武蔵溝ノ口「ひさもと」「十字屋」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第18回 2007年4月13日(金) 【地域別】 【時間順】
武蔵溝ノ口「ひさもと」「十字屋」
〜 溝の口リングワンダリング 〜
リングワンダリングとは何か?
ウィキペディアフリー百科事典を読んでみると、「リングワンダリング(ring wandering 英)、或いはリングワンデルング(ring wanderung 独)、輪形彷徨(りんけいほうこう)、環形彷徨(かんけいほうこう)とは、人が方向感覚を失い、無意識の内に円を描くように同一地点を彷徨い歩く事を言う。」と書かれている。
今日のOZAKI先生と私はまるでリングワンダリングのような状態であった。
OZAKI先生と待ち合わせたのは東急田園都市線の溝の口駅であった。改札が複数あるので「一番大きい改札」で待ち合わせることにした。携帯電話を全員が持っているという状態に慣れすぎれてる現代人は、きちんと待ち合わせ場所を指定しない傾向にある。現地で携帯電話でやりとりをして、なんとなく会えてしまうからである。
この日の我々もそうであった。
東急田園都市線の溝の口駅には「正面口」と「南口」の二つの改札がある。待ち合わせ時間は8時40分であったが、8時20分に正面口についてしまった。そこで、駅周辺を調査することにした。正面口改札を出て右斜め方向に行くと、西口へ降りる階段がある。階段を降りると、南武線を渡って南口方面へ行ける歩道橋が目の前にある。歩道橋の下に取り付けられた「お買い物は西口商店街へ」という看板の下をくぐり、線路沿いにある懐かしい昭和の雰囲気が残る「西口商店街」に足を踏み入れた。そこに有名な立ちのみ店が2軒ある。
商店街に入ってすぐ右手に、CSやBSデジタルで放送されている「吉田類の酒場放浪記」でも紹介された「かとりや」があり、その先の分岐を左に行くと、「いろは」がある。2つの店の間は10メートルほどしか離れていない。両店とも店内に十数名分の席はあるが、客のほとんどが店の外で立って飲んでいる。西口商店街は50メートルほどの商店街全体に屋根があるので、雨を気にせずに立って飲むことが出来るのである。
焼き台を囲むように立つ客の数は、店の収容人数の数倍であろうか。「いろは」などは隣の空き店舗にも仮設のテーブルを並べ、そこにも客が立っており、本来の店内に座っている客の7、8倍の客がいただろうか。商店街全体が大きな立ちのみ屋で、飲み物とつまみを受け取る受付が2カ所あるような状態とでも言おうか。客の総数は2店合わせて50名程だろうか。常連客に違いないこの集団の中に入ってゆくのは、ちょっと気後れがする。驚いたのは女性客の多さだった。手にハンドバッグや買い物袋を持ったまま、グラスを片手に飲んでいる女性たちもいた。
人と人の間を抜け、商店街を出ると、JR南武線の踏切を渡って、少し歩く。百メートルほど先の交差点の向こう角に、今日の目的地「ひさもと」の赤ちょうちんが見えた。店の前まで行って中の様子を見る。10名ほどが座れるカウンターはほぼ満席。入口の焼き台の前に数名が立てる立ちのみカウンターがあり、二人ほど飲んでいる人がいた。
それから、東急田園都市線の溝の口駅南口に至る道を歩く。そこから、さきほどの西口へ行ける歩道橋に至る路地に入る。その路地には、店の外に二人掛けのテーブルが5つ程あるもつ鍋店が右側にあり、左側には、店の外壁に取り付けられたカウンターに向かって飲んでいる人たちがいる。両店とも繁盛している。
「かとりや」や「いろは」を含め、この溝の口という街では、外で飲むことがひとつのスタイルとなっているようである。
狭い路地を抜け、さきほどのJR南武線の踏切を渡って、「西口商店街」を通り、元の正面口改札に戻る。しばらく待っていると、OZAKI先生から携帯電話が入った。
「あの、南口にいるんですけど、今どこですか?」と先生。
「こちらは、正面口って大きい改札口にいるよ」
