新川崎 居酒屋「幸」
居酒屋探偵DAITENの生活 第188回 2009年3月10日(火)【地域別】【時間順】【池上線】【がっかり集】
新川崎 居酒屋「幸」

友人のRAM元帥は健脚である。2㎞や3㎞はすぐに歩いてしまう。この日もある場所からこの店まで約2㎞ほどを歩いて行くことになった。向かったのは、RAM元帥が仕事関係の打ち合わせなどで使うお店である。
狭い抜け道を何度も曲がり、バス通りに出て、「夢見ケ崎動物公園前」というバス停前に出る。辺りは小さな商店街だ。
店名は居酒屋「幸」。なぜ「幸」という名前なのかは解らない。一般的に、小さな居酒屋の店名はママさんの名前からとっている場合が多い。しかし、所在地が「川崎市幸区」であるから「幸」なのかもしれない。最寄りの駅は横須賀線の新川崎駅である。しかし、最寄りと言っても歩いて20分近くはかかる。バス利用ならば川崎駅西口から川崎市営バス川63、川64、川66系統で「夢見ケ崎動物公園前停留所」下車徒歩2分ほど。いずれにしても基本的には地元の皆さんの為の店と言える。
入口を入ると、右手にL字カウンターがある。奥に小上がり席が一つ。カウンターの中ではママさんの満面の微笑み。カウンターには、常連らしき男性客が一人座っておられる。
まずは、二人とも生ビール(500円)をいただく。長距離を歩いてきたのでとてもうまい。
厚揚げのお通しが出てくる。このお通しは入ってきた人によって必要かどうかを聞いてくれるようである。料理のボリュームがあるとはRAM元帥から聞いていたが、お通しからその量に驚いた。美味しいお刺身が入っていますとおっしゃるママさんの言葉に従い、お願いしますと言うと、マグロ刺し(550円)とサーモン刺し(550円)が一緒盛りで出てきた。両方ともかなり分厚く切ってある。普通の店の同価の刺身の倍はあるのではないだろうか。食べ応えのある刺身だ。
RAM元帥と仕事関係の話をする。RAM元帥は常に前向きだ。
豚肉しょうが焼き(500円)をお願いする。生ビールの後は、RAM元帥がキープしてある「 いいちこ」(2,000円)をお湯割でいただく。
さばの干し物(600円)をサービスで出してくれた。RAM元帥の神通力である。このさばの大きさにも驚いた。半身がドーンと出てくるのである。
RAM元帥が焼きとりが食べたいと言うと、お任せで焼きとりのセットが出てきた。本来の本数より多く出てきたようである。14本くらいあったであろうか。次々に出てくる焼きとりは、一串が巨大である。そして、どれもとてもうまかった。
まさに、お腹一杯である。このボリュームとママさんの明るい接客がこの店の良さである。また、連れて来てくれるようRAM元帥にお願いした。
この日はよく歩いた。行きに2㎞、帰りに2㎞、居酒屋に行くのに4㎞の道程を歩いたことになる。実は酒を飲んだ後に歩くのが好きなのである。素面だと遠いと思うような距離でも酔っていると感じないからかもしれない。
午後8時から9時30分まで1時間半ほどの滞在である。お勘定は2人で5,700円であった。
一緒に新川崎駅まで歩いた。RAM元帥が同駅から横須賀線に乗るからである。新川崎駅でRAM元帥と別れ、歩いて5分ほどの場所にあるJR南武線の鹿島田駅に向かった。南武線に乗って帰るつもりであった。しかし、古いマーケットのような雰囲気の不思議な一角を見つけてしまった。飲み屋街である。立ちのみの「看板」が出ている。誘惑に負けて、吸い込まれるように中に入ってしまった。
(つづく)
新川崎 居酒屋「幸」
住所 神奈川県川崎市幸区南加瀬3-16-1
電話 044-588-8044
