菊名 酒場「いいじ~」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第646回 2016年6月14日(水)
【横浜市】 【池上線】 【その他】 【時間順】 【がっかり】
菊名 酒場「いいじ~」
~ あっ回した! シャリ金が吞める店 ~

東急東横線の菊名駅で降りることはあまりない。
JR横浜線への乗り換え駅なので、新横浜で行われるイベントや祭事に参加する為に乗り換える場合だけである。
そんな菊名で降りてみようと思ったのは、中目黒を中心に祐天寺、武蔵小杉にも出店している激安大衆酒場の小規模チェーンに行ってみたかったのである。
菊名駅の改札を出て東口に降りて、店の前まで行ってみると、「しばらく休業させていただきます」と書かれた紙が貼ってあった。すぐ目の前のサラリーマン・グループもその紙を見てがっかりされていた。
そこで、しばらく駅周辺を歩いて見ることにした。まずは、東口側の通りを北上する。ところがこれといった店は無い。少し行ってから東横線を渡る駅北側の横断歩道橋を渡って西側に降り立った。
有名な串カツの多店舗チェーンのお店が路地の入口にあった。まだ、混んでいない様子だ。
常に新しい店を探している居酒屋探偵としては有名チェーン店に入る気持ちは起こらない。その路地の少し奥に赤提灯を発見したのである。
前まで行ってみると、左手にホッピー赤提灯が二本下がっており、右手外に焼き台が置いてあって、「お持ち帰り承ります」という張り紙。
←酒場「いいじ~」
引戸を開けて中に入る。左手のL字型の立ち飲みカウンターに八人、右側の大きなテーブルにも八人くらい立てるかもしれない。
まだ早い時間なので、先客はカウンターの中心辺りに立っておられる若い男性のみ。
カウンターの中にマスターらしき長身の方。もう一人の焼き方の男性も大きい。男酒場である。
「ホッピーお願いします」と私。
「はい、ホッピーですね」とマスター。
「氷いらないんですけど。」と私。
「当たり前じゃないですか〜」と笑顔のマスター。面白い。
そして、持ってきてくれたのは冷えたホッピージョッキに凍らせた焼酎を入っており、冷えたホッピー瓶が一緒に来る。
「シャリ金です。」とマスターが言う。シャリ金とは凍らせたキンミヤ焼酎のことである。
私は、すぐにホッピー瓶を取り上げるとホッピージョッキの中に少し瓶を回転させながら投入した。
「あっ、回した!」とマスター。
野毛のホッピー仙人考案のトルネードはジョッキの側を回転させるのだけれど、それは難しいので逆にホッピー瓶を持った手首を回転して注ぐ、簡単逆トルネードである。
シャリキンホッピーセット(四五〇円)を美味しくいただく。
「うちは、かしら二本ときゅうりは自動的に出てくるのですけど。」とマスター。
かしら(一五〇円)二本で300円。お通しきゅうり(二〇〇円)200円。
外の焼き台で焼いてくれたかしらが出てきて、きゅうりと一緒にいただきながらすぐに一杯目を吞んでしまった。
二杯目はホッピーセット黒(四五〇円)。シャリキンに簡単逆トルネードでホッピーを注ぐ。
焼き物を追加。こぶくろ(一八〇円)とかしら(一五〇円)。
こぶくろはタレでお願いした。疲れている時はタレを頼む。
並びの先客の方と東横線沿線の様々な店を様子を話す、酒場の噂話になった。
酒場の客同士の交流として、他の酒場のことを話すのは一番良い。
お店の方は常連を逃すのではとハラハラするかもしれないが、他店の情報を得るという意味でも酒場の噂話は重要と考えている店主の方も多いに違いない。
営業時間を聞いてるみると午後四時から十一時くらいまでとのこと。
午後八時三〇分ころには焼き台の火を落とすので、それ以降はお酒と焼き物以外のおつまみでバー状態とのこ
店名の「いいじ~」の由来を聞いてみる。
マスターによれば気軽に来てもらいたいからとのこと。「easy=イージー」からの店名である。
午後五時半から六時半まで一時間ほどの滞在。お支払いは一七三〇円であった。
思えば、外観に何の装飾もない。それが、入った理由だった。
私の場合、派手な看板やスローガンを見ると興ざめしてしまう。
大衆酒場好きでそういう方は多いに違いない。
外のスローガンよりもマスターやお店の方の人柄と接客の方が重要である。
「いいじ~」の店名らしく、気軽に楽しく飲むことが出来た。
菊名 酒場「いいじ~」
住所 横浜市港北区菊名7-2-8
電話 080-3445-1405
定休日 日曜日
営業時間 16:00~23:00
交通 JR横浜線菊名駅/東急東横線菊名駅下車徒歩3分。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
居酒屋探偵DAITENの生活 第646回 2016年6月14日(水)
【横浜市】 【池上線】 【その他】 【時間順】 【がっかり】
菊名 酒場「いいじ~」
~ あっ回した! シャリ金が吞める店 ~

