渋谷 居酒屋「一軒め酒場 渋谷京王西口店」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第10回 2013年5月25日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




渋谷 居酒屋「一軒め酒場 渋谷京王西口店」

 
  

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 土曜日である。仕事、そして様々な用事、いろいろ済ませて渋谷に向かう。
 渋谷嫌いの私が渋谷へ急いでいるのだ。
 親友のGAIと会う為である。久しぶりに飲もうと言うことになったのだけれど、私にあまり時間がない。
 お互いの家から同じくらいの時間で行ける街というと渋谷になってしまうのであった。
 時間は土曜日の午後5時である。京王井の頭線の渋谷駅の一階部分にある西口で待ち合わせることになった。
 この西口改札は、JR線や地下鉄線への乗り換え客でいっぱいの中央口とは違い乗降客も少ない。
 ゆえに、待ち合わせ相手を簡単に見つけることができるので便利なのである。

 JR山の手線の渋谷駅で降りて、地上のルートを使って、京王井の頭線西口改札へ向かった。
 すると、改札前にGAIの姿があった。
 他にも選択肢はあったけれど、時間がもったいないので、まっすぐに向かったのは、渋谷に多く点在する24時間営業の居酒屋の一つ、「一軒め酒場 渋谷京王西口店」である。

 実は、渋谷には昔から24時間営業の居酒屋が多くあった。「山家」「小倉山」などがそうである。チェーン店では「北の家族」「金の蔵」もある。
 「居酒屋探偵DAITENの生活」では、大規模居酒屋チェーンの店は紹介しないことにしている。
 そして、普段から大規模居酒屋チェーンには入らないことにしている。
 ただ、1938年(昭和13年)という古い創業の「養老乃瀧グループ」だけは、「大衆食文化に貢献し地域社会に必要とされる企業」を目指すという経営理念にもある通り、私の好む店なのである。
 社是「親孝行と勤勉」というのも良い。今時「親孝行」である。そして、「勤勉」である。「ホスピタリティ」などというカタカナ英語を使わないのが良い。

 養老の滝の様々な業態の中でも、もっとも安く飲むことのできるのが「一軒め酒場」である。
 西口を出て左手に歩き、井の頭線の渋谷駅沿いの道ではなく、次の2本目の路地を右に入る。この道は奥で右に折れて、さきほどの線路沿いの道に出ることが出来る。その右に折れる角に、居酒屋「一軒め酒場 渋谷京王西口店」がある。赤と白の提灯が角の入口の上にたくさん掲げてある。店の外観はとにかく派手だ。

 店内は入口から左に階段を降りて半地下の部分、右に階段を上がって一階、さらに左に上がって二階と三層になっている。席数は100席とのこと。

 階段を右に上がり真ん中の層の一階に入ってみる。少し高くなっており、通りから中が見えないようになっているのが良い。入ってすぐの向かい合わせに座る、中央に低い衝立のある長いカウンターテーブルに、二人並んで座った。

 2013年3月21日開店とのこと。まだ開店して二ヶ月あまり。店内はまだまだ新しい。

 若い店員たち。その中でもアジア系の女性が注文をとりにきた。
 本日の「一軒め酒場」での一杯めは、レモンサワー(200円)。 それを2杯頼んで、まずは乾杯である。

 最初のつまみは、昔なつかし赤ウインナー(294円)、冷しトマト(189円)を2皿である。やはり、抗酸化作用のあるトマトは食べたいのである。
 さらに、神田旨カツ(和風)(104円)を2本。和風はおろしポン酢がついてくるのである。
GAIは、揚げ物を最近は食べなくなったそうである。私も出来るだけ食べないでいる。
 
 こうやって、GAIと二人で飲むのも久しぶりである。何しろ高校のクラスメートである。二人で酒を一緒に飲み始めて、40年近い時がたっていることになる。
 若い頃はとにかく飲んだ。一升瓶の焼酎を二人で1時間半ほどで空けてしまう。そんなこともごく普通であった。

 「一軒め酒場」での二杯めである。
 私は、ビタミンCをとろうと思い、シークァーサーサワー(200円)。GAI芋焼酎からり芋ロック(242円)である。

 次のつまみは、はんぺんチーズ焼(294円)。二人同時に気になっていたものであった。
 こちらのお店のツマミは、自宅で作ってみたくなるような物が多い、男の手料理的な簡単で手早く出来るものが多いのは当然である。

