新丸子 おでん居酒屋「夢や ぽってり」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第502回 2012年12月22日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




※2012年12月30日 1,080,000カウント通過。感謝!

新丸子 おでん居酒屋「夢や ぽってり」 第2回

  

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 前回のお店を出て、すぐ目の前の尻手駅からJR南武線に乗った。向かうの武蔵小杉駅
 武蔵小杉駅の改札を出て左手に行き階段を降りれば、東急東横線に乗り換えることが出来る。目的地は東急東横線新丸子駅。でも、二つの駅間の距離は500メートルほどしかないのである。
 ゆえに、東急東横線方面には行かず、武蔵小杉駅の改札を出て右へ。階段を降りると左手にロータリーを見ながら歩道を歩き、東横線のガードをくぐる。そのまま進むと右手に串カツ「田中」の支店を発見した。次回は入ってみようと思う。

 

 串カツ「田中」の前を過ぎ、道を渡って住宅街に入ってゆく。

 寒い。「お湯割、お湯割」と繰り返し言いながら街を歩く。自然と飲み屋さんの看板ばかりが気になる。

 やがて、道沿いに野毛トモさんを思い出させる黄色い看板も発見した。

 

 この周辺には、様々な居酒屋さんがある。待ち合わせをしていなければ、入ってしまったかもしれない。

 そして、私が向かったのはおでん居酒屋「夢や ぽってり」さんである。
 
 

 先に来ていたSAKURAが左手のカウンターに座っていた。こちらのお店を紹介した前回の記事にも書いた通り、こちらのお店に初めて入ったのはSAKURAである。
 
 「お湯割、お湯割」と言いながらカウンター席に座った。

 SAKURAは、さつま司黒お湯割(420円)と納豆詰め油揚げ焼き(280円)を頼んだそうである。

 「お湯割、お湯割」と言っていたのに、暖かい店内に入り、「サッポロ赤星」の文字を見て、気分が変わってしまう。サッポロラガービール赤星大瓶(590円)を頼む。

 やはり、おでんを頼んだ。
 はんぺん(150円)、とうふ(130円)、ちくわぶ(100円)を選ぶ。

 はんぺんは時間がかかるとのこと。

 実際に出てきたはんぺんは実に大きかった。

 「はんぺんだあ、でかい、いい、いいなあ、このでかさ・・・」等と言いながら食べている自分。

 軽く飲んで帰るつもりだった。
 
 しかし、家の夕飯のおかずもおでんのお持ち帰りにしようということになり頼む。

 はんぺん(150円)、ちくわぶ(100円)、がんもどき(130円)、とうふ(130円)、そして、大根(130円)を2個頼んだ。

 「はんぺんが15分くらいかかるんですけど・・・」とママさん。
 
 はんぺんのせいにして、もう一杯。生レモンサワー(380円)を頼んだ。

 さて、おでんをいただき1時間ほどで帰ることになった。

 いくらかかったのだろうか・・・珍しく記録をしていない。

 よほど、リラックスしていたのか、考える力が無くなっていたのか・・・。

 こちらのお店に来るきっかけは、前回の記事に書いたような「たいへんな日」であった。

 今も「たいへんな日々」である。

 酒を飲むことで「幸せ」になれるわけではない。

 何かを忘れることが出来るから飲むのである。

 「忘れ酒」だ。

 また、来よう。

 「夢や ぽってり・・・」

 良い店である。


 (了)


 
 新丸子夢やぽってり


新丸子 おでん居酒屋「夢や ぽってり」
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子東1-827
電話 044-422-9779
定休 日曜・第2月曜
営業時間 17:30~24:00
交通 東急東横線・目黒線新丸子駅東口下車徒歩2分




ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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尻手 角打「有限会社新川屋酒店」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第501回 2012年12月22日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】





尻手 角打「有限会社新川屋酒店」 第2回

  ~ いいなあ、のりちーず ~

  

