石川台 居酒屋「我舎」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第541回 2013年12月28日(金) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




石川台 居酒屋「我舎」第2回


 石川台「我舎」外観

 
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 前回のお店を出た後、SAKURAからメールが入った。
 どこかで軽く呑みたいというのである。そこで先に行って待っているように伝えた。
 選んだお店は東急池上線の石川台駅近く、希望ヶ丘商店街沿いにある居酒屋「我舎」さんである。
 店名は「我舎」と書いて「わがや」と読む。

 東急池上線石川台駅に到着。五反田方面への改札を出て、目の前の踏切を渡り、駅前の商店街を下り、すぐの十字路を右へ。緩い坂を下ると希望ヶ丘商店街の始まりの十字路に出て左へ曲がって、少し行った左手に「我舎」さんはある。

 入口を入ると、左手にカウンター席5席。右手に4人掛けのテーブル席が3つ並んでいる。その奥に2段ほどの階段があって、上がると大きな楕円形のテーブルがある。この楕円形テーブルの中央にロールカーテンを下げることが出来て、2つの別々のグループが座りやすいようになっている。

 SAKURAは左手のカウンター席に座り、いつものように本を読んでいた。
 カウンターと背後のテーブル席の間が比較的狭いので、荷物をたくさん持っている我々は手前から3番目のテーブル席に移動して座らせてもらうことにした。テーブル席はこれで埋まった。我々が移動した後、カウンター席にも数人のお客さんがいらっしゃり、今日も盛況だ。

 SAKURAはおしんこ盛り合わせ(自家製ぬか漬け)(380円)で銀盤の燗酒(390円)を呑んでいた。お通しは貝の煮付けだった。前回紹介した時に引き続き、下田漁港より直送・刺身盛り合わせ(1000円)を頼む。

 私は、いつものキリンハートランドビール中瓶(550円)を呑んだ。ハートランドビールの香りの良さにSAKURAも喜ぶ。

 今日の下田漁港より直送・刺身盛り合わせは、カンダイマダイブダイマグロの4種類であった。
 カンダイコブダイの雌のことらしく、冬に美味いので「寒鯛」という名前がついたという話もある。ブダイについても、鎧を着た武士のようなので「武鯛」、舞うように泳ぐので「舞鯛」、不格好なので「不鯛」、という説もあるとのこと。
 いずれにしても、白身の魚が好きな私としてはうれしい。

 ポテトサラダ(150円)もいただいた。いつもながら上手い。中にまぜてある明宝ハムがきいている。明宝ハムハムブツ(380円)が美味しそうだったけれど今回は我慢。
 ホイス(380円)もあるけれど、今回はトマト割り(420円)にした。自然の甘みがあり、とても美味しいトマト割りであった。

 午後6時から7時まで1時間ほどの滞在、お勘定は2人で3860円であった。

 居酒屋探偵DAITENとしての2013年最後の酒場は、石川台「我舎(わがや)」さんであった。

 (了)
 

 石川台「我舎」看板
 
石川台 居酒屋「我舎(わがや)」
住所 東京都大田区東雪谷2-20-12
電話 03-5499-0589
定休日 水曜日・第2木曜日
営業時間 18:00~25:00
交通 池上線石川台駅下車徒歩5分。



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

武蔵新田 300円居酒屋「おかげさま」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第540回 2013年12月28日(金) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




武蔵新田 300円居酒屋「おかげさま」


  ~ 今年もおかげさまでした ~

  
 
