達成


 2012年7月11日午後11時頃、アクセスカウンターが1,000,000カウントを越えました。
 2006年、他のホームページの1コーナーとして始まった「居酒屋探偵DAITENの生活」を2007年にブログとして独立しました。すでに足かけ7年続いていることになります。

 新しいお店を探すことが目的ではなく、味わいある居酒屋での小さな出来事に出会う為に歩いてきました。
 多くの居酒屋巡りを楽しむ方々から比べれば、軒数は少ないとは思いますが・・・それでも、紹介した店舗数は2012年7月1日現在で383軒となり、私なりにずいぶん多くのお店に行ったものだと思っています。
 
 その一軒一軒の外観が目に浮かび、駅からそのお店までの道順が頭に残っています。
 改めてふり返ってみると、すでに閉店や移転をしてしまったお店も多く、感慨深いものがあります。
 
 とにかく、ここまでよく続けられました。
 これも、「居酒屋探偵DAITENの生活」に御来場いただいた全ての皆様のおかげです。
 出来ますれば、体力と時間が許す限り「探偵生活」を続けたいと思っております。

 今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

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東京 日本再生酒場 もつやき処「い志井」新丸の内ビル店

居酒屋探偵DAITENの生活 第487回 2012年7月1日(日) 【地域別】  【時間順】




※2012年7月11日 ついに、1,000,000カウント通過。感謝!感謝!感謝!

東京 日本再生酒場 もつやき処「い志井」新丸の内ビル店


  日本再生酒場東京丸の内

   
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 想定外
 

 日曜日にある用事の為、東京駅八重洲口に行った。八重洲口側から駅構内を通らず、駅の北側のガードをくぐって丸の内側に移動した。

 丸の内側に行くと、あの独特の美しい駅舎は復元改装中であった。
 1914年(大正3年)に創建された東京駅丸の内駅舎は、1945年(昭和20年)、戦災により南北のドームと屋根・内装を焼失した。それを、戦後3階建から2階建に復興したものが我々がよく知る昭和の東京駅丸の内駅舎であった。
 その仮に行った工事を、外観を創建時の姿に忠実に再現、さらに、鉄骨煉瓦造の下に地下躯体を新設、巨大地震にも耐えうる「免震工法」で施工するそうである。
 
 工事中の駅舎を見てから周辺を見あげ、その変わり様に驚いた。 
 新丸の内ビルディング(38階)、丸の内ビルディング(37階)、JPタワー(38階)、日本生命丸の内ビル(29階)、丸の内北口ビル(29階)、丸ノ内ホテル(17階)、丸の内センタービル(20階)、新丸の内センタービル(24階)等の高層ビル群から東京駅丸の内駅舎は、すっかり見下ろされる状態になっていたのである。
 
 1923年(大正12年)に建てられた地上9階・地下1階建ての先代丸の内ビルディングは、当時「東洋一のビル」といわれたそうである。その後、丸の内ビルディングの北側に1952年(昭和27年)、8階建ての新丸ノ内ビルヂングが建てられた。
 今回は、2007年4月に竣工された新しい新丸ノ内ビルヂングに入ってみた。
 5階から7階のレストランフロアには、あらゆるジャンルのレストランが並んでいる。それもどちらかといえば高級な値段設定の店がほとんどである。
 その5階の廊下を歩いている時であった。廊下に窓はない。照明は暗めに抑えられている。外がまだ明るい時間なのに、まるでどこかの「夜の街」を歩いているような気分になる。やがて、その「夜の街」に想定外の光景を発見した。

 まるで、まるで縁日のような明るい照明に照らされ、浮かび上がった光景は・・・。

 驚いた。
 まったく想定外であった。

 軒先に白い提灯が横一列にたくさんならんでいる。その提灯の上に、店名が書いてある。
 広い間口に一部磨りガラスになった大きなガラス戸がある。そのガラス戸は左右に開け放たれており、そこにビールケースやワックスの缶を積み上げた上にコカコーラのケースを乗せて作った仮設の立ちのみテーブルが何個か並んでいる。その間を通って、店内に入ってゆくと、十数人が立てるであろう横に長い立ち飲みカウンターがある。よく見れば、壁側にも立ちのみカウンター。
 こちらは、東京調布市に本社を置く株式会社い志井のたくさんある業態の一つ、
 日本再生酒場 もつやき処「い志井」新丸の内ビル店である。

 株式会社い志井のホームページにはこう書いてある。

 「“日本再生酒場”は昭和20年代後半から40年代までの、活力あふれる日本の酒場をもう一度、という思いから生まれた“もつやき処”です。」

 そんな、日本再生酒場が日本のビジネスの中心、東京駅丸の内駅舎前のリニューアルされた38階建ての高層ビル「新丸の内ビルディング」の高級レストラン街にあるのである。

 SAKURAと二人、カウンターの左端に立った。 
 SAKURA赤ワイン(350円)のグラス、私は新宿ハイボール(450円)を頼んだ。私の新宿ハイボールは、想定外に甘口であった。

 すじ煮込み(450円)を食べてみようと思う。

 「あの、すじ煮込みください」と、カウンターの中のお店の方に言う。
 「豚ですか? 牛ですか?」と聞かれる。まったく想定外であった。
 「それじゃあ・・・豚お願いします」
 
 さらに、焼き物である。

 たん(舌)、ちれ(脾臓)、はらみ(横隔膜)を頼んだ。どれも140円であった。
 
 出てきた焼き物は、どれも美味しかった。

 メニューの中にキリンクラシックラガー(650円)を発見。

 「あの、このキリンクラシックラガーは中瓶ですか?」と聞く。
 「いいえ、大瓶です」
 「それはよかった、それじゃ、グラスを二つください」。

 元々、こちらのチェーンは比較的価格が高めである。もつ焼き業界では高級店かもしれない。ゆえに、「新丸の内ビルディング」の中にあっても商売が成り立つのかもしれない。

 それでも、周りの飲食店よりはずっと安く飲み食いができる、庶民入店可能のお店である。

 今、本当の再生を突きつけられている日本のビジネス界の中心に、「日本再生酒場」という看板が掲げられているのは、アイロニーであろうか。すぐそばにある国会議事堂の中にいらっしゃる方々も一度食べにくると良いのではないだろうか。少し前に首相だった方のような自己宣伝の為ではなく、身分を明かさず、一人で静かにサワーでも飲みながらもつ焼きを食べ、自分を振り返っていただきたい・・・とさえ思う。

 本当に最近は「城南地区」から出ない。
 久しぶりに東京駅に出てきてみて、驚いてしまっている。
 想定外の「お上りさん」状態であった。


   ※   ※   ※

 追記1 ビールを飲んでいると、Mマスターからメールが入った。ちょっと打合せに呼ばれたのである。地元に戻り、遅くなってから秘密の屋根裏部屋に集合。打合せである。新しい展開にこうご期待である。

   ※   ※   ※

 追記2 さらに、新しい展開の準備は進んでいる。Mマスターの店は雪が谷に帰ってくるのである。





東京 日本再生酒場 もつやき処「い志井」新丸の内ビル店
住所 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング5F
電話 03-6267-0989
定休日 無休
営業時間 平日 16:00~02:00/日祝 11:00~22:00
交通 JR東京駅 丸ノ内口徒歩2分/地下鉄丸ノ内線東京駅徒歩1分/地下鉄大手町駅徒歩3分/地下鉄千代田線二重橋駅徒歩3分


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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新岳大典作小説リンク
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