大岡山 酒処「料楽」
居酒屋探偵DAITENの生活 第140回 2008年9月17日(水) 【地域別】 【時間順】
大岡山 酒処「料楽」

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東急目黒線と東急大井町線の乗り換え駅「大岡山駅」で降りた。大岡山駅の北側一帯を散策する。そこにも気になる店が数軒あった。店には入らず、居酒屋を探して彷徨うことがとても多い。この一見無駄な散策が役に立つのである。どなたかに情報をいただいた時、すぐにその街のことが頭に浮かぶからである。
大岡山駅前に戻り、今度は南側を歩いてみることにした。改札を左に行き、そのまま左に曲がり少し行く、右手の角にストアが入ったビルがある。このストアの地下に「大岡山地下飲食街」がある。以前は、色々な街にこのような小さな飲食街があった。土地の再開発の際、地上部分がマンションや大規模店舗となり、地下部分に元の店の広さによって区分けされた小規模店舗が入るということが多いようである。
地下に降りる入口の階段の上にあった案内図を写真にとったので見ていただきたい。インド料理店もあれば、麻雀店、スナック、居酒屋、バーと多彩である。この中では沖縄料理の「ちゅらさん」に入ったことがある。中をぐるっと回り、もう一つの階段を昇って外に出た。
【大岡山地下飲食街案内図】
この「大岡山地下飲食街」のビルの手前の道を右に入ってゆく。最初の十字路の周辺には居酒屋やそば屋、レストランや手作りの洋菓子店などがある。この十字路の右手に第121回で紹介した「龍飛」があり、その角を右に進むと、左手に第50回で紹介したもつ焼きの「三鶴」がある。
今日は、十字路をまっすぐに進むことにした。実は、以前から情報を得ながら行ったことのない店がこの道沿いにあることを思い出したからである。ここから300メートルほど歩くと左手に「酒処 料楽」という看板が見えてくる。
前までゆくと、白い小さな暖簾が入口に掛かっている。暖簾には「酒処、お食事、料楽」と書いてある。料理の料に楽しむと書いて、「りょうがく」と読むそうである。
扉本体は開けられており、暖簾をくぐってから簡単な網戸の扉を開いて中に入る。
中に入り、店内を見まわして驚いた。
入って右手のお茶の間のようになっている小上がりには6人ほど座れるようである。ここで女性2人と学齢前の女児2人が食事をしていた。
その先の右手に「くの字」に曲がったカウンターがあり、そこにもそれぞれ女性2人の二組のお客さんが座っていた。カウンターの中では、女性2人が働いている。
「くの字カウンター」の一番手前に座ろうとすると、「ご予約なんで、こちらでお願いします」と言われ、女性二組の真ん中の席に座った。
入った時に驚いた理由は、お店の方、お客さん、子供まで全員が女性だったことである。事前に聞いていた噂通り、女性客の多い店であった。
まずは、ビールをお願いする。
「キリン、サッポロ、アサヒの3種類がありますけど」と言われる。
「サッポロでお願いします。」
私の中でビールの銘柄を複数用意している店の点数は高い。中目黒の串揚げ「串八」を思い出す。
すぐに、サッポロ黒ラベル中瓶(500円)がやってくる。グラスを置いて、一杯目をお酌してくれる。うれしいサービスである。今日初めてのビールがうまい。
お通しは、壁のホワイトボードの青字で書かれた品目の中から選ぶそうである。
カボチャサラダ(300円)をお願いする。カウンターの上の大皿から小どんぶりのような器に移されたカボチャサラダは、ボリュームがあり、良い意味で家庭料理の趣である。
しばらくして、さきほどの予約席に夫婦連れの方が座った。これでもう一人男性が増えたことになる。何故か少しホッとする自分がいる。
店内は女性達のおしゃべりの花が咲いている。店内は白い壁であり、蛍光灯の照明は明るく、古典酒場的趣はまったく無い。メニューを見るとラーメン(650円)まである。暖簾に書いてあった通り、純粋な居酒屋というよりも「食事」と「お酒」を一緒に楽しめる店という位置付けであろうか。
次ぎに、イカ刺身(500円)を頼む。 十分な量の刺身が出てきた。飲み物はハイサワー(400円)を頼む。濃いめである。
刺身を食べてしまい、最後に青字メニューの中から黄ニラベーコン(300円)を頼んだ。この黄ニラベーコンも量が多い、ピリッと胡椒が効いて、よい酒のつまみである。このお通し類で酒を飲み、すぐに食事メニューにするという、そんなパターンの方も多いかもしれない。
トイレに入ると正面の壁に「今年から第三木曜日・金曜連休になります」と書いてあった。金曜日に休みの時があるというのは珍しい。気をつけておかなければならない。
午後7時30分から8時まで30分ほどの滞在。お勘定はちょうど2,000円であった。
住宅街のど真ん中にポツンと建つ店である。店を開けている時間が4時間と短い。第3金曜日は休んでしまう。自分以外は全員が女性かもしれない。そんな点を頭に入れて入店すれば、酒処「料楽」はとても良い店である。「歩く」ということは、やはり「発見」を生み出してくれる。

