天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第625回 2016年9月10日(土) 【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】
天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」
~ ついに脅威の二十四時間営業酒場に進化 ~

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相鉄線の天王町駅の改札を出て、左手へ行くと帷子川にかかる帷子橋までの間のわずか五十メートルほどの道沿いの左右に酒をのませるお店がたくさん並んでいる。居酒屋、もつ焼き、やきとり、スナック、パブ、ラーメン店があり、チェーンの外食産業の店もどんどん増えている。どこも生ビールなどを置いて、流行の「ちょいのみ」を勧めている。派手な看板の店が多く、居酒屋としても特徴的な業態が多い。 そんな中にあって、一軒だけ地味で目立たない居酒屋がついに撤退した。そして、その跡の場所に工事が入り、やがて、黄色い派手なテントの新装開店となった。(写真)

店名は、串焼き・串揚げ「けんめり」。面白い名前である。
実は、横浜市中区長者町に「遊酒家はとば」というお店があり、その近くに「めりけんはとば」というたこ焼きと焼き鳥のお店がある。その同じ系列のお店としてできたのがこちらの「けんめり」である。「めりけん」の逆が「けんめり」なのである。実に面白い。

「本日の残業は当店で」というキャッチコピーがテントに書いてある。
「午前九時から深夜二時まで」の営業というのにもびっくりした。下の写真は少し前のものである。

何度か来店しているうち、
ある日、行ってみると、店内にこのようなものが掲示されていた。
午前九時からの営業にも驚いたが、ついに、二十四時間営業に踏みきったことにも驚いた。
横浜や蒲田、渋谷などに最近増えている二十四時間居酒屋と同じになったのである。
大規模チェーンではないこちらのお店が二十四時間営業に踏み切るのは大変に違いない。

メリケンとは、アメリカン(American)の古い日本語表記である。
ケンメリはその逆だ。
私の周囲の同世代では、ケンメリと聞くと、日産自動車のテレビCM、「ケンとメリーのスカイライン」(ケンメリ)を思い出すようである。
激安で呑める店が多い天王町。
ただ安いだけのお店もある中、一見、「けんめり」の外観の派手さに惑わされるかもしれない。
SAKURAと二人、土曜日の午後に入ってみた。
私はキンミヤ黒ホッピーセット(四〇〇円)、SAKURAは生ビール(二九〇円)である。
生ビールのジョッキは予想通りの小ジョッキである。この価格なら当たり前だ。
メニューを見る。串焼きと串揚げの両方をメインにしたお店だ。
串揚げはソース、わさび塩、ポン酢、醤油を選べる。
キッチン三人、フロア二人のお店の方。
入って右側にカウンター席が五人。椅子はあるけれど、一番手前はレジがあるので座るのは無理な一席。
四人テーブル席が左手に二つ。背もたれが高く個室感のある席になっている。
さらに、奥の方に五人が座れる個室風テーブル席。
鶏ねぎま(八〇円)、鶏手羽先(一二〇円)、各二本を頼む。
手羽先の串の刺し方が素晴らしい。これは一度食べることをおすすめする。
ホワイトボートに書いてある「本日の絶品」の中から白もつ塩煮(四八〇円)。
さらに、やげん軟骨(一三〇円)を二本、追加した。
串揚げ盛り合わせ9本セット(一二六〇円分が九八〇円)や串焼き盛り合わせ11本セット(一二六〇円分が九八〇円)が人気の様子。四人がけテーブル席の方々がそれぞれ頼んでいた。
枝豆(二〇〇円)とマカロニサラダ(二〇〇円)も頼む。
ホッピーについて検証してみよう。ホッピー中は二種類。普通焼酎は一八〇円、金宮焼酎は二〇〇円。ホッピー外は二〇〇円
キンミヤ焼酎の小徳利は五〇〇円、キンミヤ焼酎大徳利は六八〇円。これをとってホッピー外を追加して飲む人もいるに違いない。
飲みきりで、焼酎小徳利は五五〇円、焼酎大徳利は七八〇円。黒霧島芋、いいちこ麦、黒かのか芋、かのか麦、さつま白波芋、二階堂麦、銀風米、玄庵そば、など種類は豊富だ。
ランチやっているとのこと。十一時三十分より限定20食。ワンコインの五〇〇円だ。
トイレに入ってみる。トイレがリニューアルしてあり、美しい。
居酒屋を出店される方に申し上げたい。トイレだけは、最新のものにリニューアルをおすすめする。
トイレが古くて汚い店には女性と若い人はリピートしない。
トマト割り(二九〇円)を二杯頼んだ。
お通しなしは素晴らしい。そとの看板にも「お通し〇円」とある。わかっていらっしゃる。
お通しというものは、やがて世の中から消えるのでは無いだろうか。
笑顔の店長ににんにく揚げ(三五〇円)をお願いする。
辛味噌で食べる小ぶりのにんにく揚げがうまい。良いつまみである。
また、飲んでしまう。
キンミヤホッピーセット(四〇〇円)氷なし。さきほどの一杯目はジョッキはそれほど冷えていなかったけれど、二杯目はジョッキを凍らせてくれていた。急いで対応してくれたのかもしれない。
最後はやはり日本酒。大関一合熱燗(三二〇円)。
全て税抜き価格である。
店内には、「スマートフォン充電器あります」と書いてある。「高速無料WiFi」もある。、
焼き鳥の持ち帰りもできる。外で焼けるのを待っている人もいた。
平日でも9時から営業していると、タクシー関係の方の仕事明けやお年寄りの会合の後など、朝酒、昼酒に対応してもらえる。
しかし、前述した通り、後日行ってみると午前九時開店が二十四時間営業になっていた。ますます便利である。
お勘定は二人で三六七〇円であった。
天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」
住 所 横浜市保土ヶ谷区天王町2-47-2
電 話 045-520-3934
営業時間 24時間営業
定休日 年中無休
交通 相鉄線天王町駅下車徒歩1分。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
居酒屋探偵DAITENの生活 第625回 2016年9月10日(土) 【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】
天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」
~ ついに脅威の二十四時間営業酒場に進化 ~




