石川台 BAR「ISEYA」第4回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第556回 2014年4月25日(金) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】





 石川台 BAR「ISEYA」 第4回


  ~ 久しぶりにおじゃましてみれば大拡張 ~

  

 
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 久しぶりに、東急池上線の石川台駅近くから始まる希望ヶ丘商店街の一番奥の方まで行ってみた。
 そこにBAR「ISEYA」さんがある。
 初めて紹介させていただいたのは、2009年2月11日第179回であった。
 外から見れば、完全に「コンビニエンスストア」である。

  〈写真/お店外観〉


 入口から中に入ろうとして、店内の様子が違うことに初めて気がついた。
 以前はお店の左手に、コンパクトなバーコーナーがあり、店内の中程まで回り込んでからバーコーナーに入るようになっていた。それが、入口のレジの脇からすぐにバーコーナーが始まっており、レジで支払いを済ませたらそのままバーコーナーに入ることが出来るように変わっていたのである。

  〈写真/お店入口辺り〉


 入って右手のレジで笑顔の若いママさんが迎えてくれる。
 レジの奥側にも椅子が3個ならんだカウンターがあり、今日飲めるワインのボトルが数種類並んでいる。
 ボトルには値段がそれぞれちゃんとついているので安心だ。
 白ワインを選び、レジでお伝えしてお金を払うシステムである。
 頼んだのは白ワイン(400円)とピクルスとオリーブ(300円)である。

 今日はワインにしたけれど、以前よくうかがっていた頃、暑い日にはいつもグラスビールアサヒ塾撰プレミアムをよく飲んだ。中グラス420ミリが390円、小グラス350ミリが340円。律儀な値段設定である。

 レジ前から左手へ。左端から奥へとL字形にバーコーナーがある。真ん中の曲がり角辺りに座った。
 ちょうどお客さんがどなたもいらっしゃらないので、店内写真を撮らせていただいた。

  〈写真/角辺りからレジ方向〉


 カウンターには椅子が13席分あった。でも、立ち飲みにちょうど良い高さのカウンターなので、もっとたくさんの人が飲むことが出来るに違いない。また、大きなワイン樽2個もあり、その前に囲むように立って飲むことも出来る。

  〈写真/奥側から外側〉


 テレビが壁の高い位置にある。近くの黒湯温泉銭湯「稲荷湯」さんに入った帰り、ビールを飲みながら野球観戦も出来る。

  〈写真/中央から奥側〉


 メニューは豊富である。何しろ、もともと老舗の酒屋さんがコンビニエンスストアとなり、さらに現在の形になったお店である。お酒メニューが豊富なのは当然かもしれない。飲んだワインを買って帰ることができるのもすばらしい。

  〈写真/バー・メニュー〉


 お酒だけではなく、つまみも豊富である。
 
 ピクルスとオリーブ(300円)
 ソーセージ盛り合わせ(350円)
 チーズ3種盛り合わせ(350円)
 生ハム盛り合わせ(350円)
 本日のパテクラッカー付き(350円)
 チーズたっぷりピザ(380円)
 ガーリックトースト(200円)
 ドライフルーツ(300円)
 ニシンの酢漬けワイン入り(350円)
 スモークかきパン粉焼き(460円)
 ムール貝ガーリックむし(450円)
 もつもつおでん(380円)

 ママさんによれば、カフェメニューも始めたそうで、周囲に喫茶店やカフェが無いので多くの方々がコーヒーを楽しんでいるそうである。大手コンビニチェーンでのコーヒーの販売が伸びていることが話題になっているけれど、思えば飲む場所が無い。こちらのお店なら買ったコーヒーをカウンターで飲むことが出来る。

  〈写真/カフェ・メニュー〉


 店内を見回すと、公式facebookページも出来ていることが告知してあった。 
 見れば、お父さん犬のシールも貼ってあり、ソフトバンクのWi-Fiスポットにもなっている。これは助かるのである。
 
  〈写真/公式facebook〉


 2杯目はバイスサワー(330円)である。

 思えば、第1回の紹介の時から貼ってあった、マリリン・モンローのポスターが柱に奇麗に飾ってあった。私にとってはアイドルである。
 
  〈写真/マリリン・モンロー〉


 レジまで行き、最後にガーリックトースト(200円)と角ハイボール(380円)を頼み、お支払いをする。

 しばらくして、持ってきてくださったガーリックトーストは美味しそうであった。思わず撮影してしまう。ガーリックトーストを家で作るのは、ちょっとたいへんである。こうやって作っていただくのが一番良い。金曜日の夜のガーリックトーストはうれしい。