 「一軒め酒場」での三杯めである。
 GAIは、芋焼酎からり芋お湯割(242円)。私は定番の酒、灘の銘酒白鶴熱燗(200円)。

 GAIもずいぶんとゆっくりとしたペースで飲むようになったものだと感心する。何しろ、2人の杯数が同じということだけで凄いのである。

 あまり飲まなくなった。といっても、四杯目。
 「一軒め酒場」での四杯めである。
 芋焼酎からり芋お湯割(242円)を2杯頼んで、ゆっくりと飲む。
じっくり話すには、焼酎のお湯割りがいい。そして、冷房のきいた夏の酒場ではお湯割りを飲むべきである。

 GAIが地元の一軒め酒場で食べた野沢菜漬(189円)と、私が地元の一軒め酒場でよく食べる宇和島のじゃこ天(294円)を頼んだ。

 この酒場が24時間営業であることが凄い、ビルの中の外の陽が入らない店と違い路面店なので朝日や夕陽を感じることが出来るかもしれない。朝7時に来店してみたらどんな感じだろうか。
 しかし、東京では働く時間帯が様々である。夕方5時ではなく、朝5時に仕事が終わる人もいるのである。そんな人にとって、仕事帰りに軽く飲んでゆけば朝7時に飲むことになる。これは当然である。

 さらに、「一軒め酒場」での五杯め。
 やはり、芋焼酎からり芋お湯割(242円)をまた2杯頼む。
 昔より飲まなくなったといっても5杯目である。

 午後7時半近くなっていた。帰らなければならない。

 2時間半ほどの滞在。お勘定は2人で七品十杯で税込合計3,667円であった。

 安い。
 



 
 
渋谷 居酒屋「一軒め酒場 渋谷京王西口店」
住所  東京都渋谷区道玄坂2-7-1
電話 03-5428-4521
定休日 年中無休
営業時間 24時間営業
交通 JR渋谷駅徒歩3分・京王井の頭線渋谷駅西口下車徒歩1分・地下鉄半蔵門線渋谷駅徒歩3分





ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
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武蔵新田 角打ち「飯田酒店」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第518回 2013年5月24日(金) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




武蔵新田 角打ち「飯田酒店」 第2回


  ~ 日々がつくったもの ~


 
  武蔵新田飯田酒店
  
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 暑い日だった。
 東京の最高気温は28度を越えていた。しかし、身体に感じる温度はもっと高かったように思える。

 武蔵新田駅周辺を歩き回った。
 以前から入ろうと思っていて入らなかったある店に、今日こそは入ろうと思って来たのである。
 しかし、なんとなく気持ちが失せてしまった。店の前を3回も通ってみる。それでも何故か入れない。
 やはり、こういう時の心のざわつきには、従うのが一番である。
 
 しかし、むし暑い。
 喉が渇いている。
 せめて、缶ビール1缶だけでも飲んで帰ろうと思う。 
 居酒屋が多い街であるというのに、どこにも入らず、コンビニで缶ビールを買って道端で飲むのも寂しい。
 東急多摩川線沿線には驚くほど安い居酒屋が多い。
 酒屋さんの店内で飲める、いわゆる角打ちが奇跡的に残っているのもこの沿線の特長である。
 そのうちの一軒が武蔵新田駅前にある。
 武蔵新田駅前踏切脇に立つと、そこからその店が見えた。
 蒲田方面の改札から多摩川方面の線路沿いを数十メートル歩いた場所にある「飯田酒店」さんである。
 前回、記事にしたのは2009年10月の第272回であるからもう3年半前になるだろうか。
 それ以前も、その後もこちらのお店には時々お世話になっている。

 外から見て、まったくごく普通の酒屋さんに見える店内に入って行く。
 すると、右手には薄暗くなっている空間があり、立ち飲みスペースがある。
 今日は奥の方までその空間が満員の様子。奥の冷蔵庫前、店の中央当たりの作業台前にも立っている方がいる。
 その辺りはとても明るい。
 
