多摩川 若鳥焼「鳥久」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第496回 2012年10月28日(日)   【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



多摩川 若鳥焼「鳥久」 第2回



  多摩川若鳥焼鳥久外観

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 前回向ヶ丘遊園駅近くのお店を出て、向ヶ丘遊園駅から小田急線に乗ったMマスターと私は、登戸駅で南武線に乗り換えた。
 この時点では、途中の南武線の駅で降りて、どこか新しいお店に行く案もあった。SAKURAからメールも入り、目的地を東横線沿線に変更することにした。

 Mマスターと二人、武蔵小杉駅で南武線を降りて改札を出る。一度、東急東横線の改札方面に歩き始めた。
 そこで、あるお店が閉店したようだと私が話すと、Mマスターは興味を示され、確認の為に武蔵小杉から新丸子まで歩いてみることにした。
 外は小雨が降っていた。傘を差して歩き始める。すぐに、閉店情報は私の勘違いであることが解った。周辺を散策した後、SAKURAとメールでやりとりしながら次のお店を決め、新丸子駅から東急東横線に乗って多摩川を渡り、隣の多摩川駅で降りた。

 多摩川駅は、東急東横線東京メトロ日比谷線みなとみらい線が乗り入れ)、目黒線東京メトロ南北線都営三田線が乗り入れ)、そして、東急多摩川線という思えば7路線のターミナル駅である。
 さらに、2013年3月には東急東横線副都心線とつながり、その先の東武東上線西武有楽町線西武池袋線との利便性がすすむのである。
 そんな利便性が高い駅でありながら、東の田園調布せせらぎ公園と西の多摩川台公園の二つの大きな公園に挟まれた狭小地であり、駅前の商店街は10軒ほどと地味で、日々の食品を買える店は駅構内のコンビニだけである。
 田園調布せせらぎ公園の場所は、元々多摩川園という小さな遊園地だった。城南地区で育った人と話をすると、この多摩川園のことが話題になることがある。因みに閉園したのは1979年とのこと。

 改札を出る。正面のガード下の通路をまっすぐ進む。外に出ると雨が強くなっていた。右側だけに商店が並ぶ商店街がある。多摩川駅から多摩川を渡って南西へ向かう横浜駅に至る東横線と、多摩川に沿って南下、蒲田駅に至る多摩川線との間の小さな丘の上に立つ多摩川浅間神社の東側下に商店が張り付くように並んでいる。そこは、もしかしたら神社から借り受けている土地なのかもしれない。
 その商店街の途中に、目的の店、若鳥焼「鳥久」がある。今回に2回目の訪問。
 前回、紹介したのは、2010年10月23日である。
 その後も散歩帰りの午後4時頃に何度か訪問。夕食前でもあり、少しのつまみで軽く飲ませてもらっていた。

 雨脚はさらに強くなっていた。傘をたたみ、追われるように店内に入り込む。
 右手にはカウンター席が6席。左手には小上がりがあり、奥は座敷になっている。小上がりには手前から四人席、六人席、四人席と続き、それに続いた座敷には四人席が二つと二人席が一つある。
 手前の席に家族連れの皆さんが座っている。中央辺りの四人席でSAKURAが待っていた。

 入口辺りに傘立てがない。傘立てを置く場所がないようだ。
 ママさんに「傘は奥へお願いしますね」と言われるまま、奥にすすみ、右に曲がり、そこにあった扉を開けて建物の外に出て、左に曲がり、一番奥に別に建てられたトイレ脇の傘立てに傘を入れた。
 
 席に戻ると、先に頼んであったキリンラガー大瓶(680円)にグラスを追加して、さっそく3人で乾杯する。
 こちらは若鳥焼のお店である。
 ねぎま3本(330円)、つくね3本(330円)手羽先3本(420円)、鳥なんこつ3本(420円)と一期に頼んだ。こちらのお店のやきとりは3本単位である。我々も3人なのでちょうど良いのである。