 
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 12月は時がたつのが早かった。とにかく忙しく、普通に飲む機会はあっても、居酒屋探偵daitenとして飲む機会は少なかった。
 仕事に一つの区切りが出来て、独りで飲む時間も出来た12月最後の金曜日である。
 多摩川線の武蔵新田駅にやってきた。蒲田方面からの改札を出ると左手へ。そのまま、左に曲がり、線路沿いを蒲田方面へ戻る道をすすむ。100メートルほど進むと右手に今日の目的の店、300円居酒屋「おかげさま」があった。ちょうど、第384回で紹介したお店の数メートル先である。
 実は、早い時間にお店の近くに着いていまい、開店時間を待っていたのである。店の前にいると、先客の方が開店時間に入っていった。なんとなく、後からすぐに入りづらく、駅前辺りに戻ってからお店に戻り、入り口を開けた。
 左手に7人が座れるカウンター席があり、右手手前に四人席、その先に二人席がある。どうやら二階席もあるらしい。 
 思っていたよりも若いマスターの方がカウンターの中にいらっしゃった。当然のごとくカウンターに先客の方一人。
 L字カウンターの角あたりに座る。店内の商品は基本的には300円のものが多く。一部400円とか600円の物もある。

 まずは、レモンサワー(300円)。
 つまみは、ポテトサラダ(300円)と水タコ刺し(300円)。
 ポテトサラダは、キャベツの千切りがもられた上にポテトサラダが乗っているもの。 

 二杯目は日本酒熱燗一本(300円)である。
 
 次の常連の方が登場される。
 テレビでは事故や事件のニュースが続く、インドで列車事故がおき、日本では用水路に幼児が落ちて亡くなった。
 最近はニュースを見るのがつらい。人ごとのように思えない感覚が自分の中で大きくなっているのだ。

 燗酒が水タコにあう。
 ザラっとした質感の手が滑らない徳利が良い。実は徳利との相性が大切なのである。
 慣れた店で慣れた徳利の質感を手に感じながら飲む。飲む酒が美味しければ、それは良いことだけれど、この手に触れるいつもの質感も大切なのである。

 3人目の常連の方がいらっしゃった。御常連同士が楽しそうに話していらっしゃる。
 軽く飲んで、次の一手に向かう前のウェイティングの場所としてもよい。

 営業時間は、平日ランチ営業は11時30分から14時30分まで、平日ディナーは17時00分から26時00分まで。日曜祝日はランチは無しで14時00分から23時00分までの営業。休みの日の早い時間から飲めるのが良い。月曜が定休日である。
 
 午後5時30分から6時10分まで40分ほどの滞在。お勘定は1200円であった。安い。

 帰り道、今年一年を短い時間の中でふりかえる。

 改めて、こちらのお店の店名「おかげさま」が頭に浮かんだ。

 「今年もおかげさまでした」である。


 (つづく)


武蔵新田 300円居酒屋「おかげさま」
住所 東京都大田区矢口1-16-9
電話 03-6670-8474
定休日 月曜日
営業時間 平日11:30~14:30/17:00~26:00 日曜祝日14:00~23:00
交通 東急多摩川線武蔵新田駅徒歩1分



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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

五反田 酒蔵「ごたん田」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第539回 2013年12月6日(金) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



 ※2013年12月13日 1,230,000カウント通過。感謝!

五反田 酒蔵「ごたん田」 第2回

  ~ 池上線ガード下の小路を歩いてから ~

  五反田酒蔵ごたん田
 
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 前回に引き続き、寿島宅弥氏と一緒に歩く五反田ツアーである。
 桜田通りを渡り、タクシーが並ぶJR五反田駅西口駅前ロータリーを左手に見て進み、右手にある路を入った。この路を進むと左手に1本、右手に2本の路地がある。この右手の2本目の路地を入った右手に、あの吉田類氏も紹介している老舗の立ち飲み店がある。中華メニューが豊富なこちらのお店も今日は満員の状態であった。元の道に戻り、そのまま進んで出たのは目黒川北岸の道である。川沿いに出て左手の角に、定食にも力を入れている居酒屋があった。現在は閉店をした様子で、そこには新しくハイボールをメインとするバーが出来ていた。

