蒲田 大衆酒場「鳥万」第3回
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第202回 2009年4月18日(土) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
※2009年4月25日 260,000カウント通過 感謝!
蒲田 大衆酒場「鳥万」 第3回

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前々回の第200回 、前回の第201回に続き、ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本健二先生と歩く蒲田探索である。
JR京浜東北線の蒲田駅の北側にある車道の立体交差に隣接する歩行者用の連絡通路をくぐってJR蒲田駅の東側から西側に渡った。そのまま京浜東北線の脇を南下する。すぐにあるT字路を右に行くと十字路に出る。左に行けば蒲田駅前である。その十字路の少し先の左手に左に入る路地がある。この路地の左手前角に今日の三軒目の店、大衆酒場「鳥万」がある。
「鳥万」は五階建てのビルの一階から四階までが居酒屋になっている。一階に入ると、混み合う店内は満席状態であった。ただ一カ所、中央の六人掛けの一部が二席空いていた。一瞬、橋本先生に「鳥万」の雰囲気を楽しんでいただくには一階席が良いと思った。しかし、周囲がかなりうるさかったので二階に行くことにする。螺旋状の階段を上がり二階へ行くと、上がってすぐ正面のL字カウンターの右端の二席がうまい具合に開いていた。
人の流れを背後に感じながらも、この店としては意外に落ち着く場所である。すぐ前のカウンター内で従業員の女性が飲み物を作っているので注文し易いのもいい。「鳥万」で下手に店内の奥の席に行くと、注文を聞いてもらうのにも一苦労するのである。
客筋は背広組よりもカジュアルな格好をした人が多い。JR京浜東北線で一つ隣の大森駅や京浜急行線の大森海岸の駅から「大井競馬場」に行くことが出来る。京浜急行線の平和島駅からは「平和島競艇場」までバスが出ている。多摩川を渡った隣の川崎駅には、「川崎競輪場」と「川崎競馬場」がある。さらに、京浜急行線の花月園前駅近くに「花月園競輪場」もある。様々なギャンブルを楽しむ拠点として「蒲田」はとても便利な場所なのだ。ゆえに、ギャンブル帰りにこの街で飲む人は多い。土曜日の午後、競馬新聞を片手に「鳥万」のカウンターで酒を呑む人をよく見かける。
まずは焼酎ハイボール(280円)を2杯お願いする。つまみは、はも湯引(320円)、煮貝(320円)、ガツ刺し(380円)等を注文した。
すでに、三軒目である。しかし、ペースは落ちない。さらに、トリスハイボール(290円)を2杯頼んだ。このトリスを使ったウイスキーのハイボールが決定的に効いてしまった。なにしろ、37度あるウイスキーである。それも濃いめである。このトリス・ハイボールをダブルで頼む人もいる。
トリス・ウイスキーの広告に登場するアンクル・トリスが生まれたのは昭和33年(1958年)である。後に小説家となった山口瞳氏が考えた「トリスを飲んでハワイへ行こう」とう昭和36年のキャッチフレーズは有名である。
子供の頃、「トリス・バー」という看板を掲げた店もたくさんあった。当時、ビール、日本酒に次ぐ酒類は、やはり、ウイスキーであった。私がはじめて飲んだ酒類もウイスキーである。
橋本先生はホッピーセット(370円)を頼まれ、私は焼酎ハイポール(280円)を飲んだ。途中、ビールを飲みたいということになり、瓶ビール大(490円)を一本頼んだ。それは、スーパードライであった。少々がっかりする。よく飲み、よく話した。映画、音楽など、橋本先生の話題の広さには驚かされた。
最後に焼酎ハイボール(280円)を2杯頼んで締めることにした。
午後9時頃から10時30分頃まで、1時間半ほどの滞在である。お勘定は2人で4,440円であった。
それにしてもよく飲んだ。JR蒲田駅まで橋本先生をお送りしてから東急池上線に乗り込んだ。しかし、車中で寝込んでしまい、どうやら、蒲田と五反田を往復してしまったようである。反省、反省。
橋本健二先生と巡る東京城南地区の奥座敷「蒲田」を巡るツアー。それは、実に楽しい一夜であった。次回がまた楽しみである。
(了)
ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」での「鳥万」の記事はこちら。

