二俣川 やきとり処「い志井」二俣川店
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第671回 2019年7月20日(土) 【横浜市内地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】
二俣川 やきとり処「い志井」二俣川店
~ 頑固おやじのもつ焼きは凄かった ~
最近の居酒屋訪問のパートナーであるハマのハマちゃんと二人、土曜日の午後に吞みましょうということになった。
「ハマちゃん、もつ焼き好きだよね」
「ええ、大好きですよ」
「それじゃ、今まで二人では行ったことの無い街に行きましょう」
「どこですか」
「二俣川です」
「おお、たしかに吞みに行ったことないですね、何時に待ち合わせますか」
「それでは、二俣川の改札で午後三時半に・・・」
相鉄線に乗り、二俣川で下車。早めについてしまったので、二俣川駅周辺の変化に驚きながら新しくできたジョイナステラス二俣川の中を少し歩いてまわった。横浜まで急行や特急に乗ってゆかなくても食べ物やファッション関係なら買い物を済ませることができる。
二〇一九年十一月三十日から相鉄本線の西谷駅(横浜市保土ケ谷区)と羽沢横浜国大駅(同・神奈川区)を結ぶ長さ2.1kmの新線、相鉄・JR直通線が開通。二俣川から新宿まで四十四分で直通で行く事ができる。二俣川はますます栄えてゆく可能性が高い。
改札口に戻るとほどなくハマのハマちゃんが登場。
そのまま、駅北側の地区を目指す。駅と続いているショッピングビル相鉄ライフ二俣川へ行き、ビルとビルをつなぐ連絡橋を渡って、ドンキホーテが入っているビル、アルコット二俣川側へ渡って、そのままビル脇の通路を通り、ビルの裏側に出た。
その辺りには飲食を中心とした商店街が広がっている。名づけて二俣川銀座商店街=通称二俣川フォルテ。全国にある「銀座」が二俣川にもあったのだ。
まだ、本日の目的の店の開店まで間があるので、商店街の中の一軒の居酒屋に入って時間調整をした。
三十分ほど吞んで、目指すお店に行く為、さきほどのアルコット二俣川の裏階段に戻る。
駅から来たならその裏階段を下りてから左へ歩いていただきたい。ゆるい坂道を登り、ぶつかったT字路を右に曲がって少し行くと、右手に目的店、やきとり処「い志井」二俣川店があった。

白地に【やきとり処「い志井」】と大書された、横長の暖簾が凛々しい。
ホームページを見るとこんな風に書いてある。
「頑固おやじがやき台から目をひからせているお店です!」
一九五〇年に東京中野で四人席のみの立ち飲み屋台として創業した『もつやき処い志井』。現在は三十店舗以上、十五の業態のある飲食チェーン店となっている。
その中でも本筋といえるもつ系の八店舗の一つが本体の調布市から離れたここ二俣川にあることはずいぶん前から知っており、過去に二回ほど訪問している。
たまたま、女性の方が焼き台の前に立っていて、その頑固おやじさんのお姿を見られなかったのである。暖簾をくぐり、入口を開けて中に入ると、まさに頑固おやじ然とした方が焼き台の前に立っておられた。
左手から始まり店の中央で折れて、手前から店奥へと続く十五人ほどが座れるL字カウンターの中央角あたりにハマのハマちゃんと二人座った。
うまいもつ焼きをとにかく楽しみ、軽く吞んでサクッと出るという方針。
まずは、キリンラガー大瓶(六五〇円)を注文、二人で何を食べるかを検討、一期に頼むことができた。
目の前の焼き台の頑固おやじ氏がいろいろと周囲に支持をしながら炭を見ている。
「今日は飲み物は軽く、もつ焼きに集中して楽しみましょう」
「賛成です。」
まず、最初にやってきたのは牛ハラミ串(四五〇円)が二本。
いきなりスター登場である。これがうまい。
完全に心をつかまれてしまった。
「うまいですね、最初からこれですか」とハマのハマちゃん。
「やられたね」と私。

