元住吉 大衆酒場「亀勢」
居酒屋探偵DAITENの生活 第145回 2008年10月4日(土) 【地域別】 【時間順】
元住吉 大衆酒場「亀勢」
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本日は、またOZAKI先生と新丸子のリハーサルスタジオ「studio MUGIC」で音遊びの時間である。今回が2回目、だんだんに面白くなって来る。彼は会ったとたんに「僕の顔赤いですかね」と言う。OZAKI先生は昨晩も第85回で紹介した新宿の「番番」に行き、そのまま新宿ゴールデン街で朝まで飲んでいたそうである。金曜日はそうなってしまうようである。
スタジオを出たのは午後6時30分を少し回った時間であった。新丸子駅まで行き、東急目黒線に乗った。東急目黒線は2008年6月から日吉駅まで行くようになった。東急東横線と併せて日吉、元住吉、武蔵小杉、新丸子、多摩川、田園調布の6駅の間は複々線化されたことになる。ゆえに、今回の目的地の元住吉まで目黒線でも乗り換え無しで行けるようになったのである。目黒線は終点の日吉で横浜市営地下鉄のグリーンラインに乗り換えることが出来る。さらに将来、相鉄線との相互運転も予定しているという。
2006年9月に新しくなった元住吉駅は、ホームおよびコンコースの屋根部分に太陽光発電システムを設置、元住吉駅全体の最大使用電力の約15%をまかなえるという。外観、機能共に従来とはまったく異なる駅に変わっている。
改札を出て左に行き、長いエスカレーターで駅の西口側に降りてみる。しかし、「開かずの踏切」として有名だった踏切は高架になっても何故か残っている。踏切が残っている為、改札を出て右側には、駅の東側に降りるエスカレーターも別に用意されている。実はこの踏切を使って、駅の南側にある車両基地から電車が出入りするのである。ゆえに、「開かずの踏切」は「あまり閉まらずの踏切」となったわけである。
西側にはブレーメン通りという有名な商店街がある。ブレーメン通り商店街は、1991年3月にドイツ・ブレーメン州のロイドパサージュ商店街と友好提携を締結したそうである。
そのブレーメン通りを少し歩く。十字路が二つあり、3つめは五差路になっている。この五差路を左に直角に曲がると右手に、今日の目的の店、居酒屋「亀勢」がある。以前に2回ほど来店して2回とも満席で入れなかった人気店である。また、この店は、BS放送のテレビ番組「吉田類の酒場放浪記」でも紹介されている。
味のある外観をほれぼれと見てしまう。
中に入って見ると、右手にL字カウンターがある。12、3人ほど座れるだろうか。左手は小上がりになっており、6人ほど座れる座卓が4卓あり、融通をして相席できるようになっている。店内の8割は男性。土曜日の為、全員がカジュアルな姿であった。
OZAKI先生がメニューを確認せずに「ホッピーお願いします」と言う。お店の女性がびっくりしたような顔をして「ホッピー無いんですよ」と言う。
OZAKI先生は外でホッピーという文字を見たような気がしたそうである。無いものを頼むのはOZAKI先生の得意技である。
キリンラガービール大瓶(560円)を1本お願いした。壁の短冊メニューを見てキョロキョロしている挙動不審の我々に比べ、回りは全てゆったりとこの場を楽しんでいる常連の皆さんである。 土曜日らしく全員がカジュアルなスタイルである。年齢層は高い。
まずは、かつお刺身(600円)を頼む。大将が「にんにくすりますか?」と聞いてくれる。今日は土曜日なのでもちろんお願いした。
ビールで乾杯をすると、ほどなくかつお刺身がやってくる。大きな切り身である。切り身が大きく重く、カツオの脂で滑ってしまい、うまく箸で持てないのである。口に頬張る。にくにくが効いて実にうまい。切り身の数も8切れである。これで600円は安い。
さらに、鮎のから揚げ(500円)を頼んだ。
一人前何匹であるかOZAKI先生が店の人に聞いた。一匹であると言う。すかさず二匹頼む。
「一人前何匹か聞くなんて失礼でしたかね」と気にしているOZAKI先生である。
「いいんじゃない、鮎一匹は分けようがないし・・・」と私。
出てきた鮎は子持ち鮎であった。3つに切って食べやすくしてある。これがうまかった。
誰もが子持ちの部分を食べたいのだから分けようがない。喧嘩になるのである。やはり一人一人前を お願いして正解である。頭、胴、尻尾と3つの部分がそれぞれ違った味わいで美味であった。
2杯目はOZAKI先生はウーロンハイ(350円)、私はレモンサワー(350円)である。
3品目は、こはだ酢(500円)を頼んだ。「こはだ」があまいのである。本当に美味しい「こはだ」であった。つまみを3品頼んで3品とも素晴らしいということは少ない。感動的であった。
OZAKI先生が壁のメニューの短冊を見て、「短冊が白くて汚れていないのが旬の食べ物ですね」という。それから「メニューはやはり手書きが良い」ということで意見が一致した。店の2代目、3代目がパソコンとプリンタを使い始めると、店の中が面白くなくなるのである。
色々と外国を歩いているOZAKI先生は「日本に居酒屋があって本当によかった、ここまでレベルの高いものを日常的な価格で、種類豊富に食べさせてくれる業態は世界にもないでしょう。」と言う。同感である。
午後7時から午後8時まで1時間ほどの滞在、お勘定は二人で3,360円。
当然のごとく、次の店を探してブレーメン通りを駅とは反対の西方へ向かったのであった。
(つづく)

元住吉 大衆酒場「亀勢」
住所 神奈川県川崎市中原区木月1-32-5
電話 044-411-5439
定休日 日曜
営業時間 17:00~23:30
交通 東急東横線・東急目黒線元住吉駅下車徒歩2分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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元住吉 大衆酒場「亀勢」


