野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第629回 2016年10月23日(日) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」
~ 野毛の動物園とリーゼント居酒屋 ~

日曜日に横浜を歩くのが我々にとって恒例になっている。
そして、その目的地の最後は必ず゛「居酒屋」である。
今回の目的地は野毛のリーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」。
平日は混みあうので、今までなかなか入れなかった繁盛店。
リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」
そして、目的地の手前には今まで、ずっと行きたいと思っていた場所があるのだ。
相鉄線の西横浜駅を降りて、東海道・国道一号線を渡り目の前の水道道をまっすぐに行くと藤棚町の交差点に出る。
この交差点は、東海道の浜松町の交差点から黄金町方面への太い道と、東海道の久保町の交差点から藤棚を通って、京浜急行の戸部駅の近くに至る商店街の道、そして、西横浜駅から藤棚交差点に至る水道道と呼ばれる道路の三本の道が交差する六差路になっている。
水道道の交差点の先は、一番細い道が急な坂道になっていて、野毛方面へのタクシーの抜け道となっていることは地元の人は皆知っている。
この急な坂道を歩いてゆく。上りきった場所から下り坂となり深い谷底からまた急な坂道になっている。二つ目の坂を上がりきったところに、「野毛山動物園」がある。

「野毛山動物園」は横浜市立。入場無料の動物園なのである。

人気のある動物はレッサーパンダである。二匹がくるくると木道を走り回り、お互いを追い掛け回している姿が愛らしかった。

手が届くかもしれないと思えるような近さで見るキリンの顔。魅力的だった。
「野毛山動物園」の中の休憩所はとてもきれいな建物で、売店があり、そこで缶ビールを買って飲んだ。我々はどこへ行っても結局飲んでいる。
「野毛山動物園」のゲートを出たのは午後四時半の閉園であった。二時間ほどの滞在。楽しいひと時だった。
「野毛山動物園」は野毛山公園の中にある。公園の展望台から横浜の街がよく見える。坂を下り、横浜市中央図書館の前を通って、野毛坂の交差点を渡って、野毛3丁目交差点にでる。右に行けば京浜急行日ノ出町駅、左に行けば横浜市営地下鉄とJR根岸線の桜木町駅である。左に曲がり、平戸桜木道路を桜木町駅方面へ。二つ目の野毛2丁目交差点を右へ入り、最初の十字路の右向こう角から二軒目に今日の目的の店、リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」はあった。
リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」
店の入口の上の看板や入口脇に置かれたアクリル看板には、マスターのお姿をイラスト化した絵の描かれ、キャッチフレーズは「うまいよ、安いよ、ロックンロールでよろしく」である。

暖簾をくぐり、中をのぞく。右側がカウンター席が八席、左側が四人掛テーブル席が三つ。
手前から二番目のテーブル席が空いていたのでそこに座った。
噂の人気店である。平日夜はいつもほぼ満席。日曜日の夜だから今日の我々はすんなり入れたに違いない。
私はレモンサワー(四〇〇円)、SAKURAはグラスワイン赤(四〇〇円)
大粒カキフライ(五五〇円)とマグロ切り落とし(六三〇円)を注文。お通しは煮物。
カキフライもマグロも美味かった。
次々に常連らしき方々が来店。すぐに満席になった。
マスターのプロフィール写真が貼ってあり、「好きに生きてく」の文字。
二杯目は緑茶ハイ(四〇〇円)。そして、人気ランキング第1位と書かれた、ふわふわさつま揚げ(五五〇円)を頼む。メレンゲのようにやわらかくフワフワにしたさつま揚げは定番商品。
焼酎ボトルの種類が豊富。七二〇ミリリットル入りは三ヶ月が期限、一八〇〇ミリリットル一升瓶の場合は八ヶ月が期限となっている。白霧島一升(六〇〇〇円)、黒霧島一升(七〇〇〇円)など。
ずっと前からのこのお店の常連である友人が一升瓶ボトルを入れており、その一升瓶ボトルを飲むように言ってくれていた。
でも、日曜であり、今日のところはやめにする。
置かれたダルマの髪型がリーゼントなのをSAKURAが発見。お客様がマスターのけんちゃんをとにかく褒めるのが面白い。
人気ランキング第2位のけんちゃん特製オムライス(六〇〇円)を注文。
量もたっぷりある。これが今日の我が家の夕御飯となった。
ジムビームソーダ割り小グラス(四〇〇円)を注文。SAKURAも赤ワインのお代わりである。
「酒蔵けんちゃん」に入る前に周囲を歩いてみた。チェーン店も増え、様々な資本が次々に入ってきている。
野毛も変わってゆく。しかし、私は元々の本当の地元店に入りたいと思う。
外に中に入りたい方々の人影が見える。長居は無用。お勘定をお願いする。
午後六時から七時まで一時間ほどの滞在。お勘定は四八七〇円であった。
動物園と酒場街。野毛の持つ二つの面をたっぷり楽しんだ日曜日であった。
野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」
住所 神奈川県横浜市中区野毛町2-69
電話 045-231-3169
定休日 月曜日
営業時間 17:00~24:00
交通 JR「桜木町駅」下車徒歩5分/京急「日ノ出町駅」下車徒歩5分
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
居酒屋探偵DAITENの生活 第629回 2016年10月23日(日) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」
~ 野毛の動物園とリーゼント居酒屋 ~