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 三連休の初日の土曜日、JR川崎駅の西口へ行ってみた。クリスマス商戦で賑わうショッピング・モール「ラゾーナ川崎プラザ」は、家族連れやカップルでいっぱいだった。
 そんな群衆の中を独りで歩いていると、妬みとか嫉みとは違う、淡い疎外感のようなものが脹らんでくる。そして、やがて心に浮かぶのは、未来に起こるかもしれない大きな災厄の光景であり、悲しみに近い感情である。

  ←「ラゾーナ川崎プラザ」

 それは、子供の頃からずっと持ってきた心の動きであった。

 「ラゾーナ川崎プラザ」と駅前ロータリーを挟んだ反対側にあるのがコンサートホールと高層のオフィス・ビルとショッピング・モールからなる「ミューザ川崎」である。
 「ラゾーナ川崎プラザ」の南西角部分に現在建設中の高層ビルがあり、そのビルの全フロアを「東芝」が借り上げて、スマートコミュニティ事業体制の強化を目的とする「スマートコミュ二ティセンター」という施設を作るそうである。
 「ミューザ川崎」が建つ前にあった小さな飲食街に私の生まれた家はあった。ちょうど、「スマートコミュニティセンター」の建つ場所には「東芝堀川町工場」の5階建てほどの建物が建っていて、私は部屋の中からいつも工場の壁ばかり見ていた記憶がある。

  ←「ミューザ川崎」

 さらに、「ミューザ川崎」の南側に残っていたJRの土地には、羽田空港の国際化に併せて、ホテルや国際会議場をもった複合施設が出来るそうである。上の写真でいえば左手側。

    ※    ※    ※

 酒を飲みたいと思う。でも、どこのお店にも入ろうという気持ちになれなかった。

 そのまま、川崎駅前から大通りをどんどん歩いて、いつの間にか、JR南武線の川崎から一つ目の駅、「尻手(しって)駅」についていた。

 尻手駅の改札を出ると、右手に狭い商店街があり、入ってゆくと左手のストアーの先に「新川屋酒店」という酒屋さんがある。

 
 
 前述の巨大ショッピング・モールの飲食街よりも、このようなお店に心引かれるのである。
 
 左側の普通にお酒を買う入口と自動販売機を挟んで反対側、右側にもう一つ入口がある。

 前回、こちらのお店を紹介したのは2010年4月10日第335回である。もちろん、その後も何度かうかがっている。

 ガラス戸を開ける。左手のL字カウンターの中央辺りに空間が空いていた。入ってすぐの左角あたりに場所が空いていたのでそこに立つ。カウンターの中には、マスターとママさんの二人。

 まずは、ホッピーセット(410円)を飲みたいと思う。

 「ホッピー、氷無しでお願いします」とカウンターの中のママさんに伝える。

 つまみは、さつまあげ(250円)をお願いした。

 店内奥右手の入口辺りからは見えない場所のテーブル席では、今日も御宴会の様子である。

 八海山(350円)を飲みたいと思う。でも、「一人二杯まで」という文字につられてしまい、
にごり酒(250円)にしてみることにした。

 無造作にカウンターの上に置かれたビアタンブラーに一升瓶からにごり酒が注がれた。カウンターが斜めなので、当然のようにこぼれる。手を触れることも出来ず口から迎えにゆく。うまい。

 奥の方の冷蔵庫の上にブラウン管テレビが乗っている。カウンターのお客さんは、みんなこのテレビに目をやりながら飲んでいるのだ。

 ニュースが始まった。時計を見れば、午後6時になっていた。すると、帰ってゆかれる方が二人ほどいらっしゃった。時間を決めて飲んでいるのかなと思う。
 
 「ごちさうさま」とお客さん。
 すると、飲んだ飲み物と食べたものを正直に自己申告される。
 それからママさんが計算をしてお金を支払うのである。

 いつも思うのだけれど、みんなきちんされているのだ。そして、えばるような人もいない。

 6Pチーズ(70円)の品書きが目に入った。

 「6Pチーズのり・・・お願いします」と私。
 「のり何枚ですか?」とママさん。
 「ええ・・・どうしますかねえ」と私。
 「のりサービスだから、適当に出しますね」とママさん。
 
