保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」第2回
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第656回 2018年2月25日(日)
【横浜市】 【池上線】 【その他】 【時間順】 【がっかり】
保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」第2回
~ 芸術酒場は日本酒銘柄が豊富に進化 ~


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日曜日の午後四時半、様々な用事を済ませて向かったのは、JR保土ヶ谷駅東口の国道1号線(東海道)に面した東側沿いの【保土ヶ谷東口商店会】である。そのほぼ中央辺りに目的の店、スタンディングバー「あるこーるすたんど」はある。
前回紹介した第642回では、2016年3月5日(日)と2016年4月1日(土)の二回の訪問を記事にしていた。
入口にかけられた暖簾に、「あるこーるすたんど」という実にストレートで解りやすい店名が書かれている。

お店の外の赤提灯には「ふりーすたいるぎゃらりーAPG」とある。実は二階・三階は店内奥の階段から上がれる【ギャラリー】になっていて、様々なアーティストの作品を「あるこーるすたんど」の来店者は見ることが出来るのだ。

暖簾をくぐって中に入る。右手に余裕をもって作られたL字カウンターがある。今日はカウンターの中にはマスターお一人だった。
沖縄料理に特化した、泡盛、ビール、焼酎、日本酒など様々なお酒を楽しめる立ち呑み店であったけれど、地元の常連客の方々から「最近は日本酒に力を入れ、刺身が豊富になっていますよ」と聞いて、ずっと来店してみたかった。
飲み比べセット(一〇〇〇円)を楽しみに来たのである。お酒(六〇ミリ)三杯と何種類かのつまみから一品選んで一〇〇〇円は日本酒好きにはお徳だ。
「最近は日本酒に力をいれてまして、刺身とか日本酒に合うツマミもあります。」とマスター。
「さっそく、飲み比べセットお願いします。」と私。
「日曜と火曜は私一人体制なので刺身が無い場合が多いんですけど、今日はあります、今日の飲み比べセットの刺身はカンパチかイナダのなめろうです」
「じゃ、イナダのなめろうで」
今日の日本酒のみくらべセットをお願いする。静岡の磯自慢酒造の磯自慢 本醸造 しぼりたて、山形の麓井酒造の麓井 純米本辛 圓(まどか)、新潟の松乃井酒造場のSUPER HONJOZOUの三種、各六〇ミリのグラスが三杯で提供される。
日曜と火曜は、マスター一人なので刺身類は提供しないのだけれど、今日はカンパチかイナダのなめろうから選べるとのこと。セット以外のお刺身は全て三〇〇円と手ごろな値段である。

天王町の時間限定角打「福屋尾崎商店」でお会いする酒友「酒四天王」のお一人、KK氏からマスターに連絡が入ったらしく、これからいらっしゃるとのこと。楽しみが増えた。
奥のテレビはアニメのがずっと流れている。皆さん真剣に見ている。
考えてみれば、アニメと日本酒は我が国の貴重な輸出品である。
二階のギャラリーに上がってみた。初めて来店した時は開店まもない時期で、二階、三階は工事中で、階段上からのぞかせてもらっただけだった。現在はちゃんとしたギャラリーとして機能。作品を見せていただいた。

「あるこーるすたんど」のことも含め、詳しい経緯はホームページ「APG FREESTYLE」に書かれているのでそちらをごらんいただきたい。

店内には、「撮影OK」という表示があり、「SNSシェア歓迎」とも書いてあった。

さて、ギャラリーを見させてもらい、一階にもどると、しばらくして、KK氏がいらっしゃった。
近隣のお店のことなど、いろいろと情報交換をする。
KK氏のお酒との付き合い方には感心させられる。いつも笑顔で楽しそうに飲まれる様子。
セットの後は、秋田の福禄寿酒造の一白水成 特別純米酒(四〇〇円)。九十ミリである。
通称いっぱく白ラベルとのこと。特別純米酒という言葉に弱い私である。美味しくいただいた。

本当は帰ろうと思っていたのであるが土佐の酒、美丈夫が気になってついつい頼んでしまった。
土佐の高知の濵川商店の美丈夫特別本醸造(三〇〇円)。美丈夫(びじょうふ)の文字を酒場で見ると頼んでしまう銘柄だ。
土佐(高知県)出身で、四万十市を舞台にした映画「あらんど四万十~カールニカーラン~」の主演俳優で高知県の観光大使である俳優西村雄正さんから美丈夫一升瓶三種三本を差し入れしてくれ、西村雄正さんと一緒に劇団のみんなと飲ませてもらったことがある。美丈夫の酒瓶を見つけるとその時の楽しい酒盛りを思い出すのだ。

酒ともKK氏とお会いできて、酒と近隣酒場の噂話でついつい長居してしまった。
午後四時半から六時二十分まで二時間近くいた。常連の皆さんに挨拶をして失礼した。
久しぶりに来店した【芸術酒場】は、日本酒の銘柄が豊富になって進化していたのであった。
日本酒はわが国の芸術作品である。
また、保土ヶ谷駅東口に足が向いてしまうに違いないのである。
※追記
2019年3月16日深夜訪問。この時点では、立ち飲みではなく、椅子を置くようになり、カラオケもできるようになって、若者たちが楽しくカラオケを楽しんでいた。
スタンディングバー「あるこーるすたんど」
住所 横浜市保土ヶ谷区岩井町53
電話 045-315-4563
定休日 無休
営業時間 月曜~金曜 17:00~25:00 土曜日 13:00~25:00 日曜日 13:00~24:00
交通 JR保土ヶ谷駅東口から徒歩2分
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
居酒屋探偵DAITENの生活 第656回 2018年2月25日(日)
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保土ヶ谷 スタンディングバー「あるこーるすたんど」第2回
~ 芸術酒場は日本酒銘柄が豊富に進化 ~