 川沿いの店を案内してから東急池上線と平行して走る大通りにでると橋がある。この橋から池上線の高い位置を渡る橋とガードが見える。池上電気鉄道という会社の路線だった池上線には、山手線を乗り越えて白金方面までの伸延をめざした計画があった。しかし、1934年に東急の前身である目黒蒲田電鉄に吸収された為、計画は中途で頓挫した。池上線の五反田駅が必要以上に高い位置にある理由はこの為であるとのこと。

 通りを渡り、橋の上からの東側の景色を見る。
 目黒川の北岸沿いに山手線と池上線と目黒川に囲まれた三角地帯があった。この辺りは昭和60年までは「新開地」と呼ばれた闇市由来の飲食店街であった。現在はロイヤルオークというホテルが建ち、その一部には、当時を思わせる小さなスナックや飲食店がたくさん入っている場所がある。
 
 同じく、橋の上から目黒川の南岸を見ると新しいビルが建ち、その先の池上線ガード下には「五反田桜小路」と呼ばれる企画物的な飲食店街が作られていた。寿島氏と一緒に行ってみることにする。

 五反田ガード下その一 ←「五反田桜小路」正面側

 ガード下に仮設の建物が建てられている。入口には外席があり、座って飲んでいるグループもいた。
 白い提灯がたくさんあって明るい。それは、まるで舞台装置のように見えた。
 反対側の道まで内部の廊下を歩いてゆく。一軒一軒は狭いけれど店舗数は思ったよりも多く、どちらかといえば若者向けの店ばかりである。
 
 通り抜け、反対側に出てみて驚いた。ガード下の外の空間にソファが置いてあり、その前に大型テレビがあって、幼児を含む家族連れが座って、飲食をされていたのである。

 「凄いですね」と寿島氏も驚いている
 「雨の日はこのソファもテレビも出さないのでしょうね・・・まるで舞台装置みたいですね」と私。
 「本当ですね」と舞台人である寿島氏も同意した様子。
 「まさに、演劇的な、それもアングラ演劇的な空間ですね」と私。

 五反田ガード下その二 ←「五反田桜小路」裏側

 池上線ガード下の辺りにあった、たくさんの店の事など話しながら元の大通りに出て、さきほどの橋のところまでやってきた。その橋の上から見えたのが本日の2軒目のお店として想定していた酒蔵「ごたん田」さんである。お店の下のコンビニ脇の入口から階段を上がるとすぐに店内である。

 五反田酒蔵ごたん田

 前に紹介したのは第240回、2009年8月4日であるから四年以上前である。
 なんとなく、昔の社員食堂のような感じという前も書いた感想は変わらない。広くて明るく、薄暗い今時のチェーン居酒屋よりもずっと落ち着けるのである。
 店内は8割くらい埋まっている盛況さ。窓際に空いた席をみつけて、寿島氏と座った。前回のお店の狭さに比べて格段に落ち着ける。

 私はレモンハイボール(350円)、寿島氏は本醸造一途な恋
 お店の女性のおすすめのお酒であった。

 銀杏(504円)、里芋煮揚(504円)、山芋千切り(320円)など、地味でオーソドックスなツマミを頼む。メニューは高度成長期の頃から変わらないのではと思わせる。
 レモンサワーはすぐに銘酒上撰旭寿大とっくり(520円)を燗酒で頼む。

 地味なツマミで寿島氏と静かに話していると、稽古場帰りでテンションの高くなっているSAKURAが登場。

 熱燗を呑みながら昔話と芝居の話に花が咲く。

 またまた、オーソドックスで地味なツマミ、しらすおろし(360円)と塩辛(320円)を頼む。

 銘酒上撰旭寿大とっくりの二本目、三本目が空く。

 気がつけば店内は我々だけとなってしまっていた。
 
 午後10時15分から11時45分まで1時間半の滞在。お勘定は3人で5,400円くらいであった。

 この後、3人で前述の目黒川沿いのハイボールバーに入って話の続きとなった。

 寿島氏との再会を約束し、彼の泊まるホテルの位置を再度お教えして別れたのは終電直前の時間であった。


 (了)