 のりは、四枚ついてきた。のり好きにとってはうれしいのである。

 「いいなあ、のりちーず」と心の中で思う。和風であり同時に洋風のつまみ、究極のツマミかもしれない。

 炒め物が始まる。すると、入口近くのお客さんにママさんが声をかける。
 
 「換気扇のスイッチ、お願いします」

 カウンターの中から換気扇のスイッチに手が届かないのである。お客さんも笑顔でスイッチを入れてあげる。

 「いいなあ、たすけあい」と心の中で思う。

 「天ぷら四点280円ミニです」というメニューもある。よい。

 出先のSAKURAからメールが来た。

 待ち合わせすることになった。

 「天ぷら、最後の分がありますよ」とママさんが言う。
 「そう、それちょうだい」と常連さん。
 「最後っていえばさ、確か、今日、世界が終わったよね」と常連さんがおっしゃる。
 
 一瞬、びっくりして、すぐに「マヤ文明の暦が終わっているので世界が終わるのではないか」という流行の終末論の話であることに気づいた。

 「全然終わらないよね・・・たしか、今日で終わって、また始まるんだよね。あけましておめでとうだ。」とのこと。

 「世界は終わらない・・・ただ、私は終わるかもしれない」等と思う。

 常連の方が焼酎とお湯を頼むと、ボトルではなく紙パック焼酎が出てきた。ボトルキープではなく紙パックキープである。。

 「お勘定お願いします」と私。ママさんがやってくる。私も自己申告である。

 「何を呑みましたかあ?」とママさん。
 「ええと、ホッピーセットです」
 「氷なしですよね・・・ホッピーが360円」
 「えっ、410円じや」
 「氷の分50円引きますから」

 すっかり、氷代50円が別になっていることを忘れていたのである。実に正直な商売である。

 「ホッピー、さつまあげ、にごり酒、海苔四枚のチーズです。」と私。
 「海苔はサービスですから・・・930円」とママさん。

 安い、実に安く飲めるのである。

 「ごちそうさまでした、よいお年を」と私。

 「よいお年を」とママさんとマスターも笑顔で言ってくれた。

 たったの930円で身体も心も温まった。

 そして、すぐ目の前の尻手駅からJR南武線に乗った。

 待つ人がいる次の酒場へ向かうためである。


 (つづく)


尻手 角打「有限会社新川屋酒店」
住所 神奈川県川崎市幸区南幸町3丁目104
電話 044-522-4830
定休日 不定休(休む時は日曜日とのこと)
営業時間 17:00~22:00
交通 JR南武線尻手駅下車徒歩10秒



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雪谷大塚 カラオケ酒場「京太」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第9回 2012年12月19日(水) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



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雪谷大塚 カラオケ酒場「京太」

  ~雪谷大塚・乾杯横丁再開発より復活~


  

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 東急池上線の雪谷大塚駅前には「乾杯横丁」という、いわゆる「飲屋街(のみやがい)」があった。その飲屋街は、様々な紆余曲折の末、2012年の春に幕を閉じ、その後、建物は解体されてしまった。跡地にはこれからマンションが建つそうである。
 そこは、まさに「昭和」という時代を象徴するような横丁になっていて、私は個人的に「小さなゴールデン街」と呼んでいた。本家の「新宿ゴールデン街」は、西暦2012年暮れの現在でも、古い馴染みの方々にとって懐かしくも心地良い場であり、はじめて訪れる若い人にとっては新鮮な場所として、人々から愛され生き残っている。同じように、味わいある「乾杯横丁」も何らかの形で残ってくれていたらと・・・私個人としては残念である。

 「乾杯横丁」のあった場所に行ってみた。そして、写真(下写真)を撮影してみる。しかし、すでに暗くなっていたので判然としない。

 そこはまだ更地のままであった。

  

 そんな「乾杯横丁」に存在したお店の中で、今でもきちんと雪谷大塚駅近くに残っているお店がある。
 その一軒は、「居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第8回」で紹介したBAR「OVAL」さんであり、もう一軒は「乾杯横丁」の隣接地に新しく建物を建てて、2012年12月初旬に再開したお店、カラオケ酒場「京太」さんである。