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日曜日の午後四時半、様々な用事を済ませて向かったのは、JR保土ヶ谷駅東口の国道1号線(東海道)に面した東側沿いの【保土ヶ谷東口商店会】である。そのほぼ中央辺りに目的の店、スタンディングバー「あるこーるすたんど」はある。
前回紹介した第642回では、2016年3月5日(日)と2016年4月1日(土)の二回の訪問を記事にしていた。
入口にかけられた暖簾に、「あるこーるすたんど」という実にストレートで解りやすい店名が書かれている。

お店の外の赤提灯には「ふりーすたいるぎゃらりーAPG」とある。実は二階・三階は店内奥の階段から上がれる【ギャラリー】になっていて、様々なアーティストの作品を「あるこーるすたんど」の来店者は見ることが出来るのだ。

暖簾をくぐって中に入る。右手に余裕をもって作られたL字カウンターがある。今日はカウンターの中にはマスターお一人だった。
沖縄料理に特化した、泡盛、ビール、焼酎、日本酒など様々なお酒を楽しめる立ち呑み店であったけれど、地元の常連客の方々から「最近は日本酒に力を入れ、刺身が豊富になっていますよ」と聞いて、ずっと来店してみたかった。
飲み比べセット(一〇〇〇円)を楽しみに来たのである。お酒(六〇ミリ)三杯と何種類かのつまみから一品選んで一〇〇〇円は日本酒好きにはお徳だ。
「最近は日本酒に力をいれてまして、刺身とか日本酒に合うツマミもあります。」とマスター。
「さっそく、飲み比べセットお願いします。」と私。
「日曜と火曜は私一人体制なので刺身が無い場合が多いんですけど、今日はあります、今日の飲み比べセットの刺身はカンパチかイナダのなめろうです」
「じゃ、イナダのなめろうで」
今日の日本酒のみくらべセットをお願いする。静岡の磯自慢酒造の磯自慢 本醸造 しぼりたて、山形の麓井酒造の麓井 純米本辛 圓(まどか)、新潟の松乃井酒造場のSUPER HONJOZOUの三種、各六〇ミリのグラスが三杯で提供される。
日曜と火曜は、マスター一人なので刺身類は提供しないのだけれど、今日はカンパチかイナダのなめろうから選べるとのこと。セット以外のお刺身は全て三〇〇円と手ごろな値段である。

天王町の時間限定角打「福屋尾崎商店」でお会いする酒友「酒四天王」のお一人、KK氏からマスターに連絡が入ったらしく、これからいらっしゃるとのこと。楽しみが増えた。
奥のテレビはアニメのがずっと流れている。皆さん真剣に見ている。
考えてみれば、アニメと日本酒は我が国の貴重な輸出品である。
二階のギャラリーに上がってみた。初めて来店した時は開店まもない時期で、二階、三階は工事中で、階段上からのぞかせてもらっただけだった。現在はちゃんとしたギャラリーとして機能。作品を見せていただいた。

「あるこーるすたんど」のことも含め、詳しい経緯はホームページ「APG FREESTYLE」に書かれているのでそちらをごらんいただきたい。

店内には、「撮影OK」という表示があり、「SNSシェア歓迎」とも書いてあった。

さて、ギャラリーを見させてもらい、一階にもどると、しばらくして、KK氏がいらっしゃった。
近隣のお店のことなど、いろいろと情報交換をする。
KK氏のお酒との付き合い方には感心させられる。いつも笑顔で楽しそうに飲まれる様子。
セットの後は、秋田の福禄寿酒造の一白水成 特別純米酒(四〇〇円)。九十ミリである。
通称いっぱく白ラベルとのこと。特別純米酒という言葉に弱い私である。美味しくいただいた。

本当は帰ろうと思っていたのであるが土佐の酒、美丈夫が気になってついつい頼んでしまった。
土佐の高知の濵川商店の美丈夫特別本醸造(三〇〇円)。美丈夫(びじょうふ)の文字を酒場で見ると頼んでしまう銘柄だ。
土佐(高知県)出身で、四万十市を舞台にした映画「あらんど四万十~カールニカーラン~」の主演俳優で高知県の観光大使である俳優西村雄正さんから美丈夫一升瓶三種三本を差し入れしてくれ、西村雄正さんと一緒に劇団のみんなと飲ませてもらったことがある。美丈夫の酒瓶を見つけるとその時の楽しい酒盛りを思い出すのだ。

酒ともKK氏とお会いできて、酒と近隣酒場の噂話でついつい長居してしまった。
午後四時半から六時二十分まで二時間近くいた。常連の皆さんに挨拶をして失礼した。
久しぶりに来店した【芸術酒場】は、日本酒の銘柄が豊富になって進化していたのであった。
日本酒はわが国の芸術作品である。
また、保土ヶ谷駅東口に足が向いてしまうに違いないのである。
※追記
2019年3月16日深夜訪問。この時点では、立ち飲みではなく、椅子を置くようになり、カラオケもできるようになって、若者たちが楽しくカラオケを楽しんでいた。
スタンディングバー「あるこーるすたんど」
住所 横浜市保土ヶ谷区岩井町53
電話 045-315-4563
定休日 無休
営業時間 月曜~金曜 17:00~25:00 土曜日 13:00~25:00 日曜日 13:00~24:00
交通 JR保土ヶ谷駅東口から徒歩2分
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演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
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