日曜日に横浜を歩くのが我々にとって恒例になっている。
そして、その目的地の最後は必ず゛「居酒屋」である。
今回の目的地は野毛のリーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」。
平日は混みあうので、今までなかなか入れなかった繁盛店。

そして、目的地の手前には今まで、ずっと行きたいと思っていた場所があるのだ。
相鉄線の西横浜駅を降りて、東海道・国道一号線を渡り目の前の水道道をまっすぐに行くと藤棚町の交差点に出る。
この交差点は、東海道の浜松町の交差点から黄金町方面への太い道と、東海道の久保町の交差点から藤棚を通って、京浜急行の戸部駅の近くに至る商店街の道、そして、西横浜駅から藤棚交差点に至る水道道と呼ばれる道路の三本の道が交差する六差路になっている。
水道道の交差点の先は、一番細い道が急な坂道になっていて、野毛方面へのタクシーの抜け道となっていることは地元の人は皆知っている。
この急な坂道を歩いてゆく。上りきった場所から下り坂となり深い谷底からまた急な坂道になっている。二つ目の坂を上がりきったところに、「野毛山動物園」がある。

「野毛山動物園」は横浜市立。入場無料の動物園なのである。

人気のある動物はレッサーパンダである。二匹がくるくると木道を走り回り、お互いを追い掛け回している姿が愛らしかった。

手が届くかもしれないと思えるような近さで見るキリンの顔。魅力的だった。
「野毛山動物園」の中の休憩所はとてもきれいな建物で、売店があり、そこで缶ビールを買って飲んだ。我々はどこへ行っても結局飲んでいる。
「野毛山動物園」のゲートを出たのは午後四時半の閉園であった。二時間ほどの滞在。楽しいひと時だった。
「野毛山動物園」は野毛山公園の中にある。公園の展望台から横浜の街がよく見える。坂を下り、横浜市中央図書館の前を通って、野毛坂の交差点を渡って、野毛3丁目交差点にでる。右に行けば京浜急行日ノ出町駅、左に行けば横浜市営地下鉄とJR根岸線の桜木町駅である。左に曲がり、平戸桜木道路を桜木町駅方面へ。二つ目の野毛2丁目交差点を右へ入り、最初の十字路の右向こう角から二軒目に今日の目的の店、リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」はあった。

店の入口の上の看板や入口脇に置かれたアクリル看板には、マスターのお姿をイラスト化した絵の描かれ、キャッチフレーズは「うまいよ、安いよ、ロックンロールでよろしく」である。

暖簾をくぐり、中をのぞく。右側がカウンター席が八席、左側が四人掛テーブル席が三つ。
手前から二番目のテーブル席が空いていたのでそこに座った。
噂の人気店である。平日夜はいつもほぼ満席。日曜日の夜だから今日の我々はすんなり入れたに違いない。
私はレモンサワー(四〇〇円)、SAKURAはグラスワイン赤(四〇〇円)
大粒カキフライ(五五〇円)とマグロ切り落とし(六三〇円)を注文。お通しは煮物。
カキフライもマグロも美味かった。
次々に常連らしき方々が来店。すぐに満席になった。
マスターのプロフィール写真が貼ってあり、「好きに生きてく」の文字。
二杯目は緑茶ハイ(四〇〇円)。そして、人気ランキング第1位と書かれた、ふわふわさつま揚げ(五五〇円)を頼む。メレンゲのようにやわらかくフワフワにしたさつま揚げは定番商品。
焼酎ボトルの種類が豊富。七二〇ミリリットル入りは三ヶ月が期限、一八〇〇ミリリットル一升瓶の場合は八ヶ月が期限となっている。白霧島一升(六〇〇〇円)、黒霧島一升(七〇〇〇円)など。
ずっと前からのこのお店の常連である友人が一升瓶ボトルを入れており、その一升瓶ボトルを飲むように言ってくれていた。
でも、日曜であり、今日のところはやめにする。
置かれたダルマの髪型がリーゼントなのをSAKURAが発見。お客様がマスターのけんちゃんをとにかく褒めるのが面白い。
人気ランキング第2位のけんちゃん特製オムライス(六〇〇円)を注文。
量もたっぷりある。これが今日の我が家の夕御飯となった。
ジムビームソーダ割り小グラス(四〇〇円)を注文。SAKURAも赤ワインのお代わりである。
「酒蔵けんちゃん」に入る前に周囲を歩いてみた。チェーン店も増え、様々な資本が次々に入ってきている。
野毛も変わってゆく。しかし、私は元々の本当の地元店に入りたいと思う。
外に中に入りたい方々の人影が見える。長居は無用。お勘定をお願いする。
午後六時から七時まで一時間ほどの滞在。お勘定は四八七〇円であった。
動物園と酒場街。野毛の持つ二つの面をたっぷり楽しんだ日曜日であった。
野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」
住所 神奈川県横浜市中区野毛町2-69
電話 045-231-3169
定休日 月曜日
営業時間 17:00~24:00
交通 JR「桜木町駅」下車徒歩5分/京急「日ノ出町駅」下車徒歩5分
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演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
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