居酒屋探偵DAITENの生活 「あえて店名を伏せたまま」第1回 『長寿人生 ~味わい深き酒場にて~』

Life of the izakaya detective DAITEN    【地域別】  【時間順】  【がっかり集】
居酒屋探偵DAITENの生活 「あえて店名を伏せたまま」第1回 『長寿人生 ~味わい深き酒場にて~』




居酒屋探偵DAITENの生活 「あえて店名を伏せたまま」第1回
『長寿人生 ~味わい深き酒場にて~』

 


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 親友と二人、それぞれ仕事が終わった後、軽く飲む約束をした。
 横浜市内のJRと私鉄が隣接する乗り換え駅の近くである。
 店は決まっていなかった。
 美味しい料理をだす店を探しているわけではない、ことさら安い店をみつけようというのでもない。
 静かに二人で話すのにちょうど良い、古い造りの店がいい。
 あまりに汚いのは苦手だけれど、それなりに小綺麗にしていてくれれば充分だ。
 
 夕暮れ時である。でも、陽はまだ高い。
 比較的広い裏通りを歩いていると、角地に硝子戸を開け放った古い居酒屋をみつけた。
 
 風に揺れる暖簾をくぐって入ると、右手に6人ほどが座れるカウンターがあり、左手の小上がり座敷には四人が座れる卓が二つ。小さめの座布団が置かれ、様々な生活雑貨が並んでいる。巨大な業務用マヨネーズのボトルがカウンターに置かれ、あらゆる調味料が並べられていた。
 カウンターの中では、白髪は目立つけれど本来のお歳よりも若さを感じさせる女将さんが笑顔で迎えてくれた。
 カウンターの高い方の段には、料理の載った鉢や大皿が所狭しと並んでいる。鯛のかぶと煮。根菜の煮物。豆アジを揚げたもの。どれも美味しそうだ。
 
 忙しく過ごしている友人の日々のことは前々から聞いていた。
 少し前、その友人の身体に不安な兆候があった。
 その為、彼はしばらく酒を飲まないでいたのである。
 友人がビールの中瓶を手にとり、私のグラスにまずビールを注いでから自分のグラスにも躊躇いがちに注いだ。
 つまみは200円から500円までと表記されているだけで、個別の値段ははっきりしない。
 友人は食べ物を選択することに時間をかけない人であった。それとは逆に私はかなり逡巡してしまうほうである。
 そんな友人が少し考えてからスパゲティサラダ豆アジあげを注文した。
 昼は玄米のおにぎりだけを食べ、油分を含む食べ物を口にしないようにしていたそうである。だから、マヨネーズを使ったサラダや、揚げ物は久しぶりであるという。

 「ビールうまいなあ・・・」と友人。
 「うまいねえ・・・でもプリン体が恐くてねえ・・・」と私。

 身体の不具合の話もまた、居酒屋での親父同士の会話の定番である。
 すると、何かがのせられた皿が2枚、我々の前に突き出された。手を出して受け取る。

 「いただきものなんで・・・どうぞ」と女将さん。

 気づかいの言葉である。出してくれたのは、ソラマメイワシの煮付だ。

 外から涼しい風が入ってくるようになった。すると、風に誘われてきたかのように、常連らしき皆さんが静かに入ってきて、我々の並びに一人また一人とすべり込む。

 酒を常温で頼むことにした。

 「あの、お酒を2本常温でお願いします」と友人。
 「うちはこれなんですよ・・・」と言って、女将さんが見せてくれたのは、魚へんの漢字がたくさん書かれた、いわゆる鮨屋の湯飲みである。

 鮨屋の湯飲みでそうすることはあまりないけれど、互いの湯飲みの飲み口をすこし当て乾杯をしてから飲んだ。からだに酒が染みてゆく。

 「このお店はもう何年たつんですか?」と友人が女将さんに聞く。彼は誰にでも気さくに話しかける。
 「この場所では十二年ですね」と女将さん。

 鮨屋の湯飲みの魚へんの文字を眺めながら、心の中で、「前は鮨屋をやっていたのだろうか」と思う。
  
 次にいかの刺身油揚げ焼きを頼んだ。
 そして、お酒のお代わりも二人分頼んだ。女将さんに返した湯飲みにふたたび酒が注がれる。
 それから、マヨネーズ味のスパゲティサラダを友人がお代わりした。