 かつて、十数軒のスナック、餃子のうまい中華料理店、焼き鳥店などがあり、かなりにぎわった「乾杯横丁」も一軒、また一軒と閉店してしまい、最後に残ったのは、当時の店名「やきとり京太」さんだけとなった。当時のことは、第339回で紹介している。

 新店舗は中原街道沿いとなり、雪谷大塚の西口側に出ると街道の向こう側に見える。店の入口はモダンな感じであり、前のお店の印象が頭に残っている人にとっては、かわいいフクロウのイラストのついた看板(下写真)がなければ解らないかもしれない。

  

 カラオケ酒場「京太」のドアは洒落ている。左から見ると、木板、曇りガラス、木板、曇りガラス、木板という部分が並び1枚のドアを構成しているのだ。店内の様子は解らないけれど、曇りガラスから暖かい光がもれている。
 そのドア(写真)をあけて中に入った。
 右手にL字カウンター。右手に店の奥に向かって2席、そこでカウンターが折れて手前から奥に向かって8席。合計10席のお店である。しかし、天井が高いので狭いという感じはまったく受けない。
 店の奥に入口方向に1台、右奥から左手に向かって1台、大きな液晶モニターが取り付けてある。天井近くなので、お客さんが増えてもカラオケの歌詞や映像がよく見えるに違いない。

 カウンターの中は調理場。手前の方に焼き鳥用の焼台がある。そこに、女性の方が一人、何か炒め物を作っている様子。奥の方に、Sマスターの笑顔が見えた。先客は男性客の方、お一人。

 前のお店に一区切りの後、Sマスターとお店でお会いするのは10ヶ月ぶりであろうか。途中、2回ほどBAR「OVAL」さんでお会いしているけれど、いずれにしても久しぶりである。

 開店のお祝いの言葉を申し上げるのも早々に、10ヶ月ぶりに私の焼酎ボトルとも再会である。
 そして、開店の御挨拶ということで、来年のカレンダーもいただいた。

 「お茶ですか?」とSマスター。お茶割りでボトルの焼酎を飲むということ。
 以前と変わらないやりとりである。

 さきほどの料理をされていた女性は、新規開店と共に入店されたM美さん

 やきとり「京太」時代よりもつまみが豊富であると聞いていた。

 「M美さん、とても料理うまいんで、食べてみてください」とSマスターがおっしゃる。M美さんがホワイトボードメニューを持ってきてくださった。

   ← ホワイトボードメニュー

 スナックを越えた居酒屋的メニューが、比較的リーズナブルな価格で並んでいる。
 まずは、煮込み(400円)を頼んでみた。求められるままに、「煮込み豆腐などもあればよいですね」などと生意気なことを話してしまった。メニューの中に、「煮込み」と「揚げだし豆腐」があったから材料的に良いと思っただけである。

 さらに、焼き鳥も頼んだ。もも(110円)、つくね(110円)、ねぎま(110円)をタレで1本づつ。

 Sマスターによれば、こちらの焼き鳥のお肉は、麻布十番の有名焼き鳥店「あべちゃん」と同じ仕入れ先とのこと。私も「あべちゃん」には、本店にも支店にも行ったことがある。良い店である。

 洒落たスナック風の外観であるのに、初めてのお客さんが数日前に入ってこられ、おみあげとして焼き鳥をたくさん買って帰られたそうである。

 焼き鳥が美味しいので、瓶ビール中瓶(550円)をお願いする。スーパードライサッポロ黒ラベルのうち、サッポロを選択した。

 生ビールもある。中生ビール(500円)と小生ビール(400円)。

 さて、お客さんもさらに入って来られ、にぎやかになった。カラオケが始まる。

 実に音が良いのである。天井が高いので自然な残響もありモニターも見やすい。周囲を囲むように置かれているスピーカーからの音もよく聞こえ、音に包まれた感じで安心して歌えるのである。
 そして、テレビ番組で使われている今流行のあの「カラオケマシン」と同じ表示なのである。

