自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 第4回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第631回 2016年10月29日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」   第4回


  ~ 自由が丘の今昔 ~


  
 


  
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 自由が丘はのある街である。私が始めてこの街に来たのは小学校四年生。当時は世田谷区民だった。親から離され、三浦半島にある身体の弱い小学生が健康になる為の学校、「養護学園」に入る為、荷物をもって自由が丘駅前に集められた。親とは改札口で別れ、教員たちに引率されて三浦海岸へ向かったのである。自由が丘は私の目に明るく眩しい場所に映った。しかし、十歳の少年が一ヶ月に一回の面会日の数時間しか親に会えない場所へ向かうのだから、まるで「刑務所」へ入所するような気分であった。
 その後も何かというと、印象に残る出来事がこの街で起こるのだった。

 SAKURAと一緒である。自由が丘のロータリー側正面口改札を出て右手へ、東横線の線路沿いに建つ細長いビル、「自由が丘デパート」の入口が見えた。入ってすぐ右手のエレベーターに乗る。
 エレベーターを三階で降りると、右へ長い廊下が続いている。一軒目が焼き鳥「やっちゃん」。廊下側にいくつか四角い小窓があって、中の気配が解るようになっている。
 左手の赤い暖簾をくぐって、入口から中に入ると目の前にカウンターがあり、右の方で奥へ曲がったL字カウンターになっている。

   ← 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」

 入ってすぐの辺りに二人で座る。右手に先客の男性が一人。まだ、午後五時前なので空いているのだ。
 
 「どうも、お久しぶり・・・赤星ください」
 
 まずは、サッポロ瓶ビール赤星大瓶(六〇〇円)である。

 すぐに焼き物である。
 かしら(一二〇円)、たん(一二〇円)、はつ(一二〇円)を各二本。

 今日も焼き物がうまい。飾り立てるようなことはものは何も無い、ただ、うまいのである。

 ビールの後は、定番のトマト割り(四〇〇円)である。

 マスターと城南地区の様々な居酒屋の話をする。
 
 「新しく△△に出来た○○はどうですか」
 「○○は元々は□□に本店があって、それが増えて今は・・・」

 といった話である。

 三杯目に、やはり、レモンサワーを頼んでしまった。
 いつもながら焼酎が濃い。危険である。
 キンミヤ焼酎がホッピーグラスの上下二個ある星印の上の星印よりさらに上まで入っている。
 うまい。そして、強い。

 おつまみ南部せんべい(四〇〇円)も頼んだ。

 並びに女性の常連客らしき方がいらした。
 なんとなく、マスターとの会話に加わる。

 「以前にお会いしたことありますよね」とSAKURAが相手の方に伝えると、やはり正解であった。

 自由が丘の隣の駅、都立大学の立ち飲み「ホームラン」で、やはり、五年ほど前にお会いしたことがあるそうだ。
 そこから東横線沿線の立ち飲みや居酒屋さんの話になる。これぞ酒場ファンの口コミネットワークだ。
 ネット上では話せない裏話などが次々に出てくるのが面白い。

 それから、長年自由が丘にいらっしゃるマスターも加わって、一九八〇年代にまで自由が丘にあったジャズ喫茶「ファイブスポット」の話になる。
 ジャズ喫茶「ファイブスポット」は自由が丘駅の西口側の南風ビルの地下、現在はカラオケになっているところにあった。ジャズ評論家いそのてるお氏が経営、 昼間は音楽喫茶、不定期にジャズのライブ演奏があった。ジャズ評論家だった大橋巨泉氏も出入りされていたそうである。

 日本盛生貯蔵酒(六〇〇円)と塩辛(三五〇円)で締めにすることにした。

 午後五時から六時半まで一時間半ほどの滞在。
 お勘定は二人で三四〇〇円であった。

 外に出る。
 「やっちゃん」の入っているのは自由が丘デパート
 当時、母親に連れられ、その中のスポーツ用品店に行き、買い物をしたことを思い出す。
 運動靴か何かを「養護学園」へ行く前に買ってもらったような気がする。
 浮き立つ気持ちの買い物ではなく、気分が落ち込んでいたことを思い出す。
 あれから四十八年が過ぎた。






自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 
住所 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 
電話 090-2627-6333
営業時間 16:00~24:00
定休日 水曜日
交通 東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩1分


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ジャンル : グルメ

平沼橋 魚河岸料理「浜昇」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第630回 2016年10月27日(木)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 平沼橋 魚河岸料理「浜昇」 


  ~ カツオゲソ揚げポテサラな夜 ~


  

