吉田町 立ち飲み「蔵人」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第638回 2016年1月4日(水) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
吉田町 立ち飲み「蔵人」
~ 新年の横浜を歩く ~

横浜市中区に吉田町という町がある。横浜市民でなければ知らない方も多いかもしれない。
JR根岸線の桜木町駅の東側を流れる大岡川と、同路線の関内駅の西側の商店街、伊勢佐木モールに挟まれた町で、有名な野毛にも近い位置でありながら地味な印象があるけれど、最近はBARの街として注目されている。
今回は吉田町を目的地として念頭に入れ、正月の横浜の街をsakuraと二人で歩いてみた。
相鉄線の天王町駅を出発点として東へ。おなじく相鉄線の西横浜駅の歩道橋を渡り、藤棚の交差点に出て、長いだらだら坂を上がって行くと、ここには、昔市電が通っていたという。やがて、関東学院高等学校が右手に見えてくる。
京浜急行の黄金町駅が遠くに見えてきた頃、左手の道に入って行き、京浜急行の線路の下をくぐり、大岡川沿いに出て、末吉橋という橋を渡ると、伊勢佐木モールに出た。
歌手の青江美奈さんの「伊勢佐木町ブルース」のピアノの形をしたモニュメントがあった。その向こうに青江美奈さんのイラスト看板が見える。

モニュメントには「伊勢佐木町ブルース」の譜面と歌詞が刻まれていた。

正月らしく獅子舞が店から店へと巡ってゆく。
イセザキモールには「美喜屋獅子舞工房」という獅子頭専門店があるのだから、当然といえば当然。
久しぶりに良いものを見せていただいた。

伊勢佐木モールをさらに関内駅方面へと歩いてゆく。そして、伊勢佐木モールの関内側の入口の巨大モニュメントの下に出ると左に曲がった。交番が見えてくる。
吉田町本通りといい、野毛方面へ抜ける道だ。交番を過ぎればそこは吉田町である。

地面に照射された文字は「吉田町」、そして、ローマ字表記で「YOSHIDAMACHI」であった。
ここは、よしだちょうではなく、よしだまちなのである。

吉田町本通りの左手には、昭和三十年代初頭に建てられた吉田町第一名店ビルというビルが建っている。
骨董店やBARが立ち並び、近年は「おしゃれな街」として認知されているようだ。
そのビルが途切れた角を左に入ると左角に「立ち吞み処 蔵人」の文字。様々な雑誌やメディアで紹介されている看板である。

吉田町 立ち飲み「蔵人」に入ってみた。
こちらのお店は年中無休。正月の4日でも営業をされていた。
入ると左側の柱を囲むように立ち飲むカウンターがある。左手の奥に調理場があり、その前もカウンター。角店なので左手側にも入口がある。右手の壁際にもカウンター。
こちらは、テーブルの上のカゴにお金を入れて、そこから清算される方式。
SAKURAは生ビール(四〇〇円)、私は菊水辛口(五〇〇円)を頼む。
新年会の流れの方々か。だいぶ元気で、酔って酒をこぼしたりしている。
「愚痴こぼすな、酒こぼすな」というある美人女優さんの口癖を思い出す。
つまみは、鎌倉ウインナ(三〇〇円)
カップ酒(五〇〇円)の文字。今日は越後杜氏の里という銘柄である。
酔っていたお客さんの差し入れのシューマイ二個を我々にマスターがくれる。
帰る方もあり、酒屋さんがお酒やビールのタンクなど持ち込み、店内はリセット。
我々も散歩のリセットが出来た。また、平日に来てみたいと思う。
さて、散歩の続きである。
お支払いは二人で千二百円。たぶん。
外に出ると再び吉田町本通りに戻り、再び野毛方面へ。都橋の向う河岸にあったのは都橋商店街。
カーブした独特な形状の二階建ての飲食店が入るビルである。一階の店舗には道沿いから入り、二階の店舗へは、川側の二階廊下から入るようになっている。その二階側にあるのは有名なホッピー専門のBAR、ホッピー仙人さん。
前回、おじゃましたのは、真夏の2016年8月1日、その時のことは、第621回で紹介している。
二階廊下へ上がってみた。

ホッピー仙人さんは正月休みなのでまだ開店していない。

それから、都橋から野毛の辺りを歩いてみた。開けていない店も多い。
古くからある寿司店「秀吉」さんで軽く夕食。

新年4日目の比較的静かな正月の横浜散歩、獅子舞を見たり、なかなか楽しい散歩になった。

吉田町 立ち飲み「蔵人」
住所 横浜市中区吉田町3-11 1F
電話 045-261-3357
定休日 年中無休
営業時間 17:00~23:00
交通 JR関内駅下車徒歩3分。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
居酒屋探偵DAITENの生活 第638回 2016年1月4日(水) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
吉田町 立ち飲み「蔵人」
~ 新年の横浜を歩く ~

