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石川台 お酒・お食事「松月」

居酒屋探偵DAITENの生活 第185回   2009年3月3日(火)   【地域別】  【時間順】



石川台 お酒・お食事「松月」

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 東急池上線の石川台駅の近くに以前から入りたいと思っていた店があった。石川台駅の蒲田方面の改札を出て、踏切を渡らず、右手に歩いて坂を下りてゆく。「グリーンロード・石川台駅前商店会」という短い商店街である。「希望ヶ丘商店街」に比べれば、ずっと規模の小さな長さ40メートルほどの商店街だ。
 雪谷八幡神社への脇参道の階段が左手にある。この階段へ至るための細いまっすぐな参道らしき路地を右手に見ながら、その向こう角に間口の狭い店が何軒か並んでいる。かつてはこの先にも商店が連なっていたが、現在はこの先は住宅街になってしまっている。この間口の狭い店舗の中の一軒がお酒・お食事「松月」である。
 寒い夕暮れ時、SAKURAと買い物に出たついでに、意を決して入ってみることにした。

 お酒・お食事「松月」という看板以外に情報は何もない。ちょうど3月3日のひな祭りである。入口の脇のガラスケースに「ひな飾り」が飾ってあった(写真)。実に洒落ている。

  石川台「松月」雛飾り

 中に入ると、右手前から奥にかけて一直線のカウンターがある。席数は9席。カウンターの中は、奥側にマスター、手前にママさんがいらっしゃり、笑顔で迎えてくれた。
 先客は男女お二人、それぞれ別々にいらっしゃった御常連のようである。寒いのでお酒(450円)をお燗してもらうことにした。お通しが無いのは好感が持てる点である。メニューは手書きである。カキ豆腐(650円)をいただく。やってきたカキ豆腐は大きめの皿に豆腐、白菜、カキが入っている。大きなカキが6個入っていた。つまみとしては、一人では食べきれない量である。おかずとして御飯をいただきいと思う。おにぎり(300円)や焼きおにぎり(350円)などもある。「お酒・お食事」と看板にもあるので、こちらで夕食を済ませる方も多いに違いない。

 ウーロンハイ(400円)を頼む。飲み物は他にレモンサワー(450円)、ホッピーセット(450円)、スーパードライビール中瓶(550円)などがある。
 最後に冷酒180ml(550円)を飲んでしまった。最近、焼酎よりも日本酒を飲んでしまう傾向にある。さらに、ナスでんがくみそ(500円)もお願いする。
 髪型をきちんと決めたダンディなマスターと美人のママさんが常連の皆さんと会話している。自然に我々にも話しかけてくれた。
 「前にいらっしゃったことありますよね?」と言われる。私は色々なところでそう言われる。誰かに似ているという場合が多い。
 こちらの「松月」は、数年前まで希望ヶ丘商店街沿いにあった。現在はマンションになり、1階が食品を中心としたコンビニになっている場所の角地である。「その頃にいらっしゃいました?」と聞かれる。その時は中に入ったことはなかった。さらに、「そのまた前に、今の店の並びで「松月」という同じ名前のお寿司屋をやっていたんですけど、その頃かしら・・・」とママさん。「その時、おみあげのお寿司をよく買いましたよ。」と答えた。マスターに出前に来てもらったような気もしてきた。ほぼ十年前の話である。だんだんに記憶が甦ってくる。

 気が付くと、いつも無意識で造ってしまう「箸袋の折り紙」を造っていた。これを折っている時は、リラックスしている時なのである。どこかの居酒屋のカウンターで、客が帰ったばかりのテーブルの上に不思議な形に折った箸袋が置いてあったとしたら、ちょうど映画「ブレード・ランナーのラスト・シーンのように、「居酒屋探偵DAITEN」が帰ったばかりであると思っていただきたい。

 トイレに立った。店の様子を観察するには、このトイレに立った時がチャンスなのである。トイレは一番奥の左手、そのすぐ前に4人座れる小上がり席を見つけた。普段はあまり使っていない様子である。何かの打ち合わせの時にでも使わせてもらうおうと思う。
 こちらの店は、本当に常連の皆さんのコミュニケーションの場である。こちらの店を楽しむには、このコミュニケーションに自分も参加する気持ちが何よりも大切であろう。

 約1時間の滞在。お勘定は2人で3,380円であった。

  石川台「松月」看板

石川台 お酒・お食事「松月」
住所 東京都大田区東雪谷2-21-1
電話 03-3728-8654
定休日 月曜日
営業時間 17:00~23:00
交通 東急池上線石川台駅下車徒歩2分


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