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保土ヶ谷 立ち吞み「新鮮食材亭きときと」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第659回 2018年3月30日(金) 
【横浜市】 【池上線】 【その他】 【時間順】 【がっかり】


 保土ヶ谷 立ち吞み「新鮮食材亭きときと」

  ~ きときと、それはどんな意味か? ~

  
 
 店名が特徴的な店である。立ち呑み「きときと」。どういう意味だろうと誰もが思う。
 こちらのお店は営業されてもう長い。以前は魚介類中心ではなかった。数年前から看板が変わり、今のような魚介類中心の立ち呑み店となった。御夫婦二人、保土ヶ谷で長く商売をされているそうだ。

 第642回の記事の冒頭にこう書いた。

 「保土ヶ谷駅東口側には間口の狭い店が並ぶ、いわゆる「ハモニカ横丁」的な商店街がある。しかし、そこは横丁ではない。東海道=国道一号線沿いなのだ。」

 保土ヶ谷駅東口商店街のことである。その商店街は北側と南側の二つの部分に分かれている。そのうち、南側の「ハモニカ横丁」的な商店街の始まりの店がこちらの「きときと」さんである。駅から歩いてコンビニの角を右に曲がると最初に見えてくる大きな看板には「富山湾の魚介を魚津港より直送 旬いわがき 海の幸・焼き鳥 きときと」と大きく書いてある。照明も当てられなかなか派手な看板だ。一瞬チェーン店かと思わせる派手な看板(写真)。

  

 しかし、実際に店内に入ってみると私の好きな「ディープ」なお店だ。

 間口はやはり狭い。入口の上には「新鮮食材亭きときと」という緑色の看板。

  

 右手の入口を入ると左手に長いL字カウンター。店の奥に向かって三人ほどは座り席になっていて、手前から奥にかけての細長い部分は十人近く立てる立ち吞みカウンターである。左の座り席に座っている先客が二名。奥の方に先客の方が二名。カウンターの真ん中手前辺りに立ってみる。カウンターの中には料理に集中しているママさんと、お酒を造るマスターの二人。けっして、チェーン店のような「へーい、いらっしゃーい」とか、「お一人様ごあんなーい」のような大声は返って来ない。静かである。

 まだ、少し寒い日だった。
 
 「あの~熱燗お願いします。」

 マスターがこちらを向いてくれた時にお願いしてみる。

 日本酒熱燗(三七〇円)がしみる。

 目の前に手書きのおすすめメニューがあった。ホタルイカの串焼きが気になる。

 「あのホタルイカの串焼きお願いします」と、料理担当のママさんが目の前を通った時にお願いした。

 「串焼きもいいですけど、富山からホタルイカが入ったばかりなんですよ、釜揚げどうですか」との答え。

 好物のホタルイカである。魅力的な提案だ。

 「それじゃ、ホタルイカ、釜揚げでお願いします」

 女将さんのお言葉で、ホタルイカ釜揚げ(五九〇円)を頼んでしまった。
 さらに、日南地鶏(一六〇円)を一本、焼いてもらう。

 ホタルイカは新鮮で美味い。
 「きときと」新鮮で生きのいい状態を意味する富山弁とのこと。
 前述の写真の看板、実は真ん中の赤い「岩がき」の部分が可動式になっていて、例えば、「バイ貝」であったり、「皮はぎ」だったり、「ガンドブリ」だったり旬に合わせて替えるのだ。

 因みに、ガンドブリとは、富山でのブリの出世魚としての呼び名で、成長によってコゾクラ(ツバイソ)フクラギガンドブリと変わってゆくそうである。
 
 さて、熱燗ホタルイカの釜揚げと合う。しかも、ホタルイカは私の好物だ。

 二杯目はチューハイ(三四〇円)にする。
 テレビは横浜ベイスターズのプロ開幕戦の中継である。
 横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ。

 店内はベイスターズの話題。やはり、ここは横浜である。
 
 午後六時四十五分から午後七時一〇分まで二十五分の滞在。
 お支払いは一四六〇円であった。

 「ホタルイカ、まさにきときとで、美味しかったです」
 「そうでしょ」と女将さんの笑顔。刹那の楽しさである。
 
 次の用事の為、JR保土ヶ谷駅まで急がねば。でも近い。改札まで2分。


保土ヶ谷 立ち吞み「新鮮食材亭きときと」
住所 神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町54
電話 045-721-5084
定休日 日曜・月曜定休。
営業時間 16:00〜23:30
交通 JR保土ヶ谷駅下車徒歩2分。




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