 「マヨネーズが好きなんだなあ・・・」と思う。

 最初の常連の方が帰られ、違う常連の方が入ってくる。
 そのお客さんの忘れたタバコを女将さんがとってあげていたようだ。笑い声があがり、会話が弾む。

 女将さんが鯛の兜の中に入っていた、「鯛の鯛」を見せてくれた。
  「鯛の鯛」とは硬骨魚の肩帯の骨の一部、肩甲骨と烏口骨が繋がった状態のものである。
 この「鯛の鯛」には、自分でマニュキュアを塗るそうだ。
 それは、とても美しく光っていた。

 トイレに立った。湯飲みから酒を一口飲む友人の後ろ姿が目に入る。

 和式便器の便所の壁に手拭いが貼ってあった。
 「長寿人生」と書かれている。「長寿の心得」と書かれたものも何度か見たことがある。
 

長寿人生
 人生は山坂多い旅の道

 還暦  六十才でお迎えの来た時は 只今留守と云へ
 古希  七十才でお迎えの来た時は まだまだ早いと云へ
 喜寿  七十七才でお迎えの来た時は せくな老楽これからよと云へ
 傘寿  八十才でお迎えの来た時は なんのまだまだ役に立つと云へ
 米寿  八十八才でお迎えの来た時は もう少しお米を食べてからと云へ
 卒寿  九十才でお迎えの来た時は そう急がずともよいと云へ
 白寿  九十九才でお迎えの来た時は 頃を見てこちらからボツボツ行くと云へ

  気はながく 心はまるく 腹たてず
  口をつつしめば 命ながらえる



 還暦まではまだ時がある。還暦前にお迎えがきてもちゃんと断ることができるだろうか。
 「長寿人生」を読みながら厠で人生について考える。これも酒場の楽しみである。
 席にもどった。友人は女将さんと話していた。

 「独りになってからは・・・こんな感じでやってるんですよ」と女将さん。

 そうおっしゃる女将さんの背後の棚に、女将さんよりすこし若い男性の「遺影」らしき写真が飾ってあった。

 お勘定は二人で3720円。思いの外安い。
 「ありがとうございました」の声におくられ外に出る。
 
 すっかり外は暗くなっていた。
 友人は元気をだしてくれたようだ。
 二人とも少しの酒で気持ちよくなっている。
 友人の甲高い笑い声が耳に残った。

 (了)

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

石川台 焼鳥ダイニング「とき」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第559回 2014年5月27日(火)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 ※2014年6月10日 1,290,000カウント通過。感謝!

 石川台 焼鳥ダイニング「とき」


  

 
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 池上線の石川台駅の蒲田方面の改札口を出ると目の前に道が通っている。
 五反田方面側への踏切を渡らず右手へ歩いた、駅舎の並びの場所に焼鳥のお店ができたのは、4年ほど前であろうか。店名は焼鳥ダイニング「とき」。この道沿いには第484回で紹介した炭火焼「隆屋」第374回で紹介第5回目だったやきとん「たっくん」がある。やきとん「たっくん」の両方を出すお店なので焼き鳥店として数えれば、同じ駅前通り沿いに3軒焼き鳥店があることになる。さらに、持ち帰りの焼き鳥を売っている鶏肉店もあるのだ。

 

 焼鳥ダイニング「とき」は大山鶏を出すお店である。実は開店以来、数回来てみたことがある。
 今年に入ってから何度かお店の前を通った時も満席であった。どうやら、週末は予約が必要なようである。
 「やきとり」と書かれた赤提灯に誘われ、左手の入口を入ると、右手にカウンター8席、左手に4人席と2人席のテーブル席が2つある。2階席は事前の調査によれば座敷席となっており宴会が可能とのこと。入って右手に焼き台がある。焼き台前には若いマスター。黒っぽいTシャツ系の今時居酒屋のスタイル。

 この黒の居酒屋スタイルが流行り始めたのはいつごろだったろうか。実際にユニホーム会社のサイトなどを見るとサイズも豊富で50種類程度色も用意されている。しかし、客として見るのは圧倒的に黒が多い。そこにオリジナルで店名や漢字のキャッチフレーズがプリントしてあったりする。地方都市の街道沿いの地元若者系居酒屋で眉毛を細めにかいた茶髪女子の黒いTシャツの背中に、大きく「よろしく」と書いてあったりするのを始めて見た時は、なかなか強烈であった。
 
 入口近くのカウンター席に座った。メニューを開く。
 とりあえず、レモンサワー(400円)を頼んだ。小さな野菜のマヨネーズ和えのお通し(300円)が一緒に出てくる。

