保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第642回 2016年3月5日(日)
【横浜市】 【池上線】 【その他】 【時間順】 【がっかり】
保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」
~ 保土ヶ谷のギャラリーのあるスタンディングバー ~

保土ヶ谷駅東口側には間口の狭い店が並ぶ、いわゆる「ハモニカ横丁」的な商店街がある。
しかし、そこは横丁ではない。東海道=国道一号線沿いなのだ。
JR横須賀線の保土ヶ谷駅改札を出たら左手へ。国道を渡る歩道橋方面には行かず、その向こう側の階段を下りる。まっすぐ行き、コンビニの入口を見ながら左へ曲がると東海道=国道一号線沿いに出る。そこは歩道になっている。
道の向うまで駅側から歩道橋が渡っており、その先にバスやタクシーが停まるロータリーがある。保土ヶ谷駅には西口にも東口にもバスロータリーがあって、実は横浜中の各所にバスで行くことが出来る。
東海道=国道一号線沿いの歩道は、人がすれ違える程度の巾。左に五十メートル、右に百五十メートルほど、歩道には屋根があって、雨に濡れずに買い物ができるのだ。右に歩いてゆく。すると、右手に小豆色の暖簾と「大蛇堂」と書かれた提灯を発見する。「大蛇堂」という名前の居酒屋さんかと思うが、実は暖簾に書かれた「あるこーるすたんど」の方が店名である。「大蛇堂」提灯の由来は後述。

小豆色の暖簾をくぐって店内へ。右手に立ち呑み用L字カウンター。十人程度は無理なく立つことが出来るだろうか。
カウンターのビールサーバーの美しい金色が目に入る。左手の壁は全面赤色でなかなか斬新だ。そこにはレトロ調のポスター。奥に階段が見え、階段の上に液晶テレビがある。カウンター内の壁際にたくさんの焼酎の瓶が並んでいる。

入口を入って右手前にウイスキーの樽が置かれ、周りを囲んで立つことができる。グループ客にはこの場所が良い。

カウンターの奥の方に立つ。カウンターの中にはマスターらしき男性が一人。
お酒類は泡盛、焼酎、ワイン、ビールと多くの種類を扱っているけれど、つまみは「沖縄料理」に特化している。
セットメニューが三種類ある。
ビールセット(一〇〇〇円)は、レーベンブロイとエーデルピルスの二杯とミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくのつまみ。
ワインセットは、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインの中から二杯選び、オリーブとクリームチーズのつまみ。
日本酒セットは、日本酒二杯を選んで、チラガーとワタガラスのつまみ
その中からビールセットを頼んだ。最初にレーベンブロイが出てくる。私の好きなビールである。
そして、ミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくが出てくる。
ビールを飲みながらマスターと話をする。
二階と三階は「ギャラリー」になっているとのこと。
「だいじゃどうっていう提灯が下がっていたので、お店の名前かと思いました」と言う。
「大蛇堂と書いて、おろちどうと読むんです。店の名前ではなくて、二階のギャラリーに出店しているアーチストの方のアーチスト名なんです」とのこと。
二階のギャラリーは3月5日の時点では工事が残っていたのだけれど、養生シートが残っている中、見せてもらった。
ギャラリーとしての広さもちゃんとあって、これからが楽しみである。出来上がった頃に再訪してみよう。
この後、「かたびら・スペース・しばた。」の柴田代表が合流。
ハイボール(四〇〇円)、スパークリングワイン(三〇〇円)、レーベンブロイ(五〇〇円)等を飲みながら、二階を再び見せてもらったり、マスターと三人でお話をする。
合計金額の記録をとらず、この日はアバウトに終わる。
※ ※ ※
2016年4月1日(土) 再訪 追記
さて、前回よりほぼ一ヶ月がたった土曜日、スタンディングバー「あるこーるすたんど」に再訪してみることにした。
午後二時半くらいである。
暖簾をくぐって中に入ると、早い時間なので先客はいない。
そして、今日はマスターではなく、若くて笑顔の可愛い女性であった。
今日は日本酒セットにしてみることにした。
日本酒二杯を選んで、チラガーとワタガラスのつまみのセット。
選んだのは、四季櫻特別本醸造
お酒はブランデーグラスに足の無いようなおしゃれなグラスで提供される。想定外の形状。
いわゆるマスにグラスを入れるセットより香りが立って良いかもしらない。
さらに、大ぶりのグラスで水も一緒に出してくれるのが助かる。
チラガーとワタガラスが出させる。
「うち、二階がギャラリーなんですよ、良かったら見ていってください」と女性。
「前回来た時はまだ工事が残っていたので、是非、今日も見せてもらいます」と私。
二階はすっかり綺麗に出来上がっていて、作品の展示も始まっていた。