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相鉄線の天王町駅の改札を出て、左手へ行くと帷子川にかかる帷子橋までの間のわずか五十メートルほどの道沿いの左右に酒をのませるお店がたくさん並んでいる。居酒屋、もつ焼き、やきとり、スナック、パブ、ラーメン店があり、チェーンの外食産業の店もどんどん増えている。どこも生ビールなどを置いて、流行の「ちょいのみ」を勧めている。派手な看板の店が多く、居酒屋としても特徴的な業態が多い。 そんな中にあって、一軒だけ地味で目立たない居酒屋がついに撤退した。そして、その跡の場所に工事が入り、やがて、黄色い派手なテントの新装開店となった。(写真)

店名は、串焼き・串揚げ「けんめり」。面白い名前である。
実は、横浜市中区長者町に「遊酒家はとば」というお店があり、その近くに「めりけんはとば」というたこ焼きと焼き鳥のお店がある。その同じ系列のお店としてできたのがこちらの「けんめり」である。「めりけん」の逆が「けんめり」なのである。実に面白い。

「本日の残業は当店で」というキャッチコピーがテントに書いてある。
「午前九時から深夜二時まで」の営業というのにもびっくりした。下の写真は少し前のものである。

何度か来店しているうち、
ある日、行ってみると、店内にこのようなものが掲示されていた。
午前九時からの営業にも驚いたが、ついに、二十四時間営業に踏みきったことにも驚いた。
横浜や蒲田、渋谷などに最近増えている二十四時間居酒屋と同じになったのである。
大規模チェーンではないこちらのお店が二十四時間営業に踏み切るのは大変に違いない。