 やはり、焼き物からである。せせり(150円)、ひざなんこつ(150円)、正肉(170円)を各1本ずつ。正肉はタレにして、せせりひざなんこつは塩で頼む。

 焼き物の焼き加減も塩加減もちょうど良い。私は塩の打ち方が強すぎるのは好きではない。どれも美味しくいただいた。
 次は何にしようと、メニューをさらに、じっくりと見てしまう。
 マスターが「解らない点ございますか?」と気を遣ってくれる。ただ、メニューを見るのが好きなのである。必要以上に見てしまうのだ。ときサラダ(590円)も頼もうと思う。

 「ときサラダというのは、どんなサラダなんですか?」
 「みかんドレッシングなんです。3、4人前サイズの量で、ハーフも出来ます」
 「それじゃ、ハーフでお願いします」

 元々は火曜定休だったものが不定休になると店内に告知してあった。実際、この日は火曜日なのに営業していた。ゆえに、すいていてお店に入ることが出来たのだろうか。

 レモンサワーを飲み終わったら、次はホッピーセット(400円)にしようと考える。
 お店の方と目が合う。私がレモンサワーを飲み干した時の氷の音が聞こえたに違いない。それほど店内は静かだった。
 「ホッピーを氷なしでお願いします」と言う。

 はつもと(200円)とソリレス(220円)を塩で1本づつ頼む。
 「希少部位」とちゃんと書いたあった。最近はこれらを食べさせてくれるお店が増えている。どちらも美味しかった。
 メニューをまた見る。とりさしとりユッケもあった。

 若い女性の一人客が一人二人と入ってくる。流れる音楽はビートルズ。働くのは若い青年たち。
 店内が暖まって暑くなってきたらお店の方が入口を大きくあけてくれる。気遣いである。
 今日のように気温が低い日の夕暮れ時、いきなり扉を大きく開けて客が入るのを待っているお店は女性に気を使っていない。

 ある街でやはり若者が入りやすい造りの串焼きのお店に入った時のことを思い出した。
 そのお店は常連の方々とお店の従業員があまりにも友達のようであった。新しい人間は落ち着かない気持ちになる。塩うちが強すぎる理由もあって、結局、そのお店を紹介する気持ちにはなれなかった。
 過去に数回来ているけれど、「とき」さんでは悪い印象を受けたことはない。

 すぐ近くの雪が谷八幡神社お札も貼ってある。さすがは、地元の流れをくむお店である。
 
 お勘定をお願いすると、2,060円であった。午後7時から7時45分まで45分ほどの滞在。
 外はまだ少し寒い。


 

石川台 焼鳥ダイニング「とき」
住所 東京都大田区東雪谷2-23-1
電話 03-3727-8555
定休 不定休
営業時間 平日18:30~27:00
交通 東急池上線石川台駅下車徒歩30秒。





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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

池上 炭火焼鳥「二代目」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第558回 2014年5月16日(金) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



 ※2014年5月9日 1,280,000カウント通過。感謝!

 池上 炭火焼鳥「二代目」


  ~ 店名が気になって ~

 
 
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 東急池上線の池上駅で降りてみた。
 池上駅は五反田から蒲田方面のホーム側にのみに改札口があり、蒲田から五反田方面へのホーム側には改札口がない、ふたつのホームをつなぐのは「構内踏切」のみである(写真)。

 

 橋を渡る為に階段を上がる必要が無いのは楽である。そして、時折やってくる私のような人間は「味わいある光景」のように思ってしまうけれど、住んでいる方はなかなかたいへんである。
 池上線は短い3両編成であり、本数を多くすることで、増加する沿線住民をなんとか運んでいるように思える。ゆえに、朝の通勤時間帯は登り14本、下り13本も電車があり、この構内踏切も「開かずの踏切」的になってしまう時がある。さらに、五反田方面のホームの側に住んでいて、五反田方面に通勤をしている方は、通常の踏切を渡り、改札をくぐってから、また、この「構内踏切」を渡るので特にたいへんである。
 
 蒲田方面側にしかない、前述の改札口を出ると右手へ。構内ではない踏切の方に回り込むように歩いて、その踏切を渡らず、踏切脇の道を左手に入ってみる。時間が無い為、急いで店を選ばなければならない。
 この道沿いの左手には第454回で紹介したお店もあった。その前を過ぎて、次の道にぶつかる少し手前右手に、比較的新しいお店を発見した。以前にあったお店も焼き鳥店であったと記憶している。その後に新しい焼き鳥店が出来たようである。店名は 炭火焼鳥「二代目」。店名が気になって入ってみる。

 お店を正面から見ると、左手が大きな窓になっている。すだれごしに店内が見える。右手の外廊下のようになっている部分を入って、左手のドアから入るようになっている。雨の日に傘をしめたり開いたりして入りやすいかもしれない。
 ドアを入り、外から中を見る。右手に8人ほどが座れるL字カウンターがあり、その中は焼き台となっている。
 左側には、手前から四人テーブルと二人テーブルがあり、その後に六人テーブル、四人テーブルと続く。
 奥の右手は調理場。左手の一番奥にはトイレがあるようだ。