本日は、またOZAKI先生と新丸子のリハーサルスタジオ「studio MUGIC」で音遊びの時間である。今回が2回目、だんだんに面白くなって来る。彼は会ったとたんに「僕の顔赤いですかね」と言う。OZAKI先生は昨晩も第85回で紹介した新宿の「番番」に行き、そのまま新宿ゴールデン街で朝まで飲んでいたそうである。金曜日はそうなってしまうようである。
スタジオを出たのは午後6時30分を少し回った時間であった。新丸子駅まで行き、東急目黒線に乗った。東急目黒線は2008年6月から日吉駅まで行くようになった。東急東横線と併せて日吉、元住吉、武蔵小杉、新丸子、多摩川、田園調布の6駅の間は複々線化されたことになる。ゆえに、今回の目的地の元住吉まで目黒線でも乗り換え無しで行けるようになったのである。目黒線は終点の日吉で横浜市営地下鉄のグリーンラインに乗り換えることが出来る。さらに将来、相鉄線との相互運転も予定しているという。
2006年9月に新しくなった元住吉駅は、ホームおよびコンコースの屋根部分に太陽光発電システムを設置、元住吉駅全体の最大使用電力の約15%をまかなえるという。外観、機能共に従来とはまったく異なる駅に変わっている。
改札を出て左に行き、長いエスカレーターで駅の西口側に降りてみる。しかし、「開かずの踏切」として有名だった踏切は高架になっても何故か残っている。踏切が残っている為、改札を出て右側には、駅の東側に降りるエスカレーターも別に用意されている。実はこの踏切を使って、駅の南側にある車両基地から電車が出入りするのである。ゆえに、「開かずの踏切」は「あまり閉まらずの踏切」となったわけである。
西側にはブレーメン通りという有名な商店街がある。ブレーメン通り商店街は、1991年3月にドイツ・ブレーメン州のロイドパサージュ商店街と友好提携を締結したそうである。
そのブレーメン通りを少し歩く。十字路が二つあり、3つめは五差路になっている。この五差路を左に直角に曲がると右手に、今日の目的の店、居酒屋「亀勢」がある。以前に2回ほど来店して2回とも満席で入れなかった人気店である。また、この店は、BS放送のテレビ番組「吉田類の酒場放浪記」でも紹介されている。
味のある外観をほれぼれと見てしまう。
中に入って見ると、右手にL字カウンターがある。12、3人ほど座れるだろうか。左手は小上がりになっており、6人ほど座れる座卓が4卓あり、融通をして相席できるようになっている。店内の8割は男性。土曜日の為、全員がカジュアルな姿であった。
OZAKI先生がメニューを確認せずに「ホッピーお願いします」と言う。お店の女性がびっくりしたような顔をして「ホッピー無いんですよ」と言う。
OZAKI先生は外でホッピーという文字を見たような気がしたそうである。無いものを頼むのはOZAKI先生の得意技である。
キリンラガービール大瓶(560円)を1本お願いした。壁の短冊メニューを見てキョロキョロしている挙動不審の我々に比べ、回りは全てゆったりとこの場を楽しんでいる常連の皆さんである。 土曜日らしく全員がカジュアルなスタイルである。年齢層は高い。
まずは、かつお刺身(600円)を頼む。大将が「にんにくすりますか?」と聞いてくれる。今日は土曜日なのでもちろんお願いした。
ビールで乾杯をすると、ほどなくかつお刺身がやってくる。大きな切り身である。切り身が大きく重く、カツオの脂で滑ってしまい、うまく箸で持てないのである。口に頬張る。にくにくが効いて実にうまい。切り身の数も8切れである。これで600円は安い。
さらに、鮎のから揚げ(500円)を頼んだ。
一人前何匹であるかOZAKI先生が店の人に聞いた。一匹であると言う。すかさず二匹頼む。
「一人前何匹か聞くなんて失礼でしたかね」と気にしているOZAKI先生である。
「いいんじゃない、鮎一匹は分けようがないし・・・」と私。
出てきた鮎は子持ち鮎であった。3つに切って食べやすくしてある。これがうまかった。
誰もが子持ちの部分を食べたいのだから分けようがない。喧嘩になるのである。やはり一人一人前を お願いして正解である。頭、胴、尻尾と3つの部分がそれぞれ違った味わいで美味であった。
2杯目はOZAKI先生はウーロンハイ(350円)、私はレモンサワー(350円)である。
3品目は、こはだ酢(500円)を頼んだ。「こはだ」があまいのである。本当に美味しい「こはだ」であった。つまみを3品頼んで3品とも素晴らしいということは少ない。感動的であった。
OZAKI先生が壁のメニューの短冊を見て、「短冊が白くて汚れていないのが旬の食べ物ですね」という。それから「メニューはやはり手書きが良い」ということで意見が一致した。店の2代目、3代目がパソコンとプリンタを使い始めると、店の中が面白くなくなるのである。
色々と外国を歩いているOZAKI先生は「日本に居酒屋があって本当によかった、ここまでレベルの高いものを日常的な価格で、種類豊富に食べさせてくれる業態は世界にもないでしょう。」と言う。同感である。
午後7時から午後8時まで1時間ほどの滞在、お勘定は二人で3,360円。
当然のごとく、次の店を探してブレーメン通りを駅とは反対の西方へ向かったのであった。
(つづく)

元住吉 大衆酒場「亀勢」
住所 神奈川県川崎市中原区木月1-32-5
電話 044-411-5439
定休日 日曜
営業時間 17:00~23:30
交通 東急東横線・東急目黒線元住吉駅下車徒歩2分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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