FC2ブログ

天王町 焼き鳥「とりいちもんじ」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第613回 2016年5月21日(土)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】



 
 天王町 焼き鳥「とりいちもんじ」

  ~ いくつもの顔を持つ街のいちもんじ ~

  


 
     にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  blogram投票ボタン ←クリックお願いします。

 ↓電子書籍の作成と販売が出来るサイト
ブクログのパブー | 電子書籍作成・販売プラットフォーム ←新岳大典作小説無料公開中。「新岳大典」で検索してください。


 相鉄線の横浜駅から三つ目が天王町駅である。
 「天王町」は様々な「顔」を持った街だ。
 まずは、商店街としての顔。天王町駅の北側、帷子川を渡った先、八王子街道の向こう側には「ハマのアメ横」として有名な洪福寺松原商店街があり、その手前には、駅前から帷子川を渡った向こう側、旧東海道の左右と、そこから西にのびてイオン天王町店まで続く、シルクロード天王町商店街がある。
 また、天王町駅の西側には三本の高層タワー棟と八つの低層棟、ベリーニの丘に代表される美術館を思わせる公園を持つビジネスセンター、「横浜ビジネスパーク」がある。天王町駅と隣の星川駅の間は高架化の工事がすすめられており、新しいビルや施設が作られてゆくようだ。これが二つ目のオフィス街としての顔である。
 さらに、三つ目の顔は、天王町駅の南側、JR保土ヶ谷駅方向の環状一号線沿いにひろがる静かな住宅街としての顔である。

 しかし、近年、「横浜ビジネスパーク」の東側の神戸町の住宅街の中に飲食店が点在し、天王町駅と保土ヶ谷駅とのちょうど真ん中辺りの大門通り交差点周辺とあわせて飲食街の様相を見せているのである。
 神戸町には中華料理2軒、やきとり、そば、マグロ料理の店、インド料理店、お好み焼き、フレンチ、イタリアン等があり、大門通り沿いにはイタリアンが3軒、インド料理、ステーキハウス、お好み焼き店、小料理屋、すし店などがあって、交差する環状一号線沿いには、ラーメン、中華料理店2軒、とんかつ、食堂、老舗のうなぎとてんぷらの店、すし店が2軒、焼肉店、洋食店、割烹、フレンチ、ハンバーガーショップ、ハワイ料理、バー、串揚げ店、そして、焼き鳥店がある。
 今回は大門通の交差点から少し保土ヶ谷駅方面へ歩いたところにあるその焼き鳥店、焼き鳥「とりいちもんじ」さんに入ってみることにした。
 
 

 以前から昼から夜遅くまで営業している同店が気になっていた。
 実は浅間町の有名店、やきとり「たにむら」さんの二号店なのである。
 近隣に意外と焼き鳥店がないのでこの場所への出店は正しいといえる。
 周辺の住民や前述のビジネスパークからの仕事帰りのビジネスマンで連夜盛況の様子。
 さて、お互いに忙しいSAKURAと待ち合わせたのは土曜日の午後三時であった。
 早い時間から呑めるお店は助かる。

 しかも、表の看板には午後五時までは飲み物のみ半額と書いてある。
 
 まずは、ホッピーセット白氷なし(五〇〇円)を半額で。
 ジョッキの焼酎にホッピー瓶をさかさまにして投入。休日の昼間の酒はやはり美味い。
 少し遅れて登場したSAKURAは生ビール(五〇〇円)を半額で。
 私も一緒に二杯目のホッピーセット黒氷なし(五〇〇円)を半額で。

 料理は蒸し鶏あっさりサラダ(三八〇円)と串おまかせ5本セット(六五〇円)もあるけれど、夕食前でもあるので、一本づつ頼むことにした。

 メニューを見ると、五種類の定食がある。卵かけご飯定食唐揚げ2個付き(五〇〇円)に心ひかれる。

 蒸し鶏あっさりサラダを食べていると一本づづ、焼けたそばから串を持ってきてくれる。
 もも(一四〇円)、ぼんじり(一四〇円)、はつ(一四〇円)、レバー(一四〇円)の順である。
  丁寧に焼いてあり、どれもうまい。特にはつが気に入った。

 「二杯目は何にしようかな・・・あっ三杯目だった」と私。
 「あと1時間、半額時間なんで、バンバン飲んで下さい。」とお店の方。なんだか申し訳ない。
 「それじゃ、生ビールとジャスミンハイお願いします。」

 SAKURAは二杯目の生ビール(五〇〇円)、私はジャスミンハイ(四二〇円)、半額で。

 鶏肉じゃが(四二〇円)も頼む。ジャガイモが主役ではなく、鶏肉が主役の煮込みである。

 外は明るい、通る方々がみんな中をのぞいてゆく。間口の狭いお店でガラス越しに中が見える店は、人の習性としてついつい覗いてしまうのかもしれない。

 私は四杯目の温習みかんサワー(四二〇円)、これも半額。
 ドリンクの濃い目はプラス100円とのこと。

 また、お通しが無いのが素晴らしい。
 居酒屋でがっかりさせられるのは、貧弱で高めのお通しに出会った時である。
 とりいちもんじさんにはそれがないのが良い。

 ついつい呑んでしまった土曜日の午後であった。
 夜きてみたいと思う。しかし、私が通る夜の時間帯はいつも店内は盛況で席が無い様子。
 最近は貸切などもある。人気店なのだ。
 

 「とりいちもんじ」さんが開店したその日のことを思いだした。
 
 いちもんじさんの店長さんなのだろうか、近隣のあるお店の前でそのお店の方と立ち話をされていた。

 「僕、もう、2日寝てないんですよ」と笑顔でおっしゃっていた。

 客商売の開店時はたいへんである。そんな苦労の結果の現在の盛況に違いない。

 午後、三時から四時半まで一時間半ほどの滞在。お勘定は二人で二七八〇円であった。

 下の看板は平日夜に外に出ていた看板。千円のお得な乾杯セットが三種類。夜もリーズナブルである。

 



天王町 焼き鳥「とりいちもんじ」
住所 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩間町2-162 ハイツ苅部1F
電話 045-744-7490
定休日 水曜日
営業時間 11:30~25:00
交通 JR保土ヶ谷駅下車徒歩6分/相鉄線天王町駅徒歩5分
https://www.facebook.com/toriichimonnzi/


 「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

 演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」

 街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。

天王町

Comments 0