そして、次に来るのは、レバ(一五〇円)が二本。
今回はすべて塩にしていただいた。歯がサクッと肉に入ってゆく、歯ざわりさえ心地よいレバである。

そして、かしら(一五〇円)である。三種連続でうまい。

次々と食べてしまい、ビールの次の二杯目はバイスサワー(四五〇円)にした。バイスが楽しめるのはうれしい。 ハマのハマちゃんは緑茶サワー(四五〇円)。

小休止のポテトサラダをいただき、話をする。
この後にやってくる部位の凄さをまだこの時点で我々は知らない。

さて、やってきたのは、チレ(一五〇円)。チレとは脾臓(ひぞう)である。
「このチレすごいですね」
「いつも近所で食べているチレと別物です。」
我々新岳大典とハマのハマちゃんの二人はこのチレを完全に舌に記憶してしまった。また、食べたい。

最後は、ピートロ(三〇〇円)。
ピートロは豚トロと同じ部位。豚の頬から肩の首の部分。
トロのように脂身があって美味いので豚トロ。さらに、豚は英語だと「PIG」「PORK」と表記されるので、頭文字の「P」にトロを合わせてピートロとのこと。

最後まで肉の美味さを堪能させてもらった。今回はシンプルな肉そのものの味を楽しませてもらったけれど、様々な野菜やきのこと組み合わせた焼き物もいろいろある。
さて、お勘定である。二人で税込み五八六四円。この時点では消費税は八%である。
開店の午後五時から五時四〇分まで、なんと、わずか四〇分の滞在であった。一期喰いである。
「また、来ましょう」
「ぜひ」
「仲間たちにも声をかけましょう」
「ぜひ」
一期に食べ、飲み、さっと出てしまったので、もう少し吞みたいということになり、じぃえんとるまん二俣川店さんに寄って、ハマのハマちゃんと二人、今たべたもつ焼きのラインナップを振り返った。

二俣川 やきとり処「い志井」二俣川店
住所 神奈川県横浜市旭区二俣川1-48
電話 045-365-5300
定休日 年中無休
営業時間 17:00~23:00
交通 相鉄線二俣川駅北口より徒歩3分
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
居酒屋探偵DAITENの生活 第671回 2019年7月20日(土) 【横浜市内地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】
二俣川 やきとり処「い志井」二俣川店
~ 頑固おやじのもつ焼きは凄かった ~
最近の居酒屋訪問のパートナーであるハマのハマちゃんと二人、土曜日の午後に吞みましょうということになった。
「ハマちゃん、もつ焼き好きだよね」
「ええ、大好きですよ」
「それじゃ、今まで二人では行ったことの無い街に行きましょう」
「どこですか」
「二俣川です」
「おお、たしかに吞みに行ったことないですね、何時に待ち合わせますか」
「それでは、二俣川の改札で午後三時半に・・・」
相鉄線に乗り、二俣川で下車。早めについてしまったので、二俣川駅周辺の変化に驚きながら新しくできたジョイナステラス二俣川の中を少し歩いてまわった。横浜まで急行や特急に乗ってゆかなくても食べ物やファッション関係なら買い物を済ませることができる。
二〇一九年十一月三十日から相鉄本線の西谷駅(横浜市保土ケ谷区)と羽沢横浜国大駅(同・神奈川区)を結ぶ長さ2.1kmの新線、相鉄・JR直通線が開通。二俣川から新宿まで四十四分で直通で行く事ができる。二俣川はますます栄えてゆく可能性が高い。
改札口に戻るとほどなくハマのハマちゃんが登場。
そのまま、駅北側の地区を目指す。駅と続いているショッピングビル相鉄ライフ二俣川へ行き、ビルとビルをつなぐ連絡橋を渡って、ドンキホーテが入っているビル、アルコット二俣川側へ渡って、そのままビル脇の通路を通り、ビルの裏側に出た。
その辺りには飲食を中心とした商店街が広がっている。名づけて二俣川銀座商店街=通称二俣川フォルテ。全国にある「銀座」が二俣川にもあったのだ。
まだ、本日の目的の店の開店まで間があるので、商店街の中の一軒の居酒屋に入って時間調整をした。
三十分ほど吞んで、目指すお店に行く為、さきほどのアルコット二俣川の裏階段に戻る。
駅から来たならその裏階段を下りてから左へ歩いていただきたい。ゆるい坂道を登り、ぶつかったT字路を右に曲がって少し行くと、右手に目的店、やきとり処「い志井」二俣川店があった。

