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新小岩 「魚三酒場」新小岩店

居酒屋探偵DAITENの生活 第160回  2008年12月6日(土)   【地域別一覧表へ】


新小岩 「魚三酒場」 新小岩

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 「熊坂兌子彫刻展」へ

 ニューヨーク時代のSAKURAの友人である彫刻家の熊坂兌子氏の彫刻展を見に行く為、葛飾区の新小岩までSAKURAと二人で行った。行き先は、新小岩駅の北口側にある「アートプラネット」。愛宕山アートワークスのギャラリーサロンとしてオープンしたアートスペースである。独自の企画展、カルチャーワークショップなどを開催している。
 ニューヨークのブルックリンのロフトにSAKURAが住んでいた時、すぐ上の階に熊坂さんと御主人である故サール・シュワルツ氏のアトリエ兼住居があった。それ以来のおつきあいである。

 目黒区の美術館「長泉院附属現代彫刻美術館」で行われた「サール・シュワルツ展」に、2007年10月6日、大人数でおじゃました。今は渋谷に移転してしまった中目黒「根室食堂」の記事にその時のことを書いている。

 熊坂氏やスタッフの方や来場者の皆さんと楽しくお話をさせていただいた。特に熊坂氏とSAKURAとのニューヨーク時代の思い出話は楽しげであった。また、パソコンの画面によるスライドショーの中に、SAKURAと熊坂氏とサールシュワルツ氏と3人が肩を組んで歩いているニューヨーク時代の楽しげな写真を発見した。
 なお、「熊坂兌子彫刻展」訪問については「演出家守輪咲良のページ【さくらの便り】ブログ版」でも写真付きで紹介している。

アート・プラネット
住所 東京都葛飾区東新小岩1-6-6
TEL/FAX 03-5672-0372
交通 JR新小岩駅北口徒歩5分
http://www.artp.ecnet.jp/


 魚三酒場 新小岩店へ

 新小岩駅北口側から総武線のガードをくぐり、新小岩駅南口側に移動する。大通りを南下してゆくと、左手に今日の目的の店「魚三酒場 新小岩店」がある。「魚三酒場」は門前仲町の店が有名であり、「愛と偶然の戯れ」の上演劇場である劇場シアターΧからも思いの外近い場所、隣町の森下町にも支店がある。

 店の外壁に大きく「魚三酒場」と書かれている。ガラスの引き戸の前に青地に白く「魚三酒場」と書かれた暖簾が掛かっている。
 暖簾をくぐって中に入ると、目の前に二つの「コの字カウンター」がある。店内は満席であった。赤羽の「まるます家」に似た配置である。そのコの字カウンターのスペースの隣に、高めの衝立があり、その向こうは寿司屋さんになっているようである。
 満席の店内は比較的静かである。二人いるお店の【お姉さん】が忙しくコの字カウンターの中の狭いスペースを行ったり来たりしている。座る席はない。すぐにあきらめて、左手の階段前に場所を見付け、その階段に座る。お客さんの回転が速いので、十分ほどで近くのカウンター席が一つ空いた。我々が二人であることに気をつかってくれたのか、その隣のお年寄りもお勘定をすませて席を空けてくれた。実にありがたい。

 座る。忙しい【お姉さん】の動きを見て、コップ酒(180円)二つをお願いする。このお酒は巨大な徳利ごと暖めれたものを【お姉さん】が分厚く丈夫なコップに注いでくれるのだ。
 続いて生つぶ貝(350円)、いか刺身(300円)を頼む。それから次のタイミングでかれい煮(380円)を追加する。【お姉さん】たちは忙しい。頼むタイミングが大切なのである。
 何か食べ物が奥の調理場から出来上がってくると、【お姉さん】は「ニラ玉!」と品名を叫ぶ。「ニラ玉の方はどちら?」などと甘い言い方はしない。すると、客は手をあげて自己申告をする。その人の席に置いた段階で値段を伝票に記入するのである。ボヤボヤしていると、後から頼んだ人が先になってしまう。自分たちの話になど夢中になっていてはいけないのである。噂によれば、何も飲まず食べずで話に夢中になっていると、知らない間に勘定が済んで強制退去ということになるらしい。くれぐれも御注意を。
 あらかじめ冷蔵ケースの中に入っているので、刺身類はすぐに出てくる。生つぶ貝が新鮮で美味しかった。いか刺身の量には驚かされる。もちろん美味い。さらに、かれい煮には驚いた。大きい切り身は子持ちで、甘すぎない味つけである。しかも値段は380円。御飯が欲しくなってしまった。

 次に、白魚刺身(350円)とカキ酢(350円)を頼んだ。白魚は良いつまみになる。カキ酢はカキの身が4つも皿に乗っている。酢が主張せず、ちょうど良い味わいである。
 十数人が座るカウンターの中で煙草を吸う人が一人もいないことに気づいた。しかし、左右の人と肩や肘が触れあいそうなほどのカウンター席である。右手の指に煙草を持てば、右隣の人の顔の前に煙草の先を突き出すようなことになる。これで煙草を吸うのは、よほど図々しい人なのかもしれない。考えてみれば灰皿も無い。「煙草なんて吸う暇があるなら早く飲んで、食べて、帰って欲しい」という方針かもしれない。気持ちが良い。大賛成である。
 次々に人が帰って行く。3人連れのおとなしい男性たちが入ってくる。席が足りない様子なので、丸椅子を背後から運び席を譲って作ってあげる。客同士の譲り合い助け合いが大切なのである。

 午後5時30分頃から45分程の滞在。値段は酒3杯、つまみ5品で、二人で2470円であった。質量ともベストである。問題の【お姉さん】たちは、恐そうに見えて、実は気を配ってくれており、私にとっては、【口は悪いがさっぱりとして気持ちのよい江戸っ子気質的な接客】と感じられた。

 年末年始のお休みは12月30日から1月5日まで。暮れの12月23日(火曜・祝日)と12月28日(日)は特別に営業するとのこと。
 
新小岩 「魚三酒場」 新小岩店
住所 東京都葛飾区新小岩2-10-7-1F,2F
電話 03-3655-7295
定休日 日曜・祝日
営業時間 16:00~22:00
交通 JR新小岩駅南口より徒歩3分

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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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