「では、そっちに行きます。」電話はすぐに切れた。
しばらくして再び電話が入った。
「あの、駅構内を通って正面口に行こうと思ったんですけど、駄目なんで、外側から行きます。」
「それじゃ、西口商店街という古い商店街に来てくれ。南武線の線路沿いだからすぐに解ると思うよ。」
私は、すぐに西口商店街に行き、「かとりや」の近くの線路沿いに佇んでいた。
なかなか先生は来ない、10分ほどして携帯が鳴った。
「あの、今、南口から歩道橋を渡って来たんですけど、正面口が見あたらなくて・・・」
それから、OZAKI先生が西口商店街にやってきたのは、最初の電話から20分後であった。目的の店、「ひさもと」に向かう途中、「かとりや」と「いろは」の前を通りながら、先生が言った。
「あっ、ここさっき通りました。」
よく聞いてみると、先生の経路がやっと解った。OZAKI先生は、一度、駅構内を通って南口から正面口に来ようと改札に戻ったという。しかし、改札には「午後8時以降は無人となります」と書かれていたのだ。仕方なく、南口から南武線の上を渡る歩道を渡り、西口前に降りて、立っている私の背後を通り、西口商店街を抜けて、踏切を渡らず右に曲がり、東急田園都市線の下をくぐって、ちょうど溝の口駅全体をグルっと一周して、東側から正面口を発見。西口商店街に戻ってきたことになる。まさに、溝の口リングワンダリングであった。
カウンターとベンチのモツ焼き屋「ひさもと」
気を取り直して、さきほど私が一人で通った経路をたどって、「ひさもと」に向かった。
十字路に赤い提灯が見えた。入口の立ちのみ部分のお客さんはもう誰もいなかった。
店に入ると、女性が二人で迎えてくれた。L字型のカウンターがあり、カウンターの前には木製のベンチが置かれ、客はそのベンチをまたいで座るようになっている。
お客さんたちが左右に動いてくれ、私たち二人の席が確保された。
まずは、ホッピー(400円)を2つ頼む。氷を入れないでくれるように言うと、氷は最初から入っていないという。やってきたホッピーには小さなレモンが一片入っている。これは、以前に入った川崎駅西口の「味よし」と同じスタイルである。
ホッピーが来て、まずは焼き物を頼もうとする。
私が「鳥精肉とカシラ(各100円)を2本ずつ」と言い、店の女性に勧められるままに、合鴨つくね(150円)2本も頼んだ。
「先生は?」と聞くと。
「合鴨つくね1本と、レバー1本と鳥皮1本と・・・」
お店のお姉さんが困った顔をしている。鳥皮はメニューに無い。さらに、「合鴨は結局何本ですか?」と言う。
先生は私が頼んだ内容をまったく聞いておらず、自分の分だけを頼んでいるのである。店の人にとっては、一人づつ頼まれても困るのである。
もう一度、話を整理して、店のお姉さんに理解してもらい、ホッピーで乾杯。
「実は、腰を痛めててね。あんまり飲まない方がいいんだけど」と私。
「それはよくないですね。どうしたんですか?」と先生。
「この間、みんなで飲み会(研修会)の時、ホッピーを飲んだでしょ、その後に、ホッピーの瓶を持ち上げて運ぶ時、ギクッてやっちゃったらしいんだよ」と私。
「でも・・・ホッピーの瓶て、そんなに重くないですよね」と真顔で言う先生。
ホッピー1本片手で持って腰を痛める奴はいない。私は両手でホッピーのケースを持ち上げるジェスチャーをしながら「ホッピーの瓶」と言ったつもりだったのだが、先生は見ていなかったようである。思わず笑ってしまう。
「だってホッピーの瓶て言ったじゃないですか・・・」と、言い訳する先生。今日も楽しい。
シシトウ(90円)、合鴨つくね(150円)、トマトバラ肉巻(150円)。焼き物以外では、ワケギの酢味噌和え(300円)、竹の子とフキ煮(300円)を追加する。
「以前にトマトバラ肉巻を食べたことがありますよね」と先生。
「武蔵小杉の文福でしょ」と私。
合鴨のつくねがうまかった。2本追加注文する。
今日はOZAKI先生は珍しくよく食べた。
今日の閉店時間は午後10時らしい。
