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横浜 立ち飲み「楚々屋 横浜店」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第650回 2018年1月13日(土)
【横浜市】 【池上線】 【その他】 【時間順】 【がっかり】


  ※2018年1月31日 1,500,000カウント通過。感謝!

 横浜 立ち飲み「楚々屋 横浜店」


  ~ 少数精鋭ながらも美味しい日本酒のある立ち飲み ~

  
 
 JR横浜駅西口側に、少数精鋭ながらも美味しい日本酒を置いている立ち飲みの焼き鳥酒場があることを知ったのは、そのお店の開店時二〇一六年の暮れである。その後、酒に詳しく、酒場好きの方々、私が「四天王」とお呼びしている皆さんから店の様子を聞いて、実際に入店したのは昨年の夏だったろうか。

  

 正月も終わり、二週目の土曜日、横浜での用事を済ませてから「楚々屋」さんへ向かった。
 店内に入る。酒ケースに板を乗せて作った仮設テーブル席四列。奥のカウンターには十人ほどが立てるだろうか。
 カウンターの中は調理場。働いている人はみな若い。
 土曜日の午後四時過ぎである。土曜、日曜、祝日は正午から開店している。二名ほど先客の方がいるだけで静かだ。
 やはり、平日のサラリーマンが多い時間帯とはずいぶん違う。
 
 カウンターの上の壁のホワイトボードに数種類の日本酒の銘柄が書いてある。
 その中から新潟純米酒雪男(六四〇円)を選んだ。
 サイズ「角8尺グラス」は150CCの、さらに透明のガラス皿にもこぼしてあるので一合弱だろうか。
 メインブランドの『鶴齢(かくれい)』と純米と本醸造の『雪男』を醸す、新潟県魚沼市の青木酒造株式会社の雪男の純米酒である。辛口ですっきりとした味わいであった。
 何故か、次々に日本酒コンセプト日本酒酒場が何軒も出来てゆく横浜駅西口。これが今のトレンドなのかもしれない。

 本日のお刺身(三八〇円)がある。
 
 「本日のお刺身って何ですか?」というと、若いフロアの青年が奥の調理場の人に聞く。
 「今日はスルメイカです」との答え。
 「スルメイカ、いいですね。それください。」

 すると、やってきたのはスルメイカ刺身に、何故かマグロの中トロ刺しが付いている。
 海藻類わさびがたっぷりのっているのも嬉しい。

 本来は焼き鳥中心の立ち呑み店だけど刺身類などもちゃんとあるのだ。

 上の階にはアニソンカフェが入っている。同じ系列のようだ。
 明らかに上のお店に用事のあるようなお客さんたちがいる。
 若い店員さんとお年寄りの御常連らしき方がちゃんと話している。
 大手居酒屋チェーン店とは違う、お客様の話を聞いてコミュニケーションをとって、リピートを狙うタイプか。
 平日はサラリーマンで一杯。今日は静かである。
 
 やがて入ってきた若い男性二人の最初の注文が面白い。

 「生ビール一つとおひや一つ」

 「吞む前に漢方胃腸薬をのむのかなぁ」と思うのはオジサン感覚か。
 お店の方は、いつも対応されているようで、自然な流れでお水が来る。
 酒を飲まない人々に居酒屋も対応しなければならない時代かもしれない。
 「飲み屋で長くバイトしていた人間は使えるよ」というのはどこかの社長さんの言葉だった。
 居酒屋には様々な人たちが出入りする。人間観察には一番かもしれない。

 枝豆(二五〇円)を頼む。

 アニメの話を年配のお客様と若い店員が熱心にしているその様子が面白い。

 ホッピーセット(四八〇円)ももちろんあるが頼まない。
 実は、今年からホッピーセット卒業したのである。
 ホッピーは卒業しない。ホッピーだけ飲むのである。
 
 そんなわけで、元祖レモンサワー(三八〇円)を頼んだ。

 平日は午後三時から営業、土日祝日は午後十二時から営業しており年中無休。最近は土日しか動けない私としては実に助かるのだ。改めて思うが横浜は「昼酒天国」である。
 
 六時四五分から七時まで四十五分の滞在。お勘定は一六五〇円であった。内税なので解りやすい。
 二杯二品を守る事ができた。お通しは無い。



横浜 立ち飲み「楚々屋 横浜店」 
住所 神奈川県横浜市西区南幸1-13-13
電話 045-620-6090
定休日 年中無休
営業時間 月曜~金曜日 15:00~23:30/土・日・祝日12:00~22:30
交通 JR横浜駅下車徒歩3分/相鉄線横浜駅下車徒歩2分
公式サイト http://soso-ya.com/


 「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

 演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」

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