 私は鳥肉好きなので客観的になれないかもしれないけれど、焼き物はどれも美味しかった。

 玉ねぎスライス(380円)、鳥煮込(500円)等も頼む。玉ねぎスライスと煮込を一緒に食べるとうまい。
 
 3人でいろいろとお話をする。Mマスターも子供の頃、ここにあった多摩川園に遊びに来たそうであった。川崎生まれの私も小学生の頃に両親と来たことを覚えている。
 多摩川園には、コーヒーカップ、トランポリン、観覧車、柔らかい球のバズーカ砲、ウイスキーの樽のような車体のジェットコースターがあったそうである。また、ウォーターシュートがあったことをSAKURAが覚えていた。
 さらに、多摩川園といえば、当時有名だったのは「お化け屋敷」である。

 少し、寒くなってきたので高千代二合熱燗(850円)に切り替えた。
 
 休日の夕方、本格的に焼き鳥をいただき、改めてこちらのお店が美味しいお店であることを再確認したのであった。

 御勘定をお願いする。3人で5,200円。

 午後5時15分から午後6時15分まで1時間の滞在。

 (了)


 
  多摩川若鳥焼鳥久看板

多摩川 若鳥焼「鳥久」
住所 東京都大田区田園調布1丁目55-7
電話 03-3721-1891
定休日 第2・第3火曜日
営業時間 月曜から土曜は16:00~24:00。日曜祝日は15:00~23:00。
交通 東急東横線・東急目黒線・東急多摩川線多摩川駅下車徒歩3分。



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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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向ヶ丘遊園 焼鳥「昭和横丁 よ古山」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第495回 2012年10月28日(日) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




向ヶ丘遊園 焼鳥「昭和横丁 よ古山」


 

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 日曜日の午後、雪谷大塚の屋台のあるバー「OVAL」Mマスターと一緒に南武線の登戸まで行った。
 Mマスターとこの街に来るのは2回目である。Mマスターの買い物につきあっての来訪であった。

 まずは、第458回で紹介したクラフトビア「ムーンライト」へ行く。
 
 周辺は、次々に再開発が進み、マンション予定地となっていた。古い宿場街の名残りを残す登戸の雰囲気が加速度的に変わってゆくのであった。その様子は、屋台のあるバー「OVAL」ブログを御覧いただきたい。

 前回(第458回)の時は、登戸駅に戻って、第459回で紹介した立ち呑み「盛田屋」さんに入った。
 今回は、登戸で南武線と交叉する小田急線向ヶ丘遊園駅まで歩いてみることになった。Mマスターのおすすめの店へ連れていってくれるそうである。

 踏切を渡り、しばらく歩いてゆく。角地の古い建物の壁を「OVAL」Mマスターが指さす。

 「ここですよ」

 ただのモルタルの建物があって、急な階段があり、店の入口らしきものもなく、古いアパートのようにしか見えない。
 不思議に思いながら建物の角を右に曲がってみると、さらに不思議な感じになっていた。

  

 2本の路が出会った角に建てられており、敷地は三角形の一番とがった側を切り落とされたような台形である。
 ビールの入ったグラスや焼き鳥などのイメージ写真の看板が貼られ、午後5時から7時まで「はっぴーあわー」で生ビール1杯350円であることを示す、宣伝看板が立てかけてある。さらに、回り込んださきほどとは反対側に入口があった。入口脇に赤いビールケースの上に焼き台が乗っているので、焼きながら売るのかもしれない。

 まだ、午後4時頃である。やっているかどうか心配になる。
 入口の上の看板には、「地鶏 備長炭火 やきとり」と書いてあり、その右に角印の印影のデザインで「昭和横丁」とある。建物の上の方に付けられた看板には「焼鳥 よ古山」と書いてあるので、店名は「昭和横丁 焼鳥 よ古山」のようである。看板の下には黄色い提灯が下げられ、灯りも点いているので、中に入ってみた。

 店内は薄暗い。台形の建物を利用した台形のカウンターが中心の厨房を囲んでいる様子が壮観である。左手にまっすぐ進んだ側、6,7人が座れる側の奥、カウンターの端に二人で並んで座った。その席からカウンターの向側の席のお客さんと顔を合わせることになるが向側のカウンターは斜めなので、気まずい感じで正面になることはない。