さらに、三階も雰囲気のある照明の独特なギャラリー空間になっている。

日本酒セットを頼んだ人には、韓国海苔をワンパックプレゼントとのこと。良いツマミになる。
二杯目は岩手の月の輪純米酒を選ぶ。
単品ツマミのメニューを見る。韓国のり(一〇〇円)、キムチ(三〇〇円)、チャンジャ(三〇〇円)、もずく酢(四〇〇円)、豚タンスモーク(五〇〇円)などがある。
テレビでは「孤独のグルメ」のシーズン6の宣伝番組をからめたスペシャルな内容。北海道が舞台。旭川。三四郎と自由軒が紹介されていた。自由軒の名物味噌汁がすごい。お店の女性も時々見るそうである。
店内にはジャズが流れている。
最後に樽生スパークリングワイン(三〇〇円)をいただく
樽が気になったので話すと。これです樽型のサーバーを見せてくれる。
さわやかな味であった。
土曜日の午後のアートと音楽と酒。なかなか、良い時間をすごすことができた。
午後二時半から三時十五分まで四十五分ほどの滞在。お支払いは一三〇〇円であった。
スタンディングバー「あるこーるすたんど」
住所 横浜市保土ヶ谷区岩井町53
電話 045-315-4563
定休日 無休
営業時間 月曜~金曜 17:00~25:00 土曜日 13:00~25:00 日曜日 13:00~24:00
交通 JR保土ヶ谷駅東口から徒歩2分
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
居酒屋探偵DAITENの生活 第642回 2016年3月5日(日)
【横浜市】 【池上線】 【その他】 【時間順】 【がっかり】
保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」
~ 保土ヶ谷のギャラリーのあるスタンディングバー ~

保土ヶ谷駅東口側には間口の狭い店が並ぶ、いわゆる「ハモニカ横丁」的な商店街がある。
しかし、そこは横丁ではない。東海道=国道一号線沿いなのだ。
JR横須賀線の保土ヶ谷駅改札を出たら左手へ。国道を渡る歩道橋方面には行かず、その向こう側の階段を下りる。まっすぐ行き、コンビニの入口を見ながら左へ曲がると東海道=国道一号線沿いに出る。そこは歩道になっている。
道の向うまで駅側から歩道橋が渡っており、その先にバスやタクシーが停まるロータリーがある。保土ヶ谷駅には西口にも東口にもバスロータリーがあって、実は横浜中の各所にバスで行くことが出来る。
東海道=国道一号線沿いの歩道は、人がすれ違える程度の巾。左に五十メートル、右に百五十メートルほど、歩道には屋根があって、雨に濡れずに買い物ができるのだ。右に歩いてゆく。すると、右手に小豆色の暖簾と「大蛇堂」と書かれた提灯を発見する。「大蛇堂」という名前の居酒屋さんかと思うが、実は暖簾に書かれた「あるこーるすたんど」の方が店名である。「大蛇堂」提灯の由来は後述。

小豆色の暖簾をくぐって店内へ。右手に立ち呑み用L字カウンター。十人程度は無理なく立つことが出来るだろうか。
カウンターのビールサーバーの美しい金色が目に入る。左手の壁は全面赤色でなかなか斬新だ。そこにはレトロ調のポスター。奥に階段が見え、階段の上に液晶テレビがある。カウンター内の壁際にたくさんの焼酎の瓶が並んでいる。