 点数が出て、100点でボトル1本サービスとのこと。

 食べ物、酒、そして、歌。スナックではない「カラオケ酒場」というスタイルのこちらのお店、これからもお世話になるに違いない。

 初めての時は入りにくいかもしれないけれど、夕暮れ時、もし曇りガラスの向こうから暖かい光がもれていたら、その横開きのドアを開いて入ってみたら良いと思う。

 私も一曲だけ歌わせてもらった。歌うことそのものが久しぶりだ。もちろん点数は・・・秘密である。


  ※   ※   ※


 追記 現在はSマスターと一緒に、二人の女性が曜日によって交代で迎えてくれる。



  

雪谷大塚 カラオケ酒場「京太」
住所 東京都大田区雪谷大塚7-12 中原街道沿い
電話 03-3727-0555
定休日 日曜日
営業時間 18:00~01:00 
交通 東急池上線雪谷大塚駅下車徒歩2分。
公式facebookページ





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蒲田 大衆割烹「三州屋本店」第3回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第500回 2012年12月13日(木) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



※2012年12月6日 1,070,000カウント通過。感謝!

そして、「居酒屋探偵DAITENの生活」も第500回となりました。またまた感謝!

蒲田 大衆割烹「三州屋本店」 第3回


  蒲田三州屋本店

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 ある大切な用事を済ませる為に「川崎」へ行った。

 SAKURAと二人である。
 川崎の街は面白かったとSAKURAは言う。
 JR川崎駅から京浜東北線に乗って隣の蒲田駅へ移動する。

 蒲田駅東口駅前の銀行に行った。私は外で待つ。

 今日は午前と午後、それぞれ別々の用事があり、ずいぶんと忙しかった。

 「もう何時になったろう・・・」と心の中でつぶやく。

 腕時計は昔から苦手だった。腕時計を持っていると、何度もそれを見てしまう。
 「腕時計」は、時間に拘束されていることの象徴だった。

 iPhoneを取り出して時間を見る。

 午後3時45分。
 平日、こんなに早い時間に、ほんの少しとはいえ、自由な時を得ることが出来るのは珍しい。

 目の前を見れば、居酒屋の王道を行く店、大衆割烹「三州屋本店」である。
 
 「三洲屋蒲田本店」は、蒲田駅東口に降り立ち、駅前ロータリーに向かって立つと左手に見える。こんな味わい深い「古典酒場」がターミナル駅の駅前にあることが不思議である。
 引き戸を開け、丈の短い暖簾をくぐる。

 左手の手前から四人掛テーブル席一つ、二人掛テーブル席三つ、四人掛テーブル席二つと続く。右手奥には、右手壁に向かって座る席が八つ、奥に向かって座る席が二つからなる変則的L字カウンターがある。店の一番奥が調理場になっている。
 カウンターの一番奥の方に、人生の先輩が一人いらっしゃるだけであった。平日の午後4時前なのだから当たり前かもしれない。