 席に座ると、「焼き鳥は五時半からなんです、すいません」と、若いマスターに言われる。
 その代わり、こちらのお店は土曜と日曜は午前11時30分の開店から途中のお休み時間を入れずに営業しており、隠れた「昼間から飲める店」ということになる。休日の昼酒店を探しているので、これは発見であった。

 まずは、Mマスター緑茶割(390円)、私はレモンサワー(390円)をいただく。まだ4時でハッピーアワーには早い。まあ、クラフトビア「ムーンライト」で、すでに2杯いただいているので、いずれにしても生ビールは飲まなかった。

 店内を見廻す。
 壁に「現金仕入れの為売掛御免」と書いてある。なにやら懐かしさすら感じる。
 私達の座るカウンターの左端の壁に、古いパロマの瞬間湯沸器が取り付けてある。
 使われてる様子はないけれど、不思議な感じである。
 照明が暗いので最初は気づかなかったのだけれど、よく見るとカウンターの上の天井に近い位置に、全国の観光地でおみやげとして売っている、あの小さな提灯がたくさん飾ってある。
 
 焼き鳥も5時半からなので、京風おでん盛(600円)を頼んだ。
 内容は、大根こんにゃくちくわぶうずらあつあげ
 焼きなす(120円)も2本お願いする。
 
 2杯目は、Mマスターレモンサワー、私はコップ酒(400円)をいただく。
 チロリで暖めたお酒がカウンターの上の段に置かれた受け皿の上の小さなコップに注がれる。

 「お迎えに行かないとダメですね」と私。
 「そうですね」と、お店の若いマスター。

 私は、立ち上がり、首を伸ばして一口呑んだ。
 それから、受け皿にこぼれた酒を受け皿からコップの中に移して、コップを手元においた受け皿にのせる。
 これは、酒場のひとつの作法である。馴れていない若者が周囲の人から呑む方法を教えてもらっている様子を目撃したことがある。
 そんなコミュニケーションが生まれるのも小さな酒場の良さである。

 若いマスターが5時半から焼かれる焼き鳥の為の炭をおこしている様子を眺める。
 店内が暗いので、とりわけその火が美しく見えた。

 午後5時になった。

 「こちらはこのくらいにしますか」とMマスター

 お勘定をお願いする。二人で2,210円である。

 若いマスターに聞いてみれば、焼き鳥店になったのは2年前であるけれど、酒場としては47年の歴史があるそうであった。さらに、その前は野菜を扱っていたそうである。
 
 向ヶ丘遊園駅からバスで行ける地域に住んでいたことがある。
 そして、父の死をきっかけに、中学生の私と母はそこから流転の日々へと旅だった。
 こちらのお店が出来てすぐの40年前、私はこのお店の脇を歩いていたかもしれない。

 Mマスターと二人、すぐそばに見える向ヶ丘遊園駅から小田急線に乗った。
 この時点では、次にどこへ行くのか何も決めてはいなかった。


 (つづく)



向ヶ丘遊園 焼鳥「昭和横丁 よ古山」
住所 神奈川県川崎市多摩区登戸2698
電話 044-933-9815
定休日 木曜定休
営業時間 月~金 11:30~15:00/17:00~23:30 土・日・祝 11:30~23:30
交通 小田急線向ヶ丘遊園駅南口下車徒歩3分 



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渋谷 酒処「十徳」渋谷店 第2回

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居酒屋探偵DAITENの生活 第494回 2012年10月13日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



※2012年10月25日 1,050,000カウント通過。感謝!

渋谷 酒処「十徳」渋谷店 第2回


  十徳渋谷店

 

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  観劇 松洋作・演出「みのむしⅢ」

 土曜日の夕方、京王井の頭線の東松原駅で降りた。まったく初めて降りる駅である。
 SAKURAと二人、東松原駅徒歩1分の小劇場「ブローダーハウス」で芝居を見る為であった。

 植松洋 作・演出「みのむしⅢ」という作品。
 この芝居には、我が咲良舎の公演、中目黒・楽屋公演・咲良舎ランチシアター「チェホンテ・ア・ラ・カルト」に出演してくれた俳優の大槻博之さんが出演されているのだ。
 一言で言えば、懐かしい舞台だった。八十年代演劇ブームの頃、様々な小劇場に通った頃を思い出した。
 安部公房つかこうへい竹内銃一郎といった私の好きな作家たちのことが頭に浮かぶ。
 一生懸命に演じてくれる俳優たちを前にして、膝が舞台に接してしまうほどに近いような小劇場の一番前の席に座り、一生懸命に芝居に集中した。楽しかった。

