荏原町 酒処「鳥竹」
居酒屋探偵DAITENの生活 第148回 2008年10月7日(火) 【地域別】 【時間順】
荏原町 酒処「鳥竹」

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駅前である。東急大井町線荏原町駅の新しく改装された改札口を出ると、目の前に「鳥竹」の入口がある。しかし、そこは裏口のようである。「酒処鳥竹」と書かれた黄色い看板にスポットライトがあてられていて、その右隣にサッシのドアがある。
荏原町駅前には闇市的雰囲気を残した所謂「マーケット」がある。マーケットの中央を通るL字型の通路に面して「鳥竹」の表口がある。マーケットには八百屋、焼き鳥屋、立ち飲み店、ラーメン店など様々な店が入っている。
さきほどの「鳥竹」の裏口のドアを見ながら右側の狭い路地を行くと、すぐ左に建物と建物の間に狭い隙間のような抜け道がある。抜け道の向こうにはマーケットの中央を通る通路が見える。この抜け道を使って改札口へ行く人の流れは、思いの外多いのである。
今日はマーケットの通路側の「表口」から入った。そちら側には窓もあって店全体が外からよく見える。店内はマーケットの通路側よりも一段高くなっている。その分、天井は少し低いようである。中に入るとテーブル席が七つほどあり、奥に5、6人座ればいっぱいの短いカウンターがある。カウンターの中は調理場であり、カウンターの左手に、前述した荏原町駅改札口前に出る「裏口」がある。
席に座ると、レモンサワーを注文した。「ジョッキですか?」と聞かれる。この店では、サワー類が400円のジョッキと350円のグラスを選ぶことが出来る。
やがて、中ジョッキに入ったレモンサワーがやってくる。一緒に出てきたのは、もやしを炒めた付きだしである。焼き物はネギマ(100円)、つくね(100円)を1本ずつ頼み、 厚揚げ(250円)も一緒に焼いてもらった。
焼き物を待っている間にレモンサワーを飲んでしまった。喉が渇いているのでペースが速すぎる。2杯目は何にしようかと考えた。
この店は何よりもサワー類が豊富である。
「セントラル焼酎合戦」いう飲み物のグループがある。野球のセントラルリーグのチーム名が付けられた焼酎ドリンクである。巨人がオロナミンC、ヤクルトがヤクルト、横浜が梅酒、広島がトマトジュース、中日がマムシドリンク、阪神がカルピス、長島という飲み物には「?」と書いてある。各400円である。
さらに、サワー類も15種類ある。うめ、レモン、ライム、ウーロン、コーラ、グレープフルーツ、ビール、オレンジ、あんず、牛乳、すもも、巨峰、りんご、お茶、ライチとある。すべてグラスが350円、ジョッキが400円である。特にビールのサワーは珍しい。
健康のことを考えると、ついつい「セントラル焼酎合戦」から「広島=トマトジュース」を選んでしまった。400円である。次回は「長島」に挑戦してみたい。
「広島」を飲みながら焼き物をいただく。厚揚げは串に刺してあり、ネギとオカカがたくさんかかっている。
マーケットの通路を通る人々を眺めながら飲んでいると、いつもながら川崎駅西口前にあった生まれ故郷の闇市的路地を思い出す。大人の通れないような路地の奥の抜け道を通り、足を滑らせて落ちたドブの汚れた水の感触が甦ってくる。くみ取り式の公衆トイレの脇で日本語のうまくないおじさんが盗品を並べて売っていた光景を思い出すのである。
やがて、このマーケットも取り壊されて、駅前ロータリーにされてしまうのであろうか? 颯爽と車を駅に横付けする人々にとってはとても便利であろう。しかし、狭い抜け道を通り抜け、駅前に出ることが出来た時のあの爽快感も失われるのである。一杯のサワーと一本の焼き鳥に癒された人々の楽しみも失われてしまうのである。猥雑な物をちゅんと残してくれる社会であって欲しいと思う。
帰り際、「お忘れものなく」と丁寧に女将さんが送り出してくれる。品のある女将さんである。
午後6時50分から7時30分まで40分ほどの滞在。お勘定は1450円であった。
荏原町 酒処「鳥竹」
住所 東京都品川区中延5-2-3
電話 03-3787-3174
定休日 ?