 カウンターの中に立つ若い女性に向かって、指を2本立てて存在を示してから、我々二人もカウンター席の一番手前の方に座った。

 SAKURAは、白鶴熱燗小とっくり(380円)である。
 私は、ホッピーセット(420円)の氷無しで頼む。

 飲物と一緒に出てきた突き出しシラスおろし

 ホッピーの瓶は冷やしてない。

 短冊メニューにどじょう料理を発見する。丸煮柳川丸煮柳川の3種である。

 「柳川と丸煮柳川の違いは何ですか?」と、SAKURAが質問をする。

 「丸煮柳川はどじょうがそのまま、柳川はどじょうを開いて骨もとってあります」とのこと。

 丸煮柳川(700円)を頼んでみた。

 
 駅前の喧噪から一歩入ると別世界である。
 静かに話をしながら短冊メニューを眺める。

 ペプシコーラー(180円)を発見。コーラコーラーと語尾が伸びているのが面白い。

 ホッピーを飲む。

 「冬はぬるいホッピーもよいなあ。」と思う。

 どじょう丸煮柳川がやってくる。丸のままのどじょうがゴボウの下にいる。
 どじょうも美味いけれど、ゴボウがなかなかに良い。

 並びの先輩があんきも(580円)を頼む。

 「あんきもはカロリーが高いなあ・・・もっと淡泊なものにしよう」と、考える。

 ここは、本当にさっぱりとした鳥豆腐(480円)にするべきである。
 鳥豆腐は、三州屋各店名物

 並びの先輩の方の様子を見て、数年前に亡くなった翻訳家の先生のことを思いだした。
 戯曲や演劇書の翻訳に人生をささげ、素晴らしいアイデアいっぱいの方だった。その笑顔と語り口を思い出す。
 劇場に行く直前、劇場の近くの街の中華料理店で倒れ、そのまま亡くなった。
 劇場を愛した先生が観劇の直前に倒れられ、劇場にたどり着けずに亡くなった。
 その芝居を上演していた劇団は、先生が創設時に関わった大劇団であると聞く。
 しかし、先生はそれを見ないまま・・・突然に去られた。

 並びの大先輩が帰ってゆかれる。 

 「お釣りいらないって、いっちゃいけなかったんだねぇ」と、軽い冗談を言いながら帰ってゆかれた。

 長い時を経て、こちらのお店も歴史を感じさせるお店となり、今も生き残っている。この蒲田の駅前で、それが素晴らしいことであると感じた。

 店内は我々だけになった。外を見る。赤い回転灯が見えた。蒲田東口駅前に救急車。歳末である。

 白鶴熱燗小とっくり(380円)を追加、おちょこをもう一つもらう。

 鳥豆腐がやってきた。鳥と豆腐が薄味の出汁の中に入っている。

 「出し汁なんだ・・・」とSAKURA。煮込みのようなものと思ったらしい。

 「春菊、葱、豆腐、鶏肉・・・あうなあ。燗酒に」

 店内は静かである。

 しかし、衆議院議員選挙の選挙カーが蒲田東口にやってくる。

 誰かがストレッチャーで運ばれ、救急車に乗せられた。

 救急車が去るのと同時に選挙演説が始まった。

 「我々もそろそろ立ち去ることにしようか」

 記念すべき「居酒屋探偵DAITENの生活・第500回目」は、城南地区王道をゆく静かな大衆酒場であった。

 3時45分から4時45分まで、1時間の滞在。お勘定は2人で2,660円。


 (了)


 

第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第415回 2011年4月23日(土)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第242回 2009年8月8日(土)


蒲田 大衆割烹「三州屋本店」
住所 東京都大田区蒲田5-11-10
電話 03-3731-5647
営業時間  11:30~22:30
定休日 日曜日
交通 JR京浜東北線蒲田駅東口下車徒歩1分、東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分、京浜急行線京急蒲田駅下車徒歩10分



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新丸子 「三ちゃん食堂」第5回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第499回 2012年12月1日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




※いよいよ第500回まであと1回

新丸子 「三ちゃん食堂」 第5回


  新丸子三ちゃん食堂
 

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 餃子が食べたくなった。
 一週間の中で、翌日が休みの金曜日と土曜日にしか餃子を食べられない。
 そういう性分なのである。

 いつも、SAKURAにこう言われる。

 「匂いなんか気にしないで、食べちゃえばいいじゃない」
 
 しかし、他人に迷惑をかけたくないという性分なのだから仕方がない。
 でも、考えてみれば、酒場帰りには電車の中で酒臭い親父となってしまう。
 その時点で、他人に迷惑をかけているのである。
 でも、「煙草吸いよりは迷惑をかけていないだろう・・・」などと自分勝手なことを思ってしまうのだ。
 
 ちょうど、東急東横線の綱島駅周辺を歩き、何か今まで発見できなかった店はないかと探している時、SAKURAからメールが入った。新丸子駅で待ち合わせとなる。

 向かったのは、あの有名な店。居酒屋ではないけれど、昼間から大人たちが宴会をしている不思議な中華料理店である。
 最近とても気に入っているテレビドラマ、水曜深夜11時58分から始まるテレビ東京の「孤独のグルメ」Season2第1回「神奈川県川崎市新丸子のネギ肉イタメ」の舞台となったのが、こちらの「三ちゃん食堂」である。
 私も過去に、2007年12月23日以来、全4回もこちらの店を紹介している。

