平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第628回 2016年10月14日(金) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」
~ 住宅街に燈る灯りに吸い寄せられて ~

相鉄線の横浜駅と次の平沼橋駅との駅間は横浜駅のホームの端から見るととても近く感じる。
実際に調べてみると、距離は九〇〇メートルと近い。しかし、もっと近い相鉄線の駅間は横浜駅から二つ目の西横浜駅と三つ目の天王町駅の間の六〇〇メートルである。
平沼橋駅周辺は横浜というターミナル駅の次の駅でありながらとても静かである。
夜になると、駅周辺だというのに人通りも少ない。
上下線が共に停車する島ホームからエスカレーターを上がり、改札を出て駅の東側と西側をつなぐ歩道橋を左へ。
階段を降りて駅西側に降り立った。線路に対して平行の道を横浜駅方面へ戻るように歩くと、左手にイオングループの「まいばすけっと株式会社」が展開している都市型小型食品スーパーマーケット「まいばすけっと」の平沼橋駅前店がある。他に買い物のできるような「店」は周辺に見当たらない。
少し先にほのかな灯りが見えた。吸い寄せられるようにして歩いてゆく。
すし炉端焼き「家城」と書かれた白い暖簾、その上に看板が掲げられ、家紋と共に「家城」の文字に灯りが当てられていた。
すしと炉端焼き「家城」さんである。

白い暖簾をくぐり、中に入る。右手に四人席が二つ。左手にL字カウンター十二席。その背後に二人席一つ。L字カウンターの角に座った。
右手の四人テーブルに三名、カウンター左手にカップル。それぞれ盛り上がっている。
壁は白とベージュ。カウンターやテーブルや椅子は濃い茶色で統一されている。カウンターの中の調理場は余裕のある広さ。
そこには忙しそうなマスターとママさん。
ママさんに声をかけて、お酒をお願いした。
銘柄は桃の滴三〇〇ml(八〇〇円)である。
京都の松本酒造の純米吟醸酒。
緑色にきれいな絵柄のラベルの貼られたボトルと一緒に出てきたお通しは白魚の酢の物。
つまみは、寿司も提供しているお店らしくこはだ(七八〇円)にする。
好物のこはだを口に入れ、酒を飲む。
良い頃合いに酢でしめてある。
最近はますます淡白な魚ばかり食べたくなる。
箸袋が洒落ている。そこには真鯛の魚拓、そして、真鯛の説明が書かれている。
思わず持ち帰ることにした。
「はい、上がりまーす!」と元気なマスター。
常連さん達も楽しそうだ。
貝刺身盛合せ(一二八〇円)は次回頼みたい。
男性一人が入ってきて、カウンターの右端に座った。常連さんであることは会話でわかる。
マスターが顔を出してくれたので、その笑顔にむかって、また好物を頼んだ。
たこ唐揚(七〇〇円)。
たこもまた好きな魚介類。
「家城」さんは居酒屋的な雰囲気に進化したお寿司屋さんである。
午後七時十五分から八時まで四十五分の滞在。
お勘定をお願いする。二五八〇円であった。
外に出ると暗い夜道である。平沼橋駅まで三分。
来る時よりも近いような気がしたのは「酒」のせいだろうか。
平沼橋 すしと炉辺焼き「家城(いえしろ)」
住所 横浜市西区平沼1-24-8 ドム横浜101
電話 045-320-1331
営業時間 17:00~23:30
交通 相模鉄道平沼橋駅下車徒歩3分。
公式サイト http://ieshiro.web.fc2.com/
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
居酒屋探偵DAITENの生活 第628回 2016年10月14日(金) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」
~ 住宅街に燈る灯りに吸い寄せられて ~

相鉄線の横浜駅と次の平沼橋駅との駅間は横浜駅のホームの端から見るととても近く感じる。
実際に調べてみると、距離は九〇〇メートルと近い。しかし、もっと近い相鉄線の駅間は横浜駅から二つ目の西横浜駅と三つ目の天王町駅の間の六〇〇メートルである。
平沼橋駅周辺は横浜というターミナル駅の次の駅でありながらとても静かである。
夜になると、駅周辺だというのに人通りも少ない。
上下線が共に停車する島ホームからエスカレーターを上がり、改札を出て駅の東側と西側をつなぐ歩道橋を左へ。
階段を降りて駅西側に降り立った。線路に対して平行の道を横浜駅方面へ戻るように歩くと、左手にイオングループの「まいばすけっと株式会社」が展開している都市型小型食品スーパーマーケット「まいばすけっと」の平沼橋駅前店がある。他に買い物のできるような「店」は周辺に見当たらない。
少し先にほのかな灯りが見えた。吸い寄せられるようにして歩いてゆく。
すし炉端焼き「家城」と書かれた白い暖簾、その上に看板が掲げられ、家紋と共に「家城」の文字に灯りが当てられていた。
すしと炉端焼き「家城」さんである。

白い暖簾をくぐり、中に入る。右手に四人席が二つ。左手にL字カウンター十二席。その背後に二人席一つ。L字カウンターの角に座った。
右手の四人テーブルに三名、カウンター左手にカップル。それぞれ盛り上がっている。
壁は白とベージュ。カウンターやテーブルや椅子は濃い茶色で統一されている。カウンターの中の調理場は余裕のある広さ。
そこには忙しそうなマスターとママさん。
ママさんに声をかけて、お酒をお願いした。
銘柄は桃の滴三〇〇ml(八〇〇円)である。
京都の松本酒造の純米吟醸酒。
緑色にきれいな絵柄のラベルの貼られたボトルと一緒に出てきたお通しは白魚の酢の物。
つまみは、寿司も提供しているお店らしくこはだ(七八〇円)にする。
好物のこはだを口に入れ、酒を飲む。
良い頃合いに酢でしめてある。
最近はますます淡白な魚ばかり食べたくなる。
箸袋が洒落ている。そこには真鯛の魚拓、そして、真鯛の説明が書かれている。
思わず持ち帰ることにした。
「はい、上がりまーす!」と元気なマスター。
常連さん達も楽しそうだ。
貝刺身盛合せ(一二八〇円)は次回頼みたい。
男性一人が入ってきて、カウンターの右端に座った。常連さんであることは会話でわかる。
マスターが顔を出してくれたので、その笑顔にむかって、また好物を頼んだ。
たこ唐揚(七〇〇円)。
たこもまた好きな魚介類。
「家城」さんは居酒屋的な雰囲気に進化したお寿司屋さんである。
午後七時十五分から八時まで四十五分の滞在。
お勘定をお願いする。二五八〇円であった。
外に出ると暗い夜道である。平沼橋駅まで三分。
来る時よりも近いような気がしたのは「酒」のせいだろうか。
平沼橋 すしと炉辺焼き「家城(いえしろ)」
住所 横浜市西区平沼1-24-8 ドム横浜101
電話 045-320-1331
営業時間 17:00~23:30
交通 相模鉄道平沼橋駅下車徒歩3分。
公式サイト http://ieshiro.web.fc2.com/
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