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横浜 居酒屋「さがみ」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第664回 2018年9月24日(月・祝日)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】

 横浜 居酒屋「さがみ」


  ~ 五番街の大箱居酒屋 ~

 

 
 祝祭日の振替休日の午後、買い物を済ませて家に帰るにはまだ早い。そんな時、開店時間の早い居酒屋さんに助けられる。
 横浜に引っ越してきて、東京より昼吞みの出来るお店がはるかに多いことに驚いた。
 横浜市は東急東横線、みなとみらい線、相鉄線、京浜急行線、市営地下鉄線、京浜東北線、東海道線、横須賀線、湘南新宿ラインと様々な線が横浜駅から放射状に延びている。つまり、横浜の玄関とも言える駅が横浜駅なのだ。
 そんな横浜駅の相鉄線改札口(五番街方面)を出てすぐのところにあるのが「横浜駅西口五番街商店街」
 この辺りに店が立ち並ぶようになったのは、昭和三〇年代かららしい。かつてはキャバレーやバーが集う夜の歓楽街であったものが現在は居酒屋などの飲食店が主となった。
 その五番街に横浜昼酒天国への玄関口とも言える午後3時から開店している居酒屋さんがある。店名は居酒屋「さがみ」。(写真)

 

 巨大赤提灯が入口の左手にかかっており、たくさんの白い提灯が看板などに使われている。
 初めて来店したのは二十年以上前かもしれない。その時よりも外観はかなり派手になっている。
 外のホワイトボードの「本日のおすすめ」の中の獺祭セット(八〇〇円)と秋味セット(六八〇円)の文字が気になる。(写真)



 店内に入る。店全体は大きなL字型となっているようだ。
 左手には手前から奥にかけて長いカウンター席があり、その右側にテーブル席がたくさんある。こちら側がL字の縦の部分。
 そして、入口を入って右手にもテーブル席群があり、そちらがL字型の横捧部分である。調べてみれば百十四名収容という大箱店、チェーン店ではない五番街の店としては最大かと思われる。

 L字型の縦の方へまっすぐ歩いていった。左手のカウンター席の一番奥の方に座る。
 もっていた荷物を隣のベンチ椅子に置いていると、足元の荷物入に入れて並びの席を空けるように言われる。
 大きな声ではっきりと、そしてきちんと丁寧にお客を躾ける。
 居酒屋にとっては重要なオペレーション。私は賛成である。

 いつもは、ツマミ数品と飲み物がつく早割セット(九八〇円)を頼むことが多いのだけれど、今日は日本酒の 飲み比べセット(五〇〇円)に決めた。(写真)

 

 青森の「陸奥八仙 特別純米 ひやおろし」と、神奈川の「天青吟望 特別純米 秋おりがらみ」と、和歌山の「紀土 純米吟醸 ひやおろし」の三種。私の好きな銘柄ばかりである。

 つまみは、自家製しめ鯖(六二〇円)を頼んだ。酒としめ鯖、ベストな組み合わせである。
 一口一口楽しみながらも思いの外早く酒は無くなる。
  
 やはり、秋刀魚が食べたくなる。(写真)
 前述した通り、獺祭セット(八〇〇円)と秋味セット(六八〇円)は共に秋刀魚の塩焼きが付く。しかもこの獺祭セットは、話題の獺祭純米大吟醸「島耕作」(単品価格七〇〇円)に秋刀魚塩焼を付けて八〇〇円。お得である。
 そして、秋味セット麒麟秋味瓶ビール秋刀魚塩焼を付けて六八〇円。いずれも秋刀魚が大量に採れた今時のサービスセット。今日のところは秋味セットにした。

 

 箸で軽く全体を押さえつけて、骨を抜き易くしてから身をほぐす。美味い。ビールによくあう。
 休日の午後、昼酒は楽しい。だんだんに店内に人が増えてゆく。前述した入口に近いL字の横の部分では六〇名の宴会が可能とのこと。午後三時四〇分から四時二〇分まで四〇分の滞在。お支払いをして外に出た。
 「さがみ」の前の広場の一角に地図看板が上がっている。それは横浜駅西口五番街の地図であるが掲載されているのは六軒のみ。(写真)

 

 同一経営のお店を示す地図型広告看板に違いない。掲載されているのは「さがみ」「中華龍王」「とり一」「とん太」「おでんひさご」「ワイン食堂ガブガブ」の六店、みごとに異なる業態である。

 まだ日は高い。そして、まだまだほろ酔いである。


 横浜 居酒屋「さがみ」
 住 所 横浜市西区南幸1-5-25
 電 話 050-3466-9942
 営業時間 15:00~23:30
 定休日 年末年始休 
 交 通 JR 横浜駅西口/東急東横線横浜駅西口/京急本線横浜駅西口/相鉄本線横浜駅西口/横浜市営地下鉄横浜駅3番出口 以上各徒歩1分。
 


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