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中目黒 焼き鳥・鳥料理「栃木屋」

居酒屋探偵DAITENの生活 第116回   2008年7月15日(火) 【地域別】  【時間順】



中目黒 炭火やきとり「栃木屋」

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 シアターΧで上演する「愛と偶然の戯れ」中目黒での稽古帰り、私、演出のSAKURA、舞台監督・照明・音響関連会社のH社長、舞台監督のY氏、音響のH氏、音響オペのA氏、俳優の五森大輔氏、咲良舎アクティングプレイスのメンバーの女優天崎温子の計8人で打ち合わせ兼飲み会となった。
 劇場に入るのは7月26日(土)である。しかし、本番ではない、今回は劇場空間を無料にてお客様に解放。午後12時から「場当たり稽古」を行う様子を見ていただき、その後の午後4時から1本の芝居を「公開ゲネプロ」として上演する。さらに、中央大学元学長で今回の作品の翻訳者である鈴木康司先生を中心に「アフタートーク」を行うという予定である。詳しくは、前回の記事を読んでいただきたい。

 稽古後といえば午後10時過ぎである。今日、集まった役者とスタッフの総勢は18名。大規模チェーン居酒屋でないと入れない人数だ。しかし、H社長も私もチェーン居酒屋嫌いである。そこで、山手通り沿いにある焼き鳥と鳥料理の店「栃木屋」へ行くことにした。
 「公開ゲネ」まで連日の稽古である。半数の役者たちは途中で帰っていった。それでも残りは十数名である。「栃木屋」の中を覗くと、右手には10名ほどのカウンター席があり、左手には2名から4名のテーブル席が6,7卓、全部で30名ほどが座れると見た。
 空いている席はテーブル席に6人くらいであろうか。その様子を察したのか数名が帰ってゆき、残りが8名になった。入口から中に入ってみると、店の方がこちらの人数を見て、「お座敷へどうぞ」と言ってくれた。何度も前を通りながらなかなか来店が実現しなかった店である。お座敷の存在などまったく知らなかった。
 しかし、H社長によれば、十数年前に何度も打ち合わせに「栃木屋」を使ったという。店に入ってみて、だんだんに思い出してきた。しかし、H社長もこんな大きな座敷があったことは覚えていないそうである。

 店の奥の座敷へ入って行く。座敷はかなり広い、無理をすれば30名以上が座れるに違いない。咲良舎アクティングプレイスは全クラスのメンバーが全員集合したとすると40名以上になる。一堂に会する為の店を見つけるだけで難しいのである。
 
 まずは、キリンラガーの中瓶(480円)を4本お願いする。さらに、焼き鳥ともつ焼きを16本、塩とタレのお任せで頼む。1本150円から180円である。他に煮込み(420円)を3つ、レバ刺し(600円)を2つ、群馬県産枝豆(400円)を3つ、お願いした。
 最初にレバ刺しがやってくる。ニンニクと生姜と葱が載せられた薬味入れが一緒に付いてくる。私は明日のことを考えて生姜である。

 ビールを飲んでしまった後は、H社長の提案と私の腹づもりが見事一致。焼酎キンミヤボトル(1500円)を1本もらい、ホッピー6本と氷とジョッキをもらう。ホッピーはもちろん、ジョッキもちゃんと冷やされた状態で出てきた。大部分の人は氷を入れる。私は3冷を作って飲んだ。H社長は氷を2個だけ入れてくれという細かい指定である。この氷を2個だけという人は以外に多い。冷たく呑みたい。でもホッピーの本来の味わいは残して欲しいという人の1つの選択である。
 店長らしき方との会話の中で、人数が多い場合用に大瓶のビールと同じサイズのホッピーがあれば良いという話になった。「何かの際に言ってみましょう」とのことであった。工場のラインを増やすのは大変かもしれないが、割物としてのホッピーの需要を増やすには、大瓶という選択肢もあるかもしれない。
 
 芝居の現場の話、武勇伝、役者の噂話など、舞台のスタッフの皆さんと呑むと実に面白い。さらに、H社長は古典酒場好きである。昔、教えていただいた店で私が気に入ってしまった店も多い。中目黒のある有名居酒屋の昔の姿についての話で盛り上がった。本当にあの頃はおいしかった。今は変わってしまったという。事務所が近く、毎日のように通ったH社長だから言える話である。
 また、中目黒に多く店を持つ地域居酒屋チェーンを創設したという「お婆ちゃま」が一人で静かにやっているもつ焼き屋さんを知っているという。実際、目の前で品物が足りなくなると、そのチェーンの店に電話をして、持ってこさせるそうである。この店に、次回、連れていっていただく約束をした。

 キンミヤの2本目をもらい、ホッピーも4本追加した。氷も何度かもらう。最後に、おすすめの皮付きポテトフライ(380円)を3個いただく。
 キンミヤも2本空いて、全員が軽く呑んだという感じであろうか。決めるべきことは決まった。なかなか良い打ち合わせであった。
 7月26日の両国シアターΧを借り切った無料の「公開ゲネ」の日まであと10日である。これから連日稽古に入る。長い日は1日9時間の稽古である。本当に我が咲良舎のメンバーは稽古好きな役者が多い。実際の本番公演は11月である。それまで、さらに稽古が続く。しかし、稽古が嫌いという役者は駄目である。最近は、長時間の稽古もせず、お手軽に作ってしまう舞台が目立つ。それは、客を迎える前の長時間の「仕事」が嫌いな寿司職人のようなものである。うまい寿司は作れない。

 午後10時10分から11時40分までの1時間半の滞在。8人でお勘定は17,190円であった。

※ゲネ・・・ゲネプロの略。ドイツ語のGeneralprobe(ゲネラールプローベ)を略した略語。ゲネプロとは、オペラやバレエ、演劇などの舞台芸術で、初日公演の間近に舞台上で行う最後の全体リハーサルのこと。英語圏ではコスチュームを付けるのでドレスリハーサル (dress rehearsal) という。

 
 中目黒栃木屋看板

中目黒 炭火やきとり「栃木屋」
東京都目黒区東山1-3-12 日神プラザ中目黒1階
電話03-3711-6591
東急目黒線西小山駅下車徒歩1分
定休日 日曜 営業時間 17:30~26:00
東急東横線・営団地下鉄日比谷線 中目黒駅下車徒歩6分



ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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