入口を入って右手前にウイスキーの樽が置かれ、周りを囲んで立つことができる。グループ客にはこの場所が良い。

カウンターの奥の方に立つ。カウンターの中にはマスターらしき男性が一人。
お酒類は泡盛、焼酎、ワイン、ビールと多くの種類を扱っているけれど、つまみは「沖縄料理」に特化している。
セットメニューが三種類ある。
ビールセット(一〇〇〇円)は、レーベンブロイとエーデルピルスの二杯とミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくのつまみ。
ワインセットは、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインの中から二杯選び、オリーブとクリームチーズのつまみ。
日本酒セットは、日本酒二杯を選んで、チラガーとワタガラスのつまみ
その中からビールセットを頼んだ。最初にレーベンブロイが出てくる。私の好きなビールである。
そして、ミミガー、海ぶどう、天然味付きもずくが出てくる。
ビールを飲みながらマスターと話をする。
二階と三階は「ギャラリー」になっているとのこと。
「だいじゃどうっていう提灯が下がっていたので、お店の名前かと思いました」と言う。
「大蛇堂と書いて、おろちどうと読むんです。店の名前ではなくて、二階のギャラリーに出店しているアーチストの方のアーチスト名なんです」とのこと。
二階のギャラリーは3月5日の時点では工事が残っていたのだけれど、養生シートが残っている中、見せてもらった。
ギャラリーとしての広さもちゃんとあって、これからが楽しみである。出来上がった頃に再訪してみよう。
この後、「かたびら・スペース・しばた。」の柴田代表が合流。
ハイボール(四〇〇円)、スパークリングワイン(三〇〇円)、レーベンブロイ(五〇〇円)等を飲みながら、二階を再び見せてもらったり、マスターと三人でお話をする。
合計金額の記録をとらず、この日はアバウトに終わる。
※ ※ ※
2016年4月1日(土) 再訪 追記
さて、前回よりほぼ一ヶ月がたった土曜日、スタンディングバー「あるこーるすたんど」に再訪してみることにした。
午後二時半くらいである。
暖簾をくぐって中に入ると、早い時間なので先客はいない。
そして、今日はマスターではなく、若くて笑顔の可愛い女性であった。
今日は日本酒セットにしてみることにした。
日本酒二杯を選んで、チラガーとワタガラスのつまみのセット。
選んだのは、四季櫻特別本醸造
お酒はブランデーグラスに足の無いようなおしゃれなグラスで提供される。想定外の形状。
いわゆるマスにグラスを入れるセットより香りが立って良いかもしらない。
さらに、大ぶりのグラスで水も一緒に出してくれるのが助かる。
チラガーとワタガラスが出させる。
「うち、二階がギャラリーなんですよ、良かったら見ていってください」と女性。
「前回来た時はまだ工事が残っていたので、是非、今日も見せてもらいます」と私。
二階はすっかり綺麗に出来上がっていて、作品の展示も始まっていた。

さらに、三階も雰囲気のある照明の独特なギャラリー空間になっている。

日本酒セットを頼んだ人には、韓国海苔をワンパックプレゼントとのこと。良いツマミになる。
二杯目は岩手の月の輪純米酒を選ぶ。
単品ツマミのメニューを見る。韓国のり(一〇〇円)、キムチ(三〇〇円)、チャンジャ(三〇〇円)、もずく酢(四〇〇円)、豚タンスモーク(五〇〇円)などがある。
テレビでは「孤独のグルメ」のシーズン6の宣伝番組をからめたスペシャルな内容。北海道が舞台。旭川。三四郎と自由軒が紹介されていた。自由軒の名物味噌汁がすごい。お店の女性も時々見るそうである。
店内にはジャズが流れている。
最後に樽生スパークリングワイン(三〇〇円)をいただく
樽が気になったので話すと。これです樽型のサーバーを見せてくれる。
さわやかな味であった。
土曜日の午後のアートと音楽と酒。なかなか、良い時間をすごすことができた。
午後二時半から三時十五分まで四十五分ほどの滞在。お支払いは一三〇〇円であった。
スタンディングバー「あるこーるすたんど」
住所 横浜市保土ヶ谷区岩井町53
電話 045-315-4563
定休日 無休
営業時間 月曜~金曜 17:00~25:00 土曜日 13:00~25:00 日曜日 13:00~24:00
交通 JR保土ヶ谷駅東口から徒歩2分
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。