  
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 前々回、平沼橋の駅東側のお店を紹介した際に、「平沼橋駅周辺は横浜というターミナル駅の次の駅でありながらとても静かである。夜になると、駅周辺だというのに人通りも少ない。」と書いた。このことは西側も同じで、静かな住宅街なのである。
 平沼橋駅の改札階から西側にエレベーターで降り、駅脇の路地を横浜駅方面へ歩く。左に曲がり右に曲がりまっすぐ行くと小さな橋に出た。見上げれば大型車も行き交う大きな平沼橋。小さな橋を渡って、そのまま、まっすぐ歩けば、三ツ沢方面、第3京浜入口へ向かう大きな道の側道となる。三本目の道を左に入ってみる。そこに今日の目的の店、魚河岸料理「浜昇」さんがある。

  

 アクリル看板が入口の上にかかげられ、その下にかかる古い暖簾をくぐって中に入った。
 今まで、何度か中をのぞき、カウンター席に空きが無い為入らなかった店なのである。いつもなかなか盛況の様子。
 入って正面にカウンター席が六席、カウンターの中が調理場である。調理場にマスター、入口近くにママさんらしき方。
 左手には五人テーブル一つ、四人テーブル一つ、六人テーブル一つの計三つのテーブル席があった。
 四人テーブルと五人テーブルに人生の先輩たち九名様の団体。
 カウンター席手前に男性一人、カウンターの一番奥の端に座った。落ち着く場所だ。

 まずは、キリン瓶ビール大瓶(六三〇円)、ちなみに中瓶ならスーパードライもある。
 調理場の中の手書きメニューを見て、上かつお刺(六三〇円)とポテトサラダ(三五〇円)を頼んだ。お通しとおしぼりが出てきた。お通しはローストビーフと三つ葉玉ねぎなどを刻んで合えたもの。
 ビールを飲みながら店内を見回す。

  「お知らせ カウンターは禁煙です」の文字。これは助かる

 食材についてのマスターとママの会話が面白い。

 テーブル席の九名様の団体の皆さんは日本シリーズの話である。野球の話は酒場の花形。盛り上がっている。
 全員がベイスターズファン。さすがは横浜である。

 並びの常連らしき男性がカウンターの中のマスターに向かって聞いた。

 「今日のあん肝のあぶらはどう?」

 答えが無い。代わりに女性が聞く。

 「今日のあん肝はどう?」

 「いい時しか出さない。」とマスターの一言。

 「じゃ、それ」

 必要最小限の会話である。

 「失礼します、ポテトサラダどうぞ」と言って、ママさんがポテトサラダを持ってきてくれた。

 そこで、ゲソ揚げ(四〇〇円)とウーロンハイ(三〇〇円)を頼んだ。

 お客様へのママさんの静かな気遣いが素晴らしい。

 近くの大通りを渡れば、横浜駅の西側に広がる歓楽街。
 そこから逃げるように道を渡り、この静かな場所のお店にやってくる気持ちが解る気がする。
 また、男性客が入ってこられた。ボトルを自分で棚から出すお客様。その方もカツオを注文した。

 ママさんは、お客様の飲み方を覚えてくれて、何も言わなくてもいろいろと用意している。
 それが、常連酒場の機能である。

 先客の方が小声で会計を頼む。
 「○○ちゃんお会計。」とママさん。
 親密な感じが伝わる。そして、計算。
 団体の方々が帰ってゆくと、男性と女性の一組。客足は絶えない。

 ゲソ揚げをママさんが持ってきてくれる。
 「中のイカが外の衣より熱いのできおつけてください」と親切な一言。

 女性連れの男性が何か注文した。
 「れんそうバター、ひとつ」とママさん。
 「連想バターって何だろう」と思う。
 ほうれん草バターのことであることがやっと解る。
 我ながら鈍いと思う。連想力が弱くなっているのだ。

 男性客が入ってきて、さきほどの男性の座っていた席に座る。常連席なのである。
 そして、やはりカツオ刺、そして、ゲソ揚げ、さらに、ポテトサラダと頼まれた。
 私とまったく同じものを注文したのである。面白い。

「カツオを食べて元気になりたい」という気持ちは男性一人客の共通の気持ちか。

 午後七時から八時まで一時間の滞在。二六一〇円。単価は税込。

 元気が出てきたようだ。夜道を急ぐ足が軽い。



平沼橋 魚河岸料理「浜昇」
住所 横浜市西区岡野1-9-13
電話 045-312-5082
営業時間 17:00~23:00
定休日 日曜日
交通 相模鉄道平沼橋駅下車徒歩3分/JR横浜駅下車徒歩7分。