交通 JR横須賀線新川崎下車徒歩18分。JR南武線鹿島田駅下車徒歩25分。
新川崎 居酒屋「幸」

友人のRAM元帥は健脚である。2㎞や3㎞はすぐに歩いてしまう。この日もある場所からこの店まで約2㎞ほどを歩いて行くことになった。向かったのは、RAM元帥が仕事関係の打ち合わせなどで使うお店である。
狭い抜け道を何度も曲がり、バス通りに出て、「夢見ケ崎動物公園前」というバス停前に出る。辺りは小さな商店街だ。
店名は居酒屋「幸」。なぜ「幸」という名前なのかは解らない。一般的に、小さな居酒屋の店名はママさんの名前からとっている場合が多い。しかし、所在地が「川崎市幸区」であるから「幸」なのかもしれない。最寄りの駅は横須賀線の新川崎駅である。しかし、最寄りと言っても歩いて20分近くはかかる。バス利用ならば川崎駅西口から川崎市営バス川63、川64、川66系統で「夢見ケ崎動物公園前停留所」下車徒歩2分ほど。いずれにしても基本的には地元の皆さんの為の店と言える。
入口を入ると、右手にL字カウンターがある。奥に小上がり席が一つ。カウンターの中ではママさんの満面の微笑み。カウンターには、常連らしき男性客が一人座っておられる。
まずは、二人とも生ビール(500円)をいただく。長距離を歩いてきたのでとてもうまい。
厚揚げのお通しが出てくる。このお通しは入ってきた人によって必要かどうかを聞いてくれるようである。料理のボリュームがあるとはRAM元帥から聞いていたが、お通しからその量に驚いた。美味しいお刺身が入っていますとおっしゃるママさんの言葉に従い、お願いしますと言うと、マグロ刺し(550円)とサーモン刺し(550円)が一緒盛りで出てきた。両方ともかなり分厚く切ってある。普通の店の同価の刺身の倍はあるのではないだろうか。食べ応えのある刺身だ。
RAM元帥と仕事関係の話をする。RAM元帥は常に前向きだ。
豚肉しょうが焼き(500円)をお願いする。生ビールの後は、RAM元帥がキープしてある「 いいちこ」(2,000円)をお湯割でいただく。
さばの干し物(600円)をサービスで出してくれた。RAM元帥の神通力である。このさばの大きさにも驚いた。半身がドーンと出てくるのである。
RAM元帥が焼きとりが食べたいと言うと、お任せで焼きとりのセットが出てきた。本来の本数より多く出てきたようである。14本くらいあったであろうか。次々に出てくる焼きとりは、一串が巨大である。そして、どれもとてもうまかった。
まさに、お腹一杯である。このボリュームとママさんの明るい接客がこの店の良さである。また、連れて来てくれるようRAM元帥にお願いした。
この日はよく歩いた。行きに2㎞、帰りに2㎞、居酒屋に行くのに4㎞の道程を歩いたことになる。実は酒を飲んだ後に歩くのが好きなのである。素面だと遠いと思うような距離でも酔っていると感じないからかもしれない。
午後8時から9時30分まで1時間半ほどの滞在である。お勘定は2人で5,700円であった。
一緒に新川崎駅まで歩いた。RAM元帥が同駅から横須賀線に乗るからである。新川崎駅でRAM元帥と別れ、歩いて5分ほどの場所にあるJR南武線の鹿島田駅に向かった。南武線に乗って帰るつもりであった。しかし、古いマーケットのような雰囲気の不思議な一角を見つけてしまった。飲み屋街である。立ちのみの「看板」が出ている。誘惑に負けて、吸い込まれるように中に入ってしまった。
(つづく)
新川崎 居酒屋「幸」
住所 神奈川県川崎市幸区南加瀬3-16-1
電話 044-588-8044
交通 JR横須賀線新川崎下車徒歩18分。JR南武線鹿島田駅下車徒歩25分。