  〈写真/ガーリックトースト〉


 本日は、ワインに詳しいマスターがいらっしゃらなかった。なにしろ、お休みも無しで長時間の営業時間である。御家族で交代で営業されているのだ。
 しばらくして、奥からママさんのお母様でいらっしゃるマダムが出てこられ、挨拶をしてくださった。もちろん、元気なこの方をマダムと私が勝手に言っているだけではある。

 角ハイボールを飲み終え、「また来ます」と言って外に出る。ママさんとマダムが笑顔で送ってくださった。

 午後7時15分から8時15分まで1時間ほどの滞在。酒3杯、つまみ2品で、支払ったのは1610円であった。

 外に出て、初めてお店の右手の看板に気がついた。「豆大福」である。実は私の好物である。
 
  〈写真/豆大福看板〉

 お店に戻って買いたい衝動を抑え、商店街を急いで石川台駅を目指して歩いたのであった。

 
 



 


石川台 BAR「ISEYA」
住所 東京都大田区東雪谷3-27-1
電話  03-3729-1484
定休 年中無休
営業時間 平日 17:00~23:00 休日 11:00~23:00
交通 東急池上線石川台駅下車徒歩8分。希望ヶ丘商店街沿い。
公式フェイスブック https://www.facebook.com/iseya.bar.iseya






ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

蓮沼 立呑処「勘藏」第12回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第555回 2014年4月17日(木) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】





蓮沼 立呑処「勘藏」 第12回

  ~ 「ボチボチ、こんな感じでやっておりますよ」 ~

  

 
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 今日はずいぶんたくさん歩いた。
 川崎市内を歩き回ったのである。どこかの居酒屋さんに入って落ち着きたいと思った。いろいろと探し回る。
 しかし、どこにも入る気持ちになれず多摩川を渡った。
 
 しかも、今回は第555回である。それなりに気に入った酒場に入りたいと思う。
 そして、思い出したのは、こちらのお店であった。JR線蒲田駅前から池上線の蓮沼駅方面に歩いた場所にある立ち飲み「勘蔵」さんだ。
 以前はよく通った。最近も何度も何度もお店の前を通った。しかし、その度に店内はお客さんでいっぱいの様子だった。
 久しぶりである。蒲田駅から歩いて、お店の前に行ってみる。店内をのぞいてみると、どなたもお客さんがいない。
 本当に珍しいのである。木曜日の午後9時であった。

 「お久しぶりです」と入ってゆく。
 「お久しぶりです、ボチボチ、こんな感じでやっておりますよ」とマスターの関さん
 御元気そうで、前よりちょっとふくよかになられたかもしれない。

 さて、飲み物である。目の前に小さな器が出させる。お金を入れる為だ。まずは千円札1枚を入れる。
 飲み物やつまみを持ってきた時、関さんがその器からお金を持ってゆかれ、釣り銭を戻してくれるのだ。

 「ホッピーセットお願いします」
 「白ですか?、黒ですか?」
 「黒でお願いします・・・あっ、氷無しで・・・」

 ホッピーセット(500円)は、冷やしたジョッキ、ビアタンブラーに半分以上入った焼酎、そして、冷えた黒ホッピー業務用瓶1本のセットである。美味しくホッピーをいただく。

 最初のツマミは魚肉ソーセージ(150円)を炒めていただく。
 ホッピーで魚肉ソーセージを美味しくいただく。

 私は店内写真を撮影することは、ほとんどまったくない。理由は、他のお客さんに迷惑がかかるからである。
 いつも混雑する「勘蔵」さんである。どなたもいらっしゃらないのは珍しいので、マスターの関さんに、了解をとって撮影させてもらった。

 「どうぞ、どんどん撮っちゃってください」と関さん

 
 
 

 どなたもいないので、関さんとお話をすることが出来た。
 過去の様々なイベントの話をする。今年2014年も7月7日の七夕の日には、「流し素麺」を企画されているとのこと。その前に、5月5日のこどもの日に「端午の節句のイベント」も企画中であるそうだ。
 
 今年の2月にブログ「居酒屋礼賛」浜田さんと野毛のホッピー仙人のマスターと、そのお仲間たちが来店された時の話をすると、関さんは8名という人数のことも含め、よく覚えておられた。
 「女性の方が一人いて、予約もしてくださって、全体をしきってくださったのでとても助かりました」とのこと。その時のことは、ブログ「居酒屋礼賛」のこちらの記事になっている。

 ふと、壁を見ると、新しいメニューがあった。「めんたいまよシリーズ全部のせ」(200円)である。
 内容は、めんたいマヨ+チーズ2枚+ゆでたまご+クラッカーである。関さんの了解を得て撮影した写真はこちら。

 

 「これで200円は安いですよね」
 「ヒット作です」
 「そうでしょう」
 「まあ、元々の50円メニューを4点一緒にしただけです」
 「でも、それぞれ、お酒を飲んだ時に欲しくなるものですよね」