1時間ほどの滞在で二人で3850円であった。
人気居酒屋 酒蔵「十字屋」
再び西口商店街に入ると、「いろは」と「かとりや」の間の分岐を左に曲がる。
新しく出来たばかりと思える安い居酒屋を発見。しかし、どうもセンスが違う。すると、すぐ隣に「十字屋」という看板を発見した。
居酒屋「酒蔵十字屋」に入ると、左側に15人ほど座れるカウンターがあり、右側にはテーブル席が15個、席数で50席ほどあるであろうか、さらに奥の方には30人ほど座れる座敷が広がっていた。テーブル席に空き席を1つ発見。我々が座ってから続々とお客さんがやってくる。人数の多いグループは断られていた。人気店である。
私は、ここでもホッピー(420円)を頼み、OZAKI先生は紫蘇焼酎お湯割り(390円)を頼む。つまみは、おまかせ刺身盛り合わせ(700円)、めかぶ酢(300円)、春野菜の天ぷら(520円)をお願いする。
やがて、刺身盛り合わせがやってきた。マグロ、イカ、白身魚など6点盛りでそれぞれ数切れずつのっており、すごいボリュームであった。これで700円は安い。
これからは川崎市を探索しようと、OZAKI先生と衆議一決した。
RAM元帥から聞いた川崎駅近くの超激安モツ焼き店の情報、京急大師線の終点である小島新田駅近くの刺身の安い居酒屋など、すでに情報が入っている。
最後に、日本酒を呑もうということになり、上ししゃも(680円)と土佐鶴(450円)を2杯頼んだ。
二人で約1時間15分ほどの滞在。お会計は4600円だった。
外は春の嵐の模様、強風が吹いていた。OZAKI先生はタクシーで帰るという。私は武蔵溝ノ口から南武線に乗った。ホームを風が吹き抜けてゆく。
武蔵溝ノ口 ひさもと
川崎市高津区下作延308
定休日 日曜、第2第3土曜 営業時間 17:00~21:30
武蔵溝ノ口 酒蔵 十字屋
川崎市高津区溝口2-6-13
電話 044-822-5586
定休日 日曜祝日 営業時間 16:00~24:00
実力派俳優になりたい人は→ 咲良舎/櫻塾
居酒屋探偵DAITENの生活 第18回 2007年4月13日(金) 【地域別】 【時間順】
武蔵溝ノ口「ひさもと」「十字屋」
〜 溝の口リングワンダリング 〜
リングワンダリングとは何か?
ウィキペディアフリー百科事典を読んでみると、「リングワンダリング(ring wandering 英)、或いはリングワンデルング(ring wanderung 独)、輪形彷徨(りんけいほうこう)、環形彷徨(かんけいほうこう)とは、人が方向感覚を失い、無意識の内に円を描くように同一地点を彷徨い歩く事を言う。」と書かれている。
今日のOZAKI先生と私はまるでリングワンダリングのような状態であった。
OZAKI先生と待ち合わせたのは東急田園都市線の溝の口駅であった。改札が複数あるので「一番大きい改札」で待ち合わせることにした。携帯電話を全員が持っているという状態に慣れすぎれてる現代人は、きちんと待ち合わせ場所を指定しない傾向にある。現地で携帯電話でやりとりをして、なんとなく会えてしまうからである。
この日の我々もそうであった。
東急田園都市線の溝の口駅には「正面口」と「南口」の二つの改札がある。待ち合わせ時間は8時40分であったが、8時20分に正面口についてしまった。そこで、駅周辺を調査することにした。正面口改札を出て右斜め方向に行くと、西口へ降りる階段がある。階段を降りると、南武線を渡って南口方面へ行ける歩道橋が目の前にある。歩道橋の下に取り付けられた「お買い物は西口商店街へ」という看板の下をくぐり、線路沿いにある懐かしい昭和の雰囲気が残る「西口商店街」に足を踏み入れた。そこに有名な立ちのみ店が2軒ある。
商店街に入ってすぐ右手に、CSやBSデジタルで放送されている「吉田類の酒場放浪記」でも紹介された「かとりや」があり、その先の分岐を左に行くと、「いろは」がある。2つの店の間は10メートルほどしか離れていない。両店とも店内に十数名分の席はあるが、客のほとんどが店の外で立って飲んでいる。西口商店街は50メートルほどの商店街全体に屋根があるので、雨を気にせずに立って飲むことが出来るのである。