 暗転の中、舞台上のバミリの為に貼られた、たくさんの「蓄光」が怪しく光るの眺め、本当に美しいと感じた。
 楽しい2時間は、あっという間に過ぎていった。久しぶりに「芝居」を楽しむことが出来たように思う。

 さて、東松原駅に戻って井の頭線に乗り、渋谷駅についた。

 すぐに思いついたのはこの一軒であった。


 芝居の帰りといえば、渋谷の十徳

 京王井の頭線渋谷駅の西口改札を出た。目の前の道を左へ。道玄坂方面へ歩いて、最初の路地を左に曲がり、すぐ右手にその店はある。酒処「十徳」渋谷店である。前回紹介したのは、2009年11月03日第276回であった。
 その時も、代々木八幡の青年座劇場での観劇帰りに立ち寄ったのである。
 
 入って右手に方に六人ほどが座れるテーブルが4つ。どの席にも何人かの方が座っていらっしゃる。左手奥に五人ほどがやっと座れる狭いカウンター席があって、その一番奥のトイレ手前にSAKURAと二人で並んで座った。

 こちらのお店では、「取りあえず生」などと、もったいないことは言わない。最初から日本酒である。

 まずは、SAKURAは、「今日のおすすめ」のお酒の中から山口県岩国市八百新酒造株式会社雁木 純米無濾過ひやおろし(580円)を選び、私は、山形県酒田市の東北銘醸株式会社初孫きもと2種飲み比べセット(450円)である。

 もちろん、分け合って飲むのである。
 雁木 純米無濾過ひやおろしは香り高く、良い意味で口中で暴れる感じであった。

 突き出しは鳥団子の煮物である。この鳥団子で酒をいただき、しばし楽しんでからつまみを頼んだ。

 新さんまのバジル風味揚げ(580円)とヒラメ刺し(750円)である。

 最初に出てきたヒラメ刺しの淡泊な味を楽しんでから雁木 純米無濾過ひやおろしをグイッといただく。口の中に味わいが広がる。

 新さんまのバジル風味揚げも揚げ物としては、上品な味わいである。うまい。

 SAKURAの2杯目は新潟県村上市宮尾酒造株式会社のあまりにも有名な銘柄、〆張鶴(500円)である。

 私の2杯目は石川県加賀市鹿野酒造株式会社益荒男 山廃純米秋上がり(650円)である。

 〆張鶴は、落ち着いた味わいであった。

 「今日のおすすめ」のお酒の中から益荒男 山廃純米秋上がりは、その名の通り、なかなかに暴れん坊のお酒であった。石川県の酒といえば、加賀鳶を飲んでいた我々としては、新しい発見でもあった。

 ここで、がっかりしたことが一つ。

 新さんまのバジル風味揚げを一片、床に落としてしまったのである。

 かわいそうであった。私がかわいそうなのではない、さんまに申し訳ないのである。

 「今日のおすすめ」のお酒は、まさに「暴れん坊シリーズ」である。
 
 ここで、負けないツマミを一つ。紀州の梅 大粒うす塩 南高梅 一粒150円をいただく。
 塩分は、1.6%だそうである。

 これを少しだけ食べて、また、酒をいただく。

 店内も満席となっていた。時間が遅くなると、本当に日本酒が好きな訳ではない方、例えば「カルピスサワーあります?」などと聞いてしまう方も入ってきてしまう。だいぶうるさくもなってきた。