メリケンとは、アメリカン(American)の古い日本語表記である。
ケンメリはその逆だ。
私の周囲の同世代では、ケンメリと聞くと、日産自動車のテレビCM、「ケンとメリーのスカイライン」(ケンメリ)を思い出すようである。
激安で呑める店が多い天王町。
ただ安いだけのお店もある中、一見、「けんめり」の外観の派手さに惑わされるかもしれない。
SAKURAと二人、土曜日の午後に入ってみた。
私はキンミヤ黒ホッピーセット(四〇〇円)、SAKURAは生ビール(二九〇円)である。
生ビールのジョッキは予想通りの小ジョッキである。この価格なら当たり前だ。
メニューを見る。串焼きと串揚げの両方をメインにしたお店だ。
串揚げはソース、わさび塩、ポン酢、醤油を選べる。
キッチン三人、フロア二人のお店の方。
入って右側にカウンター席が五人。椅子はあるけれど、一番手前はレジがあるので座るのは無理な一席。
四人テーブル席が左手に二つ。背もたれが高く個室感のある席になっている。
さらに、奥の方に五人が座れる個室風テーブル席。
鶏ねぎま(八〇円)、鶏手羽先(一二〇円)、各二本を頼む。
手羽先の串の刺し方が素晴らしい。これは一度食べることをおすすめする。
ホワイトボートに書いてある「本日の絶品」の中から白もつ塩煮(四八〇円)。
さらに、やげん軟骨(一三〇円)を二本、追加した。
串揚げ盛り合わせ9本セット(一二六〇円分が九八〇円)や串焼き盛り合わせ11本セット(一二六〇円分が九八〇円)が人気の様子。四人がけテーブル席の方々がそれぞれ頼んでいた。
枝豆(二〇〇円)とマカロニサラダ(二〇〇円)も頼む。
ホッピーについて検証してみよう。ホッピー中は二種類。普通焼酎は一八〇円、金宮焼酎は二〇〇円。ホッピー外は二〇〇円
キンミヤ焼酎の小徳利は五〇〇円、キンミヤ焼酎大徳利は六八〇円。これをとってホッピー外を追加して飲む人もいるに違いない。
飲みきりで、焼酎小徳利は五五〇円、焼酎大徳利は七八〇円。黒霧島芋、いいちこ麦、黒かのか芋、かのか麦、さつま白波芋、二階堂麦、銀風米、玄庵そば、など種類は豊富だ。
ランチやっているとのこと。十一時三十分より限定20食。ワンコインの五〇〇円だ。
トイレに入ってみる。トイレがリニューアルしてあり、美しい。
居酒屋を出店される方に申し上げたい。トイレだけは、最新のものにリニューアルをおすすめする。
トイレが古くて汚い店には女性と若い人はリピートしない。
トマト割り(二九〇円)を二杯頼んだ。
お通しなしは素晴らしい。そとの看板にも「お通し〇円」とある。わかっていらっしゃる。
お通しというものは、やがて世の中から消えるのでは無いだろうか。
笑顔の店長ににんにく揚げ(三五〇円)をお願いする。
辛味噌で食べる小ぶりのにんにく揚げがうまい。良いつまみである。
また、飲んでしまう。
キンミヤホッピーセット(四〇〇円)氷なし。さきほどの一杯目はジョッキはそれほど冷えていなかったけれど、二杯目はジョッキを凍らせてくれていた。急いで対応してくれたのかもしれない。
最後はやはり日本酒。大関一合熱燗(三二〇円)。
全て税抜き価格である。
店内には、「スマートフォン充電器あります」と書いてある。「高速無料WiFi」もある。、
焼き鳥の持ち帰りもできる。外で焼けるのを待っている人もいた。
平日でも9時から営業していると、タクシー関係の方の仕事明けやお年寄りの会合の後など、朝酒、昼酒に対応してもらえる。
しかし、前述した通り、後日行ってみると午前九時開店が二十四時間営業になっていた。ますます便利である。
お勘定は二人で三六七〇円であった。
天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」
住 所 横浜市保土ヶ谷区天王町2-47-2
電 話 045-520-3934
営業時間 24時間営業
定休日 年中無休
交通 相鉄線天王町駅下車徒歩1分。
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