東急東横線の菊名駅で降りることはあまりない。
JR横浜線への乗り換え駅なので、新横浜で行われるイベントや祭事に参加する為に乗り換える場合だけである。
そんな菊名で降りてみようと思ったのは、中目黒を中心に祐天寺、武蔵小杉にも出店している激安大衆酒場の小規模チェーンに行ってみたかったのである。
菊名駅の改札を出て東口に降りて、店の前まで行ってみると、「しばらく休業させていただきます」と書かれた紙が貼ってあった。すぐ目の前のサラリーマン・グループもその紙を見てがっかりされていた。
そこで、しばらく駅周辺を歩いて見ることにした。まずは、東口側の通りを北上する。ところがこれといった店は無い。少し行ってから東横線を渡る駅北側の横断歩道橋を渡って西側に降り立った。
有名な串カツの多店舗チェーンのお店が路地の入口にあった。まだ、混んでいない様子だ。
常に新しい店を探している居酒屋探偵としては有名チェーン店に入る気持ちは起こらない。その路地の少し奥に赤提灯を発見したのである。
前まで行ってみると、左手にホッピー赤提灯が二本下がっており、右手外に焼き台が置いてあって、「お持ち帰り承ります」という張り紙。

引戸を開けて中に入る。左手のL字型の立ち飲みカウンターに八人、右側の大きなテーブルにも八人くらい立てるかもしれない。
まだ早い時間なので、先客はカウンターの中心辺りに立っておられる若い男性のみ。
カウンターの中にマスターらしき長身の方。もう一人の焼き方の男性も大きい。男酒場である。
「ホッピーお願いします」と私。
「はい、ホッピーですね」とマスター。
「氷いらないんですけど。」と私。
「当たり前じゃないですか〜」と笑顔のマスター。面白い。
そして、持ってきてくれたのは冷えたホッピージョッキに凍らせた焼酎を入っており、冷えたホッピー瓶が一緒に来る。
「シャリ金です。」とマスターが言う。シャリ金とは凍らせたキンミヤ焼酎のことである。
私は、すぐにホッピー瓶を取り上げるとホッピージョッキの中に少し瓶を回転させながら投入した。
「あっ、回した!」とマスター。
野毛のホッピー仙人考案のトルネードはジョッキの側を回転させるのだけれど、それは難しいので逆にホッピー瓶を持った手首を回転して注ぐ、簡単逆トルネードである。
シャリキンホッピーセット(四五〇円)を美味しくいただく。
「うちは、かしら二本ときゅうりは自動的に出てくるのですけど。」とマスター。
かしら(一五〇円)二本で300円。お通しきゅうり(二〇〇円)200円。
外の焼き台で焼いてくれたかしらが出てきて、きゅうりと一緒にいただきながらすぐに一杯目を吞んでしまった。
二杯目はホッピーセット黒(四五〇円)。シャリキンに簡単逆トルネードでホッピーを注ぐ。
焼き物を追加。こぶくろ(一八〇円)とかしら(一五〇円)。
こぶくろはタレでお願いした。疲れている時はタレを頼む。
並びの先客の方と東横線沿線の様々な店を様子を話す、酒場の噂話になった。
酒場の客同士の交流として、他の酒場のことを話すのは一番良い。
お店の方は常連を逃すのではとハラハラするかもしれないが、他店の情報を得るという意味でも酒場の噂話は重要と考えている店主の方も多いに違いない。
営業時間を聞いてるみると午後四時から十一時くらいまでとのこと。
午後八時三〇分ころには焼き台の火を落とすので、それ以降はお酒と焼き物以外のおつまみでバー状態とのこ
店名の「いいじ~」の由来を聞いてみる。
マスターによれば気軽に来てもらいたいからとのこと。「easy=イージー」からの店名である。
午後五時半から六時半まで一時間ほどの滞在。お支払いは一七三〇円であった。
思えば、外観に何の装飾もない。それが、入った理由だった。
私の場合、派手な看板やスローガンを見ると興ざめしてしまう。
大衆酒場好きでそういう方は多いに違いない。
外のスローガンよりもマスターやお店の方の人柄と接客の方が重要である。
「いいじ~」の店名らしく、気軽に楽しく飲むことが出来た。
菊名 酒場「いいじ~」
住所 横浜市港北区菊名7-2-8
電話 080-3445-1405
定休日 日曜日
営業時間 16:00~23:00
交通 JR横浜線菊名駅/東急東横線菊名駅下車徒歩3分。
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