 2杯目はジャワティー割り(300円)である。
 「新玉ねぎの天ぷら」もお試しで出していただいた。美味しい。

 常連の女性の方が二人入ってこられた。やりとりを見ていると、関さんのお客さんへの優しさが伝わってくる。
 さらに、男性の方も入ってこられた。
 皆さんが頼むのは、サワーセット(500円)や生ビールセット(600円)である。
 それぞれ、飲み物以外に2品つまみを選べてセット価格になる。お得である。

 そして、次の飲み物を選ぶことにした。

 

 「関さん、すいません、このケチレモンサワーって何ですか?」と聞いてみる。

 「どうしてだと思います?」と関さん

 常連の女性たちがそのやりとりを聞いて、すぐに当ててしまうのだった。 
 ゆえに、3杯目はケチレモンサワー(300円)。
 実は、レモンの薄いものが2枚入っているそうなのである。面白い。

 時折、「大丈夫ですよ~」と、関さんが何度もおっしゃる。関さんは本当に優しい。

 「すいません、そろそろ帰ります」
 「ありがとうございました」
 「また、来ます」
 「いつも、御一緒のお友達の女性はお元気ですか?」
 「ああ、お友達ではなくて、カミさんなんです」
 「そうだったんですかあ」
 「また、一緒に来ます、ごちそうさま」
 「えんえんと、こんな感じで頑張ります~」とマスター関さん

 午後9時から9時45分まで、45分ほどの滞在。
 合計を頭の中でしてみると1450円。器の中に残った500円玉と50円玉を1つづつ持って外に出る。

 思えば、足かけ7年のお付き合いであり、紹介するのは今回で12回目である。
 私としては本当に珍しいケースだ。
 心やすらかになり、また歩き始める。


 過去の記事は下記の通り。

立呑処「勘蔵」に関する過去の紹介記事
第11回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第491回 2012年9月13日(木) 
第10回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第394回 2011年1月29日(土)
第9回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第361回 2010年8月7日(土)
第8回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第300回 2010年1月1日(木)
第7回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第288回 2009年11月24日(火)
第6回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第268回 2009年10月12日(月)
第5回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第243回 2009年8月8日(土)
第4回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第221回 2009年5月30日(土) 
第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第191回 2009年3月15日(日) 
第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第166回 2009年1月1日(木)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第156回 2008年11月8日(土)




蓮沼 立呑処「勘蔵」
住所 東京都大田区西蒲田7-9-5
電話 ?
定休日 年中無休
営業時間 16:00~26:00
交通 東急池上線蓮沼駅下車徒歩5分。JR蒲田駅下車徒歩3分。
公式ブログ http://kannzou.blog.fc2.com/
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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千鳥町 とり料理とお酒「とり長」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第554回 2014年4月5日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



  ※2014年4月9日 1,270,000カウント通過。感謝!


 千鳥町 とり料理とお酒「とり長」

  ~ 鳥肉店が出店した千鳥町のとり料理店 ~

  
 
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 土曜日の夕暮れ時、東急池上線の千鳥町駅に行ってみた。
 起点である五反田駅から終点の蒲田駅まで、池上線は大きく弧を描くように走っている。
 たとえば、夏の日の朝日が旗の台駅辺りで後ろからさしていても、池上駅では前方からの日差しとなる。
 それほどに、池上線はカーブの多い路線だ。ただし、その中で御嶽山駅、久が原駅、千鳥町駅の3駅の間はきれいにまっすぐな線路なのである。

 蒲田方面の改札口を出てから五反田方面へ線路沿いを歩いてみると、すぐそこに踏切がある。
 線路上には高い鉄塔が立ち、そこを送電線が走っている。この送電線は写真の中に写っている鉄塔からはじまり、洗足池駅脇の洗足変電所まで続いている。
 
 

 午後5時である。本日の目的のお店の開店時間となった。踏切を渡らず、線路沿いにも行かず右に曲がる。少し左右に蛇行するその道の左手に新しくマンションが建てられていた。その先あたりに、間口の狭い商店の四軒長屋があり、その一番端に若とりの店「鳥長」という鳥肉店があった。
 その鳥長さんが斜め前の元は寿司店だった場所に、とり料理とお酒「とり長」として再出発したのである。

 黄色いテントには「若とりからあげの店 とり長」と書いてあった。
 「お知らせ 鳥生肉・鳥加工品店内にて販売致します 中へお入りください」という内容の紙が入口脇に貼ってあった。
 入り口を開けて中に入ると「お持ち帰りの方ですか?」と聞かれた。

 「いいえ、違います」
 「飲まれる・・・お客さんですね」
 「はい、そうです」
 「ちょっと、お待ちいただくかもしれませんが・・・」
 「いいですよ、何か飲ませてもらいながら待ってますから・・・」
 