焼き台を囲むように立つ客の数は、店の収容人数の数倍であろうか。「いろは」などは隣の空き店舗にも仮設のテーブルを並べ、そこにも客が立っており、本来の店内に座っている客の7、8倍の客がいただろうか。商店街全体が大きな立ちのみ屋で、飲み物とつまみを受け取る受付が2カ所あるような状態とでも言おうか。客の総数は2店合わせて50名程だろうか。常連客に違いないこの集団の中に入ってゆくのは、ちょっと気後れがする。驚いたのは女性客の多さだった。手にハンドバッグや買い物袋を持ったまま、グラスを片手に飲んでいる女性たちもいた。
人と人の間を抜け、商店街を出ると、JR南武線の踏切を渡って、少し歩く。百メートルほど先の交差点の向こう角に、今日の目的地「ひさもと」の赤ちょうちんが見えた。店の前まで行って中の様子を見る。10名ほどが座れるカウンターはほぼ満席。入口の焼き台の前に数名が立てる立ちのみカウンターがあり、二人ほど飲んでいる人がいた。
それから、東急田園都市線の溝の口駅南口に至る道を歩く。そこから、さきほどの西口へ行ける歩道橋に至る路地に入る。その路地には、店の外に二人掛けのテーブルが5つ程あるもつ鍋店が右側にあり、左側には、店の外壁に取り付けられたカウンターに向かって飲んでいる人たちがいる。両店とも繁盛している。
「かとりや」や「いろは」を含め、この溝の口という街では、外で飲むことがひとつのスタイルとなっているようである。
狭い路地を抜け、さきほどのJR南武線の踏切を渡って、「西口商店街」を通り、元の正面口改札に戻る。しばらく待っていると、OZAKI先生から携帯電話が入った。
「あの、南口にいるんですけど、今どこですか?」と先生。
「こちらは、正面口って大きい改札口にいるよ」
「では、そっちに行きます。」電話はすぐに切れた。
しばらくして再び電話が入った。
「あの、駅構内を通って正面口に行こうと思ったんですけど、駄目なんで、外側から行きます。」
「それじゃ、西口商店街という古い商店街に来てくれ。南武線の線路沿いだからすぐに解ると思うよ。」
私は、すぐに西口商店街に行き、「かとりや」の近くの線路沿いに佇んでいた。
なかなか先生は来ない、10分ほどして携帯が鳴った。
「あの、今、南口から歩道橋を渡って来たんですけど、正面口が見あたらなくて・・・」
それから、OZAKI先生が西口商店街にやってきたのは、最初の電話から20分後であった。目的の店、「ひさもと」に向かう途中、「かとりや」と「いろは」の前を通りながら、先生が言った。
「あっ、ここさっき通りました。」
よく聞いてみると、先生の経路がやっと解った。OZAKI先生は、一度、駅構内を通って南口から正面口に来ようと改札に戻ったという。しかし、改札には「午後8時以降は無人となります」と書かれていたのだ。仕方なく、南口から南武線の上を渡る歩道を渡り、西口前に降りて、立っている私の背後を通り、西口商店街を抜けて、踏切を渡らず右に曲がり、東急田園都市線の下をくぐって、ちょうど溝の口駅全体をグルっと一周して、東側から正面口を発見。西口商店街に戻ってきたことになる。まさに、溝の口リングワンダリングであった。
カウンターとベンチのモツ焼き屋「ひさもと」
気を取り直して、さきほど私が一人で通った経路をたどって、「ひさもと」に向かった。
十字路に赤い提灯が見えた。入口の立ちのみ部分のお客さんはもう誰もいなかった。
店に入ると、女性が二人で迎えてくれた。L字型のカウンターがあり、カウンターの前には木製のベンチが置かれ、客はそのベンチをまたいで座るようになっている。
お客さんたちが左右に動いてくれ、私たち二人の席が確保された。
まずは、ホッピー(400円)を2つ頼む。氷を入れないでくれるように言うと、氷は最初から入っていないという。やってきたホッピーには小さなレモンが一片入っている。これは、以前に入った川崎駅西口の「味よし」と同じスタイルである。