大岡山 酒処「料楽(りょうがく)」
住所 東京都大田区南千束3-3-10
電話 03-3727-8506
定休日 木曜日・第3金曜日
営業時間 18:00~22:00
東急目黒線・大井町線「大岡山駅」下車・徒歩7分
東急池上線「石川台駅」下車・徒歩10分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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東急目黒線と東急大井町線の乗り換え駅「大岡山駅」で降りた。大岡山駅の北側一帯を散策する。そこにも気になる店が数軒あった。店には入らず、居酒屋を探して彷徨うことがとても多い。この一見無駄な散策が役に立つのである。どなたかに情報をいただいた時、すぐにその街のことが頭に浮かぶからである。
大岡山駅前に戻り、今度は南側を歩いてみることにした。改札を左に行き、そのまま左に曲がり少し行く、右手の角にストアが入ったビルがある。このストアの地下に「大岡山地下飲食街」がある。以前は、色々な街にこのような小さな飲食街があった。土地の再開発の際、地上部分がマンションや大規模店舗となり、地下部分に元の店の広さによって区分けされた小規模店舗が入るということが多いようである。
地下に降りる入口の階段の上にあった案内図を写真にとったので見ていただきたい。インド料理店もあれば、麻雀店、スナック、居酒屋、バーと多彩である。この中では沖縄料理の「ちゅらさん」に入ったことがある。中をぐるっと回り、もう一つの階段を昇って外に出た。

この「大岡山地下飲食街」のビルの手前の道を右に入ってゆく。最初の十字路の周辺には居酒屋やそば屋、レストランや手作りの洋菓子店などがある。この十字路の右手に第121回で紹介した「龍飛」があり、その角を右に進むと、左手に第50回で紹介したもつ焼きの「三鶴」がある。
今日は、十字路をまっすぐに進むことにした。実は、以前から情報を得ながら行ったことのない店がこの道沿いにあることを思い出したからである。ここから300メートルほど歩くと左手に「酒処 料楽」という看板が見えてくる。
前までゆくと、白い小さな暖簾が入口に掛かっている。暖簾には「酒処、お食事、料楽」と書いてある。料理の料に楽しむと書いて、「りょうがく」と読むそうである。
扉本体は開けられており、暖簾をくぐってから簡単な網戸の扉を開いて中に入る。
中に入り、店内を見まわして驚いた。
入って右手のお茶の間のようになっている小上がりには6人ほど座れるようである。ここで女性2人と学齢前の女児2人が食事をしていた。
その先の右手に「くの字」に曲がったカウンターがあり、そこにもそれぞれ女性2人の二組のお客さんが座っていた。カウンターの中では、女性2人が働いている。
「くの字カウンター」の一番手前に座ろうとすると、「ご予約なんで、こちらでお願いします」と言われ、女性二組の真ん中の席に座った。
入った時に驚いた理由は、お店の方、お客さん、子供まで全員が女性だったことである。事前に聞いていた噂通り、女性客の多い店であった。
まずは、ビールをお願いする。
「キリン、サッポロ、アサヒの3種類がありますけど」と言われる。
「サッポロでお願いします。」
私の中でビールの銘柄を複数用意している店の点数は高い。中目黒の串揚げ「串八」を思い出す。
すぐに、サッポロ黒ラベル中瓶(500円)がやってくる。グラスを置いて、一杯目をお酌してくれる。うれしいサービスである。今日初めてのビールがうまい。
お通しは、壁のホワイトボードの青字で書かれた品目の中から選ぶそうである。
カボチャサラダ(300円)をお願いする。カウンターの上の大皿から小どんぶりのような器に移されたカボチャサラダは、ボリュームがあり、良い意味で家庭料理の趣である。
しばらくして、さきほどの予約席に夫婦連れの方が座った。これでもう一人男性が増えたことになる。何故か少しホッとする自分がいる。
店内は女性達のおしゃべりの花が咲いている。店内は白い壁であり、蛍光灯の照明は明るく、古典酒場的趣はまったく無い。メニューを見るとラーメン(650円)まである。暖簾に書いてあった通り、純粋な居酒屋というよりも「食事」と「お酒」を一緒に楽しめる店という位置付けであろうか。
次ぎに、イカ刺身(500円)を頼む。 十分な量の刺身が出てきた。飲み物はハイサワー(400円)を頼む。濃いめである。
刺身を食べてしまい、最後に青字メニューの中から黄ニラベーコン(300円)を頼んだ。この黄ニラベーコンも量が多い、ピリッと胡椒が効いて、よい酒のつまみである。このお通し類で酒を飲み、すぐに食事メニューにするという、そんなパターンの方も多いかもしれない。
トイレに入ると正面の壁に「今年から第三木曜日・金曜連休になります」と書いてあった。金曜日に休みの時があるというのは珍しい。気をつけておかなければならない。
午後7時30分から8時まで30分ほどの滞在。お勘定はちょうど2,000円であった。
住宅街のど真ん中にポツンと建つ店である。店を開けている時間が4時間と短い。第3金曜日は休んでしまう。自分以外は全員が女性かもしれない。そんな点を頭に入れて入店すれば、酒処「料楽」はとても良い店である。「歩く」ということは、やはり「発見」を生み出してくれる。

大岡山 酒処「料楽(りょうがく)」
住所 東京都大田区南千束3-3-10
電話 03-3727-8506
定休日 木曜日・第3金曜日
営業時間 18:00~22:00
東急目黒線・大井町線「大岡山駅」下車・徒歩7分
東急池上線「石川台駅」下車・徒歩10分
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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