 店内右手に横に四人、手前から奥に向かって六人が座れるL字カウンターがある。左手に四人用の小上がり席が二つ。

 私に続いて入ってこられた男性の方が「晩酌セット」とおっしゃった。
 「晩酌セット始めました」と書かれた紙が壁に貼ってあるのが目に入る。
 手元のメニューに挟んである手書きの紙にも次のようにあった。

 晩酌セットA生ビール1杯、むしどり1皿、やきとり3本で1,000円。
 晩酌セットB生ビール1杯、手羽先からあげ5本本日の煮物1皿で1,100円。

 生ビールは単品450円、手羽先からあげ5本は単品450円、本日の煮物(今日はハス、ゴボウ、コンニャク、鶏肉の煮物)1皿は単品480円である。

 まずは、晩酌セットB生ビールをいただく。
 「何にも無しじゃいけないのでこれでもどうぞ」と野菜の小鉢を出してくれた。
 
 午後6時に4人、5時50分に5人の予約が入っているとのこと。耳が人一倍良いので全部聞こえてしまうのである。今日も忙しい御様子。実は、前日の夜にお店の前まで来て、店内が忙しい様子であることを確認、遠慮して帰ったのである。予約席をどうするかという会話から店内の奥の方に座敷があることが解った。

 「本当は後でと思ったんですけど、寒いんで・・・」とマスターが鳥スープを小鉢に入れて出してくれた。

 お持ち帰りの方が来店。予約してあった「手羽先からあげ30本」を受取りに来られたのである。
 店内でおみあげも売っているので、お店の方はたいへんである。

 私の分の手羽先からあげ5本もやってきた。
 さっそく食べてみると、これが脂っこくなく美味しい。やはり、看板商品である。

 2杯目はレモンハイ(400円)を頼む。

 「あの・・・やきとり、大丈夫ですか?」と聞いてみる。
 「はい、ちょっとお待ちください」とマスター。合間を見て伝票を持ってきてくれた。
 「手羽先がおすすめ、なんですけど・・・あっ、手羽先のからあげお食べになりましたよね」とマスター。

 手羽先焼きも食べて見たいと思ったけれど、(140円)2本、砂肝(140円)1本を頼むことにした。肉はタレ、砂肝は塩でお願いする。

 今日の持ち帰り分は完売とのこと。それでも、買いにくるお客様が何度も来訪。丁寧に断るのがたいへんである。
 さらに、予約の家族連れの方々がいらっしゃった。

 「お待たせしてすみませんね、よかったらどうぞ」と、お母さんが菜の花のおひたしを出してくれた。
 「菜の花ですか、いいですね」と私。 
 「菜の花もそろそろ終わりですよね」とお母さん。
 「そうですね、もう終わりですね」と私。

 今は二十四節気「清明」の頃である。
 周辺では桜が咲いている。桜の花見の話を聞きながら、菜の花を食べ、酒場にいる。
 清明から穀雨となり、やがて立夏となるこの時期こそ、時の流れを感じさせられるのだ。
 そろそろ帰ろうかと思っていたのだけれど、燗酒(400円)を頼んでしまった。

 ここは、家族経営のお店。お父さんお母さん息子さん。そして、女性の方が一人。いらっしゃるお客さんたちも近隣の方々のご様子。そして、住宅街との境目の駅からも見えない裏通りのお店である。普段はもっとゆったりと営業されているのかもしれない。

 もう一組の予約の方々が来店され、さらに、予約無しの御家族連れが二組いらっしゃった。

 やきとりがやってきた。砂肝は柚子胡椒で食べる。
 来店した皆さんか次々に頼む砂肝のからあげが気になる。

 さて、午後6時20分となった。次に入ってこられる方々の為に私の座る側のカウンターを空けることにしよう。

 「お勘定おねがいします」
 「はい、お勘定ですね。お相手もできないですみません」とお母さん
 「大丈夫です。勝手に楽しんでいますので。」と笑顔で答える。
 
 嘘では無い、忙しさの中の人と人とのやりとりを観察しながら私は本当に楽しんでいるのである。

 「わさわさしてすみません、こんなに混む日ばかりじゃないんですよ」とお母さん
 でも、「本当は昨日の夜もお店の前まで来たんですよ」とは、言わなかった
 恩着せがましいのも良く無いからである。

 午後5時10分から6時20分まで1時間10分ほどの滞在。お勘定は2,320円であった。

 皆さん笑顔でおくってくださった。



 

千鳥町 とり料理とお酒「とり長(とりちょう)」
住所 東京都大田区千鳥1-3-8
電話 03-3753-2987
定休日 日曜日
営業時間 17:00~22:00 ※昼ランチ営業、鳥肉販売あり
交通 東急池上線千鳥町駅徒歩2分


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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