 お勘定をお願いすることにした。二人で4,680円。

 「新さんまのバジル風味揚げを一つ落としてしまったんだ。ごめんなさいね。」とお店の方に伝える。

 外を見れば、下の写真のように、午前4時まで営業しているとのこと。

 十徳渋谷店

 来るたびにほんの少しだけお話をするお店の方も健在。

 懐かしい芝居に、懐かしい店、楽しい土曜の夜であった。


    ※   ※   ※

 追記 帰り道、京王井の頭線の渋谷駅の脇に3階建てのビルを発見した(写真)。

 そのビルに入っているのは、あの「根室食堂」であった。

 渋谷根室食堂

 渋谷に移る前の学芸大学駅近くにあった頃のことについては第37回第60回で紹介した。中目黒のお店については第44回で紹介した。

 今、根室食堂が小さなお店であったことを知らない方々も多いに違いない。ずいぶん時が経ったのだなと思う。





十徳渋谷店

渋谷 酒処「十徳」渋谷店
住所 東京都渋谷区道玄坂2-9-4 1F
電話 03-3770-7678
定休日 無休
営業時間 月~土 16:00~04:00 日・祝 15:30~24:00
交通 JR渋谷駅徒歩3分・京王井の頭線渋谷駅西口下車徒歩1分・地下鉄半蔵門線渋谷駅徒歩3分 
公式サイト http://www.juttoku.com/



ホッピー原理主義者とは?
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居酒屋探偵DAITENの「アート録」Vol.3 「立ち飲みで座って飲んで良いのは俳優大滝秀治だけである・・・合掌」

居酒屋探偵DAITENの「アート録」Vol.3



立ち飲みで座って飲んで良いのは
俳優大滝秀治だけである・・・合掌。


 俳優の大滝秀治(おおたき・ひでじ)さんが亡くなった。

 舞台、映画、ドラマと幅広く活躍、名脇役として有名な俳優の大滝秀治(おおたき・ひでじ)さんが10月2日、午後3時17分に肺扁平上皮がんのため、都内の自宅で死去された。87歳。
 高倉健さんと共演した、8月公開の映画「あなたへ」が遺作となった。

 ここ数日、テレビのニュースショーでは大滝さんが亡くなったことを伝えている。
 
 1950年、故・宇野重吉さんらの劇団民藝に研究生として参加し、すぐに劇団員となった。
 宇野さんから「オマエの声は壊れたハーモニカのような不協和音だ。役者になるのを考えたらどうか」と言われたという話は有名である。
 劇団の裏方をつとめた後、小さな役から俳優となり、努力が実って1970年に舞台「審判」で「紀伊國屋演劇賞」を受賞。この時、すでに45歳になっていたそうである。
 その後は劇団民藝の看板俳優として舞台に立ち続けた。
 「お葬式」(1984年)、「たんぽぽ」(1985年)、「マルサの女」(1987年)「あげまん」(1990年)、「ミンボーの女」(1992年)などの伊丹十三監督作品では、いつも楽しませてもらった。


 
 しかし、居酒屋ファンの間では、庶民的な酒場を愛する「酒場の達人」としても有名であった。
 もっとも好きだったお店は、2009年12月28日(月)第297回で私も紹介している、渋谷の大衆立呑酒場「富士屋本店」である。

 芝居一筋の大滝さんにとって、唯一の楽しみがお酒を飲むこととのこと。
 亡くなる前日も御家族と一緒に食卓を囲み、お酒を飲んでおられたそうである。

 「富士屋本店」に大滝さんが来られた時のエピソードがテレビで紹介されていた。
 あまり、混んでいない時間にきて、いつも決まった場所に立ち、ごく普通に周囲に溶け込んで静かに飲んでおられたそうである。
 
 そして、こんな大滝さんの言葉も紹介されていた。

 「おごると、偉そうになる。おごられると、卑屈になる。だから、自分の金で飲む。」

 「『自信』の上には『おごり』があり、『謙虚』の下には『卑屈』がある」

 その味わいある声と演技と人柄が大好きだった。

 幼い時の中耳炎右耳が聞こえなかった。
 肺結核で左肺を切除されていた。
 そして、肺ガンで逝かれた。
 亡くなった日にも「台本」を手放さなかった。

 最後まで、演技と戦った人だった。

 御高齢となって弱られてからは、本来、立ち飲み店である富士屋本店でも、お店の方が身体を気づかって椅子を出したとのこと。

 「立ち飲みで座って飲んで良いのは俳優大滝秀治だけである。」

 そんな言葉が頭に浮かんだ。

 ゆっくり座って飲んで下さい・・・大滝さん。

 合掌。

テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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