蒲田 大衆酒場「鳥万本店」
住所 東京都大田区西蒲田7-3-1
電話 03-3735-8915
定休日 年中無休
営業時間 月曜~金曜16:00~23:00 土曜・日曜・祝日1500~22:00
交通 JR京浜東北線蒲田下車徒歩2分・東急池上線・東急多摩川線蒲田駅下車徒歩2分
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ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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JR京浜東北線の蒲田駅の北側にある車道の立体交差に隣接する歩行者用の連絡通路をくぐってJR蒲田駅の東側から西側に渡った。そのまま京浜東北線の脇を南下する。すぐにあるT字路を右に行くと十字路に出る。左に行けば蒲田駅前である。その十字路の少し先の左手に左に入る路地がある。この路地の左手前角に今日の三軒目の店、大衆酒場「鳥万」がある。
「鳥万」は五階建てのビルの一階から四階までが居酒屋になっている。一階に入ると、混み合う店内は満席状態であった。ただ一カ所、中央の六人掛けの一部が二席空いていた。一瞬、橋本先生に「鳥万」の雰囲気を楽しんでいただくには一階席が良いと思った。しかし、周囲がかなりうるさかったので二階に行くことにする。螺旋状の階段を上がり二階へ行くと、上がってすぐ正面のL字カウンターの右端の二席がうまい具合に開いていた。
人の流れを背後に感じながらも、この店としては意外に落ち着く場所である。すぐ前のカウンター内で従業員の女性が飲み物を作っているので注文し易いのもいい。「鳥万」で下手に店内の奥の席に行くと、注文を聞いてもらうのにも一苦労するのである。
客筋は背広組よりもカジュアルな格好をした人が多い。JR京浜東北線で一つ隣の大森駅や京浜急行線の大森海岸の駅から「大井競馬場」に行くことが出来る。京浜急行線の平和島駅からは「平和島競艇場」までバスが出ている。多摩川を渡った隣の川崎駅には、「川崎競輪場」と「川崎競馬場」がある。さらに、京浜急行線の花月園前駅近くに「花月園競輪場」もある。様々なギャンブルを楽しむ拠点として「蒲田」はとても便利な場所なのだ。ゆえに、ギャンブル帰りにこの街で飲む人は多い。土曜日の午後、競馬新聞を片手に「鳥万」のカウンターで酒を呑む人をよく見かける。
まずは焼酎ハイボール(280円)を2杯お願いする。つまみは、はも湯引(320円)、煮貝(320円)、ガツ刺し(380円)等を注文した。
すでに、三軒目である。しかし、ペースは落ちない。さらに、トリスハイボール(290円)を2杯頼んだ。このトリスを使ったウイスキーのハイボールが決定的に効いてしまった。なにしろ、37度あるウイスキーである。それも濃いめである。このトリス・ハイボールをダブルで頼む人もいる。
トリス・ウイスキーの広告に登場するアンクル・トリスが生まれたのは昭和33年(1958年)である。後に小説家となった山口瞳氏が考えた「トリスを飲んでハワイへ行こう」とう昭和36年のキャッチフレーズは有名である。
子供の頃、「トリス・バー」という看板を掲げた店もたくさんあった。当時、ビール、日本酒に次ぐ酒類は、やはり、ウイスキーであった。私がはじめて飲んだ酒類もウイスキーである。
橋本先生はホッピーセット(370円)を頼まれ、私は焼酎ハイポール(280円)を飲んだ。途中、ビールを飲みたいということになり、瓶ビール大(490円)を一本頼んだ。それは、スーパードライであった。少々がっかりする。よく飲み、よく話した。映画、音楽など、橋本先生の話題の広さには驚かされた。
最後に焼酎ハイボール(280円)を2杯頼んで締めることにした。
午後9時頃から10時30分頃まで、1時間半ほどの滞在である。お勘定は2人で4,440円であった。
それにしてもよく飲んだ。JR蒲田駅まで橋本先生をお送りしてから東急池上線に乗り込んだ。しかし、車中で寝込んでしまい、どうやら、蒲田と五反田を往復してしまったようである。反省、反省。
橋本健二先生と巡る東京城南地区の奥座敷「蒲田」を巡るツアー。それは、実に楽しい一夜であった。次回がまた楽しみである。
(了)
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蒲田 大衆酒場「鳥万本店」
住所 東京都大田区西蒲田7-3-1
電話 03-3735-8915
定休日 年中無休
営業時間 月曜~金曜16:00~23:00 土曜・日曜・祝日1500~22:00
交通 JR京浜東北線蒲田下車徒歩2分・東急池上線・東急多摩川線蒲田駅下車徒歩2分

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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