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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」

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居酒屋探偵DAITENの生活 第629回 2016年10月23日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」 



  ~ 野毛の動物園とリーゼント居酒屋 ~


 


  
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 日曜日に横浜を歩くのが我々にとって恒例になっている。
 そして、その目的地の最後は必ず゛「居酒屋」である。

 今回の目的地は野毛のリーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」
 平日は混みあうので、今までなかなか入れなかった繁盛店。

    リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」

 そして、目的地の手前には今まで、ずっと行きたいと思っていた場所があるのだ。
 相鉄線の西横浜駅を降りて、東海道・国道一号線を渡り目の前の水道道をまっすぐに行くと藤棚町の交差点に出る。
 この交差点は、東海道の浜松町の交差点から黄金町方面への太い道と、東海道の久保町の交差点から藤棚を通って、京浜急行の戸部駅の近くに至る商店街の道、そして、西横浜駅から藤棚交差点に至る水道道と呼ばれる道路の三本の道が交差する六差路になっている。
 水道道の交差点の先は、一番細い道が急な坂道になっていて、野毛方面へのタクシーの抜け道となっていることは地元の人は皆知っている。

 この急な坂道を歩いてゆく。上りきった場所から下り坂となり深い谷底からまた急な坂道になっている。二つ目の坂を上がりきったところに、「野毛山動物園」がある。
 
  

 「野毛山動物園」は横浜市立。入場無料の動物園なのである。
 
  

 人気のある動物はレッサーパンダである。二匹がくるくると木道を走り回り、お互いを追い掛け回している姿が愛らしかった。

  

 手が届くかもしれないと思えるような近さで見るキリンの顔。魅力的だった。

 「野毛山動物園」の中の休憩所はとてもきれいな建物で、売店があり、そこで缶ビールを買って飲んだ。我々はどこへ行っても結局飲んでいる。
  
 「野毛山動物園」のゲートを出たのは午後四時半の閉園であった。二時間ほどの滞在。楽しいひと時だった。

 「野毛山動物園」野毛山公園の中にある。公園の展望台から横浜の街がよく見える。坂を下り、横浜市中央図書館の前を通って、野毛坂の交差点を渡って、野毛3丁目交差点にでる。右に行けば京浜急行日ノ出町駅、左に行けば横浜市営地下鉄とJR根岸線の桜木町駅である。左に曲がり、平戸桜木道路を桜木町駅方面へ。二つ目の野毛2丁目交差点を右へ入り、最初の十字路の右向こう角から二軒目に今日の目的の店、リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」はあった。

    リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」

 店の入口の上の看板や入口脇に置かれたアクリル看板には、マスターのお姿をイラスト化した絵の描かれ、キャッチフレーズは「うまいよ、安いよ、ロックンロールでよろしく」である。

  
 
 暖簾をくぐり、中をのぞく。右側がカウンター席が八席、左側が四人掛テーブル席が三つ。
 手前から二番目のテーブル席が空いていたのでそこに座った。
 噂の人気店である。平日夜はいつもほぼ満席。日曜日の夜だから今日の我々はすんなり入れたに違いない。

 私はレモンサワー(四〇〇円)、SAKURAグラスワイン赤(四〇〇円)

 大粒カキフライ(五五〇円)とマグロ切り落とし(六三〇円)を注文。お通しは煮物。
 カキフライもマグロも美味かった。
 次々に常連らしき方々が来店。すぐに満席になった。

 マスターのプロフィール写真が貼ってあり、「好きに生きてく」の文字。

 二杯目は緑茶ハイ(四〇〇円)。そして、人気ランキング第1位と書かれた、ふわふわさつま揚げ(五五〇円)を頼む。メレンゲのようにやわらかくフワフワにしたさつま揚げは定番商品。

 焼酎ボトルの種類が豊富。七二〇ミリリットル入りは三ヶ月が期限、一八〇〇ミリリットル一升瓶の場合は八ヶ月が期限となっている。白霧島一升(六〇〇〇円)、黒霧島一升(七〇〇〇円)など。
 ずっと前からのこのお店の常連である友人が一升瓶ボトルを入れており、その一升瓶ボトルを飲むように言ってくれていた。
 でも、日曜であり、今日のところはやめにする。