 お店の「お母さん」が私に気づいて、笑顔で近づいてきた。
 私はコップを口元に持って行く仕草をして「こんなことさせてもらいたくて・・・」と言ってみる。
 
 「ビールですか?」
 「ビールは何があります?」
 「キリン、サッポロ、アサヒがあります」
 「それじゃ、サッポロを」

 サッポロ黒生の缶ビールの350ミリリットル缶とビアタンブラーを持って来て、渡してくれた。
 
 当然のごとく全員が常連の方々。今日は特に盛り上がっていた。
 飲んでいる場所は、酒屋さんの入口の通路である。落ち着かないに違いないと思われるだろうがそうでもない。
 iPhoneのアプリを使い、チェーホフ小説「子犬を連れた奥さん」を読んでいると、お母さんが声をかけてくれた。

 「小説ですか?」
 「ええ、そうなんです」

 常連の皆さんの中、一人端に立っている私を気づかってくださったのである。
 スマートフォンや電子辞書のことを少しお話をする。

 お母さんはお客さんたちの話をじっと聞いていて、何かあれば声をかけてくれる。

 やはり、缶ビール1杯で終わらないのである。
 再びお母さんに声をかけ、タカラ辛口チューハイレモンをもらった。
 少し酔いがまわってきた。何か食べることにしよう。

 「魚肉ソーセージ、お願いします」
 「ハムなんですけど、こんな」と太い魚肉ハムを見せてくれる。
 「それ、いいですね」
 「切って、お皿にのせますから、そこじゃ狭いですから、真ん中へ来たらどうですか?」
 確かに私の立っていた場所には皿を置くところが無い。
 「それじゃ、そうさせてもらいます。」

 すると、先に立っていた常連の方々が少しずれてくださり、お店の真ん中辺りへ移動させてもらった。
 暗めの立ち飲みカウンター前でいつも飲んできた。「明るい場所」は始めてである。

 「こんな真ん中の明るい場所は、始めてなんですよ」と、隣の方がおっしゃる。
 同じことをかんがえてい私。
 「私もです、いつも、あっちの暗い方でして、なんだか、明るくて違う場所みたいです」
 「あちらの暗い方が客席で、こっちが舞台みたいですよね」
 まさに、その通りである。

 「ここはね、お客さんがよい」と常連の方。賛成である。
 「いいですね、こちらは・・・」
 「誰がこういう雰囲気にしてくれたんでしょうかね。」とおっしゃる。

 すでに、半世紀近い時がたっているそうである。
 お客さんからお客さんへと、手渡されてきたもの、長い長い日々がつくってくれたものかもしれない。
 お酒常温をお願いする。
 お店に買い物に来る母親と子供たちにも、お店のお母さんは細かい気遣いで声をかける。
 皆さんのお話の中に、酒飲みの達人の方々の話がでた。その会話を聞いているだけで楽しい。
 時々顔を出させてもらうなか、やっと、少し混ぜていただいたような気がする。

 少し飲みすぎてしまったようだ。
 お母さんにお勘定をお願いする。計算が始まった。

 「あら、ワン、ツー、スリーだわ」とおっしゃる。

 1230円であった。ここは、気遣いの酒場である。

 常連の方々に頭を下げ、お母さんの笑顔におくられ外に出る。
 少し涼しくなっていた。
 さきほどの心のざわつきが嘘のように消えていた。


 
武蔵新田 角打ち「飯田酒店」
住所 東京都大田区矢口1-7-18
電話 03-3758-2405
定休日 ?
営業時間 夕方から~
交通 東急多摩川線武蔵新田駅下車徒歩30秒。


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

蒲田 から揚・焼とり「万平」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第517回 2013年5月22日(水) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




※2013年5月26日 1,150,000カウント通過。感謝!