ホッピーが来て、まずは焼き物を頼もうとする。
私が「鳥精肉とカシラ(各100円)を2本ずつ」と言い、店の女性に勧められるままに、合鴨つくね(150円)2本も頼んだ。
「先生は?」と聞くと。
「合鴨つくね1本と、レバー1本と鳥皮1本と・・・」
お店のお姉さんが困った顔をしている。鳥皮はメニューに無い。さらに、「合鴨は結局何本ですか?」と言う。
先生は私が頼んだ内容をまったく聞いておらず、自分の分だけを頼んでいるのである。店の人にとっては、一人づつ頼まれても困るのである。
もう一度、話を整理して、店のお姉さんに理解してもらい、ホッピーで乾杯。
「実は、腰を痛めててね。あんまり飲まない方がいいんだけど」と私。
「それはよくないですね。どうしたんですか?」と先生。
「この間、みんなで飲み会(研修会)の時、ホッピーを飲んだでしょ、その後に、ホッピーの瓶を持ち上げて運ぶ時、ギクッてやっちゃったらしいんだよ」と私。
「でも・・・ホッピーの瓶て、そんなに重くないですよね」と真顔で言う先生。
ホッピー1本片手で持って腰を痛める奴はいない。私は両手でホッピーのケースを持ち上げるジェスチャーをしながら「ホッピーの瓶」と言ったつもりだったのだが、先生は見ていなかったようである。思わず笑ってしまう。
「だってホッピーの瓶て言ったじゃないですか・・・」と、言い訳する先生。今日も楽しい。
シシトウ(90円)、合鴨つくね(150円)、トマトバラ肉巻(150円)。焼き物以外では、ワケギの酢味噌和え(300円)、竹の子とフキ煮(300円)を追加する。
「以前にトマトバラ肉巻を食べたことがありますよね」と先生。
「武蔵小杉の文福でしょ」と私。
合鴨のつくねがうまかった。2本追加注文する。
今日はOZAKI先生は珍しくよく食べた。
今日の閉店時間は午後10時らしい。
1時間ほどの滞在で二人で3850円であった。
人気居酒屋 酒蔵「十字屋」
再び西口商店街に入ると、「いろは」と「かとりや」の間の分岐を左に曲がる。
新しく出来たばかりと思える安い居酒屋を発見。しかし、どうもセンスが違う。すると、すぐ隣に「十字屋」という看板を発見した。
居酒屋「酒蔵十字屋」に入ると、左側に15人ほど座れるカウンターがあり、右側にはテーブル席が15個、席数で50席ほどあるであろうか、さらに奥の方には30人ほど座れる座敷が広がっていた。テーブル席に空き席を1つ発見。我々が座ってから続々とお客さんがやってくる。人数の多いグループは断られていた。人気店である。
私は、ここでもホッピー(420円)を頼み、OZAKI先生は紫蘇焼酎お湯割り(390円)を頼む。つまみは、おまかせ刺身盛り合わせ(700円)、めかぶ酢(300円)、春野菜の天ぷら(520円)をお願いする。
やがて、刺身盛り合わせがやってきた。マグロ、イカ、白身魚など6点盛りでそれぞれ数切れずつのっており、すごいボリュームであった。これで700円は安い。
これからは川崎市を探索しようと、OZAKI先生と衆議一決した。
RAM元帥から聞いた川崎駅近くの超激安モツ焼き店の情報、京急大師線の終点である小島新田駅近くの刺身の安い居酒屋など、すでに情報が入っている。
最後に、日本酒を呑もうということになり、上ししゃも(680円)と土佐鶴(450円)を2杯頼んだ。
二人で約1時間15分ほどの滞在。お会計は4600円だった。
外は春の嵐の模様、強風が吹いていた。OZAKI先生はタクシーで帰るという。私は武蔵溝ノ口から南武線に乗った。ホームを風が吹き抜けてゆく。
武蔵溝ノ口 ひさもと
川崎市高津区下作延308
定休日 日曜、第2第3土曜 営業時間 17:00~21:30
武蔵溝ノ口 酒蔵 十字屋
川崎市高津区溝口2-6-13
電話 044-822-5586
定休日 日曜祝日 営業時間 16:00~24:00
実力派俳優になりたい人は→ 咲良舎/櫻塾
レモンの謎