 置かれたダルマの髪型がリーゼントなのをSAKURAが発見。お客様がマスターのけんちゃんをとにかく褒めるのが面白い。

 人気ランキング第2位けんちゃん特製オムライス(六〇〇円)を注文。
 量もたっぷりある。これが今日の我が家の夕御飯となった。

 ジムビームソーダ割り小グラス(四〇〇円)を注文。SAKURAも赤ワインのお代わりである。

 「酒蔵けんちゃん」に入る前に周囲を歩いてみた。チェーン店も増え、様々な資本が次々に入ってきている。
 野毛も変わってゆく。しかし、私は元々の本当の地元店に入りたいと思う。

 外に中に入りたい方々の人影が見える。長居は無用。お勘定をお願いする。

 午後六時から七時まで一時間ほどの滞在。お勘定は四八七〇円であった。

 動物園と酒場街。野毛の持つ二つの面をたっぷり楽しんだ日曜日であった。

 


野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」
住所 神奈川県横浜市中区野毛町2-69
電話 045-231-3169
定休日 月曜日
営業時間 17:00~24:00
交通 JR「桜木町駅」下車徒歩5分/京急「日ノ出町駅」下車徒歩5分


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平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」

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居酒屋探偵DAITENの生活 第628回 2016年10月14日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」 

  ~ 住宅街に燈る灯りに吸い寄せられて  ~




  

 
  
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 相鉄線の横浜駅と次の平沼橋駅との駅間は横浜駅のホームの端から見るととても近く感じる。
 実際に調べてみると、距離は九〇〇メートルと近い。しかし、もっと近い相鉄線の駅間は横浜駅から二つ目の西横浜駅と三つ目の天王町駅の間の六〇〇メートルである。

 平沼橋駅周辺は横浜というターミナル駅の次の駅でありながらとても静かである。
 夜になると、駅周辺だというのに人通りも少ない。
 上下線が共に停車する島ホームからエスカレーターを上がり、改札を出て駅の東側と西側をつなぐ歩道橋を左へ。
 階段を降りて駅西側に降り立った。線路に対して平行の道を横浜駅方面へ戻るように歩くと、左手にイオングループの「まいばすけっと株式会社」が展開している都市型小型食品スーパーマーケット「まいばすけっと」の平沼橋駅前店がある。他に買い物のできるような「店」は周辺に見当たらない。

 少し先にほのかな灯りが見えた。吸い寄せられるようにして歩いてゆく。
 すし炉端焼き「家城」と書かれた白い暖簾、その上に看板が掲げられ、家紋と共に「家城」の文字に灯りが当てられていた。
 すしと炉端焼き「家城」さんである。

 

 白い暖簾をくぐり、中に入る。右手に四人席が二つ。左手にL字カウンター十二席。その背後に二人席一つ。L字カウンターの角に座った。
 右手の四人テーブルに三名、カウンター左手にカップル。それぞれ盛り上がっている。

 壁は白とベージュ。カウンターやテーブルや椅子は濃い茶色で統一されている。カウンターの中の調理場は余裕のある広さ。
 そこには忙しそうなマスターとママさん。
 
 ママさんに声をかけて、お酒をお願いした。
 銘柄は桃の滴三〇〇ml(八〇〇円)である。
 京都の松本酒造の純米吟醸酒。

 緑色にきれいな絵柄のラベルの貼られたボトルと一緒に出てきたお通しは白魚の酢の物

 つまみは、寿司も提供しているお店らしくこはだ(七八〇円)にする。

 好物のこはだを口に入れ、酒を飲む。
 良い頃合いに酢でしめてある。
 最近はますます淡白な魚ばかり食べたくなる。
 
 箸袋が洒落ている。そこには真鯛の魚拓、そして、真鯛の説明が書かれている。
 思わず持ち帰ることにした。

 「はい、上がりまーす!」と元気なマスター。
 
 常連さん達も楽しそうだ。

 貝刺身盛合せ(一二八〇円)は次回頼みたい。

 男性一人が入ってきて、カウンターの右端に座った。常連さんであることは会話でわかる。
 
 マスターが顔を出してくれたので、その笑顔にむかって、また好物を頼んだ。

 たこ唐揚(七〇〇円)。

 たこもまた好きな魚介類。

 「家城」さんは居酒屋的な雰囲気に進化したお寿司屋さんである。

 午後七時十五分から八時まで四十五分の滞在。
 お勘定をお願いする。二五八〇円であった。

 外に出ると暗い夜道である。平沼橋駅まで三分。
 来る時よりも近いような気がしたのは「酒」のせいだろうか。



平沼橋 すしと炉辺焼き「家城(いえしろ)」
住所 横浜市西区平沼1-24-8 ドム横浜101
電話 045-320-1331
営業時間 17:00~23:30
交通 相模鉄道平沼橋駅下車徒歩3分。
公式サイト http://ieshiro.web.fc2.com/



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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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