蒲田 から揚・焼とり「万平」

  ~ 紹介店400軒目は城南地区最大の酒場街「蒲田」の大衆酒場 ~


  
 
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 「酒場」に関してインターネット上に何か書きたいと考え、劇団のホームページ上に最初の文章を書いたのは2006年の夏であった。
 その後、ブログ「居酒屋探偵DAITENの生活」を作り、ホームページからブログに文章を移動した。それから足かけ8年。紹介したお店の数が400軒目となった。
 やはり、400軒目は「城南居酒屋探偵団」らしい店にしようとずっと考えていた。だとすれば、場所は城南地区最大の酒場タウン、蒲田ということになる。

 JR蒲田駅の東口駅前の横断歩道を渡り、右手に大きな喫煙所に群がる人々の背中を見て、さらに横断歩道を渡る。そして、すぐ目の前の路地に入った。そこをまっすぐに歩く。少し歩いて右手に黄色いテントが見える。入口上のその黄色いテントには、「から揚・焼とり 万平」と書いてあった。

 私が店の前に立ったのは午後7時前、満席の為、もっとも断られる時間帯であった。
 少しだけ開けてあった入口から中を覗く。そこに立っていたお店の方に人差し指1本を立てて示した。
 お店の方は店内を見廻し、少し考えている。
 「お一人、ええと・・・はい、どうぞ」

 左手の6人だけ座れるカウンター席の一番奥に通してもらえた。運がよい。
 実際、私の後に入ってきた何組かのお客さんたちは断られ、次々に入る電話にも「今、入れないんですよ」とお店の方が答えていた。何しろ、私の席の前が電話機なので、これは確かである。

 まずは、レモンサワー(380円)を頼む。厚切りレモンの入ったサワーであった。
 事前に決めていた通り、万平揚げ(110円)を2本、ポテトサラダ(400円)を一つお願いする。

 レモンサワーを飲みながらメニューを眺め、店内の様子を見ているとお店の方が夕刊紙を2部持ってきてくれた。
 「よかったら、どうぞ」と言ってくれる。
 夕刊フジの方を手に取る。やはり、帰宅時の混雑した電車の中でも読めるように工夫された、小さくて邪魔にならない夕刊紙は、混み合うお店の狭いカウンターでも読みやすい。一人客にはうれしいサービスである。夕刊フジを読むのも久しぶりだ。

 入口を入って左手のカウンターの先が広くなっていて、左手に4人テーブル、真ん中に6人テーブル、右手に6人テーブルと三つテーブルが並んでいる。 
 入ってすぐ右に2階への階段があり、2階席からお客さんたちの笑い声が聞こえた。

 まずは、ポテトサラダがやってくる。瀬戸物の小判皿の上にレタスがのって、その上にジャガイモの形を残したポテトサラダがのっている。
 次に出てきたのは万平揚げ。串に刺された鶏肉が3片、一番下にネギが一つ刺してある。これを揚げたものが万平揚げである。私にとっては、こちらの大ぶり唐揚げを一人で食べるのは無理なので、助かる1品であった。でも、しっかり2本頼んでしまった。

 レモンサワーを飲んでしまった。2杯目の飲み物は、太平山辛口冷酒(360円)を頼む。
 小さなグラスが出され、一緒に小ぶりのチロリに冷えた酒が注がれて出てくる。

 こちらのお店はから揚げと焼とりの店である。やはり、焼とりも頼む。

 「すみません、焼とりお願いします」
 「はい、どうぞ」
 「とりネギ2本と・・・焼とりは1本でもいいですか?」
 「大丈夫ですよ」
 「それじゃ、とりネギ2本、とりヒップ1本、ナンコツ1本、お願いします。」
 「ナンコツは鳥ではなく、豚ですけど、よろしいですか?」
 「はい、ヤゲンじゃないってことですね、大丈夫です」 

 店内では、席の移動は当たり前である。カウンターで飲んでいた方々のお連れが後から来たのか、奥のテーブル席が空くと、そこに移動する。
 テーブルの端の方に、お持ち帰りの焼とりが出来上がるのを待つ人が座っていた。最初は席に座って飲もうとして入ってきた人で、あまりに満席の為、お持ち帰りに切り替えたのである。
 お持ち帰りの焼とりが出来上がる直前、「今から切り替えてのみますか?」と、お店の方が聞いてあげていた。

 同じタイミングで焼かれたのか、私の串焼きたちも出てきた。とりネギ(100円)2本、とりヒップ(100円)、ナンコツ(100円)である。
 予想以上に、肉がおおぶりで美味しかった。