白地に【やきとり処「い志井」】と大書された、横長の暖簾が凛々しい。
ホームページを見るとこんな風に書いてある。
「頑固おやじがやき台から目をひからせているお店です!」
一九五〇年に東京中野で四人席のみの立ち飲み屋台として創業した『もつやき処い志井』。現在は三十店舗以上、十五の業態のある飲食チェーン店となっている。
その中でも本筋といえるもつ系の八店舗の一つが本体の調布市から離れたここ二俣川にあることはずいぶん前から知っており、過去に二回ほど訪問している。
たまたま、女性の方が焼き台の前に立っていて、その頑固おやじさんのお姿を見られなかったのである。暖簾をくぐり、入口を開けて中に入ると、まさに頑固おやじ然とした方が焼き台の前に立っておられた。
左手から始まり店の中央で折れて、手前から店奥へと続く十五人ほどが座れるL字カウンターの中央角あたりにハマのハマちゃんと二人座った。
うまいもつ焼きをとにかく楽しみ、軽く吞んでサクッと出るという方針。
まずは、キリンラガー大瓶(六五〇円)を注文、二人で何を食べるかを検討、一期に頼むことができた。
目の前の焼き台の頑固おやじ氏がいろいろと周囲に支持をしながら炭を見ている。
「今日は飲み物は軽く、もつ焼きに集中して楽しみましょう」
「賛成です。」
まず、最初にやってきたのは牛ハラミ串(四五〇円)が二本。
いきなりスター登場である。これがうまい。
完全に心をつかまれてしまった。
「うまいですね、最初からこれですか」とハマのハマちゃん。
「やられたね」と私。

そして、次に来るのは、レバ(一五〇円)が二本。
今回はすべて塩にしていただいた。歯がサクッと肉に入ってゆく、歯ざわりさえ心地よいレバである。

そして、かしら(一五〇円)である。三種連続でうまい。

次々と食べてしまい、ビールの次の二杯目はバイスサワー(四五〇円)にした。バイスが楽しめるのはうれしい。 ハマのハマちゃんは緑茶サワー(四五〇円)。

小休止のポテトサラダをいただき、話をする。
この後にやってくる部位の凄さをまだこの時点で我々は知らない。

さて、やってきたのは、チレ(一五〇円)。チレとは脾臓(ひぞう)である。
「このチレすごいですね」
「いつも近所で食べているチレと別物です。」
我々新岳大典とハマのハマちゃんの二人はこのチレを完全に舌に記憶してしまった。また、食べたい。

最後は、ピートロ(三〇〇円)。
ピートロは豚トロと同じ部位。豚の頬から肩の首の部分。
トロのように脂身があって美味いので豚トロ。さらに、豚は英語だと「PIG」「PORK」と表記されるので、頭文字の「P」にトロを合わせてピートロとのこと。

最後まで肉の美味さを堪能させてもらった。今回はシンプルな肉そのものの味を楽しませてもらったけれど、様々な野菜やきのこと組み合わせた焼き物もいろいろある。
さて、お勘定である。二人で税込み五八六四円。この時点では消費税は八%である。
開店の午後五時から五時四〇分まで、なんと、わずか四〇分の滞在であった。一期喰いである。
「また、来ましょう」
「ぜひ」
「仲間たちにも声をかけましょう」
「ぜひ」
一期に食べ、飲み、さっと出てしまったので、もう少し吞みたいということになり、じぃえんとるまん二俣川店さんに寄って、ハマのハマちゃんと二人、今たべたもつ焼きのラインナップを振り返った。

二俣川 やきとり処「い志井」二俣川店
住所 神奈川県横浜市旭区二俣川1-48
電話 045-365-5300
定休日 年中無休
営業時間 17:00~23:00
交通 相鉄線二俣川駅北口より徒歩3分
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
演出家守輪咲良の劇集団「咲良舎」と演技私塾「櫻塾」
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。