五反田 酒蔵「ごたん田」
住所 東京都品川区西五反田1-4-2 秀和レジデンス2F (ampm二階)
電話 03-3490-9233
定休日 日曜日
交通 JR山手線五反田駅下車徒歩3分・東急池上線五反田駅下車徒歩5分




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五反田 焼きとん酒場「かね将」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第538回 2013年12月6日(金) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




五反田 焼きとん酒場「かね将」 第2回

  ~ 思わぬ店舗拡張 ~

 
 

 
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 第477回の記事にも書いた通り、咲良舎を音響・音楽の面で支えてくれたのは寿島宅弥氏である。その寿島宅弥氏が東京に仕事で来るということで、急遽、SAKURAと3人で会うことになった。
 しかし、SAKURAは夜の稽古があり、まずは、寿島宅弥氏と五反田駅東口前で待ち合わせすることになった。

 待ち合わせは午後8時45分。五反田地域はあまり馴染みが無いとのことで、まずは案内するつもりで東口のロータリーを渡り、東口の有楽街に足を踏み入れる。呼び込みの方々を避け、まずのぞいてみたのは祐天寺にある同名の名店とは、実は異なる経営となる某もつやき店。表に並ぶ方々がいるので、混んでいるのかと思い、中を覗くと何故かカウンター席がたくさん空いている。席は空いているが汚れた皿やグラスが放置してあって、どうやらかたづけが追いつかないのかもしれない。列に並ぶ気持ちも失せて五反田案内を続けることにした。

 斜め前には、角打ちの名店があり、中を覗いてみると混み合う様子に寿島氏は驚いていた。

 次に目差したのは、右手のJR山手線の五反田駅の西北側、東興ホテルの裏側辺りである。
 五反田駅北側の大ガードを東口側から西口側へくぐり。桜田通りを渡って、東興ホテルの右側を進む。一軒一軒寿島氏にお店を紹介しながら次の左角まで行った。

 そこで驚かされたのであった。
前回の時は、角を左に曲がって2軒目の場所にある店舗だけであった。それが角地の部分もお店となっていたのである。

  店舗拡張した「かね将」

 燃えるような赤い色のテントが異彩を放つお店、焼きとん酒場「かね将」さんである。
 拡張した角の部分の側のお店には室外の席も設けてあり、すでに店内も店外も満席の状態であった。
 午後9時を回って満席状態というのは凄い。混み合うという点では五反田でも一番かもしれない。
 しかし、お店の方がテキパキと気持ちよく誘導してくれる。
 
 古い側のお店の入口を開けて、中をのぞく。すると、やはり、お店の方が満席の店内の中に空き席を見つけて、「こちらへ」と言われる。五人席に三人の方々が座っている奥側に侵入する。

 まずは、生ビール(500円)を2杯もらい、同時に煮込み(380円)も2つもらった。焼き物は、レバーなんこつテッポウを2本づつ頼む。

 煙草の煙と喧噪の中で、寿島氏の話を聞く。なにやら、黒沢映画とか日活映画に出てくる戦後闇市の酒場にいるような気がしてくるのである。
 思わぬ店舗拡張で外席も出来ていた。秋の夕暮れ時に外席で呑むのも楽しいかもしれない。

 そろそろ、SAKURAからのメールが入るかもしれない。
 3人で座れるお店に移動することにした。

 午後9時15分から9時30分まで45分ほどの滞在。お勘定は2人で2,260円であった。

 外に出ると、五反田の街を再び彷徨うことになった。とりあえず、次の店は頭にある。
 周辺をぐるぐると歩いてみた。ただ、寿島宅弥氏に五反田をもっと見せたかったのである。


 (つづく)


五反田 焼きとん酒場「かね将」
住所 東京都品川区西五反田2-6-1
電話 03-3495-4677
定休日 年中無休
営業時間 16:30~23:30
交通 JR五反田駅下車徒歩3分。



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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