 3杯目は、生ビール中(480円)を頼んだ。生ビールは小、中、大と3種類ある。

 大夫お腹がいっぱいになっていた。そこに生ビールである。お腹がいっぱいになってしまったけれど、なんとか全ていただいた。

 入口辺りで待つ数人の皆さんがいる。お店の方に言われ、二階席が空くのを待っているのである。
 もし、一人客の方が待っているのなら「ここ空きますよ」と、ちょっとかっこつけさせてもらって出るのだけれど、待っているのは複数の皆さん。静かに、お店の方に御勘定をお願いして帰ることにした。

 午後6時50分から7時40分まで50分ほどの滞在。御勘定は3杯3品で2,440円であった。

 外に出る。夜の蒲田の街を抜け駅へと向かった。

 こうして、「居酒屋探偵DAITENの生活」400軒目のお店での時間は静かに過ぎた。独りで飲む楽しみを今日も味わえたのである。

 ウーロンハイならばウーロンハイ、熱燗なら熱燗という風に、1種類だけを飲み続けるようなアルコール好きの方、友人たちとの会話の為にお酒を利用する方、浮気せず決まった酒場に毎日通う方、目新しい酒場を探して酒場巡りをする方、酒飲みにもいろいろな人がいる。

 私は「酒場好き」である。しかし、うまいもの、うまい酒を探して巡っている訳ではない。
 酒場で起こる人の営み、人と人のふれあい、それを観察するのが好きなのである。
 酒場では人は無防備になり、いつもより正直になる。
 だから、酒場が面白い。




蒲田 から揚・焼とり「万平」
住所 東京都大田区蒲田5丁目19-3
電話 03-3731-1465
営業時間 17:00~23:00
定休日 日曜日
交通 JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩2分。東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分。



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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第19回/守るべきこと・・・

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居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第19回    【地域別】 【時間順】 【がっかり集】



 守るべきこと・・・・


 「居酒屋」とは、酒と食事を楽しむ為の場所である。
 そして、庶民としては、出来るだけ低い予算で飲める店に入りたいのは当然である。
 しかし、「居酒屋」に求めるものは価格だけではない。
 こころよく飲める店を選びたいものである。
 やはり、感じさせてもらいたいものはお店の側の「誠実さ」だ。

 ある街でのこと。
 小さなお店があった。
 食材を選びメニューをひとつひとつ作って、酒を選び、地道な商売を続けてきたのである。
 居抜きの地味な店構えで、従業員も使わず、常連客を少しずつ獲得してきた店である。

 ある時、隣接地にずっと規模の大きな店が出来た。
 その店は、前述の小さな店の店名と自分のところの店名を並べて掲げて、同じ酒の価格を一覧で表示した看板を出した。自分の店の方が安いことを示したかったようである。
 小さな店の店主は意気消沈した。まさに「がっかり」である。

 全国展開する巨大居酒屋チェーン相手に価格競争を挑むというのならば、まだ解るような気もする。
 しかし、相手は一軒の小さなお店である。
 そういう看板を思いついて、相手の店の前に掲げてしまう。
 そんな方法をどうして思いついてしまったのだろうか。
 不可解である。

 守るべきことがやはりある。 
 
 
   ※  ※  ※


 前回で紹介したお店が399軒目となった。
 つまり、次の紹介店が400軒目ということになる。足かけ8年の月日がかかってしまった。
 読んでくださる読者がいらっしゃる限り、できるだけ続けてゆきたいと思う。
 まるで、小さな居酒屋のように・・・。

   ※  ※  ※

 追記
 その後、この誠実さを欠いたお店は、地元の方々に受け入れられることもなく撤退した。
 そして、地道な商売を続けてきたお店は今でも盛況である。


 過去の文章は、「がっかり」集へ。

 前回の居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」へ 

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黄金町 四季の味「藍」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第516回 2013年5月3日(金) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】


※2013年5月7日 1,140,000カウント通過。感謝!