 店内入口近くのテーブルに男女3名、カウンター入口近くに男性1人の先客の方々。
 お店の方は、マスターと若い女性2人。
 
 カウンター席の一番奥から2番目に座った。調理場手前の高い壁に巨大液晶テレビがあった。
 最初に注文したのは、酎ハイ(350円)と新玉オニスラ(380円)である。
 池上ハイボールというものもあったけれど、焼酎ではなく、ウイスキーのハイボールとのことなのでやめた。

 「焼き物お願いします」と言って、ねぎま(120円)、ハツ(120円)、ボンジリ(120円)を注文した。
 ちょっと、塩が強いけれど美味しい。私は塩に敏感な質なのど、基準にはならないかもしれない。
 
 メニューを見る。メニューを細かく見るのが好きである。
 席料300円が必要とのこと。お通しとして、オクラと和えたソーメンが付いてきた。

 2杯目は、芋焼酎一刻者お湯割り(450円)を選ぶ。最近は炭酸ものを少し減らして、お湯割りにしようと考えている。冷房の効いた店内ならば夏でもお湯割りが良い。身体を冷やさない為である。

 最初の1人客の方が帰ってすぐに、お祭りのはっぴを着た方々お二人が入ってきて、同じ場所に座られた。5月16日から18日は浅草の三社祭である。その帰りであろうか。

 新タマネギ、焼き鳥と食べて、もう1品頼もうと思う。最初に聞いてみた牛すじネギごま(350円)は今日は無いとのこと。そこで、牛モツ煮(380円)を代わりに頼んだ。

 ハチノスと豆腐とコンニャクの煮込みであった。ハチノスは牛の第2胃である。最近は洋食系のお店ではトリッパという呼び名で扱われている。

 さらにカップルの方々が入ってきた。外の窓が大きく。スダレごしに外から中の様子が見えるので入り易いに違いない。

 3杯目も炭酸系をさけて、トマト割り(350円)にする。いつもの締めの「トマト割り」である。
 全体に若い雰囲気。トイレに行ってみる。お客さんからのメッセージが貼ってあったりする。よく見る光景である。
 しかし、そこに書いてあったお店からのお願いが秀逸であった。ここまではっきり書いてあるのは珍しい。
 基本的に私は賛成である。

 巨大液晶テレビのサイズが気になってマスターに聞いてみた。52インチもあるとのこと。野球やサッカー中継の時は盛り上がるにちがいない。
 午後7時10分から8時まで50分ほどの滞在。お勘定は合計2719円。消費税8パーセントを含む。

 全体的に感じの良いお店である。
 出来るだけ古い店、味わいある店、新しくても店の感じが古典酒場的なお店ばかり探して街を歩いている。
 しかし、時折、こういう新しいタイプのお店に入ってみるのも良いかもしれない。
 店名が気になって入ったのに、「二代目」の意味を聞かず、巨大液晶テレビのサイズなど聞いてしまう。
 また、来てみよう。その時に聞いてみれば良いのである。


 

池上 炭火焼鳥「二代目」
住所 東京都大田区池上6-6-8
電話 03-3753-8845
定休 月曜日
営業時間 平日17:00~25:00
交通 東急池上線池上駅下車徒歩1分。





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元住吉 立ち呑み処「夢や」

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居酒屋探偵DAITENの生活 第557回 2014年5月3日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】





 元住吉 立ち呑み処「夢や」


  ~ 偶然に導かれ理想の立ち呑み店を発見 ~


  

  
 
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 5月3日のゴールデンウィークの初日、ある仕事の為に元住吉に行くことになった。
 東急東横線と東急目黒線の元住吉駅は2006年に行われた駅舎の移動新設までは、1階に本線があり地下に改札口のある駅であった。元住吉には車両基地もあるので、そこに出入りする電車も含め、その地下改札口とホーム部分の間の踏切は「開かずの踏切」として有名であった。
 新しく作られた駅は、東横線と目黒線の本線が2階部分を走り、1階部分に残った踏切は車両基地に出入りする電車だけの通る踏切となり、「開かずの踏切」状態は解消された。
 新駅の改札口は3階にあり、踏切を挟んで駅の東西両側にある長いエスカレーターで上がるようになっている。