 一言では表現出来ないお店である。

 午後3時15分、入口の扉を開いて中を覗いた。
 左、中、右と手前から奥にかけてテーブルが三列並んでいる。左側と中央の列は、テーブルとテーブルと間に通路となるような隙間は無い。ゆえに、列の中央辺りに向かい合わせに座るには、一人が入口付近から大きく回り込んで席にたどり着く必要がある。
 今日は左手のテーブルの列の中央辺りに向かい合わせに座ることが出来る場所が残っていた。SAKURAは直進して、そのまま座った。私は左手の壁際を通って、座っている人々の荷物の上をまたいで、その前に座る。
 
 まず頼んだのは、やはり、キリンラガー大瓶(550円)1本と餃子(240円)。やって来たお通し二つ。これは、後で計算すると一つ300円のようだ。

 店全体を見廻すと、七割くらいのお客さんたちの前に酒類が置かれていた。
 スポーツ・バッグを足元に並べビールを飲む多摩川のグランド帰りらしき人々、お笑い芸人のように両手を叩きながらかん高い声で笑う、どこかの「個室居酒屋」で飲んでいるような、とてもにぎやかな人々もいる。
 この喧噪が耐えられない人には、このお店をおすすめすることは出来ない。

 餃子がやってくる。5個で240円は本当に安い。これで、今日の私の目的は達成されてしまった。

 次はsakuraの好きなカキフライ(500円)。揚げ物でもカキフライの場合は反対されないのである。
 ビールでは寒い。カキフライに合う飲物も欲しい。最近はワインということになる。大衆中華料理店でありながらワインも置いてある。 赤ワインデキャンタ(600円)とグラス2つをお願いする。
 さらに、連鎖的に魚介類、タコ刺し(500円)も頼んだ。

 カキフライは大振りなものが5つ。タコも量があった。さて、改めて申し上げたいのは、こちらの店が中華料理店であること。

 青年が二人、大きなどんぶりめしとオカズを入れた物を持って登場。
 
 「すんませーん」と言いながら青年たちが隣りで食事を始めた。

 Tシャツの胸には、「三ちゃん」の文字。店のスタッフの皆さんである。喧噪の中、静かに食事をする彼ら。独特である。
 何やら、アジアのどこかの国の屋台店で、地元の人々に紛れ込んで食事をしている気分になってくる。
 
 この店の雰囲気は独特である。

 この雰囲気の中に溶け込む楽しみを知らない人には「無理」である。

 1時間ほどの滞在。お勘定は2990円であった。

 「孤独のグルメ」Season2第1回「神奈川県川崎市新丸子のネギ肉イタメ」に登場した「ネギ肉イタメ」を次回は食べたいと思う。

 でも、「こりゃまたド直球な中華」といった言葉は私は使わないであろう。

 まあ、覚えていればの話ではあるが・・・。


 (了)



 追記 2013.11.17

 マラソン大会のあった日である。マラソン大会に参加した友人たちが行ってみたいと言う。私も飲み会から参加することになった。
 マラソン大会帰りの人たちが開店時間前に列を作り、本来の開店時間の12時よりかなり前に入口を開けてもらい、中に突入したそうである。
 本来の開店時間12時を5分過ぎた時間に後から私が行ってみると、店内はすでに9割ほどの入りとなっていた。それからすぐに店内は満席。外にもたくさんの人が待っている状態となった。
 「孤独のグルメ」Season2第1回「神奈川県川崎市新丸子のネギ肉イタメ」で放送された為もあってかもしれない。
 あまりの混み合い方と、いつもよりもテンションの高いマラソン帰りの人々の大声に疲れ、2時間で外に出ることにした。やはり、三ちゃんは凄いのであった。


 
第4回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第396回 2011年1月30日(日)
第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第313回 2010年2月6日(土)
第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第94回 2008年4月20日(日)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第59回 2007年12月23日(日)


新丸子「三ちゃん食堂」
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子733
電話 044-722-2863
定休 水曜日
営業時間 12:00~20:00
交通 東急東横線新丸子駅西口徒歩2分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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