横浜市中区に吉田町という町がある。横浜市民でなければ知らない方も多いかもしれない。
JR根岸線の桜木町駅の東側を流れる大岡川と、同路線の関内駅の西側の商店街、伊勢佐木モールに挟まれた町で、有名な野毛にも近い位置でありながら地味な印象があるけれど、最近はBARの街として注目されている。
今回は吉田町を目的地として念頭に入れ、正月の横浜の街をsakuraと二人で歩いてみた。
相鉄線の天王町駅を出発点として東へ。おなじく相鉄線の西横浜駅の歩道橋を渡り、藤棚の交差点に出て、長いだらだら坂を上がって行くと、ここには、昔市電が通っていたという。やがて、関東学院高等学校が右手に見えてくる。
京浜急行の黄金町駅が遠くに見えてきた頃、左手の道に入って行き、京浜急行の線路の下をくぐり、大岡川沿いに出て、末吉橋という橋を渡ると、伊勢佐木モールに出た。
歌手の青江美奈さんの「伊勢佐木町ブルース」のピアノの形をしたモニュメントがあった。その向こうに青江美奈さんのイラスト看板が見える。

モニュメントには「伊勢佐木町ブルース」の譜面と歌詞が刻まれていた。

正月らしく獅子舞が店から店へと巡ってゆく。
イセザキモールには「美喜屋獅子舞工房」という獅子頭専門店があるのだから、当然といえば当然。
久しぶりに良いものを見せていただいた。

伊勢佐木モールをさらに関内駅方面へと歩いてゆく。そして、伊勢佐木モールの関内側の入口の巨大モニュメントの下に出ると左に曲がった。交番が見えてくる。
吉田町本通りといい、野毛方面へ抜ける道だ。交番を過ぎればそこは吉田町である。

地面に照射された文字は「吉田町」、そして、ローマ字表記で「YOSHIDAMACHI」であった。
ここは、よしだちょうではなく、よしだまちなのである。

吉田町本通りの左手には、昭和三十年代初頭に建てられた吉田町第一名店ビルというビルが建っている。
骨董店やBARが立ち並び、近年は「おしゃれな街」として認知されているようだ。
そのビルが途切れた角を左に入ると左角に「立ち吞み処 蔵人」の文字。様々な雑誌やメディアで紹介されている看板である。

吉田町 立ち飲み「蔵人」に入ってみた。
こちらのお店は年中無休。正月の4日でも営業をされていた。
入ると左側の柱を囲むように立ち飲むカウンターがある。左手の奥に調理場があり、その前もカウンター。角店なので左手側にも入口がある。右手の壁際にもカウンター。
こちらは、テーブルの上のカゴにお金を入れて、そこから清算される方式。
SAKURAは生ビール(四〇〇円)、私は菊水辛口(五〇〇円)を頼む。
新年会の流れの方々か。だいぶ元気で、酔って酒をこぼしたりしている。
「愚痴こぼすな、酒こぼすな」というある美人女優さんの口癖を思い出す。
つまみは、鎌倉ウインナ(三〇〇円)
カップ酒(五〇〇円)の文字。今日は越後杜氏の里という銘柄である。
酔っていたお客さんの差し入れのシューマイ二個を我々にマスターがくれる。
帰る方もあり、酒屋さんがお酒やビールのタンクなど持ち込み、店内はリセット。
我々も散歩のリセットが出来た。また、平日に来てみたいと思う。
さて、散歩の続きである。
お支払いは二人で千二百円。たぶん。
外に出ると再び吉田町本通りに戻り、再び野毛方面へ。都橋の向う河岸にあったのは都橋商店街。
カーブした独特な形状の二階建ての飲食店が入るビルである。一階の店舗には道沿いから入り、二階の店舗へは、川側の二階廊下から入るようになっている。その二階側にあるのは有名なホッピー専門のBAR、ホッピー仙人さん。
前回、おじゃましたのは、真夏の2016年8月1日、その時のことは、第621回で紹介している。
二階廊下へ上がってみた。

ホッピー仙人さんは正月休みなのでまだ開店していない。

それから、都橋から野毛の辺りを歩いてみた。開けていない店も多い。
古くからある寿司店「秀吉」さんで軽く夕食。

新年4日目の比較的静かな正月の横浜散歩、獅子舞を見たり、なかなか楽しい散歩になった。

吉田町 立ち飲み「蔵人」
住所 横浜市中区吉田町3-11 1F
電話 045-261-3357
定休日 年中無休
営業時間 17:00~23:00
交通 JR関内駅下車徒歩3分。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。