 改札前にはベンチのあるテラスがある。そこに立つと東京側の武蔵小杉駅方面が見え、そこには次々に建てられてゆく武蔵小杉駅周辺の高層ビル群が見える(下写真)。
 
  元住吉駅改札前より武蔵小杉方面を望む

 駅の西口側に降りればブレーメン通り商店街があり、東口側に降りればオズ通り商店街が始まる。踏切は二つの商店街の境目となっているのだ。

 ある仕事を済ませ、再び元住吉駅に戻り、東横線に乗って帰ろうとしていた。

 オズ通り商店街を散策しているうちに、直接駅に通じる道ではない方へ歩いてみた。
 すると、偶然に立ち呑みのお店を発見したのである。すぐ目の前に、串揚げの田中屋さんのある場所だ。
 時間はまだ午後3時過ぎであった。
 仕事に疲れ、少し飲みたいと思っていたので、うれしくなってしまう。

 お店の外のアクリル看板を見ると、呑み処「夢や」とある。記憶にある名前だ。
 新丸子にある「おでん居酒屋」さんと同じ名前である。

 縄のれん越しに店内をのぞくと大盛況な様子。縄のれんをくぐる。左手に手前から奥まで立ち呑みカウンターがある。8人から10人が立てるだろうか。そして、奥の壁部分には4人ほどが立てる壁際カウンターもあった。
 左手のカウンターに8人の方が立っておられる。新参者の私は奥の壁際カウンター前に立つことにした。奥の左手の壁際の液晶テレビがちょうど見やすい場所である。カウンターの中には男性の方とママさんらしき方。 

 ホッピーセット氷無し(380円)とポテトサラダ(200円)を頼むことにする。

 ホッピーセットは冷えたビールジョッキに焼酎が入り、冷えたホッピーが1本着いてくる。
 ホッピーを焼酎に投入して飲む。休日の仕事だったので、一杯目のホッピーに癒される。
 呑みながら店内を見回す。居酒屋探偵は「情報」を得ようとして店内を必要以上に見回してしまうのだ。どこのお店に行っても、初めてのお店では定休日と営業時間は一番知りたいところである。
 壁に、営業時間が書いてあった。平日16:00~22:45、土曜日と祝日は14:00~21:00とのこと。
 ただし、その下に5月11日から日曜日も土曜や祝日と同じように営業すると書いてあった。年中無休になるのである。
 週末の土日、午後2時から飲める店である。便利なお店を見つけてしまった。

 目の前の小さなカゴにお金を入れておくと、そこから一回ごとにお金を持っていってくれるスタイル。
 ママさんがポテトサラダを持ってきてくれ、お金のやりとりをする時に話してみた。

 「新丸子の夢やさんと同じ経営のお店なんですか?」
 「はい、こちらは会社のお店で、あちらはうちの旦那のお店なんです」とのこと。

 新丸子のお店は、おでん居酒屋「夢や ぽってり」さんという。
 2012年3月10日第475回2012年12月22日第502回に紹介したお店である。
 ママさんにもお会いしたことがあることを思い出した。
 
 時折、カウンター前に立っているお客さんが外へいらっしゃる。最初は理由が解らなかったけれど、実は煙草は入り口脇の台の上にある灰皿前で吸わなければならないシステムのお店であった。実質、「禁煙酒場」となっている訳だ。素晴らしい。

 セロリさっぱり漬け(200円)を頼み、2杯目はレモンサワー(300円)である。
 レモンサワーはビールジョッキでの提供だ。

 そして、周囲にはパチンコ店もあり、景気をつけてから出かける方々もあり、お客様の回転がよい。
 立ち呑み店の出店場所として正しい。
 
 お客様の要望で、テレビの番組は競馬中継に変わる。その方がこちらのお店にはピッタリである。
 一期に店内が浮き立った雰囲気となった。

 生ビール小(320円)や生ビール中(380円)もあるけれど、やはり、胃酸過多を抑える為にアルカリ性の飲み物でしめることにした。
 3杯目は梅酒ソーダ割り(300円)にする。

 梅酒ソーダで口の中もさっぱりさせて、気分もさっぱりした。

 そして、何よりも、「年中無休」「早い時間から営業」「店内禁煙」「ホッピー有」「安価」という、立ち呑み店としての私の理想のお店を偶然にも発見してしまったことがうれしい。

 3時15分から4時15分までの滞在。払ったお金を計算すると1,380円であった。



 

元住吉 立ち呑み処「夢や」
住所 神奈川県川崎市中原区木月2-5-10
電話 044-455-3328
定休 年中無休(2014年5月11日より日曜営業)
営業時間 平日16:00~22:45 土曜・日曜・祝日14:00~21:00
交通 東急東横線・目黒線元住吉駅下車徒歩2分。





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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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