黄金町 四季の味「藍」

  ~ サブカルチャーの街にて ~


 
 
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 2013年のゴールデンウィークは前半の4月27日の土曜日から4月29日の月曜日、後半の5月3日の金曜日から5月6日の月曜日の二つに大きく別れていた。もちろん、途中の3日間を休むことが出来る方にとっては、10日間の長い連休となったのかもしれない。
 その後半の5月3日の金曜日、再び黄金町に足を踏み入れた。今回はsakuraと2人である。
 黄金町といえば濱也耕誠氏である。黄金町の街角で待っていてくださった。ちょっとした事務的な問題を済ませ、黄金町周辺を散策。
 まずは、濱也耕誠氏と毎回のように顔を出しているOld Books「たけうま書房」さんに3人で行ってみる。
 本棚を見れば、この古書店が普通の古書店とは違うことが解る。
 お店の方にうかがうと「サブカルチャー」を中心に品揃えをしているとのこと。
 黄金町周辺には、ライブ&カフェスペース「試聴室その2」アートスペース&カフェ「nitehi Works」、ミニ・シアター・シネマ・ジャック&ベティなどといったスポットも多くあり、実はサブカルチャーを含め、文化的な地域でもあるのだ。
 実際、すぐ近くを通る商店街、伊勢佐木町商店街を歩いてみると古書店が数軒あり、イセザキモールを関内駅方面に向けて歩けば、映画館や美術関係のお店、ゲーム関連のお店がある。
 イセザキモール濱也耕誠氏と歩きながら何軒かお店を教えていただく。
 残念ながら翌日開かれるある音楽イベントで司会と編曲を務められる濱也耕誠氏は、その準備があるということで路上でお別れということになった。

 関内方面には行かず、黄金町に近い地域へともどった我々は何軒か気になるお店を発見した。
 次回は絶対に入りたいお店も一軒あった。外から見えた味わいある壁カウンターに一目惚れである。

 結局、さきほどのOld Books「たけうま書房」と同じビルの一画にあり、ずっと前からその存在を知っていた四季の味「藍」というお店に入ってみることにした。
 
 黄金町駅から歩けば、第511回で紹介した焼き鳥店の少し先、黄金町駅より徒歩3分の場所である。
 四季の味「藍」という店名をみると、つい「しきのあじ あい」と読んでしまうかもしれない。しかし、実際には「しきのみ あい」と読むのである。
 
 店内を入ると、左手に5席ほどのカウンター右手に四人掛テーブルが2つ。一番奥に横一列に小上がり座卓が並んでいる。
 小上がり座敷の一番右手の卓に陣取る我々。
 5月というのに寒い。ゆえに、迷わずに熱燗酒2合(800円)ということになった。

 お通しはゴボウとタケノコの煮物。5月の熱燗にあう。

 おすすめの、ホワイトボードメニューからエシャレット自家製つくね(480円)、明太子焼ビーフン(600円)を頼んだ。
 明太子焼ビーフンは辛くてお忙しい。
 ゆえに、瓶ビール中瓶(500円)を飲んでみることとなった。
 アサヒキリンサッポロの3種類の中から選べるのはうれしい。サッポロを選ぶ。

 自家製つくねは、ハンバーグのような大きなものが出てきた。卵の黄身を付けて食べるのである。

 晩酌セット(1500円)もあって、その内容は、生ビール付き出しお刺身さつまあげとのこと。

 さきほど、濱也耕誠氏に聞いたところによると、今日は「よこはまパレード」だったそうである。
 山下公園前~シルクセンター前~横浜税関前交差点~新港橋~赤レンガ倉庫前~万国橋~馬車道商店街~伊勢佐木町1丁目~伊勢佐木町6丁目という全長3.4㎞のコース。こちらのお店のすぐ手前のあたりまでパレードは来たようである。

 壁の短冊メニューを眺めていると、一番端に「飲酒運転(五十万円)」という短冊が貼ってあるのが面白かった。

 一人客の方が二人ほど入ってこられ、男女二人のお客様が小上がり座敷に座られた。
 やっと身体も暖まった。引け時である。
 5時30分から6時30分まで1時間の滞在。お勘定は2人で3,430円であった。
 時間があれば、気になったあの店に入ってみたかった。頭に味わいある壁カウンターの姿が甦る。
 映像を頭から振り払い、帰ることにした。残念である。





黄金町 四季の味「藍」
住所 神奈川県横浜市中区末吉町4-74
電話 045-251-0578
営業時間 17:00~26:00
定休日 不定休
交通 京浜急行線黄金町駅から徒歩3分



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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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