営業時間 17:00~23:00
交通 東急大井町線荏原町駅徒歩5秒。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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荏原町 酒処「鳥竹」




駅前である。東急大井町線荏原町駅の新しく改装された改札口を出ると、目の前に「鳥竹」の入口がある。しかし、そこは裏口のようである。「酒処鳥竹」と書かれた黄色い看板にスポットライトがあてられていて、その右隣にサッシのドアがある。
荏原町駅前には闇市的雰囲気を残した所謂「マーケット」がある。マーケットの中央を通るL字型の通路に面して「鳥竹」の表口がある。マーケットには八百屋、焼き鳥屋、立ち飲み店、ラーメン店など様々な店が入っている。
さきほどの「鳥竹」の裏口のドアを見ながら右側の狭い路地を行くと、すぐ左に建物と建物の間に狭い隙間のような抜け道がある。抜け道の向こうにはマーケットの中央を通る通路が見える。この抜け道を使って改札口へ行く人の流れは、思いの外多いのである。
今日はマーケットの通路側の「表口」から入った。そちら側には窓もあって店全体が外からよく見える。店内はマーケットの通路側よりも一段高くなっている。その分、天井は少し低いようである。中に入るとテーブル席が七つほどあり、奥に5、6人座ればいっぱいの短いカウンターがある。カウンターの中は調理場であり、カウンターの左手に、前述した荏原町駅改札口前に出る「裏口」がある。
席に座ると、レモンサワーを注文した。「ジョッキですか?」と聞かれる。この店では、サワー類が400円のジョッキと350円のグラスを選ぶことが出来る。
やがて、中ジョッキに入ったレモンサワーがやってくる。一緒に出てきたのは、もやしを炒めた付きだしである。焼き物はネギマ(100円)、つくね(100円)を1本ずつ頼み、 厚揚げ(250円)も一緒に焼いてもらった。
焼き物を待っている間にレモンサワーを飲んでしまった。喉が渇いているのでペースが速すぎる。2杯目は何にしようかと考えた。
この店は何よりもサワー類が豊富である。
「セントラル焼酎合戦」いう飲み物のグループがある。野球のセントラルリーグのチーム名が付けられた焼酎ドリンクである。巨人がオロナミンC、ヤクルトがヤクルト、横浜が梅酒、広島がトマトジュース、中日がマムシドリンク、阪神がカルピス、長島という飲み物には「?」と書いてある。各400円である。
さらに、サワー類も15種類ある。うめ、レモン、ライム、ウーロン、コーラ、グレープフルーツ、ビール、オレンジ、あんず、牛乳、すもも、巨峰、りんご、お茶、ライチとある。すべてグラスが350円、ジョッキが400円である。特にビールのサワーは珍しい。
健康のことを考えると、ついつい「セントラル焼酎合戦」から「広島=トマトジュース」を選んでしまった。400円である。次回は「長島」に挑戦してみたい。
「広島」を飲みながら焼き物をいただく。厚揚げは串に刺してあり、ネギとオカカがたくさんかかっている。
マーケットの通路を通る人々を眺めながら飲んでいると、いつもながら川崎駅西口前にあった生まれ故郷の闇市的路地を思い出す。大人の通れないような路地の奥の抜け道を通り、足を滑らせて落ちたドブの汚れた水の感触が甦ってくる。くみ取り式の公衆トイレの脇で日本語のうまくないおじさんが盗品を並べて売っていた光景を思い出すのである。
やがて、このマーケットも取り壊されて、駅前ロータリーにされてしまうのであろうか? 颯爽と車を駅に横付けする人々にとってはとても便利であろう。しかし、狭い抜け道を通り抜け、駅前に出ることが出来た時のあの爽快感も失われるのである。一杯のサワーと一本の焼き鳥に癒された人々の楽しみも失われてしまうのである。猥雑な物をちゅんと残してくれる社会であって欲しいと思う。
帰り際、「お忘れものなく」と丁寧に女将さんが送り出してくれる。品のある女将さんである。
午後6時50分から7時30分まで40分ほどの滞在。お勘定は1450円であった。
荏原町 酒処「鳥竹」
住所 東京都品川区中延5-2-3
電話 03-3787-3174
定休日 ?
営業時間 17:00~23:00
交通 東急大井町線荏原町駅徒歩5秒。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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Re: タイトルなし